JP2527596Y2 - 管路工事用雨避け装置 - Google Patents

管路工事用雨避け装置

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JP2527596Y2
JP2527596Y2 JP1992002189U JP218992U JP2527596Y2 JP 2527596 Y2 JP2527596 Y2 JP 2527596Y2 JP 1992002189 U JP1992002189 U JP 1992002189U JP 218992 U JP218992 U JP 218992U JP 2527596 Y2 JP2527596 Y2 JP 2527596Y2
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roof
work
hinge
column
pipeline construction
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JP1992002189U
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春彦 香月
和則 車田
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日本コムシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外特に路上での管路
工事に際し、作業帯を降雨から防護するための管路工事
用雨避け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種管路は地下に埋設されるが、埋設作
業は路上から道路を掘削して配設される。この埋設作業
は、交通の頻繁な路上で行われることが多く、できるだ
け短期間に実施されることが望ましい。しかも、安全か
つ効率よく作業が行われるようにするため、作業帯を安
全柵で囲い、その中で掘削作業、管路埋設作業を行って
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
管路工事は雨天の場合は雨天対策用の設備がなかったの
で中止せざるを得なかった。したがって、工期短縮化の
要求に応えることができないとともに、道路管理者、住
民の不都合、警察の監督上に不都合をきたしてしまうこ
とがあった。また、掘削された作業現場への降雨によ
り、適正な工事を行えないという不都合があった。本考
案は、上記の不具合を解決すべく提案されるもので、雨
天時でも管路作業を実施できる管路作業用雨避け装置を
提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、任意の方向に回転可能なキャスターが付
設され直立する複数の柱フレームと、この柱フレーム間
を装置長さ方向に拡狭自在に連結する連結バーと、前記
柱フレーム間を装置幅方向に拡狭自在に連結する屋根用
梁フレームと、棟部を中折れ箇所として前記屋根用梁フ
レームを折り畳む際に作用させるヒンジと、屋根広がり
角度を任意に設定する方杖と、左右側面部及び屋根部相
当箇所に着脱自在に設ける防水用シートを有することを
特徴とする管路工事用雨避け装置とした。
【0005】
【作用】以上のように構成しているので、作業帯の幅、
長さ等の施工条件に合わせて装置の設置形態をとること
ができ、また、収納時等にはコンパクトな形態にするこ
とができ、取扱が容易となる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の一実施例
を説明する。図1は、本考案に係る装置の使用状態を示
した断面図である。管路作業は、建造物に接した歩道2
に管路3を埋設するための溝4を掘削、或いは管路3を
埋設された既設の溝4の上部を開口させて作業を行う。
この作業は、歩道2に隣接する車道5等においても行わ
れることがあるが、その場合は溝4は車道5等に掘削さ
れることとなる。溝4の近傍の作業帯及びその周辺は、
作業に支障をきたさないようにするためと、近傍の通行
に危険を及ぼさないようにするために、歩行者用通路7
が確保されながら安全柵6で囲繞される。
【0007】本考案に係る管路工事用雨避け装置8(以
下、装置と略称する)は、安全柵6で囲繞された区域の
中の作業帯の上方を覆うように設置される。図2は、装
置8の概要を示す斜視図である。装置は、X方向に収縮
させることができるとともに、Z方向に拡狭自在に構成
されている側面部9と、側面部9の上部に連続して設け
られる屋根部10とを有し、屋根部10の棟部11は、
Y方向に移動させることができるようになっている。ま
た、側面部9には側面テント12が張設され、屋根部1
0には屋根テント13が張設される。側面部9の脚部に
は、キャスター14が設けられており上記のように装置
をX方向、Z方向に円滑に移動させる場合の移動を容易
にしている。
【0008】図3は、図2における側面部9の具体的構
成を示した正面図である。柱フレーム15は複数本併設
され、それぞれの柱フレーム15の脚部にはストッパを
有するキャスター14が設けられている。なお、キャス
ター14は柱フレーム15への取り付け部を支点に回転
自在に設けてあるので、キャスター14による移動方向
を任意に設定できる。また、柱フレーム15の上部に
は、スライダー16を設け後述するXバーの上端部が柱
フレーム15の長手方向に移動自在となるようにしてあ
る。
【0009】柱フレーム15の間には、X状に交差する
Xバー17が設けられている。このXバー17は、その
端部が柱フレーム15に対してヒンジを介して回動自在
に取り付けられているとともに、Xバー17の交差箇所
もヒンジを介して回動自在となっている。また、Xバー
17の上端は柱フレーム15に設けられているスライダ
ー16に柱フレーム15の長手方向に移動可能に係合さ
れている。
【0010】このように構成されているので、図3のよ
うに柱フレーム15間を開いて装置を使用する状態か
ら、収納時に柱フレーム15同士を近接させる場合に
は、Xバー17の上端はスライダー16を介して上方に
移動する。すると、Xバー17は他のヒンジ箇所の回動
を誘いながら、柱フレーム15に沿うように移動する。
図4は、以上のようにして装置を図2におけるX方向に
収縮させた状態を示す斜視図である。なお、このような
収納時の収縮状態にいたらない程度に装置をX方向にわ
ずかばかり収縮させて作業帯の長さに合わせる場合も、
柱フレーム15間を上記のようにして近ずければよいこ
とはいうまでもない。なお、このように後述する屋根部
とともに構成される1ユニットの長さ方向両端に連結部
材を設けることにり、ユニット同士を連結して長い作業
帯にも応じられるようにすることができる。
【0011】図5は、柱フレーム15等から成る本体部
9の上に設けられる屋根部10の構成を示す正面図であ
る。本図は使用状態を示したもので、梁フレーム18が
ハの字状に固定されるように、棟部11に近い箇所は第
1の方杖19を介して固定され、梁フレーム18と柱フ
レーム15とは第2の方杖20を介して固定されるよう
になっている。第1の方杖19は、何れかの梁フレーム
18にジョイントピンを介して回動自在に取り付けられ
ており、収納時には一方の取り付けを外し他の取り付け
箇所で回動させながら梁フレーム18に沿わせるように
することができる。また、同様に第2の方杖20は梁フ
レーム18か柱フレーム15にジョイントピンを介して
回動自在に取り付けられており、収納時には一方の取り
付けを外し他の取り付け箇所で回動させながら他の取り
付け部材の方に沿わせるようにする。なお、各方杖は適
宜取り付け箇所を変えることができるように、梁フレー
ム18、柱フレーム15には複数の取り付け部を設けて
おけばよい。
【0012】屋根部10の棟部11には、第1のヒンジ
21を併設したいわゆるダブルヒンジ21が設けられて
おり、梁フレーム18と柱フレーム15との連結箇所に
は第2のヒンジ22が設けられている。なお、棟部11
の第1のヒンジ21は1個だけのヒンジであってもよい
し、また、この箇所は取り外し可能な構成としてもよ
い。このように構成してあるので、装置の使用状態から
収納状態にするために折り畳むには、第1の方杖19、
第2の方杖20の取り付けを解除してそれぞれの方杖を
一方の取り付け部材に沿わせる。次に、屋根部10を第
1のヒンジ21、第2のヒンジ22を介して下方に落と
し込むようにして中折れさせ、側面部9の柱フレーム1
5に梁フレーム18を沿わせるようにする。図6は、こ
のようにして折り畳んだ状態を示している。
【0013】以上のように構成される側面部9と屋根部
10は、アルミ部材等の軽量材で構成することにより、
取扱い、運搬に便利となろう。次に、本考案では側面部
9と屋根部10の外側に防水用シートである側面テント
12と屋根テント13を着脱自在に設けている。それぞ
れのテントは、側面部9、屋根部10を形成するいずれ
かの部材に設けた取り付け部を介して取り付けられてい
る。この防水用シートは、側面部9を収縮させた際、ま
た屋根部10を折り畳んだ際に、それらに従動するよう
に収縮、折り畳まれるように軟材質で形成するととも
に、取扱い、運搬に便利な軽量な特殊シートであること
が望ましい。
【0014】
【考案の効果】以上のごとく本考案によれば、側面部は
収縮可能に構成されているので、作業帯上に跨ぐように
設置させた後、作業範囲に応じて側面部の長さを調整す
ることができる。また、側面部同士は拡狭自在に構成さ
れているので、作業帯の幅に応じて或いは作業員の動作
範囲に応じて装置の設置幅を決定できる。また、屋根部
も棟部下の屋根拡がり角度を自在に設定できるので、側
面部同士の拡狭動を円滑に行わせることができる。さら
に屋根部を折り畳み自在に構成してあるので、収納、運
搬に際しコンパクトな形態にすることができる。したが
って、雨天時でも管路作業を実施できるとともに、雨水
の侵入を防止しながら適正な工事を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の使用状態を示した断面図である。
【図2】装置の概要を示した斜視図である。
【図3】柱フレーム間を開いた状態を示した正面図であ
る。
【図4】装置を収縮させた状態を示した斜視図である。
【図5】屋根部の一部を示した正面図である。
【図6】屋根部を折り畳んだ状態を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
9 側面部 10 屋根部 11 棟部 12 側面テント 13 屋根テント 14 キャスター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の方向に回転可能なキャスターが付
    設され直立する複数の柱フレームと、この柱フレーム間
    を装置長さ方向に拡狭自在に連結する連結バーと、前記
    柱フレーム間を装置幅方向に拡狭自在に連結する屋根用
    梁フレームと、棟部を中折れ箇所として前記屋根用梁フ
    レームを折り畳む際に作用させるヒンジと、屋根広がり
    角度を任意に設定する方杖と、左右側面部及び屋根部相
    当箇所に着脱自在に設ける防水用シートを有することを
    特徴とする管路工事用雨避け装置。
JP1992002189U 1992-01-24 1992-01-24 管路工事用雨避け装置 Expired - Lifetime JP2527596Y2 (ja)

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JPH0612654U JPH0612654U (ja) 1994-02-18
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