JP6714811B2 - 浴室の目地部材の施工方法 - Google Patents
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Description
コーキング材の上面に水が溜まってしまうと、カビが発生しやすくなったり、排水され難くなる。このため、これらの隙間にコーキング材を注入して埋め込む際、コーキング材の上面を傾斜させつつ窪みが形成されないように、ヘラや指などで均すことが望ましい。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、施工者の技能に依らずに、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面の形成を可能とする浴室の目地部材の施工方法を提供することを目的とする。
図1に示した浴室は、浴槽1と、洗い場床2と、壁3と、を備えている。浴槽1の底部裏面の四隅近傍には、支持脚6が設けられ、その支持脚6を介して、浴槽1は浴室設置面(例えば、建物の床)Sの上に設置される。支持脚6は、ボルト部を回転させることで高さを調節可能に構成されている。
図2では、壁パネルの面内方向と直交する方向に沿った断面を表している。
図2(a)は、同一平面で隣接する2つの壁パネルと、これらの間に設けられた壁面接続部材との嵌合構造を例示している。
図2(b)は、隅部で互いに直交する2つの壁パネルと、これらの間に設けられた壁面接続部材との嵌合構造を例示している。
以下の説明では、図2(a)に例示した壁面接続部材50Aおよび図2(b)に例示した壁面接続部材50Bをまとめて壁面接続部材50と称する。
図3に表したように、洗い場床2の上面と直交する方向に延びる複数の壁面接続部材50が、洗い場床2の外周部2aに取り付けられる。壁面接続部材50は、予め取り付けてあった壁面固定部材51にボルトやビス等の締結手段で固定される。このとき、壁面接続部材50の下端によって床面材21の外周部2aを下方に押圧するように、壁面接続部材50を固定してもよい。それぞれの壁面接続部材50に壁パネルを嵌合することで、壁パネル31〜35が固定される。壁パネル37は、浴槽1と壁面接続部材50との間に固定される。また、壁パネル36は、壁パネル34の一端と壁パネル35一端との間に固定される。
図4に表したように、洗い場床2は、床基材20と、床基材20の上に配された表皮材23と、を有する。床基材20は、下から順に、支持材22、床面材21、およびクッション材201を有する。
図5は、本実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した斜視断面図である。
図6は、図5の部分Bを拡大した斜視断面図である。
図7は、本実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
なお、図5〜図7では、支持材22が省略されている。
被覆部材25には、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレンやABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)などのスチレン系樹脂、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、フッ素樹脂などを用いることができる。これらの材料を用いることで、被覆部材25に弾性および軟性を付与することができる。
図9は、図8のA−A’線における断面図である。
なお、図8および図9では、その後に載置される壁パネル31を破線で表している。
図10〜図14は、本実施形態に係る浴室の目地部材の施工方法を表す断面図である。
まず、図10(a)に表したように、表皮材23の下面の端に被覆部材25の第1端部251を固定する。被覆部材25は、例えば、両面テープTにより表皮材23の下面に固定される。あるいは、接着剤や、熱による溶着、ステープルなどで固定されてもよい。
図15は、本実施形態に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図15に表したように、壁パネル36は、母材360および裏板361を有する。浴槽1の外周には凹部1Rが形成されており、母材360の下端は、凹部1Rの底面にパッキンPK2を介して載置される。
図17は、図16のC−C’線における断面図である。
また、コーキング材CK1を注入した後は、被覆部材25の変形を解除することで被覆部材25が壁3に当接し、被覆部材25の上面を壁3から洗い場床2に向かって下方に傾斜させることができる。このため、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
また、コーキング材CK2を注入した後は、被覆部材26の変形を解除することで被覆部材26が壁3に当接し、被覆部材26の上面を壁3から浴槽1に向かって傾斜させることができる。このため、施工者の熟練度に依らず、目地部材上面における窪みの発生を抑制し、傾斜面を形成することが可能となる。
このため、コーキング材を注入する工程では、それぞれの被覆部材の変形を解除した際に、下面がコーキング材と接するように、それぞれの隙間にコーキング材を注入することが望ましい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (10)
- 外周に凹部が形成された洗い場床と、前記凹部に載置される壁と、を有する浴室の目地部材の施工方法において、
前記目地部材は、
前記凹部と前記壁との隙間に設けられるコーキング材と、
弾性を有し、一端が前記洗い場床に固定され、前記壁が前記凹部に載置されていない状態において他端が前記隙間より長く前記洗い場床の外側に向けて突出した被覆部材と、
を含み、
前記被覆部材の前記他端が上方に変形された状態において、前記壁を前記凹部に載置する工程と、
前記凹部と前記壁との前記隙間に前記コーキング材を注入する工程と、
前記被覆部材の前記他端の変形を解除することで、前記被覆部材によって前記コーキング材を覆うとともに、前記被覆部材の前記他端を前記壁と当接させ、前記被覆部材の前記他端側の上面を前記壁から前記洗い場床に向かって下方に傾斜させる工程と、
を備えたことを特徴とする浴室の目地部材の施工方法。 - 前記壁を前記凹部に載置する工程において、前記被覆部材の前記他端は、テープによって前記洗い場床に固定されることで上方に変形していることを特徴とする請求項1記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 前記コーキング材を注入する工程において、前記被覆部材の前記他端を前記壁に当接させた際に前記他端の下面が前記コーキング材と接するように、前記隙間に前記コーキング材を注入することを特徴とする請求項1記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 前記被覆部材は、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 前記被覆部材の前記一端側の少なくとも一部は、前記隙間において、前記洗い場床の上面よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 外周に凹部が形成された浴槽と、前記凹部に載置される壁と、を有する浴室の目地部材の施工方法において、
前記目地部材は、
前記凹部と前記壁との隙間に設けられるコーキング材と、
弾性を有し、一端が前記浴槽に固定され、前記壁が前記凹部に載置されていない状態において他端が前記隙間より長く前記浴槽の外側に向けて突出した被覆部材と、
を含み、
前記被覆部材の前記他端が上方に変形させられた状態において、前記壁を前記凹部に載置する工程と、
前記凹部と前記壁との前記隙間に前記コーキング材を注入する工程と、
前記被覆部材の前記他端の変形を解除することで、前記被覆部材によって前記コーキング材を覆うとともに、前記被覆部材の前記他端を前記壁と当接させ、前記被覆部材の前記他端側の上面を前記壁から前記浴槽に向かって下方に傾斜させる工程と、
を備えたことを特徴とする浴室の目地部材の施工方法。 - 前記壁を前記凹部に載置する工程において、前記被覆部材の前記他端は、テープによって前記浴槽に固定されることで上方に変形していることを特徴とする請求項6記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 前記コーキング材を注入する工程において、前記被覆部材の前記他端を前記壁に当接させた際に前記他端の下面が前記コーキング材と接するように、前記隙間に前記コーキング材を注入することを特徴とする請求項6記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 前記被覆部材は、軟質および薄肉状の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
- 前記被覆部材の前記一端側の少なくとも一部は、前記隙間において、前記浴槽の上面よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の浴室の目地部材の施工方法。
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