JP2010077596A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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由加里 河津
Tomoaki Suetsugu
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Abstract

【課題】温水タンクに貯留した水の水抜きをケーシングの左右側面の少なくともいずれかから良好に行うことができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【解決手段】下方部に水抜き孔を有し、ノズルに供給する洗浄水を貯留するタンクと、前記水抜き孔を塞ぐ水抜き栓と、前記タンクを内蔵し、左右側面の少なくともいずれかに前記水抜き栓を挿通するとともに前記水抜き孔から抜かれた水を外部に排出する開口部と、前記水抜き孔から抜かれた水を受け流し前記開口部に案内する流水ガイドと、を有するケーシングと、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には、洋式腰掛便器に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置は、一般的に、局部を洗浄する局部洗浄機能や、洗浄水を温水タンクに貯留して温める熱交換機能や、局部を乾燥する局部乾燥機能や、脱臭を行う脱臭機能などの所定の機能を実行する機能部品を備えている。また、それらの機能部品を収納するケーシングをさらに備えている。このような衛生洗浄装置では、温水タンクに貯留した洗浄水の凍結防止等を目的として、その洗浄水の水抜きを行う必要性が生ずる場合がある。
そこで、温水タンクの水抜きを簡単かつ確実に行うことができる水抜き構造がある(特許文献1)。特許文献1に記載された構造は、ケーシング(本体ケース)に内蔵した温水タンクの横面下部に水抜き穴が配設されているとともに、水抜き穴から排出された温水タンクの水を受け流す導水リブが温水タンクの下方に設けられ、この導水リブ先端の排水口から便器ボウル内へと水抜きされる構造である。この構造によれば、水抜き穴を封止する排水栓を取り外すことで、開放された水抜き穴から排出した水は、本体ケース内に配設された導水リブを介して便器ボウル内に排出される。そのため、温水タンクの水抜き穴から排出した水は、本体ケースの内部に放出されたり、本体ケース横面の開口部から本体ケースの外部に放出されない。
しかしながら、ケーシング(本体ケース)の内部に導水リブを設けると、衛生洗浄装置の主機能の1つである局部乾燥機能や脱臭機能などを実行する機能部品をケーシングの内部に搭載できないおそれがある。
特開平8−93033号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、温水タンクに貯留した水の水抜きをケーシングの左右側面の少なくともいずれかから良好に行うことができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、下方部に水抜き孔を有し、ノズルに供給する洗浄水を貯留するタンクと、前記水抜き孔を塞ぐ水抜き栓と、前記タンクを内蔵し、左右側面の少なくともいずれかに前記水抜き栓を挿通するとともに前記水抜き孔から抜かれた水を外部に排出する開口部と、前記水抜き孔から抜かれた水を受け流し前記開口部に案内する流水ガイドと、を有するケーシングと、を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、タンクの水抜き中に流量が次第に減少して水抜き孔からケーシング内に水が落下しようとしても、流水ガイドがその水を受け流し開口部まで案内するため、ケーシング内に水が溜まることはない。そのため、温水タンクに貯留した水の水抜きを良好に行うことができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記流水ガイドが有する流路は、前記水抜き孔から前記開口部に向かうにつれて狭くされたことを特徴とする衛生洗浄装置である。 この衛生洗浄装置によれば、水抜き孔から抜かれた水の勢いが小さくとも、流速を速めて排出できるため、排出した水を受けるバケツなどの容器で確実にその水を回収できる。
また、第3の発明は、前記ケーシングは、前記タンクを取り付けたケースプレートと、前記ケースプレートを上側から覆うケースカバーと、を有し、前記ケースプレートおよび前記ケースカバーの左右側面の少なくともいずれかは、互いの傾斜角度が合致し下側に向かうにつれて外側に開くように形成され、前記ケースプレートの左右側面の前記少なくともいずれかに、前記開口部が設けられたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、開口部から排出される水はケースプレートの下側に回り込みにくくなり、且つケーシングの側面を伝う水はケースプレートの下側に回り込みにくくなる。そのため、水はケースプレートと便器との間の隙間に入り込みにくくなり、その隙間あるいはその周辺部の清潔性を向上させることができる。また、これにより、ケースプレートと便器との間の隙間から臭気が発生することを抑制できる。
本発明の態様によれば、温水タンクに貯留した水の水抜きをケーシングの左右側面の少なくともいずれかから良好に行うことができる衛生洗浄装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の内部構造を表す斜視模式図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下、説明の便宜上、単に「便器」と称する)100と、その上側に設けられた衛生洗浄装置200と、を備える。なお、便器100の洗浄機構としては、いわゆる「ロータンク式」でもよく、あるいはロータンクを用いない「水道直圧式」であってもよい。
衛生洗浄装置200は、便座150を有する。便座150は、衛生洗浄装置200の本体部に対して開閉自在に軸支されている。また、衛生洗浄装置200は、図示しない便蓋を有していてもよく、その便蓋は、便座150と同様に、衛生洗浄装置200の本体部に対して開閉自在に軸支されていてもよい。これら便座150および図示しない便蓋は、手動により開閉できるとともに、電動開閉機構により自動的に開閉可能としてもよい。
衛生洗浄装置200は、図2に表したように、本実施形態におけるケーシング225としてのケースプレート210とケースカバー220とを備えている。つまり、ケーシング225は、ケースプレート210とケースカバー220とを有する。ケーシング225の右側面には、後に詳述するように、温水タンク250に貯留された水をケーシング225(ケースプレート210およびケースカバー220)の外部に排出する開口部が設けられている。そして、この開口部を塞ぐようにして、蓋体230がケースプレート210に取り付けられている。
衛生洗浄装置200の内部、すなわちケースプレート210とケースカバー220との内部には、衛生洗浄装置としての機能部(機能部品)が設けられている。つまり、ケースプレート210には衛生洗浄装置としての機能部(機能部品)が適宜取り付けられ、その機能部(機能部品)およびケースプレート210を上側から覆うようにケースカバー220が設けられている。
衛生洗浄装置200は、便座150に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴出する吐水ノズル240を有する洗浄機能部などを適宜備える。また、衛生洗浄装置200は、洗浄水を温水タンク250に貯留して温める熱交換機能部を備える。温水タンク250に貯留され温められた洗浄水は、吐水ノズル240に適宜供給される。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
さらに、衛生洗浄装置200は、便器100のボウル内の空気を吸い込み、フィルタや触媒などを介して臭気成分を低減させる脱臭機能部270を備える。またさらに、衛生洗浄装置200は、便座150に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる温風乾燥機能部や、トイレ室内に温風を吹き出してトイレ室を暖房する室内暖房機能部などを備える。これらの動作は、例えば、衛生洗浄装置200とは別体として設けられた図示しないリモコンにより操作可能としてもよい。
図3は、本実施形態のケースプレートに取り付けられた蓋体の近傍を拡大して眺めた拡大模式図である。
なお、図3(a)は、蓋体を取り外す前の状態を例示する模式図であり、図3(b)は、蓋体を取り外した後の状態を例示する模式図である。
前述したように、ケースプレート210の右側面には、蓋体230が取り付けられている。蓋体230は、その下端部に凹部231を有する。使用者あるいは作業者は、略平状あるいは略先細状の工具などを凹部231に適宜挿入することにより、図3(b)に表したように、蓋体230をケースプレート210から取り外すことができる。また、ケーシング225の右側面には、図1および図2に関して前述したように、温水タンク250に貯留された水をケーシング225の外部に排出する開口部211(図4参照)が設けられている。この開口部211は、ケースプレート210の切り欠き孔211aと、ケースカバー220の切り欠き221a(図4参照)と、が組み合わされて形成されている。
温水タンク250の下方部には、図3(b)に表したように、温水タンク250に貯留された水を抜く水抜き孔251が設けられている。そして、水抜きを行わない場合には、水抜き栓253が、ケーシング225の外部から開口部211に挿通されて、水抜き孔251に取り付けられている。この水抜き栓253は、水抜き孔251を塞ぐ機能を有している。そのため、水抜き栓253が水抜き孔251に取り付けられた状態では、温水タンク250に貯留された水は温水タンク250の外部に排出されない。
一方、使用者あるいは作業者は、蓋体230を取り外し、さらに水抜き栓253を取り外すことにより、温水タンク250に貯留された水を水抜きできる。つまり、蓋体230および水抜き栓253を取り外すことにより、温水タンク250に貯留された水は、水抜き孔251および開口部211を介してケーシング225の外部に排出される。
ここで、ケースプレート210には、水抜き孔251から抜かれた水を開口部211に案内する流水ガイド213が設けられている。流水ガイド213は、水抜き孔251から抜かれた水を受け流し開口部211に案内できるように水抜き孔251の下側に設けられているため、その水をケーシング225の外部に導くことができる。また、流水ガイド213は溝形状を有しているため、図3(b)に表した矢印のように、水抜き孔251から抜かれた水を集水して、より確実にケーシング225の外部に排出できる。
水抜きする前の温水タンク250は、一般的に略満水状態となっている。そのため、水抜き孔251が温水タンク250の下方部に設けられていることもあって、水抜きを開始してしばらくの間は、水抜き孔251における水圧はより高く、水抜き孔251から抜かれる水はより勢いよく放出される。そして、温水タンク250内の残水が少なくなると、水抜き孔251における水圧はより低くなり、水抜き孔251から抜かれる水は水抜き孔251から落下するようになる。この場合であっても、流水ガイド213は、水抜き孔251から抜かれた水を受け流し開口部211に案内できるように水抜き孔251の下側に設けられているため、水抜き孔251から落下した水は流水ガイド213に導かれて、より確実にケーシング225の外部に排出される。
次に、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の水抜き作用について、図面を参照しつつ、さらに詳細に説明する。
図4は、本実施形態のケーシングに設けられた開口部の近傍を拡大して斜めから眺めた斜視模式図である。
また、図5は、本実施形態のケーシングに設けられた開口部の近傍を拡大して正面から眺めた平面模式図である。
図3に関して前述したように、ケースプレート210には、水抜き孔251から抜かれた水を受け流し開口部211に案内する流水ガイド213が設けられている。すなわち、図4および図5に表したように、流水ガイド213の内側端部214は水抜き孔251の下側に配置され、流水ガイド213の外側端部215はケースプレート210の右側面あるいはその右側面よりも内側に後退した位置に配置されている。また、流水ガイド213の底部217は、内側端部214から外側端部215に向かうにつれて低くなるように傾斜している。そのため、水抜き孔251から抜かれた水は、この流水ガイド213に導かれてケーシング225の外部に排出される。
さらに、流水ガイド213の底部217の流路は、図4および図5に表したように、水抜き孔251に近い内側端部214よりも開口部211に近い外側端部215の方が狭い。具体的には、例えば、底部217の曲率は、内側端部214から外側端部215に向かうにつれて大きくなっている。そのため、水抜き孔251から抜かれた水は、図4および図5に表した矢印のように、流水ガイド213によって集水され、流速が速められた状態でケーシング225の外部に排出される。
したがって、温水タンク250内の残水が少なくなり、水抜き孔251における水圧が低下した場合であっても、水抜き孔251から抜かれた水は、より確実にケーシング225の外部に排出される。なお、ケーシング225の外部に排出された水は、容器などで回収される。
図6は、本実施形態のケースプレートに設けられた切り欠き孔の近傍の断面を表す断面模式図である。
なお、図6は、図5に表したA−A断面図に相当する。
ケースプレート210は、前述したように、水抜き孔251から抜かれた水を受け流し開口部211に案内する流水ガイド213を有する。流水ガイド213の内側端部214は、水抜き孔251の下側であって水抜き孔251よりも内側に配置されている。一方、流水ガイド213の外側端部215は、図6に表したように、ケースプレート210の右側面あるいはその右側面よりも内側に後退した位置に配置されている。そして、流水ガイド213の底部217は、図6に表したように、内側端部214から外側端部215に向かうにつれて低くなるように傾斜しているため、水抜き孔251から抜かれた水をケーシング225の外部に導くことができる。
ここで、流水ガイド213の外側端部215は、便器100の外形よりも外側に配置されている。すなわち、流水ガイド213の外側端部215は、便器100よりも図6において右側に配置されている。そのため、図6に表した矢印のように、流水ガイド213に導かれてケーシング225の外部に排出された水は、便器100に落下するおそれが少ない。
そのため、使用者あるいは作業者は、ケーシング225の開口部211近傍に容器などを配置することにより、便器100に邪魔されることなく水抜き孔251から抜かれた略全ての水を回収できる。また、水抜き孔251から抜かれた水は便器100に落下するおそれが少ないため、その水が便器100や衛生洗浄装置200の周辺に飛散するおそれも少ない。さらに、水抜き孔251から抜かれた水は便器100に落下するおそれが少ないため、その水が便器100とケースプレート210との間の隙間に入り込むおそれも少ない。
したがって、便器100や衛生洗浄装置200の周辺、および便器100とケースプレート210との間の隙間の清潔性を確保することができる。このようにして、本実施形態にかかる衛生洗浄装置200では、温水タンク250に貯留した水の水抜きをケーシング225(ケースプレート210およびケースカバー220)の右側面から良好に行うことができる。
これに対して、流水ガイド213がケースプレート210に設けられていない場合には、水抜き孔251から抜かれた水は衛生洗浄装置200の下側に設置された便器100に落下する。水抜き孔251から抜かれた水が便器100に落下すると、全ての水を容器などで回収することができず、良好な水抜きを行うことが困難である。また、水抜き孔251から抜かれた水が便器100に落下すると、その水が便器100とケースプレート210との間の隙間に入り込むおそれがある。これによれば、便器100とケースプレート210との間の隙間における清潔性が低下し、臭気が発生するおそれがある。
なお、本実施形態にかかる衛生洗浄装置200では、温水タンク250がケーシング225の内部の右側部に配置され、開口部211がケーシング225の右側面に設けられた場合を例に挙げているが、これらの配置はこれだけに限定されない。すなわち、温水タンク250はケーシング225の内部の左側部に配置され、開口部211はケーシング225の左側面に設けられていてもよい。これによれば、温水タンク250に貯留した水の水抜きをケーシング225(ケースプレート210およびケースカバー220)の左側面から良好に行うことができる。
図7は、本実施形態の流水ガイドの断面を表す断面模式図である。
なお、図7(a)は、図6に表したB−B断面図に相当し、図7(b)は、図6に表したC−C断面図に相当し、図7(c)は、図6に表したD−D断面図に相当する。
前述したように、流水ガイド213は溝形状を有し、その底部217は曲面状に形成されている。図7(a)に表したように、流水ガイド213の内側端部214近傍における底部217の曲率はより小さく、底部217の断面形状の略全体が曲線を有している。続いて、流水ガイド213の内側端部214と外側端部215との略中間部における底部217の曲率は、図7(b)に表したように、図7(a)に表した底部217の曲率よりも大きい。そして、底部217の断面形状は、中央部に大きい曲率の曲線を有し、その中央部の両側に略直線部を有している。続いて、流水ガイド213の外側端部215近傍における底部217の曲率は、図7(c)に表したように、図7(a)および図7(b)に表した底部217の曲率よりもさらに大きい。そのため、底部217の断面形状は、中央部にさらに大きい曲率の曲線を有し、その中央部の両側により長い略直線部を有している。
これによれば、図4および図5に関して前述したように、水抜き孔251から抜かれた水は、流水ガイド213によって集水され、流速が速められた状態でケーシング225の外部に排出される。そのため、温水タンク250内の残水が少なくなり、水抜き孔251における水圧が低下した場合であっても、水抜き孔251から抜かれた水は、より確実にケーシング225の外部に排出される。したがって、本実施形態にかかる衛生洗浄装置200では、温水タンク250に貯留した水の水抜きを良好に行うことができる。
なお、図7においては、底部217に曲面が形成された場合を例示したが、本発明はこれには限定されない。これ以外にも、例えば、底部217がV字状とされ、その開き角度が開口部211に向かって徐々に小さくなるようにしてもよい。あるいは、底部217は平面状とされ、その幅が開口部211に向かって徐々に狭くなるようにしてもよい。これらいずれの場合も、流水ガイド213の流路を開口部211に向かって狭くすることができる。
図8は、本実施形態のケーシングの断面を表す断面模式図である。
また、図9は、比較例のケーシングの断面を表す断面模式図である。
なお、図8および図9は、衛生洗浄装置を前方から眺めた場合におけるケーシングの右側面近傍を拡大した模式図である。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置200のケースプレート210とケースカバー220との右側面は、図8に表したように、互いの傾斜角度が略合致するように略同一面上に形成されている。そして、ケースプレート210とケースカバー220の右側面は、下側に向かうにつれて外側に開いた傾斜角度を有している。すなわち、ケースプレート210とケースカバー220の右側面は、上部よりも下部の方が図8において右側に配置されるように形成されている。
そのため、図8に表した矢印のように、例えばケースプレート210あるいはケースカバー220に付着してその右側面を伝う水301は、便器100に落下するおそれが少ない。これによれば、水301が、便器100とケースプレート210との間の隙間に入り込むおそれは少ない。したがって、図6に関して前述したように、便器100とケースプレート210との間の隙間の清潔性を確保することができる。また、ケースプレート210とケースカバー220との右側面が略同一面に形成されているため、ケースプレート210とケースカバー220との境界部が目立ちにくい効果を得ることもできる。
これに対して、図9に表した比較例にかかる衛生洗浄装置のケースプレート210aとケースカバー220aとの右側面は、同一面上には形成されておらず、境界部において屈曲している。そして、ケースプレート210aの右側面は、下側に向かうにつれて内側に閉じた傾斜角度を有している。すなわち、ケースプレート210aの右側面は、上部よりも下部の方が図9において左側に配置されるように形成されている。なお、ケースカバー220aは、図8に表したケースカバー220と同様である。
そのため、図9に表した矢印のように、例えばケースプレート210aあるいはケースカバー220aに付着してその右側面を伝う水301は、便器100に落下するおそれがある。これによれば、水301が、便器100とケースプレート210aとの間の隙間に入り込むおそれがある。したがって、図6に関して前述したように、便器100とケースプレート210aとの間の隙間における清潔性が低下し、臭気が発生するおそれがある。また、ケースプレート210aとケースカバー220aとの右側面が略同一面に形成されていないため、ケースプレート210aとケースカバー220aとの境界部が目立ちやすい。
なお、図8に関しては、ケースプレート210とケースカバー220との右側面を例に挙げて説明したが、ケースプレート210とケースカバー220との左側面についても同様の形状を有する。すなわち、ケースプレート210とケースカバー220との左側面は、互いの傾斜角度が略合致するように略同一面上に形成されている。そして、ケースプレート210とケースカバー220の左側面は、下側に向かうにつれて外側に開いた傾斜角度を有している。そのため、ケースプレート210とケースカバー220との右側面における効果と同様の効果を得ることができる。
図10は、本実施形態の水抜き栓および蓋体の取り付け構造を説明するための断面模式図である。
また、図11は、本実施形態の蓋体を表す斜視模式図である。
本実施形態の水抜き栓253は、ケーシング225の外部から開口部211に挿通されて、水抜き孔251に螺合されている。なお、水抜き栓253の水抜き孔251への取り付け方法は螺合だけに限定されず、例えば圧入であってもよい。すなわち、水抜き栓253の水抜き孔251への取り付け方法は、水抜き孔251を塞ぎ、温水タンク250に貯留された水の漏水を防止できる方法であればよい。
一方、本実施形態の蓋体230は、ケースプレート210の切り欠き孔211aに圧入されて取り付けられている。すなわち、蓋体230は、その周縁部235がケースプレート210の内壁219(図3参照)に摺動されるように圧入されて、ケースプレート210に嵌合されている。
また、蓋体230がケースプレート210に取り付けられた状態では、第1の当て部232が水抜き孔251の後端部255に当接され、第2の当て部233が流水ガイド213の外側端部215に当接されている。つまり、図10に表した蓋体230の左右方向の位置は、第1の当て部232と水抜き孔251の後端部255との当接位置、および第2の当て部233と流水ガイド213の外側端部215との当接位置によって決まる。このようにして、蓋体230はケースプレート210に取り付けられ、開口部211を塞いでいる。
なお、前述したように、蓋体230は下端部に凹部231を有するため、略平状あるいは略先細状の工具などを凹部231に適宜挿入することにより、ケースプレート210に取り付けられた状態の蓋体230を取り外すことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、水抜き孔251から抜かれた水を受け流し開口部211に案内する流水ガイド213が設けられている。そのため、水抜き孔251から抜かれた水は、この流水ガイド213に導かれてケーシング225の外部に排出される。また、底部217の曲率は、内側端部214から外側端部215に向かうにつれて大きくなっている。そのため、水抜き孔251から抜かれた水は、流水ガイド213によって集水され、流速が速められた状態でケーシング225の外部に排出される。このようにして、本実施形態にかかる衛生洗浄装置200では、温水タンク250に貯留した水の水抜きをケーシング225(ケースプレート210およびケースカバー220)の右側面から良好に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや温水タンク250の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
すなわち、前述したように、温水タンク250はケーシング225の内部の左側部に配置され、開口部211はケーシング225の左側面に設けられていてもよい。これによれば、温水タンク250に貯留した水の水抜きをケーシング225(ケースプレート210およびケースカバー220)の左側面から良好に行うことができる。また、流水ガイド213は、ケースプレート210ではなくケースカバー220に設けられていてもよい。すなわち、例えば、ケースプレート210には切り欠きが設けられ、ケースカバー220には切り欠き孔が設けられ、そのケースカバー220に流水ガイド213が設けられていてもよい。この場合であっても、水抜き孔251から抜かれた水は、流水ガイド213に導かれて開口部211を介してケーシング225の外部に排出される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置の内部構造を表す斜視模式図である。 本実施形態のケースプレートに取り付けられた蓋体の近傍を拡大して眺めた拡大模式図である。 本実施形態のケーシングに設けられた開口部の近傍を拡大して斜めから眺めた斜視模式図である。 本実施形態のケーシングに設けられた開口部の近傍を拡大して正面から眺めた平面模式図である。 本実施形態のケースプレートに設けられた切り欠き孔の近傍の断面を表す断面模式図である。 本実施形態の流水ガイドの断面を表す断面模式図である。 本実施形態のケーシングの断面を表す断面模式図である。 比較例のケーシングの断面を表す断面模式図である。 本実施形態の水抜き栓および蓋体の取り付け構造を説明するための断面模式図である。 本実施形態の蓋体を表す斜視模式図である。
符号の説明
100 便器、 150 便座、 200 衛生洗浄装置、 210、210a ケースプレート、 211 開口部、 211a 切り欠き孔、 213 流水ガイド、 214 内側端部、 215 外側端部、 217 底部、 219 内壁、 220、220a ケースカバー、 221a 切り欠き、 225 ケーシング、 230 蓋体、 231 凹部、 232 第1の当て部、 233 第2の当て部、 235 周縁部、 240 吐水ノズル、 250 温水タンク、 251 水抜き孔、 253 水抜き栓、 255 後端部、 270 脱臭機能部、 301 水

Claims (3)

  1. 下方部に水抜き孔を有し、ノズルに供給する洗浄水を貯留するタンクと、
    前記水抜き孔を塞ぐ水抜き栓と、
    前記タンクを内蔵し、左右側面の少なくともいずれかに前記水抜き栓を挿通するとともに前記水抜き孔から抜かれた水を外部に排出する開口部と、前記水抜き孔から抜かれた水を受け流し前記開口部に案内する流水ガイドと、を有するケーシングと、
    を備えたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記流水ガイドが有する流路は、前記水抜き孔から前記開口部に向かうにつれて狭くされたことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記ケーシングは、前記タンクを取り付けたケースプレートと、前記ケースプレートを上側から覆うケースカバーと、を有し、
    前記ケースプレートおよび前記ケースカバーの左右側面の少なくともいずれかは、互いの傾斜角度が合致し下側に向かうにつれて外側に開くように形成され、
    前記ケースプレートの左右側面の前記少なくともいずれかに、前記開口部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
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