JP2020159129A - 屋根構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根構造体の樋による排水性能を確保しつつ、屋根構造体の天井の意匠性を向上する。【解決手段】屋根構造体1は、水下桁3に取り付けられて水下桁3の長手方向に対して傾斜して延びる樋枠10と、樋枠10に取り付けられた屋根面材と、屋根面材の下側に配置された天井材20を備える。取付材30は、水下桁3に取り付けられて、水下桁3の長手方向に対して平行に延びる。支持材40は、取付材30に取り付けられて、取付材30の長手方向に交差する方向に延びる。天井材20は、支持材40に取り付けられる。【選択図】 図2

Description

本発明は、屋根面材の下側に配置された天井材を備えた屋根構造体に関する。
屋根構造体は、一般に、屋根面に設けられた屋根面材と、溝状の樋を備えている。雨天時に、屋根構造体は、屋根面材で雨水を受けて、樋により雨水を排水する。また、従来、フレーム体の奥行方向梁に沿って雨樋(樋)を設け、屋根体(屋根面材)の縁部を雨樋に取り付けた屋外構造体が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の屋外構造体では、雨樋は、屋根体から受ける雨水を排水するため、水勾配を有しており、奥行方向梁の長手方向に対して傾斜した状態で、奥行方向梁に取り付けられる。また、屋根体は、雨水を雨樋に向かって流すため、水勾配を有しており、水下側に位置する雨樋に取り付けられる。雨樋と屋根体のそれぞれが水勾配を有することで、屋根体は、捻じれるように2つの水勾配の方向に傾く。そのため、屋根体に天井材を取り付けると、天井材が屋根体と同様に傾いて配置されて、天井材からなる天井が地面に対して斜めに設置される。これに伴い、下側から見上げたときの天井の意匠性が低下することがある。
特許第5192418号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、屋根構造体の樋による排水性能を確保しつつ、屋根構造体の天井の意匠性を向上することである。
本発明は、桁に取り付けられて前記桁の長手方向に対して傾斜して延びる樋枠と、前記樋枠に取り付けられた屋根面材と、前記屋根面材の下側に配置された天井材と、を備えた屋根構造体であって、前記桁に取り付けられて前記桁の長手方向に対して平行に延びる取付材と、前記取付材に取り付けられて前記取付材の長手方向に交差する方向に延び、前記天井材が取り付けられる支持材と、を備えた屋根構造体である。
本発明によれば、屋根構造体の樋による排水性能を確保しつつ、屋根構造体の天井の意匠性を向上することができる。
本実施形態の屋根構造体を示す斜視図である。 本実施形態の屋根構造体の要部を示す斜視図である。 本実施形態の支持材と連結材を示す斜視図である。 本実施形態の屋根構造体の組立過程の一部を示す断面図である。 本実施形態の屋根構造体の組立過程の一部を示す断面図である。 本実施形態の屋根構造体の組立過程の一部を示す断面図である。 本実施形態の屋根構造体の組立過程の一部を示す断面図である。 本実施形態の屋根構造体の組立過程の一部を示す断面図である。
本発明の屋根構造体の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の屋根構造体は、屋外構造物(例えば、カーポート、テラス、ポーチ、サンルーム)に設置される屋根であり、屋外構造物内の空間を覆う。屋根構造体は、水(雨水)を受けたときに、樋により排水する。
図1は、本実施形態の屋根構造体1を示す斜視図である。
図示のように、屋根構造体1は、上下方向に沿って延びる複数の支柱2と、支柱2に取り付けられた複数の桁3〜5(水下桁3、水上桁4、一対の側桁5)と、桁3〜5に連結された屋根面材6を備えている。ここでは、屋根構造体1及び屋根面材6は、平面視で矩形状に形成されており、屋根構造体1は、4つの支柱2と4つの桁3〜5を備えている。支柱2は、屋根構造体1の四隅で地面に設置され、互いに間隔を開けて配置されている。桁3〜5は、それぞれ2つの支柱2に架け渡されており、桁3〜5の長手方向の端部は、それぞれ支柱2の上部に取り付けられている。4つの桁3〜5は、矩形状に配置されて、支柱2により支持されている。
屋根面材6は、屋根構造体1の屋根面に設けられる屋根部であり、桁3〜5に囲まれた矩形状の領域に配置されている。桁3〜5は、屋根面材6を支持する屋根用の支持材であり、屋根面材6の4つの縁部に沿って配置されて、屋根面材6の縁部をそれぞれ支持している。屋根面材6は、水勾配Kを有しており、水平方向に対して傾斜している。屋根面材6の水勾配Kは、水上側(水上桁4側)から水下側(水下桁3側)に向かって下る下り勾配(下り傾斜)であり、屋根面材6は、水上側から水下側に向かって次第に下るように傾斜して設置されている。屋根面材6で雨水を受けたときに、雨水は、屋根面材6の上を水上側から水下側に向かって流れる。
水下桁3は、屋根面材6の水下側に設けられて、屋根面材6の水下側の縁部に沿って配置されている。屋根面材6の水下側の縁部は、水下桁3に連結されて、水下側支持材である水下桁3により支持されている。水上桁4は、屋根面材6の水上側に設けられて、屋根面材6の水上側の縁部に沿って配置されている。屋根面材6の水上側の縁部は、水上桁4に連結されて、水上側支持材である水上桁4により支持されている。
側桁5は、屋根面材6の側方に設けられて、屋根面材6の側方の縁部(側縁部)に沿って配置されている。屋根面材6の側方は、屋根面材6において水勾配Kに直交する方向側であり、一対の側桁5は、屋根面材6の両側方に設けられている。屋根面材6の側縁部は、側桁5に連結されて、側方支持材である側桁5により支持されている。水下桁3の端部と側桁5の水下側の端部は、水下側の支柱2に取り付けられて、支柱2を介して互いに連結されている。水上桁4の端部と側桁5の水上側の端部は、水上側の支柱2に取り付けられて、支柱2を介して互いに連結されている。
屋根面材6は、屋根支持部材である複数の垂木6Aと、屋根ふき材である複数の屋根パネル6Bを有している。垂木6Aは、一対の側桁5の間で、互いに間隔を開けて並列しており、屋根面材6の水勾配Kに沿って延びる。屋根パネル6Bは、矩形状に形成されたパネル材であり、垂木6Aにより支持されて、屋根面材6の水勾配Kに沿って配置されている。屋根パネル6Bの側縁部は、垂木6Aに取り付けられており、屋根パネル6Bは、隣り合う2つの垂木6Aの間の領域を覆う。垂木6Aと屋根パネル6Bにより、屋根面材6の屋根面が形成されている。
図2は、本実施形態の屋根構造体1の要部を示す斜視図であり、屋根面材6の水下側の部分(図1の矢印X1方向からみた屋根構造体1の要部)を拡大して示している。図2では、屋根面材6の屋根パネル6Bを省略して、1つの垂木6Aの周辺部分を示している。
図示のように、屋根構造体1は、屋根面材6の水下側の縁部に設けられた樋枠10と、樋枠10を保持する桁(保持桁)である水下桁3と、屋根面材6の下側に配置された天井材20と、水下桁3に取り付けられた取付材30と、天井材20を支持する天井用の支持材40を備えている。屋根面材6(水下側の縁部)は、樋枠10に取り付けられており、樋枠10により水下桁3に連結されている。天井材20は、屋根面材6を下側から覆う。
水下桁3、樋枠10、及び、取付材30の延びる方向(長手方向)に関し、水下桁3、樋枠10、及び、取付材30は、それぞれの長手方向に延びる。また、樋枠10及び樋枠10の長手方向は、水下桁3の長手方向に対して傾斜して延び、樋枠10は、水下桁3の長手方向に対して傾斜して配置されている。取付材30及び取付材30の長手方向は、水下桁3の長手方向に対して平行に延び、取付材30は、水下桁3の長手方向に平行に配置されている。水下桁3の長手方向と取付材30の長手方向は、水平方向であり、水下桁3と取付材30は、水平方向に沿って延びる。
樋枠10は、水平方向に対して傾斜して延びる屋根構造体1の樋であり、水勾配を有している。樋枠10の水勾配は、樋枠10の長手方向の一端部(水上側の端部)から他端部(水下側の端部)に向かって下る下り勾配である。樋枠10の一端部は、樋枠10の他端部よりも高い位置に配置されており、樋枠10は、一端部から他端部に向かって次第に下るように傾斜して設置されている。樋枠10で雨水を受けたときに、雨水は、樋枠10の上を一端部側から他端部側に向かって流れて、排水される。
水下桁3は、中空部を有する中空形状に形成されており、樋枠10に対して屋根面材6の水下側に隣接して配置されている。水下桁3と樋枠10は、例えば、押出成形により形成された金属(例えば、アルミニウム合金)製の形材から形成されており、屋根面材6の水下側に並列して配置されている。樋枠10は、屋根面材6の水下側の縁部及び水下桁3の長手方向に沿って配置されて、水下桁3に取り付けられている。ここでは、樋枠10は、屋根面材6の前枠であり、水下桁3は、屋根構造体1の前桁である。
樋枠10は、水下桁3から屋根面材6の水上側に向かって配置された底面部11と、底面部11の一方の縁部から立ち上がる取付壁12と、底面部11の他方の縁部から立ち上がる連結壁13と、上方に向かって開放された凹状の排水溝部14を有している。取付壁12は、水下桁3の屋根面材6側の部分に沿って配置されて、水下桁3に取り付けられている。取付壁12と連結壁13は、間隔を開けて、互いに対峙している。屋根面材6の水下側で、垂木6Aの端部は、連結壁13に載置されており、垂木6Aの端部及び屋根パネル6Bの端部は、連結壁13の上部を覆うように配置されている。垂木6Aの端部が連結壁13に取り付けられて、屋根面材6の水下側の縁部が連結壁13に連結されている。
排水溝部14は、雨水を受ける水受け部(樋溝部)であり、底面部11、取付壁12、及び、連結壁13により、上方に開口した溝状に形成されている。屋根面材6の上を流れる雨水は、連結壁13を越えて、排水溝部14内に流入する。また、雨水は、排水溝部14内を樋枠10の水上側から水下側に向かって流れて、排水溝部14により排水される。樋枠10の水下側の端部において、雨水は、底面部11に形成された排水孔(図示せず)を通って、樋枠10の排水溝部14から排水される。
天井材20は、屋根構造体1の天井面に設けられるパネル状の天井部(天井面材)であり、桁3〜5に囲まれた矩形状の領域で、水平方向に沿って配置されている。また、天井材20は、屋根面材6、樋枠10、取付材30、及び、支持材40の下側に配置されて、それらを下側から覆う。天井材20は、細長い板状に形成された複数の天井パネル21、22を有しており、互いに接続された天井パネル21、22により、屋根構造体1の天井面を形成している。
複数の天井パネル21、22は、天井材20の取付材30側(水下桁3側)の縁部に位置する縁部用の天井パネル21(第1天井パネル)と、天井パネル21に続いて順に接続される接続用の天井パネル22(第2天井パネル)からなる。天井パネル21、22は、一対の側桁5の間で、取付材30の長手方向に沿って延びるとともに、水下桁3と水上桁4の間で、取付材30の長手方向に交差する方向に順に並べて設けられている。天井材20及び天井パネル21、22は、屋根面材6の下側で、支持材40に取り付けられている。
支持材40は、矩形状の断面形状に形成された中空部材であり、屋根面材6の下側で、取付材30の長手方向(水下桁3の長手方向)に交差する方向に延びる。ここでは、取付材30の長手方向に交差する方向は、取付材30の長手方向に直交する方向である水平方向であり、支持材40は、水下桁3と水上桁4の間で、取付材30の長手方向に交差(直交)する水平方向に沿って延びる。また、隣り合う2つの垂木6Aの間のそれぞれに1つ以上の支持材40が設けられて、天井材20及び天井パネル21、22が複数の支持材40に取り付けられている。
複数の支持材40は、屋根面材6の下側に併設されて、一対の側桁5の間で、互いに間隔を開けて並列している。支持材40は、天井材20の天井パネル21、22の上側、及び、屋根面材6の屋根パネル6Bの下側に配置されて、天井材20と屋根面材6の間で、天井材20に沿って延びる。また、支持材40は、連結材50を有しており、連結材50により、樋枠10に連結されている。連結材50は、支持材40の長手方向の端部(樋枠10側の端部)と樋枠10の連結壁13に取り付けられており、支持材40の端部を樋枠10の連結壁13に連結している。支持材40の水上桁4側の端部(図示せず)は、例えば、アタッチメントを介して、水上桁4に連結されている。
図3は、本実施形態の支持材40と連結材50を示す斜視図であり、図2に示す支持材40と連結材50を分解して示している。
図示のように、連結材50は、樋枠10に取り付けられる取付部51と、支持材40に接続する接続部52を有している。取付部51は、矩形状に形成された取付板であり、両端部側に形成された2つの取付孔53を有している。接続部52は、それぞれネジ孔54を有する2つの接続片であり、取付部51から支持材40に向かって突出して、支持材40の端部の内側に配置される。接続部52は、支持材40の内側で、支持材40の互いに対向する2つの壁部41に当接して、壁部41に沿って配置される。
支持材40は、2つの壁部41のそれぞれに形成された長孔42を有している。長孔42は、支持材40の長手方向に長いルーズホールであり、接続部52のネジ孔54は、支持材40の長孔42と重なるように長孔42の位置に合わせて配置される。ビス55は、支持材40の長孔42を挿通した状態で、接続部52のネジ孔54に取り付けられて、連結材50の接続部52を支持材40に接続する。連結材50は、ビス55を中心に、上側と下側に向かって回転して、取付部51の向きを変更する。ビス55は、支持材40の長孔42内で支持材40の長手方向に変位する。連結材50は、ビス55と一体に支持材40の長手方向に変位して、取付部51と支持材40の端部の間の距離を変更する。
連結材50は、ビス55と長孔42により、支持材40に回転可能に取り付けられるとともに、支持材40の長手方向に変位可能に支持材40に取り付けられる。これにより、連結材50は、取付部51の位置を変更可能に支持材40に取り付けられる。連結材50の取付部51は、取付孔53を挿通するビス56により、樋枠10の連結壁13に設けられた所定の取付位置に取り付けられる(図2参照)。
樋枠10の水勾配に伴い、樋枠10の水上側と水下側で、連結材50の取付部51が取り付けられる取付位置が変化する。取付部51の位置は、樋枠10への取付位置に合わせて変更して調整される。その状態で、連結材50の取付部51は、樋枠10の連結壁13に当接して、ビス56により、樋枠10の連結壁13に取り付けられる。また、ビス55を締め付けることで、連結材50の接続部52が支持材40に固定される。
図4〜図8は、本実施形態の屋根構造体1の組立過程の一部を示す断面図であり、図2の矢印X2方向からみた屋根構造体1の断面を示している。また、図4〜図7では、屋根面材6の垂木6Aを省略している。
図示のように、樋枠10は、アタッチメント15(図4参照)を介して、水下桁3の長手方向に対して傾斜して配置され、水下桁3の屋根面材6側の部分に取り付けられている。アタッチメント15は、ビス(図示せず)により、水下桁3に取り付けられている。樋枠10の取付壁12がアタッチメント15に引っ掛けられて、ビス(図示せず)が取付壁12及びアタッチメント15を貫通して水下桁3に取り付けられている。
取付材30は、樋枠10の下側に配置されて、水下桁3の長手方向に対して平行に延び、上下方向において、樋枠10の底面部11と対向している。また、取付材30は、樋枠10よりも下側で、水下桁3の屋根面材6側の部分に沿って配置されて、ビス31により、水下桁3に取り付けられる(図5参照)。取付材30は、水下桁3から屋根面材6側に向かって突出し、樋枠10の底面部11に沿って連結壁13を越えた位置まで配置されている。支持材40の端部は、取付材30に載置されて、ビス43により、取付材30に取り付けられる(図6参照)。
取付材30は、水下桁3に固定される固定部32と、支持材40と当接する当接部33と、天井材20が係合する被係合部34を有している。取付材30の固定部32は、水下桁3に沿って配置されて、ビス31により、水下桁3に固定される。固定部32は、取付材30の当接部33と被係合部34の間に位置しており、当接部33は、固定部32の上端部から突出している。当接部33は、板状の当接片であり、樋枠10から支持材40の下側位置まで突出している。支持材40の端部は、当接部33の先端側の部分(樋枠10から突出する部分)に載置されて、取付材30の当接部33に当接している。取付材30は、当接部33により、支持材40の端部の上下方向の位置を定めて、支持材40の端部を位置決めする。
ビス43は、取付材30の当接部33を貫通して、支持材40に取り付けられる。支持材40は、ビス43により、取付材30の当接部33に取り付けられて、取付材30の当接部33に保持される。その状態で、連結材50の取付部51がビス56により樋枠10に取り付けられて、支持材40が連結材50により樋枠10に連結する。支持材40は、樋枠10により支持されるとともに、取付材30を支持する。取付材30の被係合部34は、固定部32の下端部から突出する突片(被係合片)であり、当接部33の下側に位置している。被係合部34は、水下桁3から屋根面材6側に向かって水平方向に突出している。
天井材20は、支持材40及び取付材30に取り付けられて、支持材40及び取付材30に支持されている(図7参照)。天井材20の天井パネル21(第1天井パネル)は、取付材30の下側に配置されるとともに、水下桁3から支持材40まで配置されて、取付材30の全体を下側から覆う。また、天井パネル21は、板状のパネル部23、係合部24、取付片25、及び、被係合部26を有している。天井パネル21の係合部24は、天井パネル21の一方の縁部(水下桁3側の縁部)に形成され、天井パネル21の取付片25は、天井パネル21の他方の縁部(支持材40側の縁部)に形成されている。
天井パネル21の係合部24は、互いに対向する一対の係合片からなる。取付材30の被係合部34は、係合部24の一対の係合片の間に配置されて、係合部24と係合する。係合部24は、被係合部34を挟み込み、取付材30の被係合部34に係合して取り付けられる。天井材20は、樋枠10及び取付材30の当接部33の下側で、天井パネル21の係合部24により、取付材30に係合して取り付けられる。天井パネル21の取付片25は、支持材40の下側で、支持材40に当接して、ビス27により、支持材40に取り付けられる。
天井パネル21のパネル部23は、天井パネル21の被係合部26と取付片25の間に形成されている。天井パネル21の被係合部26は、水平方向に突出する突片(被係合片)であり、天井パネル21の係合部24とパネル部23の間に形成されて、パネル部23よりも下側に位置している。天井材20の天井パネル22(第2天井パネル)(図8参照)は、第1天井パネルである天井パネル21と同様に、パネル部23A、係合部24A、取付片25A、及び、被係合部26Aを有している。天井パネル22の係合部24Aは、天井パネル22の一方の縁部に形成され、天井パネル22の取付片25Aは、天井パネル22の他方の縁部に形成されている。
天井パネル22の係合部24Aは、互いに対向する一対の係合片からなる。2種類の天井パネル21、22が隣接する箇所では、天井パネル21の被係合部26は、隣接する天井パネル22の係合部24Aの一対の係合片の間に配置されて、係合部24Aと係合する。2つの天井パネル22が隣接する箇所では、天井パネル22の被係合部26Aは、隣接する天井パネル22の係合部24Aの一対の係合片の間に配置されて、係合部24Aと係合する。天井パネル22の係合部24Aは、隣接する天井パネル21、22の被係合部26、26Aを挟み込み、被係合部26、26Aに係合して取り付けられる。天井パネル22の取付片25Aは、支持材40の下側で、支持材40に当接して、ビス27Aにより、支持材40に取り付けられる。
天井パネル22は、取付片25A、及び、係合部24Aと係合する天井パネル21、22により、支持材40に取り付けられる。天井パネル22のパネル部23Aは、天井パネル22の被係合部26Aと係合部24Aの間に形成されている。天井パネル22の被係合部26Aは、水平方向に突出する突片(被係合片)であり、天井パネル22の取付片25Aとパネル部23Aの間に形成されて、パネル部23Aよりも上側に位置している。取付材30の下側で、天井パネル22は、取付材30に取り付けられた天井パネル21に接続される。また、複数の天井パネル22が、取付材30側から水上桁4側に向かって順に接続される。天井パネル21、22及び天井材20は、支持材40の下側に取り付けられて、屋根構造体1の天井に設置される。
以上説明した屋根構造体1では、樋枠10により円滑に排水することができる。また、水下桁3に平行な取付材30に支持材40を取り付け、天井材20を支持材40に取り付ける。そのため、天井材20を屋根面材6及び樋枠10から独立して配置することができ、屋根構造体1の天井に設置する天井材20の外観の向上を図ることができる。屋根面材6の水勾配K及び樋枠10の水勾配に関わらず、天井材20が斜めに配置されるのを防止して、天井材20を水平方向に沿って配置することもできる。従って、屋根構造体1の樋枠10による排水性能を確保しつつ、下側から見上げたときの屋根構造体1の天井の意匠性を向上することができる。
支持材40を取付材30の長手方向の複数箇所に容易に設けることができ、支持材40により天井材20を確実に支持することができる。支持材40の数を増やすことで、天井材20における支持材40により支持される箇所を増加させることができる。天井材20を薄くしても、支持材40の支持により、天井材20の変形を抑制できるため、天井材20の厚み及び自重を低減することができる。これにより、天井材20を屋根構造体1の天井に容易に設置でき、天井材20の施工時における負担を低減することができる。天井材20のコストを削減することもできる。
支持材40を連結材50で樋枠10に連結することで、支持材40を樋枠10により支持して、支持材40を安定して配置することができる。また、支持材40により取付材30を支持して、取付材30の変形(例えば、撓み)を抑制することができる。連結材50の取付部51の位置を変更することで、連結材50の取付部51の位置を調整して、連結材50を樋枠10に容易に取り付けることができる。
支持材40と当接する取付材30の当接部33により、支持材40を取付材30への取付位置に正確に配置することができる。また、支持材40を取付材30の当接部33に取り付けることで、支持材40を取付材30に容易に取り付けることができる。天井材20の係合部24を取付材30に係合して取り付けており、天井材20を取付材30に対して正確に位置合わせして、天井材20を取付材30に容易に取り付けることができる。
なお、樋枠10は、水下桁3に他の部材(例えば、アタッチメント15)を介して間接に取り付けてもよく、水下桁3に直接に取り付けてもよい。樋枠10の一方の端部側のみに側桁5を設けて、樋枠10の他方の端部側に側桁5以外の部材(例えば、他の樋枠、建物の外壁)を設けるようにしてもよい。
本発明は、種々の屋根構造体、例えば、独立した屋根構造体、建物に併設された屋根構造体、支柱のみにより支持された屋根構造体、支柱と建物により支持された屋根構造体、建物のみにより支持された屋根構造体、又は、建物から張り出した屋根構造体に適用することができる。
以上のとおり、屋根構造体は、桁に取り付けられて前記桁の長手方向に対して傾斜して延びる樋枠と、前記樋枠に取り付けられた屋根面材と、前記屋根面材の下側に配置された天井材と、を備えた屋根構造体であって、
前記桁に取り付けられて前記桁の長手方向に対して平行に延びる取付材と、
前記取付材に取り付けられて前記取付材の長手方向に交差する方向に延び、前記天井材が取り付けられる支持材と、を備えた屋根構造体である。
この屋根構造体によれば、屋根構造体の樋による排水性能を確保しつつ、屋根構造体の天井の意匠性を向上することができる。
前記取付材は、前記支持材と当接して前記支持材が取り付けられる当接部を有する。
支持材と当接する取付材の当接部により、支持材を取付材への取付位置に正確に配置することができる。支持材を取付材の当接部に取り付けることで、支持材を取付材に容易に取り付けることができる。
前記支持材は、連結材により、前記樋枠に連結される。
支持材を樋枠に連結することで、支持材を樋枠により支持できるとともに、支持材により、取付材を支持することができる。
前記連結材は、前記樋枠に取り付けられる取付部を有し、前記取付部の位置を変更可能に前記支持材に取り付けられる。
連結材の取付部の位置を変更することで、連結材の取付部の位置を調整して、連結材を樋枠に容易に取り付けることができる。
前記天井材は、前記取付材に係合して取り付けられる係合部を有する。
取付材に係合する天井材の係合部により、天井材を取付材に対して正確に位置合わせして、天井材を取付材に容易に取り付けることができる。
1・・・屋根構造体、2・・・支柱、3・・・水下桁、4・・・水上桁、5・・・側桁、6・・・屋根面材、6A・・・垂木、6B・・・屋根パネル、10・・・樋枠、11・・・底面部、12・・・取付壁、13・・・連結壁、14・・・排水溝部、15・・・アタッチメント、20・・・天井材、21・・・天井パネル、22・・・天井パネル、23・・・パネル部、23A・・・パネル部、24・・・係合部、24A・・・係合部、25・・・取付片、25A・・・取付片、26・・・被係合部、26A・・・被係合部、27・・・ビス、27A・・・ビス、30・・・取付材、31・・・ビス、32・・・固定部、33・・・当接部、34・・・被係合部、40・・・支持材、41・・・壁部、42・・・長孔、43・・・ビス、50・・・連結材、51・・・取付部、52・・・接続部、53・・・取付孔、54・・・ネジ孔、55・・・ビス、56・・・ビス、K・・・水勾配。

Claims (5)

  1. 桁に取り付けられて前記桁の長手方向に対して傾斜して延びる樋枠と、前記樋枠に取り付けられた屋根面材と、前記屋根面材の下側に配置された天井材と、を備えた屋根構造体であって、
    前記桁に取り付けられて前記桁の長手方向に対して平行に延びる取付材と、
    前記取付材に取り付けられて前記取付材の長手方向に交差する方向に延び、前記天井材が取り付けられる支持材と、を備えた屋根構造体。
  2. 請求項1に記載された屋根構造体において、
    前記取付材は、前記支持材と当接して前記支持材が取り付けられる当接部を有する屋根構造体。
  3. 請求項1又は2に記載された屋根構造体において、
    前記支持材は、連結材により、前記樋枠に連結された屋根構造体。
  4. 請求項3に記載された屋根構造体において、
    前記連結材は、前記樋枠に取り付けられる取付部を有し、前記取付部の位置を変更可能に前記支持材に取り付けられた屋根構造体。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された屋根構造体において、
    前記天井材は、前記取付材に係合して取り付けられる係合部を有する屋根構造体。
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