JP4813586B2 - エプロンの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽のフランジ部と防水パンとの間にエプロンを取り付けるためのエプロンの取付構造に関する。
従来から、浴槽を設置するための浴槽フロアと上面が洗い場に形成された洗い場フロアとを接続して防水パンを形成し、その防水パンの浴槽フロアと洗い場フロアとが接続された縁部と、浴槽の上端から洗い場側に突出したフランジ部の下面との間にエプロンを取り付けたエプロンの取付構造を備えた浴室がある。このようなエプロンの取付構造におけるエプロンは、浴槽の下部周囲等に配置された配管等を点検したり修理したりする際には取り外す必要があるため、ねじ等によって浴槽や防水パンから着脱可能な状態で取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
前述した従来のエプロンの取付構造におけるエプロンは、上端部に設けられた嵌合部を浴槽のフランジ部の下面に設けられた嵌合凹部に嵌合し、下端部に設けられた被取り付け面を、防水パンの縁部に取り付けられたエプロン取り付け具に雄ねじ具を用いて固定することにより浴槽の側面側に取り付けられている。また、嵌合部の上端には、柔軟性テープ材が装着されており、雄ねじ具の締め付けによりエプロンを上方に押し上げることによって、嵌合部と嵌合凹部とを柔軟性テープ材を介して押し付けるようにしている。これによって、エプロンががたつくことを防止している。
特開平8−228950号公報
しかしながら、前述した従来のエプロンの取付構造では、防水パンの縁部に取り付けられたエプロン取り付け具と浴槽のフランジ部との間に、エプロンを一旦設置したのちに雄ねじ具を締め付けることによって浴槽のフランジ部に対するエプロンの高さ調節を行うため、高さ調節のための作業が面倒であるという問題がある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、取り付けた後のエプロンの高さを調節する作業が不要になるエプロンの取付構造を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るエプロンの取付構造の構成上の特徴は、洗い場を備えた防水パンと、防水パンの洗い場に隣接して設置され上端外周部に外側に延びるフランジ部が形成された浴槽と、防水パンの洗い場における浴槽側の縁部と浴槽のフランジ部との間に取り付けられるエプロンとを備えたエプロンの取付構造であって、浴槽またはその近傍における防水パンの洗い場側の部分に、エプロンの下部側部分を所定の高さに支持するエプロン下部支持部が備わったエプロン取付部材をフランジ部の下面に当接させて位置決めし設置するとともに、浴槽のフランジ部にエプロンの上端部の前後方向の動きを制限して支持するエプロン上端支持部を設け、エプロンの下部側部分に、エプロン下部支持部に係合可能な下部係合部を設け、エプロンの上端に、エプロン上端支持部に係合可能な上端係合部を設け、さらに、エプロン取付部材をフランジ部から下方に延びる棒状体で構成してその下面の少なくとも一部を、防水パンの縁部に沿った方向の一方側が他方側よりも高くなった傾斜面に形成し、エプロン取付部材の傾斜面と防水パンの縁部との間に、上面がエプロン取付部材の傾斜面と接面する支持傾斜面に形成された支持部材を防水パンの縁部に沿って位置調節可能な状態で設置し、支持部材を防水パンの縁部に沿って移動させることにより支持部材の支持傾斜面をエプロン取付部材の傾斜面に接面させてエプロン取付部材を支持可能にしたことにある。
前述したように構成した本発明に係るエプロンの取付構造によれば、エプロンの下部側部分を所定の高さに支持するエプロン下部支持部が備わったエプロン取付部材をフランジ部の裏面に当接させて位置決めし設置して、エプロンの下部側部分にエプロン下部支持部に係合可能な下部係合部を設けている。また、浴槽のフランジ部にエプロンの上端部の前後方向の動きを制限して支持するエプロン上端支持部を設けて、エプロンの上端にそのエプロン上端支持部に係合可能な上端係合部を設けている。
このため、エプロンの上端係合部をフランジ部のエプロン上端支持部に係合させるとともに、エプロンの下部係合部をエプロン取付部材のエプロン下部支持部に係合させたときには、エプロンの取り付けだけでなく同時に浴槽のフランジ部に対するエプロンの高さ調節も行われている。このため、特に、エプロンの高さ調節を行うための操作が不要になり、エプロンの浴槽への取り付けが容易になる。また、この場合のエプロン取付部材の取り付け場所は、浴槽に限らず浴槽に沿った壁面部や所定の柱等でもよい。
また、このエプロンの取付構造では、エプロン取付部材をフランジ部から下方に延ばして、その下方に支持部材を設け、支持部材を防水パンの縁部に沿って移動させることによりエプロン取付部を支持することができるようにしている。このため、浴槽や防水パンの製造又は施工上のばらつきによって浴槽のフランジ部と防水パンとの間の高さにばらつきが生じていても、支持部材の位置を変えるだけの簡単な操作でエプロン取付部材を安定した状態で支持することができる。
また、本発明に係るエプロンの取付構造の他の構成上の特徴は、エプロン下部支持部を、収容部と、収容部から外部に突出し押圧されることにより収容部内に後退する突出部とで構成し、下部係合部を、エプロンの裏面に突出して収容部の上面に当接する被支持突片と、エプロンの下部に設けられ突出部に係合可能な係合孔を備えた係合片とで構成したことにある。
これによると、エプロンの上端係合部をフランジ部のエプロン上端支持部に係合させ、突出部を押圧して収容部内に後退させた状態で、エプロンの裏面に設けられた被支持突片を収容部の上面に載せて突出部の押圧を解除すると、突出部が外部に突出してエプロンの下部に設けられた係合片の係合孔に係合する。このため、エプロンはエプロン取付部材の収容部に支持されるとともに、突出部と係合孔との係合によってエプロン取付部材から外れることを防止される。これによると、エプロンの下部側のエプロン取付部材への係合が、突出部を押圧した状態で、エプロンを浴槽に近づけて突出部の押圧を解除するだけで済むため極めて簡単になる。また、この場合の突出部が収容部から突出する方向は、下方または両側方の一方とすることが好ましい。
本発明の一実施形態に係るエプロンの取付構造を備えた浴室の内部を示した斜視図である。 浴室の内部を示した平面図である。 図2の3−3断面図である。 浴槽エプロンを取り付ける前の浴槽と防水パンとの関係を示した斜視図である。 浴槽と防水パンとに浴槽エプロンを取り付けようとしている状態を示した斜視図である。 浴槽と防水パンとに浴槽エプロンを取り付けた状態を示した斜視図である。 浴槽エプロンが取り付けられた状態を浴槽側から見た状態を示した斜視図である。 浴槽エプロンが取り付けられた状態を防水パン側から見た状態を示した斜視図である。 浴槽と防水パンとに浴槽エプロンを取り付けようとしている状態を示した断面図である。 浴槽と防水パンとに浴槽エプロンを取り付けた状態を示しており、(a)は断面図、(b)は(a)の領域cの拡大図である。 浴槽エプロンおよびカウンターエプロンを取り付けるための各部材の配置を示した説明図である。 図11における支持部材の近傍部分を拡大した説明図である。 支持部材を示した斜視図である。 洗い場カウンターにカウンターエプロンが取り付けられた状態を示した断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、同実施形態に係るエプロンの取付構造を備えた浴室10またはその一部を示している。この浴室10においては、洗い場を形成する洗い場フロア11aと浴槽12を設置するための浴槽フロア11bとの縁部同士が接続されて防水パン11が形成され、その防水パン11の周囲に壁パネル13a,13b,13c,13dが設けられている。そして、壁パネル13bには、窓14や手摺が設けられ、壁パネル13cには洗面用具や入浴用具等を置くための棚15が設けられている。
また、浴槽12の上面周縁部における壁パネル13c側の手前側(洗い場側)の角部には、浴槽12内に湯や水を入れるための水栓16が設けられている。そして、浴槽12の手前における壁パネル13cに沿った部分には、浴槽12の本体部分の上面周縁部から外部側に延びたフランジ部12aよりもやや高さが低くなった洗い場カウンター17が設けられている。また、壁パネル13cにおける洗い場カウンター17の上方には鏡やシャワー(図示せず)が設けられ、壁パネル13aには浴室10内に出入りするためのドア(図示せず)が設けられている。
さらに、洗い場フロア11aの浴槽フロア11b側の縁部に沿った部分における略中央には、排水口18が形成され、その排水口18の開口部には蓋18aが取り付けられている。そして、浴槽12の洗い場フロア11a側の側面に沿って本発明のエプロンとしての浴槽エプロン20が取り付けられている。また、防水パン11における洗い場フロア11aと浴槽フロア11bとの縁部は互いに接合された状態で上方に突出した堰部21に形成されており、浴槽エプロン20は、この堰部21と浴槽12のフランジ部12aとの間に取り付けられている。すなわち、図4ないし図8に示したように、堰部21の両側部分には、それぞれ下端部にエプロン下部支持部22が取り付けられたエプロン取付部材23と、下端部にエプロン下部支持部24が取り付けられたエプロン取付部材25とが設置されている。
また、浴槽12のフランジ部12aの下面には、図9および図10に示したエプロン上端支持部26がそれぞれフランジ部12aの延びる方向に間隔を保って3個取り付けられている(図11参照)。そして、浴槽エプロン20は、上端部の所定部分をそれぞれ対応するエプロン上端支持部26に係合させ、下端両部をエプロン下部支持部22,24にそれぞれ支持させた状態で堰部21と浴槽12のフランジ部12aとの間に取り付けられている。
浴槽エプロン20は、浴槽12の側面における壁パネル13a側の端部から洗い場カウンター17の手前側の端部の間に延びる長方形の略平面状の板で構成されている。そして、浴槽エプロン20の上端部には、浴槽エプロン20の平面状部分(洗い場側に露出する部分)の上端から一旦後方(浴槽12側)に延びたのちに屈曲して上方に延びる断面形状がL形の上端係合部27が浴槽エプロン20の上端縁部全体にわたって形成されている。
また、浴槽エプロン20の裏面における下部側部分の両側からは、水平板状の被支持突片28が後方に向って突出しており、浴槽エプロン20の裏面における下端近傍の両側には、後方に延びたのちに屈曲して下方に延びる断面形状がL形の係合片29が形成されている。そして、この係合片29の水平部分の中央には係合孔29aが形成されている。この被支持突片28と係合孔29aを備えた係合片29とで本発明の下部係合部が構成される。
エプロン上端支持部26は、前述したようにフランジ部12aの下面に所定間隔を保って、例えば、3個設けられており、各エプロン上端支持部26は、固定片26aと、ガイド片26bと、挟持片26cとで構成されている。固定片26aはフランジ部12aの下面に固定された板体からなっている。そして、ガイド片26bは固定片26aの下面における前後方向(洗い場側から見た前後方向)の略中央から下方に延びる垂直の板体からなっており、浴槽エプロン20の上端係合部27をエプロン上端支持部26に係合させる際に、上端係合部27の上端部に当接して浴槽エプロン20を上方にガイドする。
また、挟持片26cは固定片26aの下面前端から下方に延びたのちに屈曲して前方に延びる断面形状が略L形の板体からなっており、その垂直片とガイド片26bの上部側部分との間に上端係合部27の上端部を挿し込ませて把持することにより浴槽エプロン20の上端部の前後方向の動きを制限して支持する。このエプロン上端支持部26に上端係合部27を係合させたときに、浴槽エプロン20の平面状の部分の上端は、フランジ部12aの前端面を構成する部分の下端部に当接して浴槽エプロン20とフランジ部12aとの間に隙間が生じなくなる。なお、エプロン上端支持部26は、フランジ部12aに一体的に形成することも可能である。
エプロン取付部材23は、浴槽12のフランジ部12aの下面に当接させて位置決めし、フランジ部12aと堰部21との間に固定した棒体で構成されている。そして、エプロン取付部材23の上端部は所定の固定部材(図示せず)を介してフランジ部12aに固定され、エプロン取付部材23の下端面は一部を洗い場側に突出させた状態で堰部21の上部に支持されている。そして、このエプロン取付部材23の前面における下部側部分にはエプロン下部支持部22を構成する収容部31と突出部32とを備えたラッチ機構が取り付けられている。
すなわち、エプロン取付部材23は、浴槽エプロン20の上端部をフランジ部12aの下面側に位置させたときに、浴槽エプロン20の下端部がエプロン下部支持部22に対応する部分に位置するようにしてフランジ部12aと堰部21との間に固定されている。エプロン下部支持部22の収容部31は、上下に隔離された二つの空間部を備えた枠体で構成されており、上下方向の長さが、浴槽エプロン20の被支持突片28の下面と係合片29の上面との間の長さと同じかまたは僅かに短くなっている。
そして、図9に示したように、浴槽エプロン20を傾けて、エプロン上端支持部26に浴槽エプロン20の上端係合部27を位置させた状態から、浴槽エプロン20の下部側を浴槽12に近づけたときに、図10(a)に示したように、収容部31が被支持突片28と係合片29との間に入り込む位置に収容部31は配置されている。また、収容部31が被支持突片28と係合片29との間に入り込んだときには、浴槽エプロン20は収容部31によって所定の高さに支持される。
収容部31の下部側の空間部にはばね33が軸方向を上下に向けて収容されており、収容部31の下端面には、穴部31aが形成されている。また、ばね33の上端部は収容部31を上下に隔離する壁部の下面に固定され、ばね33の直径は穴部31aの直径よりも大きくなってばね33は穴部31aから下方に突出できなくなっている。そして、ばね33の下端には、穴部31aを挿通可能な短い棒状の突出部32が連結されており、この突出部32は、ばね33の弾性力によって収容部31の下端面から下方に向かって突出している。この突出部32は、浴槽エプロン20の係合孔29a内に入って浴槽エプロン20の下端部と係合することができる。
また、エプロン取付部材23の前面におけるエプロン下部支持部22が設けられた部分以外の部分には、浴槽エプロン20の側縁部に当接して、エプロン取付部材23と浴槽エプロン20との間から水が浸入することを防止するとともに、浴槽エプロン20とエプロン取付部材23とが衝突したときの衝撃を和らげるための浸水防止用および緩衝用のシール材34が貼り付けられている。すなわち、浴槽エプロン20の両側部分には側壁(図示せず)が形成されており、この側壁の一方がシール材34を介してエプロン取付部材23に当接する。
また、浴槽12の側面における洗い場カウンター17側に設置されたエプロン取付部材25は、図12および図13に示したように、取付部本体25aと、取付部本体25aの下端側後部から後方に突出した傾斜面形成部25bとで構成されている。取付部本体25aは、上端部を浴槽12のフランジ部12aの下面に当接させて位置決めし配置されており、その下端面は堰部21の上部における洗い場側部分に位置している。また、傾斜面形成部25bの下面は、堰部21が延びる方向の壁パネル13c側が高く壁パネル13a側が低くなった傾斜面に形成されている。
そして、傾斜面形成部25bの下面と堰部21との間に、エプロン取付部材25を支持する支持部材35が設置されている。この支持部材35は、取付部本体25aの下端側部分の後面に沿って上下に延びる支持部材本体35aと、支持部材本体35aの裏面における上下方向の略中央から斜め後方に延びる支持片35bとで構成されている。この支持部材35は、支持部材本体35aと支持片35bとで堰部21の上部側部分を挟んだ状態で、堰部21の長手方向に沿って位置調節可能な状態で固定部材(図示せず)を介して堰部21に固定されている。
また、支持部材35の上端面は、堰部21が延びる方向の壁パネル13c側が高く壁パネル13a側が低くなった傾斜面、すなわち、傾斜面形成部25bの下面と同じ傾斜方向の傾斜面が形成されている。そして、支持部材35の上端面に傾斜面形成部25bの下端面を接面させたときに、支持部材35の支持部材本体35aが延びる上下方向と傾斜面形成部25bが延びる上下方向とが平行となるようにして、支持部材35はエプロン取付部材25に取り付けられている。また、取付部本体25aの下端側部分に取り付けられたエプロン下部支持部24は、前述したエプロン下部支持部22と同じ構造からなっており、浴槽エプロン20の洗い場カウンター17側の下端部を支持する。
また、洗い場カウンター17における洗い場側の両側部分にも、それぞれ下端部にエプロン下部支持部36が取り付けられたエプロン取付部材37と、下端部にエプロン下部支持部38が取り付けられたエプロン取付部材39とが設置されている。エプロン取付部材37は、エプロン取付部材25と一体的に形成されており、エプロン取付部材25の洗い場側の面から前方に向って突出している。
そして、図14に示したように、エプロン取付部材37は、下端部を洗い場フロア11aの壁パネル13c側部分に形成されたカウンター設置部11dの洗い場側の縁部に位置させ、上端部をカウンター固定部材41を介して洗い場カウンター17の両側に形成された上面部17aの浴槽12側部分に固定させることによって、カウンター設置部11dの浴槽12側部分における洗い場側の縁部と、それに対向する上面部17aの下面部分との間に取り付けられている。
カウンター固定部材41は、断面形状がL形の位置決め部材41aと一対のボルト41b,41c等で構成されている。そして、カウンター固定部材41は、L形の位置決め部材41aの一方の片をエプロン取付部材37の洗い場側の面における上端部にボルト41bを介して固定し、L形の位置決め部材41aの他方の片を上面部17aの下面にボルト41cを介して固定することにより、エプロン取付部材37の上端部と上面部17aとを連結している。
エプロン取付部材37の下端側に取り付けられたエプロン下部支持部36は、前述したエプロン下部支持部22,24と同一形状のもので構成されており、エプロン取付部材37の前面(洗い場側)におけるエプロン下部支持部36が設けられた部分以外の部分には、前述したシール材34と同じ構成のシール材34aが貼り付けられている。また、カウンター設置部11dの壁パネル13d側部分における洗い場側の縁部と上面部17aとの間に取り付けられたエプロン取付部材39およびエプロン取付部材39の下部側に取り付けられたエプロン下部支持部38は、前述したエプロン取付部材23およびエプロン下部支持部22と同じ部材で構成されている。
そして、エプロン取付部材39の上端部は、カウンター固定部材41と同じカウンター固定部材42を介して上面部17aの下面に固定されている。また、上面部17aの下面におけるカウンター固定部材41,42の洗い場側部分にはカウンター固定部材41,42の垂直面と間隔を保ってエプロン上端支持部43(カウンター固定部材42側のエプロン上端支持部43は図示せず)がそれぞれ設けられている。そして、エプロン下部支持部36,38と2個のエプロン上端支持部43とによってカウンターエプロン44が支持されている。
また、洗い場カウンター17の両側部分は、それぞれ壁面パネル13dに固定された支持部材45と壁パネル13cに固定された支持部材46とによって支持されている。支持部材45は、壁パネル13cから壁面パネル13dに沿って水平方向に延び先端部がエプロン取付部材39の上端部に位置する真っ直ぐな棒体で構成されている。また、支持部材46は、壁パネル13cからエプロン取付部材25の上端部に向かって水平に延びたのちに屈曲して斜め下方に延びて先端部が壁パネル13cに達している略V形の部材で構成されている。
カウンターエプロン44は、洗い場カウンター17の形状に合わせて形成されているため、大きさおよび中央側部分の形状は浴槽エプロン20の形状と異なっているが、両側部分の形状は浴槽エプロン20の両側部分と略同じ形状に形成されている。すなわち、カウンターエプロン44の上端部には上端係合部27と同形の上端係合部47が形成され、カウンターエプロン44の裏面における両側部分の下端側には、それぞれエプロン下部支持部36,38に係合可能な被支持突片48と、係合孔49aを備えた係合片49とが形成されている。以下、エプロン下部支持部36,38等の各部材を構成する部分で符号を用いて説明しなかったものについては、同形の部材が備える部分の符号を用いて説明する。
この構成において、浴槽エプロン20を浴槽12に取り付けるとともに、カウンターエプロン44を洗い場カウンター17に取り付ける場合には、まず、浴槽エプロン20の下端部両側に手を掛けて浴槽エプロン20を持ち上げたのちに、浴槽エプロン20の上端係合部27をエプロン上端支持部26におけるガイド片26bと挟持片26cとの間に位置させて図9の状態にする。つぎに、浴槽エプロン20の下部側部分を浴槽12側に近づけながら上端係合部27をガイド片26bと挟持片26cとの間の奥側(上部側)に差し込んでいく。
ついで、浴槽エプロン20の下端部両側を持った両手のそれぞれの1本の指で対応するエプロン下部支持部22,24の突出部32をばね33の弾性に抗して上方に押し上げて収容部31内に後退させる。その状態で、浴槽エプロン20の下部側部分を浴槽12側にさらに近づけて、浴槽エプロン20の裏面に形成された被支持突片28と係合片29との間に収容部31を挿入させながら突出部32から指を離す。そして、係合片29に形成された係合孔29aが突出部32の位置に達したときに、ばね33の弾性によって突出部32が係合孔29aを挿通して係合片29の下面から下方に突出する。
これによって、浴槽エプロン20の下端両部がエプロン下部支持部22,24に係合して図10の状態になる。また、このとき、浴槽エプロン20の上端係合部27は、フランジ部12aの下面に間隔を保って設置された3個のエプロン上端支持部26に係合して前後方向の動きが制限されており、浴槽エプロン20は、エプロン下部支持部22,24およびエプロン上端支持部26から外れることなく、浴槽12の側面に沿って取り付けられた状態を維持する。
なお、浴槽エプロン20を浴槽12に取り付ける際に、エプロン下部支持部22,24の突出部32を指で押し上げることなく、浴槽エプロン20の下部側部分を浴槽12側に近づけて突出部32に浴槽エプロン20の係合片29を当接させて押圧することにより突出部32を押し上げて突出部32を係合孔29aに挿通させ、浴槽エプロン20を取り付けても良い。この場合、係合片29の上面を傾斜面に形成する等して、突出部32と係合孔29aとが係合し易くなるようにしておく。
また、点検等のために浴槽エプロン20を浴槽12から取り外す必要が生じた場合には、浴槽エプロン20の下端部両側にそれぞれ手を掛けるとともに、その両手のそれぞれの1本の指で対応するエプロン下部支持部22,24の突出部32をばね33の弾性に抗して上方に押し上げてそれぞれの突出部32と係合孔29aとの係合を解除させる。その状態で、浴槽エプロン20の下部側部分を浴槽12から遠ざけながら上端係合部27をエプロン上端支持部26から離していく。これによって、浴槽エプロン20を浴槽12から取り外すことができる。
また、洗い場カウンター17にカウンターエプロン44を取り付ける場合には、浴槽エプロン20の取り付けと同様の操作を行う。すなわち、まずカウンターエプロン44の下端部両側に手を掛けてカウンターエプロン44を持ち上げる。そして、カウンターエプロン44の上端係合部47をカウンター固定部材41の位置決め部材41aとエプロン上端支持部43との間に挿し込みながら、カウンターエプロン44の下部側部分を洗い場カウンター17側に近づけていく。ついで、カウンターエプロン44の下端部両側を持った両手のそれぞれの1本の指で対応するエプロン下部支持部36,38の突出部32をばね33の弾性に抗して上方に押し上げて収容部31内に後退させる。
その状態で、カウンターエプロン44の下部側部分を洗い場カウンター17にさらに近づけて、被支持突片48と係合片49との間にエプロン下部支持部36,38の収容部31を挿入させながら突出部32から指を離す。そして、係合片49の係合孔49aが突出部32の位置に達したときに、ばね33の弾性によって突出部32が係合片49の下面から下方に突出してカウンターエプロン44の下端両部がエプロン下部支持部36,38に係合する。これによって、カウンターエプロン44は洗い場カウンター17に取り付けられる。また、洗い場カウンター17内を点検等するときにも、浴槽エプロン20を取り外す場合と同様にしてカウンターエプロン44を取り外す。
以上のように、本実施形態に係るエプロンの取付構造では、エプロン下部支持部22,24が備わったエプロン取付部材23,25を浴槽12のフランジ部12aの下面に当接させて位置決めし設置して、浴槽エプロン20の下部両側部分に、被支持突片28と、係合孔29aを備えた係合片29とからなる下部係合部を設けている。また、フランジ部12aの下面に間隔を保ってエプロン上端支持部26を設けて、浴槽エプロン20の上端にエプロン上端支持部26に係合可能な上端係合部27を設けている。
このため、上端係合部27をエプロン上端支持部26に係合させ、浴槽エプロン20の両下部係合部をエプロン下部支持部22,24に係合させたときには、浴槽エプロン20の取り付けだけでなく同時に浴槽12のフランジ部12aに対する浴槽エプロン20の高さ調節も行われる。この結果、浴槽エプロン20の高さ調節を行うための操作が不要になり、浴槽エプロン20の浴槽12への取り付けが容易になる。また、浴槽エプロン20の両下部係合部のエプロン下部支持部22,24への係合が、突出部32を押圧した状態で、浴槽エプロン20を浴槽12に近づけて突出部32の押圧を解除するだけで済むため極めて簡単になる。
また、洗い場カウンター17に取り付けられるカウンターエプロン44の取付構造では、エプロン下部支持部36,38が備わったエプロン取付部材37,39を洗い場カウンター17の上面部17aの下面に固定したカウンター固定部材41,42を介して取り付け、カウンターエプロン44の下部側部分に、被支持突片48と、係合孔49aを備えた係合片49とからなる下部係合部を設けている。また、洗い場カウンター17の上面部17aの下面にカウンターエプロン44の上端部の前後方向の動きを制限して支持するエプロン上端支持部43を設けて、カウンターエプロン44の上端にそのエプロン上端支持部43に係合可能な上端係合部47を設けている。
このため、カウンターエプロン44の上端係合部47を洗い場カウンター17のエプロン上端支持部43に係合させるとともに、カウンターエプロン44の下部係合部をエプロン取付部材37,39のエプロン下部支持部36,38に係合させたときには、カウンターエプロン44の取り付けだけでなく同時に洗い場カウンター17に対するカウンターエプロン44の高さ調節も行われている。このため、特に、カウンターエプロン44の高さ調節を行うための操作が不要になり、カウンターエプロン44の洗い場カウンター17への取り付けが容易になる。このように、洗い場カウンター17に取り付けられるカウンターエプロン44やカウンターエプロン44を支持する取付構造も、浴槽エプロン20や浴槽エプロン20を支持する取付構造と略等しい構造にしたため、浴槽エプロン20だけでなく、カウンターエプロン44の着脱も容易になる。
本発明に係るエプロンの取付構造は、前述した実施形態に限るものでなく、本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することができる。例えば、前述した実施形態では、エプロン取付部材23を浴槽12のフランジ部12aに固定しているが、このエプロン取付部材23は、浴槽12のフランジ部12aの下面に当接させて位置決めした後、壁パネル13aに固定してもよい。また、前述した実施形態では、エプロン取付部材25の下部だけに支持部材35を設けているが、この支持部材35は、エプロン取付部材23,39にも設けることができる。
さらに、エプロン取付部材23の上端側に、位置決め用の突起を設けて、エプロン取付部材23を設置する際に、この位置決め用の突起をフランジ部12aの下端部に当接させることにより、エプロン取付部材23の上端部の位置を決めるようにすることもできる。この場合、エプロン取付部材23を設置したのちに、位置決め用の突起の先端部がフランジ部12aから突出していれば、その突出部分は取り除いておく。また、前述した実施形態では、エプロン取付部材37,39を洗い場カウンター17の上面部17aの下面に固定したカウンター固定部材41,42を介して取り付けているが、このエプロン取付部材37,39は、上端部を洗い場カウンター17の下面に位置させた状態で所定のカウンター固定部材で固定するようにしてもよい。また、その他の各部材等や各部分の構成についても適宜変更実施が可能である。
11…防水パン、11a…洗い場フロア、12…浴槽、12a…フランジ部、20…浴槽エプロン、21…堰部、22,24…エプロン下部支持部、23,25…エプロン取付部材、25b…傾斜面形成部、26…エプロン上端支持部、27…上端係合部、28…被支持突片、29…係合片、29a…係合孔、31…収容部、32…突出部、35…支持部材

Claims (2)

  1. 洗い場を備えた防水パンと、前記防水パンの洗い場に隣接して設置され上端外周部に外側に延びるフランジ部が形成された浴槽と、前記防水パンの洗い場における前記浴槽側の縁部と前記浴槽のフランジ部との間に取り付けられるエプロンとを備えたエプロンの取付構造であって、前記浴槽またはその近傍における前記防水パンの洗い場側の部分に、前記エプロンの下部側部分を所定の高さに支持するエプロン下部支持部が備わったエプロン取付部材を前記フランジ部の下面に当接させて位置決めし設置するとともに、前記浴槽のフランジ部に前記エプロンの上端部の前後方向の動きを制限して支持するエプロン上端支持部を設け、前記エプロンの下部側部分に、前記エプロン下部支持部に係合可能な下部係合部を設け、前記エプロンの上端に、前記エプロン上端支持部に係合可能な上端係合部を設け、さらに、前記エプロン取付部材を前記フランジ部から下方に延びる棒状体で構成してその下面の少なくとも一部を、前記防水パンの縁部に沿った方向の一方側が他方側よりも高くなった傾斜面に形成し、前記エプロン取付部材の傾斜面と前記防水パンの縁部との間に、上面が前記エプロン取付部材の傾斜面と接面する支持傾斜面に形成された支持部材を前記防水パンの縁部に沿って位置調節可能な状態で設置し、前記支持部材を前記防水パンの縁部に沿って移動させることにより前記支持部材の支持傾斜面を前記エプロン取付部材の傾斜面に接面させて前記エプロン取付部材を支持可能にしたことを特徴とするエプロンの取付構造。
  2. エプロン下部支持部を、収容部と、前記収容部から外部に突出し押圧されることにより前記収容部内に後退する突出部とで構成し、前記下部係合部を、前記エプロンの裏面に突出して前記収容部の上面に当接する被支持突片と、前記エプロンの下部に設けられ前記突出部に係合可能な係合孔を備えた係合片とで構成した請求項1に記載のエプロンの取付構造。
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