JP7197667B2 - カルボキシメチルセルロース又はその塩、及び、電極組成物 - Google Patents
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Description
[1] 固形分濃度1質量%水溶液の25℃におけるpHが、4.0以上6.8未満である、カルボキシメチルセルロース又はその塩。
[2] 無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上である、[1]に記載のカルボキシメチルセルロース又はその塩。
[3] 25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,000mPa・s以上20,000mPa・s以下である、[1]又は[2]に記載のカルボキシメチルセルロース又はその塩。
[4] 酸型カルボキシル基量が、1.15mmol/g以上20.00mmol/g以下である、[1]~[3]のいずれか1つに記載のカルボキシメチルセルロース又はその塩。
[5] [1]~[4]のいずれか1つに記載のカルボキシメチルセルロース又はその塩、及び水を含む、カルボキシメチルセルロース水溶液。
[6] 25℃におけるpHが4.0以上6.8未満である、[5]に記載のカルボキシメチルセルロース水溶液。
[7] [1]~[4]のいずれか1つに記載のカルボキシメチルセルロース若しくはその塩、又は[5]若しくは[6]に記載のカルボキシメチルセルロース水溶液を含む、非水電解質二次電池用電極組成物。
[8] 25℃におけるpHが4.0以上6.8未満である、[7]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[9] 更に水及び電極用活物質を含む、[7]又は[8]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[10] 電極用活物質が、黒鉛である、[9]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[11] 更に合成ゴム系結合剤を含む、[7]~[10]のいずれか1つに記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[12] [7]~[11]のいずれか1つに記載の非水電解質二次電池用電極組成物により形成される、非水電解質二次電池用電極。
[13] [12]に記載の電極を含む、非水電解質二次電池。
[14] 非水電解質二次電池用電極組成物に用いられるカルボキシメチルセルロース水溶液であって、25℃におけるpHが4.0以上6.8未満である、カルボキシメチルセルロース水溶液。
[15] 無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上であるカルボキシメチルセルロース又はその塩を含み、且つ25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,000mPa・s以上20,000mPa・s以下である、[14]に記載のカルボキシメチルセルロース水溶液。
[16] [14]又は[15]に記載のカルボキシメチルセルロース水溶液を含む、非水電解質二次電池用電極組成物。
[17] [16]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物により形成される、非水電解質二次電池用電極。
[18] [17]に記載の電極を含む、非水電解質二次電池。
[19] カルボキシメチルセルロース又はその塩、電極用活物質、及び水を含む非水電解質二次電池用電極組成物であって、
25℃におけるpHが4.0以上6.8未満である、非水電解質二次電池用電極組成物。
[20] 前記カルボキシメチルセルロース又はその塩が、無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上であり、且つ25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,000mPa・s以上20,000mPa・s以下である、[19]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[21] 前記電極用活物質が、黒鉛である、[19]又は[20]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[22] 更に合成ゴム系結合剤を含む、[19]~[21]のいずれか1つに記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[23] [19]~[22]のいずれか1つに記載の非水電解質二次電池用電極組成物により形成される、非水電解質二次電池用電極。
[24] [23]に記載の電極を備える、非水電解質二次電池。
[25] (i):カルボキシメチルセルロース又はその塩を含む原料を、分散媒に分散させて分散液を得る工程、
(ii):得られた分散液の25℃におけるpHを、4.0以上6.8以下に調整する工程、
(iii):pHが調製された分散液から固体を分離する工程
を含む、酸型カルボキシル基量が、1.15mmol/g以上20.00mmol/g以下である、カルボキシメチルセルロース又はその塩の製造方法。
該カルボキシメチルセルロース又はその塩の、固形分濃度1質量%水溶液(25℃)のpHが4.0以上~6.8未満の範囲になる、カルボキシメチルセルロース又はその塩。
[1-2] 前記カルボキシメチルセルロース又はその塩が、無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上、且つ25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,000~20,000mPa・sである、[1-1]に記載のカルボキシメチルセルロース又はその塩。
[1-3] [1-1]及び[1-2]に記載のカルボキシメチルセルロース又はその塩を含む、非水電解質二次電池用電極組成物。
[1-4] [1-3]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物により形成される、非水電解質二次電池用電極。
[1-5] [1-4]に記載の電極を備える、非水電解質二次電池。
[2-2] 前記カルボキシメチルセルロース水溶液が、無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上であるカルボキシメチルセルロースを含み、且つ25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,000~20,000mPa・sである、[2-1]に記載のカルボキシメチルセルロース水溶液。
[2-3] [2-1]又は[2-2]に記載のカルボキシメチルセルロース水溶液を含む、非水電解質二次電池用電極組成物。
[2-4] [2-3]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物により形成される、非水電解質二次電池用電極。
[2-5] [2-4]に記載の電極を備える、非水電解質二次電池。
該非水電解質二次電池用電極組成物の25℃におけるpHが4.0以上~6.8未満の範囲にある、非水電解質二次電池用電極組成物。
[3-2] 前記カルボキシメチルセルロース又はその塩が、無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上、且つ25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,000~20,000mPa・sである、[3-1]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[3-3] 前記電極用活物質が、黒鉛である、[3-1]又は[3-2]に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[3-4] 前記非水電解質二次電池用電極組成物が、更にスチレンブタジエンラテックスを含む、[3-1]~[3-3]のいずれか1つに記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
[3-5] [3-1]~[3-4]のいずれか1つに記載の非水電解質二次電池用電極組成物を塗布してなる非水電解質二次電池用電極。
[3-6] [3-5]に記載の電極を備える、非水電解質二次電池。
本実施形態のカルボキシルメチルセルロース又はその塩は、固形分濃度1質量%水溶液の25℃におけるpHが、通常4.0以上6.8未満である。
酸型カルボキシル基量[mmol/g]=a[mL]×y[N]/カルボキシメチルセルロース又はその塩の質量x[g]・・・(A)
次いで、水酸化ナトリウム水溶液の添加量に対して電気伝導度をプロットして滴定曲線を作成する。
次いで、滴定曲線において、電気伝導度の変化が緩やかな範囲の点から最小二乗法により第1漸近線を作成し、電気伝導度の変化が急である範囲の点から最小二乗法により第2漸近線を作成し、第1漸近線及び第2漸近線の交点における水酸化ナトリウム水溶液の添加量を、酸型カルボキシル基の中和段階において消費された水酸化ナトリウム水溶液量a(mL)とする。
滴定に用いたカルボキシメチルセルロース又はその塩の質量(g)と、水酸化ナトリウムの濃度(N)と、水酸化ナトリウム水溶液量a(mL)とから、式(A)より酸型カルボキシル基量を算出する。
上式において、V0は、水酸化ナトリウム水溶液を添加する前のカルボキシメチルセルロール又はその塩の水溶液量を表し、vは、各電気伝導度の値での水酸化ナトリウム水溶液の添加量を表す。
(ii):得られた分散液の25℃におけるpHを、4.0以上6.8以下に調整する工程、
(iii):pHが調製された分散液から固体を分離する工程
カルボキシメチルセルロース又はその塩は、上述したようなカルボキシメチルセルロース又はその塩をそのまま用いてもよいが、更に粉砕処理が施されたもの(粉砕処理物)であってもよい。粉砕処理は、通常は機械を用いて行われる機械的粉砕処理である。カルボキシメチルセルロース又はその塩の粉砕処理の方法としては、例えば、粉体の状態で処理する乾式粉砕法と、液体に分散、あるいは溶解させた状態で処理する湿式粉砕法とが挙げられ、これらのいずれかが好ましい。
本実施形態において、カルボキシメチルセルロース又はその塩の粒径は、小さい方が好ましい。すなわち、メタノールを分散剤としてレーザー回折・散乱式粒度分布計で測定される体積累計100%粒子径の値(本明細書においては、以降「最大粒子径」ということがある)が50μm未満であることが望ましく、45μm未満であることがより望ましい。カルボキシメチルセルロース又はその塩の最大粒子径が50μm以上であるとカルボキシメチルセルロース又はその塩の水溶液中の未溶解物が増加する傾向がある。
一実施形態に係るカルボキシメチルセルロース又はその塩の水溶液は、固形分濃度1質量%水溶液の25℃におけるpHが、4.0以上6.8未満である、カルボキシメチルセルロース又はその塩を含む水溶液であり、例えば非水電解質二次電池の電極を形成するための電極組成物に用いられうる。カルボキシメチルセルロース又はその塩の例及び好ましい例は、上記[カルボキシメチルセルロース又はその塩]の項で説明した例と同様である。
本実施形態のカルボキシメチルセルロース又はその塩は、非水電解質二次電池の電極用結合剤として好ましい性質を持つ。一実施形態に係る非水電解質二次電池用電極組成物(以下、「非水電解質二次電池用電極組成物」を「電極組成物」ともいう。)は、固形分濃度1質量%水溶液の25℃におけるpHが、4.0以上6.8未満である、カルボキシメチルセルロース又はその塩を含み、非水電解質二次電池の電極を形成するために用いられうる。通常は、カルボキシメチルセルロース又はその塩を含む水溶液が、非水電解質二次電池の電極用結合剤として用いられる。
電極組成物は、非水電解質二次電池のための電極の製造に用いられる。非水電解質二次電池用の電極の製造方法としては、例えば、前記電極組成物を集電基材(集電体)上に積層する方法が挙げられ、更に具体的には、前記電極組成物を、集電体に塗工して、塗工層を得る工程を含む方法が挙げられる。積層の方法としては、例えば、ブレード塗工、バー塗工、ダイ塗工が挙げられ、ブレード塗工が好ましい。ブレード塗工の方法としては、具体的には、例えばドクターブレードなどの塗工装置を用いて電極組成物を集電基材上にキャスティングする方法が挙げられる。また、積層の方法は上記具体例に限定されず、バックアップロールに巻回して走行する集電基材上に、スロットノズルを有するエクストルージョン型注液器より前記電極組成物を吐出させ塗布する方法も例示される。ブレード塗工においては、キャスティング後更に必要に応じて加熱(温度は例えば80~120℃、加熱時間は例えば4~12時間)などによる乾燥、ロールプレスなどによる加圧を行い得る。
前記電極組成物により形成される電極は非水電解質二次電池の電極として用いられうる。すなわち本発明は、前記電極組成物により形成される電極を備える、非水電解質二次電池をも提供する。非水電解質二次電池は、正電極及び負電極が交互に、セパレータを介して積層され、多数回巻回された構造を取りうる。前記セパレータは通常、非水電解質で含浸される。この負電極及び/又は正電極として、前記した電極組成物により形成された負電極及び/又は正電極が用いられうる。かかる非水電解質二次電池は、溶解性に優れるカルボキシメチルセルロース又はその塩が用いられ、フィルターによる濾過などの工程を省略できるので生産性に優れると共に、初期不可逆容量が顕著に改善され、高い電池特性を発揮しうるものである。
実施例・比較例で用いられるカルボキシメチルセルロース又はその塩、カルボキシメチルセルロース水溶液、及び電極組成物について下記の方法にて評価を行った。
カルボキシメチルセルロース又はその塩の酸型カルボキシル基量は、下記の方法により測定された。
水酸化ナトリウム水溶液の添加量に対して電気伝導度をプロットして滴定曲線を作成した。
次いで、滴定曲線において、電気伝導度の変化が緩やかな範囲の点から最小二乗法により第1漸近線を作成し、電気伝導度の変化が急である範囲の点から最小二乗法により第2漸近線を作成し、第1漸近線及び第2漸近線の交点における水酸化ナトリウム水溶液の添加量を、酸型カルボキシル基の中和段階において消費された水酸化ナトリウム水溶液量a(mL)とした。
滴定に用いたカルボキシメチルセルロース又はその塩の質量(g)と、水酸化ナトリウムの濃度(N)と、水酸化ナトリウム水溶液量a(mL)とから、上式(A)より酸型カルボキシル基量を算出した。
試料のpH(水素イオン指数)は、ガラス電極pH計(東亜DKK製「HM-30P」)にて測定温度25℃で測定された。
カルボキシメチルセルロース粉砕処理物の試料約2.0gを精秤して、300mL共栓付き三角フラスコに入れた。硝酸メタノール(メタノール1000mLに特級濃硝酸100mLを加えた液)100mLを加え、3時間振とうして、カルボキシメチルセルロース塩(CMC塩)をH-CMC(カルボキシメチルセルロース)にした。絶乾したH-CMCを1.5~2.0g精秤し、300mL共栓付き三角フラスコに入れた。80%メタノール15mLでH-CMCを湿潤し、0.1NのNaOHを100mL加え、室温で3時間振とうした。指示薬として、フェノールフタレインを用いて、0.1NのH2SO4で過剰のNaOHを逆滴定した。CM-DSを、次式1によって算出した。
A=[(100×F-(0.1NのH2SO4(mL))×F’)×0.1]/(H-CMCの絶乾重量(g))
カルボキシメチル置換度(CM-DS)=0.162×A/(1-0.058×A)
A:1gのH-CMCの中和に要する1NのNaOH量(mL)
F’:0.1NのH2SO4のファクター
F:0.1NのNaOHのファクター
メタノールを分散剤として、レーザー回折・散乱式粒度分布計(マルバーン製「マスターサイザー2000E」)で試料の体積累計100%粒子径、体積粒子径50%粒子径を測定し、それぞれ試料の最大粒子径、平均粒子径とした。
電極組成物を、-200mmHgの減圧下にて濾過器(製品名:セパロート、桐山製作所製)を用い、ろ紙(孔径25μm)で吸引濾過した。フィルター上に残存した残渣を水200mLで洗浄し、残渣に吸着されていないカルボキシメチルセルロースを除去した。その後、洗浄された残渣を105℃で一昼夜乾燥し水分を除去した。
乾燥させた残渣を、熱量分析計(製品名:TGA-50H、島津製作所社製)を用いて分析し、200℃における残渣重量をWA(g)、350℃における残渣重量をWB(g)とした。次式2から、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を得た。
カルボキシメチルセルロース吸着率(%)=((残渣重量WA(g)-残渣重量WB(g))/350℃での未燃CMC残存率X)/電極組成物中の全CMC量(g)×100
(但し、350℃での未燃CMC残存率X=0.5で定められる)
カルボキシメチルセルロース100g(1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度が3500mPa・s、カルボキシメチル置換度0.87、日本製紙(株)製「サンローズ」)を、含水メタノール(含水率75質量%)に浸漬し、分散させた後、分散液を、80%酢酸を加えてpH6.0に調整した。その後、-200mmHgの減圧下にて濾過器(製品名:セパロート、桐山製作所製)を用いろ紙(孔径25μm)で吸引濾過して固体(残渣)を得て、残渣を乾燥させ、カルボキシメチルセルロース又はその塩(1)を得た。得られたカルボキシメチルセルロース又はその塩(1)の酸型カルボキシル基量を、上記方法により測定した。結果を表1に示す。カルボキシメチルセルロース又はその塩(1)の酸型カルボキシル基量は、2.09mmol/gであった。カルボキシメチルセルロース又はその塩(1)の1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度は3200mPa・sであった。
分散液を、80%酢酸を加えてpH6.5に調整した以外は製造例1と同様にして、カルボキシメチルセルロース又はその塩(2)を得た。得られたカルボキシメチルセルロース又はその塩(2)の酸型カルボキシル基量を、上記方法により測定した。結果を表2に示す。カルボキシメチルセルロース又はその塩(2)の酸型カルボキシル基量は、1.23mmol/gであった。カルボキシメチルセルロース又はその塩(2)の1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度は3400mPa・sであった。
分散液を、80%酢酸を加えてpH5.0に調整した以外は製造例1と同様にして、カルボキシメチルセルロース又はその塩(3)を得た。得られたカルボキシメチルセルロース又はその塩(3)の酸型カルボキシル基量を、上記方法により測定した。結果を表3に示す。カルボキシメチルセルロース又はその塩(3)の酸型カルボキシル基量は、2.41mmol/gであった。カルボキシメチルセルロース又はその塩(3)の1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度は2900mPa・sであった。
分散液を、80%酢酸を加えてpH4.0に調整した以外は製造例1と同様にして、カルボキシメチルセルロース又はその塩(4)を得た。得られたカルボキシメチルセルロース又はその塩(4)の酸型カルボキシル基量を、上記方法により測定した。結果を表4に示す。カルボキシメチルセルロース又はその塩(4)の酸型カルボキシル基量は、13.74mmol/gであった。カルボキシメチルセルロース又はその塩(4)の1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度は2400mPa・sであった。
分散液を、80%酢酸を加えてpH7.0に調整した以外は製造例1と同様にして、カルボキシメチルセルロース又はその塩(C1)を得た。得られたカルボキシメチルセルロース又はその塩(C1)の酸型カルボキシル基量を、上記方法により測定した。結果を表5に示す。カルボキシメチルセルロース又はその塩(C1)の酸型カルボキシル基量は、1.12mmol/gであった。
市販カルボキシメチルセルロース(1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度が3500mPa・s、カルボキシメチル置換度0.87、日本製紙ケミカル(株)製 商品名「サンローズ」)を、気流式ミルを用いて乾式粉砕処理を行い、その後、サイクロン式分級機によって平均粒子径8μm、最大粒子径31μmのカルボキシメチルセルロース粉砕処理物を得た。
この粉砕処理品5gをメタノール95g中に浸漬した後、メタノールがpH6.2となるまで酢酸を添加した。その後、-200mmHgの減圧下にて濾過器(製品名:セパロート、桐山製作所製)を用いろ紙(孔径25μm)で吸引濾過して固体(残渣)を得て、残渣を乾燥させ、pH調整されたカルボキシメチルセルロース又はその塩(5)を得た。得られたカルボキシメチルセルロース又はその塩(5)の酸型カルボキシル基量を、上記方法により測定した。結果を表6に示す。カルボキシメチルセルロース又はその塩(5)の酸型カルボキシル基量は、1.523mmol/gであった。カルボキシメチルセルロース又はその塩(5)の1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度は2000mPa・sであった。
(カルボキシメチルセルロース粉砕処理物の製造)
市販カルボキシメチルセルロース(1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度が3500mPa・s、カルボキシメチル置換度0.87、日本製紙ケミカル(株)製 商品名「サンローズ」)を、気流式ミルを用いて乾式粉砕処理を行い、その後、サイクロン式分級機によって平均粒子径8μm、最大粒子径31μmのカルボキシメチルセルロース粉砕処理物を得た。
この粉砕処理品5gをメタノール95g中に浸漬した後、メタノールがpH6.2となるまで酢酸を添加した。その後、-200mmHgの減圧下にて濾過器(製品名:セパロート、桐山製作所製)を用いろ紙(孔径25μm)で吸引濾過し、残渣を乾燥させpH調整されたカルボキシメチルセルロース(1-1)を得た。
黒鉛粉末97質量部、結合剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)ディスパージョン(スチレンブタジエンラテックス)をSBR換算で1.5質量部、カルボキシメチルセルロース(1-1)を1.5質量部それぞれ秤量した。そして、カルボキシメチルセルロース(1-1)を1質量%の水溶液になるように蒸留水を添加し撹拌して溶解させ、カルボキシメチルセルロース水溶液(1-1)(pH5.7)を得た。
次いで、該カルボキシメチルセルロース水溶液(1-1)に、予め秤量した電極用活物質としての黒鉛粉末を添加し、ホモミキサー(製品名:T.K. AUTO HOMO MIXER、特殊機化工業社製)で5000rpm/30分間撹拌混合した後、結合剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)ディスパージョンをSBR換算で4重量部を添加し、更に同条件にて2分間撹拌し、スラリー状の電極組成物(1-1)を作成した。電極組成物(1-1)を用いて、上記方法により、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表7に示す。
実施例1-1のカルボキシメチルセルロース粉砕処理品を含むメタノール分散液を、pH4.7となるまで酢酸を添加し、実施例1-1と同様の方法にて濾過し、pH調整したカルボキシメチルセルロース(1-2)を得た。
実施例1-1のカルボキシメチルセルロース粉砕処理品を含むメタノール分散液を、pH6.8となるまで酢酸を添加し、同様の方法にて濾過し、pH調整したカルボキシメチルセルロース(1-3)を得た。
市販カルボキシメチルセルロース(1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度が3500mPa・s、カルボキシメチル置換度0.87、日本製紙ケミカル(株)製 商品名「サンローズ」)を、気流式ミルを用いて乾式粉砕処理を行い、その後、サイクロン式分級機によって平均粒子径8μm、最大粒子径31μmのカルボキシメチルセルロース粉砕処理物であるカルボキシメチルセルロース(1-4)を得た。
(カルボキシメチルセルロース粉砕処理物の製造)
市販カルボキシメチルセルロース(1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度が3500mPa・s、カルボキシメチル置換度0.87、日本製紙(株)製 商品名「サンローズ」)を、気流式ミルを用いて乾式粉砕処理を行い、その後、サイクロン式分級機によって平均粒子径8μm、最大粒子径31μmのカルボキシメチルセルロース粉砕処理物を得た。
その後この粉砕処理品を水で溶解し水溶液とした後、更に酢酸を添加し、カルボキシメチルセルロース水溶液(2-1)(pH5.8、濃度1質量%)を得た。
電極用活物質としての黒鉛粉末92重量部を、1質量%カルボキシメチルセルロース水溶液(2-1)400重量部(カルボキシメチルセルロース及びその塩換算で4重量部)に添加し、ホモミキサー(製品名:T.K. AUTO HOMO MIXER、特殊機化工業社製)で5000rpm/30分間撹拌混合した後、結合剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)ディスパージョン(スチレンブタジエンラテックス)をSBR換算で4重量部を添加し、更に同条件にて2分間撹拌し、スラリー状の電極組成物(2-1)を作成した。電極組成物(2-1)を用いて、上記方法により、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表8に示す。
実施例2-1のカルボキシメチルセルロース水溶液の製造において、酢酸を添加し、カルボキシメチルセルロース水溶液(2-2)(pH4.2、濃度1質量%)を調整し用いた以外は、実施例2-1と同様にしてスラリー状の電極組成物(2-2)を得て、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表8に示す。
実施例2-1のカルボキシメチルセルロース水溶液の製造において、酢酸を添加し、カルボキシメチルセルロース水溶液(2-3)(pH6.5、濃度1質量%)を調整し用いた以外は、実施例2-1と同様にしてスラリー状の電極組成物(2-3)を得て、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表8に示す。
実施例2-1のカルボキシメチルセルロース水溶液の製造において、酢酸を添加せずに、カルボキシメチルセルロース水溶液(2-4)(pH7.1、濃度1質量%)を用いた以外は、実施例2-1と同様にしてスラリー状の電極組成物(2-4)を得て、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表8に示す。
市販カルボキシメチルセルロース(1質量%水溶液の25℃におけるB型粘度計による粘度が3500mPa・s、カルボキシメチル置換度0.87、日本製紙ケミカル(株)製 商品名「サンローズ」)を、気流式ミルを用いて乾式粉砕処理を行い、その後、サイクロン式分級機によって平均粒子径8μm、最大粒子径31μmのカルボキシメチルセルロース粉砕処理物を得た。
電極用活物質としての黒鉛粉末97質量部、結合剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)ディスパージョン(スチレンブタジエンラテックス)をSBR換算で1.5質量部、上記カルボキシメチルセルロース粉砕処理物を1.5質量部をそれぞれ秤量した。そして、カルボキシメチルセルロース粉砕処理物を1質量%の水溶液になるように蒸留水を添加し撹拌して溶解させ、カルボキシメチルセルロース水溶液(pH7.0)を得た。
その後、電極組成物(3-0)に酢酸を添加して、pHを5.9に調整し、pH調整を行った電極組成物(3-1)(pH5.9)を作成した。電極組成物(3-1)を用いて、上記方法により、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表9に示す。
電極組成物(3-0)に酢酸を添加して、pHを4.5に調整した以外は、実施例3-1と同様にして電極組成物(3-2)(pH4.5)を得て、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表9に示す。
電極組成物(3-0)に酢酸を添加して、pHを6.4に調整した以外は、実施例3-1と同様にして電極組成物(3-3)(pH6.4)を得て、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表9に示す。
実施例3-1で得られた電極組成物(3-0)(pH7.2)を、酢酸によりpH調整せずにそのまま用いて、電極用活物質へのカルボキシメチルセルロースの吸着率を求めた。結果を表9に示す。
Claims (9)
- 固形分濃度1質量%水溶液の25℃におけるpHが、4.0以上6.5以下であり、酸型カルボキシル基量が1.20mmol/g以上20.00mmol/g以下であり、25℃でのB型粘度計で測定された固形分濃度1質量%水溶液の粘度が1,500mPa・s以上15,000mPa・s以下である、カルボキシメチルセルロース又はその金属塩、若しくはその水溶液を含む、非水電解質二次電池用電極組成物。
- カルボキシメチルセルロース又はその金属塩の無水グルコース単位当りのカルボキシメチル置換度が0.45以上である、請求項1に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
- カルボキシメチルセルロース又はその金属塩の酸型カルボキシル基量が、1.20mmol/g以上20.00mmol/g以下である、請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
- カルボキシメチルセルロースまたはその金属塩の水溶液の25℃におけるpHが4.0以上6.5以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
- 更に水及び電極用活物質を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
- 電極用活物質が、黒鉛である、請求項1~5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
- 更に合成ゴム系結合剤を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用電極組成物。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用電極組成物により形成される、非水電解質二次電池用電極。
- 請求項8に記載の電極を含む、非水電解質二次電池。
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