JP7164472B2 - 鞍乗型車両のブレーキペダル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両のブレーキペダル構造に係り、特に、乗員が足で操作してブレーキ装置を作動させるための鞍乗型車両のブレーキペダル構造に関する。
従来から、乗員が足を乗せるステップバーの車体前方にペダル踏部が配設された鞍乗型車両のブレーキペダルにおいて、乗員の体格やブーツの種類等に対応して、ペダル踏部の高さを変更できるようにした構成が知られている。
特許文献1には、車幅方向右側に配設されたブレーキペダルのペダル踏部を上下2枚重ね構造とし、上側のペダル踏部を折りたたみ式とすることで、ペダル踏部の高さを2段階に調整できるようにした自動二輪車のブレーキペダルが開示されている。
独国特許DE10301184B4
しかし、特許文献1の構成では、通常のブレーキペダルに折り畳み式のペダル踏部を追加することで部品点数や重量が増加すると共に、ブレーキペダルに対するペダル踏部の位置が変化して操作感に影響を与えるという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、操作感に影響を与えることなく小型軽量な構成でペダル踏部の高さを調整できる鞍乗型車両のブレーキペダル構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、鞍乗型車両(1)のブレーキキャリパ(34)に油圧を供給するマスタシリンダ(54)と、該マスタシリンダ(54)に対して接続機構(M)を介して連結されるブレーキペダル(50)とを含んで構成される鞍乗型車両のブレーキペダル構造において、前記接続機構(M)は、前記マスタシリンダ(54)を押圧するホルダ(60,260)と、前記ブレーキペダル(50)に固定されるアーム(57)と、前記ホルダ(60,260)および前記アーム(57)を互いに揺動可能に軸支する接続ピン(80)とを含み、前記接続ピン(80)が、前記ホルダ(60,260)に軸支される円形断面のホルダ支持軸(84,86)と、前記アーム(57)に軸支される円形断面のアーム支持軸(85)とを含み、前記ホルダ支持軸(84,86)に対して前記アーム支持軸(85)が偏心している点に第1の特徴がある。
また、前記接続ピン(80)に、軸方向に摺動可能かつ周方向に回転不能な操作部材(70,270)が係合されており、前記ホルダ(60,260)に、前記操作部材(70,270)の回動を規制する回動規制部(61,264)が設けられており、前記操作部材(70,270)が、前記ホルダ(60,260)に向けて付勢部材(90)によって付勢されている点に第2の特徴がある。
また、前記接続ピン(80)の一端部に、略D字断面の延長部(83)が形成されており、前記操作部材(70,270)に、前記延長部(83)の断面形状に合わせた略D字型の開口(74,272)が形成されている点に第3の特徴がある。
また、前記ホルダ支持軸(84,86)は、同一の回転軸を有する大径軸(86)および小径軸(84)で構成されており、前記ホルダ(60,260)には、互いに対向する2つの側壁(62)のそれぞれに、前記大径軸(86)が挿入される大径開口(65)および前記小径軸(84)が挿入される小径開口(64)が形成されており、前記アーム支持軸(85)が、前記大径軸(86)と前記小径軸(84)との間に配設されると共に、軸方向視において、前記大径軸(86)の外形の範囲内に配設される点に第4の特徴がある。
また、前記操作部材(70,270)が、前記ホルダ(60,260)の車幅方向外側に配設されている点に第5の特徴がある。
また、前記大径軸(86)の車幅方向内側面の軸中心位置に、ブレーキスイッチ(93)の操作子(92)を連結するためのフック(88)が設けられている点に第6の特徴がある。
また、前記回動規制部(61)は、前記ホルダ(60)の側壁(62)に段差を設ける形状とされ、前記操作部材(70)は、板状部材を折り曲げることで、前記側壁(62)に当接する底面部(73)および前記回動規制部(61)に当接する側面部(72)を設けた構成とされており、前記の側面部(72)または底面部(73)の端面が前記回動規制部(61)に対向することで、前記操作部材(70)の回動が規制される点に第7の特徴がある。
さらに、前記回動規制部(264)は、前記ホルダ(260)の側壁(261)に、同心円をなして配設される突起であり、前記操作部材(270)の底面部(275)に、前記回動規制部(264)の形状に合わせた係合凹部(274)が設けられており、前記回動規制部(264)が前記係合凹部(274)に係合することで、前記操作部材(270)の回動が規制される点に第8の特徴がある。
第1の特徴によれば、鞍乗型車両(1)のブレーキキャリパ(34)に油圧を供給するマスタシリンダ(54)と、該マスタシリンダ(54)に対して接続機構(M)を介して連結されるブレーキペダル(50)とを含んで構成される鞍乗型車両のブレーキペダル構造において、前記接続機構(M)は、前記マスタシリンダ(54)を押圧するホルダ(60,260)と、前記ブレーキペダル(50)に固定されるアーム(57)と、前記ホルダ(60,260)および前記アーム(57)を互いに揺動可能に軸支する接続ピン(80)とを含み、前記接続ピン(80)が、前記ホルダ(60,260)に軸支される円形断面のホルダ支持軸(84,86)と、前記アーム(57)に軸支される円形断面のアーム支持軸(85)とを含み、前記ホルダ支持軸(84,86)に対して前記アーム支持軸(85)が偏心しているので、マスタシリンダとブレーキペダルとの接続機構に含まれる接続ピンを回動させることで、ブレーキペダルの初期角度を変更することが可能となる。これにより、ブレーキペダル側の重量の増加を抑えつつペダル踏部の高さが調整可能なブレーキペダルを得ることができる。また、ペダル踏部の高さを変更してもブレーキペダルとペダル踏部との位置関係が変わらないため、ブレーキペダルの操作感に与える影響が低減される。
第2の特徴によれば、前記接続ピン(80)に、軸方向に摺動可能かつ周方向に回転不能な操作部材(70,270)が係合されており、前記ホルダ(60,260)に、前記操作部材(70,270)の回動を規制する回動規制部(61,264)が設けられており、前記操作部材(70,270)が、前記ホルダ(60,260)に向けて付勢部材(90)によって付勢されているので、工具等を用いることなく、操作部材を把持することで接続ピンを回動させることができると共に、操作部材を意図的に操作しない限り接続ピンが回動しない構成とすることができる。詳しくは、操作部材を操作しない状態では回動規制部によって操作部材の回動が禁止される一方、付勢部材の付勢力に抗して操作部材を回動規制部から離間させると操作部材を回動させることができる。また、ホルダと回動規制部とを一体に形成することで部品点数の削減を図ることができるほか、両者を別体に形成することで回動規制部の設計自由度を高めることが可能となる。
第3の特徴によれば、前記接続ピン(80)の一端部に、略D字断面の延長部(83)が形成されており、前記操作部材(70,270)に、前記延長部(83)の断面形状に合わせた略D字型の開口(74,272)が形成されているので、D字断面とD字開口とを係合させる簡単な構成によって、接続ピンと操作部材とを軸方向に摺動可能かつ周方向に回転不能に係合することが可能となる。また、D字形状は加工が容易であると共に、接続ピンおよび操作部材の強度低下を防止できる。
第4の特徴によれば、前記ホルダ支持軸(84,86)は、同一の回転軸を有する大径軸(86)および小径軸(84)で構成されており、前記ホルダ(60,260)には、互いに対向する2つの側壁(62)のそれぞれに、前記大径軸(86)が挿入される大径開口(65)および前記小径軸(84)が挿入される小径開口(64)が形成されており、前記アーム支持軸(85)が、前記大径軸(86)と前記小径軸(84)との間に配設されると共に、軸方向視において、前記大径軸(86)の外形の範囲内に配設されるので、互いに対向する2つの側壁に大小の軸支を有するホルダに対して、接続ピンを大径開口側から組み付けることができ、接続機構の組立作業が容易となる。また、大径軸と小径軸との間にその中間の直径を有するアーム支持軸を配設することで、接続ピンを一体部品として構成し、生産コストを削減すると共に組み付け性を高めることができる。
第5の特徴によれば、前記操作部材(70,270)が、前記ホルダ(60,260)の車幅方向外側に配設されているので、車体外方から操作部材にアクセスしやすく、ブレーキペダルの高さ調整が容易となる。
第6の特徴によれば、前記大径軸(86)の車幅方向内側面の軸中心位置に、ブレーキスイッチ(93)の操作子(92)を連結するための連結部(88)が設けられているので、接続ピンを回動させても連結部の位置が変化しないことで、ペダル踏部の高さ調整を行うたびにブレーキスイッチの作動開始位置を調整する必要がなく、使い勝手が向上する。また、接続ピンの突起が外方から視認されにくく、外観性に与える影響が低減される。
第7の特徴によれば、前記回動規制部(61)は、前記ホルダ(60)の側壁(62)に段差を設ける形状とされ、前記操作部材(70)は、板状部材を折り曲げることで、前記側壁(62)に当接する底面部(73)および前記回動規制部(61)に当接する側面部(72)を設けた構成とされており、前記の側面部(72)または底面部(73)の端面が前記回動規制部(61)に対向することで、前記操作部材(70)の回動が規制されるので、板状部材を折り曲げた簡単な形状の操作部材によって接続ピンの回動操作ができると共に、段差をなす回動規制部によって接続ピンの回動を規制することが可能となる。また、操作部材の停止位置を4カ所とすることが容易となる。
第8の特徴によれば、前記回動規制部(264)は、前記ホルダ(260)の側壁(261)に、同心円をなして配設される突起であり、前記操作部材(270)の底面部(275)に、前記回動規制部(264)の形状に合わせた係合凹部(274)が設けられており、前記回動規制部(264)が前記係合凹部(274)に係合することで、前記操作部材(270)の回動が規制されるので、簡単な形状の操作部材によって接続ピンの回動操作ができると共に、回動規制部としての突起が操作部材に設けられた係合凹部に係合することで接続ピンの回動を規制することが可能となる。また、回動規制部としての突起および操作部材の係合凹部の数を増やすことで、操作部材の停止位置を増やすことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るブレーキペダル構造を適用した自動二輪車の側面図である。 ブレーキペダルまわりの構成を示す図1の一部拡大図である。 接続機構およびその周辺構成を示す拡大斜視図である。 接続機構を車幅方向右側から見た右側面図である。 接続ピンの単体図である。 接続機構を車体後方から見た背面図である。 図4のVII-VII線断面図である。 操作部材の単体図である。 ホルダの単体図である。 接続ピンの回動位置とブレーキペダルの位置との関係を示す説明図である(回動位置1)。 接続ピンの回動位置とブレーキペダルの位置との関係を示す説明図である(回動位置2)。 接続ピンの回動位置とブレーキペダルの位置との関係を示す説明図である(回動位置3)。 接続ピンの回動位置とブレーキペダルの位置との関係を示す説明図である(回動位置4)。 接続機構を車幅方向内側から見た斜視図である。 本実施形態の変形例に係る接続機構の斜視図である。 第2変形例に係る接続機構の斜視図である。 第2変形例に係る操作部材をホルダから離間させた状態を示す斜視図である。 第2変形例に係る操作部材の背面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキペダル構造を適用した自動二輪車1の側面図である。自動二輪車1は、パワーユニットPの駆動力をドライブチェーン14を介して後輪WRに伝達する鞍乗型車両である。車体フレームFの前端に位置するヘッドパイプF1には、ステアリングステムが揺動自在に軸支されている。ステアリングステムの上下には、左右一対のフロントフォーク10を支持するボトムブリッジ23およびトップブリッジ24が固定されている。
トップブリッジ24の上部には操向ハンドル2が取り付けられており、操向ハンドル2には、左右一対のナックルガード5およびバックミラー4が固定されている。フロントフォーク10には、前輪WFと同期回転する前輪ブレーキディスク31に制動力を与える前輪ブレーキキャリパ32と、フロントフェンダ11とが取り付けられている。
ヘッドパイプF1の後部には、斜め後方下方に延びる左右一対のメインフレームF2と、下方に延びてパワーユニットPの下側を支持するアンダフレームF5とが取り付けられている。メインフレームF2の後端には、スイングアーム15を揺動自在に軸支するピボット22を有するピボットフレームF3が連結されており、ピボットフレームF3の下端部には、アンダフレームF5の後端部が連結されている。ピボットフレームF3には、運転者が足を乗せる足乗せステップ51が左右一対で取り付けられている。
メインフレームF2およびアンダフレームF5で囲まれて支持されるパワーユニットPの駆動力は、ドライブチェーン14を介して後輪WRに伝達される。パワーユニットPの前方寄りの底部には、アンダガード12が取り付けられている。パワーユニットPの燃焼ガスは、アンダガード12の内側を通る排気管37を介して車体後方のマフラ16に送られる。
ピボット22で軸支されるスイングアーム15の後端部には、後輪WRが回転自在に軸支されている。スイングアーム15には、後輪WRと同期回転する後輪ブレーキディスク33に制動力を与える後輪ブレーキキャリパ34が支持されている。本発明に係るブレーキペダル構造は、車幅方向右側のピボットフレームF3に揺動自在に軸支されると共に、足乗せステップ51に乗せた運転者の右足で操作するブレーキペダル50に適用されている。
ヘッドパイプF1の車体前方は、ヘッドライト9、防風スクリーン6および左右一対の前側フラッシャランプ8を支持するフロントカウル7が配設されている。フロントカウル7の車体後方かつメインフレームF2の上部には、燃料タンク3が配設されている。ピボットフレームF3の後部には、運転者が着座する前側シート21およびパッセンジャーが着座する後側シート20を支持するリヤフレームF4が固定されている。リヤフレームF4の車幅方向左右はリヤカウル19で覆われており、リヤカウル19の後端部には、尾灯装置18および左右一対の後側フラッシャランプ17を支持するリヤフェンダ38が取り付けられている。
図2は、ブレーキペダル50まわりの構成を示す図1の一部拡大図である。運転者の足乗せステップ51は、鉛直方向に対して前方に傾斜した揺動軸52によって、車体後方上方に揺動可能に構成され、戻りばねによって初期位置方向に付勢されている。アルミ等の金属からなるブレーキペダル50は、車体前下がりに湾曲するアーム部50aと、アーム部50aの前端部に設けられるペダル踏部50bと、アーム部50aの後端部に設けられるクランプ部50cとからなる。ブレーキペダル50は、クランプ部50cによって支持される揺動軸58によってピボットフレームF3に揺動自在に軸支されており、ペダル踏部50bが下方に押し下げられることで、後輪ブレーキキャリパ34に油圧を供給するマスタシリンダ54が作動するように構成されている。
マスタシリンダ54は、ピボットフレームF3の後部に固定されており、マスタシリンダ54の車幅方向右側は、ピボットフレームF3に取り付けられたヒールガード49によって覆われている。マスタシリンダ54の側部には、リザーバタンクからブレーキ液を供給するリザーバホース53が連結されている。
クランプ部50cに支持される揺動軸58には、後方アーム57(図示グレー着色部)が固定されている。ペダル踏部50bを押し下げてブレーキペダル50を図示時計方向に揺動させると、後方アーム57に接続される接続機構Mが上方に移動して、マスタシリンダ54の作動軸56を押し上げる。作動軸56の外周部には、マスタシリンダ54の摺動部を水分や埃等から保護するゴム製のカップ部材55が取り付けられている。
接続機構Mは、作動軸56を支持するホルダ60と、後方アーム57およびホルダ60を接続する接続ピン80(図示点描ハッチング部)と、接続ピン80を回動させるための操作部材70とを含む。ブレーキペダル50の後方アーム57には、ブレーキペダル50を初期位置に戻す付勢力を与えるリターンスプリング59が係合している。
図3は、接続機構Mおよびその周辺構成を示す拡大斜視図である。車幅方向に指向する揺動軸58は、ピボットフレームF3に固定されたパイプ部材F8に軸支されており、揺動軸58の車幅方向左側端部に、板状部材からなる後方アーム57が固定されている。ホルダ60の上部には、ホルダ60に螺合される作動軸56の回転を防ぐロックナット56aが配設されている。
ホルダ60の下部に設けられる溝部分には、後方アーム57および接続ピン80が収納されており、接続ピン80の車幅方向右側端部はホルダ60を貫通して車幅方向右側に突出している。接続ピン80の端部とホルダ60との間には、コイルスプリングからなる付勢部材90および付勢部材90によってホルダ60側に付勢される操作部材70が配設される。ホルダ60の側壁に設けられた板状の回動規制部61は、操作部材70を所定の回動位置とした際に操作部材70の回動操作を禁止する機能を有する。
図4は、接続機構Mを車幅方向右側から見た右側面図である。接続ピン80の車幅方向右側端部には、小径の延長部83が形成されている。延長部83は、円形の一部を平面で切り取った略D字断面を有する。延長部83には、付勢部材90を保持するワッシャ82と、ワッシャ82の抜けを防ぐ割ピン81が係合する。操作部材70の端部には、操作部材70を回動操作するための把持部71が設けられており、操作部材70を回動操作することで接続ピン80が同期回転する。
図5は、接続ピン80の単体図である。図示左側は、接続ピン80を車体に取り付けた状態において車体後方から見た背面図であり、図示右側は車幅方向右側から見た右側面図である。前記したように、接続ピン80には、操作部材70に係合する延長部83が設けられる。延長部83には、小径軸84の端部を延長してなる円柱の一部を切り取って略D字断面を構成するための平面部83aが形成されており、延長部83の車幅方向外側寄りの位置には、割ピン81を通す貫通孔83bが設けられている。
延長部83の車幅方向左方には、ホルダ60に軸支されるホルダ支持軸としての小径軸84、後方アーム57を支持するアーム支持軸85、ホルダ60に支持されるホルダ支持軸としての大径軸86が設けられている。本実施形態では、延長部83、小径軸84および大径軸86が互いに同軸配置されるのに対し、アーム支持軸85のみが偏心して設けられる。換言すれば、大径軸86の軸心86Cおよび小径軸84の軸心84Cが共通の回転軸をなし、この軸心84C,86Cに対してアーム支持軸85の軸心85Cが偏心している。これにより、接続ピン80の回動操作に伴って、アーム支持軸85の位置を変えることが可能となる。アーム支持軸85の直径は、小径軸84より大きくかつ大径軸86より小さくなるように設定されている。本実施形態では、アーム支持軸85の外周面が、小径軸84の外周面および大径軸86の外周面に1カ所で一致するように構成される。
大径軸86の車幅方向左側には、ホルダ60の車幅方向左側の側面に当接する円形のストッパ板87が設けられており、ストッパ板87の車幅方向左側には、ブレーキスイッチを牽引するための円形断面の連結部としてのフック88および鍔部89が設けられている。ストッパ板87、フック88および鍔部89も、大径軸86および小径軸84と同軸に設定されている。
図6は、接続機構Mを車体後方から見た背面図である。また、図7は図4のVII-VII線断面図である。接続ピン80は、ホルダ60に設けられた互いに対向する2枚の側壁62によって回転自在に軸支される。後方アーム57は、接続ピン80のアーム支持軸85に支持開口57aで軸支された状態で、左右の側壁62で形成される溝部分に収められる。接続ピン80の大径軸86は、車幅方向左側の側壁62に形成された大径開口65に軸支され、一方、接続ピン80の小径軸84は、車幅方向右側の側壁62に形成された小径開口64に軸支される。
操作部材70は、延長部83の断面形状に合わせた略D字断面の開口に延長部83を挿入することで、延長部83に対して軸方向に摺動可能かつ周方向に回転不能とされている。また、操作部材70は、付勢部材90によってホルダ60側に付勢されており、ホルダ60の側壁62に底面部73が当接する位置が、操作部材70の所定位置とされる。
ホルダ60の側壁62に形成される回動規制部61は、操作部材70の側面部72または底面部73の端面と当接することで操作部材70を所定位置に保持する。一方、操作部材70が所定位置に保持された状態から車幅方向側に牽引する、すなわち、付勢部材90の付勢力に抗して操作部材70を軸方向外側に摺動させて回動規制部61との当接状態を解除すると、操作部材70を回動させることが可能となる。この操作部材70の回動操作に伴って接続ピン80が回動すると、アーム支持軸85の位置が変化して、ブレーキペダル50の初期角度が変化する。
図8は、操作部材70の単体図である。図示左側は、操作部材70を車体に取り付けた状態において車体後方から見た背面図であり、図示右側は車幅方向右側から見た右側面図である。図中には、接続ピン80の共通の回転軸をなす大径軸86の軸心86Cおよび小径軸84の軸心84Cを示す。板状部材等を折り曲げて形成される操作部材70は、ホルダ60の側壁62に当接する底面部73と、回動規制部61に当接する側面部72と、操作部材70を回動操作するための把持部71とを有する。底面部73に形成される開口74には、接続ピン80の延長部83を摺動自在かつ回転不能に支持する略D字断面を形成するための平面部74aが形成される。
本実施形態に係る操作部材70は、金属板のプレス成型で形成することで生産工数の低減および軽量化が図られる。なお、本実施形態では、底面部73の開口を略D字断面としているが、延長部83の断面形状に合わせて、例えば、上下2面を平面状とする長円形状や四角形とする等、種々の変形が可能である。
図9は、ホルダ60の単体図である。図示左側は、ホルダ60を車体に取り付けた状態において車体後方から見た背面図であり、図示右側は車幅方向右側から見た右側面図である。図中には、接続ピン80の共通の回転軸をなす大径軸86の軸心86Cおよび小径軸84の軸心84Cを示す。ホルダ60の対向する2つの側壁62には、接続ピン80の大径軸86が軸支される大径開口65と接続ピン80の小径軸84が軸支される小径開口64とがそれぞれ同軸に形成されている。このとき、大径開口65を車幅方向左側に形成すると共に、小径開口64を車幅方向右側に形成することで、接続ピン80を車幅方向左側から挿入して組み立てることを可能にすると共に、回動規制部61を下方寄りの位置に配設して操作部材70の小型化を可能とする。本実施形態に係るホルダ60は、金属の鋳造または押し出し部品に深溝を設けることで対向する2つの側壁62を構成して生産工数の低減を図るが、ホルダ全体を削り出し加工によって形成してもよい。なお、回動規制部61は、側壁62に立設する板状部材に限られず、操作部材70の回動を規制する段差を構成するものであれば、突起や階段形状等であってもよい。
以下、図10~13を用いて、接続ピン80の回動位置とブレーキペダル50の位置との関係を説明する。それぞれの図中には、接続機構Mの断面図(A-A線断面図、B-B線断面図、C-C線断面図、D-D線断面図)を付記している。
図10は、接続ピン80が回動位置1の場合の位置関係図である。回動位置1では、ブレーキペダル50のペダル踏部50bが調整範囲のうちの最も高い位置にある。このとき、後方アーム57を支持するアーム支持軸85は、接続機構Mの下方寄りに位置する。これにより実現されるペダル位置は、前側シート21から腰を浮かせたスタンディング姿勢でのオフロード走行等に好適である。
図11は、接続ピン80が回動位置2の場合の位置関係図である。回動位置2は、回動位置1から操作部材70を90度時計方向に回動した状態である。このとき、後方アーム57を支持するアーム支持軸85は、接続機構Mの後方寄りに位置して、回動位置1の場合に比してペダル踏部50bの位置が少し下がる。
図12は、接続ピン80が回動位置3の場合の位置関係図である。回動位置3は、回動位置2から操作部材70を90度時計方向に回動した状態である。このとき、後方アーム57を支持するアーム支持軸85は、接続機構Mの下方寄りに位置して、ペダル踏部50bは調整範囲のうちの最も低い位置にある。これにより実現されるペダル位置は、前側シート21に着座したシッティング姿勢でのオンロード走行等に好適である。
図13は、接続ピン80が回動位置4の場合の位置関係図である。回動位置4は、回動位置1から操作部材70を90度時計方向に回動した状態である。このとき、後方アーム57を支持するアーム支持軸85は、接続機構Mの後方寄りに位置して、回動位置3の場合に比してペダル踏部50bの位置が少し上がる。
ここで、回動位置2,4においては、ペダル踏部50bの高さが回動位置1と回動位置3との間にある点で共通するが、延長部83が揺動軸58に近くなる回動位置2では、レバー比が増加することで高い制動力が得やすくなり、一方、延長部83が揺動軸58から遠くなる回動位置4では、レバー比が減少することで制動力のコントロール性が高まる点で異なっている。これにより、ペダル踏部50bの高さだけでなく、後輪ブレーキの操作フィーリングを変化させることも可能となる。
上記したように、本発明に係るブレーキペダル構造によれば、接続機構Mが、マスタシリンダ54を押圧するホルダ60と、ブレーキペダル50に固定される後方アーム57と、ホルダ60および後方アーム57を互いに揺動可能に軸支する接続ピン80とを含み、接続ピン80が、ホルダ60に軸支される円形断面の小径軸84および大径軸86と、後方アーム57に軸支される円形断面のアーム支持軸85とを含み、小径軸84および大径軸86に対してアーム支持軸85が偏心しているので、接続ピン80を回動させることで、ブレーキペダル50の初期角度を変更することが可能となり、ブレーキペダル側の重量の増加を抑えつつペダル踏部50bの高さが調整可能なブレーキペダル50を得ることができる。
また、接続ピン80に、軸方向に摺動可能かつ周方向に回転不能な操作部材70が係合されており、ホルダ60に、操作部材70の回動を規制する回動規制部61が設けられており、操作部材70が回動規制部61に向けて付勢部材90によって付勢されているので、工具等を用いることなく、操作部材70を把持することで接続ピン80を回動させることができると共に、操作部材70を意図的に操作しない限り接続ピン80が回動しない構成とすることができる。
図14は、接続機構Mを車幅方向内側から見た斜視図である。自動二輪車1には、ブレーキ操作に伴って尾灯装置18を点灯させるためのブレーキスイッチを設ける必要があるが、操作子を牽引することで作動する機械式ブレーキスイッチにおいて、本実施形態に係るブレーキペダル50に操作子をそのまま係合すると、ブレーキペダル50の高さを変更するたびにブレーキスイッチの作動ポイントを調整する必要が生じてしまう。
そこで、本実施形態では、接続機構Mの下方にブレーキスイッチ93を配設し、接続ピン80の鍔部98の内側に設けられるフック88に、ブレーキスイッチ93の操作子92に連なるスプリングフック91を係合させる構成としている。この構成によれば、フック88が接続ピン80の回動中心と同軸とされることから、接続ピン80を回動させてもブレーキスイッチ93の作動ポイントが変化せず、利便性を高めることができる。
図15は、本実施形態の変形例に係る接続機構Mの斜視図である。前記実施形態では、ホルダ60に回動規制部61を設けていたが、この変形例では、操作部材170に回動規制板175を設ける点に特徴がある。操作部材170は、図8に示した操作部材70と同様に、底面部173と、底面部173の両側に立設する側面部172と、側面部172の端部に設けられる把持部171とを含む。しかし、この変形例では、底面部173の両端部にホルダ60の端面に係合する回動規制板175を設けることで、底面部173がホルダ60に接する回動位置を2カ所に限定している。これにより、例えば、操作部材170の回動位置を2カ所に限定して、ペダル踏部50bの高さのみを変化させるように構成することが可能となる。また、操作部材170に形成されるD字断面の開口の向きを90度または270度(時計方向90度または反時計方向90度)回転させてペダルレシオのみの変化が可能な構成とするほか、上記変形例では左右一対とした回動規制板175を1つとし、回動規制板175が上方を向いた位置で操作部材170が保持されないようにして、操作部材170の回動位置を3カ所に限定してもよい。
図16は、本実施形態の第2変形例に係る接続機構Mの斜視図である。操作部材の形状や操作部材の回動操作を規制するための構造は、種々の変形が可能である。本変形例に係る操作部材270は、アルミ削り出し等からなるダイヤル形状の部品であり、操作部材270を把持した際の手触りや外観性を向上させることができる。
図17は、本実施形態の第2変形例に係る操作部材270をホルダ260から離間させた状態を示す斜視図である。また、図18は操作部材270の背面図である。操作部材270の中央には、接続ピン80の延長部83が貫通する略D字形状の開口272が形成されている。操作部材270の外周面には、指の形状に合わせた凹部273が形成され、回動操作時の手触りや質感が高められる。一方、ホルダ260の側壁261には、接続ピン80の小径84が係合する小径開口262の周囲の同心円上の位置に、くさび型に突出した4つの回動規制部264が等間隔で設けられている。
図18を参照して、操作部材270の背面275には、回動規制部264の形状に合わせた4つの係合凹部274が形成されている。本実施形態では、付勢部材90の付勢力によって回動規制部264と係合凹部274との係合状態を保持すると共に、操作部材270を強く回動させることで、操作部材270を意図的に牽引することなく係合凹部274と回動規制部264との係合状態を解除しながら操作部材270を回動させることが可能となる。なお、回動規制部および凹部の形状は種々の変形が可能であり、例えば、回動規制部を方形とすることで牽引動作と回動操作とを独立して行う構成としてもよい。
なお、自動二輪車の形態、ブレーキペダルの形状や取付位置、マスタシリンダの構造や取付位置、接続機構の構成、後方アームやホルダの形状、接続ピンの形状や構造、操作部材や回動規制部の形状や構造等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係るブレーキペダル構造は、鞍乗型の三輪車や四輪車等に適用することが可能である。
1…鞍乗型車両(自動二輪車)、34…ブレーキキャリパ、50…ブレーキペダル、54…マスタシリンダ、57…アーム(後方アーム)、60…ホルダ、61…回動規制部、62…側壁、64…小径開口、65…大径開口、70…操作部材、72…側面部、73…底面部、74…開口、80…接続ピン、83…延長部、84…小径軸(ホルダ支持軸)、86…大径軸(ホルダ支持軸)、85…アーム支持軸、88…フック(連結部)、90…付勢部材、92…操作子、93…ブレーキスイッチ、M…接続機構、260…ホルダ、261…側壁、264…回動規制部、270…操作部材、272…開口、274…係合凹部、275…底面部

Claims (7)

  1. 鞍乗型車両(1)のブレーキキャリパ(34)に油圧を供給するマスタシリンダ(54)と、該マスタシリンダ(54)に対して接続機構(M)を介して連結されるブレーキペダル(50)とを含んで構成される鞍乗型車両のブレーキペダル構造において、
    前記接続機構(M)は、前記マスタシリンダ(54)を押圧するホルダ(60,260)と、前記ブレーキペダル(50)に固定されるアーム(57)と、前記ホルダ(60,260)および前記アーム(57)を互いに揺動可能に軸支する接続ピン(80)とを含み、
    前記接続ピン(80)が、前記ホルダ(60,260)に軸支される円形断面のホルダ支持軸(84,86)と、前記アーム(57)に軸支される円形断面のアーム支持軸(85)とを含み、
    前記ホルダ支持軸(84,86)に対して前記アーム支持軸(85)が偏心しており、
    前記接続ピン(80)に、軸方向に摺動可能かつ周方向に回転不能な操作部材(70,270)が係合されており、
    前記ホルダ(60,260)に、前記操作部材(70,270)の回動を規制する回動規制部(61,264)が設けられており、
    前記操作部材(70,270)が、前記ホルダ(60,260)に向けて付勢部材(90)によって付勢されていることを特徴とする鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
  2. 前記接続ピン(80)の一端部に、略D字断面の延長部(83)が形成されており、
    前記操作部材(70,270)に、前記延長部(83)の断面形状に合わせた略D字型の開口(74,272)が形成されていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
  3. 前記ホルダ支持軸(84,86)は、同一の回転軸を有する大径軸(86)および小径軸(84)で構成されており、
    前記ホルダ(60,260)には、互いに対向する2つの側壁(62)のそれぞれに、前記大径軸(86)が挿入される大径開口(65)および前記小径軸(84)が挿入される小径開口(64)が形成されており、
    前記アーム支持軸(85)が、前記大径軸(86)と前記小径軸(84)との間に配設されると共に、軸方向視において、前記大径軸(86)の外形の範囲内に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
  4. 前記操作部材(70,270)が、前記ホルダ(60,260)の車幅方向外側に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
  5. 前記大径軸(86)の車幅方向内側面の軸中心位置に、ブレーキスイッチ(93)の操作子(92)を連結するためのフック(88)が設けられていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
  6. 前記回動規制部(61)は、前記ホルダ(60)の側壁(62)に段差を設ける形状とされ、
    前記操作部材(70)は、板状部材を折り曲げることで、前記側壁(62)に当接する底面部(73)および前記回動規制部(61)に当接する側面部(72)を設けた構成とされており、
    前記の側面部(72)または底面部(73)の端面が前記回動規制部(61)に対向することで、前記操作部材(70)の回動が規制されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
  7. 前記回動規制部(264)は、前記ホルダ(260)の側壁(261)に、同心円をなして配設される突起であり、
    前記操作部材(270)の底面部(275)に、前記回動規制部(264)の形状に合わせた係合凹部(274)が設けられており、
    前記回動規制部(264)が前記係合凹部(274)に係合することで、前記操作部材(270)の回動が規制されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両のブレーキペダル構造。
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