JP4489626B2 - 止水装置 - Google Patents
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Description
図1は、この発明の1つの実施の形態による止水装置の全体構成を示す正面図であり、図2は、図1に示した止水装置の一部を構成する第1収納ケース内の構成を部分的に示す斜視図であり、図3は、図2に示した第1収納ケース内に収納された止水扉の上端面を示す正面図であり、図4は、図3に示した止水扉の一側面を上流側から見た側面図であり、図5は、図1に示した止水装置の一部を構成する第2収納ケース内の構成を部分的に示す斜視図であり、図6は、図2に示した第1収納ケース内の構成を上流側から見た側面図であり、図7は、止水扉が横置きされた状態における止水装置の全体構成を示す正面図であり、図8は、図7に示した止水装置の一部を構成する第1収納ケース内の構成を部分的に示す斜視図であり、図9は、図8に示した第1収納ケース内の構成を上流側から見た側面図であり、図10は、図8に示した第1収納ケース内の構成を第2収納ケース側から見た正面図であり、図11(a)、図11(b)および図11(c)は、第1収納ケース内における止水扉の回転時の動作を順に示す正面図であり、図12(a)および図12(b)は、第2収納ケース内における止水扉の回転時の一動作を示す図面であって、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、図13(a)および図13(b)は、第2収納ケース内における回転後の止水扉を示す図面であって、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、図14は、図13(a)および図13(b)に示した第2収納ケース内の構成を第1収納ケース側から見た斜視図であり、図15は、図7に示した止水装置の止水扉から止水シート部を引き上げた状態を示す正面図であり、図16は、図15に示した止水装置の一部を構成する第1収納ケース内の構成を拡大して示す正面図であり、図17は、図15に示した止水装置の一部を構成する第2収納ケース内の構成を拡大して示す正面図であり、図18は、図15に示した止水装置の一部を構成する第1収納ケースおよび第2収納ケース内の構成を示す上面図である。なお、この明細書において、「縦置き」とは上下方向すなわち鉛直方向に配設されたことを意味し、「横置き」とは床面に沿って水平方向に配設されたことを意味するものとする。また、増水により発生することが予想される水流の方向については、「上流側」および「下流側」で示すものとする。
止水扉2は、金属等の剛性材からなる複数の函状部材から構成されて全体として一体の長尺部材をなしており、具体的には、止水扉2が第1収納ケース3と第2収納ケース6との間で横置き状態になっている場合に、第1収納ケース3と第2収納ケース6との離間距離に略相当する長さを有する長尺の板部材をなす第1中央部材(下枠部)7と、第1収納ケース3近傍で止水扉2の一端部を構成する第1端部材(一端部)8と、第2収納ケース6近傍で止水扉2の他端部を構成する第2端部材(他端部)9と、これら第1端部材8と第2端部材9との間に第1中央部材7に対して平行に配された断面角柱状の第2中央部材(上枠部)10と、第1中央部材7と第2中央部材10との間に折畳まれた状態で配された止水シート(止水シート部)11と、第1中央部材7の下部に取り付けられかつ床面Fに接触する弾性部材(弾性シール部)12とから概略構成されている。
第1収納ケース3は、止水扉2を縦置き状態で収納するのに十分な高さを有する断面矩形状の函状部材である。この第1収納ケース3には、図2および図18に示すように、第2収納ケース6側に開閉扉24が設けられている。開閉扉24は、下流側Dの壁面に設けられた蝶番24aにより回転可能に支持されている。また、図6および図9に示すように、第1収納ケース3内の中央壁面25の下部には、上記ブッシュユニット4が設けられており、このブッシュユニット4は、止水扉2の第1中央部材7と第1端部材8との連結部分を回転可能に支持している。さらに、上記中央壁面25の上部には、上記ガススプリング5の一端部5aが取り付けられており、このガススプリング5の他端部5bは、止水扉2の第2中央部材10近傍の第1端部材8を回転可能に支持している。ガススプリング5は、図6に示すガススプリング5の伸長状態と、図9に示すガススプリング5の収縮状態との間で、滑らかに、好ましくは直線的に変化する付勢力を発生するものである。ガススプリング5の伸長状態では、縦置き状態になっている止水扉2がブッシュユニット4の止水扉2の中心線Cからのズレによりガススプリング5の他端部5b側に傾くが、この傾きを修正して止水扉2を正立させるのに十分な付勢力がガススプリング5に求められる。この状態から、止水扉2が回転して横置き状態になっていく過程でガススプリング5は収縮していく。この場合において、ガススプリング5は、止水扉2に対する専任者による引出し力と止水扉2の自重による重力との合力である止水扉2の回転力に抗する付勢力を発生するが、その付勢力は、止水扉2の回転速度を減少させるか、あるいは回転を停止させる程度で十分である。
第2収納ケース6は、上記第1収納ケース3よりも低い高さを有する断面矩形状の函状部材である。この第2収納ケース6には、図5および図18に示すように、第1収納ケース3側に開閉扉29が設けられている。開閉扉29は、下流側Dの壁面に設けられた蝶番29aにより回転可能に支持されている。
まず、止水装置1の未使用状態では、第1収納ケース3の開閉扉24および第2収納ケース6の開閉扉29が閉じられており、そのうち、第1収納ケース3内には止水扉2が縦置き状態で収納されている。この止水扉2の縦置き状態は、図6に示すように、止水扉2の中心線Cからのブッシュユニット4のズレにより生じる止水扉2の傾きを伸長状態のガススプリング5の付勢力により修正して正立させることで、維持されている。このため、緊急時あるいは訓練時に、専任者が止水扉2に対して引出し力を加えない限り、止水扉2の縦置き状態は安定している。また、第1収納ケース3内のクランプ機構27および第2収納ケース6内のクランプ機構31では、それぞれ回転操作レバー27bおよび31bが立ち上げられて、可動ロッド27aおよび31aが後退している。さらに、第2収納ケース6内の吊部材34は、図5に示すように、ガイドロッド33に沿って上流側Uに移動して止水扉2の回転空間から外れた位置に退避している。
増水発生等の緊急時において、専任者により第1収納ケース3の開閉扉24および第2収納ケース6の開閉扉29が開けられる。次に、第1収納ケース3内に縦置き状態で収納された止水扉2の第2端部材9付近(縦置き状態の上部)が専任者によりガススプリング5の付勢力に抗して手前(第2収納ケース6側)に引かれると、止水扉2がブッシュユニット4を中心にして回転しながら傾く(図1における矢印A1方向)。次に、止水扉2の第2端部材9が専任者の作業し易い高さまで降りてきたら、止水扉2の平面取手19を立ち上げ、この平面取手19により止水扉2が保持される。このとき、ガススプリング5の付勢力により、止水扉2の回転力が規制されているので、平面取手19による保持力は止水扉2の自重に比べて極めて小さくなっており、専任者の作業負担が軽減されている。次に、平面取手19による保持を維持しながら、止水扉2を降下させてゆき、図9に示すように、止水扉2の回転を終了させて横置き状態にする。
増水量が当初よりも増えつつある等の場合には、上記第1段階の使用状態における水密構造を維持しながら、第1段階の使用状態から第2段階の使用状態へ、簡単な操作で迅速に移行することが可能である。すなわち、止水扉2の第2中央部材10に設けられたラッチ17および18のレバー17aおよび18aを引き上げることで、第1端部材8および第2端部材9から第2中央部材10を分離し、この第2中央部材10を第1中央部材7の上方に持ち上げて止水シート11を引き出す。次に、図15に示すように、第2中央部材10の下部に格納されていた押さえ部材22および23の留付け部22bおよび23bをそれぞれ外し、押さえ部材22および23を支持部22aおよび23aを回転中心にして回転させながら垂下させる。このとき、図16および図17に示すように、押さえ部材22の把持部22cを第1端部材8の水平軸8bに係合させると共に、押さえ部材23の把持部23cをブッシュユニット4の主軸に係合させる。このような係合により、押さえ部材22および23は、それぞれ鉛直方向に垂下した状態で固定される。次に、押さえ部材22の被押圧部22dおよび押さえ部材23の被押圧部23dに対してクランプ機構27および31を作用させる。すなわち、クランプ機構27の回転操作レバー27bを下方に降ろすことで、可動ロッド27aを止水扉2の切欠き部15を介して前進させ、被押圧部22dを下流側Dに向けて押圧することで、止水シート11を第1収納ケース3内の弾性部材3aに密着させる。同様に、クランプ機構31の回転操作レバー31bを下方に降ろすことで、可動ロッド31aを止水扉2の切欠き部16を介して前進させ、被押圧部23dを下流側Dに向けて押圧することで、止水シート11を第2収納ケース6内の弾性部材6aに密着させる。このような2箇所の密着により、止水シート11と弾性部材3aおよび6aとの間に水密構造を形成する。したがって、水量が増えた場合に適用される第2段階の使用状態では、第1段階の使用状態における3つの水密構造に加えて、2つの新たな水密構造を形成することができる。
W1 壁面
W2 壁面
P 出入口
U 上流側
D 下流側
1 止水装置
2 止水扉
3 第1収納ケース
3a 弾性部材
4 ブッシュユニット(回転手段)
5 ガススプリング(付勢手段)
5a 一端部
5b 他端部
6 第2収納ケース
6a 弾性部材
7 第1中央部材(下枠部)
8 第1端部材(一端部)
8a 被押圧部材(第1押圧手段)
8b 水平軸
9 第2端部材(他端部)
9a 被押圧部材(第2押圧手段)
9b 被押圧部材
10 第2中央部材(上枠部)
11 止水シート(止水シート部)
12 弾性部材(弾性シール部)
13 側板部
13a テーパ
13b テーパ
14 側板部
15 切欠き部
16 切欠き部
17 ラッチ
17a レバー
17b 係合爪
17c 係合溝
18 ラッチ
18a レバー
18b 係合爪
18c 係合溝
19 平面取手
20 取付け部材
21 取付け部材
22 押さえ部材
22a 支持部
22b 留付け部材
22c 把持部
22d 被押圧部
23 押さえ部材
23a 支持部
23b 留付け部材
23c 把持部
23d 被押圧部
24 開閉扉
24a 蝶番
25 中央壁面
26 押圧部材(第1押圧手段)
26a 傾斜面
26b 鉛直面
27 クランプ機構(第4押圧手段)
27a 可動ロッド
27b 回転操作レバー
28 固定柱
29 開閉扉
29a 蝶番
30 中央壁面
31 クランプ機構(第4押圧手段)
31a 可動ロッド
31b 回転操作レバー
32 押圧部材(第2押圧手段)
32a 傾斜面
32b 鉛直面
33 ガイドロッド
34 吊部材
34a 側板部
34b 側板部
34c 中央板部
35 クランプ機構(第3押圧手段)
35a 可動ロッド
35b 回転操作レバー
36 固定柱
Claims (2)
- 床面を有する出入口に設置される止水装置であって、上記床面上に横置きされた状態で上記出入口を遮断して上流側および下流側を区画する止水扉と、この止水扉を縦置き状態で収納しかつ上記出入口の床面上に配置された第1収納ケースと、この第1収納ケース内に縦置き状態で収納された止水扉の長さ方向に離間する両端部のうち、上記床面に近い一端部側に設けられかつ上記止水扉を回転可能に支持する回転手段と、この回転手段により回転して上記床面上に横置き状態になった上記止水扉の他端部を収納する第2収納ケースと、上記回転手段により回転する止水扉の回転力に抗する付勢力を発生する付勢手段を備え、上記止水扉は、横置き状態において上記床面側に配された下枠部と、この下枠部の上方に配設された上枠部と、この上枠部と上記下枠部との間に折畳まれた状態で配された止水シート部を含み、上記上枠部は下枠部から上方に分離可能であり、この分離により引き出された上記止水シート部の長さ分だけ、下枠部から離間した位置に上記上枠部が固定可能であり、上記止水扉の下枠部は、上流側に配されかつ上記分離により引き出された上記止水シート部に接触する側板部を含み、この側板部と上記止水扉の両端部との間に切欠き部を備え、この切欠き部を介して上記止水シート部を下流側に押圧する押圧手段を備えたことを特徴とする止水装置。
- 上記側板部の両端縁には、上記止水シート部に接触するテーパが形成されていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
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2005
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