JPH11224527A - 天井埋込型照明器具の取付装置 - Google Patents

天井埋込型照明器具の取付装置

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JPH11224527A
JPH11224527A JP2468898A JP2468898A JPH11224527A JP H11224527 A JPH11224527 A JP H11224527A JP 2468898 A JP2468898 A JP 2468898A JP 2468898 A JP2468898 A JP 2468898A JP H11224527 A JPH11224527 A JP H11224527A
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篤嗣 阿部
Hiroyuki Fujimoto
浩行 藤本
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    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V21/00Supporting, suspending, or attaching arrangements for lighting devices; Hand grips
    • F21V21/02Wall, ceiling, or floor bases; Fixing pendants or arms to the bases
    • F21V21/04Recessed bases

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手ワンタッチ式の構成をとりながら、板バ
ネ体のバネ力を必要以上に強くしないで、安定した器具
本体取付状態を得る。 【解決手段】 器具本体取付枠13の一対の脚部14
に、器具取付時に天井板によって下向きに押される突片
25を備えたスライド金具17をスライドガイド溝19
に沿って上下方向にスライド自在に設けるとともに、板
バネ体18を、上端部がこのスライド金具17に連結さ
れた両端固定状態で設け、スライド金具17の下向きス
ライド運動により、板バネ体18を外向きに膨出させて
器具取付穴周面に圧接させ、かつ、この状態に自動的に
保持する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井埋込型照明器具
を天井に取付けるための取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井埋込型照明器具の取付装置と
して、器具本体に板バネを取付け、器具本体を、天井板
に設けられた取付穴に挿入した状態で、上記板バネを取
付穴の周面に弾性的に圧接させ、このバネ力によって器
具本体を取付穴に取付ける構成をとるものが公知であ
る。
【0003】また、この種の板バネを用いる装置におい
て、片手でワンタッチで取付け得るように、器具本体を
取付穴内に挿入するだけで板バネのバネ力が自動的に働
くようにしたものが公知である。
【0004】これを図9,10によって説明する。
【0005】1は器具本体で、この器具本体1にランプ
およびその付属部品等が取付けられて天井埋込型照明器
具が構成される。
【0006】器具本体1は、筒状の本体枠2と、この本
体枠2の外周に装着された取付枠3とから成っている。
【0007】また、取付枠3は、複数(図例では三つ)
の脚部4…を備えたバンド5と、このバンド5の下端に
固定されたリング状の縁枠6とによって構成され、バン
ド5の各脚部4…に板バネ体7…が取付けられている。
【0008】この板バネ体7は、下端部が脚部下端部に
固定され、上端部に下向きフック状の左右一対の引っ掛
け部7aが設けられている。
【0009】脚部4の上端部には四角形の係止穴8が設
けられ、図9および図10の実線で示すように引っ掛け
部7aがこの係止穴8の下縁部に引っ掛け係止すること
により、板バネ体7が外膨らみの緩やかな円弧状で脚部
4の外面に沿った状態に保持される。
【0010】器具本体1を天井に取付けるときは、図1
0の二点鎖線で示すように器具本体1を、天井板Aに設
けられた器具取付穴A1に挿入する。
【0011】すると、板バネ体7の外膨らみ部分が天井
板Aで内向きに押されることにより、自由端である上端
部が押し上げられて引っ掛け部7aが係止穴8から外れ
るため、板バネ体7が、固定された下端を支点に外側に
開き、器具取付穴A1の周面に弾性的に圧接する。
【0012】これにより、この板バネ体7のバネ力によ
って器具本体1が天井Aに埋込状態で固定される。
【0013】この構成によると、器具本体1を片手で器
具取付穴A1内に押し込むだけのワンタッチ操作によっ
て能率良く取付けることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この公知の
技術によると、板バネ体7が片側(上端側)フリーの状
態でバネ作用を発揮するため、どうしてもバネ力が弱く
て器具本体1の取付状態が不安定となり、板バネ体7の
錆び付きを含めた劣化によって器具本体1が比較的早期
にがたつき、場合によっては脱落するおそれがあった。
【0015】なお、この点をカバーするために、板バネ
体7の板厚を大きくする等の手段によってバネ力を強化
することが考えられる。
【0016】しかし、こうすると、コストが高くつくと
ともに、取付時の器具取付穴A1への器具挿入抵抗が大
きくなり過ぎて作業能率が低下する等の弊害があるた
め、このバネ力強化には限界があり、根本的な解決策と
はならない。
【0017】そこで本発明は、片手ワンタッチ式の構成
をとりながら、かつ、板バネ体のバネ力を必要以上に強
くしないで、安定した器具本体取付状態を得ることがで
きる天井埋込型照明器具を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、器具
本体の外周複数個所に上下方向にスライド自在に設けら
れたスライド金具と、天井板に設けられた器具取付穴の
周面に圧接して器具本体を天井埋込状態で固定する板バ
ネ体とを具備し、上記スライド金具には、上記器具取付
穴内への器具本体挿入時に天井板によって下向きに押さ
れる突片が設けられ、上記板バネ体は、下端部が器具本
体に固定される一方、上端部がスライド金具とともにス
ライドしうる状態で同金具に連結されることにより、ス
ライド金具の下向きスライド時に外向き円弧状に膨出し
て器具取付穴の周面に圧接するように構成され、かつ、
板バネ体をこの外向き膨出状態に自動的に保持する保持
手段が設けられたものである。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、スライド金具に連結穴が設けられ、板バネ体の上端
部がこの連結穴に係合することにより、スライド金具の
下向きスライド力が板バネ体の上端部に伝達される状態
で両者が連結されたものである。
【0020】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、器具本体にスライドガイド溝、板バネの上
端部およびスライド金具に、このスライドガイド溝にス
ライド自在に係合するスライドガイド部がそれぞれ設け
られて、板バネ体の上端部およびスライド金具がそれぞ
れ上下方向にスライドしうるように構成されたものであ
る。
【0021】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、保持手段として、スライドガイド溝から横方向に張
り出した横溝部、板バネ体のスライドガイド部にこの横
溝部内に入り込んで横溝部の上縁部に係止しうる係止部
が設けられたものである。
【0022】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、板バネ体が下部でスライド金具の
突片と器具本体との間に挟み込まれた状態で設けられた
ものである。
【0023】上記構成によると、器具本体を天井板の器
具取付穴に挿入することにより突片が天井板で下向きに
押されてスライド金具が下向きにスライドする。
【0024】これにより、板バネ体の上端部も下方に移
動してその上下端間の寸法が縮まるため、板バネ体が外
向きに膨らみ、器具取付穴の周面に弾性的に圧接する。
【0025】そして、この状態で板バネ体が保持手段に
よって上記外向き膨出状態に自動的に保持される。
【0026】こうして、板バネ体が両端固定状態でバネ
力を発揮して器具本体が片手ワンタッチ式に天井に取付
けられる。
【0027】従って、板バネ体のバネ力そのものを必要
以上に強くするまでもなく、十分なバネ力によって器具
本体を天井に安定良く取付けることができる。
【0028】この場合、請求項2の構成によると、板バ
ネ体の上端部をスライド金具の連結穴に係合させること
によって両者を連結するため、両者を溶接やねじで連結
する場合と比較して組立が容易となる。
【0029】また、請求項3の構成によると、板バネ体
の上端部(スライドガイド部)がスライド金具とともに
スライドガイド溝に沿ってスライドし、横方向に位置規
制されて大きな横移動を阻止された状態で外向きに膨ら
むため、板バネ体がねじれた状態で膨らんだり、これに
よって板バネ体の両端部に過大な応力が作用したりする
おそれがない。
【0030】一方、請求項4の構成によると、請求項3
の構成において、スライドガイド溝から横方向に張り出
した横溝部、板バネ体のスライドガイド部にこの横溝部
に入り込んで横溝上縁部に係止しうる係止部を設けるこ
とによって保持手段を構成しているため、この保持手段
の構成が簡単で加工が容易となる。
【0031】さらに、請求項5の構成によると、板バネ
体の下部がスライド金具の突片と器具本体との間に挟み
込まれた状態で板バネ体が取付けられているため、板バ
ネ体のバネ力が、スライド金具を器具本体側に押し付け
る拘束力として作用する。
【0032】このため、スライド金具が輸送時に振動す
る等のおそれがなくその取付状態が安定化する。
【0033】また、請求項2の構成をとる場合に、板バ
ネ体とスライド金具上端部の係合連結状態が安定する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図8に
よって説明する。
【0035】基本実施形態(図1〜図6参照) 図において、11は器具本体、12は同本体11の筒状
の本体枠、13はこの本体枠12の外周に装着された取
付枠である。
【0036】取付枠13は、一対の脚部14,14を備
えたバンド15の下端にリング状の縁枠16が取付けら
れて成り、このバンド15の両脚部14,14に金属板
製のスライド金具17と板バネ体18が設けられてい
る。
【0037】この両者を取付けるために、両脚部14,
14にそれぞれ縦長の貫通穴であるスライドガイド溝1
9が設けられている。
【0038】このスライドガイド溝19には、上端部に
幅広四角形の取付穴20が設けられるとともに、溝長さ
(上下)方向の中間部に一対の横溝部21,21が左右
両側に張り出して設けられている。
【0039】スライド金具17には、上部に幅広の板バ
ネ体取付穴22、さらにその上部に幅狭の連結穴23が
相連通して設けられるとともに、板バネ体取付穴22の
下縁部前面側に、スライドガイド溝19よりも幅広のス
ライドガイド片24が上向きに設けられている。
【0040】また、同金具17の下端部が逆T字形に形
成され、かつ、その下端が前方に水平に起こされて、器
具取付時に図4〜図6に示す天井板Aによって下向きに
押される突片25が形成されている。
【0041】板バネ体18はゆるやかな円弧状で、か
つ、上部を残して他の部分18aが二股状に形成され
(以下、この部分を二股部という)、上端部に頚状に狭
まったスライドガイド部26、このスライドガイド部2
6の上方に、同ガイド部26よりも幅広の外れ止め部2
7が後方下向きに折り曲げ形成されている。
【0042】また、スライドガイド部26の下端部左右
両側に、器具本体取付時に脚部14の横溝部21,21
に係止しうる係止部28,28が外向きに張出して設け
られている。
【0043】スライド金具17および板バネ体18は脚
部14に次のようにして取付けられる。
【0044】スライド金具17は、スライドガイド溝1
9よりも幅広の部分である突片25およびスライドガイ
ド片24が取付穴20を介して脚部後方から前方に突出
する状態で差し込まれ、スライドガイド片24がスライ
ドガイド溝19にスライド自在に係合する。
【0045】これにより、スライド金具17がスライド
ガイド溝19に沿って上下方向にスライドしうる状態で
脚部14に取付けられる。
【0046】一方、板バネ体18は、外れ止め部27が
脚部14の取付穴20、およびスライド金具17の板バ
ネ体取付穴22に前方から差し込まれて、スライドガイ
ド部26が連結穴23に挿入係合され、スライド金具1
7の下向きのスライド力がこの連結穴23の上縁部から
板バネ体18のスライドガイド部26に伝えられて、両
者が同時に下向きスライドしうるように構成されてい
る。
【0047】また、スライドガイド部26は、スライド
金具17のスライドガイド片24よりも上方位置でスラ
イドガイド溝19にスライド自在に係合する。
【0048】さらに、板バネ体18の二股部18aは、
脚部14の前面側において、スライド金具17の突片2
5と脚部14との間に挾み込まれ、この状態でその下端
が脚部下端(または縁枠)に固定される。
【0049】この構成において、器具本体11を天井に
取付けるときは、図4の二点鎖線で示すように板バネ体
18がゆるやかな円弧状のままの状態で器具本体11を
天井板Aの器具取付穴A1に下方から上向きに挿入す
る。
【0050】この挿入操作により、スライド金具17の
突片25が天井板Aによって下向きに押され、スライド
金具17と板バネ体18のスライドガイド部26がとも
にスライドガイド溝19に沿って下方にスライド移動す
る。
【0051】この作用により、板バネ体18の上下両端
間の寸法が縮まるため、図5に示すように板バネ体18
が外向きに膨らみ、器具取付穴A1の周面に弾性的に圧
接する。
【0052】そして、突片25が下限位置に到達したと
きに、それまでスライドガイド溝19の両側縁部前面に
接していた板バネ体18の係止部28,28が横溝部2
1,21に入り込んでその上縁部に係止する(図6実線
の状態)。
【0053】これにより、板バネ体18が上記のように
外向きに膨出して取付穴週面に圧接した状態に自動的に
保持され、器具本体11が天井に埋込状態で取付けられ
る。
【0054】このように、板バネ体18が両端固定状態
でバネ力を発揮して器具本体11を天井に取付けるた
め、この板バネ体18のバネ力そのものを必要以上に強
くするまでもなく、従来公知の片側フリー状態でバネ力
を発揮させる構成と比較して、遥かに強いバネ力によっ
て器具本体11を天井に安定良く取付けることができ
る。
【0055】この場合、板バネ体18は、スライドガイ
ド部26がスライドガイド溝19により横方向に位置規
制されて大きな横移動を阻止された状態で外向きに膨ら
むため、この板バネ体18がねじれた状態で膨らんだ
り、これによって板バネ体18の両端部に過大な応力が
作用したりするおそれがない。
【0056】また、板バネ体18の二股部18aがスラ
イド金具17の突片25と器具本体脚部14との間に挟
み込まれた状態で板バネ体18が取付けられているた
め、この板バネ体18のバネ力が、スライド金具17を
脚部内側面に押し付ける拘束力として作用する。
【0057】このため、スライド金具17が輸送時に振
動する等のおそれがなくその取付状態が安定したものと
なる。
【0058】なお、上記説明では、器具本体11全体を
一度に天井に取付けるようにしたが、取付枠13のみを
先に天井に取付けた後、本体枠12およびランプ等の付
属部品を組み込む手順をとってもよい。
【0059】他の実施形態 (1)図7,8に示すように、板バネ体18の二股部1
8aの両側面に波形の凹凸部18bを設けてもよい。こ
うすれば、図8に示すように器具本体取付時に、板バネ
体18の弾性によって凹凸部18bが器具取付穴A1の
周面に食い込むように引っ掛かるため、天井板Aに対し
て板バネ体18がすべりにくくなり、より一層安定した
取付状態を期待することができる。
【0060】(2)図7に示すように、板バネ体18の
二股部18aの下端部18a1を内向きに傾斜させても
よい。こうすれば、とくに天井板Aが薄い場合に、上記
二股部18aの傾斜した下端部18a1によって天井板
Aが押え込まれるため、より強固な取付状態を得ること
ができる。
【0061】(3)保持手段として、脚部14の前面に
おいてスライドガイド溝19を挾んで左右両側に突起を
設け、板バネ体18の係止部28,28をこの突起に係
止させる構成としてもよい。
【0062】あるいは、スライド金具17の突片25を
脚部下端または縁枠16に保持する構成をとってもよ
い。
【0063】(4)上記実施形態では、板バネ体18の
スライドガイド部26をスライド金具17の連結穴23
に係合させて、金具スライド力をこの連結穴23の上縁
部からスライドガイド部26に伝達する構成をとった
が、この構成に代えて、板バネ体18の上端部をスライ
ド金具17にねじ、リベット、溶接等によって固定して
もよい。
【0064】(5)上記実施形態では、板バネ体18に
スライドガイド部26を設けてスライドガイド溝19に
スライド自在に係合させる構成をとったが、この板バネ
体上端部をスライドガイド溝19に係合させない構成を
とることもできる。
【0065】(6)スライドガイド溝19を上記実施形
態のような貫通穴でなく、非貫通の凹部として形成して
もよい。あるいは、脚部前面に左右一対のガイドレール
を設け、この両側ガイドレール間にスライドガイド溝を
形成してもよい (7)上記実施形態では、取付枠13に一対の脚部1
4,14を設けたが、この脚部14を三個所以上に設
け、それぞれにスライド金具17と板バネ体18を設け
てもよい。
【0066】(8)上記実施形態では、脚部付きのバン
ド15の下端にリング状の縁枠16を取付けて成る所謂
バンドタイプの取付枠13を用いた器具を例にとった
が、本発明は円筒状の取付枠を用いる器具にも上記同様
に適用することができる。
【0067】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、器具
本体の外周複数個所に、器具本体取付時に天井板によっ
て下向きに押される突片を備えたスライド金具を上下方
向にスライド自在に設けるとともに、板バネ体を、上端
部がこのスライド金具に連結された両端固定状態で設
け、スライド金具の下向きスライド運動により、板バネ
体を上記両端固定状態で外向きに膨出させて器具取付穴
周面に圧接させ、かつ、保持手段によってこの状態に自
動的に保持する構成としたから、板バネ体のバネ力その
ものを必要以上に強くするまでもなく、十分なバネ力に
よって器具本体を天井に安定良く取付けることができ
る。
【0068】この場合、請求項2の発明によると、板バ
ネ体の上端部をスライド金具の連結穴に係合させること
によって両者を連結するため、両者を溶接やねじで連結
する場合と比較して組立が容易となる。
【0069】また、請求項3の発明によると、板バネ体
の上端部がスライド金具とともにスライドガイド溝に沿
ってスライドし、横方向に位置規制されて大きな横移動
を阻止された状態で外向きに膨らむため、板バネ体がね
じれた状態で膨らんだり、これによって板バネ体の両端
部に過大な応力が作用したりするおそれがない。
【0070】一方、請求項4の発明によると、請求項3
の構成において、スライドガイド溝から横方向に張り出
した横溝、板バネ体のスライドガイド部にこの横溝部に
入り込んで横溝上縁部に係止しうる係止部を設けること
によって保持手段を構成しているため、この保持手段の
構成が簡単で加工が容易となる。
【0071】さらに、請求項5の発明によると、板バネ
体の下部がスライド金具の突片と器具本体との間に挟み
込まれた状態で板バネ体が取付けられているため、板バ
ネ体のバネ力が、スライド金具を器具本体面に押し付け
る拘束力として作用する。
【0072】このため、スライド金具が輸送時に振動す
る等のおそれがなくその取付状態が安定化する。
【0073】また、請求項3の構成をとる場合に、板バ
ネ体とスライド金具上端部の係合連結状態が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施形態にかかる器具本体と取付
装置の斜視図である。
【図2】同本体の一部拡大斜視図である。
【図3】図2に示した部分の分解斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】器具取付状態の図4相当図である。
【図6】図5の状態の側面図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかる板バネ体の斜視
図である。
【図8】同板バネ体の作用を説明するための器具本体取
付状態の部分拡大斜視図である。
【図9】従来の片手ワンタッチ式取付装置と器具本体の
斜視図である。
【図10】同取付状態の一部拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
11 器具本体 12 器具本体を構成する本体枠 13 同取付枠 14,14 取付枠の脚部 15 同バンド 19 スライドガイド溝 21,21 保持手段を構成する横溝部 17 スライド金具 23 連結穴 24 スライドガイド片(スライドガイド部) 25 突片 18 板バネ体 26 スライドガイド部 28,28 保持手段を構成する係止部 A 天井板 A1 器具取付穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体の外周複数個所に上下方向にス
    ライド自在に設けられたスライド金具と、天井板に設け
    られた器具取付穴の周面に圧接して器具本体を天井埋込
    状態で固定する板バネ体とを具備し、上記スライド金具
    には、上記器具取付穴内への器具本体挿入時に天井板に
    よって下向きに押される突片が設けられ、上記板バネ体
    は、下端部が器具本体に固定される一方、上端部がスラ
    イド金具とともにスライドしうる状態で同金具に連結さ
    れることにより、スライド金具の下向きスライド時に外
    向き円弧状に膨出して器具取付穴の周面に圧接するよう
    に構成され、かつ、板バネ体をこの外向き膨出状態に自
    動的に保持する保持手段が設けられたことを特徴とする
    天井埋込型照明器具の取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の天井埋込型照明器具の取
    付装置において、スライド金具に連結穴が設けられ、板
    バネ体の上端部がこの連結穴に係合することにより、ス
    ライド金具の下向きスライド力が板バネ体の上端部に伝
    達される状態で両者が連結されたことを特徴とする天井
    埋込型照明器具の取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の天井埋込型照明
    器具において、器具本体にスライドガイド溝、板バネの
    上端部およびスライド金具に、このスライドガイド溝に
    スライド自在に係合するスライドガイド部がそれぞれ設
    けられて、板バネ体の上端部およびスライド金具がそれ
    ぞれ上下方向にスライドしうるように構成されたことを
    特徴とする天井埋込型照明器具の取付装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の天井埋込型照明器具にお
    いて、保持手段として、スライドガイド溝から横方向に
    張り出した横溝部、板バネ体のスライドガイド部にこの
    横溝部内に入り込んで横溝部の上縁部に係止しうる係止
    部が設けられたことを特徴とする天井埋込型照明器具の
    取付装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の天井
    埋込型照明器具の取付装置において、板バネ体が下部で
    スライド金具の突片と器具本体との間に挟み込まれた状
    態で設けられたことを特徴とする天井埋込型照明器具の
    取付装置。
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