JPH0328653Y2 - - Google Patents

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JPH0328653Y2
JPH0328653Y2 JP19367285U JP19367285U JPH0328653Y2 JP H0328653 Y2 JPH0328653 Y2 JP H0328653Y2 JP 19367285 U JP19367285 U JP 19367285U JP 19367285 U JP19367285 U JP 19367285U JP H0328653 Y2 JPH0328653 Y2 JP H0328653Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、既存家屋の外壁面などに設けられ
るサンルーム、ユニツトハウスのような簡易建物
に関する。
従来の技術とその問題点 屋根から流れ落ちる雨水は、これを樋に受けて
地上に流すようになつている。ところが、雨量が
多くなると雨水が樋からあふれ出ることになり、
それが風などによつて建物がわに吹き込まれるこ
とがあるが、従来では、その吹き込みの防止につ
いての対策はとられていなかつた。
この考案の目的は、樋からあふれ出た雨水の建
物への吹き込みを防止することができ、しかも樋
の保守を簡単かつ迅速に行なうことのできる簡易
建物を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による簡易建物は、前後壁および底壁
を有し、後壁の外側面が複数の垂木の前端面と向
い合うように配置されている樋と、樋の長手方向
にのびかつ上端が底壁につらなつている垂下状水
切板とを備えており、後壁の上端部に後向き突縁
が設けられ、底壁にこれの長手方向にのびた下向
き嵌合突条が設けられ、水切板の上端部に後向き
突縁と、後向き突縁の前方に上向き嵌合凹溝がそ
れぞれ設けられ、水切板の後向き突縁が垂木の先
端下面に渡し止められ、嵌合凹溝に嵌合突条がは
め入れられた状態で樋の後向き突縁が垂木の先端
上面に着脱自在に渡し止められているものであ
る。
実施例 以下、図面を参照してこの考案の実施例につい
て説明する。
簡易建物は、第1図に示すように、既存家屋の
外壁面Wに設けられているものであつて、屋外に
面している前壁11および左右の側壁12,13
と、屋根14と、床15とを備えている。前壁1
1には引違いサツシ戸16および雨戸17が設け
られ、雨戸17の外側には濡れ縁18が設けられ
ている。右側壁13には出窓19が設けられてい
る。屋根14は、寄せ棟風のものであつて、前お
よび左右の3方向へ傾斜した流れをもつが、後方
向へ傾斜した流れは無い。屋根14の中央部には
切妻屋根形の天窓20が上方突出状に設けられて
いる。
屋内には天井21が設けられている。天井21
は、第1図には表わされていないが、後で詳しく
説明するように、水平であり、かつ天窓20の直
下に位置するように採光・換気用開口部22が設
けられ、開口部22にはこれを開閉する障子23
が備えられている(第3図および第4図参照)。
ここで、建物の各部の詳細を説明する前に、第
2図を参照して建物の骨組構成部材について説明
するが、これらの部材はいずれもアルミニウム押
出型材製である。
左右の前柱24,25および後柱26,27の
前後および左右方向相互間の下端ないし下端寄り
の位置において左右側床梁28,29および前後
梁30,31がそれぞれ渡されるとともに、その
上端の位置において左右側梁32,33および前
後梁34,35がそれぞれ渡されている。左右側
32,33相互間の前端寄りの位置において中間
梁36が渡されている。この中間梁36と後梁3
5の間に相互に平行に左右2つの垂木掛け37,
38が渡されている。これらの垂木掛け37,3
8の上に垂木39を介して天窓20の窓枠40が
のせられている。窓枠40は、アルミニウム押出
型材製であつて、前後方向に所定間隔をおいて対
向状に配置されかつ山形をなしている前後の立枠
41,42と、前後の立枠41,42の同じ側の
端部同士を連結しかつ左右の垂木掛け37,38
にそつて互いに平行にのびている左右の下枠4
3,44と、左右の下枠43,44の前端部を連
結している前下枠45と、前後の立枠41,42
の頂部の間に渡され前後方向にのびている横桟4
6と、横桟46の長さの中間部と左右の下枠4
3,44のそれぞれの長さの中間部に渡されてい
る左右の縦桟47,48とからなる。
つぎに、第3図から第6図を参照して、各部の
詳細について説明するが、各壁11〜13および
床15については、この考案と関係ないためここ
では説明しない。
屋根14は、垂木39の上に下から順次のせら
れている屋根板49、アスフアルトルーフイング
50および屋根ぶき材51よりなる。屋根ぶき材
51は、銅、鉄またはステンレスのような金属板
製の帯状のもので、いわゆる一文字ぶきと称され
るように、3方向に傾斜した各屋根面においてそ
れぞれの傾斜方向に並列に並べられかつ隣り合う
もの同士で係合されている係合部52,53を長
さ方向両縁部に有している。
窓枠40の上向き逆V形の窓面、すなわち前後
の立枠41,42および左右の下枠43,44に
よつて取囲まれかつ横桟46および左右の縦桟4
7,48によつて区画された4つの窓面には強化
ガラス製傾斜方形透明板55がはめられ、窓枠4
0の前向き三角形の窓面、すなわち前立枠41お
よび前下枠45によ取囲まれた窓面には強化ガラ
ス製垂直三角形透明板56がはめられ、窓枠40
の後向き三角形の窓面、すなわち後立枠42のみ
によつて挟まれている窓面には垂直三角形断面板
57がはめられている。各方形透明板55の下縁
は後で詳しく説明するように左右の下枠43,4
4で受けられているが、それ以外の3縁は、詳し
く説明しないが、前後の立枠41,42、横桟4
6および左右の縦桟47,48のいずれか3つの
ものによつてパツキン58,59を介して受けら
れかつ上から押縁60,61で押え付けられるこ
とによつて固定されている。三角形透明板56の
下縁は、方形透明板55と同様に前下枠45で受
けられ、それ以外の傾斜した2縁は前立枠45の
内周に取付けられた取付部材62によつて内外か
らパツキン63,64を介して受けられている。
また、前立枠41には押縁を兼ねた額縁65が被
せられている。断熱板57の傾斜した2縁は後立
枠42の内周に取付けられた取付部材66にビス
止めされているが、その下縁は左右の垂木掛け3
7,38に渡されている断面L形の横材67で受
けられている。
左右の下枠43,44および前下枠45の断面
はいずれも同一のものであるから、以下、第5図
を参照して、左下枠43およびその周辺について
詳しく説明する。
左下枠43は、その全体の横断面が内向きコの
字形をなすものであつて、垂木39の傾斜にそつ
てわずかに傾斜している底壁68と、底壁68の
外縁より垂直に立ち上がつている側壁69と、側
壁69の上縁より水平内向きにのびている頂壁7
0とを備えている。頂壁70の内縁には上方突出
状断面逆向きL形の板受け部71が設けられ、こ
れにパツキン72を介して方形透明板55の下縁
がのせられている。頂壁70の板受け部71のす
ぐ外側には断面上向きコの字形の嵌合部73が設
けられている。頂壁70と側壁69が交わつてい
る角部にはこれより斜め下方に突き出したひさし
部74が設けられていてる。一方、屋根14の屋
根板49の端面と側壁69の外面との間には若干
の隙間があるが、並列に並べられた各屋根ぶき材
51のうち、最上位の屋根ぶき材51の上側長手
方向縁部はアスフアルトルーフイング50ととも
に上向きに折り曲げられて同側壁69外面にそえ
られかつビス75によつて止められている。そし
て、同側壁69外面と屋根ぶき材51の折り曲げ
縁部の間に生じているわずかの隙間は雨仕舞カバ
ー76により覆われている。雨仕舞カバー76
は、左下枠43のひさし部74に被せられている
上傾斜部77と、上傾斜部77の下縁より下向き
にのびている垂直部78と、垂直部78の下縁よ
り屋根14の傾斜と平行に外向きにのびている下
傾斜部79とからなる。上傾斜部77の上縁には
若干下方に突出した嵌合部80が設けられてお
り、これが左下枠43の嵌合部73にはめ入れら
れてそこにビス81によつて固定されている。下
傾斜部79と屋根14との間には間隙が存在して
いるが、そこにはシール部材82が詰められると
ともに、その外側からコーキング83が施されて
いる。また、方形透明板55の下縁はこれを受け
ているパツキン72の外方に突出しており、その
突出部下面とこれと相対する左下枠43ないし雨
仕舞カバー76の間には外端を開放した空間が存
在しているれが、この空間の入口付近、すなわち
同下面と雨仕舞カバー76の上傾斜部77の間は
その奥よりも狭く形成されており、そのために同
空間に雨水が侵入し難くなつている。
第3図を参照して、左右の側梁32,33の相
対する内面に左右一対の長尺角材84,85がそ
れぞれビス止めされ、これらの長尺角材84,8
5の下面に天井板86の左右両縁部が取付けられ
ている。天井板86はアルミニウム板製である。
また、天井板86上面の開口部22周縁部にも環
状角材87が当てられている。さらに、天井板8
6の下面がわ周縁部および開口部22の周縁部に
周り縁88,89がそれぞれ施されている。
天井板86より若干上方の位置に左右方向に水
平にのびている前後一対のガイドレール90,9
1が設けられている。前ガイドレール90は中間
梁36の後面に取付けられ、後ガイドレール91
は左右の垂木掛け37,38の下面に吊り下げら
れている。前ガイドレール90には後向き開口溝
92が、後ガイドレール91には前向き開口溝9
3が互いに向きあうように設けられている。ま
た、後ガイドレール91には、天井板86の開口
部22周縁部に当てられている環状角材87の一
辺をビス止めしている下方突出部94が設けられ
ている。障子23の数は2つであり、いずれも枠
95と、枠95にはめ止められた乳白色のプラス
チツク製半透明板96とを備えている。各障子2
3の枠95の前後の枠部材97,98には水平お
よび垂直の戸車99,100がそれぞれ取付けら
れており、これらは両ガイドレール90,91の
溝92,93にそれぞれはめ入れられている。ま
た両障子23の枠95の互いに突き合わされてい
る部分にはパツキン101が取付けられている。
第6図は、前および左右の3方向に傾斜した屋
根のうち、前方向に傾斜した屋根の軒先を示して
いるが、他の方向に傾斜した屋根の軒先も同一の
構成である。
軒先には、樋102と、樋102からのあふれ
出た雨水の水切をして雨水の建物がわへの吹込み
を防止するための水切板103とがそれぞれ設け
られている。樋102は、全体として断面U字状
をなし、前壁104、後壁105および底壁10
6を有している。前壁104は2段の段差10
7,108をもつ上にいくほど前方に突き出した
階段状に形成されている。前壁104と底壁10
6の交差部には前壁104を下方に延長するよう
に断面L形の水切り縁109が設けられている。
後壁105の上端部には後方突縁110が設けら
れるとともに、後方突縁110の途中に上方突出
状に断面横倒し逆L形の屋根ぶき材掛け止め部1
11が設けられている。後方突縁110は軒先ま
で伸びてきている垂木39と屋根ぶき材51先端
の間に挿入されかつビス112によつて垂木39
の上面に渡し止められている。屋根ぶき材掛け止
め部111には、並列に並べられた複数の屋根ぶ
き材51のうち、最下位の屋根ぶき材51の下側
長手方向縁部に設けられた係合部53が引掛けら
れている。後壁105と底壁106の交差部には
後壁105をそのまま延長するように下向きの嵌
合突条113が設けられている。水切り板103
は、樋102の底壁106後端から垂れ下がるよ
うに配置されかつ樋102の長手方向にのびた垂
直状のもので、その上端部に上部後向き突縁11
4が、下端部に下部後向き突縁115がそれぞれ
設けられている。上部後向き突縁114は垂木3
9の下面にビス116によつて渡し止められてい
る。上部後向き突縁114の若干下方の位置に
は、軒天井117の前縁部を上下より挾んでいる
挟持片118が水切板103の内面がわに設けら
れ、その外面がわには上向きの嵌合凹溝119が
設けられ、これに樋102の嵌合突条113がは
め入れられている。
樋102の前壁104からあふれ出た雨水はそ
の外面をつたつて流れ落ちるが、その一部はそこ
に設けられている段差107,108を乗り越え
る際に振り切られて下方に落下するし、残つた一
部は樋102の下端にまで達するが、水切り縁1
09によつて振り切られて下方に落下する。そし
て、風などによつて落下する雨水が建物がわに吹
き寄せられたとしても、水切り板103が雨水の
建物がわへの吹込みを防止する。
もし仮に、樋102がつまつた場合には、最下
位の屋根ぶき材51を持ち上げておいて樋102
の後方突縁110を止めているビス112を抜き
去ることにより、水切り板103を軒先に固定し
たままで、樋102のの取り外しをすることがで
きるために、便利である。
考案の効果 この考案による簡易建物は、上述したように、
水切板を備えているから、樋からあふれ出た雨水
の建物への吹き込みを防止することができ、しか
も水切板の後向き突縁が垂木の先端下面に渡し止
められ、嵌合凹溝に嵌合突条がはめ入れられた状
態で樋の後向き突縁が垂木の先端上面に着脱自在
に渡し止められているから、樋を軒先から簡単に
取り外すことができ、したがつて樋の保守などを
地上で簡単かつ迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は外観
斜視図、第2図は骨組構成部材を示す斜視図、第
3図は左右方向の垂直断面図、第4図は前後方向
の垂直断面図、第5図は第3図の部分拡大断面
図、第6図は第4図の部分拡大断面図である。 1……屋根、20……天窓、21……天井、2
2……開口部、23……障子、39……垂木、4
0……窓枠、43〜45……下枠、51……屋根
ぶき材、55,56……透明板、71……板受け
部、73……嵌合部、76……雨仕舞カバー、8
0……嵌合部、102……樋、103……水切
板、104……前壁、105……後壁、106…
…底壁、110……後向き突縁、113……嵌合
突条、114……後向き突縁、119……嵌合凹
溝、W……外壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後壁104,105および底壁106を有
    し、後壁105の外側面が複数の垂木39の前端
    面と向い合うように配置されている樋102と、
    樋102の長手方向にのびかつ上端が底壁106
    につらなつている垂下状水切板103とを備えて
    おり、後壁105の上端部に後向き突縁110が
    設けられ、底壁106にこれの長手方向にのびた
    下向き嵌合突条113が設けられ、水切板103
    の上端部に後向き突縁114と、後向き突縁11
    4の前方に上向き嵌合凹溝119がそれぞれ設け
    られ、水切板103の後向き突縁114が垂木3
    9の先端下面に渡し止められ、嵌合凹溝119に
    嵌合突条113がはめ入れられた状態で樋102
    の後向き突縁110が垂木39の先端上面に着脱
    自在に渡し止められている簡易建物。
JP19367285U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0328653Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19367285U JPH0328653Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JP19367285U JPH0328653Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS62101925U JPS62101925U (ja) 1987-06-29
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JPS62101925U (ja) 1987-06-29

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