JPH04182503A - 陸閘門 - Google Patents

陸閘門

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JPH04182503A
JPH04182503A JP31052290A JP31052290A JPH04182503A JP H04182503 A JPH04182503 A JP H04182503A JP 31052290 A JP31052290 A JP 31052290A JP 31052290 A JP31052290 A JP 31052290A JP H04182503 A JPH04182503 A JP H04182503A
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敏貴 津田
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足利 徳吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高潮、波、津波による陵部の破壊、浸水を防止
するため、堤防や擁壁などに設けられる陸閘門に関する
(従来の技術) 陸閘門とは、堤防や胸壁などの一部を構成するもので、
水際で行われる港湾活動などに支障を与えずに、高潮、
波、津波による陵部の破壊、浸水を防止するため、堤防
や胸壁などに設けられる門扉構造をいう。
通常は門扉は開いておき、高潮などの異常時に海水の陵
部への侵入を防止するために門扉は閉じられる。
従来の陸閘門としては次のような構造のものがある。
第24図に示すのはスライド式(引戸式)であって扉体
下部に設けられた車輪が擁壁にそって敷設されたレール
上を左右方向に転動することによって門の開閉を行うも
のである。
第25図に示すのはスウィング式(片開き式)であって
、ヒンジを扉体の一端とそれに対応する擁壁に設け、そ
のヒンジを支点として該扉体を回動させ、門を開閉する
ものである。
第26図に示すのはマイク−式(両開き式)であって扉
体は分割された2つの扉体によって構成され、各扉体の
一端部にそれぞれヒンジを設け、それらのヒンジを支点
として、前記両扉体を回動させ、門の開閉を行うもので
ある。
なお、この扉体のヒンジの反対側、すなわち両扉体が接
する面には、一方に凸部、他方に凹部が形成され、閉鎖
時それらが嵌合して、水蜜化かなされるものである。
上記の例においては、門の規模などにより異なるが動力
駆動装置(図示なし)を設置することが多い。
また、第27図はストップログ式(角落とし式)であっ
て、複数の角材を擁壁に設けた溝部に落とし込むことに
より門を閉鎖するものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来の陸閘門においては、扉体の構造は梁構造を主体と
したものであって、材料としては鋼材、アルミ合金など
の金属を使用しているため、重量がかさみ、扉体の大き
さによっては、人力では開閉できな(なり、減速機構を
設けた走行装置や、油圧機、電動機などによる駆動装置
を必要とした。陸閘門を開けた状態ではそのための格納
スペース(扉体の長さX厚さX高さ相当)の確保が必要
であり、更にスウィング式、マイク−式などは回動運動
によって扉体を開閉するのでそれに伴う開閉スペースも
必要とされる。
また、津波などの襲来時などにおいては閉鎖作業を極め
て短時間に行うことが要求されるが、従来の陸閘門は重
量か大なことや開閉装置がおおががりなことなどのため
、迅速に門を閉鎖することが難しいといった問題があっ
た。
本発明は、陸閘門の扉体の格納と開閉動作に必要なスペ
ースを小さくすること、扉体の重量を軽減し、開閉機構
の簡素化を図り、取扱いを容易にして、閉鎖作業の迅速
化を図ること及び単純な構成で陸閘門からの漏水を防止
できる水密構造を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記この目的を達成するために、−対の凹壁間
の空間を閉塞するための扉体を可撓性薄膜で形成し、前
記扉体の両側を両凹壁に水密的に取り付けると共に少な
(とも−側を凹壁に対し係脱自在に設け、床面に対して
水密的に接地して取り付けられていることを特徴とする
構成とした。
上記可撓性薄膜の扉体の材質は、例えばガラス繊維、炭
素繊維、アラミド繊維、高密度繊維、F RM等の強度
の高い繊維材料を基材として、高分子材料のエラストマ
を含浸又は被覆したシート状物としたものである。
経済性を優先的に考慮して比較的強度が低く伸びの大き
い材質を特に採用する場合にはワイヤローブや強化繊維
などで補強することがある。
水密構造とするために、扉体の両端部及び下端部に水密
部材をそれぞれ下及び左右にわたって貼り付け、前記水
密部材に対応する凹壁及び床面のそれぞれの箇所に戸当
り金物を取り付ける。
前記水密部材は略半円形上に形成した水密ゴムを採用す
ることができる。また戸当り金物は表面が滑らかで腐食
しにくいステンレス鋼板、又は硬質の合成樹脂、FRP
等が採用し得るものである。
(作 用) 扉体の両端を左右開墾に設けた固定手段によりそれぞれ
固定する。この時、前記扉体の左右両端部に貼り付けら
れた水密部材は対応する両凹壁に取り付けられた戸当り
金物に密着し、又該扉体の下端部に貼り付けられた水密
部材は両開壁間の床面に取り付けられた戸当り金物に当
接し、それぞれ水密構造を得る。
該扉体に海月側から内陸側に水圧がかかると前記水密部
材と戸当り金物は密着度を増すので水密構造はより強固
なものとなる。
扉体の非使用時においては、前記扉体が可撓性薄膜で形
成されているので、巻物状に丸めることができ、したが
って、大きな格納スペースを必要としない。又、重量が
小さいので取扱いが容易であり、門の開閉作業を迅速に
行うことができる。
(実施例) 以下に本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は擁壁4の開口部4Aに設けられた
陸閘門の扉体であって、次のような材質による膜構造で
ある。機材はガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、高
密度繊維、FRMなとの強度の高い繊維材料を利用しこ
れに高分子材料のエラストマを含浸または被覆してシー
ト状に形成したものである。
第2図は第1図のA−A断面の端面図、第3図は第1図
のB−B断面の端面図、第4図は第2図のC−C断面の
端面図である。これらの図から明かなように扉体1が擁
壁4と接する左右部分には扉体1の上端から下端間で垂
直に略半円形の側部水密部材2.2が強力な接着剤によ
り貼り付けられている。側部水密部材2.2の材質は弾
性ゴムである。また、扉体1の下端部り膨水平部1aの
水圧側先端部には扉体1の下端に沿って下部水密部材3
が上記と同様に貼り付けられ、門の通路表面上に密着し
ている。
扉体1の一端は擁壁内に縦方向に設けられた格納部6内
に軸支された巻取軸5に固定され、この軸を中心に巻き
付けて格納されている。門を閉鎖する場合には、扉体1
の自由端を反対側の軸7に取り付ける。そして、軸7の
上端に取り付けたハンドル10を時計方向に回転し、軸
7を回転して扉体1を軸7に巻付けると共に格納部6か
ら巻き出す。この時、扉体1は擁壁4の水圧側の戸当り
8に当接した状態で擁壁間に張設される。擁壁の戸当り
8.8は垂直に伸びた平滑面を有し、扉体1の背面上に
垂直方向に貼り付けられた帯状の水密部材2が戸当り8
に密着状態に当接することになる。同時に扉体1の下端
部折曲部に貼り付けられた帯状の水密部材3(第3図)
が通路表面に取り付けられた戸当り9に密着する。扉体
1の水密部材3は第4図に示すように、扉体の側部にお
いては側部水密部材2と下部水密部材3が交接している
。(第4図参照) 高潮や津波によって海水または河川の水かこの擁壁4の
高さまで押し寄せてきた場合は図の矢印方向すなわち、
海、河川側から内陸側に水圧がかかる。この時、扉体1
は水圧によって内陸側に膨らみ水密部材2と戸当り8が
密着し水密状態となる。また扉体1の下部においても水
密部材3と戸当り9か扉体lの自重及び水圧によって密
着し水密状態となる。
上記で明らかなように、扉体に膜構造を採用したので扉
体の重量が軽減でき、取扱いが簡単で閉鎖作業の迅速化
が達成されまた扉体の格納スペースを小さくできる。ま
た、簡単な構造で水密構造を得ることができる。
第5図、第6図に基づいて第2の実施例について説明す
る。なお、以下の説明において第1実施例と同一部材に
ついては同一番号を付し、その説明を省略する。
第2の実施例は、扉体1の両側縁に、上端から下端に至
る棒状の芯材11が取り付けられている。扉体1の両側
縁は、開口部4Aを挟む擁壁4に設けられた取付部材1
4に挟持される。
取付部材14は、擁壁4の海、河川側の面に設けられて
おり、その詳細な構造は第6図に示すように、戸当り8
と擁壁4に固定した断面形状クランク状の固定金具13
とに夫々固定した挟持部材14.14を、扉体1が挿入
できる間隙をおいて対抗させてなるものである。
扉体1を取付部材14に装着するには、扉体lの両側に
位置する芯材13を、取付部材14の外側に位置するよ
うにして、扉体1を挟持部材17間に挿入するだけでよ
い。
また、門の近傍には非使用時に扉体1を格納しておくた
めの格納庫15が擁壁4に設置されている。格納の場合
は扉体lを取付部材12から抜き出し丸めて収納すれば
よい。
この時、水密部材と戸当りの関連、水圧がかかった時の
状況等は第1の実施例と同様である。本実施例の効果に
ついても第1実施例と同様であるが、本実施例の場合、
既設の擁壁に対して簡単に施工できるものである。
第7図及び第8図に基づいて本発明の第3の実施例につ
いて説明する。
本実施例において、対向する凹壁の水圧側コーナ部4b
は傾斜面が内側外方を向くように縦方向にカットされて
いて、カットされた部位に円柱上の戸当り金物8aと凹
壁の傾斜面との間(こは、非便用時の扉体1が巻かれた
状態で格納できる空間が格納部6aとして形成されてい
る。また、格納部6aを密閉するため、2枚の合わせ蓋
21.22がヒンジ23を介して凹壁に取り付けられお
り、また、戸当り金物8aの支持も兼ねた天井蓋24が
設けられている。合わせ蓋21は平面部とこの平面部か
ら伸びる曲面部を有する。この曲面部の半径は戸当り金
物8aの半径と路間−である。合わせ蓋22は平面部の
みにて形成されている。天井M24は擁壁4上面から扉
体1を覆うように取り付けられている。
扉体1の両端部は複数のボルト25により凹壁の傾斜面
にそれぞれ固着されている。これらの両端部近傍に扉体
1を縦断してそれぞれファスナ26が取り付けられてお
り、ファスナ26を解放することによって、扉体は中央
部と両端部の3部分に分離することかできる。
なお、扉体1は実施例1.2で示したものと同様に扉体
の左右端部と下端部近傍に水密部材がそれぞれ貼り付け
られている。
次に作用を説明する。
格納部6aから取り出され広げられた扉体1の一側とボ
ルト25により固着された扉体1の右端部をファスナ2
6によりつなぎ、円柱の戸当り金物8aに半回転はど巻
いた後、扉体1を門を閉塞するように展開し、前述のよ
うに、戸当り金物8aに半回転はど巻いた後、扉体1の
他側とボルト25により固着された扉体1の左端をファ
スナ26によってつないで門の閉塞を完了さすと共に、
更に、合わせ蓋21.22を回動して、合わせ蓋21の
曲面部が扉体1の水密部材2の上側から円柱の戸当り金
物8aにかぶさり水密効果を向上させる。
なお、水圧がかかった時の状況などについては第1実施
例と同様である。
非使用時においては、ファスナ26を切離して、扉体1
を巻物状に巻いて、前記格納部6a内に格納し、合わせ
蓋21.22の先端が戸当り金物8aと接触するように
回転して格納部6aを密閉状態にする。
第9図及び第10図に基づいて本発明の第4実施例につ
いて説明する。
本実施例は比較的長い開口部4Aを有する陸閘門に対す
るもので、通路に支持装置30を倒伏自在に設けたもの
である。支持装置30は長方形状の枠体であって、立て
る時には下端のヒンジを中心にして揺動し起立する。格
納時には、通路上の凹部31に横倒して嵌合し、交通の
妨害とならないようにしたものである。扉体の両端部の
取付方法、水密構造及び扉体の格納方法については前述
の実施例が適用される。
また、第11図ないし第15図において示されているの
はこれまで述べてきた実施例の扉体1の自立を助けるた
め適当な間隔にかつ扉体1の上端から下端にかけて合成
樹脂、木材などの自立補助材35を扉体1に取り付けた
例である。更に扉体1の材質が水圧等により伸びやすい
場合には扉体の左端から右端にかけてワイヤなどの補強
材36を取り付けてもよい。第12図に示されたように
、補強材36の端部を扉体1から分離し、終端部に固着
した係止具37を戸当り8に開口した孔38に嵌入して
扉体1の補強を増加することができる。なお、第16図
において扉体1の側部における側部水密部材2と下部水
密部材3の交接状態が示されている。
第17図ないし第23図は扉体の左右端部の固定手段に
関する他の実施例について示されたものである。
第17図はファスナ41による可撓性薄膜扉体1の固定
手段40を示す平面図であり、第12図はこの固定手段
に用いられる押え棒42の縦断面図である。固定手段4
0は擁壁4の開口部4A近傍に水圧側に開口して形成さ
れた縦方向に伸びる凹状空間43、この凹状空間43の
略中央部に縦方向に伸びる立設された支柱44、凹状空
間43の一側に沿ってヒンジ45を介して枢着された格
納蓋兼押さえ蓋46、前記蓋46と水密部材2を戸当り
金物8に押さえ捧42及び押さえ捧42の挿入溝47に
より構成される。
扉体1の左右端部には縦方向にファスナ41の一片を取
り付は一側にファスナ片41aを有する筒状体49を挿
通してお(。通常は両者は分離しておき、使用の時、筒
状体49のファスナ片41aと扉体1の両側のファスナ
41bとを連結する。
格納蓋兼押さえ蓋46は凹状空間43を閉鎖し水密部材
2を押さえることができる幅を有しており、右端の先端
部は水圧方向に向かう曲線部を備えている。押え棒42
は断面円形の丸棒をU字状に形成したもので、一方の直
線部42aの長さは他方の直線部42bより長く、また
、曲線部42cは円弧となっていて前記両座線部を連続
させる。開口部4Aと凹状空間43により擁壁4に突壁
4Bを形成しその表面に戸当り金物8を取り付ける。水
密部材2に接する戸当り金物8の裏側に押え棒42を挿
入できる直径と深さを有する孔47を穿設する。
前述のように支柱44に取り付けられたファスナ41a
と扉体1の両端に設けたファスナ41bを連結した後、
格納兼押え蓋46を水密部材2の上に当てるように閉じ
、押え捧42の一方を擁壁突壁4Bの孔47に、他方を
押え蓋46の上をスライドさせて水密部材2を戸当り金
物8に密着させる。
上述のように、これはファスナによる簡便な連結方法と
、押え蓋及び押え棒による水雷部材の戸当り金物への密
着を確実にして、水密効果の向上を図ったものである。
第19図はトグル機構51を利用し可撓性薄膜扉体1を
固定する固定手段50に関する実施例を示す。
固定手段50はトグル機構51とトグル機構51に連結
された側部支持材52によって構成され、トグル機構5
1は擁壁4に形成された凹状空間43に収納されている
。擁壁4水圧側表面には凹状空間43を閉鎖し、擁壁4
開口部4Aのコーナ部に至る戸当り金物8が取り付けら
れている。また、戸当り金物8の通路側に面状ファスナ
58aが取り付けられている。
トグル機構51は固定レバ53、連結部材54、固定ア
ーム55及び固定軸56によって構成されている。固定
レバ53は一端が固定軸56に枢支され、同様に連結部
材54の一端が固定レバ56と連動するように固定軸5
6に枢支され、連結部材54の他端は固定アーム55に
連結される。固定アーム55の他端は戸当り金物8に回
動自在に枢着した側部支持材52に回動自在に枢着され
ている。以上各枢着部は水平方向面にて可動とする。側
部支持材52の戸当り金物8に対向する側には三角状の
切欠き52aが設けられている。また、他端の戸当り金
物側には扉体の芯材の形状に合わせた三角溝8bが縦方
向に形成されている。戸当り金物8の三角溝8bと側部
支持材52の三角形の切欠き52aとは衝合された状態
で略四角形の空隙を形成する。扉体1の両側には断面四
角または菱形の弾性材からなる芯材11aが縦方向に取
り付けられ、これに沿った内側には側部水密部材2が取
り付けられ、更に、扉体1の側部に短冊状の舌片11b
を設け、この縁部に面状ファスナ58bが取り付けられ
ている。この実施例において、扉体1の端部の芯材11
aを戸当り金物8の切欠き8bと側部支持材52の三角
溝8bにて挟み、固定レバ53を時計回りに回動すると
、その力は連結部材54と固定アーム55をへて側部支
持材52を戸当り金物8側に移動させ、この時、扉体l
の芯材11aを戸当り金物8の三角溝8bに強く押しつ
けて挟持するものである。
また、扉体1を取り外す時には、固定レバ53を反時計
回りに回動する。上記の各部材は、図の点線で示される
ように動いて、側部支持材52は芯材11aを解放する
。このように、固定レバ53を回動させることにより側
部支持材52から芯材11aを脱着可能としたものであ
る。この固定手段50を固定軸56の上下端において設
け、上下に通した固定軸56に数カ所設置することによ
り効果的に扉体1の芯材11aを把持できる。
また、舌片11bを扉体1の水密部材2側に戸当り金物
8に沿って設け、先端部に面状ファスナ58bを接着し
、戸当り金物8のそれに対応した場所に接着した面状フ
ァスナ58aと結合する。これにより、水密部材2の戸
当り8への富者性を高めたものである。
第207はネジ込み式により可撓性薄膜扉体を固定する
固定装置に関する実施例を示す平面図である。
この実施例における固定手段は前述したトグル機構をネ
ジ込み式にしたものでトグル機構以外の構成はまった(
同じである。
このネジ込み式固定装置60はメネジ部61、ネジ棒6
2及び側部支持材52によって構成されている。メネジ
部61にはネジ棒62の一端が挿入係合されており、そ
の他端は側部支持材52の中央部に枢着されている。メ
ネジ部62を一般的ラチェットハンドルなどで回転させ
ネジ棒62を引き込み、扉体1の芯材11aを側部支持
材52により戸当り部材8に押し付は固定するものであ
る。本装置は擁壁4上部にブラケットによって設置し、
上部−点で側部支持材52を引き込むものである。また
、第19図と同様にして面状ファスナ58を利用し水密
部材2の苫着効果を高めるものである。
第21図ないし第23図において、可撓性薄膜扉体の芯
材を上下で挟み込み固定する装置を示しており、第21
図はその縦断面図、第22図は第21図のA−A線の平
面図、第23図は第21図B−B線の横断面図である。
この実施例では扉体1の端部に固着された円筒状芯材1
1c、芯材11cの上部を押える押え棒71、下部を支
持する下部支持材72及び押え捧71を円筒状芯材11
cの上端に案内するガイド材73から構成されている。
芯材11cの円筒向上部には上下方向に付勢された圧縮
コイルばね74が内装されている。押え棒71の上端に
はレバ75が押え棒71と直角に固定されており、中間
部に突起76が形成されている。押え棒71の外径は芯
材11cの円筒内にある程度無理なく挿入できる大きさ
である。下部支持材72は擁壁基礎部上に設置され、芯
材11cを筒内から固定するため下部支持材72の中間
部に隆起部72aを有している。ガイド材73は円筒状
に形成されその上下端をカバ77の頂部プレート77a
及び中間プレート77bによって固定されている。また
、ガイド材73は押さえ棒71の中間部に設けられた突
起76を案内するためのガイドスリット78が形成され
ている、ガイドスリット78は上下水平部78a、 7
8bとこの上下水平部78a。
78bを結ぶ傾斜部78cを有している。
なお、扉体1とこれに一体的に形成されている側部水密
部材2、初期水密用舌片11b及び戸当り金物8などの
構成については既述の実施例と同一である。
上記構成からなるこの実施例では、固定部に引き入れら
れた扉体1の芯材11cは下部支持材72の隆起部?2
aに挿嵌される。押さえ棒71の突起76がガイドスリ
ット78の上水平部78aから傾斜部78cをスライド
し下水平部78bに至るようにレバ75を回動じて押さ
え棒71の下端部が圧縮コイルばね74を下方向に圧縮
して芯材11cの円筒に挿嵌して扉体1を固定するもの
である。
芯材11cを固定装置から取り外すには、レバ75を回
動して押さえ棒71の突起76をガイドスリット78の
下水平部78bから傾斜部78cを経て上水平部78a
に移動する。この時、圧縮バネ74は押さえ棒71を押
し上げて芯材11cをカバ77から離脱させる。当然な
がら、押さえ棒71と突起71の動作は一体的に行われ
る。
このようにして、芯材11cの上下両端を固定すること
により可撓性薄膜扉体lを固定するもので脱着が迅速に
かつ確実に行うことができる。また、前例と同様に側部
水密部材2が側部戸当り金物8に密着すると共に面状フ
ァスナを利用した初期水密用舌片11bによって側部水
密部材2の水密効果をより確実にするものである。
なお、79は蓋部材であり、その一端をヒンジにより擁
壁4に回動自在に取り付けられ、凹状空間43を開閉す
る。
(発明の効果) 本発明では陸閘門の扉体が可撓性薄膜により形成された
こと及び前記扉体が左右の両開壁に水密的に取り付けら
れたので、扉体の格納と閉鎖動作に必要なスペースが小
さくできると共に扉体の重量を軽減することができ、ま
た、現地工事費の軽減が図れる。更に、開閉機構を簡素
化することができると共に扉体の取扱いが容易となり、
また、門の閉鎖作業を迅速にできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図、第2図は
第1図のA−Aにて示す端面図、第3図は第1図のB−
Bにて示す端面図、第4図は第2図のC−Cにて示す端
面図、第5図は本発明の第2の実施例を示す斜視図、第
6図は第5図のD−Dにて示す端面図、第7図は第3の
実施例を示す斜視図、第8図は第7図のE−Eにて示す
端面図、第9図は第4の実施例を示す平面図、第10図
は第9図の正面図、第11図は扉体に自立補助材及び補
強材を採用した場合を示す斜視図、第12図は第11図
のF−Fにて示す端面図、第13図は第12図のG−G
にて示す端面図、第14図は第11図のH−Hにて示す
端面図、図、第17図ないし第23図は扉体の両端を固
定する固定手段に関する他の実施例であり、第17図は
第5の実施例を示す端面図、第18図は第5の実施例に
おいて使用される押さえ棒の縦断面図、第19図は第6
の実施例を示す端面図、第20図は第7の実施例を示す
端面図、第21図は第8の実施例を示す端面図、第22
図は第21図のに−Kにて示す端面図、第23図は第2
1図のL−Lにて示す端面図、第24図ないし第27図
はそれぞれ異なる従来例を示す斜視図である。 1・・・扉体、     2・・・側部水密部材。 3・・・下部水密部材、4・・・擁壁 第11図 才12図 牙13図 才15因 第17図 牙18図 / 第19図 第20図 第21図 7−〇 第22図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一対の門壁間の空間を閉塞するための扉体を可撓
    性薄膜で形成し、前記扉体の両側を両門壁に水密的に取
    り付けると共に一側を門壁に対し係脱自在に設け、床面
    に対して水密的に接地して取り付けられていることを特
    徴とする陸閘門。
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