JPH0790998A - 屋根の排水構造 - Google Patents

屋根の排水構造

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JPH0790998A
JPH0790998A JP23978293A JP23978293A JPH0790998A JP H0790998 A JPH0790998 A JP H0790998A JP 23978293 A JP23978293 A JP 23978293A JP 23978293 A JP23978293 A JP 23978293A JP H0790998 A JPH0790998 A JP H0790998A
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drainage
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Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
Toshihiko Isachi
利彦 伊佐地
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樋からのオ−バ−フロ−水を直接屋外に排水
することができるとともに、屋根面の位置を低くする等
の設計上の自由度を大きくすることができる屋根の排水
構造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の排水経路は、屋根1の先端下方に横
架された樋16が、その屋外側の側板部16a上端が屋
内側の側板部16a上端より低くなっており、該屋外側
の側板部16a上端から屋外側へ向かって延設する板部
16dに接続され外壁2面の水平目地状通孔Aを通って
該外壁2面の外部迄延びる水受材19でオ−バ−フロ−
水の排水経路21が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根面の先端が外壁面
より屋内側にある屋根において、樋からオ−バ−フロ−
した水を排水する機能を有する屋根の排水構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭等の建物の庇部分には、屋
根の雨水を流し導くための排水構造として樋が横架され
ている。そして、住宅等において樋を建物の天井に設け
るような場合には、雨水が樋からオ−バ−フロ−しても
被害がないように、例えば、特開平2−13647号公
報に示さるように、二重式の樋を用いて屋根の雨水を排
水する排水構造が適用されている。
【0003】具体的には、図2に示すように、1は住宅
の屋根部に設けられた折版屋根、2は住宅の外壁であっ
て、梁5の上に立てられた小柱4に外壁パネル3が固定
されている。6はこの外壁パネル3の上端縁部を覆う化
粧カバ−、7は折版屋根1の先端付近下面を取付・固定
される屋根受梁、8は外壁2の上端縁部(化粧カバ−
6)と折版屋根1の先端上部との間を覆う鋼板製の庇カ
バ−、9は折版屋根1を上方から覆って設けられる鋼板
製の折版屋根カバ−である。
【0004】そして、庇カバ−8および折版屋根1の先
端部の下方には、二重式の樋10が配設されている。こ
の樋10は、その両側部を取付部材11,12によりそ
れぞれ小柱4および屋根受梁7に取り付けられて固定さ
れており、折版屋根1の上面に沿って流れ落ちてきた雨
水等の主たる排水機能を受けもつ断面コ字形状の一次樋
10aと、この一次樋10aの下方を覆い一次樋10a
からのオ−バフロ−水を受け取る機能をもつ断面コ字形
状の二次樋10bとから構成されている。また、一次樋
10aと二次樋10bとの間にはスペ−サ10cが配設
され、一次樋10aと二次樋10bとが上下方向に適当
な間隔をあけて相互に固定されている。
【0005】13は雨水等を一次樋10aに案内すべ
く、外壁2上端部から一次樋10aの外壁側へ掛けられ
た鋼板製の桁水切り部材である。
【0006】このような排水構造により、折版屋根1上
面を流れてきた雨水や、桁水切り部材13により案内さ
れた雨水は、樋10の一次樋10aに流れ落ち、この一
次樋10aにより導かれて排水される。そして、一次樋
10a内に落ちる雨水等の流量が多くなり、一次樋10
aからオ−バ−フロ−した場合、そのオ−バ−フロ−水
は、二次樋10bに流れ落ち、この二次樋10bにより
導かれて排水される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
屋根の排水構造では、二重式の樋10(一次樋10aと
二次樋10b)を用いて、屋根の排水および一次樋10
aからオ−バ−フロ−した水を二次樋10bで排水する
ようにしているので、樋10の構造が複雑になり、部品
コストが高くなるという問題があった。
【0008】また、樋10の一次樋10a、二次樋10
bのそれぞれに排水容量が要求されるため、各樋10
a、10bの深さを深くする必要があり、その分、屋根
面を高く位置させなければならない等、設計上の自由度
が小さいという問題があった。
【0009】更に、樋10の一次樋10aからオ−バ−
フロ−した水が、屋内の天井上部に配設される二次樋1
0bに導かれて屋外に排水される経路となっているた
め、その排水経路途中で漏水するおそれがあるという問
題があった。
【0010】この発明は、このような問題を解決しよう
とするもので、単純な構造で、樋からのオ−バ−フロ−
水を直接屋外に排水することができるとともに、屋根面
の位置を低くする等の設計上の自由度を大きくすること
ができる屋根の排水構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の屋根の排水構造では、請求項1において
は、屋根面の先端が外壁面より屋内側にある屋根の排水
構造であって、前記屋根の先端下方に樋が横架され、該
樋から前記屋根面先端の前方に位置する外壁面の外部ま
で直接的に通ずる排水経路が設けられてなっている。
【0012】請求項2においては、請求項1の構成要素
に加えて、前記の樋は、その屋外側の側板部上端が屋内
側の側板部上端より低くされ、該屋外側の側板部の上端
から屋外側に向かって延設される板部を有し、該板部が
オ−バ−フロ−水の前記排水経路に接続されてなってい
る。
【0013】請求項3においては、請求項1又は2の構
成要素に加えて、前記外壁面に設けられた水平目地状通
孔を通って前記外壁面の外部迄延びる水受材が設けられ
てオ−バ−フロ−水の前記排水経路とされてなってい
る。
【0014】
【作用】上述した本発明の屋根の排水構造では、樋から
外壁の外部に通じる排水経路により樋からのオ−バ−フ
ロ−水を外壁の外部に直接排水しているので、樋の構造
が単純化され、その結果部品コストを下げることが可能
となるし、設計上の自由度も大きくなるとともに、オ−
バ−フロ−水の排水経路途中で屋内に漏水することがな
くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0016】図1は、本実施例における屋根の排水構造
を示す断面図であって、図中、既述(図2)の符号と同
一の符号は同一部分を示しているので、その説明は省略
する。
【0017】図1において、外壁2は、上部外壁パネル
3aと下部外壁パネル3bの2つに分割され、上部外壁
パネル3aと下部外壁パネル3bの間には、外壁2の内
外に通じる水平目地状通孔Aが設けられている。
【0018】16は樋であって、梁5上に設けられた樋
受梁17と屋根受梁7によって支持されている。樋16
は、その屋外側の側板部16a上端から連続するL字形
板部16dが樋受梁17を覆って、該樋受梁17上に載
置されているとともに、屋内側の側板部16bが屋根受
梁7に取り付けられている。また、樋16は、その屋外
側の側板部16aの上端が屋内側の側板部16bの上端
より低くなっているとともに、その底部16cが屋内側
から屋外側に向かって下り勾配している。
【0019】18はスペ−サ−であって、樋16の板部
16d上に小柱4との間に隙間Bを形成して設けられて
る。このスペ−サ−18は、樋16が延在する方向の要
所要所に設けられている。
【0020】19は樋受梁17の屋外側に設けられた水
受け部材であって、屋外側に向かって下り勾配となり、
外壁パネル3a,3b間の通孔Aを通って外壁2外部に
突出している。
【0021】20は化粧カバ−6に取付られた水返しで
あって、該化粧カバ−6から樋16の側板部16aと所
定間隔を隔てる状態で、該樋16内に伸びている。
【0022】これにより、樋16から側板部16aをこ
えてオ−バ−フロ−した水は、隙間Bを通り、水受け部
材19上に落ち、該水受け部材19により通孔Aを通し
て外壁2外部に導かれる排水経路21が形成されてい
る。また、22は上部外壁パネル3aと小柱4との間に
挟持・固定された化粧板であって、通孔Aを通って外壁
2外部に突出して、水受け部材19を上方から覆ってい
る。
【0023】このように構成される本実施例の排水構造
において、折版板屋根1上面を流れてきた雨水は、樋1
6に流れ落ち、この樋16により導かれて排水される。
そして、樋16内に落ちる雨水の量が多くなり、樋16
から側板部16aをこえてオ−バ−フロ−した場合、そ
のオ−バ−フロ−水は、排水経路21に導かれて外壁2
外部に排水される。
【0024】このように本実施例によれば、隙間B、水
受け部材19および通孔Aで形成される排水経路21に
より、樋16からのオ−バ−フロ−水を外壁2の通孔A
を通して直接外部に排水しているので、樋16の構造が
単純化し、部品コストを下げることができるし、屋根の
高さを抑えるなど、設計上の自由度も大きくなるととも
に、屋内側にオ−バ−フロ−水が漏れることを防止する
ことができる。
【0025】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
でなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含めれる。例えば、本実施例の
排水構造は、屋根1の桁側に設けて、屋根1の雨水を排
水するようにしたものであるが、屋根1の妻側(上記桁
側に直交する側)に同様な構造を設けたものであっても
よく、この場合には通孔A、間隔B等を介して樋16が
延在する方向に換気をとることができ、該換気により素
早く屋外に雨水を導き排水することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の屋根の排
水構造によれば、樋から外壁の外部に通じる排水経路に
より樋からのオ−バ−フロ−水を外壁の外部に直接排水
しているので、樋の構造が単純化し、部品コストを下げ
ることができるし、屋根の高さを抑えるなど、設計上の
自由度も大きくなるとともに、樋からのオ−バ−フロ−
水の排水経路途中で屋内に漏水することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての屋根の排水構造を示
す断面図である。
【図2】従来の屋根の排水構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 外壁 4 小柱 16 樋 17 樋受梁 18 スペ−サ− 19 水受け部材 21 排水経路 A 水平目地通孔 B 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面の先端が外壁面より屋内側にある
    屋根の排水構造であって、 前記屋根の先端下方に樋が横架され、該樋から前記屋根
    面先端の前方に位置する外壁面の外部まで直接的に通ず
    る該樋のオ−バ−フロ−水の排水経路が設けられてなる
    ことを特徴とする屋根の排水構造。
  2. 【請求項2】 前記の樋は、その屋外側の側板部上端が
    屋内側の側板部上端より低くされ、該屋外側の側板部の
    上端から屋外側に向かって延設される板部を有し、該板
    部がオ−バ−フロ−水の前記排水経路に接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の屋根の排水構造。
  3. 【請求項3】 前記外壁面に設けられた水平目地状通孔
    を通って前記外壁面の外部迄延びる水受材が設けられて
    オ−バ−フロ−水の前記排水経路とされてなることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の屋根の排水構造。
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