JP6535199B2 - 屋根構築物 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の屋根付き門では、柱体に対して桁部材がその長手方向へ位置調整可能に連結固定される。このため、桁部材に沿った移動方向に関しては、柱体が当初設計とは異なる寸法や配置であっても、柱体に位置に応じて作業現場において桁部材を位置調整でき、現場での施工性を向上できる。
このような構成によれば、前記桁材と前記枠材との取付位置を複数の軒天パネルの各幅寸法に応じた寸法毎に設定可能であるため、任意枚数の軒天パネルの枠材への取付位置を変更することで、桁材の位置調整の自由度を向上できる。
ここで、軒天パネルの幅寸法とは、軒天パネルの見え掛かり面の幅寸法を意味する。複数の軒天パネルは、互いに同幅寸法であるもののほか、互いに付け替え可能な範囲内で互いに異なる幅寸法を有するものであってもよい。
このような構成によれば、桁パネル部の幅寸法が一枚の軒天パネルの幅寸法に応じた寸法である場合には、天井面を形成する桁パネル部および軒天パネルの下面形状を、外観上同じとなるように形成することが簡単となる。また、桁パネル部の幅寸法が一枚の軒天パネルの幅寸法の整数倍に応じた寸法(二枚以上の軒天パネルの幅寸法に応じた寸法)である場合には、桁パネル部の下面形状を、二枚以上の軒天パネルが並設された状態における下面全体の形状と外観上同じとなるように形成することが簡単となる。このように桁パネル部および複数の軒天パネルの下面形状を形成した場合には、桁パネル部および軒天パネルによって、枠材に沿って連続する形状とされて繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を形成できる。
また、柱体に位置に対応して、桁材を枠材に沿って位置調整した場合であっても、前述した繰り返しパターンの意匠が損なわれることなく維持できる。
このような構成によれば、桁パネル部の幅寸法が軒天パネルの幅寸法の2以上の整数倍に応じた寸法であっても、パネル材を軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に配置することで、天井面を形成する桁パネル部および軒天パネルの下面形状を容易に統一でき、繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を簡単に形成できる。
このような構成によれば、枠材と樋受けとの取付位置が、軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に設定可能とされるため、樋受けを枠材に沿った方向に位置設定可能となる。このため、排水位置の移動を簡単に行うことができ、位置設定の自由度を拡げて施工性のさらなる向上を図れる。
このような構成によれば、柱体が屋根体の外周縁から面内方向の内側に離れて位置するため、例えば、柱体に外壁材が取り付けられる場合、柱体と外壁材との接合部分に笠木などの雨仕舞を設ける必要がなく、施工の簡略化を図れる。
このような構成によれば、一対の枠材間における一対の桁材および軒天パネルの位置を枠材に沿ってそれぞれ調整可能となる。このため、一対の桁材がそれぞれ取り付けられるべき一対の柱体の枠材に沿った方向における設置位置の自由度を向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において、本実施形態に係る屋根構築物である屋根付き門1は、主に戸建住宅用あるいは集合住宅用の門として利用されるものであり、地面や基礎に立設される袖壁2(2A,2B)と、袖壁2に支えられる屋根体3とを備えて構成される。
なお、図中において、矢印Xは間口方向を示し、矢印Yは奥行方向を示し、矢印Zは高さ方向を示す。間口方向X、奥行方向Y、高さ方向Zは互いに直交する方向である。また、図3においては、説明の便宜上、袖壁2の横材22、縦材23、外壁材24は図示省略する。
柱体21は、三本設けられており、奥行方向Yに所定間隔を隔てて並んで配置されている。各柱体21は、四角柱状であって内部が中空に形成されている。横材22は、各柱体21間に複数本が高さ方向Zに所定間隔を隔てて並んで配置されている。各横材22の両端は、柱体21にねじ止め固定されている。縦材23は、柱体21間に配置され、複数の横材22にそれぞれねじ止めされている。外壁材24は、柱体21、横材22、縦材23に図示しないアルミ板等の下地パネルを介して装着されてこれらを覆っている。
袖壁2A,2Bは、屋根体3の外周縁よりも内側に離れて位置している。これにより、屋根付き門1は、雨仕舞などを設けなくても、柱体21および外壁材24との接合部分に雨水などが上方から浸入しない。
天井パネル体4は、桁材41(41A,41B)と、枠体42と、複数の軒天パネル43と、樋受け44とを備えて構成されている。桁材41、枠体42、軒天パネル43および樋受け44は、アルミ押出形材によって形成されている。
延出片部54は、下片部531から図4,5において右側に延出して形成されている。延出片部54の右側の縁部には段部541が形成されている。
延出片部55は、下片部531から図4,5において左側に延出して形成されている。延出片部55の左側の縁部には段部551が形成されている。
本実施形態では、パネル材52の下面(見え掛かり面)の間口方向Xにおける幅寸法W1、並びに、下片部531の見え掛かり部分および延出片部55の下面(見え掛かり面)の間口方向Xにおける幅寸法W2は、100mmとされている。従って、桁パネル部50の下面(見え掛かり面)全体の幅寸法Wは、200mmであり(図5参照)、後述する幅寸法W3の整数倍の寸法である。なお、本実施形態では、間口方向Xにおける幅寸法W2は、約100mmとしたが、これに限定されず任意の寸法でよく、例えば幅寸法W2を約60mmとした場合には、桁パネル部50の下面全体の幅寸法Wは約120mmとされる。
また、桁材41Aの連結部56は、隣接する軒天パネル43とビス8によって連結されており、桁材41Aの連結部57は、隣接する樋受け44とビス8によって連結されている。
また、桁材41Bの連結部56は、隣接する樋受け44とビス8によって連結されており、桁材41Bの連結部57は、隣接する軒天パネル43とビス8によって連結されている。
枠材421,422の支持部425には、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44の両端が載置されており、複数の取付部426には、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44の両端がビス8によってそれぞれ取り付けられている。なお、枠材421,422には、桁材41の側片部532,533が前述した通りビス8、アングル材11によって連結されている。
樋受けパネル部441には、排水管450が適宜設けられており、排水管450に対応する位置に排水用の孔(図示省略)が形成されている。立上り片部442は、図4において樋受けパネル部441の右側の縁部から上方に立ち上げられて形成されている。立上り片部442の先端部は、図4において左側に延びて形成されている。立上り片部443は、図4において樋受けパネル部441の左側部分から上方に立ち上げられて形成されている。立上り片部443の先端部は、図4において右側に延びて形成されている。連結部444は、立上り片部442から右側に延びて形成されている。連結部445は、樋受けパネル部441の左側の縁部から立ち上げられ、この立ち上げ端から右側に延びて立上り片部443に連続して形成されている。
この樋受け本体440は、主に樋受けパネル部441および立上り片部442,443によって、雨水を受ける凹溝部448を形成している。
なお、樋受け本体440は、雨樋7に設けられた雨水のドレイン排水部品71から排水される水を受け、樋受けパネル部441に設けられた排水管450を通じて外部に排水される。
ここで、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44は、互いに共通の接合構成を有している。つまり、桁パネル部50の連結部56,57と軒天パネル43の連結部431,432とがビス8によって接合される構造、連結部56,57と樋受け44の連結部444,445とがビス8によって接合される構造、連結部431,432と連結部444,445とがビス8によって接合される構造は、互いに共通している。従って、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44を並びかえてもそれぞれ接合可能である。
なお、桁材41Bの右側には軒天パネル43が配置されているが、これに代えて、樋受け44が配置されてもよい。
また、図5に示すように、桁材41は間口方向Xにおいて位置調整可能である。具体的には、桁材41および軒天パネル43を枠体42から取り外すとともに、桁材41に隣接する軒天パネル43などとの連結を外す。次に、桁材41を間口方向Xに単位寸法W0毎に移動して位置決めし、桁材41の移動後に空いた箇所に対し、取り外しておいた軒天パネル43を配置する。そして、位置決め、配置した桁材41および軒天パネル43を枠材421,422に取り付け、桁材41を隣接する軒天パネル43などに連結する。このように桁材41と軒天パネル43とを付け替えることによって、桁材41の間口方向Xの位置調整を行える。
さらに、上記同様にして桁材41と樋受け44とを付け替えることによっても桁材41、樋受け44の間口方向Xの位置調整を行える。
以上のように、桁材41の間口方向Xにおける位置調整を行えるため、設計変更等によって柱体21の間口方向Xにおける位置が変わっても、この位置に対応して桁材41を位置決めできる。
また、図6に示すように、樋受け44と軒天パネル43とを付け替えることが可能である。具体的には、樋受け44および軒天パネル43を枠体42から取り外すとともに、樋受け44を隣接する桁材41などとの連結を外す。次に、樋受け44と軒天パネル43とを付け替えて配置する。そして、配置した樋受け44および軒天パネル43を枠体42に取り付け、樋受け44および軒天パネル43を隣接する桁材41や軒天パネル43に連結する。このようにして、樋受け44と軒天パネル43とを付け替えられる。
棟木61および母屋62は、ビス8によって桁材41A,41Bの上片部534に固定されている。棟木61は、奥行方向Yにおいて屋根体3の中央部に配置されている。母屋62は、奥行方向Yにおける棟木61の両側に所定間隔を隔てて複数設けられている。
垂木63は、奥行方向Yにおいて棟木61の両側に配置されており、棟木61および母屋62に固定されている。垂木63は、間口方向Xに所定間隔を隔てて複数設けられている。
屋根ふき材65は、奥行方向Yにおいて棟木61の両側に傾斜して設けられており、複数の押え材66によって上方から押さえられている。
以下、本実施形態に係る屋根付き門1について説明する。
先ず、図7に示すように、袖壁2A,2Bを形成する各柱体21を設置して横材22、縦材23を取り付ける。このとき、柱体21の位置を間口方向Xに変更した場合には、この位置変更に対応して、桁材41の位置を間口方向Xにおいて単位寸法W0毎に調整する。また、柱体21の位置を奥行方向Yに変更した場合には、この位置変更に対応して、ボルト9、断面コ字形状の連結金具10による桁材41の柱体21への連結位置を奥行方向Yに調整する。
次に、図8に示すように、袖壁2Aを形成する柱体21の上部に桁材41Aを取り付け、袖壁2Bを形成する柱体21の上部に桁材41Bを取り付ける。このとき、各柱体21と桁材41A,41Bとの連結位置は、ボルト9の螺合位置を任意の位置に設定することによって調整可能である。
次に、図9に示すように、枠材421,422を桁材41A,41Bの両端に取り付けるともに、枠材421,422の両端に枠材423,424を連結して枠体42を形成する。
次に、図10に示すように、軒天パネル43、樋受け44を枠体42内に間口方向Xに沿って並べて配置し、枠材421,422に取り付けることで、天井パネル体4を構成する。これにより、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44が連なって位置して天井面を形成する。
次に、図11に示すように、棟木61、母屋62を桁材41A,41Bに取り付け、雨樋7を枠材421,422に沿って取り付ける。続いて、垂木63を棟木61、母屋62に取り付ける。
次に、図12に示すように、屋根ふき材65を垂木63上に載置し、押え材66を垂木63にビス止めして屋根ふき材65を上方から押さえる。なお、屋根ふき材65と枠材421,422間にはカバー67が設けられる。
最後に、各柱体21に図示しない下地パネルを取り付け、この下地パネルと柱体21に外壁材24を取り付ける。このように形成された屋根体3の外周縁の内側には袖壁2A,2Bが位置する。
このようにして、図1に示す屋根付き門1を施工する。なお、屋根付き門1には、扉がさらに設けられてもよい。
(1)袖壁2A,2Bの柱体21に対して桁材41A,41Bを奥行方向Yにおける任意の位置に連結することで、各柱体21と桁材41A,41Bとの連結位置を奥行方向Yの任意位置に調整できる。また、桁材41A,41Bは、複数の軒天パネル43および樋受け44のいずれとも接合可能な桁パネル部50を有するため、桁パネル部50と軒天パネル43、樋受け44とを設計上適宜に並べ変えて配置し接合できる。このため、桁パネル部50と軒天パネル43とが連なった状態のまま、桁材41A,41Bを間口方向Xに位置設定でき、各柱体21を間口方向Xに任意に位置調整できる。従って、例えば屋根付き門1の現場施工時における各柱体21の位置が、工場出荷時における初期設定位置に対して変更を要する場合、各柱体21の位置を間口方向Xおよび奥行方向Yの二方向に位置調整でき、施工性を向上できる。
さらに、桁材41A,41Bと枠材421,422との取付位置が、枠材421,422に沿って予め設定された単位寸法W0毎に設定可能とされ、枠材421,422に沿った方向における軒天パネル43の幅寸法W3が単位寸法W0に応じた寸法(本実施形態では同じ寸法)と同じとされるため、桁材41A,41Bを枠材421,422に沿って単位寸法W0(幅寸法W3に応じた寸法)毎に位置調整できる。このため、各柱体21の位置を間口方向Xに位置調整できる。
また、桁材41A,41Bと軒天パネル43とを付け替えることもできる。つまり、軒天パネル43を枠材421,422から取り外し、取り外した箇所に桁材41A,41Bを移動して取り付け、移動前に桁材41A,41Bが存在していた空き箇所に対して、先に取り外した軒天パネル43を再び取り付けることができる。これにより、例えば、作業現場において設置した柱体21の実際の位置が設計上の位置から変更された場合であっても、柱体21の実際の位置に対応して桁材41A,41Bを枠材421,422に沿って位置調整できる。
このように、柱体21の位置調整可能な方向が桁材41A,41Bに沿った方向(奥行方向Y)に限られず、枠材421,422に沿った方向(間口方向X)まで拡張でき、施工性を向上できる。
また、設計当初から屋根体3に対する袖壁2A,2Bの位置を厳密に設定していなくても、作業現場において設置後の柱体21の位置に対応して桁材41A,41Bを自由に配置でき、設計から施工までに要する日数の短縮を図れる。
加えて、柱体21に対して桁材41A,41Bを間口方向Xおよび奥行方向Yに自由に配置できるため、予め工場で桁材41A,41Bを位置決めして組み立てた屋根体3または屋根付き門1を現場まで搬送する必要をなくし、各部材ごとの搬送を可能として搬送負担を軽減でき、搬送コストを削減できる。
さらに、桁材41、軒天パネル43、樋受け44の位置を、間口方向Xに単位寸法W0毎の任意の位置に調整した場合であっても、天井パネル体4の天井面は、桁材41、軒天パネル43および樋受け44によって隙間なく形成される。このため、天井を塞ぐための専用部材を別途準備して設置する必要がなく、施工性の向上を図れる。
(2)桁材41A,41Bと枠材421,422との取付位置が、複数の軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法毎の任意の位置とされるため、任意枚数の軒天パネル43の枠材421,422への取付位置を変更することで、桁材41A,41Bの位置調整の自由度を向上できる。本実施形態では、複数の軒天パネル43同士の幅寸法W3が同じであるため、桁材41A,41Bの位置を、枠材421,422に沿って予め設定した単位寸法W0またはその整数倍をもって簡単に位置設定できる。このため、柱体21に対する桁材41A,41Bの位置合わせを、より容易に行うことができる。
(3)桁パネル部50の幅寸法Wが二枚の軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法(一枚の軒天パネル43の幅寸法W3の整数倍に応じた寸法)とされるため、桁パネル部50の下面形状を、二枚の軒天パネル43が並設された状態における下面全体の形状と外観上同じとなるように形成することが簡単となる。また、樋受け44の幅寸法W4が軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法とされるため、軒天パネル43と樋受け44との下面形状を外観上同じとなるように形成することも簡単となり、桁パネル部50の下面形状を軒天パネル43および樋受け44が並設された状態における下面全体の形状と外観上同じとなるように形成することも簡単となる。このように桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44の下面形状を形成した場合には、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44によって、枠材421,422に沿って連続する形状とされて繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を形成できる。また、桁材41を間口方向Xに位置調整した場合や、桁材41を軒天パネル43や樋受け44と付け替えた場合でも、前述した繰り返しパターンの意匠が損なわれることなく維持できる。
さらに、桁パネル部50の幅寸法Wが二枚の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同じであるため、ビス8,ボルト9、断面コ字形状の連結金具10、アングル材11、裏板金具15などの連結具を取り付けるためのスペースを確保でき、桁材41の柱体21に対する取付強度、枠材421,422に対する連結強度の向上を図れる。
(4)桁パネル部50の幅寸法Wが軒天パネル43の幅寸法W3の2倍に応じた寸法であるが、当該桁パネル部50が、幅寸法W3に応じた幅寸法W1を有するパネル材52を配置することで、天井面を形成する桁パネル部50および軒天パネル43の下面形状を容易に統一でき、繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を簡単に形成できる。
(5)樋受け44は桁パネル部50および軒天パネル43と連なって位置し、樋受け44の幅寸法W4は、軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法とされるため、枠材421,422と樋受け44との取付位置が、軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法毎に設定可能となり、樋受け44を枠材421,422に沿った方向に位置調整できる。このため、排水位置の移動を簡単に行うことができ、位置調整の自由度を拡げて施工性のさらなる向上を図れる。
(6)柱体21が屋根体3の外周縁から内側に離れて位置するため、袖壁2が雨などに直接さらされない構成となる。これにより、柱体21と外壁材24との接合部分の上方は、屋根体3によって覆われるので、笠木などの雨仕舞を設けなくても前述した接合部分に雨水などが浸入するおそれがなく、雨仕舞を設ける手間を省いて施工の簡略化を図れる。
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、桁パネル部50の幅寸法Wを二枚の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同じ寸法としたが、これに限定されず、例えば、一枚の軒天パネル43の幅寸法W3と同寸法としてもよく、また、三枚以上の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同寸法としてもよい。
桁パネル部50の幅寸法Wを一枚の軒天パネル43の幅寸法W3と同寸法とする場合には、桁パネル部50の下面形状は、一枚の軒天パネル43の下面形状と外観上同じとなるように形成されていてもよい。
また、桁パネル部50の幅寸法Wを三枚以上の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同寸法とする場合には、桁パネル部50の下面形状は、当該三枚以上の軒天パネル43が並設された状態における全体の下面形状と外観上同じとなるように形成されていてもよい。
桁パネル部50が前述した幅寸法Wを有して形成されている場合であっても、幅寸法Wが幅寸法W3と同じかまたは整数倍の寸法であれば、桁パネル部50および軒天パネル43によって、枠材421,422に沿って連続する形状である繰り返しパターンの意匠とした天井面を形成できる。
さらに、桁パネル部50の幅寸法Wが軒天パネル43の幅寸法W3の2以上の整数倍に応じた寸法である場合には、複数のパネル材52を幅寸法W3に応じた寸法毎に並べて配置してもよい。
にしてもよい。また、奥行方向Yが長い屋根体3を構成する場合には、柱体21の本数を四本以上に増やしてもよい。
Claims (7)
- 柱体と、屋根体とを備え、
前記屋根体は、前記柱体に連結される桁材と、前記桁材に取り付けられる枠材と、前記枠材に取り付けられる複数の軒天パネルとを備え、
前記枠材は、前記桁材の長手方向に交差する方向に沿って配置され、
前記柱体と前記桁材との連結位置は、前記桁材の長手方向に沿った任意の位置であり、
前記複数の軒天パネルは、相互に接合可能な連結部を有し、
前記桁材は、前記複数の軒天パネルのうち隣接する軒天パネルの前記連結部に対して接合可能な連結部と、前記複数の軒天パネルと連なって配置される桁パネル部とを有し、
前記桁材および前記軒天パネルの連結部同士の接合構造は、前記複数の軒天パネルの連結部同士の接合構造と共通の構造である
ことを特徴とする屋根構築物。 - 請求項1に記載の屋根構築物において、
前記桁材と前記枠材との取付位置は、前記複数の軒天パネルの各幅寸法に応じた寸法毎の任意の位置とされる
ことを特徴とする屋根構築物。 - 請求項1または請求項2に記載の屋根構築物において、
前記桁パネル部の幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法または前記軒天パネルの幅寸法の整数倍に応じた寸法とされる
ことを特徴とする屋根構築物。 - 請求項3に記載の屋根構築物において、
前記桁材は、前記桁パネル部を構成するパネル材を備え、
前記パネル材の幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法とされ、
前記桁パネル部の幅寸法が前記軒天パネルの幅寸法の2以上の整数倍に応じた寸法である場合には、前記パネル材は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に配置される
ことを特徴とする屋根構築物。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の屋根構築物において、
前記屋根体は、前記桁パネル部または前記軒天パネルと連なって位置する樋受けを備え、
前記樋受けの幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法とされる
ことを特徴とする屋根構築物。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の屋根構築物において、
前記柱体は、前記屋根体の外周縁から面内方向の内側に離れて位置する
ことを特徴とする屋根構築物。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の屋根構築物において、
前記桁材は、前記枠材に沿った方向に一対設けられ、
前記枠材は、前記桁材に沿った方向に一対設けられ、
前記一対の桁材の両端は、前記一対の枠材に取り付けられ、
前記軒天パネルの両端は、前記一対の枠材に取り付けられ、
前記桁材および前記軒天パネルは、前記一対の枠材に沿った方向で並んで配置される
ことを特徴とする屋根構築物。
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2015
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