JP6535199B2 - 屋根構築物 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根付き門、カーポートなどの屋根構築物に関する。
従来、屋根構築物として、柱体と、屋根体とを備え、柱体は、柱部材と、この柱部材の上端に固定した腕木部材とを有して構成され、屋根体は、屋根枠と、屋根パネルと、桁部材とを有して構成された屋根付き門が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の屋根付き門では、腕木部材には、桁部材が載置される桁載置部が形成されており、この桁載置部に、桁部材を長手方向へ位置調整可能に連結固定している。また、屋根枠には、垂木が取り付けられており、この垂木に桁部材を固定している。
実公昭63−39357号公報
一般に、住宅等の塀などに屋根付き門を連設する際には、予め塀と屋根付き門との各寸法や配置が整合するように設計し、設計寸法に従って材料の加工や施工を行うため、設計から施工までに相当の日数を要する。
特許文献1に記載の屋根付き門では、柱体に対して桁部材がその長手方向へ位置調整可能に連結固定される。このため、桁部材に沿った移動方向に関しては、柱体が当初設計とは異なる寸法や配置であっても、柱体に位置に応じて作業現場において桁部材を位置調整でき、現場での施工性を向上できる。
しかし、特許文献1に記載の屋根付き門では、屋根枠に取り付けられた垂木に桁部材が移動不能に固定されているため、桁部材の長手方向に直交する水平方向に桁部材を位置調整することはできない。これにより、桁部材の長手方向に直交する水平方向において、桁部材の位置を柱体の位置に対応して調整することは困難である。従って、桁部材の長手方向に直交する水平方向において柱体の位置を変更すれば、柱体の桁載置部に対する桁部材の固定を行えなくなるので、桁部材が連結する柱体の位置調整可能な方向を拡張することは困難である。
本発明は、柱体の位置調整可能な方向を拡張して施工性を向上できる屋根構築物を提供することにある。
本発明の屋根構築物は、柱体と、屋根体とを備え、前記屋根体は、前記柱体に連結される桁材と、前記桁材に取り付けられる枠材と、前記枠材に取り付けられ複数の軒天パネルとを備え、前記枠材は、前記桁材の長手方向に交差する方向に沿って配置され、前記柱体と前記桁材との連結位置は、前記桁材の長手方向に沿った任意の位置であり、前記複数の軒天パネルは、相互に接合可能な連結部を有し、前記桁材は、前記複数の軒天パネルのうち隣接する軒天パネルの前記連結部に対して接合可能な連結部と、前記複数の軒天パネルと連なって配置される桁パネル部を有し、前記桁材および前記軒天パネルの連結部同士の接合構造は、前記複数の軒天パネルの連結部同士の接合構造と共通の構造であることを特徴とする。
本発明の屋根構築物によれば、柱体と桁材との連結位置が桁材の長手方向に沿った任意の位置であるため、柱体の位置を桁材に沿った方向に任意に位置調整できる。さらに、桁材および軒天パネルの連結部同士の接合構造は、複数の軒天パネルの連結部同士の接合構造と共通の構造であるため、桁パネル部と軒天パネルとを設計上適宜に並べ替えて接合できる。このため、桁材を枠材に沿った方向に位置設定でき、柱体を枠材に沿った方向に任意に位置調整できる。従って、例えば屋根構築物の現場施工時における柱体の位置が、工場出荷時の初期設定位置に対して変更を要する場合、柱体の位置を桁材に沿った方向および枠材に沿った方向の二方向に位置調整でき、施工性を向上できる。
本発明の屋根構築物では、前記桁材と前記枠材との取付位置は、前記複数の軒天パネルの各幅寸法に応じた寸法毎の任意の位置とされることが好ましい。
このような構成によれば、前記桁材と前記枠材との取付位置を複数の軒天パネルの各幅寸法に応じた寸法毎に設定可能であるため、任意枚数の軒天パネルの枠材への取付位置を変更することで、桁材の位置調整の自由度を向上できる。
ここで、軒天パネルの幅寸法とは、軒天パネルの見え掛かり面の幅寸法を意味する。複数の軒天パネルは、互いに同幅寸法であるもののほか、互いに付け替え可能な範囲内で互いに異なる幅寸法を有するものであってもよい。
本発明の屋根構築物では、前記桁パネル部の幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法または前記軒天パネルの幅寸法の整数倍に応じた寸法とされることが好ましい。
このような構成によれば、桁パネル部の幅寸法が一枚の軒天パネルの幅寸法に応じた寸法である場合には、天井面を形成する桁パネル部および軒天パネルの下面形状を、外観上同じとなるように形成することが簡単となる。また、桁パネル部の幅寸法が一枚の軒天パネルの幅寸法の整数倍に応じた寸法(二枚以上の軒天パネルの幅寸法に応じた寸法)である場合には、桁パネル部の下面形状を、二枚以上の軒天パネルが並設された状態における下面全体の形状と外観上同じとなるように形成することが簡単となる。このように桁パネル部および複数の軒天パネルの下面形状を形成した場合には、桁パネル部および軒天パネルによって、枠材に沿って連続する形状とされて繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を形成できる。
また、柱体に位置に対応して、桁材を枠材に沿って位置調整した場合であっても、前述した繰り返しパターンの意匠が損なわれることなく維持できる。
本発明の屋根構築物では、前記桁材は、前記桁パネル部を構成するパネル材を備え、前記パネル材の幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法とされ、前記桁パネル部の幅寸法が前記軒天パネルの幅寸法の2以上の整数倍に応じた寸法である場合には、前記パネル材は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に配置されることが好ましい。
このような構成によれば、桁パネル部の幅寸法が軒天パネルの幅寸法の2以上の整数倍に応じた寸法であっても、パネル材を軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に配置することで、天井面を形成する桁パネル部および軒天パネルの下面形状を容易に統一でき、繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を簡単に形成できる。
本発明の屋根構築物では、前記屋根体は、前記桁パネル部または前記軒天パネルと連なって位置する樋受けを備え、前記樋受けの幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法とされることが好ましい。
このような構成によれば、枠材と樋受けとの取付位置が、軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に設定可能とされるため、樋受けを枠材に沿った方向に位置設定可能となる。このため、排水位置の移動を簡単に行うことができ、位置設定の自由度を拡げて施工性のさらなる向上を図れる。
本発明の屋外構築物では、前記柱体は、前記屋根体の外周縁から面内方向の内側に離れて位置することが好ましい。
このような構成によれば、柱体が屋根体の外周縁から面内方向の内側に離れて位置するため、例えば、柱体に外壁材が取り付けられる場合、柱体と外壁材との接合部分に笠木などの雨仕舞を設ける必要がなく、施工の簡略化を図れる。
本発明の屋根構築物では、前記桁材は、前記枠材に沿った方向に一対設けられ、前記枠材は、前記桁材に沿った方向に一対設けられ、前記一対の桁材の両端は、前記一対の枠材に取り付けられ、前記軒天パネルの両端は、前記一対の枠材に取り付けられ、前記桁材および前記軒天パネルは、前記一対の枠材に沿った方向で並んで配置されることが好ましい。
このような構成によれば、一対の枠材間における一対の桁材および軒天パネルの位置を枠材に沿ってそれぞれ調整可能となる。このため、一対の桁材がそれぞれ取り付けられるべき一対の柱体の枠材に沿った方向における設置位置の自由度を向上できる。
本発明によれば、柱体の位置調整可能な方向を拡張して施工性を向上できる屋根構築物を提供できる。
本実施形態に係る屋根構築物を示す斜視図。 図1のII−II線に沿った縦断面図。 前記実施形態に係る屋根構築物を間口方向からみて示す縦断面図。 前記実施形態に係る屋根構築物の要部を拡大して示す縦断面図。 前記実施形態に係る屋根構築物の桁材の配置を説明するための模式図。 前記実施形態に係る屋根構築物の樋受けの配置を説明するための模式図。 前記実施形態に係る屋根構築物の柱体の施工状態を示す斜視図。 前記実施形態に係る屋根構築物の桁材の施工状態を示す斜視図。 前記実施形態に係る屋根構築物の枠体の施工状態を示す斜視図。 前記実施形態に係る屋根構築物の軒天パネル等の施工状態を示す斜視図。 前記実施形態に係る屋根構築物の棟木等の施工状態を示す斜視図。 前記実施形態に係る屋根構築物の屋根ふき材等の施工状態を示す斜視図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において、本実施形態に係る屋根構築物である屋根付き門1は、主に戸建住宅用あるいは集合住宅用の門として利用されるものであり、地面や基礎に立設される袖壁2(2A,2B)と、袖壁2に支えられる屋根体3とを備えて構成される。
なお、図中において、矢印Xは間口方向を示し、矢印Yは奥行方向を示し、矢印Zは高さ方向を示す。間口方向X、奥行方向Y、高さ方向Zは互いに直交する方向である。また、図3においては、説明の便宜上、袖壁2の横材22、縦材23、外壁材24は図示省略する。
袖壁2Aは、柱体21と、横材22と、縦材23と、外壁材24(化粧材)とを備えて構成されている。柱体21、横材22、縦材23は、アルミ押出形材によって形成されている。
柱体21は、三本設けられており、奥行方向Yに所定間隔を隔てて並んで配置されている。各柱体21は、四角柱状であって内部が中空に形成されている。横材22は、各柱体21間に複数本が高さ方向Zに所定間隔を隔てて並んで配置されている。各横材22の両端は、柱体21にねじ止め固定されている。縦材23は、柱体21間に配置され、複数の横材22にそれぞれねじ止めされている。外壁材24は、柱体21、横材22、縦材23に図示しないアルミ板等の下地パネルを介して装着されてこれらを覆っている。
なお、袖壁2Bは、袖壁2Aと同様に形成されているので、図に同符号を適宜付して、その詳細な説明を省略する。
袖壁2A,2Bは、屋根体3の外周縁よりも内側に離れて位置している。これにより、屋根付き門1は、雨仕舞などを設けなくても、柱体21および外壁材24との接合部分に雨水などが上方から浸入しない。
屋根体3は、袖壁2に取り付けられる天井パネル体4と、天井パネル体4に取り付けられる屋根パネル体6と、雨樋7(図11参照)とを備えて構成されている。
天井パネル体4は、桁材41(41A,41B)と、枠体42と、複数の軒天パネル43と、樋受け44とを備えて構成されている。桁材41、枠体42、軒天パネル43および樋受け44は、アルミ押出形材によって形成されている。
桁材41は、奥行方向Yに沿って配置され、各柱体21に取り付けられている。桁材41は、図4,5に示すように、桁本体51と、桁本体51に取り付けられたパネル材52とを備えて構成されている。桁本体51は、桁部53と、延出片部54,55と、連結部56,57と、立上り片部58,59とを有して構成されている。
桁部53は、下片部531、側片部532,533および上片部534を有して断面略口字形状に形成されている。下片部531には、パネル材52と係合する係合溝535が形成されている。
延出片部54は、下片部531から図4,5において右側に延出して形成されている。延出片部54の右側の縁部には段部541が形成されている。
延出片部55は、下片部531から図4,5において左側に延出して形成されている。延出片部55の左側の縁部には段部551が形成されている。
立上り片部58は、延出片部54の段部541から上方に立ち上げられて形成されている。連結部56は、立上り片部58から図4,5において右側に延出して形成されている。連結部57は、延出片部55の段部551から上方に立ち上げられ、この立ち上げ端から図4,5において右側に延びて形成されている。立上り片部59は、連結部57から上方に立ち上げられて形成されている。
パネル材52は、図4,5において右側の縁部に連結部521を有し、左側の縁部に係合部522を有して形成されている。係合部522は係合溝535に係合している。連結部521は、パネル材52の右側の縁部から上方に立ち上げられ、この立ち上げ端から図4,5において左側に延びて形成されている。この連結部521は、ビス8によって延出片部54の段部541に固定されている。
この桁材41では、下片部531の見え掛かり部分および延出片部55と、パネル材52とによって桁パネル部50が構成されている。パネル材52の下面形状と下片部531の見え掛かり部分および延出片部55の下面形状とは、外観上互いに同じとなるように形成されている。
本実施形態では、パネル材52の下面(見え掛かり面)の間口方向Xにおける幅寸法W1、並びに、下片部531の見え掛かり部分および延出片部55の下面(見え掛かり面)の間口方向Xにおける幅寸法W2は、100mmとされている。従って、桁パネル部50の下面(見え掛かり面)全体の幅寸法Wは、200mmであり(図5参照)、後述する幅寸法W3の整数倍の寸法である。なお、本実施形態では、間口方向Xにおける幅寸法W2は、約100mmとしたが、これに限定されず任意の寸法でよく、例えば幅寸法W2を約60mmとした場合には、桁パネル部50の下面全体の幅寸法Wは約120mmとされる。
桁材41Aの下片部531およびパネル材52は、ボルト9、断面コ字形状の連結金具10、断面ハット形状の裏板金具15によって袖壁2Aの柱体21の上部に固定されている。具体的には、桁材41Aに裏板金具15を組み込んだ後、裏板金具15と連結金具10とをボルト9によって連結して桁材41Aを挟み込み、連結金具10の左右の垂下片部を柱体21にボルト9によって固定することで、桁材41Aは柱体21に固定される。なお、連結金具10は、柱体21の上部を塞ぐ向きに配置される。桁材41Aは、柱体21に対して任意の位置に固定される。このため、桁材41Aを袖壁2Aに対して奥行方向Y(桁材41Aの長手方向)に位置調整可能である。換言すれば、柱体21は、桁材41Aの奥行方向Yにおける任意の位置に取り付けられている。桁材41Aの奥行方向両端部分の側片部532,533は、ビス8、アングル材11によって後述する枠材421,422に取り付けられている。桁材41Aの桁パネル部50は、ビス8によって枠材421,422に取り付けられている。このように枠体42に取り付けられた桁材41Aは、各ビス8を外すことによって枠体42から取り外し可能である。
また、桁材41Aの連結部56は、隣接する軒天パネル43とビス8によって連結されており、桁材41Aの連結部57は、隣接する樋受け44とビス8によって連結されている。
桁材41Bは、桁材41Aと同様にして、袖壁2Bに取り付けられ、枠体42に取り外し可能に連結されている。袖壁2Bに対する桁材41Bの取付位置は、桁材41Bに沿って奥行方向Y(桁材41Bの長手方向)における任意の位置に調整可能である。
また、桁材41Bの連結部56は、隣接する樋受け44とビス8によって連結されており、桁材41Bの連結部57は、隣接する軒天パネル43とビス8によって連結されている。
枠体42は、アルミ押出形材によって形成された枠材421,422,423,424をビス8、アングル材12によって四方枠組みして形成されている。枠材421,422は間口方向Xに沿って配置されており、枠材423,424は奥行方向Yに沿って配置されている。枠材421,422,423,424の内面には、図3に示すように、枠材421,422,423,424に沿って延びた支持部425がそれぞれ形成されている。枠材423,424の支持部425には、樋受け44の縁部が載置されている。
枠材421,422の支持部425には、枠材421,422に沿って間口方向Xに等間隔離れて位置する複数の取付部426が設けられている。複数の取付部426は、ビス8が螺合するビス孔(図示省略)を有してそれぞれ形成されている。複数の取付部426同士の間隔の単位寸法W0は、軒天パネル43の下面(見え掛かり面)の幅寸法W3および樋受け44の下面(見え掛かり面)の幅寸法W4と同じに予め設定されている。
枠材421,422の支持部425には、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44の両端が載置されており、複数の取付部426には、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44の両端がビス8によってそれぞれ取り付けられている。なお、枠材421,422には、桁材41の側片部532,533が前述した通りビス8、アングル材11によって連結されている。
複数の軒天パネル43は、間口方向Xに並んで配置されている。各軒天パネル43は、図4,5に示すように、右側の縁部に連結部431を有し、左側の縁部に連結部432を有して形成されている。連結部431は、軒天パネル43の右側の縁部から上方に立ち上げられ、この立ち上げ端から右側に延びて形成されている。連結部432は、軒天パネル43の左側の縁部に筒状に形成されている。
各軒天パネル43の下面形状は、パネル材52の下面、並びに、下片部531の見え掛かり部分および延出片部55の下面形状と外観上同じとなるように形成されている。本実施形態では、各軒天パネル43の間口方向Xにおける幅寸法W3は、幅寸法W1,W2と同じ100mmの寸法とされている。これにより、軒天パネル43が二枚並んで設けられた状態における下面形状は、桁パネル部50の下面形状と外観上同じような形状となる(図5参照)。
樋受け44は、図4に示すように、アルミ押出形材によって形成された樋受け本体440と、樋受け本体440の両端にそれぞれ設けられた端板446とを有して構成されている。
樋受け本体440は、図4,6に示すように、樋受けパネル部441と、立上り片部442,443と、連結部444,445とを有して構成されている。
樋受けパネル部441には、排水管450が適宜設けられており、排水管450に対応する位置に排水用の孔(図示省略)が形成されている。立上り片部442は、図4において樋受けパネル部441の右側の縁部から上方に立ち上げられて形成されている。立上り片部442の先端部は、図4において左側に延びて形成されている。立上り片部443は、図4において樋受けパネル部441の左側部分から上方に立ち上げられて形成されている。立上り片部443の先端部は、図4において右側に延びて形成されている。連結部444は、立上り片部442から右側に延びて形成されている。連結部445は、樋受けパネル部441の左側の縁部から立ち上げられ、この立ち上げ端から右側に延びて立上り片部443に連続して形成されている。
この樋受け本体440は、主に樋受けパネル部441および立上り片部442,443によって、雨水を受ける凹溝部448を形成している。
端板446は、樋受け本体440にビス止めされており、樋受け本体440によって形成される凹溝部448の両端を塞いでいる。
なお、樋受け本体440は、雨樋7に設けられた雨水のドレイン排水部品71から排水される水を受け、樋受けパネル部441に設けられた排水管450を通じて外部に排水される。
樋受けパネル部441の下面形状は、軒天パネル43の下面形状と外観上同じとなるように形成されている。樋受けパネル部441の下面の間口方向Xにおける幅寸法W4は、軒天パネル43の幅寸法W3と同じ100mmの寸法である(図6参照)。
図2において左側に示す樋受け44は、図4に拡大して示すように、連結部444が隣接する桁材41Aの連結部57にビス8によって連結されており、連結部445がビス8、アングル材13によって枠材423に連結されている。また、この樋受け44の樋受けパネル部441の左側の縁部は、枠材423の支持部425によって支持されている。
図2において桁材41Bの右側に示す設けられた軒天パネル43は、連結部431がビス8、アングル材13によって枠材424に連結されており、この軒天パネル43の下面が枠材424の支持部425によって支持されている。また、連結部432は、隣接する桁材41Bの連結部56にビス8によって連結されている。
ここで、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44は、互いに共通の接合構成を有している。つまり、桁パネル部50の連結部56,57と軒天パネル43の連結部431,432とがビス8によって接合される構造、連結部56,57と樋受け44の連結部444,445とがビス8によって接合される構造、連結部431,432と連結部444,445とがビス8によって接合される構造は、互いに共通している。従って、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44を並びかえてもそれぞれ接合可能である。
なお、桁材41Bの右側には軒天パネル43が配置されているが、これに代えて、樋受け44が配置されてもよい。
桁材41は、間口方向X(枠材421,422に沿った方向)において枠材421,422の複数の取付部426のいずれかに取り付けられる。これにより、桁材41と枠材421,422との取付位置を、枠材421,422に沿って単位寸法W0毎に調整可能である。
また、図5に示すように、桁材41は間口方向Xにおいて位置調整可能である。具体的には、桁材41および軒天パネル43を枠体42から取り外すとともに、桁材41に隣接する軒天パネル43などとの連結を外す。次に、桁材41を間口方向Xに単位寸法W0毎に移動して位置決めし、桁材41の移動後に空いた箇所に対し、取り外しておいた軒天パネル43を配置する。そして、位置決め、配置した桁材41および軒天パネル43を枠材421,422に取り付け、桁材41を隣接する軒天パネル43などに連結する。このように桁材41と軒天パネル43とを付け替えることによって、桁材41の間口方向Xの位置調整を行える。
さらに、上記同様にして桁材41と樋受け44とを付け替えることによっても桁材41、樋受け44の間口方向Xの位置調整を行える。
以上のように、桁材41の間口方向Xにおける位置調整を行えるため、設計変更等によって柱体21の間口方向Xにおける位置が変わっても、この位置に対応して桁材41を位置決めできる。
また、樋受け44は、間口方向Xにおいて枠材421,422の複数の取付部426のいずれかに取り付けられる。これにより、樋受け44と枠材421,422との取付位置を、枠材421,422に沿って単位寸法W0毎に調整可能である。
また、図6に示すように、樋受け44と軒天パネル43とを付け替えることが可能である。具体的には、樋受け44および軒天パネル43を枠体42から取り外すとともに、樋受け44を隣接する桁材41などとの連結を外す。次に、樋受け44と軒天パネル43とを付け替えて配置する。そして、配置した樋受け44および軒天パネル43を枠体42に取り付け、樋受け44および軒天パネル43を隣接する桁材41や軒天パネル43に連結する。このようにして、樋受け44と軒天パネル43とを付け替えられる。
図2に示すように、屋根パネル体6は、切妻型であり、棟木61と、母屋62と、垂木63と、屋根ふき材65と、押え材66とを備えて構成されている。棟木61、母屋62および垂木63は、アルミ押出形材によって形成されている。
棟木61および母屋62は、ビス8によって桁材41A,41Bの上片部534に固定されている。棟木61は、奥行方向Yにおいて屋根体3の中央部に配置されている。母屋62は、奥行方向Yにおける棟木61の両側に所定間隔を隔てて複数設けられている。
垂木63は、奥行方向Yにおいて棟木61の両側に配置されており、棟木61および母屋62に固定されている。垂木63は、間口方向Xに所定間隔を隔てて複数設けられている。
屋根ふき材65は、奥行方向Yにおいて棟木61の両側に傾斜して設けられており、複数の押え材66によって上方から押さえられている。
[本実施形態の施工]
以下、本実施形態に係る屋根付き門1について説明する。
先ず、図7に示すように、袖壁2A,2Bを形成する各柱体21を設置して横材22、縦材23を取り付ける。このとき、柱体21の位置を間口方向Xに変更した場合には、この位置変更に対応して、桁材41の位置を間口方向Xにおいて単位寸法W0毎に調整する。また、柱体21の位置を奥行方向Yに変更した場合には、この位置変更に対応して、ボルト9、断面コ字形状の連結金具10による桁材41の柱体21への連結位置を奥行方向Yに調整する。
次に、図8に示すように、袖壁2Aを形成する柱体21の上部に桁材41Aを取り付け、袖壁2Bを形成する柱体21の上部に桁材41Bを取り付ける。このとき、各柱体21と桁材41A,41Bとの連結位置は、ボルト9の螺合位置を任意の位置に設定することによって調整可能である。
次に、図9に示すように、枠材421,422を桁材41A,41Bの両端に取り付けるともに、枠材421,422の両端に枠材423,424を連結して枠体42を形成する。
次に、図10に示すように、軒天パネル43、樋受け44を枠体42内に間口方向Xに沿って並べて配置し、枠材421,422に取り付けることで、天井パネル体4を構成する。これにより、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44が連なって位置して天井面を形成する。
次に、図11に示すように、棟木61、母屋62を桁材41A,41Bに取り付け、雨樋7を枠材421,422に沿って取り付ける。続いて、垂木63を棟木61、母屋62に取り付ける。
次に、図12に示すように、屋根ふき材65を垂木63上に載置し、押え材66を垂木63にビス止めして屋根ふき材65を上方から押さえる。なお、屋根ふき材65と枠材421,422間にはカバー67が設けられる。
最後に、各柱体21に図示しない下地パネルを取り付け、この下地パネルと柱体21に外壁材24を取り付ける。このように形成された屋根体3の外周縁の内側には袖壁2A,2Bが位置する。
このようにして、図1に示す屋根付き門1を施工する。なお、屋根付き門1には、扉がさらに設けられてもよい。
[本実施形態の効果]
(1)袖壁2A,2Bの柱体21に対して桁材41A,41Bを奥行方向Yにおける任意の位置に連結することで、各柱体21と桁材41A,41Bとの連結位置を奥行方向Yの任意位置に調整できる。また、桁材41A,41Bは、複数の軒天パネル43および樋受け44のいずれとも接合可能な桁パネル部50を有するため、桁パネル部50と軒天パネル43、樋受け44とを設計上適宜に並べ変えて配置し接合できる。このため、桁パネル部50と軒天パネル43とが連なった状態のまま、桁材41A,41Bを間口方向Xに位置設定でき、各柱体21を間口方向Xに任意に位置調整できる。従って、例えば屋根付き門1の現場施工時における各柱体21の位置が、工場出荷時における初期設定位置に対して変更を要する場合、各柱体21の位置を間口方向Xおよび奥行方向Yの二方向に位置調整でき、施工性を向上できる。
さらに、桁材41A,41Bと枠材421,422との取付位置が、枠材421,422に沿って予め設定された単位寸法W0毎に設定可能とされ、枠材421,422に沿った方向における軒天パネル43の幅寸法W3が単位寸法W0に応じた寸法(本実施形態では同じ寸法)と同じとされるため、桁材41A,41Bを枠材421,422に沿って単位寸法W0(幅寸法W3に応じた寸法)毎に位置調整できる。このため、各柱体21の位置を間口方向Xに位置調整できる。
また、桁材41A,41Bと軒天パネル43とを付け替えることもできる。つまり、軒天パネル43を枠材421,422から取り外し、取り外した箇所に桁材41A,41Bを移動して取り付け、移動前に桁材41A,41Bが存在していた空き箇所に対して、先に取り外した軒天パネル43を再び取り付けることができる。これにより、例えば、作業現場において設置した柱体21の実際の位置が設計上の位置から変更された場合であっても、柱体21の実際の位置に対応して桁材41A,41Bを枠材421,422に沿って位置調整できる。
このように、柱体21の位置調整可能な方向が桁材41A,41Bに沿った方向(奥行方向Y)に限られず、枠材421,422に沿った方向(間口方向X)まで拡張でき、施工性を向上できる。
また、設計当初から屋根体3に対する袖壁2A,2Bの位置を厳密に設定していなくても、作業現場において設置後の柱体21の位置に対応して桁材41A,41Bを自由に配置でき、設計から施工までに要する日数の短縮を図れる。
加えて、柱体21に対して桁材41A,41Bを間口方向Xおよび奥行方向Yに自由に配置できるため、予め工場で桁材41A,41Bを位置決めして組み立てた屋根体3または屋根付き門1を現場まで搬送する必要をなくし、各部材ごとの搬送を可能として搬送負担を軽減でき、搬送コストを削減できる。
さらに、桁材41、軒天パネル43、樋受け44の位置を、間口方向Xに単位寸法W0毎の任意の位置に調整した場合であっても、天井パネル体4の天井面は、桁材41、軒天パネル43および樋受け44によって隙間なく形成される。このため、天井を塞ぐための専用部材を別途準備して設置する必要がなく、施工性の向上を図れる。
(2)桁材41A,41Bと枠材421,422との取付位置が、複数の軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法毎の任意の位置とされるため、任意枚数の軒天パネル43の枠材421,422への取付位置を変更することで、桁材41A,41Bの位置調整の自由度を向上できる。本実施形態では、複数の軒天パネル43同士の幅寸法W3が同じであるため、桁材41A,41Bの位置を、枠材421,422に沿って予め設定した単位寸法W0またはその整数倍をもって簡単に位置設定できる。このため、柱体21に対する桁材41A,41Bの位置合わせを、より容易に行うことができる。
(3)桁パネル部50の幅寸法Wが二枚の軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法(一枚の軒天パネル43の幅寸法W3の整数倍に応じた寸法)とされるため、桁パネル部50の下面形状を、二枚の軒天パネル43が並設された状態における下面全体の形状と外観上同じとなるように形成することが簡単となる。また、樋受け44の幅寸法W4が軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法とされるため、軒天パネル43と樋受け44との下面形状を外観上同じとなるように形成することも簡単となり、桁パネル部50の下面形状を軒天パネル43および樋受け44が並設された状態における下面全体の形状と外観上同じとなるように形成することも簡単となる。このように桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44の下面形状を形成した場合には、桁パネル部50、軒天パネル43および樋受け44によって、枠材421,422に沿って連続する形状とされて繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を形成できる。また、桁材41を間口方向Xに位置調整した場合や、桁材41を軒天パネル43や樋受け44と付け替えた場合でも、前述した繰り返しパターンの意匠が損なわれることなく維持できる。
さらに、桁パネル部50の幅寸法Wが二枚の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同じであるため、ビス8,ボルト9、断面コ字形状の連結金具10、アングル材11、裏板金具15などの連結具を取り付けるためのスペースを確保でき、桁材41の柱体21に対する取付強度、枠材421,422に対する連結強度の向上を図れる。
(4)桁パネル部50の幅寸法Wが軒天パネル43の幅寸法W3の2倍に応じた寸法であるが、当該桁パネル部50が、幅寸法W3に応じた幅寸法W1を有するパネル材52を配置することで、天井面を形成する桁パネル部50および軒天パネル43の下面形状を容易に統一でき、繰り返しパターンの意匠を構成する天井面を簡単に形成できる。
(5)樋受け44は桁パネル部50および軒天パネル43と連なって位置し、樋受け44の幅寸法W4は、軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法とされるため、枠材421,422と樋受け44との取付位置が、軒天パネル43の幅寸法W3に応じた寸法毎に設定可能となり、樋受け44を枠材421,422に沿った方向に位置調整できる。このため、排水位置の移動を簡単に行うことができ、位置調整の自由度を拡げて施工性のさらなる向上を図れる。
(6)柱体21が屋根体3の外周縁から内側に離れて位置するため、袖壁2が雨などに直接さらされない構成となる。これにより、柱体21と外壁材24との接合部分の上方は、屋根体3によって覆われるので、笠木などの雨仕舞を設けなくても前述した接合部分に雨水などが浸入するおそれがなく、雨仕舞を設ける手間を省いて施工の簡略化を図れる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、桁パネル部50の幅寸法Wを二枚の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同じ寸法としたが、これに限定されず、例えば、一枚の軒天パネル43の幅寸法W3と同寸法としてもよく、また、三枚以上の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同寸法としてもよい。
桁パネル部50の幅寸法Wを一枚の軒天パネル43の幅寸法W3と同寸法とする場合には、桁パネル部50の下面形状は、一枚の軒天パネル43の下面形状と外観上同じとなるように形成されていてもよい。
また、桁パネル部50の幅寸法Wを三枚以上の軒天パネル43の幅寸法W3の合計と同寸法とする場合には、桁パネル部50の下面形状は、当該三枚以上の軒天パネル43が並設された状態における全体の下面形状と外観上同じとなるように形成されていてもよい。
桁パネル部50が前述した幅寸法Wを有して形成されている場合であっても、幅寸法Wが幅寸法W3と同じかまたは整数倍の寸法であれば、桁パネル部50および軒天パネル43によって、枠材421,422に沿って連続する形状である繰り返しパターンの意匠とした天井面を形成できる。
さらに、桁パネル部50の幅寸法Wが軒天パネル43の幅寸法W3の2以上の整数倍に応じた寸法である場合には、複数のパネル材52を幅寸法W3に応じた寸法毎に並べて配置してもよい。
前記実施形態では、複数の軒天パネル43の幅寸法W3は互いに同じとされているが、これに限定されず、例えば、複数の軒天パネル43が互いに異なる幅寸法W3、例えば、幅寸法W3の二倍、三倍などの整数倍の寸法を有していてもよい。また、樋受け44の幅寸法W4は軒天パネル43の幅寸法W3と同じとされているが、樋受け44は、軒天パネル43の幅寸法W3に対して異なる幅寸法W4、例えば幅寸法W3の二倍、三倍などの整数倍の寸法を有していてもよい。このように幅寸法W3同士や幅寸法W4が相互に異なる場合であっても、枠材421,422の取付部426同士の間隔の単位寸法W0を、複数の軒天パネル43および樋受け44のうち最も狭幅のものの幅寸法W3または幅寸法W4と同じ寸法に設定することで、間口方向Xにおける柱体21の位置調整の自由度を確保できる。
前記実施形態では、屋根付き門1は、柱体21に取り付けられる桁材41A,41Bに加えて、柱体21に取り付けられずに枠材421,422に連結される桁材41をさらに備えていてもよい。
前記実施形態では、天井パネル体4は、樋受け44を備えて構成されているが、この樋受け44を省略して構成されていてもよい。
前記実施形態では、複数の軒天パネル43および樋受け44は、互いに同幅寸法W3,W4とされているが、これに限定されず、互いに付け替え可能な範囲内で各幅寸法が異なっていてもよい。
前記実施形態では、屋根体3は、切妻型の屋根パネル体6を備えて構成されているが、これに限定されず、例えば、片流れ型の屋根パネル体を備えて構成されていてもよい。
前記実施形態では、屋根付き門1を屋根構築物の一例として説明したが、前述した屋根付き門1のほかにも、例えば、カーポートなどを屋根構築物としてもよく、この場合、柱体21によって屋根体3を片持ちする構造とされてもよい。
前記実施形態では、柱体21は、屋根体3の外周縁から内側に離れて位置しているが、これに限定されず、例えば、屋根体3の外周縁に沿って位置してもよい。この場合、柱体21と外壁材24との接合部分に雨仕舞やシールなどを設けてもよい。
前記実施形態では、アルミ押出形材によって形成されている柱体21を説明したが、これに限らず、コンクリートブロックやレンガ積みして構成される柱体であってもよい。この場合には、コンクリートブロックやレンガ積みして構成される壁体の上部に柱体を設け、当該柱体を桁材41と連結する。
前記実施形態では、柱体21は、三本設けられているが、これに限定されず、例えば奥行方向Yが短い屋根体3を構成する場合には、柱体21の本数を減らしてもよく、二本等
にしてもよい。また、奥行方向Yが長い屋根体3を構成する場合には、柱体21の本数を四本以上に増やしてもよい。
1…屋根付き門、2(2A,2B)…袖壁、3…屋根体、4…天井パネル体、6…屋根パネル体、7…雨樋、8…ビス、9…ボルト、10…連結金具、11〜13…アングル材、15…裏板金具、21…柱体、22…横材、23…縦材、24…外壁材、41(41A,41B)…桁材、42…枠体、43…軒天パネル、44…樋受け、50…桁パネル部、51…桁本体、52…パネル材、53…桁部、54,55…延出片部、56,57,431,432,444,445,521…連結部、58,59,442,443…立上り片部、61…棟木、62…母屋、63…垂木、65…屋根ふき材、66…押え材、67…カバー、71…ドレイン排水部品、421〜424…枠材、425…支持部、426…取付部、440…樋受け本体、441…樋受けパネル部、446…端板、448…凹溝部、450…排水管、522…係合部、531…下片部、532,533…側片部、534…上片部、535…係合溝、541,551…段部、W、W1〜W4…幅寸法、W0…単位寸法、X…間口方向、Y…奥行方向、Z…高さ方向。

Claims (7)

  1. 柱体と、屋根体とを備え、
    前記屋根体は、前記柱体に連結される桁材と、前記桁材に取り付けられる枠材と、前記枠材に取り付けられ複数の軒天パネルとを備え、
    前記枠材は、前記桁材の長手方向に交差する方向に沿って配置され、
    前記柱体と前記桁材との連結位置は、前記桁材の長手方向に沿った任意の位置であり、
    前記複数の軒天パネルは、相互に接合可能な連結部を有し、
    前記桁材は、前記複数の軒天パネルのうち隣接する軒天パネルの前記連結部に対して接合可能な連結部と、前記複数の軒天パネルと連なって配置される桁パネル部を有し、
    前記桁材および前記軒天パネルの連結部同士の接合構造は、前記複数の軒天パネルの連結部同士の接合構造と共通の構造である
    ことを特徴とする屋根構築物。
  2. 請求項1に記載の屋根構築物において、
    前記桁材と前記枠材との取付位置は、前記複数の軒天パネルの各幅寸法に応じた寸法毎の任意の位置とされる
    ことを特徴とする屋根構築物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の屋根構築物において、
    前記桁パネル部の幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法または前記軒天パネルの幅寸法の整数倍に応じた寸法とされる
    ことを特徴とする屋根構築物。
  4. 請求項3に記載の屋根構築物において、
    前記桁材は、前記桁パネル部を構成するパネル材を備え、
    前記パネル材の幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法とされ、
    前記桁パネル部の幅寸法が前記軒天パネルの幅寸法の2以上の整数倍に応じた寸法である場合には、前記パネル材は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法毎に配置される
    ことを特徴とする屋根構築物。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の屋根構築物において、
    前記屋根体は、前記桁パネル部または前記軒天パネルと連なって位置する樋受けを備え、
    前記樋受けの幅寸法は、前記軒天パネルの幅寸法に応じた寸法とされる
    ことを特徴とする屋根構築物。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の屋根構築物において、
    前記柱体は、前記屋根体の外周縁から面内方向の内側に離れて位置する
    ことを特徴とする屋根構築物。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の屋根構築物において、
    前記桁材は、前記枠材に沿った方向に一対設けられ、
    前記枠材は、前記桁材に沿った方向に一対設けられ、
    前記一対の桁材の両端は、前記一対の枠材に取り付けられ、
    前記軒天パネルの両端は、前記一対の枠材に取り付けられ、
    前記桁材および前記軒天パネルは、前記一対の枠材に沿った方向で並んで配置される
    ことを特徴とする屋根構築物。
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