JP2006322187A - 建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井高の高い部屋に十分に採光や通風を確保できるとともに、雨水の掃けがよい屋根を備えた建物を提供する。
【解決手段】外壁5a上に、平面視四角形状の屋根1が敷設され、この屋根の一方の対角線上で対向する一対の角部2a,2bが、他方の対角線上で対向する一対の角部2c,2dより上方に位置し、ており、屋根1の対向する軒先部のうち一方の軒先部3a,4aから他方の軒先部3b,4bに向けて傾斜する屋根面が、その軒先部の長さ方向中央部を境として逆方向に傾斜しており、外壁5aの上端と前記屋根1の軒先部4aとの間に、窓15a〜15cが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の建物に係り特に屋根に特徴があるものに関する。
切妻屋根を備えた建物の一例として特許文献1に記載されたものが知られている。このような建物では、妻側の外壁や妻側と直角な平側の外壁に窓を設けている。
特開2003−82865号公報
ところで、上記のような切妻屋根を備えた建物では、屋内において天井高を屋根の軒先より高くして開放感を得ようとしても、平側の外壁に設ける窓が屋根の軒先より下方に位置しているので、天井高の高い部屋の採光や通風を十分に確保し難いという問題がある。
これに対し、建物の屋根を陸屋根にした場合、屋根の軒先が外壁の上端より高いので、外壁の上端部まで届く窓を設けることによって、天井高の高い部屋でも十分に採光や通風を確保することができる。しかし、陸屋根の場合、屋根面がほぼフラットであるため、雨水が滞留し易いとい問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、天井高の高い部屋に十分に採光や通風を確保できるとともに、雨水の掃けがよい屋根を備えた建物を提供することを課題としている。
上記課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、平面視において四角形の各辺を構成するようにして配置された外壁5a〜5d上に、屋根1が敷設された建物において、
前記屋根1は平面視四角形状に形成されており、一方の対角線上で対向する一対の角部2a,2bが、他方の対角線上で対向する一対の角部2c,2dより上方に位置しており、
前記屋根1の対向する軒先部のうち一方の軒先部3a,4aから他方の軒先部3b,4bに向けて傾斜する屋根面が、その軒先部の長さ方向中央部を境として逆方向に傾斜しており、
前記外壁5a〜5dの上端と前記屋根1の軒先部3a,3b,4a,4bとの間に、窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cが設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、屋根1に降った雨水は、屋根面の傾斜方向に流れるとともに、下方に位置する角部2c,2dに向けて流れるので、雨水の掃けがよい。
また、前記外壁5a〜5dの上端と前記屋根1の軒先部3a,3b,4a,4bとの間に、窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cが設けられているので、外壁5a〜5dの内側に、外壁5a〜5dの上端より天井高の高い部屋を設けても、前記窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cから採光や通風を十分に確保できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建物において、
柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dの上端部が前記外壁5a〜5dの上端より上方に突出しており、この突出した柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dによって前記屋根1が支持されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、外壁5a〜5dの上端より上方に突出した柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dによって屋根1が支持されているので、外壁5a〜5dの上方に位置する屋根1を確実に下方から支持できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の建物において、
前記外壁5a〜5dに沿って配置された柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dの上端部間に前記窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cが設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、外壁5a〜5dに沿って配置されて、屋根1を下方から支持する柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dの上端部間に窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cが設けられているので、外壁5a〜5dの上端と前記屋根1の軒先部との間に容易に窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cを設けることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図1〜図4、図12から図15に示すように、請求項2または3に記載の建物において、
外壁5a〜5dの内側において、この外壁5a〜5dの上端より上方に突出する柱間(例えば柱8c,25a間、柱25a,25b間、柱25b,10d間、柱10c,27a間、柱27a,27b間、柱27b,8d、柱25a,27b間、柱27a,25b間)
には上部壁(例えば上部壁31a〜31c,34a,34b、37a,37b)が設けられており、この上部壁によっても前記屋根1が支持されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、上部壁31a〜31c,34a,34b、37a,37bによっても屋根1が支持されているので、該屋根1の支持強度を高めることができる。
請求項5に記載の発明は請求項4に記載の建物において、
前記上部壁(例えば上部壁31a,31b,34b,34c)には、開口部(例えば開口部32a,32b,35a,35b)が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、上壁部31a,31b,34b,34cに開口部32a,32b,35a,35bが形成されているので、前記窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cからの採光や通風を開口部32a,32b,35a,35bを通して、建物の内部の部屋に容易に導入することができる。
本発明によれば、屋根の、一方の対角線上で対向する一対の角部が、他方の対角線上で対向する一対の角部より上方に位置しており、屋根の対向する軒先部のうち一方の軒先部から他方の軒先部に向けて傾斜する屋根面が、その軒先部の長さ方向中央部を境として逆方向に傾斜しており、外壁の上端と前記屋根の軒先部との間に、窓が設けられているので、雨水の掃けがよくなるとともに、外壁の上端より天井高の高い部屋を設けても、窓から採光や通風を十分に確保できる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4は本発明に係る建物を示すもので、図1は建物の正面図、図2は同左側面図、図3は同右側面図、図4は同背面図、図5は建物の屋根の平面図である。
これらの図に示す建物では、図5に示すように、平面視略四角形状の屋根1を備えている。
この屋根1の平面視における一方の対角線上で対向する一対の角部2a,2bが、他方の対角線上で対向する一対の角部2c,2dより1m程度上方に位置している。一対の角部2c,2dには、それぞれ排水枡が設けられている。
また、図5において、四角形状の屋根1は、2対の対向する軒先部3a,3bと軒先部4a,4bを有している。軒先部3a,3bは屋根面の長辺に沿う軒先部であり、軒先部4a,4bは短辺に沿う軒先部である。
図1に示すように、建物を正面側から見た場合、一方の軒先部4aから他方の軒先部4bに向けて傾斜する屋根面は軒先部4a(4b)の長さ方向の中央部を境として逆方向に傾斜している。すなわち、図1において、軒先部4aの左半分側では、軒先部4aから軒先部4bに向けて下方に傾斜しており、軒先部4aの右半分側では、軒先部4aから軒先部4bに向けて上方に傾斜している。また、角部2cには、屋根から下方に延出する縦樋が設けられており、この縦樋は前記角部2cに設けられた排水枡に接続されている。
なお、図4に示すように、建物を背面側から見た場合、軒先部4aの右半分側では、軒先部4aから軒先部4bに向けて下方に傾斜しており、軒先部4aの左半分側では、軒先部4aから軒先部4bに向けて上方に傾斜している。
また、図2に示すように、建物を左側面側から見た場合、一方の軒先部3aから他方の軒先部3bに向けて傾斜する屋根面は軒先部3a(3b)の長さ方向の中央部を境として逆方向に傾斜している。すなわち、図2において、軒先部3aの左半分側では、軒先部3aから軒先部3bに向けて上方に傾斜しており、軒先部3aの右半分側では、軒先部3aから軒先部3bに向けて下方に傾斜している。また、角部2dには、屋根から下方に延出する縦樋が設けられており、この縦樋は前記角部2dに設けられた排水枡に接続されている。
なお、図3に示すように、建物を右側面側から見た場合、軒先部3aの右半分側では、軒先部3aから軒先部3bに向けて上方に傾斜しており、軒先部3aの左半分側では、軒先部3aから軒先部3bに向けて下方に傾斜している。
また、図1〜図4に示すように、建物は、その正面、左右側面、背面にそれぞれ外壁5a〜5dを備えており、柱の上端部は外壁5a〜5dより上方に突出している。そしてこの突出した柱によって屋根1が下方から支持されている。
すなわち、図1に示すように、正面側の外壁5aに沿って柱6a〜6dが左右に所定間隔で設けられている。柱6a〜6dは、順次高さが低くなっており、これら柱6a〜6dの上端には図8に示すように、勾配桁7が架設されており、この勾配桁7によって屋根1の軒先部4aが支持されている。
また、図2に示すように、左側面側の外壁5bに沿って柱8a〜8fが左右に所定間隔で設けられている。柱8a〜8fは、順次高さが低くなっており、これら柱8a〜8fの上端には図9に示すように、勾配桁9が架設されており、この勾配桁9によって屋根1の軒先部3aが支持されている。なお、柱8aと柱6aは角部に位置する柱であるので、同じものである。
さらに、図3に示すように、右側面側の外壁5cに沿って柱10a〜10fが左右に所定間隔で設けられている。柱10a〜10fは、順次高さが低くなっており、これら柱10a〜10fの上端には図10に示すように、勾配桁11が架設されており、この勾配桁11によって屋根1の軒先部3bが支持されている。なお、10fと柱6dは角部に位置する柱であるので、同じものである。
また、図4に示すように、背面側の外壁5dに沿って柱12a〜12dが左右に所定間隔で設けられている。柱12a〜12dは、順次高さが低くなっており、これら柱12a〜11dの上端には図11に示すように、勾配桁13が架設されており、この勾配桁13によって屋根1の軒先部4bが支持されている。
なお、柱12aと柱10aは角部に位置する柱であるので、同じものである。同様に、柱12dと柱8fも角部に位置する柱であるので、同じものである。
そして、建物の外壁5a〜5dの上端と屋根1の軒先部3a,3b,4a,4bとの間に窓が設けられている。
すなわち、図1に示すように、外壁5aと軒先部4aとの間には、3つの窓15a,15b,15cが左右に連続して設けられている。窓15aは、外壁5aの上端から突出する柱6a,6b間に設けられ、窓15bは柱6b,6c間に設けられ、窓15cは柱6c,6d間に設けられている。窓15a〜15cはそれぞれ異なる台形状に形成されており、全体として直角三角形状に形成されている。
また、図2に示すように、外壁5bと軒先部3aとの間には、4つの窓16a〜16dが設けられており、窓16a,16bは左右に連続し、窓16c,16dは左右に連続し、窓16bと窓16cとの間には壁17が設けられている。窓16aは、外壁5bの上端から突出する柱8a,8b間に設けられ、窓16bは柱8b,8c間に設けられ、窓16cは柱8d,8e間に設けられ、窓16dは柱8e,8f間に設けられている。また、壁17は柱8c,8d間に設けられている。窓16a〜16d、壁17はそれぞれ異なる台形状に形成されており、全体として直角三角形状に形成されている。
また、図3に示すように、外壁5cと軒先部3bとの間には、5つの窓18a〜18eが左右に連続して設けられている。窓18aは、外壁5cの上端から突出する柱10a,10b間に設けられ、窓18bは柱10b,10cの間に設けられている。窓18cは柱10c,10d間に設けられている。窓18cは3連の窓であり、これら3連の窓18cは方立19,19を有している。窓18dは柱10d,10e間に設けられ、窓18eは柱10e,10f間に設けられている。窓18a〜18eはそれぞれ異なる台形状に形成されており、全体として直角三角形状に形成されている。
また、図4に示すように、外壁5dと軒先部4bとの間には、3つの窓20a,20b,20cが左右に連続して設けられている。窓20aは、外壁5dの上端から突出する柱12a,12b間に設けられている。窓20bは柱12b,12c間に設けられている。窓20bは2連の窓であり、これら2連の窓20bは方立21を有している。窓20cは柱12c,12d間に設けられている。窓20a〜20cはそれぞれ異なる台形状に形成されており、全体として直角三角形状に形成されている。
前記窓15a〜15c,窓16a〜16d,窓18a〜18e,窓20a〜20cは全て嵌め殺し式の窓となっているが、これら窓のうちの少なくとも一つを開閉窓としてもよい。
図6と図7はそれぞれ建物の1階の平面図と2階の平面図である。図7および図12に示すように、建物の2階には、柱8cと柱10dとの間に、柱25aと柱25bが所定間隔で設けられている。これら柱25a,25bは外壁5a〜5dの上端より上方に突出しており、柱25aが柱25bより高くなっている。また、柱8c,25a,25b,10dは順次高さが低くなっており、これら柱8c,25a,25b,10dの上端には勾配桁26が架設されており、この勾配桁26によって屋根1が支持されている。
また、図7および図13に示すように、建物の2階には、柱10cと柱8dとの間に、柱27aと柱27bが所定間隔で設けられている。これら柱27a,27bは外壁5a〜5dの上端より上方に突出しており、柱27aが柱27bより高くなっている。また、柱10c,27a,27b,8dは順次高さが低くなっており、これら柱10c,27a,27b,8dの上端には勾配桁28が架設されており、この勾配桁28によって屋根1が支持されている。
さらに、図7および図14に示すように、前記柱25aは柱27bより高くなっている。これら柱25a,27bには勾配桁28が架設されており、この勾配桁28によって屋根1が支持されている。
また、図7および図15に示すように、前記柱27aは柱25bより高くなっている。これら柱27a,25bには勾配桁29が架設されており、この勾配桁29によって屋根1が支持されている。
また、図12に示すように、柱8c,25a,25b,10dの上端部には、前記勾配桁26より下方において敷桁30が設けられており、この敷桁30と勾配桁26との間には上部壁が設けられている。すなわち、柱8c,25a間には上部壁31aが設けられ、柱25a,25b間には上部壁31bが設けられ、柱25b,10d間には上部壁31cが設けられている。そして、これら上部壁31a〜31cによっても屋根1が勾配桁26を介して支持されている。さらに、前記上部壁31a,31bには、開口部32a,32bが壁31a,31bを貫通して形成されている。
また、図13に示すように、柱10c,27a,27b,8dの上端部には、前記勾配桁28より下方において敷桁33が設けられており、この敷桁33と勾配桁28との間には上部壁が設けられている。すなわち、柱10c,27aには上部壁34aが設けられ、柱27a,27b間には上部壁34bが設けられ、柱27b,8d間には上部壁34cが設けられている。そして、これら上部壁34a〜34cによっても屋根1が勾配桁28を介して支持されている。さらに、前記上部壁34b,34cには、開口部35a,35bが壁34b,34cを貫通して形成されている。
また、図14に示すように、柱25a,27bの上端部には、前記勾配桁28より下方において敷桁36が設けられており、この敷桁36と勾配桁29との間には上部壁37aが柱25a,25b間において設けられている。また、図15に示すように、柱25b,27aの上端部には、勾配桁29より下方において敷桁38が設けられており、この敷桁38と勾配桁29との間には上部壁37bが柱25b,27a間において設けられている。そしてこれら上部壁37a,37bによっても屋根1が勾配桁28,29を介して支持されている。
図6に示すように、建物の1階には、洋室50と和室51とが南北に離間して配置されている。和室51の西側には玄関52が配置されており、この玄関52の玄関ホール52aと洋室50との間に廊下53が配置されている。この廊下53の西側には、1階と2階との間に設けられた階段54が配置されている。また、廊下53の東側でかつ洋室50と和室51との間には、トイレ55,洗面室56,浴室57が南北に隣接して配置されている。これらトイレ55、洗面室56、浴室57で構成された水回り系の部屋の外壁は、洋室50および和室51の東側の外壁より、内側に窪んで設けられており、これによって、建物の東側には凹所が形成され、この凹所にテラス59が設けられている。このテラス59に面する洋室50の外壁、和室51の外壁、洗面室56の外壁には、それぞれ開閉扉50a,51a,56aが設けられている。
図7に示すように、建物の2階には、南側にリビングダイニング60が配置され、北側に、2つの洋室61,62が東西に隣接して配置されている。洋室61,62とリビングダイニング60との間には、キッチン63が配置されており、このキッチン63の西側には、洋室61,62とリビングダイニング60との間に廊下64が配置されている。廊下64の西側には階段54が配置されている。また、廊下64の北側の端部には、東側に延在する廊下65が配置されている。この廊下65の東側端部と前記キッチン63の外壁はリビングダイニング60および洋室61の東側の外壁より、内側に窪んで設けられており、これによって、建物の東側には凹所が形成され、この凹所にバルコニー66,67が南北に離間して設けられている。バルコニー66に面するリビングダイニング60の外壁には開閉扉60aが設けられている。また、バルコニー67に面する洋室61の外壁には開閉扉61aが設けられており、廊下65の端部の外壁には開閉扉65aが設けられている。バルコニー66,67間は、1階のテラス59から屋根1まで吹き抜ける吹き抜け空間となっており、この吹き抜け空間上に位置する屋根1には、開口部68が形成され(図4および図5参照)、この開口部68からバルコニー66,67やテラス59に採光を確保できるようになっている。
本実施の形態によれば、平面視において四角形の各辺を構成するようにして配置された外壁5a〜5d上に、平面視四角形状の屋根1が敷設されており、この屋根1の一方の対角線上で対向する一対の角部2a,2bが、他方の対角線上で対向する一対の角部2c,2dより上方に位置しており、屋根1の対向する軒先部のうち一方の軒先部3a,4aから他方の軒先部3b,4bに向けて傾斜する屋根面が、その軒先部の長さ方向中央部を境として逆方向に傾斜しているので、屋根1に降った雨水は、屋根面の傾斜方向に流れるとともに、下方に位置する角部2c,2dに向けて流れるので、雨水の掃けがよい。なお、角部2c,2dに流れ込んだ雨水は、排水枡から縦樋を通って排水される。
また、前記外壁5a〜5dの上端と前記屋根1の軒先部3a,3b,4a,4bとの間に、窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cが設けられているので、外壁5a〜5dの内側に、外壁5a〜5dの上端より天井高の高い部屋(リビングダイニング60,洋室61,62等)を設けても、前記窓から採光や通風を十分に確保できる。
また、柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dの上端部が外壁5a〜5dの上端より上方に突出しており、この突出した柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dによって屋根1が支持されているので、外壁5a〜5dの上方に位置する屋根1を確実に下方から支持できる。
さらに、外壁5a〜5dに沿って配置された柱6a〜6c,8a〜8e,10a〜10f,12a〜12dの上端部間に窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cが設けられているので、外壁5a〜5dの上端と屋根1の軒先部3a,3b,4a,4dとの間に容易に窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cを設けることができる。
加えて、外壁5a〜5dの内側において、この外壁5a〜5dの上端より上方に突出する柱8c,25a間には上部壁31aが、柱25a,25b間には上部壁31bが、柱25b,10d間には上部壁31cが設けられ、柱10c,27a間には上部壁34aが、柱27a,27b間には上部壁34bが設けられ、柱27b,8d間には上部壁34cが設けられ、柱25a,27b間には上部壁37aが設けられ、柱27a,25b間には上部壁37bが設けられおり、これら上部壁によっても屋根1が勾配桁26,28,29,29を介して支持されているので、屋根1の支持強度を高めることができる。
また、上部壁31aには開口部32aが、上部壁31bには開口部32bが形成され、上部壁34bには開口部35aが形成され、上部壁34cには開口部35bが形成されているので、前記窓15a〜15c,16a〜16d,18a〜18e,20a〜20cからの採光や通風を開口部32a,32b,35a,35bを通して、建物の内部の部屋に容易に導入することができる。
本発明に係る建物の一例を示すもので、建物の正面図である。 同、建物の左側面図である。 同、建物の右側面図である。 同、建物の背面図である。 同、屋根の平面図である。 同、建物の1階の平面図である。 同、建物の2階の平面図である。 図7におけるA−A線視図である。 図7におけるB−B線視図である。 図7におけるC−C線視図である。 図7におけるD−D線視図である。 図7におけるE−E線視図である。 図7におけるF−F線視図である。 図7におけるG−G線視図である。 図7におけるH−H線視図である。
符号の説明
1 屋根
2a〜2d 角部
3a,3b,4a,4b 軒先部
5a〜5d 外壁
6a〜6d 柱
8a〜8f 柱
10a〜10f 柱
12a〜12d 柱
15a〜15c 窓
16a〜16d 窓
18a〜18e 窓
20a〜20c 窓
31a〜31c 上部壁
32a,32b 開口部
34a〜34c 上部壁
35a,35b 開口部
37a,37b 上部壁

Claims (5)

  1. 平面視略四角形状の屋根を備えた建物において、
    前記屋根の平面視における一方の対角線上で対向する一対の角部が、他方の対角線上で対向する一対の角部より上方に位置しており、
    前記屋根の対向する軒先部のうち一方の軒先部から他方の軒先部に向けて傾斜する屋根面が、その軒先部の長さ方向中央部を境として逆方向に傾斜しており、
    前記建物の外壁の上端と前記屋根の軒先部との間に、窓が設けられていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    柱の上端部が前記外壁の上端より上方に突出しており、この突出した柱によって前記屋根が支持されていることを特徴とする建物。
  3. 請求項2に記載の建物において、
    前記外壁に沿って配置された柱の上端部間に前記窓が設けられていることを特徴とする建物。
  4. 請求項2または3に記載の建物において、
    外壁の内側において、この外壁の上端より上方に突出する柱間には上部壁が設けられており、この上部壁によっても前記屋根が支持されていることを特徴とする建物。
  5. 請求項4に記載の建物において、
    前記上部壁には、開口部が形成されていることを特徴とする建物。
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