JP2005350901A - 構造物における防水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造物入口の防水装置において、入口を塞ぐ防水手段を、非常時だけに止まらず、平時においても門扉として兼用可能とすることで、従来の収納場所確保の問題を解決できるようにする。
【解決手段】 構造物Bの入口Iを横切る方向に伸縮して該入口Iを開閉し得る門扉Tと、この門扉Tを起立状態に支持すると共にその伸縮を案内する案内支持機構Gと、その門扉Tの少なくとも外方側を覆っていて該門扉Tの収縮動作に応じて折畳まれ、伸長動作に応じて展開する可撓性の防水シートSとを備え、門扉Tの伸長により展開状態となった防水シートSにより入口Iを塞いで、該入口Iから構造物B内への水の流入を防止可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種ビル、地下鉄、地下街、地下道、地下駐車場、塀等の構造物において、その入口から構造物内への水の流入を防止するための防水装置に関する。
近年、都市部等の一部地域における集中豪雨、洪水等に因り、ビル、地下鉄、地下街、地下道、地下駐車場、塀等の構造物内にその入口から水が急激に流入、浸水して多大の被害を及ぼすケースが問題となっている。
このような構造物入口からの水の急激な流入に対しては、土嚢の積み上げ等の対策では間に合わない場合が多く、そこで上記構造物の入口に、これを横切るように防水板を取付けできるようにした防水装置が、例えば特許文献1に記載されるように既に提案されている。
特開平2001−98792号公報
ところが従来の上記防水板は、非常時しか使用しないものであったため、平時の収納保管場所の確保が問題であった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものにおいて、非常時だけに止まらず、平時においても門扉として兼用可能とすることで、従来の上記問題を解決した構造物における防水装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、構造物の入口を横切る方向に伸縮して該入口を開閉し得る門扉と、この門扉を起立状態に支持すると共にその伸縮を案内する案内支持機構と、その門扉の少なくとも外方側を覆っていて該門扉の収縮動作に応じて折畳まれ、伸長動作に応じて展開する可撓性の防水シートとを備え、前記門扉の伸長により展開状態となった前記防水シートにより前記入口を塞いで、該入口から構造物内への水の流入を防止できるようにしたことを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1の上記特徴に加えて、前記案内支持機構が、前記門扉の伸縮軌跡に沿って入口の地面に凹設される収納溝と、この収納溝内に突き出すように前記門扉の下端より下方に延設される支持脚と、この支持脚に回転自在に支持される車輪と、この車輪を転動可能に係合させるべく前記収納溝内に敷設される支持レールと、前記門扉が収縮して前記入口が開放状態にあるときに前記収納溝の開口部を閉塞する蓋板とを備えることを特徴とする。
また請求項3の発明は、請求項2の上記特徴に加えて、前記門扉には、それが伸長して前記入口を閉じているときに前記蓋板を該門扉に着脱可能に連結し得る連結手段が設けられることを特徴とする。
また請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかの上記特徴に加えて、前記防水シートの、構造物外方側の側壁部は、その構造物外の地面に自由端が接離可能に当接し得るように下方に延出しており、その延出部が、平時は上方に折り返されて該側壁部に着脱可能に係合されることを特徴とする。
また請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの上記特徴に加えて、前記防水シートの外面には、通行人に見せるための表示部が付されることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、構造物の入口を横切る方向に伸縮して該入口を開閉し得る門扉と、この門扉を起立状態に支持すると共にその伸縮を案内する案内支持機構と、その門扉の少なくとも外方側を覆っていて門扉の収縮動作に応じて折畳まれ、伸長動作に応じて展開する可撓性の防水シートとを備えるので、非常時には、門扉の伸長により展開状態となった防水シートで入口を塞いで、該入口から構造物内への水の流入を防止でき、また平時は上記門扉により入口を開閉して人や車の進入等をコントロールできる。このように上記門扉を、非常時には防水シートと協働する防水手段に、また平時は入口の開閉手段にそれぞれ兼用できるから、防水手段の保管場所を別途確保する必要がなく、管理が容易である上、非常時の対応を簡単且つ迅速に行うことができ、全体として防水装置の構造簡素化と利便性向上に大いに寄与することができる。
また特に請求項2の発明によれば、案内支持機構が、門扉の伸縮軌跡に沿って入口の地面に凹設される収納溝と、この収納溝内に突き出すように門扉の下端より下方に延設される支持脚と、この支持脚に回転自在に支持される車輪と、この車輪を転動可能に係合させるべく収納溝内に敷設される支持レールと、門扉が収縮して前記入口が開放状態にあるときに収納溝の開口部を閉塞する蓋板とを備えるので、門扉の開閉移動(伸縮動作)を案内支持機構によりスムーズに案内支持することができて、その開閉操作が容易である。また門扉の開放状態では収納溝が蓋板で覆われるから、収納溝内の案内支持機構に塵埃や砂利等が付着するのを効果的に防止できて、案内支持機構の作動が円滑に保たれる。
また特に請求項3の発明によれば、門扉には、それが伸長して入口を閉じているときに前記蓋板を該門扉に着脱可能に連結し得る連結手段が設けられるので、蓋板を門扉に対する補強手段に兼用でき、従って、構造簡素化を図りながら、門扉に大きな水圧にも耐えられる十分な剛性強度を付与することができる。また平時であっても、門扉の閉成状態で不要となる蓋板を門扉に保持させることにより、蓋板の保管管理が簡便となるから、蓋板の保管場所を特別に確保する必要がない。
また特に請求項4の発明によれば、防水シートの、構造物外方側の側壁部は、その構造物外の地面に自由端が接離可能に当接し得るように下方に延出しており、その延出部が、平時は上方に折り返されて該側壁部に着脱可能に係合されるので、非常時には上記延出部を地面に垂らすことで、防水シート下端と地面との隙間を有効にシールすることができ、また平時は上記延出部を折り返し状態に保持することで、その自由端が地面と必要以上に擦れて摩耗するのを回避することができる。
また特に請求項5の発明によれば、防水シートの外面には、通行人に見せるための表示部が付されるので、防水シートを、通行人等に対する案内手段や宣伝広告手段に兼用できて便利である。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
添付図面において、図1〜図9は本発明の実施例を示すものであって、図1は、防水装置を示す全体斜視図、図2は、防水装置の正面図(図1の2矢視図)、図3は、図2の3−3線拡大断面図、図4は、平時における防水装置の閉じ状態と開放状態を示す概略正面図、図5は、図4の5−5線拡大断面図、図6は、大雨時等における防水装置の閉じ状態を示す要部正面図、図7は、図6の7−7線拡大断面図、図8は、図6の8−8線拡大断面図である。また図9は、防水シートの可動端部の変形例を示す斜視図であって、(a)はシート側方延長部の折り畳み状態を、また(b)はシート側方延長部の展開状態をそれぞれ示している。
先ず、図1〜図7において、構造物としての建物の塀Bの入口Iには、本発明の防水装置Aが設けられ、集中豪雨、洪水等の非常時に外部から入口Iを通して建物の塀B内に水が流入するのを防止できるようになっており、また平時においてもその防水装置Aが門扉として兼用できるようになっている。
前記防水装置Aは、構造物Bの入口Iを横切る方向に伸縮可能であり且つその伸縮により入口Iを開閉し得るように配置されたな門扉Tと、この門扉Tをその何れの開閉位置においても起立状態に支持すると共にその伸縮を案内する案内支持機構Gと、その門扉Tを覆っていて該門扉Tの収縮動作に応じて蛇腹状に折畳まれ、伸長動作に応じて展開する可撓性の防水シートSとを備える。そして、門扉Tの伸長により展開状態となった前記防水シートSにより入口Iを塞いで、該入口Iから構造物B内への水の流入を防止できるようになっている。
前記門扉Tは、基本的に縦長の矩形状に形成された金属フレーム枠より構成されて門扉Tの伸縮方向に並列する多数の支柱P1 〜PN と、隣り合う支柱P1 ,P2 ;P2 ,P3 ;・・・間を相互に接近・離間可能に枢支連結するパンタグラフ式のリンク機構1・・・とを備えており、これは、一般家庭や駐車場等の入口を開閉するために使用される従来周知の蛇腹式の門扉と同様の構造であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
門扉Tの固定端となる一端側の支柱PN は、建物の塀Bの、入口Iにおける一側部Baに固定されている。また門扉Tの可動端となる他端側の支柱P1 には、開閉操作用の把手10が一体的に設けられている。更にその他端側の支柱P1 は、建物の塀Bの、入口Iにおける他側部Bbに固定した連結枠Pfに接離可能となっており、その支柱PN と連結枠Pfとの間には、その間を任意にロック可能なロック手段Lが設けられる。尚、そのロック手段Lとしては、前記従来周知の蛇腹式門扉のロックに用いられるロック手段と同様の構造のものが使用される。
前記防水シートSとしては、水を通さない水密な合成樹脂製シートが用いられ、これを横断面逆U字状に折り曲げて、門扉Tにその上方から覆い被せるようにする。そして、そのセット状態で該シートSは、各支柱P1 〜PN の外形に倣って、横断面が略逆U字状となる。
その防水シートSの相対向する一対の側壁部Si,Soは、各支柱P1 〜PN の外側部にボルト等の結合手段11でそれぞれ結合されており、これにより、該シートSの側壁部Si,Soは、門扉Tの収縮動作に応じて蛇腹状に折畳まれ、また伸長動作に応じてその伸長方向に展開して略平坦となる。尚、その防水シートSには、その内方側壁部Siと上壁部Suと外方側壁部Soとに亘って、該シートSを蛇腹状に折り畳み易くするための折り目が、相隣なる支柱P1 〜PN の各中間位置に対応してそれぞれ付されている。
防水シートSの、塀B外方側の側壁部Soの下端は、その塀B外の地面Eに自由端が接離可能に当接し得るように下方に延出しており、その延出部Seは、平時は上方に折り返されて該側壁部Soに着脱可能に係合(図示例では、対をなすベロクロファスナ2a,2bを介して結合)される。従って、非常時には、図7に示すように上記延出部Seを地面Eに垂らすことで、防水シートSの下端と地面Eとの隙間を有効にシールすることができ、また平時には、図3に示すようには上記延出部Seを折り返し状態に保持することで、その自由端が地面Eと必要以上に擦れて摩耗するのを回避することができる。
また図4に明示したように、防水シートSの外面には、通行人や通孔車両に見せるための表示部M、例えば案内用又は宣伝広告用の図柄や文字が、印刷、塗装、貼付その他の手法で一体的に付されている。
前記案内支持機構Gは、門扉Tの伸縮軌跡に沿って入口Iの地面Eに凹設される直線状の収納溝4と、この収納溝4内に突き出すように少なくとも一部の支柱P2 ,P5 ・・の下端部より下方に延設される前後一対の支持脚7と、それら支持脚7にそれぞれ水平軸線回りに回転自在に支持される車輪Wと、この車輪Wを転動自在に係合させるべく収納溝4内の底面に敷設される支持レール5と、門扉Tが収縮して入口Iが開放状態にあるときに収納溝4の開口部を閉塞する蓋板6とを備えている。
前後の各支持脚7は、収納溝4の相対向する前後の内側壁4iにそれぞれ摺動可能に当接しており、この当接により門扉Tの起立姿勢が安定よく保たれ、非常時等においても門扉Tの前後への倒れが効果的に防止できる。尚、図示例のように車輪Wの支持脚7を収納溝4の内側壁4iに摺動可能に当接させる代わりに、少なくとも一部の支柱P1 〜PN と一体に設けた支持部材(図示せず)を収納溝4の内側壁4iに摺動可能に当接させたり或いは該支持部材に鉛直軸線回りに回転自在に支持した車輪(図示せず)を収納溝4の内側壁4iに転動可能に係合させたりして、門扉Tを起立姿勢に安定よく保持するようにしてもよい。
前記蓋板6は、帯板状の蓋板本体6mと、その蓋板本体6mの幅方向両側縁に一体に連設されてそれぞれ下方に延びる一対のフランジ部6f,6fとにより、横断面が扁平なコ字状に形成されている。その蓋板本体6mは、収納溝4内面の適所に設けた蓋受け部(図示せず)及び/又は支持レール5の上面に載置、支持されて、収納溝4の開口部を閉塞する閉塞位置に保持される。そして、その保持状態で蓋板6は、図5に示すように、蓋板本体6mの平坦な上面が入口Iの地面Eと同一レベルにあって、地面Eの一部を構成しており、人や車両の通行の障害となることはない。尚、前記蓋板6は、これを一個の長い板体より構成してもよいし、或いは、該蓋板6の長手方向に縦列可能な複数の蓋板要素より分割構成してもよい。
門扉Tには、それが伸長して入口Iを閉じているときに蓋板6を門扉Tに着脱可能に連結し得る連結手段Jが設けられる。この連結手段Jは、少なくとも一部の支柱P1 〜PN の上下中間部にそれぞれ固設されたL字状フック片8…より構成され、これらフック片8…は、防水シートSの、塀B内方側の側壁部Siを貫通して、その外側に突出している。而して、これらフック片8…に蓋板6を橋渡すように係合、支持させることにより、蓋板6が門扉Tに一体的に保持される。
次に前記実施例の作用を説明する。図4に示すように、平時において、門扉Tは、これを収縮させることで建物の塀Bの入口Iを開放することができ、また伸長させることで同入口Iを閉成することができる。そして、門扉Tを覆っている可撓性の防水シートSは、門扉Tの収縮に応じて蛇腹状に折畳まれ、また門扉Tの伸長に応じて展開する。
この場合において、門扉Tの収縮状態(入口Iの開放状態)では、該門扉Tの案内支持機構Gを収納する収納溝4の開口部が蓋板6で塞がれ、該蓋板6は地面Eの一部となって歩行の障害とはなる心配はない。
また門扉Tの伸長状態(入口Iの閉成状態)では、その可動端となる支柱PN が塀Bの入口Iにおける他側部Bbに固設した連結枠Pfにロック手段Lを介して連結、施錠される。また収納溝4より取り外され不要となった蓋板6は、これが門扉Tの連結手段J(複数のL字状フック片8…)に係合されることで門扉Tに一体的に保持され、これにより門扉Tが補強される。また、このとき、防水シートSの外面に案内用又は宣伝広告用の表示部Mが付されておれば、防水シートSを、通行人等に対する案内手段や宣伝広告手段に兼用できて便利である。
また集中豪雨、洪水等に因り建物の塀Bの入口Iへ多量の水が急激に侵入する虞れがある非常時には、前記したような平時における入口Iの閉成時と同様、門扉Tを伸長状態とし、その可動端となる支柱PN を塀Bの入口他側部Bbに固設した連結枠Pfにロック手段Lを介して連結、施錠する。そして、図7に示すように、収納溝4より取り外した蓋板6を門扉Tの連結手段Jに係合させて門扉Tに一体的に保持させることにより、門扉Tに対し大きな水圧にも耐えられる十分な剛性強度を付与することができる。
さらに防水シートSの、塀B外方側の側壁部Soの下端に連設した延出部Seを地面Eに垂らすようにして、防水シートSの下端と地面Eとの隙間をシールする。
また図6,8から明らかなように、防水シートSの可動端と塀Bの入口他側部Bbとの間を、その間に跨がるように覆い被せた帯状のシートS′(図4)でシールする。
尚、このような帯状シートS′を用いる代わりに、図9に示すように、防水シートSの側壁部Soの可動端に側方延出部Se′を一体に連設し、その側方延出部Se′を展開することにより(図9の(b)を参照)、防水シートSの可動端と塀Bの入口他側部Bbとの間をそれぞれシールするようにしてもよい。この場合、その側方延出部Se′は、前記下方延出部Seと同様、平時は内側に折り返されてシート側壁部Soに着脱可能に係合させるようにすれば(図9の(a)を参照)、該側方延出部Se′が妄りにばたついたり他物と擦れる心配がない。
而して、伸長状態の門扉Tに支持されて塀Bの入口Iを堰止めるように配置される防水シートSにより、塀Bの入口Iから建物の塀B内へ水が流入するのを防止でき、従って、その入口Iに専用の防水手段を特別に設置する必要がなくなる。
またこのように門扉Tを、非常時には防水シートSと協働する防水手段に、また平時は入口Iの開閉手段にそれぞれ兼用できることから、防水装置Aの保管場所を別途確保する必要がなく、管理が容易である上、非常時の対応を簡単且つ迅速に行うことができ、全体として防水装置Aの構造簡素化と利便性向上が図られる。
また図示例では、門扉Tの開閉移動(伸縮動作)を案内支持機構Gによりスムーズに案内支持することができて、その開閉操作が容易である。また門扉Tの収縮状態(入口Iの開放状態)で収納溝4が蓋板6で覆われるから、収納溝4内の案内支持機構Gに塵埃や砂利等が付着するのを効果的に防止できて、案内支持機構Gの作動を常に円滑に保つことができる。
さらに図示例では、門扉Tに、それが伸長して入口Iを閉じているときに蓋板6を門扉Tに着脱可能に連結し得る連結手段Jが設けられているので、蓋板6が門扉Tに対する補強手段に兼用できて構造簡素化が図られ、しかも門扉Tに対し大きな水圧にも耐えられる十分な剛性強度を付与することができる。また平時であっても、門扉Tの閉成状態で収納溝4から取り外される蓋板6を門扉Tに保持させることにより、蓋板Tの保管管理が簡便となるから、蓋板6の保管場所を特別に確保する必要がない。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば、前記実施例では、構造物として建物の塀Bを示したが、本発明は、その他の構造物、例えば地下街、地下道、地下駐車場等の入口にも実施可能である。
また前記実施例では、防水シートSを、門扉Tの前後両側及び上側を覆うべく断面逆U字状に形成したものを示したが、本発明の防水シートSは、その防水機能が発揮できる必要最小限の形態、例えば門扉Tの少なくとも塀B外方側の側面を覆う形態(即ち前記実施例の防水シートSの内方側の側壁部Siや上壁部Suを省略して、外方側の側壁部Soのみに相当する形態)としてもよい。
本発明の実施例に係る防水装置を示す全体斜視図 前記防水装置の正面図(図1の2矢視図) 図2の3−3線拡大断面図 平時における防水装置の閉じ状態と開放状態を示す概略正面図 図4の5−5線拡大断面図 大雨時等における防水装置の閉じ状態を示す要部正面図 図6の7−7線拡大断面図 図6の8−8線拡大断面図 防水シートの可動端部の変形例を示す斜視図であって、(a)はシート側方延長部の折り畳み状態を、また(b)はシート側方延長部の展開状態をそれぞれ示す
符号の説明
A・・・防水装置
B・・・塀(構造物)
E・・・地面
G・・・案内支持機構
I・・・入口
J・・・連結手段
M・・・表示部
S・・・防水シート
So・・側壁部
Se・・延出部
T・・・門扉
W・・・車輪
4・・・収納溝
5・・・支持レール
6・・・蓋板
7・・・支持脚

Claims (5)

  1. 構造物(B)の入口(I)を横切る方向に伸縮して該入口(I)を開閉し得る門扉(T)と、この門扉(T)を起立状態に支持すると共にその伸縮を案内する案内支持機構(G)と、その門扉(T)の少なくとも外方側を覆っていて該門扉(T)の収縮動作に応じて折畳まれ、伸長動作に応じて展開する可撓性の防水シート(S)とを備え、
    前記門扉(T)の伸長により展開状態となった前記防水シート(S)により前記入口(I)を塞いで、該入口(I)から構造物(B)内への水の流入を防止できるようにしたことを特徴とする、構造物における防水装置。
  2. 前記案内支持機構(G)は、前記門扉(T)の伸縮軌跡に沿って入口(I)の地面(E)に凹設される収納溝(4)と、この収納溝(4)内に突き出すように前記門扉(T)の下端より下方に延設される支持脚(7)と、この支持脚(7)に回転自在に支持される車輪(W)と、この車輪(W)を転動可能に係合させるべく前記収納溝(4)内に敷設される支持レール(5)と、前記門扉(T)が収縮して前記入口(I)が開放状態にあるときに前記収納溝(4)の開口部を閉塞する蓋板(6)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の構造物における防水装置。
  3. 前記門扉(T)には、それが伸長して前記入口(I)を閉じているときに前記蓋板(6)を該門扉(T)に着脱可能に連結し得る連結手段(J)が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の構造物における防水装置。
  4. 前記防水シート(S)の、構造物(B)外方側の側壁部(So)は、その構造物(B)外の地面(E)に自由端が接離可能に当接し得るように下方に延出しており、その延出部(Se)は、平時は上方に折り返されて該側壁部(So)に着脱可能に係合されることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の構造物における防水装置。
  5. 前記防水シート(S)の外面には、通行人に見せるための表示部(M)が付されることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の構造物における防水装置。
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