JP7135373B2 - 層転写装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像の上に箔などの層を転写する層転写装置に関する。
従来、シートのトナー像が形成された面に複数の層からなる多層フィルムを重ね、トナー像の上に多層フィルムの少なくとも一層を転写する層転写装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、層転写装置は、多層フィルムが巻回された供給軸と、多層フィルムを巻き取る巻取軸とを備えている。
特開昭61-252190号公報
ところで、層転写装置において、例えばシートの種類(ハガキ、普通紙など)に応じて、幅の異なる複数種類の多層フィルムを使用可能にすべく、多層フィルム、供給軸および巻取軸を備えたフィルムカートリッジを、層転写装置の本体筐体に対して交換可能とすることが望まれている。しかしながら、巻取軸に供給する駆動力と供給軸に与える負荷が、フィルムカートリッジの種類に関わらず一定であると、多層フィルムにかかるテンションが多層フィルムの幅の違いに応じて変化してしまう問題が生じる。
これに対し、多層フィルムの幅の違いに応じて、供給軸に与える負荷を変更することで、多層フィルムにかかるテンションを略一定にすることが考えられる。具体的には、例えば、供給軸に連動して回転する出力ギヤをフィルムカートリッジに設け、この出力ギヤにギヤ機構を連結する場合には、多層フィルムの幅の違いに応じて出力ギヤの回転速度が異なるように、フィルムカートリッジ側のギヤのギヤ比を設定することで負荷を変更することができる。
一方、多層フィルムの残量を検知する手法として、出力ギヤに連結されたギヤ機構の所定のギヤの回転速度を検知する方法が挙げられる。この方法では、多層フィルムの使用に応じて供給軸に巻回された多層フィルムの量が少なくなると、巻回された多層フィルムの外径が徐々に小さくなることにより、供給軸の回転速度が徐々に大きくなることを利用して、残量を検知することが可能となっている。
しかしながら、フィルムカートリッジ側のギヤのギヤ比を多層フィルムの幅に応じて変更した場合には、多層フィルムの幅に応じて出力ギヤの回転速度が変わってしまい、残量検知を良好に行えなくなる問題が生じる。
そこで、本発明は、多層フィルムに付与されるテンションを略一定にするために、フィルムカートリッジで収容する多層フィルムの幅に応じて出力ギヤの回転速度が異なるように構成した場合であっても、多層フィルムの残量を精度良く判断することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る層転写装置は、シートのトナー像が形成された面に複数の層からなる多層フィルムを重ね、前記トナー像の上に前記多層フィルムの少なくとも一層を転写する層転写装置である。
前記層転写装置は、幅が第1幅となる第1多層フィルムが巻回された第1供給リールと、前記第1多層フィルムを巻き取る第1巻取リールと、前記第1供給リールに連動して回転する第1出力ギヤとを備えた第1フィルムカートリッジと、幅が前記第1幅よりも小さな第2幅となる第2多層フィルムが巻回された第2供給リールと、前記第2多層フィルムを巻き取る第2巻取リールと、前記第2供給リールに連動して回転する第2出力ギヤとを備えた第2フィルムカートリッジと、が着脱可能となっている。
前記層転写装置は、前記第1巻取リールまたは前記第2巻取リールを回転させる駆動源と、前記第1出力ギヤまたは前記第2出力ギヤに噛合可能であり、前記第1多層フィルムまたは前記第2多層フィルムに所定のテンションを付与するためのギヤ機構と、前記ギヤ機構の所定のギヤの回転速度を検知する回転速度検知部と、前記フィルムカートリッジの種類を検知するカートリッジ検知部と、制御部と、を備える。
前記第1出力ギヤは、前記第1多層フィルムが前記第1供給リールに所定の巻き数で巻かれた状態において、前記駆動源で前記第1巻取リールを所定速度で回転させる場合に第1速度で回転するように構成される。
前記第2出力ギヤは、前記第2多層フィルムが前記第2供給リールに前記所定の巻き数で巻かれた状態において、前記駆動源で前記第2巻取リールを前記所定速度で回転させる場合に前記第1速度よりも小さな第2速度で回転するように構成される。
前記制御部は、前記カートリッジ検知部からの情報に基づいて前記第1フィルムカートリッジが装着されていると判断した場合には、前記回転速度検知部で検知した回転速度が第1閾値を超えたことを条件として、前記第1多層フィルムの残量が所定量よりも少ないと判断し、前記カートリッジ検知部からの情報に基づいて前記第2フィルムカートリッジが装着されていると判断した場合には、前記回転速度検知部で検知した回転速度が前記第1閾値よりも小さな第2閾値を超えたことを条件として、前記第2多層フィルムの残量が前記所定量よりも少ないと判断する。
異なる幅の多層フィルムにかかる単位幅当たりのテンションを略一定にするには、ギヤ機構から出力ギヤに加わるトルク(負荷)を幅が大きい程、大きくすればよい。そして、このようにトルクがかかるようにするには、巻取リールの回転駆動に連動して供給リールが回転しているときの出力ギヤの回転速度を幅が小さい程、小さく設定すればよい。このように多層フィルムに付与されるテンションを略一定にするために、フィルムカートリッジで収容する多層フィルムの幅に応じて回転速度が異なるように出力ギヤを構成した場合であっても、回転速度の閾値を多層フィルムの幅(出力ギヤの回転速度)に応じて設定することで、多層フィルムの幅に関わらず多層フィルムの残量を精度良く判断することができる。
また、前記制御部は、前記駆動源を、第1回転速度、または、当該第1回転速度よりも大きな第2回転速度で駆動可能であり、前記駆動源を前記第2回転速度で回転させる場合には、前記回転速度検知部で検知した回転速度と比較する閾値を、前記駆動源を前記第1回転速度で回転させる場合よりも大きな値に変更してもよい。
これによれば、駆動源の回転速度を変更した場合であっても、多層フィルムの残量を精度良く判断することができる。
また、前記第1速度の前記第2速度に対する倍率と、前記第2回転速度の前記第1回転速度に対する倍率とが同じ所定倍率である場合には、前記第2フィルムカートリッジが装着され、かつ、前記駆動源を前記第2回転速度で回転させる場合において前記回転速度検知部で検知した回転速度と比較する閾値と、前記第1フィルムカートリッジが装着され、かつ、前記駆動源を前記第1回転速度で回転させる場合において前記回転速度検知部で検知した回転速度と比較する閾値とが、同じ値に設定されていてもよい。
また、前記第1幅の前記第2幅に対する倍率は、前記所定倍率であってもよい。
これによれば、異なる幅の多層フィルムにかかる単位幅当たりのテンションを略一定にすることができる。
また、前記第1フィルムカートリッジは、前記第1供給リールの回転軸を中心にして、第1供給リールと一体に回転する第1リールギヤを備え、前記第2フィルムカートリッジは、前記第2供給リールの回転軸を中心にして、第2供給リールと一体に回転する第2リールギヤを備え、前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤは、第1ギヤ部と、当該第1ギヤ部よりも大径となる第2ギヤ部とを有する段ギヤであり、前記第1リールギヤは、前記段ギヤの前記第1ギヤ部に噛み合い、前記第2リールギヤは、前記段ギヤの前記第2ギヤ部に噛み合い、前記第1ギヤ部および前記第2ギヤ部のいずれか一方のギヤは、前記ギヤ機構に噛み合っていてもよい。
これによれば、フィルムカートリッジに段ギヤを設けたので、段ギヤとリールギヤとの噛み合わせる箇所を多層フィルムの幅に応じて変えるだけで、簡単に多層フィルムの幅に応じて出力ギヤの回転速度を変えることができる。
また、前記第1リールギヤおよび前記第2ギヤ部の歯数がともにNであり、前記第2リールギヤおよび前記第1ギヤ部の歯数がともにnであり、N/nは、前記所定倍率の平方根に等しくてもよい。
このような歯数で各ギヤを構成することで、第1速度の第2速度に対する倍率を所定倍率にすることができる。
また、前記回転速度検知部は、ロータリエンコーダであり、前記ギヤ機構は、前記ロータリエンコーダが取り付けられた検知ギヤと、前記第1出力ギヤまたは前記第2出力ギヤに噛合可能な入力ギヤと、前記入力ギヤから前記検知ギヤへ伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとを備えていてもよい。
これによれば、供給リールの多層フィルムを使い切る際に、供給リールから多層フィルムが分離されたとしても、トルクリミッタによって入力ギヤから検知ギヤへのトルクが制限されるので、多層フィルムの分離時に入力ギヤに大きなトルクがかかっても、大きなトルクが検知ギヤに伝達されるのを制限することができる。
また、前記トルクリミッタは、前記検知ギヤと前記入力ギヤとに噛み合う中継ギヤに取り付けられていてもよい。
また、前記入力ギヤ、前記中継ギヤおよび前記検知ギヤは、前記入力ギヤの軸線方向において、前記ロータリエンコーダと前記トルクリミッタとの間に位置していてもよい。
これによれば、ロータリエンコーダとトルクリミッタの干渉を抑えつつ、小型化を図ることができる。
また、前記制御部は、前記第1多層フィルムまたは前記第2多層フィルムの残量が前記所定量よりも少ないと判断した場合に、ニアエンプティ状態であることを報知してもよい。
また、前記制御部は、前記回転速度検知部で検知した回転速度が0になったときに、フィルムカートリッジの交換を報知してもよい。
また、前記多層フィルムは、支持層と、前記トナー像に転写される転写層と、前記支持層と前記転写層との間に配置され、前記支持層から前記転写層を剥離しやすくするための剥離層と、を少なくとも有し、前記転写層が、前記第1供給リールまたは前記第2供給リールに接着剤により接着されていてもよい。
これによれば、供給リールから多層フィルムが分離するときに、剥離層を起点として多層フィルムが切れるので、巻き取られる多層フィルムに接着剤が残ってしまうのを抑えることができ、接着剤で層転写装置の転写部が汚染されるのを抑制することができる。
また、前記多層フィルムの端部は、前記第1供給リールまたは前記第2供給リールに接着されていてもよい。
本発明によれば、多層フィルムに付与されるテンションを略一定にするために、フィルムカートリッジで収容する多層フィルムの幅に応じて出力ギヤの回転速度が異なるように構成した場合であっても、多層フィルムの残量を精度良く判断することができる。
一実施形態に係る箔転写装置の断面図である。 多層フィルムの供給リールへの固定方法を示す図(a)と、供給リールから多層フィルムが分離された状態を示す図(b)である。 フィルムカートリッジを分解して示す図(a)と、第1フィルムカートリッジの構造を示す断面図(b)と、第2フィルムカートリッジの構造を示す図(c)である。 第1フィルムカートリッジの要部を拡大して示す拡大図(a)と、第2フィルムカートリッジの要部を拡大して示す拡大図(b)である。 第1フィルムカートリッジの各ギヤと本体筐体のギヤ機構との関係を示す図(a)と、第2フィルムカートリッジの各ギヤと本体筐体のギヤ機構との関係を示す図(b)と、図(b)の矢印I方向から見た矢視図(c)である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 変形例に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 多層フィルムの幅と駆動源の回転速度と閾値との関係を示すマップである。
本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、箔転写装置の全体構成を簡単に説明した後、フィルムカートリッジ周りの構成や制御部の動作について説明する。
以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下を「上下」とする。
層転写装置の一例としての箔転写装置1は、例えば、レーザプリンタ等の画像形成装置でシートにトナー像を形成した後、シートのトナー像の上に金箔等の箔を転写するための装置である。
図1に示すように、箔転写装置1は、本体筐体2と、本体筐体2の後部に設けられ、例えば、用紙、OHPフィルム等のシートSが載置されるシートトレイ3と、シートトレイ3から供給されるシートSが通過するシート供給口4と、本体筐体2の前部に設けたシート排出口5と、シート排出口5を通して排出されたシートSが載置されるシート排出トレイ6とを備えている。
本体筐体2は、その内部に、シート供給口4からシート排出口5まで延びる搬送経路SPに沿ってシートSを搬送するシート搬送部10と、シート搬送部10から搬送されたシートSに重ねるように多層フィルムFを供給するフィルム供給部20と、シートSと多層フィルムFを重ねた状態で加熱および加圧するフィルム転写部50とを主に備えている。
シート搬送部10は、複数対のローラを含み、シート供給口4を通して供給されたシートSをフィルム転写部50に向けて搬送するシート供給機構15と、フィルム転写部50を通過したシートSをシート排出口5に向けて搬送する一対の搬送ローラ18とを主に備えている。
シート搬送部10は、シート供給機構15により、シートSのトナー像が形成された面(表面)を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSを一枚ずつフィルム転写部50に向けて搬送し、フィルム転写部50を通過して箔が転写されたシートSを、搬送ローラ18によりシート排出口5に向けて案内する。
フィルム供給部20は、多層フィルムFと、供給リール21と、巻取リール31と、支持ローラ41と、剥離ローラ43とを備えている。多層フィルムF、供給リール21、巻取リール31、支持ローラ41、剥離ローラ43は、フィルムカートリッジFCに設けられている。
フィルムカートリッジFCは、本体筐体2の側面に設けたカバー(図示せず)を開けることで露出した開口部(図示せず)を通して、本体筐体2に着脱可能となっている。なお、フィルムカートリッジFCの着脱時において、フィルムカートリッジFCと後述する加圧ローラ51または加熱ローラ61とが干渉しないように、加圧ローラ51および加熱ローラ61の少なくとも一方を移動させて、加圧ローラ51と加熱ローラ61との間にフィルムカートリッジFCを通すための間隔を空けるように構成されている。
フィルムカートリッジFCは、シートSの搬送経路SPにおいて、シート供給機構15と搬送ローラ18の間、且つ搬送経路SPの下側に配置されている。
図2(a)に示すように、多層フィルムFは、支持層Faと、剥離層Fbと、転写層Fcとを有している。支持層Faは、高分子材料からなるテープ状の基材であり、剥離層Fbおよび転写層Fcを支持している。剥離層Fbは、支持層Faから転写層Fcを剥離しやすくするための層であり、支持層Faと転写層Fcとの間に配置されている。転写層Fcは、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウム等の薄い金属である。
多層フィルムFは、例えば、主として高分子材料からなっている。
多層フィルムFの一端部は、供給リール21(詳しくは、後述する供給軸22)に接着剤Bにより接着されている。詳しくは、多層フィルムFを構成する層のうち転写層Fcが供給リール21に接着剤Bにより接着されている。これにより、図2(b)に示すように、供給リール21に巻回された多層フィルムFの残量が少なくなって、供給リール21から多層フィルムFが分離するときに、剥離層Fbを起点として多層フィルムFが切れるので、巻き取られる多層フィルムFに接着剤Bが残ってしまうのを抑えることが可能となっている。
図1に戻って、供給リール21は、多層フィルムFが巻回される供給軸22を有している。供給リール21は、中空円柱状の供給リールケース23に収容されている。供給リール21は、両端部が供給リールケース23に回転可能に支持されている。
巻取リール31は、多層フィルムFを巻き取るための巻取軸32を有しており、多層フィルムFの端部が巻取軸32に固定される。巻取リール31は、中空円柱状の巻取リールケース33に収容されている。巻取リール31は、両端部が巻取リールケース33に回転可能に支持されている。
フィルムカートリッジFCを箔転写装置1に装着した状態において、巻取リール31は、本体筐体2に設けられた駆動源Mによって回転駆動される。巻取リール31が回転すると、供給リール21に巻回された多層フィルムFが引き出され、引き出された多層フィルムFが巻取軸32に巻き取られていく。
支持ローラ41は、トナー像を下にしてシート供給機構15から搬送されるシートSに対して、供給リール21から供給された多層フィルムFを転写層Fcを上にした状態で重ねるように案内するローラである。支持ローラ41は、供給リール21から引き出された多層フィルムFの搬送方向を変えて、シートSの搬送経路SPと略平行に多層フィルムFを案内する。
剥離ローラ43は、フィルム転写部50を通過した多層フィルムFと接触し、巻取リール31が多層フィルムFを巻き取ることにより、フィルム転写部50を通過した多層フィルムFの搬送方向をシートSの搬送経路SPとは異なる方向に変更するローラである。
フィルム転写部50を通過してシートSと重なった状態で搬送された多層フィルムFは、剥離ローラ43を通過する際にシートSとは異なる方向に案内され、シートSから剥離される。
フィルム転写部50は、加圧ローラ51と、加熱ローラ61とを備えており、加圧ローラ51と加熱ローラ61のニップ部において、シートSと多層フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、シートSの搬送経路SPの上側で、シートSの裏面(トナー像が形成された面と反対側の面)と接触する位置に配置される。
加圧ローラ51は、中央部に設けた円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。
加圧ローラ51は、両端部が本体筐体2に回転可能に支持され、駆動源Mによって回転駆動される。加圧ローラ51は、加熱ローラ61に押し当てられることで、加熱ローラ61との間でシートSおよび多層フィルムFを挟持し、加圧ローラ51の回転により加熱ローラ61を従動回転させる。
加熱ローラ61は、シートSの搬送経路SPの下側で、多層フィルムFと接触する位置に配置される。
加熱ローラ61は、円筒状に形成された金属管の内部にヒータ(図示せず)を配置したローラである。
このように構成された箔転写装置1では、シートSの表面を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSが、シート供給機構15により一枚ずつフィルム転写部50に向けて搬送される。
シートSの搬送経路SPに沿って搬送されたシートSは、フィルム転写部50の上流側で、多層フィルムFの搬送経路に沿って供給リール21から供給された多層フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と多層フィルムFの転写層が接触した状態でフィルム転写部50に搬送される。
フィルム転写部50においては、シートSと多層フィルムFが加圧ローラ51と加熱ローラ61のニップ部を通過する際に、加熱ローラ61と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に箔が熱転写される。
箔が熱転写された後、シートSと多層フィルムFは密着した状態で剥離ローラ43まで搬送される。シートSと多層フィルムFが剥離ローラ43を通過すると、多層フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから多層フィルムFが剥離される。
シートSから剥離された多層フィルムFは、巻取リール31の巻取軸32に巻き取られていく。一方、多層フィルムFが剥離されたシートSは、搬送ローラ18によって、箔が転写された表面を下に向けた状態で、シート排出口5からシート排出トレイ6へと排出される。
図3(a)に示すように、フィルムカートリッジFCは、前述した供給リールケース23および巻取リールケース33と、供給リールケース23および巻取リールケース33を支持する一対のベースプレートBPとを備えている。供給リールケース23および巻取リールケース33は、ベースプレートBPに着脱可能となっている。支持ローラ41および剥離ローラ43は、ベースプレートBPに回転可能に支持されている。
フィルムカートリッジFCは、図3(b),(c)に示すように、内部に収容する多層フィルムFの幅の違いに応じて供給リール21周りの構造が多少異なるように構成されている。詳しくは、図3(b)に示すように、幅が第1幅B1となる第1多層フィルムF1を収容する第1フィルムカートリッジFC1は、後述する第2フィルムカートリッジFC2(図3(c)参照)とは異なる構造となる第1供給リール121および第1リールギヤG1と、第1出力ギヤの一例としての段ギヤGsとを備えている。なお、前述した巻取リール31などのその他の構造は、第2フィルムカートリッジFC2と同様の構造となっている。ここで、第1フィルムカートリッジFC1の巻取リール31は、第1巻取リールに相当する。
図3(c)に示すように、幅が第1幅B1よりも小さな第2幅B2となる第2多層フィルムF2を収容する第2フィルムカートリッジFC2は、第1フィルムカートリッジFC1とは異なる構造となる第2供給リール221および第2リールギヤG2と、第2出力ギヤの一例としての段ギヤGsとを備えている。なお、前述した巻取リール31などのその他の構造は、第1フィルムカートリッジFC1と同様の構造となっている。ここで、第2フィルムカートリッジFC2の巻取リール31は、第2巻取リールに相当する。
図4(a)に示すように、幅が第1幅B1となる第1多層フィルムF1が巻回される第1供給リール121は、前述した供給軸22と、円筒状の供給軸22の端部に嵌合により固定される第1フランジ110とを備えている。第1フランジ110は、円柱状の嵌合部111と、嵌合部111よりも大径となる円板状のフランジ部112と、フランジ部112よりも小径となる第1リールギヤG1と、第1リールギヤG1よりも小径となる円柱状部113と、円柱状部113よりも小径となる軸部114とを一体に有している。
嵌合部111は、供給軸22に嵌合する部位であり、フランジ部112の一方の面から突出している。フランジ部112は、第1多層フィルムF1の幅方向の端部の位置を規制する部位であり、幅方向において第1多層フィルムF1の幅方向の端部と対向する位置に配置されている。
第1リールギヤG1は、フランジ部112の嵌合部111とは反対側の面に一体に形成されている。第1リールギヤG1は、第1フランジ110の一部として形成されることで、第1供給リール121の回転軸を中心にして、第1供給リール121と一体に回転する。
円柱状部113は、第1リールギヤG1のフランジ部112とは反対側の面から突出している。円柱状部113は、後述する段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2と干渉しないような径で形成されている。
軸部114は、円柱状部113の第1リールギヤG1とは反対側の面から突出している。軸部114は、供給リールケース23に回転可能に支持されている。
段ギヤGsは、第1ギヤ部Gs1と、当該第1ギヤ部Gs1よりも大径となる第2ギヤ部Gs2とを一体に有している。段ギヤGsは、供給リールケース23に回転可能に支持されており、第1ギヤ部Gs1が第1リールギヤG1に噛み合っている。これにより、第1出力ギヤとしての段ギヤGsが、第1供給リール121に連動して回転するようになっている。
第1リールギヤG1および第2ギヤ部Gs2は、同径となっている。つまり、第1リールギヤG1は、第1ギヤ部Gs1よりも大径となっている。第1リールギヤG1および第2ギヤ部Gs2は、歯数がともにN、つまり同じ数に設定されている。第1ギヤ部Gs1の歯数は、Nよりも少ない数であるnに設定されている。
このように大径の第1リールギヤG1が段ギヤGsの小径の第1ギヤ部Gs1に噛み合うことにより、入力側である第1リールギヤG1の回転速度が、出力側である段ギヤGsで増速されるため、段ギヤGsの回転速度が第1供給リール121の回転速度よりも大きくなっている。
図4(b)に示すように、第1幅B1よりも小さな第2幅B2の第2多層フィルムF2が巻回される第2供給リール221は、前述した供給軸22と、円筒状の供給軸22の端部に嵌合により固定される第2フランジ210とを備えている。第2フランジ210は、第1フィルムカートリッジFC1と同様の構造となる嵌合部111、フランジ部112および軸部114と、第1フィルムカートリッジFC1とは異なる構造となる円柱状部213および第2リールギヤG2とを一体に有している。
円柱状部213は、フランジ部112の嵌合部111とは反対側の面から突出している。円柱状部213は、段ギヤGsの第1ギヤ部Gs1と干渉しないような径で形成されている。
第2リールギヤG2は、円柱状部213のフランジ部112とは反対側の面に一体に形成されている。第2リールギヤG2は、第2フランジ210の一部として形成されることで、第2供給リール221の回転軸を中心にして、第2供給リール221と一体に回転する。
段ギヤGsは、第1フィルムカートリッジFC1に設けた段ギヤGsと同じ構造となっている。第2リールギヤG2は、段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2に噛み合っている。これにより、第2出力ギヤとしての段ギヤGsが、第2供給リール221に連動して回転するようになっている。
第2リールギヤG2および第1ギヤ部Gs1は、同径となっている。つまり、第2リールギヤG2は、第2ギヤ部Gs2よりも小径となっている。第2リールギヤG2および第1ギヤ部Gs1は、歯数がともにn、つまり同じ数に設定されている。
このように小径の第2リールギヤG2が段ギヤGsの大径の第2ギヤ部Gs2に噛み合うことにより、入力側である第2リールギヤG2の回転速度が、出力側である段ギヤGsで減速されるため、段ギヤGsの回転速度が第2供給リール221の回転速度よりも小さくなっている。
以上のように第1フィルムカートリッジFC1および第2フィルムカートリッジFC2が構成されることで、第1供給リール121が所定の基準速度Vaで回転するときに、第1出力ギヤとしての段ギヤGsが第1速度V1で回転し、第2供給リール221が前記基準速度Vaで回転するときに、第2出力ギヤとしての段ギヤGsが第1速度V1よりも小さな第2速度V2で回転するようになっている。詳しくは、第1出力ギヤとしての段ギヤGsは、幅広の第1多層フィルムF1が第1供給リール121に所定の巻き数で巻かれた状態において、駆動源M(図1参照)で第1巻取リールとしての巻取リール31を所定速度で回転させる場合に第1速度V1で回転するように構成される。また、第2出力ギヤとしての段ギヤGsは、幅狭の第2多層フィルムF2が第2供給リール221に所定の巻き数で巻かれた状態において、駆動源Mで第2巻取リールとしての巻取リール31を所定速度で回転させる場合に第1速度V1よりも小さな第2速度V2で回転するように構成される。
図5(a),(b)に示すように、各フィルムカートリッジFC1,FC2の各段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2は、本体筐体2に設けられるギヤ機構G30に噛合可能となっている。詳しくは、第1フィルムカートリッジFC1を本体筐体2に装着すると、第1フィルムカートリッジFC1の段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2がギヤ機構G30に噛み合い、第2フィルムカートリッジFC2を本体筐体2に装着すると、第2フィルムカートリッジFC2の段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2がギヤ機構G30に噛み合うようになっている。ギヤ機構G30は、第1多層フィルムF1または第2多層フィルムF2に所定のテンションを付与するための機構であり、入力ギヤG31と、中継ギヤG32と、検知ギヤG33とを備えている。
入力ギヤG31は、各フィルムカートリッジFC1,FC2の各段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2に噛合可能となっている。中継ギヤG32は、入力ギヤG31と検知ギヤG33の間に配置され、入力ギヤG31と検知ギヤG33とに噛み合っている。
中継ギヤG32には、入力ギヤG31から検知ギヤG33へ伝達されるトルクを制限するトルクリミッタTLが取り付けられている。検知ギヤG33には、回転速度検知部の一例としてのロータリエンコーダREの回転ディスクRE1が取り付けられている。図5(c)に示すように、ロータリエンコーダREは、検知ギヤG33の回転速度を検知する機構であり、周方向に並ぶ複数のスリットが形成された回転ディスクRE1と、回転ディスクRE1のスリットに通すように出射した光を検知する光センサRE2とを備えている。
詳しくは、ロータリエンコーダREは、回転速度に換算できる情報を取得するセンサであり、回転速度に換算するための情報として、光センサの受光部で受光する光の受光回数を取得している。所定時間当たりの光の受光回数は、回転ディスクRE1の回転速度に応じて変化するため、受光回数を所定時間で割ることで、回転速度に換算することができる。
入力ギヤG31、中継ギヤG32および検知ギヤG33は、入力ギヤG31の軸線方向において、ロータリエンコーダREとトルクリミッタTLとの間に位置している。詳しくは、図5(a)に示すように、ロータリエンコーダREの回転ディスクRE1とトルクリミッタTLは、入力ギヤG31の軸線方向から見て重なっており、各ギヤG31~G33に対して同じ側に配置すると干渉してしまうため、干渉を抑えるには、中継ギヤG32または検知ギヤG33の径を大きくする必要がある。これに対し、本実施形態では、各ギヤG31~G33に対して、一方側にロータリエンコーダREを配置し、他方側にトルクリミッタTLを配置したので、中継ギヤG32または検知ギヤG33の径を大きくする必要がなく、ギヤ機構G30の小型化を図ることが可能となっている。
前述したように各フィルムカートリッジFC1,FC2においてギヤ機構G30と噛み合うギヤ構造が異なる構成となることにより、ギヤ機構G30から第1フィルムカートリッジFC1の第1供給リール121に加わるトルク(負荷)が、ギヤ機構G30から第2フィルムカートリッジFC2の第2供給リール221に加わるトルクよりも大きくなっている。詳しくは、第1フィルムカートリッジFC1においては、第1リールギヤG1の回転速度が、段ギヤGsで増速され、第2フィルムカートリッジFC2においては、第2リールギヤG2の回転速度が、段ギヤGsで減速される構成となっている。
そのため、仮にギヤ機構G30に駆動力を入力した場合には、第1フィルムカートリッジFC1においては、段ギヤGsの回転速度が、第1リールギヤG1で減速され、第2フィルムカートリッジFC2においては、段ギヤGsの回転速度が、第2リールギヤG2で増速される。これにより、ギヤ機構G30から第1リールギヤG1に加わるトルクは、ギヤ機構G30から第2リールギヤG2に加わるトルクよりも大きくなる。そのため、各供給リール121,221を同一条件で回転させた場合において、ギヤ機構G30から第1供給リール121に加わるトルク(負荷)が、ギヤ機構G30から第2供給リール221に加わるトルクよりも大きくなる。
これにより、第1供給リール121に巻回されている幅広(第1幅B1)の第1多層フィルムF1には、大きなトルクに応じたテンションがかかり、第2供給リール221に巻回されている幅狭(第2幅B2)の第2多層フィルムF2には、小さなトルクに応じたテンションがかかる。そのため、異なる幅の多層フィルムF1,F2にかかる単位幅当たりのテンションを略一定にすることが可能となっている。
異なる幅の多層フィルムF1,F2にかかる単位幅当たりのテンションを略一定にするには、以下の式(1)に示すように、第1幅B1の第2幅B2に対する倍率と、前述した第1速度V1の第2速度V2に対する倍率とを同じ所定倍率αとすることで実現することができる。
B1/B2=V1/V2=α ・・・(1)
V1:第1供給リール121が基準速度Vaで回転するときの段ギヤGsの回転速度
V2:第2供給リール221が基準速度Vaで回転するときの段ギヤGsの回転速度
また、式(1)を満たすためには、各フィルムカートリッジFC1,FC2の各ギヤの歯数N,nを、以下の式(2)を満たすように設定すればよい。
N/n=√α=√(V1/V2) ・・・(2)
詳しくは、式(2)は、以下のようにして導かれる。
第1リールギヤG1の歯数がNで、段ギヤGsの第1ギヤ部Gs1の歯数がnであることから、以下の式(3)を満たす。
V1=(N/n)・Va ・・・(3)
Va:第1リールギヤの回転速度(前述した基準速度)
また、第2リールギヤG2の歯数がnで、段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2の歯数がNであることから、以下の式(4)を満たす。
V2=(n/N)・Va ・・・(4)
Va:第2リールギヤG2の回転速度(前述した基準速度)
そして、式(3)、(4)を式(1)に代入すると、N/n=αとなるため、式(2)を得ることができる。したがって、N/nを、所定倍率αの平方根と等しくすることで、異なる幅の多層フィルムF1,F2にかかる単位幅当たりのテンションを略一定にすることが可能となっている。
図1に示すように、箔転写装置1は、前述したロータリエンコーダREを備える他、フィルムカートリッジFCの種類を検知するカートリッジ検知部CSと、制御部100と、を備えている。カートリッジ検知部CSとしては、例えば、フィルムカートリッジFCに設けたICチップ内の情報を検知するセンサなどを利用することができる。
制御部100は、CPU、ROM、RAMなどを有し、箔転写を実行する旨の指令を受けた場合に、カートリッジ検知部CSやロータリエンコーダREなどからの情報に基づいて、制御を行うように構成されている。具体的に、制御部100は、箔転写を実行する旨の指令を受けると、駆動源Mを一定の回転速度で回転させる機能を有している。
制御部100は、ロータリエンコーダREからの情報に基づいて、供給リール21に残っている多層フィルムFの残量を推定する機能を有している。ここで、供給リール21に巻回される多層フィルムFの巻き数が少なくなっていくと、最も外側の多層フィルムFから供給リール21の回転中心までの距離が小さくなっていくため、供給リール21の回転速度は、徐々に大きくなる。
制御部100は、このような供給リール21の回転速度の変化を利用して、多層フィルムFの残量を推定している。そして、制御部100は、ロータリエンコーダREで検知した回転速度が所定の閾値Vthを超えたことを条件として、多層フィルムFの残量が所定量よりも少ないと判断し、ニアエンプティ状態であることを報知するように構成されている。
ここで、ニアエンプティ状態とは、多層フィルムFの残量が0に近い状態、つまり多層フィルムFの残量がわずかに残っている状態をいう。なお、報知の方法としては、例えば、箔転写装置1に設けた画面に文字として表示する方法や、ブザーや音声を発する装置によって報知する方法が挙げられる。
また、制御部100は、ロータリエンコーダREで検知した回転速度が0になったときに、フィルムカートリッジFCの交換を報知する機能を有している。なお、報知の方法は、前述した方法が挙げられる。
また、制御部100は、カートリッジ検知部CSからの情報に基づいて、本体筐体2に装着されているフィルムカートリッジFCが、第1フィルムカートリッジFC1であるか第2フィルムカートリッジFC2であるかを判断する機能を有している。そして、制御部100は、装着されているフィルムカートリッジFCの種類に応じて前述した閾値Vthを変更する機能を有している。
次に、制御部100の動作について詳細に説明する。制御部100は、箔転写を実行する旨の指令を受けた場合には、図6に示す制御を実行する。
図6に示す制御において、制御部100は、まず、カートリッジ検知部CSから情報を取得する(S1)。ステップS1の後、制御部100は、カートリッジ検知部CSからの情報に基づいて第1フィルムカートリッジFC1が装着されているか否かを判断する(S2)。
ステップS2において第1フィルムカートリッジFC1が装着されていると判断した場合には(Yes)、ニアエンプティの閾値Vthとして、第1閾値Vth1を設定する(S3)。ステップS2において第1フィルムカートリッジFC1が装着されていない、詳しくは第2フィルムカートリッジFC2が装着されていると判断した場合には(No)、ニアエンプティの閾値Vthとして、第1閾値Vth1よりも小さな第2閾値Vth2を設定する(S4)。
ステップS3またはステップS4の後、制御部100は、ロータリエンコーダREから回転速度Vを取得する(S5)。ステップS5の後、制御部100は、回転速度Vが0であるか否かを判断する(S6)。
ステップS6においてV=0であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、フィルムカートリッジFCの交換を報知して(S7)、本制御を終了する。ステップS6においてV=0でないと判断した場合には(No)、制御部100は、回転速度Vが閾値Vthを超えたか否かを判断する(S8)。
ステップS8においてV>Vthであると判断した場合には(Yes)、制御部100は、ニアエンプティを報知して(S9)、本制御を終了する。ステップS8においてV>Vthでないと判断した場合には(No)、制御部100は、そのまま本制御を終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
幅の異なる多層フィルムFに付与されるテンションを略一定にするために、フィルムカートリッジFCで収容する多層フィルムFの幅に応じて段ギヤGsの回転速度を異なるように構成した場合であっても、回転速度の閾値Vthを多層フィルムFの幅(段ギヤGsの回転速度)に応じて設定するので、多層フィルムFの幅に関わらず多層フィルムFの残量を精度良く判断することができる。
第1幅B1の第2幅B2に対する倍率と、第1速度V1の第2速度V2に対する倍率とを同じ所定倍率αとしたので、異なる幅の多層フィルムFにかかる単位幅当たりのテンションを略一定にすることができる。
フィルムカートリッジFCに段ギヤGsを設けたので、段ギヤGsと各リールギヤG1,G2との噛み合わせる箇所を多層フィルムFの幅に応じて変えるだけで、簡単に多層フィルムFの幅に応じて出力ギヤである段ギヤGsの回転速度を変えることができる。
第1リールギヤG1および第2ギヤ部Gs2の歯数をともにNとし、第2リールギヤG2および第1ギヤ部Gs1の歯数をともにnとし、N/nを所定倍率αの平方根に等しい値としたので、第1速度V1の第2速度V2に対する倍率を所定倍率αにすることができる。
入力ギヤG31から検知ギヤG33へ伝達されるトルクを制限するトルクリミッタTLを設けたので、供給リール21の多層フィルムFを使い切る際に、供給リール21から多層フィルムFが分離されたとしても、トルクリミッタTLによって入力ギヤG31から検知ギヤG33へのトルクが制限されるので、多層フィルムFの分離時に入力ギヤG31に大きなトルクがかかっても、大きなトルクが検知ギヤG33に伝達されるのを制限することができる。
入力ギヤG31、中継ギヤG32および検知ギヤG33を、入力ギヤG31の軸線方向において、ロータリエンコーダREとトルクリミッタTLとの間に配置したので、ロータリエンコーダREとトルクリミッタTLの干渉を抑えつつ、ギヤ機構G30の小型化を図ることができる。
多層フィルムFの転写層Fcを供給リール21に接着剤Bにより接着したので、供給リール21から多層フィルムFが分離するときに、剥離層Fbを起点として多層フィルムFが切れるので、巻き取られる多層フィルムFに接着剤Bが残ってしまうのを抑えることができ、接着剤Bで箔転写装置1のフィルム転写部50が汚染されるのを抑制することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の部材や処理には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、制御部100によって駆動源Mを一定の回転速度で回転させることとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、制御部100が、シートSの厚さや転写層Fcの種類などに応じて駆動源Mの回転速度を変更するように構成されていてもよい。ここで、シートSの厚さや転写層Fcの種類によっては、長く時間をかけて定着したい場合があるため、このような場合を考慮して、通常の回転速度よりも小さい回転速度で駆動源Mを駆動することができるように制御部100が構成されていてもよい。
具体的に、このような形態において、制御部100は、駆動源Mを、第1回転速度Vm1、または、当該第1回転速度Vm1よりも大きな第2回転速度Vm2で駆動可能となっている。詳しくは、制御部100は、カートリッジ検知部CSからの情報に基づいて転写層Fcの種類が例えばAタイプであると判断した場合には、第1回転速度Vm1で駆動源Mを駆動し、例えばBタイプであると判断した場合には、第2回転速度Vm2で駆動源Mを駆動する
また、制御部100は、駆動源Mを第2回転速度Vm2で回転させる場合には、ロータリエンコーダREで検知した回転速度Vと比較する閾値Vthを、駆動源Mを第1回転速度Vm1で回転させる場合よりも大きな値に変更する機能を有している。ここで、この形態においては、前述した第1フィルムカートリッジFC1は、転写層Fcの種類がAタイプとBタイプの2種類の第1多層フィルムF1が選択的に収容されることとする。また、第2フィルムカートリッジFC2は、転写層Fcの種類がAタイプとBタイプの2種類の第2多層フィルムF2が選択的に収容されることとする。
図8に示すように、制御部100は、第1フィルムカートリッジFC1が装着され(幅広)、かつ、転写層Fcの種類がAタイプである場合には、閾値Vthを前述した第1閾値Vth1に設定し、第1フィルムカートリッジFC1が装着され(幅広)、かつ、転写層Fcの種類がBタイプである場合には、閾値Vthを第1閾値Vth1よりも大きな第3閾値Vth3に設定するように構成されている。また、制御部100は、第2フィルムカートリッジFC2が装着され(幅狭)、かつ、転写層Fcの種類がAタイプである場合には、閾値Vthを前述した第2閾値Vth2に設定し、第2フィルムカートリッジFC2が装着され(幅狭)、かつ、転写層Fcの種類がBタイプである場合には、閾値Vthを第2閾値Vth2よりも大きな第4閾値Vth4に設定するように構成されている。
ここで、第4閾値Vth4は、第2フィルムカートリッジFC2が装着され(幅狭)、かつ、駆動源Mを第2回転速度Vm2で回転させる場合(Bタイプの場合)においてロータリエンコーダREで検知した回転速度Vと比較する閾値である。また、第3閾値Vth3は、第1フィルムカートリッジFC1が装着され(幅広)、かつ、駆動源Mを第1回転速度Vm1で回転させる場合(Aタイプの場合)においてロータリエンコーダREで検知した回転速度Vと比較する閾値である。第2回転速度Vm2の第1回転速度Vm1に対する倍率を前述した所定倍率αとした場合には、第4閾値Vth4は、第3閾値Vth3と同じ値に設定される。
具体的には、例えば、所定倍率αを2とした場合には、第2フィルムカートリッジFC2が装着され(幅狭)、かつ、駆動源Mを第1回転速度Vm1で回転させる場合における第2閾値Vth2を、33rpmとした場合、第4閾値Vth4を、第2閾値Vth2の2倍の値、つまり66rpmとすればよい。また、第1フィルムカートリッジFC1が装着され(幅広)、かつ、駆動源Mを第1回転速度Vm1で回転させる場合における第1閾値Vth1を、第2閾値Vth2の2倍の値、つまり66rpmとし、第3閾値Vth3を、第1閾値Vth1の2倍の値、つまり132rpmとすればよい。
なお、この形態に係る制御部100は、例えば図7に示す制御を実行する。図7に示す制御では、前述した図6の制御におけるステップS2~S4の代わりに、新たなステップS21~S24が設けられている。
図7に示す制御では、制御部100は、前述したステップS1で取得したに基づいて、転写層Fcの種類が所定の種類であるか否かを判断する(S21)。ステップS21において転写層Fcの種類が所定の種類である、例えばAタイプであると判断した場合には(Yes)、制御部100は、駆動源Mを第1回転速度Vm1で駆動する(S22)。
ステップS21において転写層Fcの種類が所定の種類でない、例えばBタイプであると判断した場合には(No)、制御部100は、駆動源Mを第1回転速度Vm1よりも大きな第2回転速度Vm2で駆動する(S23)。ステップS22またはステップS23の後、制御部100は、図8に示すマップに基づいて、多層フィルムFの幅と駆動源Mの回転速度に応じて閾値Vthを設定する(S24)。ステップS24の後、制御部100は、前述したステップS5の処理に移行する。
以上、この形態によれば、多層フィルムFの幅の種類だけでなく、駆動源Mの回転速度の変更に応じても閾値Vthを変更するので、多層フィルムFの残量をより精度良く判断することができる。
前記実施形態では、多層フィルムFを3層で構成したが、本発明はこれに限定されず、多層フィルムは、4層以上で構成されてもよい。
前記実施形態では、段ギヤGsの第2ギヤ部Gs2がギヤ機構G30に噛み合うように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば段ギヤの第1ギヤ部がギヤ機構に噛み合うように構成されていてもよい。
前記実施形態では、段ギヤGsを出力ギヤとして例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、段ギヤに噛み合う別のギヤを出力ギヤとしてもよい。
前記実施形態では、多層フィルムFの幅に応じて閾値Vthを変更したが、本発明はこれに限定されず、閾値Vthと比較するパラメータを、多層フィルムの幅に応じて変更してもよい。詳しくは、制御部は、カートリッジ検知部からの情報に基づいて第2フィルムカートリッジが装着されていると判断した場合には、回転速度検知部で検知した回転速度Vに所定値Vzを加算した値(V+Vz)が第1閾値Vth1を超えたことを条件として、第2多層フィルムの残量が所定量よりも少ないと判断してもよい。つまり、この場合、制御部は、(V+Vz)>Vth1を判断することになるが、これは、V>(Vth1-Vz)を判断していることと同じであるため、この場合における制御部も、回転速度検知部で検知した回転速度が第1閾値よりも小さな第2閾値を超えたか否かを実質判断している。
シートSは、例えば、厚紙、はがき、薄紙などの用紙であってもよいし、OHPシートであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 箔転写装置
100 制御部
121 第1供給リール
221 第2供給リール
B1 第1幅
B2 第2幅
CS カートリッジ検知部
F1 第1多層フィルム
F2 第2多層フィルム
FC1 第1フィルムカートリッジ
FC2 第2フィルムカートリッジ
G30 ギヤ機構
Gs 段ギヤ
M 駆動源
RE ロータリエンコーダ
S シート
V 回転速度
V1 第1速度
V2 第2速度
Vth1 第1閾値
Vth2 第2閾値

Claims (13)

  1. シートのトナー像が形成された面に複数の層からなる多層フィルムを重ね、前記トナー像の上に前記多層フィルムの少なくとも一層を転写する層転写装置であって、
    幅が第1幅となる第1多層フィルムが巻回された第1供給リールと、前記第1多層フィルムを巻き取る第1巻取リールと、前記第1供給リールに連動して回転する第1出力ギヤとを備えた第1フィルムカートリッジと、
    幅が前記第1幅よりも小さな第2幅となる第2多層フィルムが巻回された第2供給リールと、前記第2多層フィルムを巻き取る第2巻取リールと、前記第2供給リールに連動して回転する第2出力ギヤとを備えた第2フィルムカートリッジと、が着脱可能であり、
    前記第1巻取リールまたは前記第2巻取リールを回転させる駆動源と、
    前記第1出力ギヤまたは前記第2出力ギヤに噛合可能であり、前記第1多層フィルムまたは前記第2多層フィルムに所定のテンションを付与するためのギヤ機構と、
    前記ギヤ機構の所定のギヤの回転速度を検知する回転速度検知部と、
    前記フィルムカートリッジの種類を検知するカートリッジ検知部と、
    制御部と、を備え、
    前記第1出力ギヤは、前記第1多層フィルムが前記第1供給リールに所定の巻き数で巻かれた状態において、前記駆動源で前記第1巻取リールを所定速度で回転させる場合に第1速度で回転するように構成され、
    前記第2出力ギヤは、前記第2多層フィルムが前記第2供給リールに前記所定の巻き数で巻かれた状態において、前記駆動源で前記第2巻取リールを前記所定速度で回転させる場合に前記第1速度よりも小さな第2速度で回転するように構成され、
    前記制御部は、
    前記カートリッジ検知部からの情報に基づいて前記第1フィルムカートリッジが装着されていると判断した場合には、前記回転速度検知部で検知した回転速度が第1閾値を超えたことを条件として、前記第1多層フィルムの残量が所定量よりも少ないと判断し、
    前記カートリッジ検知部からの情報に基づいて前記第2フィルムカートリッジが装着されていると判断した場合には、前記回転速度検知部で検知した回転速度が前記第1閾値よりも小さな第2閾値を超えたことを条件として、前記第2多層フィルムの残量が前記所定量よりも少ないと判断することを特徴とする層転写装置。
  2. 前記制御部は、
    前記駆動源を、第1回転速度、または、当該第1回転速度よりも大きな第2回転速度で駆動可能であり、
    前記駆動源を前記第2回転速度で回転させる場合には、前記回転速度検知部で検知した回転速度と比較する閾値を、前記駆動源を前記第1回転速度で回転させる場合よりも大きな値に変更することを特徴とする請求項1に記載の層転写装置。
  3. 前記第1速度の前記第2速度に対する倍率と、前記第2回転速度の前記第1回転速度に対する倍率とが同じ所定倍率であり、
    前記第2フィルムカートリッジが装着され、かつ、前記駆動源を前記第2回転速度で回転させる場合において前記回転速度検知部で検知した回転速度と比較する閾値と、前記第1フィルムカートリッジが装着され、かつ、前記駆動源を前記第1回転速度で回転させる場合において前記回転速度検知部で検知した回転速度と比較する閾値とが、同じ値に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の層転写装置。
  4. 前記第1幅の前記第2幅に対する倍率は、前記所定倍率であることを特徴とする請求項3に記載の層転写装置。
  5. 前記第1フィルムカートリッジは、前記第1供給リールの回転軸を中心にして、第1供給リールと一体に回転する第1リールギヤを備え、
    前記第2フィルムカートリッジは、前記第2供給リールの回転軸を中心にして、第2供給リールと一体に回転する第2リールギヤを備え、
    前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤは、第1ギヤ部と、当該第1ギヤ部よりも大径となる第2ギヤ部とを有する段ギヤであり、
    前記第1リールギヤは、前記段ギヤの前記第1ギヤ部に噛み合い、
    前記第2リールギヤは、前記段ギヤの前記第2ギヤ部に噛み合い、
    前記第1ギヤ部および前記第2ギヤ部のいずれか一方のギヤは、前記ギヤ機構に噛み合うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の層転写装置。
  6. 前記第1リールギヤおよび前記第2ギヤ部の歯数がともにNであり、
    前記第2リールギヤおよび前記第1ギヤ部の歯数がともにnであり、
    N/nは、前記所定倍率の平方根に等しいことを特徴とする請求項に記載の層転写装置。
  7. 前記回転速度検知部は、ロータリエンコーダであり、
    前記ギヤ機構は、前記ロータリエンコーダが取り付けられた検知ギヤと、前記第1出力ギヤまたは前記第2出力ギヤに噛合可能な入力ギヤと、前記入力ギヤから前記検知ギヤへ伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の層転写装置。
  8. 前記トルクリミッタは、前記検知ギヤと前記入力ギヤとに噛み合う中継ギヤに取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の層転写装置。
  9. 前記入力ギヤ、前記中継ギヤおよび前記検知ギヤは、前記入力ギヤの軸線方向において、前記ロータリエンコーダと前記トルクリミッタとの間に位置することを特徴とする請求項8に記載の層転写装置。
  10. 前記制御部は、前記第1多層フィルムまたは前記第2多層フィルムの残量が前記所定量よりも少ないと判断した場合に、ニアエンプティ状態であることを報知することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の層転写装置。
  11. 前記制御部は、前記回転速度検知部で検知した回転速度が0になったときに、フィルムカートリッジの交換を報知することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の層転写装置。
  12. 前記多層フィルムは、支持層と、前記トナー像に転写される転写層と、前記支持層と前記転写層との間に配置され、前記支持層から前記転写層を剥離しやすくするための剥離層と、を少なくとも有し、
    前記転写層が、前記第1供給リールまたは前記第2供給リールに接着剤により接着されることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の層転写装置。
  13. 前記多層フィルムの端部が前記第1供給リールまたは前記第2供給リールに接着されることを特徴とする請求項12に記載の層転写装置。
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