JP6714811B2 - 浴室の目地部材の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、浴室の目地部材の施工方法に関する。
浴室に関して、洗い場床と壁との間の隙間、および浴槽と壁との間の隙間にコーキング材を注入し、止水を行う技術が知られている(特許文献1)。
コーキング材の上面に水が溜まってしまうと、カビが発生しやすくなったり、排水され難くなる。このため、これらの隙間にコーキング材を注入して埋め込む際、コーキング材の上面を傾斜させつつ窪みが形成されないように、ヘラや指などで均すことが望ましい。
特開2013−209853号公報
しかし、技能の低い施工者が施工を行った際、例えば、コーキング材の上面が十分に均されず窪みが形成されたり、傾斜が形成されなかったりするなどの施工ミスが生じうる。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、施工者の技能に依らずに、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面の形成を可能とする浴室の目地部材の施工方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、外周に凹部が形成された洗い場床と、前記凹部に載置される壁と、を有する浴室の目地部材の施工方法において、前記目地部材は、前記凹部と前記壁との隙間に設けられるコーキング材と、弾性を有し、一端が前記洗い場床に固定され、前記壁が前記凹部に載置されていない状態において他端が前記隙間より長く前記洗い場床の外側に向けて突出した被覆部材と、を含み、前記被覆部材の前記他端が上方に変形された状態において、前記壁を前記凹部に載置する工程と、前記凹部と前記壁との前記隙間に前記コーキング材を注入する工程と、前記被覆部材の前記他端の変形を解除することで、前記被覆部材によって前記コーキング材を覆うとともに、前記被覆部材の前記他端を前記壁と当接させ、前記被覆部材の前記他端側の上面を前記壁から前記洗い場床に向かって下方に傾斜させる工程と、を備えたことを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、壁を載置する際に、壁と被覆部材との接触による被覆部材の損傷の可能性を低減するとともに、壁を容易に載置することができる。また、コーキング材を注入した後は、被覆部材の変形を解除することで被覆部材が壁に当接し、被覆部材の上面を壁から洗い場床に向かって下方に傾斜させることができる。このため、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明の前記壁を前記凹部に載置する工程において、前記被覆部材の前記他端は、テープによって前記洗い場床に固定されることで上方に変形していることを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材を変形させて容易に固定することができる。また、コーキング材を注入する際には、一般的にマスキング用のテープが洗い場床の外周の外周に貼り付けられる。マスキング用のテープを用いて被覆部材を固定することで、マスキング用テープの貼り付けおよび被覆部材の固定を同時に行うことが可能となり、施工手順を簡略化することができる。
第3の発明は、第1の発明の前記コーキング材を注入する工程において、前記被覆部材の前記他端を前記壁に当接させた際に前記他端の下面が前記コーキング材と接するように、前記隙間に前記コーキング材を注入する浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材の変形を解除した際に、被覆部材の下面をコーキング材に接触させることができる。被覆部材の下面をコーキング材に接触させることで、被覆部材に下方に向けて力が加えられた場合であっても、被覆部材が、壁と凹部との隙間に入り込むことを抑制できる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記被覆部材は、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材を変形させる際に、容易に変形させることが可能となる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、前記被覆部材の前記一端側の少なくとも一部は、前記隙間において、前記洗い場床の上面よりも下方に設けられていることを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材の他端を上方に変形させることで、洗い場床の一部を覆うことができる。この状態で、壁を凹部に載置し、コーキング材を注入することで、コーキング材が誤って洗い場床の表面に付着することを抑制でき、浴室の美観の低下を抑制することができる。
第6の発明は、外周に凹部が形成された浴槽と、前記凹部に載置される壁と、を有する浴室の目地部材の施工方法において、前記目地部材は、前記凹部と前記壁との隙間に設けられるコーキング材と、弾性を有し、一端が前記浴槽に固定され、前記壁が前記凹部に載置されていない状態において他端が前記隙間より長く前記浴槽の外側に向けて突出した被覆部材と、を含み、前記被覆部材の前記他端が上方に変形させられた状態において、前記壁を前記凹部に載置する工程と、前記凹部と前記壁との前記隙間に前記コーキング材を注入する工程と、前記被覆部材の前記他端の変形を解除することで、前記被覆部材によって前記コーキング材を覆うとともに、前記被覆部材の前記他端を前記壁と当接させ、前記被覆部材の前記他端側の上面を前記壁から前記浴槽に向かって下方に傾斜させる工程と、を備えたことを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、壁を載置する際に、壁と被覆部材との接触による被覆部材の損傷の可能性を低減するとともに、壁を容易に載置することができる。また、コーキング材を注入した後は、被覆部材の変形を解除することで被覆部材が壁に当接し、被覆部材の上面を壁から浴槽に向かって下方に傾斜させることができる。このため、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
第7の発明は、第6の発明の前記壁を前記凹部に載置する工程において、前記被覆部材の前記他端は、テープによって前記浴槽に固定されることで上方に変形していることを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材を変形させて容易に固定することができる。また、コーキング材を注入する際には、一般的にマスキング用のテープが浴槽の外周に貼り付けられる。マスキング用のテープを用いて被覆部材を固定することで、マスキング用テープの貼り付けおよび被覆部材の固定を同時に行うことが可能となり、施工手順を簡略化することができる。
第8の発明は、第6の発明の前記コーキング材を注入する工程において、前記被覆部材の前記他端を前記壁に当接させた際に前記他端の下面が前記コーキング材と接するように、前記隙間に前記コーキング材を注入することを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材の変形を解除した際に、被覆部材の下面をコーキング材に接触させることができる。被覆部材の下面をコーキング材に接触させることで、被覆部材に下方に向けて力が加えられた場合であっても、被覆部材が、壁と凹部との隙間に入り込むことを抑制できる。
第9の発明は、第6〜第8の発明のいずれかにおいて、前記被覆部材は、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材を変形させる際に、容易に変形させることが可能となる。
第10の発明は、第6〜第9の発明のいずれかにおいて、前記被覆部材の前記一端側の少なくとも一部は、前記隙間において、前記浴槽の上面よりも下方に設けられていることを特徴とする浴室の目地部材の施工方法である。
この方法によれば、被覆部材の他端を上方に変形させることで、浴槽の一部を覆うことができる。この状態で、壁を凹部に載置し、コーキング材を注入することで、コーキング材が誤って浴槽の表面に付着することを抑制でき、浴室の美観の低下を抑制することができる。
本発明の態様によれば、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
本実施形態に係る浴室を表す斜視図である。 本実施形態における壁面接続部材と壁パネルとの嵌合構造を表した断面図である。 本実施形態における壁の取り付け構造を表す斜視図である。 本実施形態に係る洗い場床の構成を説明する分解斜視図である。 本実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した斜視断面図である。 図5の部分Bを拡大した斜視断面図である。 本実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 壁パネルが設置される前の状態の、洗い場床の凹部近傍を拡大した平面図である。 図8のA−A’線における断面図である。 本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。 本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。 本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。 本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。 本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。 本実施形態に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 壁パネルが設置される前の状態の凹部近傍を拡大した平面図である。 図16のC−C’線における断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る浴室を表す斜視図である。
図1に示した浴室は、浴槽1と、洗い場床2と、壁3と、を備えている。浴槽1の底部裏面の四隅近傍には、支持脚6が設けられ、その支持脚6を介して、浴槽1は浴室設置面(例えば、建物の床)Sの上に設置される。支持脚6は、ボルト部を回転させることで高さを調節可能に構成されている。
洗い場床2は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に湯水を漏出させない防水性を有する。洗い場床2は、支持脚231を介して浴室設置面S上に設置されている。支持脚231は、支持脚6と同様に、ボルト部を回転させることで高さを調節可能に構成されている。
洗い場床2において、浴槽1との境界部近傍には、排水管5に連通する排水口が形成されている。なお、図1では、この排水口は、着脱自在の蓋7で塞がれている。排水口が設けられた部分はくぼんでおり、洗い場床2の表面には、排水口に向けて下向きに傾斜した勾配が付けられている。洗い場床2の裏側において、浴槽1との境界部近傍には排水管5が設けられ、排水口は排水管5に接続されている。また、浴槽1の底部に設けられた図示しない排水口も、排水管5に接続されている。
壁3は、浴室ユニットの4面を構成している。壁3は、壁面材である壁パネル31〜37によって構成されている。洗い場床2の外周部2aには、洗い場床2の上面と直交する方向に沿って壁面接続部材50が設けられている。壁面接続部材50は隣接する壁パネルの間に設けられ、隣接する壁パネル同士は壁面接続部材50によって連接されている。
壁パネル31は、洗い場床2の浴槽1とは反対側に配置されており、2枚の壁パネルが図示しない壁面接続部材50によって連接されて形成されている。壁パネル32及び壁パネル33は、壁パネル31と直交し、互いに対向して配置されている。壁パネル34〜36は、浴槽1の縁のうち、洗い場床2側を除く3辺の縁の上に配置されている。壁パネル34及び壁パネル35の下側には、浴槽1と壁パネル32及び壁パネル33との間をつなぐ壁パネル37が設けられている。図1に表した浴室ユニットでは、壁パネル33には図示しないドア取付枠を介してドアDRが設けられている。
なお、本発明における壁面材の構成は、上記壁パネル31〜37には限定されない。例えば、壁パネル31がより多くのパネルから構成されていても良いし、その他の壁パネル32〜37が複数のパネルから構成されていても良い。また、壁パネル31が1枚のパネルから構成されていても良い。
浴槽1と洗い場床2との境界には、浴槽1における洗い場床2側の側面を覆い隠すバスエプロン9が設けられている。バスエプロン9は、後述する床面材21を押圧するように設けられている。
図2は、本実施形態における壁面接続部材と壁パネルとの嵌合構造を表した断面図である。
図2では、壁パネルの面内方向と直交する方向に沿った断面を表している。
図2(a)は、同一平面で隣接する2つの壁パネルと、これらの間に設けられた壁面接続部材との嵌合構造を例示している。
図2(b)は、隅部で互いに直交する2つの壁パネルと、これらの間に設けられた壁面接続部材との嵌合構造を例示している。
以下の説明では、図2(a)に例示した壁面接続部材50Aおよび図2(b)に例示した壁面接続部材50Bをまとめて壁面接続部材50と称する。
図2に表したように、壁パネル31は、第1壁パネル31−1と、第2壁パネル31−2と、から構成されている。それぞれの壁パネルは、母材と、母材に対して浴室の内側に設けられた鋼板と、を有する。母材は、石膏ボードなどで形成されており、鋼板は、補強のために母材の浴室内側の表面に貼り付けられている。例えば、第1壁パネル31−1は、母材310−1と、鋼板311−1と、を有する。第2壁パネル31−2は、母材310−2と、鋼板311−2と、を有する。
壁面接続部材50は、薄板を折り曲げた中空構造を有する。壁面接続部材50の左右の折り返し部分501は、弾性を有している。
図2(a)では、壁パネル31を構成する2つの壁パネル31−1および31−2の取り付け状態を表している。2つの壁パネル31−1及び31−2の鋼板311の左右の側面部には、それぞれ弾性を有した裏側への折り返し部分502−1及び502−2が設けられている。
2つの壁パネル31−1及び31−2を壁面接続部材50Aに取り付けるには、折り返し部分502−1及び502−2を壁面接続部材50Aの左右の折り返し部分501の間に嵌め込む。折り返し部分502−1及び502−2は、左右の折り返し部分501の間を押し広げるようにして嵌め込まれることで、互いの方向に付勢される。折り返し部分502−1及び502−2が嵌め込まれると、2つの壁パネル31−1及び31−2が壁面接続部材50Aを間にして同一面状に固定される。
図2(b)では、壁パネル31を構成する壁パネル31−2と、壁パネル32と、の取り付け状態を表している。壁パネル31−2の鋼板311−2には、折り返し部分502−1が設けられ、壁パネル32の鋼板321には、折り返し部分502−2が設けられている。折り返し部分502−1及び502−2は、それぞれ弾性を有する。
折り返し部分502−1及び502−2は、左右の折り返し部分501の間を押し広げるようにして嵌め込まれる。折り返し部分502−1及び502−2が嵌め込まれると、2つの壁パネル31−2及び32は壁面接続部材50Aを間にして直交する状態に固定される。
このように、壁面接続部材50の折り返し部分501と各壁パネルの折り返し部分502は、壁3に直交する面に沿って弾性を有するため、互いの設置位置が固定される。一方で、壁3の表面に沿った方向では、壁面接続部材50による位置の規制が無い。このため、それぞれの壁パネルは壁面接続部材50に嵌め込まれると、自重により下方に落下して、その下端(後述する先端部311a)が床面材21に当接する。
図3は、本実施形態における壁の取り付け構造を表す斜視図である。
図3に表したように、洗い場床2の上面と直交する方向に延びる複数の壁面接続部材50が、洗い場床2の外周部2aに取り付けられる。壁面接続部材50は、予め取り付けてあった壁面固定部材51にボルトやビス等の締結手段で固定される。このとき、壁面接続部材50の下端によって床面材21の外周部2aを下方に押圧するように、壁面接続部材50を固定してもよい。それぞれの壁面接続部材50に壁パネルを嵌合することで、壁パネル31〜35が固定される。壁パネル37は、浴槽1と壁面接続部材50との間に固定される。また、壁パネル36は、壁パネル34の一端と壁パネル35一端との間に固定される。
図4は、本実施形態に係る洗い場床の構成を説明する分解斜視図である。
図4に表したように、洗い場床2は、床基材20と、床基材20の上に配された表皮材23と、を有する。床基材20は、下から順に、支持材22、床面材21、およびクッション材201を有する。
支持材22は、4隅に設けられる4本の支持脚231を有する。支持脚231は、ボルト部を回転させることで高さが調節可能に構成されている。支持材22には、強度が比較的高く、剛性のある平板状の素材が用いられる。このような素材として、例えば、サンドイッチパネルが挙げられる。サンドイッチパネルは、例えば、プラスチックの板材を2枚の鋼板で挟んだ構造であり、軽量かつ剛性が高く、ネジなどの締結部材も使用できる。支持材22には、作業者が床下にもぐることができるように作業口が設けられている。施工後、この作業口には蓋221が被せられる。
床面材21には、後述するように、排水口となる凹形状部や洗い場床2の上面の勾配を形成するための傾斜面が付与されている。床面材21は、例えば熱可塑性樹脂によって形成されている。床面材21は、繊維強化プラスチック(FRP)によって形成されていてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが用いられる。
床面材21の上には、クッション材201を介して表皮材23が設けられている。クッション材201には、例えば発泡ポリウレタン等の軟質素材が用いられる。クッション材201の硬さ(柔らかさ)を変えることで、表皮材23を踏んだ際に感じる床面の硬さ(柔らかさ)を変化させることができる。
表皮材23は、洗い場床2の最表面に配されており、防水性および可撓性を有する軟質シート材が用いられる。表皮材202には、洗い場床2の表面の意匠性や水はけ性を向上させるために、凹凸加工や柄模様を施したりすることも可能である。
床面材21の外周には、凹部が形成されており、壁3は、この凹部の上に設置される。この点について、図5〜図7を用いてより具体的に説明する。
図5は、本実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した斜視断面図である。
図6は、図5の部分Bを拡大した斜視断面図である。
図7は、本実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
なお、図5〜図7では、支持材22が省略されている。
図6に表したように、鋼板311は、床面材21に向けて延在するとともに、先端部311aが、洗い場床2の外周方向に向けて屈曲している。床面材21の外周には凹部21Rが形成され、この凹部の内側にはガイドピース27が取り付けられている。ガイドピース27の上には、パッキンPK1を介して先端部311aが載置されている。床面材21は、壁3の自重により、下方に押圧される。また、先端部311aはガイドピース27により固定されている。こうすることで、洗い場床2と壁3との相対的な位置関係のずれを抑制している。
図7に表したように、凹部21Rの側壁のうち、洗い場床2の内側方向に位置する側壁S1と、鋼板311と、の隙間には、目地部材が設けられる。目地部材は、コーキング材CK1と、被覆部材25と、を含む。コーキング材CK1は、凹部21Rの側壁S1と、鋼板311と、の隙間に充填されている。コーキング材CK1の上方には、被覆部材25の一部が配されており、コーキング材CK1は被覆部材25により覆われている。
被覆部材25は、一端側の第1端部251と、他端側の第2端部252と、を有する。第1端部251は、表皮材23の下面または床面材21の上面に固定されており、表皮材23と床面材21との間に位置している。このとき、第1端部251が、クッション材201と表皮材23との間に位置していないことが望ましい。第2端部252は、鋼板311に当接している。被覆部材25の一部は、表皮材23の側壁23Sに沿って屈曲しており、被覆部材25の第2端部252は、第1端部251よりも上方に位置している。また、第2端部252の上面は、表皮材23の上面よりも上方に位置している。
被覆部材25は、弾性を有する。さらに、被覆部材25は、容易に変形可能な程度に軟質であっていてもよい。また、被覆部材25は、薄肉状に形成されていてもよい。被覆部材25が軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることで、第2端部252を上方に変形させる際に、容易に変形させることが可能となる。
コーキング材CK1には、例えばシリコーンが用いられる。
被覆部材25には、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレンやABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)などのスチレン系樹脂、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、フッ素樹脂などを用いることができる。これらの材料を用いることで、被覆部材25に弾性および軟性を付与することができる。
図8は、壁パネルが設置される前の状態の、洗い場床の凹部近傍を拡大した平面図である。
図9は、図8のA−A’線における断面図である。
なお、図8および図9では、その後に載置される壁パネル31を破線で表している。
図8および図9に表したように、壁パネル31が設置されていない状態では、被覆部材25は、水平方向に延び、洗い場床2の外側に向かって突出している。このとき、凹部21R上に突出している部分の長さL1は、壁パネルが設置された状態における側壁S1と鋼板311との間の距離D1よりも長い。このため、壁パネル31が設置された状態では、被覆部材25の第2端部252が鋼板311に当接して撓むことで、被覆部材25の上面が鋼板311から表皮材23に向けて下方に傾斜する。
ここで、図10〜図14を用いて、浴室の目地部材の施工方法を説明する。
図10〜図14は、本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。
まず、図10(a)に表したように、表皮材23の下面の端に被覆部材25の第1端部251を固定する。被覆部材25は、例えば、両面テープTにより表皮材23の下面に固定される。あるいは、接着剤や、熱による溶着、ステープルなどで固定されてもよい。
次に、図10(b)に表したように、凹部21R内にガイドピース27が設けられた床面材21の表面に、表皮材23を貼り合わせる。このとき、被覆部材25のうち、表皮材23に固定された部分が、表皮材23と床面材21との間に挟まれるように、表皮材23を床面材21に張り合わせる。
床面材21の上に表皮材23が配された状態を、図11(a)に表す。図11(a)に表したように、被覆部材25は、凹部21Rの一部を覆うように、表皮材23の外側に向けて延びている。
次に、図11(b)および図12(a)に表したように、被覆部材25の第2端部252を、上方に変形させ、表皮材23に一時的に固定する。表皮材23への固定には、例えばマスキングテープMが用いられる。
次に、図12(b)および図13(a)に表したように、床面材21および表皮材23の上方から凹部21Rへ、壁パネル31を下方に移動させ、床面材21の上に載置する。このとき、被覆部材25の第2端部252は表皮材23に固定されているため、壁パネル31と被覆部材25との接触を避けることができる。
次に、図13(b)および図14(a)に表したように、側壁S1と鋼板311との間にコーキング材CK1を充填させる。このとき、コーキング材CK1は、例えば上端が、表皮材23の上面よりも上側に位置するように、充填される。
最後に、図14(b)に表したように、被覆部材25の第2端部252の変形を解除する。このとき、被覆部材25が弾性を有するため、被覆部材25の第2端部252の変形を解除することで、図11(a)に表した元の形状に戻る。ための力が働く。その際、コーキング材CK1が被覆部材25に覆われるとともに、被覆部材25の先端が鋼板311に当接する。既に述べた通り、被覆部材25の突出部分の長さL1は、距離D1よりも長いため、被覆部材25は撓んだ状態で鋼板311に当接し、被覆部材25の上面が、鋼板311から表皮材23に向かって下方に傾斜する。
上述した説明では、壁パネル31を例に説明したが、他の壁パネル32、33、および37も同様にして洗い場床2の上に設置される。
次に、図15を用いて、浴槽1の外周における構造を具体的に説明する。
図15は、本実施形態に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図15に表したように、壁パネル36は、母材360および裏板361を有する。浴槽1の外周には凹部1Rが形成されており、母材360の下端は、凹部1Rの底面にパッキンPK2を介して載置される。
母材360は、凹部1Rの側壁のうち、浴槽1の内側方向に位置する側壁S2と対向している。側壁S2鋼板311との隙間には、目地部材が設けられる。目地部材は、コーキング材CK2と、被覆部材26と、を含む。コーキング材CK2は、側壁S2と母材360との隙間に充填されている。被覆部材26は、一端側の第1端部261と、他端側の第2端部262と、を有する。第1端部261は、側壁S2に固定されている。第1端部262は、コーキング材CK2を覆うとともに、その下面がコーキング材CK2に接している。また、第2端部262は、母材360に当接している。
被覆部材26は、弾性を有する。また、被覆部材25と同様に、さらに、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであってもよい。被覆部材26には、被覆部材25と同様の材料を用いることができる。また、コーキング材CK2には、コーキング材CK1と同様の材料を用いることができる。
図16は、壁パネルが設置される前の状態の凹部近傍を拡大した平面図である。
図17は、図16のC−C’線における断面図である。
図16および図17に表したように、壁パネル36が設置されていない状態では、被覆部材26は、水平方向に延び、浴室の外側に向かって突出している。このとき、凹部1R上に突出している部分の長さL2は、壁パネルが設置された状態における側壁S2と壁パネル36との間の距離D2よりも長い。このため、壁パネルが設置された状態では、被覆部材26の第2端部262が母材360に当接して撓むことで、被覆部材26の上面が母材360から浴槽1に向けて下方に傾斜する。
浴槽1への被覆部材26の取り付けおよび壁パネル36の設置については、洗い場床2への被覆部材25の取り付けおよび壁パネル31の設置と同様にして行われる。
すなわち、まず、被覆部材26の第1端部261が凹部1Rの側壁S1に固定される。被覆部材26は、例えば、両面テープや接着剤などによって固定される。あるいは、熱による溶着や、ステープルなどで固定されてもよい。
次に、被覆部材26の第2端部262を、上方に変形させ、例えばマスキングテープによって浴槽1に一時的に固定する。続いて浴槽1の上方から凹部1Rに向けて壁パネル36を移動させて載置する。このとき、被覆部材26の第2端部262は浴槽1の内側に向けて変形され、固定されているため、壁パネル36と被覆部材26との接触を避けることができる。
次に、側壁S2と壁パネル36との間にコーキング材CK2を充填させる。このとき、コーキング材CK2は、例えば上端が、浴槽1の上端よりも上側に位置するように、充填される。その後、被覆部材26の第2端部262の固定を解除すると、コーキング材CK2が被覆部材26で覆われるとともに、被覆部材26の先端が壁パネル36に当接する。既に述べた通り、被覆部材26の長さL2は、距離D2よりも長いため、被覆部材26は撓んだ状態で壁パネル36に当接し、被覆部材26の上面に傾斜が形成される。
上述した説明では、壁パネル36を例に説明したが、他の壁パネル34および35も同様にして洗い場床2の上に設置される。
本実施形態では、洗い場床2と壁3との間に設けられた目地部材が、コーキング材CK1と、弾性を有する被覆部材25と、を含む。この目地部材の施工において、被覆部材25の第1端部251が洗い場床2に固定され、第2端部262が上方に変形させられた状態において壁3を凹部21Rへ載置する。このような方法によれば、壁3を載置する際に、壁3と被覆部材25との接触による被覆部材25の損傷の可能性を低減するとともに、壁3を容易に載置することができる。
また、コーキング材CK1を注入した後は、被覆部材25の変形を解除することで被覆部材25が壁3に当接し、被覆部材25の上面を壁3から洗い場床2に向かって下方に傾斜させることができる。このため、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
同様に、浴槽1と壁3との間に設けられた目地部材は、コーキング材CK2と、被覆部材26と、を含む。そして、被覆部材26が弾性を有し、第1端部261が浴槽1に固定され、第2端部262が上方に変形させられた状態において壁3を凹部1Rへ載置する。このような方法によれば、壁3を載置する際に、壁3と被覆部材26との接触による被覆部材26の損傷の可能性を低減するとともに、壁3を容易に載置することができる。
また、コーキング材CK2を注入した後は、被覆部材26の変形を解除することで被覆部材26が壁3に当接し、被覆部材26の上面を壁3から浴槽1に向かって傾斜させることができる。このため、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
上述した被覆部材25および26を上方に変形させる場合、テープを用いて固定することで、これらの被覆部材を容易に変形させることができる。また、コーキング材を注入する際には、一般的にマスキング用のテープが洗い場床の外周および浴槽の外周に貼り付けられる。マスキング用のテープを用いて被覆部材25および26を固定することで、マスキング用テープの貼り付けおよび被覆部材の固定を同時に行うことが可能となり、施工手順を簡略化することができる。
また、被覆部材25が壁3に当接した状態において、被覆部材25の下面はコーキング材CK1に接していることが望ましい。コーキング材CK1に接していることで、被覆部材25に下方に向けて力が加えられた場合であっても、被覆部材25が、壁3と凹部21Rとの隙間に入り込むことを抑制できるためである。同様の理由で、被覆部材26が壁3に当接した状態において、被覆部材26の下面は、コーキング材CK2に接していることが望ましい。
このため、コーキング材を注入する工程では、それぞれの被覆部材の変形を解除した際に、下面がコーキング材と接するように、それぞれの隙間にコーキング材を注入することが望ましい。
また、被覆部材25および26は、薄肉状または軟質であることが望ましい。あるいは、薄肉状であり、かつ軟質であってもよい。このような構成によれば、これらの被覆部材を変形させる際に、容易に変形させることが可能となる。
また、被覆部材25の洗い場床2に固定されている第1端部251側の少なくとも一部は、洗い場床2の上面(表皮材23の上面)よりも下方に設けられていることが望ましい。このような構成に依れば、被覆部材25の第2端部252を上方に変形させることで、洗い場床2の一部(表皮材23の側壁)を覆うことができる。この状態で、壁3を凹部21Rに載置し、コーキング材を注入することで、コーキング材が誤って洗い場床2の表面に付着することを抑制でき、浴室の美観の低下を抑制することができる。同様の理由で、被覆部材26の浴槽1に固定されている第1端部261側の少なくとも一部は、浴槽1の上面よりも下方に設けられていることが望ましい。
また、図7に表したような屈曲部分を有する被覆部材25を固定する場合、図10(a)に表したように、表皮材23と床面材21とを貼り合わせる前に、被覆部材25の第1端部251を表皮材23の底面に固定することが望ましい。こうすることで、被覆部材25の屈曲部分を表皮材23の側面23Sに当接させた状態で、第1端部251を表皮材23と床面材21との間に固定することができる。このため、第1端部251をより強固に固定するとともに、被覆部材25と側面23Sとの間に隙間が生じることを抑制できる。
また、被覆部材25が弾性を有する場合、図9に表したように、被覆部材25の第2端部252が、壁3の表面と交差する方向に延びていることで、第2端部252を壁3に当接させた際に、被覆部材25が壁3をより強く押圧する。被覆部材25が壁3をより強く押圧した状態で当接することで、被覆部材25と壁3との間に隙間を生じ難くし、被覆部材25による止水性を向上させることができる。
同様に、被覆部材26が弾性を有する場合、図17に表したように、被覆部材26の第2端部262が、壁3の表面と交差する方向に延びていることで、第2端部262を壁3に当接させた際に、被覆部材26が壁3をより強く押圧する。被覆部材26が壁3をより強く押圧した状態で当接することで、被覆部材26と壁3との間に隙間を生じ難くし、被覆部材26による止水性を向上させることができる。
また、被覆部材25は、それぞれの部材に、施工前に予め取り付けることが可能である。洗い場床や表皮材、浴槽に対して、例えばこれらの製造現場において被覆部材を取り付けておくことで、被覆部材の取り付けを施工業者に委ねずにすみ、被覆部材の取り付け忘れや、施工ミスによる位置ずれなどの発生を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、洗い場床2が、支持材22、床面材21、クッション材201、および表皮材23から構成されている場合について説明したが、本実施形態は、このような構成以外の洗い場床に対しても適用可能である。例えば、洗い場床は、支持材22および床面材21の2つから構成されていても良い。この場合、被覆部材25は、床面材21の外周に固定される。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴槽1や洗い場床2、壁3などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや、これらの設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 浴槽、 1R 凹部、 2 洗い場床、 2a 外周部、 3 壁、 5 排水管、 6 支持脚、 7 蓋、 9 バスエプロン、 20 床基材、 21 床面材、 21R 凹部、 22 支持材、 23 表皮材、 23S 側面、 25、26 被覆部材、 27 ガイドピース、 31〜37 壁パネル、 50 壁面接続部材、 51 壁面固定部材、 201 クッション材、 202 表皮材、 221 蓋、 231 支持脚、 251、261 第1端部、 252、262 第2端部、 310 母材、 311 鋼板、 311a 先端部、 321 鋼板、 360 母材、 361 裏板、 501、502 折り返し部分、 CK1、CK2 コーキング材、 M マスキングテープ、 PK1、PK2 パッキン、 S 浴室設置面、 S1、S2 側壁、 T 両面テープ

Claims (10)

  1. 外周に凹部が形成された洗い場床と、前記凹部に載置される壁と、を有する浴室の目地部材の施工方法において、
    前記目地部材は、
    前記凹部と前記壁との隙間に設けられるコーキング材と、
    弾性を有し、一端が前記洗い場床に固定され、前記壁が前記凹部に載置されていない状態において他端が前記隙間より長く前記洗い場床の外側に向けて突出した被覆部材と、
    を含み、
    前記被覆部材の前記他端が上方に変形された状態において、前記壁を前記凹部に載置する工程と、
    前記凹部と前記壁との前記隙間に前記コーキング材を注入する工程と、
    前記被覆部材の前記他端の変形を解除することで、前記被覆部材によって前記コーキング材を覆うとともに、前記被覆部材の前記他端を前記壁と当接させ、前記被覆部材の前記他端側の上面を前記壁から前記洗い場床に向かって下方に傾斜させる工程と、
    を備えたことを特徴とする浴室の目地部材の施工方法。
  2. 前記壁を前記凹部に載置する工程において、前記被覆部材の前記他端は、テープによって前記洗い場床に固定されることで上方に変形していることを特徴とする請求項1記載の浴室の目地部材の施工方法。
  3. 前記コーキング材を注入する工程において、前記被覆部材の前記他端を前記壁に当接させた際に前記他端の下面が前記コーキング材と接するように、前記隙間に前記コーキング材を注入することを特徴とする請求項1記載の浴室の目地部材の施工方法。
  4. 前記被覆部材は、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
  5. 前記被覆部材の前記一端側の少なくとも一部は、前記隙間において、前記洗い場床の上面よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
  6. 外周に凹部が形成された浴槽と、前記凹部に載置される壁と、を有する浴室の目地部材の施工方法において、
    前記目地部材は、
    前記凹部と前記壁との隙間に設けられるコーキング材と、
    弾性を有し、一端が前記浴槽に固定され、前記壁が前記凹部に載置されていない状態において他端が前記隙間より長く前記浴槽の外側に向けて突出した被覆部材と、
    を含み、
    前記被覆部材の前記他端が上方に変形させられた状態において、前記壁を前記凹部に載置する工程と、
    前記凹部と前記壁との前記隙間に前記コーキング材を注入する工程と、
    前記被覆部材の前記他端の変形を解除することで、前記被覆部材によって前記コーキング材を覆うとともに、前記被覆部材の前記他端を前記壁と当接させ、前記被覆部材の前記他端側の上面を前記壁から前記浴槽に向かって下方に傾斜させる工程と、
    を備えたことを特徴とする浴室の目地部材の施工方法。
  7. 前記壁を前記凹部に載置する工程において、前記被覆部材の前記他端は、テープによって前記浴槽に固定されることで上方に変形していることを特徴とする請求項6記載の浴室の目地部材の施工方法。
  8. 前記コーキング材を注入する工程において、前記被覆部材の前記他端を前記壁に当接させた際に前記他端の下面が前記コーキング材と接するように、前記隙間に前記コーキング材を注入することを特徴とする請求項6記載の浴室の目地部材の施工方法。
  9. 前記被覆部材は、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
  10. 前記被覆部材の前記一端側の少なくとも一部は、前記隙間において、前記浴槽の上面よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
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