JP2003265341A - クリップ及び浴槽エプロンの取付構造 - Google Patents

クリップ及び浴槽エプロンの取付構造

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JP2003265341A JP2002069968A JP2002069968A JP2003265341A JP 2003265341 A JP2003265341 A JP 2003265341A JP 2002069968 A JP2002069968 A JP 2002069968A JP 2002069968 A JP2002069968 A JP 2002069968A JP 2003265341 A JP2003265341 A JP 2003265341A
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誠 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置ズレを吸収可能なクリップ及び浴槽エプ
ロンの取付構造を得る。 【解決手段】 矩形穴46に対してスライド可能なスラ
イド部材14が係合された雌部材12を堰部70に固定
し、雌部材12に係合可能な雄部材16を、エプロン7
2の下フランジ部74に固定している。エプロン72は
上フランジ部76側を支点として下フランジ部74側を
回動させ、雄部材16の係合片34をスライド部材14
の係合部52に係合させることで、浴槽の周壁を覆うこ
とができるが、エプロン72の回動移動により、係合片
34が移動する課程において、係合片34は下方へ若干
移動する。このため、スライド部材14を下方へスライ
ドさせることで、係合片34に無理な負荷を掛けない状
態で、係合片34を係合部52に係合させることができ
るので、係合片34の破損の恐れはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材を互い
に係合させるためのクリップ及び浴槽エプロンの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、バスユニット100
では、床パン102の上に浴槽104が載置されてお
り、洗い場パン106側の浴槽104の壁面104A
は、略矩形状に形成された化粧用のエプロン108で覆
われるようになっている。
【0003】床パン102と洗い場パン106との間に
は、浴槽104と平行に堰部110が突設されており、
この堰部110の上面は水平となって、雌部材112が
ネジ止めされている。雌部材112には略U字状に形成
された係合部114が設けられており、弾性変形可能と
なっている。
【0004】一方、エプロン108の下側には、裏面か
ら下フランジ部116が張り出しており、この下フラン
ジ部116には雌部材112に係合可能な雄部材118
がネジ止めされている。下フランジ部116に直交した
状態で配置された雄部材118の立壁118Aからは、
下フランジ部116の張り出した方向に沿って略平行に
係合片120が突設されている。
【0005】この係合片120は先端側及び基部側の肉
厚が薄くなっており、係合片120の中央部及び基部の
肉厚が最大となっている。また、係合片120の中央部
の肉厚は、係合部114の端部114Aの離間距離より
も大きくなっている。
【0006】これにより、係合片120は係合部114
の奥方へ移動する前に、端部114Aに当接し、この状
態で、係合片120を押圧して、端部114Aを押し広
げ、係合片120が係合部114の奥方へ移動可能とな
る。係合片120が係合部114の奥方へ移動すると、
係合部114の端部114Aが復元して係合片120が
抜け止めされ、雄部材118が雌部材112に係合され
るようになっている。
【0007】ところで、エプロン108の上側には、段
状に折曲された上フランジ部112が形成されており、
浴槽104の壁面104Aをエプロン108で覆うと
き、上フランジ部112を浴槽104の開口縁部104
Bに引っ掛け、この状態で、上フランジ部112側を支
点として下フランジ部116側を回動させて、雄部材1
18及び雌部材112を介して下フランジ部116を堰
部110に固定するが、雄部材118の係合片120
を、図6(A)の状態から雌部材112の係合部114
の奥方へ移動させるとき、エプロン108の上フランジ
部112側を支点として下フランジ部116側を回動移
動させるため、係合片120の移動軌跡も円弧を描くこ
ととなる。
【0008】このため、係合部114に対する係合片1
20の上下方向の位置は、係合部114の端部114A
に当接した状態から係合部114の奥方へ移動するまで
の間に、若干下方へ移動することになり、係合片120
を係合部114の奥方へ移動させるとき、係合片120
には無理な負荷が掛かる恐れがあり、図6(B)に示す
ように、係合片120が破損してしまう場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、位置ズレを吸収可能なクリップ及び浴槽エプロン
の取付構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、一方の部材に、矩形穴が形成された雌部材が固定さ
れている。矩形穴にはスライド部材をスライド可能に係
合させており、このスライド部材には、他の部材に取り
付けられた係合片が係合する係合部が設けられている。
【0011】このため、雌部材と係合片との間で位置ズ
レが生じたとしても、スライド部材を介して雌部材と係
合片とを係合させることで、スライド部材をスライドさ
せて該位置ズレを吸収することができ、係合片に無理な
負荷を掛けない状態で、係合片を係合部に係合させるこ
とができる。従って、無理な係合による係合片の破損の
恐れはない。
【0012】請求項2に記載の発明では、スライド部材
に平板部及び爪部を設けている。平板部は矩形穴よりも
外形寸法を大きくしており、一方、爪部は矩形穴の縁部
を乗り越え可能に設け、平板部とで矩形穴の周縁部を挟
持するようにしている。
【0013】平板部は矩形穴よりも外形寸法が大きいた
め、矩形穴の周縁部に面接する。このため、平板部と爪
部とで矩形穴の周縁部を挟持して、スライド部材を矩形
穴に係合させることで、スライド部材をスライドさせる
ときに、スライド部材のガタを少なくすることができ、
スライド部材をスムーズにスライドさせることができ
る。
【0014】請求項3に記載の発明では、係合部の、ス
ライド部材のスライド方向と直交する方向の長さを係合
片よりも長くしている。これにより、係合片が係合部と
係合した状態で、スライド部材のスライド方向と直交す
る方向において、係合片と係合部とを相対移動させるこ
とができる。
【0015】このため、スライド部材及び係合片を介し
て、雌部材に対して垂直方向及び水平方向において他の
部材を相対移動させることができるので、一方の部材と
他の部材との垂直方向及び水平方向の位置ズレを吸収す
ることができる。
【0016】請求項4に記載の発明では、エプロンの一
端側を浴槽の縁部に引っ掛け、前記エプロンの他端側を
回動させて、床パンに載置された浴槽の洗い場側の周壁
を覆う浴槽用エプロンの取付構造において、エプロンの
裏面からフランジ部が張り出しており、一方、床パンと
洗い場パンとの間には、浴槽の周壁に対して平行に堰部
が設けられている。このフランジ部及び堰部のうち何れ
か一方にクリップを固定し、フランジ部及び堰部のうち
何れか他方に固定された係合片に係合可能としている。
【0017】例えば、堰部にクリップを固定し、フラン
ジ部に係合片を設ける。これにより、エプロンの一端側
を浴槽の縁部に引っ掛け、エプロンの他端側を回動させ
て、係合片をクリップを構成する係合部に係合させ、係
合片及び係合部を介して、浴槽の洗い場側をエプロンに
よって覆う。
【0018】ここで、エプロンの一端側を浴槽の縁部に
引っ掛け、エプロンの他端側を回動させるため、係合片
はエプロンの一端側を中心に円弧を描く様に移動し、係
合部への係合過程において、係合片と係合部とで上下方
向の位置ズレが生じるが、スライド部材を下方へスライ
ドさせることで、該位置ズレを吸収することができる。
【0019】従って、係合部に対する係合片の上下方向
の位置に応じて、スライド部材を介して係合部を移動さ
せることで、係合部との位置ズレによる係合片の破損の
恐れもなく、また、浴槽にエプロンを取り付ける際にス
ムーズな取付が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本形態に係るクリップにつ
いて説明する。
【0021】図1に示すように、クリップ10は合成樹
脂によって成形された雌部材12及びスライド部材14
で構成されており、同じく合成樹脂で成形された雄部材
16と係合可能となっている。
【0022】雄部材16は略矩形状の立壁18及び底部
20が垂直に交わっており、断面が略L字状を成してい
る。雄部材16の左右方向(矢印A方向)の両端部及び
中央部には、略三角形状のステイ部材22が設けられ、
雄部材16の底部20と立壁18とを架渡し、雄部材1
6の補強を行っている。
【0023】また、雄部材16の底部20には、中央部
に位置するステイ部材22を間において一対のボス28
が立設しており、固定ネジ30(図3(A)参照)が挿
通可能な貫通穴32が形成されている。
【0024】さらに、雄部材16の立壁18からは、係
合片34が直角に立設している。この係合片34は先端
側及び基部側の肉厚を薄くしており、係合片34の中央
部及び基部の肉厚が最大となるように形成されている。
【0025】一方、雌部材12は略矩形状の立壁36及
び底部38が垂直に交わり、断面が略L字状を成してい
る。雌部材12の左右方向の両端部には、略三角形状の
ステイ部材40が設けられており、雌部材12の底部3
8と立壁36とを架渡し、雌部材12の補強を行ってい
る。
【0026】また、雌部材12の底部38のステイ部材
40側には、一対の長穴部42が形成されており、固定
ネジ44(図3(A)参照)が挿通可能となっている。
さらに、雌部材12の立壁36の中央部には、矩形穴4
6が形成されている。
【0027】一方、スライド部材14は、略矩形状の平
板部48を有しており、雌部材12に形成された矩形穴
46の外形寸法よりも大きくなっている。この平板部4
8の中央部には、矩形状の入口部50が形成されてお
り、入口部50の縁部からは略角錐台状の係合部52が
平板部48に対して略垂直に設けられている。
【0028】この係合部52は雌部材12に形成された
矩形穴46に挿通可能な大きさとなっている。係合部5
2の左右に位置する側壁54の外側には、平板部48か
ら雌部材12の立壁36の肉厚分離間した位置に爪部5
8が形成されており、爪部58同士の離間距離は、矩形
穴46の左右方向の寸法よりも長くなっている。
【0029】このため、矩形穴46の縁部に爪部58が
当接した状態で係合部52を圧入すると、矩形穴46の
縁部を乗り越え、爪部58と平板部48とで矩形穴46
の周縁部を挟持して、スライド部材14が雌部材12に
係合する。
【0030】また、係合部52は、図3(A)に示すよ
うに、縦断面が略U字状となっており、上下に位置する
側壁56には、係合部52の奥方側を残し略コ字状の切
り込み部60が形成され、弾性変形可能となっている。
【0031】側壁56の先端面56Aは、互いに離間す
る方向へ向かって傾斜しており、間口を広げている。ま
た、側壁56の先端側は肉厚となっており、雄部材16
の係合片34の中央部の肉厚よりも、側壁56同士の離
間距離の方が狭くなっている。
【0032】このため、係合片34は、スライド部材1
4の入口部50を通過した後、係合部52と係合する前
に、係合片34が側壁56の先端面56Aに当接した状
態で移動規制される。この状態で、係合片34を圧入す
ると、側壁56が押し広げられ、係合片34が係合部5
2の奥方へ移動可能となる。
【0033】また、係合部52の左右方向の幅は、係合
片34の左右方向の幅よりも長くしている。このため、
係合片34を係合部52に係合させた状態で、係合片3
4は係合部52内で左右方向にスライド可能となってい
る。
【0034】次に、本形態に係る浴槽エプロンの取付構
造及びその作用について説明する。
【0035】図2に示すように、バスユニット62の床
パン64の上に配置された浴槽66の洗い場パン68側
の周壁66Aを、略矩形状に形成された化粧用のエプロ
ン72で覆う。床パン64と洗い場パン68との間に
は、浴槽66と平行に断面が略コ字状の堰部70が突設
されており、堰部70の上面70Aは水平となってい
る。この堰部70の上面70Aに雌部材12を固定させ
る。
【0036】ここで、予め、雌部材12に形成された矩
形穴46には、スライド部材14の係合部52を圧入し
て爪部58(図1参照)と平板部48とで雌部材12の
周縁部を挟持し、矩形穴46に対してスライド部材14
をスライド可能に係合させておく。
【0037】一方、図3(A)に示すように、堰部70
の上面70Aには、所定の位置にネジ穴71が形成され
ており、スライド部材14が係合された状態で、雌部材
12の底部38に形成された長穴部42と位置合わせし
て、雌部材12の底部38を堰部70の上面70Aに面
接させ、固定ネジ44によって雌部材12を堰部70に
締結させる。
【0038】ところで、エプロン72の下側には、エプ
ロン72の裏面側から下フランジ部74が張り出してお
り、この下フランジ部74には雌部材12に係合可能な
雄部材16が固定可能となっている。
【0039】下フランジ部74には、所定の位置にネジ
穴31が形成されており、雄部材16の底部38に形成
された貫通穴32と位置合わせして、雄部材16の底部
38を下フランジ部74に面接させ、固定ネジ33によ
って雄部材16を下フランジ部74に締結させる。
【0040】一方、エプロン72の上側には、段状に折
曲された上フランジ部76が形成されており、上フラン
ジ部76は浴槽66の開口縁部66Bに引っ掛け可能と
なっている。上フランジ部76を浴槽66の開口縁部6
6Bに引っ掛けた状態で、上フランジ部76側を支点と
して下フランジ部74側を回動させると、図3(A)に
示すように、雄部材16の係合片34の先端が、スライ
ド部材14の入口部50を通過して、係合部52の側壁
56の先端面56Aに当接する。
【0041】この状態で、エプロン72を押圧して、係
合片34の先端部によって、側壁56の先端面56Aを
押し広げ、係合片34の中央部を通過させて、係合片3
4を係合部52の奥方へ移動させるが、エプロン72
は、上フランジ部76側を支点として下フランジ部74
側を回動させるため、係合片34は円弧を描いて移動す
る。従って、係合片34が係合部52の奥方へ移動する
課程において、係合片34は下方へ若干移動する。
【0042】このため、スライド部材14を係合片34
の下方への移動量に応じて矩形穴46内を下方へスライ
ドさせる。これにより、図3(B)に示すように、係合
片34を係合部52の奥方へスムーズに移動させること
ができる。
【0043】係合片34が係合部52の奥方へ移動する
と、係合部52の先端面54A、56Aが復元して係合
片34が抜け止めされ、雄部材16が雌部材12に係合
される。これにより、雄部材16及び雌部材12を介し
て、浴槽66の周壁66Aをエプロン72で覆うことが
できる。
【0044】以上のような構成により、雌部材12と係
合片34との間で上下方向に位置ズレが生じる場合で
も、スライド部材14を介して雌部材12と係合片34
とを係合させることで、スライド部材14をスライドさ
せて該位置ズレを吸収することができる。このため、係
合片34に無理な負荷を掛けない状態で、係合片34を
係合部52に係合させることができるので、無理な係合
による係合片34の破損の恐れはない。
【0045】また、係合部52に対する係合片34の上
下方向の位置に応じて、スライド部材14を介して係合
部52を移動させることで、浴槽66にエプロン72を
取り付ける際にスムーズな取付が可能となる。
【0046】ここで、スライド部材14の平板部48の
外形寸法を矩形穴46よりも大きくしているため、平板
部48は矩形穴46の周縁部に面接可能となる。このた
め、平板部48と爪部58(図1参照)とで矩形穴46
の周縁部を挟持した状態でスライド部材14をスライド
させることで、スライド部材14のガタを少なくするこ
とができ、また、スライド部材14をスムーズにスライ
ドさせることができる。
【0047】また、係合片34と係合部52とで左右方
向にズレが生じている場合でも、係合部52の左右方向
の幅を係合片34の左右方向の幅の方よりも長くしてい
るため、係合部52に係合片34を係合させるとき、或
いは係合部52に係合片34を係合させた後でも、係合
部52と係合片34とを相対移動させることができ、浴
槽66の周壁66Aとエプロン72の左右方向の位置ズ
レも吸収することができる。
【0048】さらに、係合片34と係合部52とで前後
方向にズレが生じている場合でも、雌部材12の底部3
8に長穴部42を設けているため、雌部材12を堰部7
0の上面70Aで移動させ、係合片34と係合部52と
の前後方向の位置ズレを吸収することができる。
【0049】なお、ここでは、堰部70に雌部材12を
固定して、エプロン72の下フランジ部74側に雄部材
16を固定したが、堰部70に雄部材16を固定して、
エプロン72の下フランジ部74側に雌部材12を固定
しても良い。
【0050】また、図4に示すように、エプロン72
に、下フランジ部74と平行に下フランジ部74よりも
長く張り出すホルダー片80を設け、このホルダー片8
0を堰部70の上面70Aに当接させて、エプロン72
の自重を受けるようにしても良い。
【0051】ホルダー片80は、エプロン72が浴槽6
6(図2参照)の周壁66A(図2参照)を覆った状態
で、ホルダー片80の下面と堰部70の上面70Aとの
間に、隙間が生じる高さに予め設定しており、雄部材1
6を雌部材12に係合させ、エプロン72の上下方向の
位置決めを行った後、ホルダー片80の下面と堰部70
の上面との間に生じる隙間にスペーサ82を入れて高さ
調整を行う。
【0052】これにより、係合片34に掛かるエプロン
72の自重をホルダー片80で受けることができ、クリ
ープによる係合片34の変形等を防止し、クリップ10
の寿命を長くすることができる。
【0053】また、スライド部材14を雌部材12の上
下方向に対してスライドさせたが、エプロン72の取付
方法によっては、左右方向に対してスライドさせても良
く、また、必ずしもエプロンの一端側を支点として他端
側を回動させて取り付ける方法に限るものではない。さ
らに、クリップ10を浴槽エプロンの取付に用いたが、
これに限るものではなく、2つの部材を互いに係合させ
るために用いるクリップであればよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、請求項1
に記載の発明では、雌部材と係合片との間で位置ズレが
生じたとしても、スライド部材を介して雌部材と係合片
とを係合させることで、スライド部材をスライドさせて
該位置ズレを吸収することができ、係合片に無理な負荷
を掛けない状態で、係合片を係合部に係合させることが
できる。従って、無理な係合による係合片の破損の恐れ
はない。
【0055】請求項2に記載の発明では、平板部と爪部
とで矩形穴の周縁部を挟持して、スライド部材を矩形穴
に係合させることで、スライド部材をスライドさせると
きに、スライド部材のガタを少なくすることができ、ス
ライド部材をスムーズにスライドさせることができる。
【0056】請求項3に記載の発明では、スライド部材
及び係合片を介して、雌部材に対して垂直方向及び水平
方向において他の部材を相対移動させることができるの
で、一方の部材と他の部材との垂直方向及び水平方向の
位置ズレを吸収することができる。
【0057】請求項4に記載の発明では、係合部に対す
る係合片の上下方向の位置に応じて、スライド部材を介
して係合部を移動させることで、係合部との位置ズレに
よる係合片の破損の恐れもなく、また、浴槽にエプロン
を取り付ける際にスムーズな取付が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクリップ及びクリッ
プと係合する雄部材を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る浴槽用エプロンの取
付構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る浴槽用エプロンの取
付構造を示す断面図であり、(A)は係合部に係合片を
係合させる前の状態を示し、(B)は係合させた状態を
示している。
【図4】本発明の実施の形態に係る浴槽用エプロンの取
付構造の変形例を示す断面図である。
【図5】従来の浴槽用エプロンの取付構造を示す断面図
である。
【図6】従来の浴槽用エプロンの取付構造を示す断面図
であり、(A)は係合部に係合片を係合させる前の状態
を示し、(B)は係合させた状態を示している。
【符号の説明】
10 クリップ 12 雌部材 14 スライド部材 34 係合片 48 平板部 52 係合部 58 爪部 70 堰部 74 下フランジ部(フランジ部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根津 幹夫 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 Fターム(参考) 2D032 AA19 3J001 FA02 GA06 GB01 HA04 HA07 JE05 KA14 KA21 3J022 DA03 DA12 EA02 EB02 EC02 ED06 FA05 FB03 FB08 FB13 FB16 HA03 HB02 HB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材に固定され、矩形穴が形成さ
    れた雌部材と、 前記矩形穴にスライド可能に係合するスライド部材と、 前記スライド部材に設けられ、他の部材に取り付けられ
    た係合片が係合する係合部と、 を有することを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記矩形穴よりも外形寸法が大きい平板
    部と、 前記矩形穴の縁部を乗り越え可能に設けられ、前記平板
    部とで前記矩形穴の周縁部を挟持する爪部と、 を前記スライド部材に設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 前記係合部の、スライド部材のスライド
    方向と直交する方向の長さを前記係合片よりも長くした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップ。
  4. 【請求項4】 エプロンの一端側を浴槽の縁部に引っ掛
    け、前記エプロンの他端側を回動させて床パンに載置さ
    れた浴槽の洗い場側の周壁を覆う浴槽用エプロンの取付
    構造において、 前記エプロンの裏面から張り出すフランジ部と、 前記床パンと前記洗い場パンとの間に位置し、前記浴槽
    の周壁に対して平行に設けられた堰部と、 前記フランジ部及び前記堰部のうち何れか一方に固定さ
    れ、前記フランジ部及び前記堰部のうち何れか他方に固
    定された係合片に係合可能な請求項1〜3の何れかに記
    載のクリップと、 を有することを特徴とする浴槽エプロンの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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