JP2003221020A - ラベル貼付機 - Google Patents

ラベル貼付機

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JP2003221020A
JP2003221020A JP2002015972A JP2002015972A JP2003221020A JP 2003221020 A JP2003221020 A JP 2003221020A JP 2002015972 A JP2002015972 A JP 2002015972A JP 2002015972 A JP2002015972 A JP 2002015972A JP 2003221020 A JP2003221020 A JP 2003221020A
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JP
Japan
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label
continuum
sticking
peeling
label sticking
Prior art date
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Application number
JP2002015972A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamaguchi
保博 山口
Koichi Otani
公一 大谷
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベルを確実に且つ正確に卵等の物品に貼付
することができる、ラベル貼付機を提供する。また、作
業性を低下させることなく、ラベルを確実に且つ正確に
卵等の物品に貼付することができる、ラベル貼付機を提
供する。 【解決手段】 1つのラベル貼着手段122で1つの列
の鶏卵毎にラベルが貼着され、容器が下流側に搬送され
た後、他のラベル貼着手段122で他の列の鶏卵毎にラ
ベルが貼着される。送風手段158が搬送方向に所定の
間隔を隔てて、且つ、搬送方向の幅方向の一方側および
他方側に交互に配置される。各送風手段158は、各ラ
ベル貼着手段122の上流側に配置されるため、各ラベ
ル貼着手段122で各列の鶏卵の上にラベルを貼着する
前に、送風手段158で容器内のレーベル等に向かって
送風することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ラベル貼付機に
関し、特に、鶏卵等の卵、果実、その他の球状,楕円球
状等の曲面部を有する物品の曲面部にラベルを自動的に
貼着するためのラベル貼付機に関する。
【0002】
【従来の技術】図23は本願発明の背景となる従来の鶏
卵等のラベル印字貼付装置の一例を示す正面図解図であ
り、図24はその平面図解図である。この従来例のラベ
ル印字貼付装置1は、2列に並列配置されたラベルテー
プRをそれぞれロール状に保持する2つのラベル保持部
2を含む。2列のラベルテープRは、それぞれ、帯状の
剥離紙の表面に間隔を隔てて複数のラベルrを仮着した
ものである。2列のラベルテープRは、フィードローラ
3a,3bにより下流側へと並列した状態で送られる。
そして、印字部4では、産卵日および賞味期限日等の表
示がラベルrに印刷される。印字部4は、ドットプリン
タ、インクジェットプリンタおよびサーマルプリンタ等
の印刷ヘッドを含む印字方式が適宜採用され、制御部
(図示せず)により一括制御される。さらに、2列のラ
ベルテープRは、ラベルテープ規制部5によって、それ
らの列間隔が広げられる。一方、卵7は、上方が開放さ
れたパック容器7A内に2列に並列配置された状態で、
コンベヤ8によって搬送されてくる。この場合、2列で
並列走行するラベルテープRの間隔は、コンベヤ8で2
列に搬送されてくる卵7の頂上幅間の間隔に広げられ
る。その後、ラベル貼付部6では、剥離プレート6aに
よって剥離されたラベルrが卵7の頂上面部に貼付され
る。また、ラベルrが剥離された後のラベルテープRの
剥離紙(カス)は、巻取部9に巻き取られる。上述した
従来のラベル印字貼付装置1では、ラベルテープ規制部
5によって、並列走行する2列のラベルテープRの搬送
列幅が搬送されてくる2列の卵8の列幅に変更された
後、ラベル貼付部6において、ほぼ同時にラベルrが卵
7に貼付される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、環境や食物の安全性が叫ばれる中、パック容器7A
内に、生産地、生産者、卵の特長および高級品質を表示
するレーベルや説明書等の紙片が挟み込まれている場合
が多く、その場合、上述したような従来の鶏卵等のラベ
ル印字貼付装置1では、レーベルや説明書等の紙片が卵
7の頂上部に被さってしまい、ラベルrがレーベルや説
明書等の紙片に邪魔される等の不都合が生じ、ラベルr
を卵7に確実に且つ正確に貼付することができない。し
かも、レーベルや説明書の紙片は、その形状、大きさ、
枚数および紙質等が一定ではなく、種々雑多なものが使
用されているため、一層、ラベルrを確実に且つ正確に
卵7に貼付することが困難なものとなっている。さら
に、上述した従来の鶏卵等のラベル印字貼付装置1で
は、ラベル貼付部6の剥離プレート6aによって剥離さ
れたラベルrが、コンベヤ9の搬送速度に略等しい速度
で且つ卵7の頂上面部がラベルrに到達するタイミング
で送り出されることによってのみ、卵7の頂上面部に貼
付される。そのため、僅かにそのタイミングがずれた
り、搬送されてくる卵7の個体差から生じる卵7の高さ
の違いによっては的確に対応することができない。この
場合、ラベルrを確実に且つ卵7の正確な位置に貼付す
ることがより一層困難なものとなっている。また、上述
した従来の鶏卵等のラベル印字貼付装置1では、印字部
4が制御部(図示せず)により一括制御されているの
で、たとえば一方の印字部4の印字ヘッドが故障ないし
劣化したとき、一旦、両方の印字部4の動作を停止させ
た後で、修理したり部品を交換していた。この場合、両
方の印字部4の動作が一旦停止されるため、その分、ラ
ベル印字貼付装置1の作業性が低下する。さらに、上述
した従来の鶏卵等のラベル印字貼付装置1では、巻取部
9の駆動を規制するフィードローラ3bが制御部(図2
3,図24では図示せず)により制御されているため、
巻取部9に巻き取られたラベルテープRの剥離紙(カ
ス)を取外す場合、一旦、ラベル印字貼付装置1全体の
動作を停止させた後に取外していた。この場合もまた、
ラベル印字貼付装置1全体の動作が一旦停止されるの
で、その分、ラベル印字貼付装置1の作業性が低下す
る。また、上述した従来の鶏卵等のラベル印字貼付装置
1では、ラベル保持部2に保持されたロール状のラベル
テープRが全て使用されると、一旦、ラベル印字貼付装
置1全体の動作を停止させた後、新たに、ロール状のラ
ベルテープRがラベル保持部2に取付けられる。この場
合、ラベル印字貼付装置1全体の動作が一旦停止される
ので、その分、ラベル印字貼付装置1の作業性が低下す
る。
【0004】それゆえに、本願発明の主たる目的は、ラ
ベルを確実に且つ正確に卵等の物品に貼付することがで
きる、ラベル貼付機を提供することである。また、本願
発明の他の目的は、作業性を低下させることなく、ラベ
ルを確実に且つ正確に卵等の物品に貼付することができ
る、ラベル貼付機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる本願発
明は、搬送方向の上流側から下流側へと搬送手段により
搬送される容器内に複数列配列された卵、果実、その他
の球状,楕円球状等の曲面部を有する物品の該曲面部に
単葉型のラベルを貼着するためのラベル貼付機であっ
て、帯状の剥離台紙の一方主面に間隔を隔ててラベルが
剥離可能に配置されたラベル連続体をロール状に保持す
るラベル保持手段と、ラベル保持手段からラベル連続体
を引き出して所定の移送経路に移送させるラベル連続体
送り手段と、ラベル連続体の移送経路で、ラベル連続体
のラベルを剥離するラベル剥離手段と、ラベル剥離手段
の近傍に配設され、ラベル剥離手段で剥離されたラベル
を物品に貼着するラベル貼着手段と、ラベル剥離手段で
ラベルが剥離された後の剥離台紙を巻き取る巻取り手段
と、搬送方向の幅方向の一方側および他方側に配置さ
れ、搬送路上を搬送されてくる物品に向かって送風する
送風手段と、容器の搬送速度に対応して、ラベル連続体
送り手段、ラベル剥離手段、ラベル貼着手段、巻取り手
段および送風手段の動きを制御する制御手段とを含み、
ラベル保持手段、ラベル連続体送り手段、ラベル剥離手
段、ラベル貼着手段および巻取り手段を包含する一連の
手段を1組としたとき、物品の配列数に応じて、複数組
の該一連の手段が配置され、複数列に配列された物品の
各列の上方には、それぞれ、ラベル貼着手段が配置さ
れ、且つ、複数のラベル貼着手段は、搬送方向に所定の
間隔をもって配置され、さらに、複数の送風手段は、搬
送方向に間隔を隔てて、複数のラベル貼着手段の上流側
にそれぞれ配置されることを特徴とする、ラベル貼付機
である。請求項2にかかる本願発明は、請求項1の発明
に従属する発明であり、ラベル連続体の移送経路で、ラ
ベル連続体のラベルの表面に製造年月日等の物品に関す
る情報を印字する情報印字手段をさらに包含し、情報印
字手段は、物品の配列数に応じて、複数組配置され、制
御手段により制御される、ラベル貼付機である。請求項
3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2の発明
に従属する発明であり、容器内に配列された物品の配列
数が2列であって、2組のラベル貼着手段の内、一方の
ラベル貼着手段は、一方の物品の列の上方に配置され、
他方のラベル貼着手段は、他方の物品の列の上方に配置
され、且つ、一方のラベル貼着手段と他方のラベル貼着
手段とは、搬送路の搬送方向に所定の間隔を隔てて配置
され、さらに、2組の送風手段の内、一方の送風手段
は、搬送方向にみて、一方のラベル貼着手段の上流側に
配置され、他方の送風手段は、他方のラベル貼着手段の
上流側に配置されると共に、且つ、一方および他方の送
風手段は、搬送方向の幅方向の一方側および他方側に交
互に配置されることを特徴とする、ラベル貼付機であ
る。請求項4にかかる本願発明は、請求項1〜請求項3
のいずれかの発明に従属する発明であり、ラベル貼着手
段は、ラベル剥離手段の近傍に配置される複数のリング
状のラベル貼着ローラと、複数のラベル貼着ローラの孔
に挿通され、複数のラベル貼着ローラを支持する軸部と
を含み、複数のラベル貼着ローラは、物品の曲面部に当
接可能に軸部の軸方向に並列配置されると共に、複数の
ラベル貼着ローラの孔径が軸部の軸径よりも大きく形成
され、複数のラベル貼着ローラのそれぞれが個別に軸部
の少なくとも軸径方向に変位可能に配設されることを特
徴とする、ラベル貼付機である。請求項5にかかる本願
発明は、請求項4の発明に従属する発明であり、ラベル
貼着ローラの周表面には、シリコーン樹脂、シリコーン
ゴム等の剥離性を有する材質からなる剥離材層が配設さ
れることを特徴とする、ラベル貼付機である。請求項6
にかかる本願発明は、請求項1〜請求項5のいずれかの
発明に従属する発明であり、情報印字手段は、複数の印
字部を有する印字ヘッドと、印字ヘッドを支持する印字
ヘッドホルダと、ラベル連続体の移送経路の上側で且つ
移送経路の幅方向に配設され、印字ヘッドを回動自在に
支持する枢軸部と、枢軸部の軸方向に印字ヘッドを自在
に変位させることにより、印字部の印字位置を変更可能
にする印字位置変更機構を含むことを特徴とする、ラベ
ル貼付機である。請求項7にかかる本願発明は、請求項
1〜請求項6のいずれかの発明に従属する発明であり、
巻取り手段は、フレームと、フレームに支持され、ラベ
ル剥離手段でラベルが剥離された後の剥離台紙をロール
状に巻き取る巻取りリールと、フレームに支持され、巻
取りリールを駆動させる巻取りリール駆動部と、巻取り
リールに巻き取られる剥離台紙に一定の張力を付与する
テンションアームと、フレームに回動自在に支持され、
テンションアームの軸方向の中間部を支持する支持軸部
と、支持軸部に支持され、支持軸部の回動と連動して回
動すると共に、その外周面の一部に異形部を有する環形
板状のカムと、その一端側がカムに固定され、その他端
側がフレームに固定される付勢部材と、剥離台紙の張力
を調整するために、カムの近傍でフレームに支持され、
テンションアームの回動位置を検出して巻取りリール駆
動部をON/OFFさせる検出部と、巻取りリールの近
傍に配設され、巻取りリール駆動部の動作を強制的に停
止させる停止手段を含み、巻取り手段を物品が搬送され
る搬送経路から分離した場所に配設したことを特徴とす
る、ラベル貼付機である。請求項8にかかる本願発明
は、請求項1〜請求項7のいずれかの発明に従属する発
明であり、ラベル保持手段から引き出されたラベル連続
体の終端に、新規なラベル連続体の始端を連続的に接続
するラベル連続体継ぎ手段をさらに含み、ラベル連続体
継ぎ手段は、一方のラベル連続体の終端と他方のラベル
連続体の始端とを突き合わせる突き合わせ機構と、一方
のラベル連続体および他方のラベル連続体の裏面側か
ら、一方のラベル連続体と他方のラベル連続体との突き
合わせ端部を覆うようにして、一方のラベル連続体およ
び他方のラベル連続体の裏面に接続部材を取付ける接続
部材付与機構とを含む、ラベル貼付機である。
【0006】〔作用〕請求項1および請求項2にかかる
本願発明のラベル貼付機では、上流側から下流側に搬送
されてくる物品各列の搬送経路の上側に、複数のラベル
貼着手段が配置される。この場合、各ラベル貼着手段
は、それぞれ、搬送方向に沿って、順次、所定の間隔を
隔てて配置される。そのため、搬送経路において、1つ
のラベル貼着手段で1つの列の物品毎にラベルが貼着さ
れ、容器が下流側に搬送された後、他のラベル貼着手段
で他の列の物品毎にラベルが貼着され、さらに、容器が
下流側に搬送された後、さらに他のラベル貼着手段でさ
らに他の列の物品毎にラベルが貼着される。つまり、容
器内に複数列に配列された物品は、搬送方向に搬送され
ながら、時間差をもって、物品の列毎にラベルが貼着さ
れる。また、請求項1および請求項2にかかる本願発明
のラベル貼付機では、送風手段が搬送方向に所定の間隔
を隔てて配置される。この場合、各送風手段は、それぞ
れ、各ラベル貼着手段の上流側に配置されるため、各ラ
ベル貼着手段で各列の物品の上にラベルを貼着する前
に、送風手段で物品に向かって送風することが可能とな
る。そのため、請求項1および請求項2にかかる本願発
明のラベル貼付機では、容器内の複数列配列された物品
の2列間に、物品に関する情報が記載されたレーベルや
説明書等の紙片が差込まれ、ある列の物品の上側に該紙
片が被さっている場合でも、ラベルを貼着する前に送風
手段の風で他の列側に該紙片を傾倒させた後、ラベルを
貼着することができる。したがって、従来の技術に比べ
て、支障無く物品にラベルを貼着することができ、ラベ
ルの貼着条件が良好なものとなる。さらに、請求項1お
よび請求項2にかかる本願発明のラベル貼付機では、複
数組の一連の手段が、各制御部によって、組毎にそれぞ
れ別個に制御されるため、ラベル貼付機全体の動作を停
止させることなく、つまり、複数組の一連の手段を同時
に停止させることなく、各組毎の点検・修理等が別個に
行うことが可能となる。請求項3にかかる本願発明のラ
ベル貼付機では、特に、送風手段が搬送方向に所定の間
隔を隔てて、且つ、搬送方向の幅方向の一方側および他
方側に交互に配置される。請求項4にかかる本願発明の
ラベル貼付機では、特に、ラベル貼着手段が複数のラベ
ル貼着ローラを有し、該複数のラベル貼着ローラは、そ
れぞれ別個に物品の曲面部に沿って揺動するため、物品
の高さに応じて、ラベルを物品の上側から押えて貼着す
ることが可能となる。また、物品の曲面部の凹凸差にも
対応することができる。したがって、ラベル剥離手段か
ら剥離されたラベルを正確に物品に貼着することが可能
となる。請求項5にかかる本願発明のラベル貼付機で
は、特に、複数のラベル貼着ローラの表面に剥離材層が
配設されているため、万一、ラベルがラベル貼着ローラ
に付着しても、付着したラベルを簡単に剥がすことが可
能となる。請求項6にかかる本願発明のラベル貼付機で
は、特に、情報印字手段が印字位置変更機構を有し、該
印字位置変更機構によって、印字ヘッドをラベル連続体
の移送方向に対して幅方向に変位させることができる。
そのため、印字ヘッドの内のある印字部が劣化ないし故
障しても、印字ヘッドを変位させることによって、他の
印字部を使用することができる。つまり、印字ヘッドの
印字位置を適宜変更することが可能となる。請求項7に
かかる本願発明のラベル貼付機では、特に、巻取り手段
が巻取りリール駆動部の動作を強制的に停止させる停止
手段を有し、巻取り手段を物品が搬送される搬送経路か
ら分離した場所に配設される。この場合、停止手段によ
り巻取りリール駆動部の動作だけを単独で停止させるこ
とができる。そのため、巻取り手段以外の一連の手段の
作業を停止させることなく、巻取りリールに保持された
剥離台紙を交換することが可能となり、ラベル貼付機全
体の作業性を低下させることがない。また、巻取り手段
が搬送経路から分離された場所に配設されるため、巻取
りリールに保持された剥離台紙の交換作業をする場合、
作業者が誤って不用意に、ラベル連続体送り手段、情報
印字手段、ラベル剥離手段およびラベル貼着手段等に接
触してそれらの動作を妨げる恐れがない。請求項8にか
かる本願発明では、突き合わせ機構により、一方のラベ
ル連続体の終端と他方のラベル連続体の始端とが突き合
わされる。この場合、一方のラベル連続体および他方の
ラベル連続体は、ほぼ同一平面上に配置される。さら
に、接続部材付与機構により、一方のラベル連続体と他
方のラベル連続体とが間断なく接続部材で連続的に継が
れる。この場合、一方のラベル連続体および他方のラベ
ル連続体の突き合わせ端部には段差部が形成されない。
そのため、ラベル連続体送り手段、ラベル剥離手段、ラ
ベル貼着手段および巻取り手段等の動作に不都合を生じ
させることもない。また、接続部材は、一方および他方
のラベル連続体の裏面側に取付けられるため、ラベル連
続体の表面側に予め余白部分を設ける必要もない。
【0007】本願発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1は、本願発明にかかるラベル貼付機の一
実施例を示す正面図解図であり、図2は、その左側面図
解図である。本願発明にかかるラベル貼付機は、搬送方
向の上流側から下流側に搬送手段で搬送される容器内に
複数列配列された卵、果実、その他の球状、楕円球状等
の曲面部を有する物品の曲面部に単葉型のラベルを貼着
するためのラベル貼付機であるが、本実施例では、ベル
トコンベヤ等の搬送手段12により搬送経路12Aの上
流側から下流側に搬送され、容器14内にたとえば2列
に配列された状態の鶏卵16(図2参照)の頂上面部に
単葉型のラベルを自動的に貼付するラベル貼付機10に
ついて説明する。また、図1,図2,図3に示すラベル
貼付機10と図4に示すラベル貼付機10とでは、ラベ
ル保持手段の構造が相違する以外は、略同様の構造、作
用および効果を有するので、以下に示す本実施例では、
図1〜図3および図4を適宜参照しながら説明する。
【0009】本実施例にかかる図1および図2に示すラ
ベル貼付機10は、ラベル連続体18をたとえばロール
状に保持するラベル保持手段20を含む。ラベル連続体
18は、図3(B),図8等に示すように、たとえば矩
形帯状の剥離台紙Aを含み、剥離台紙Aの表面には、間
隔を隔てて、複数のたとえば平面視円形の単葉型ラベル
a,a,a,・・・,aが剥離可能に仮着される。な
お、ロール状に保持されるラベル連続体18の長手方向
の一方端および他方端は、それぞれ、剥離台紙Aの主面
に対して垂直な切断端面となるように切断されたものが
用いられ、この場合、ラベル連続体18の隣合うラベル
a,a間の略センター位置で剥離台紙Aが切断される。
【0010】ラベル保持手段20は、図1および図2に
示すように、たとえば長手方向に延びる2つの支持レー
ル片22,22を含む。2つの支持レール片22,22
は、幅方向に所定の間隔を隔てて平行に配置される。2
つの支持レール片22,22は、その長手方向の両端側
がビス等の固着手段24で固着される。一方、ロール状
のラベル連続体18の紙管19内には、支持軸26が挿
入される。支持軸26の軸方向の両端には、止め輪28
が配設される。支持軸26は、2つの支持レール片2
2,22上をその長手方向に沿って移動可能に載置され
る。なお、2つの支持レール片22,22は、ブラケッ
ト30により、本ラベル貼付機10の本体フレームFに
支持される。
【0011】ラベル保持手段20に保持されたラベル連
続体18は、ガイドローラ32に案内され、ラベル連続
体送り手段の機能を有するラベル連続体繰出し用駆動部
34により、下流側に移送される。ラベル連続体繰出し
用駆動部34は、フィードローラ36と、ガイドローラ
38と、テンションローラ40とを含み、フィードロー
ラ36、ガイドローラ38およびテンションローラ40
間には、無端環状の駆動ベルト42が掛け設けられる。
フィードローラ36は、ラベル保持手段20からラベル
連続体18を繰出すときの駆動力を付与する機能を有
し、テンションローラ40は、駆動ベルト42に所定の
張力を付与し調整する機能を有するものである。
【0012】この場合、ラベル連続体18は、フィード
ローラ36およびピンチローラ44間に移送される。ピ
ンチローラ44は、フィードローラ36にラベル連続体
18を押し付けて、フィードローラ36と協働してラベ
ル連続体18を移送するときの駆動力を付与するもので
ある。
【0013】そして、上述したラベル連続体繰出し用駆
動部34により移送されたラベル連続体18は、たとえ
ば図3に示すように、ガイドローラ45に案内され、第
1のカウントセンサ部46を通過し、さらに、ラベルブ
レーキ部48を通って、第2のカウントセンサ部49へ
と移送される。第1のカウントセンサ部46および第2
のカウントセンサ部49は、それぞれ、そこを通過する
ラベル連続体18のラベルaの数を検出するためのもの
である。
【0014】本ラベル貼付機10では、ラベル連続体繰
出し用駆動部34等を制御する制御手段(図示せず)に
より、第1のカウントセンサ部46でのラベルaの通過
量と第2のカウントセンサ部49でのラベルaの通過量
とが比較され、それによって、ラベル連続体繰出し用駆
動部34によるラベル連続体18の繰出しの作動開始お
よび作動停止が行われるように設定されてある。この場
合、第1のカウントセンサ部46でのラベルaの通過量
をN1とし、第2のカウントセンサ部49でのラベルa
の通過量をN2とすると、N1<N2のとき、ラベル連
続体18の繰出しが開始され、N1>N2のとき、ラベ
ル連続体18の繰出しが停止される。
【0015】ラベルブレーキ部48は、当てローラ52
および矩形プレート状の制動片54を含む。ラベル連続
体18は、当てローラ52および制動片54間に移送さ
れ、その間で制動される。それによって、第2のカウン
トセンサ部49および情報印字手段用ラベルセンサ部5
0を通過するときのラベル連続体18の張力が安定にな
るように適宜調整される。
【0016】すなわち、第2のカウントセンサ部49お
よび情報印字手段用ラベルセンサ部50でのラベル連続
体18の張力は、ラベル保持手段20にロール状に保持
されたラベル連続体18の残量によって変化するが、該
張力が安定していないと、第2のカウントセンサ部49
および情報印字手段用ラベルセンサ部50が誤動作する
恐れがある。この場合、ラベル連続体18の張力が過大
になると、後述する情報印字手段62のプラテンローラ
70でのスリップの原因となり、反対に、ラベル連続体
18の張力が過小になると、第2のカウントセンサ部4
9および情報印字手段用ラベルセンサ部50がラベル連
続体18のラベルaを誤検出し、これまた印字ずれが発
生する原因となる。そのため、ラベルブレーキ部48
は、該誤動作を防止して、第2のカウントセンサ部49
および情報印字手段用ラベルセンサ部50での検出を正
確にし、後述する情報印字手段62での印字ずれ等を防
止するために配設されている。
【0017】情報印字手段用ラベルセンサ部50は、た
とえば図8(A)に示すように、投光器56および受光
器58を有する光電スイッチを含み、投光器56および
受光器58は、対向配置されるように、支持ブラケット
60で本ラベル貼付機10のフレームFに支持される。
光電スイッチは、ラベル連続体18の剥離台紙A,ラベ
ルaが投光部56および受光部58間の光路を通過する
ときの受光器58への光量の変化を検知するものであ
る。この光電スイッチの検出信号を受けて、情報印字手
段62へのラベル連続体18の送出し、つまり、プラテ
ンローラ70の駆動が制御される。
【0018】情報印字手段用ラベルセンサ部50の感度
調整方法としては、たとえば図8(B)および図8
(C)に示すように、それぞれ、光路上にラベルaおよ
びラベルa,a間の隙間の剥離台紙Aが当たるようにセ
ットした後、情報印字手段用ラベルセンサ部50のコン
トロールボックスの表示灯(図示せず)がラベルa上で
消灯し、ラベルa,a間の隙間の剥離台紙A上で点灯す
るように感度調整される。
【0019】なお、第1のカウントセンサ部46および
第2のカウントセンサ部49は、情報印字手段用ラベル
センサ部50と同様の構造を有するたとえば光電スイッ
チで構成されるため、特に、たとえば図3(A)に示す
ように、情報印字手段用ラベルセンサ部50の投光器,
受光器,支持ブラケットと同じ符合を付し、それらの説
明は割愛した。
【0020】ラベルブレーキ部48で安定した張力が付
与されたラベル連続体18は、情報印字手段用ラベルセ
ンサ部50を通過した後、ガイドローラ61に案内さ
れ、下流側の情報印字手段62へと所定の移送経路に沿
って移送される。情報印字手段62は、移送されてきた
ラベル連続体18の各ラベルaの表面に、賞味期日等の
該鶏卵に関する情報を印字するものである。
【0021】情報印字手段62は、たとえばサーマルプ
リンタ方式を採用し、印字ヘッドとして、その幅方向に
間隔を隔てて複数の印字部を有するサーマルヘッド64
を含む。サーマルヘッド64は、たとえば図3,図4に
示すように、サーマルヘッドホルダ66(印字ヘッドホ
ルダ)で支持される。サーマルヘッドホルダ66は、本
ラベル貼付機10のフレームFにたとえば支持ブラケッ
トfにより片持ち状態で回動自在に軸支された枢軸部6
8に支持される。枢軸部68は、ラベル連続体18の移
送経路で見て、サーマルヘッド64の上流側で且つ移送
経路に交差するように配設される。
【0022】また、サーマルヘッド64は、プラテンロ
ーラ70に対して接離自在となるように支持される。プ
ラテンローラ70の駆動は、パルスモータ,ステップモ
ータ等(図示せず)に連結され駆動される。パルスモー
タ,ステップモータ等(図示せず)は、モータコントロ
ーラを含むサーマルヘッドコントローラ(図示せず)に
接続され、その回転動作が制御される。この場合、プラ
テンローラ70を駆動させるパルスモータ,ステップモ
ータ等(図示せず)は、ラベル連続体送り手段の機能を
有する。
【0023】ラベル連続体18は、サーマルヘッド64
とプラテンローラ70との間に移送され挟持されると共
に、サーマルヘッド64により印字処理される。この場
合、本実施例では、ラベル連続体18のラベルaが熱に
より変色する感熱変色材料で形成され、サーマルヘッド
64によって加熱されることによって、ラベルa表面が
変色し、印字される。なお、情報印字手段62として
は、サーマルヘッド64の熱によりたとえばインクリボ
ンのインクを溶融させてラベルaに転写することによ
り、印字情報をラベルa,a,a,・・・,aの表面に
印字する方式も適宜採用することができる。
【0024】サーマルヘッド64は、サーマルヘッドコ
ントローラ(図示せず)に接続され、それによって、サ
ーマルヘッド64の印字入出力が制御される。さらに、
サーマルヘッド64は、サーマルヘッドコントローラ
(図示せず)に接続された印字位置切換えスイッチ(図
示せず)を切換えることによって、たとえば図9(A)
に示すように、複数の印字部に対応する印字位置x(図
1で見て手前側),y(図1で見て中央側),z(図1
で見て奥側)に適宜切換えることができるようになって
いる。
【0025】さらに、各印字位置における印字方向は、
サーマルヘッドコントローラ(図示せず)の印字動作モ
ードによって、たとえば図10に示すように、たとえば
時計方向に90度ずつ適宜回転させることができるよう
に設定されている。
【0026】この情報印字手段62では、特に、たとえ
ば図9(B)に示すように、印字位置変更機構80によ
って、サーマルヘッド64の印字部の印字位置x,y,
zをラベル連続体18の移送方向の幅方向に適宜変更可
能に構成される。すなわち、印字位置変更機構80は、
たとえばパイプ状の摺動部材72を含む。摺動部材72
は、枢軸部68の軸方向に沿って摺動自在に配置され
る。摺動部材72は、サーマルヘッドホルダ66に設け
られた2つの支持ブラケット74,74に固定・支持さ
れる。枢軸部68は、その軸方向の中間部にたとえばね
じ孔76を有する。該ねじ孔76には、固定調整ねじ7
8が螺合される。固定ねじ78は、枢軸部68の軸方向
に移動可能な摺動部材72の位置を所定の位置に固定す
るためのものである。
【0027】したがって、この情報印字手段62では、
たとえばサーマルヘッド64の印字位置xに対応する印
字部が劣化、摩耗した場合、先ず、固定ねじ78を緩め
てサーマルヘッドホルダ66を枢軸部68の軸方向に沿
って移動させる。この場合、他の印字位置yまたはzに
対応するサーマルヘッド64の印字部が所定の位置にく
るように移動させる。それから、再度、固定ねじ78を
締めてサーマルヘッドホルダ66を固定すれば、劣化、
摩耗していない他の印字位置yまたはzに対応するサー
マルヘッド64の印字部を使用することができる。
【0028】すなわち、本実施例に適用される情報印字
手段62では、サーマルヘッド64での印字位置を適宜
変更することができるため、たとえばサーマルヘッド6
4の印字部の手前部分(印字位置x参照)が摩耗した
ら、印字部の中央部分(印字位置y参照)で印字し、中
央部分(印字位置y参照)が摩耗、劣化したら、印字部
の奥側部分(印字位置z参照)で印字することができ
る。そのため、本実施例に適用される情報印字手段62
では、1つのサーマルヘッド64をたとえば3回分使用
することができる。
【0029】さて、ラベル連続体18の移送経路におい
て、情報印字手段62よりも下流側には、後述するラベ
ル剥離手段104との間に、情報印字手段62で印字し
たラベルaをストックしておくための印字ラベルストッ
ク部82が配設される。つまり、本ラベル貼付機10に
おけるラベル保持手段20からのラベル連続体18の繰
出し速度は、情報印字手段62での印字速度よりも速い
ため、その速度差を吸収させる役割を担うために、印字
ラベルストック部82が配設される。なお、本ラベル貼
付機10では、情報印字手段62での印字速度がたとえ
ば9m/分、ラベル連続体18の繰出し速度が18m/
分となっている。
【0030】印字ラベルストック部82は、主として、
図4に示すように、ダンサローラ84を含む。情報印字
手段62で各ラベルaに印字されたラベル連続体18
は、ガイドローラ81によりダンサローラ84に案内さ
れる。ダンサローラ84は、たとえば矩形プレート状の
揺動アーム86を含む。揺動アーム86は、図4,図1
1に示すように、その長手方向の一端部が、ピン等の軸
部88により、本ラベル貼付機10のフレームFに回動
自在に支持される。また、揺動アーム86の長手方向の
他端部には、揺動ローラ90が配設される。ダンサロー
ラ84の軸部88の上側には、間隔を隔てて、ガイドロ
ーラ92が配設される。さらに、揺動ローラ90の下側
には、所定の間隔を隔てて、たとえばリミットスイッチ
94が配置される。リミットスイッチ94は、揺動ロー
ラ90が軸部88を支点にして、上下に揺動したときの
下限位置を検出するセンサとしての機能を有する。
【0031】情報印字手段62を通過したラベル連続体
18は、ガイドローラ81によりダンサローラ84に案
内され、さらに、ガイドローラ92を介して、ラベルブ
レーキ部96へと案内される。ダンサローラ84は、そ
の揺動ローラ90が上昇したとき、情報印字手段62で
の印字動作が開始されるように設定されてあり、揺動ロ
ーラ90が上昇中ないし下降中のときには、その印字動
作が続行するように設定されてある。また、揺動ローラ
90が上限に到達したときは、ラベル連続体18の繰出
し速度が情報印字手段62での印字動作に追いついてい
ないため、エラーとなるように設定されてある。
【0032】そして、揺動ローラ90がリミットスイッ
チ94に当接したとき、リミットスイッチ94はOFF
となり、情報印字手段62での印字動作が停止される。
この場合、プラテンローラ70を駆動させるパルスモー
タ,ステップモータ等(図示せず)の駆動がOFFとな
る。そして、自動発行枚数分のラベルaを印字した後、
印字動作が停止されるように設定されてあるので、つま
り、印字されたラベルaをストックすることができる。
なお、本ダンサローラ84において、たとえば揺動ロー
ラ90の上限位置の近傍に、揺動ローラ90の上限位置
を検出するリミットスイッチを配設するようにしてもよ
い。
【0033】上述の印字ラベルストック部82を通過し
たラベル連続体18は、たとえば図4に示すように、ガ
イドローラ92に案内され、ラベルブレーキ部96およ
び後述するラベル貼着手段用ラベルセンサ部102を通
って、ラベル剥離手段104およびラベル貼着手段12
2へと移送される。ラベル貼着手段用ラベルセンサ部1
02は、上述の情報印字手段用ラベルセンサ部50に適
用された光電スイッチと同様ののものが用いられ、この
光電スイッチの検出信号を受けて、ラベル剥離手段10
4およびラベル貼着手段122へのラベル連続体18の
送出し、つまり、後述する剥離台紙送りローラ142の
駆動が制御される。なお、ラベル貼着手段用ラベルセン
サ部102の投光器,受光器,支持ブラケットには、情
報印字手段用ラベルセンサ部50のそれらと同じ符合を
付し、それらの説明は割愛した。
【0034】ラベルブレーキ部96は、情報印字手段用
ラベルセンサ部50の上流側に配置されたラベルブレー
キ部48と同様の構造を有するもので、当てローラ98
および制動片100を含む。ラベル連続体18は、当て
ローラ98および制動片100間に移送され、その間で
制動される。それによって、ラベル貼着手段用ラベルセ
ンサ部102を通過するときのラベル連続体18の張力
が安定になるように適宜調整される。
【0035】すなわち、ラベル貼着手段用ラベルセンサ
部102でのラベル連続体18の張力は、上述したダン
サローラ84の動作状態によって変化するが、ラベル貼
着手段用ラベルセンサ部102を通過する際の該張力が
安定していないと、ラベル貼着手段用ラベルセンサ部1
02が誤動作する恐れがある。この場合、ラベル連続体
18の張力が過大になると、後述するラベル剥離手段1
04の剥離プレート106先端部での剥離台紙A切れを
生じる原因となり、反対に、ラベル連続体18の張力が
過小になると、剥離プレート106先端部でのラベルa
の剥離不良が発生する原因となる。そのため、これらの
不都合を防止するために、ラベルブレーキ部96でラベ
ル連続体18にブレーキをかけて、ラベル貼着手段用ラ
ベルセンサ部102を通過するラベル連続体18の該張
力を安定に保っている。
【0036】さて、ラベル貼着手段用ラベルセンサ部1
02を通過したラベル連続体18は、ラベル剥離手段1
04へと移送され、ラベル剥離手段104で、ラベル連
続体18からラベルa,・・・,aが剥離される。ラベ
ル剥離手段104は、図4,図12等に示すように、た
とえば矩形の剥離プレート106を含み、剥離プレート
106は、ラベル連続体18の剥離台紙Aを移送されて
きた方向と大きく方向を変えるために、たとえば移送方
向とは逆方向に鋭角に折り返して、所定の方向へラベル
aを剥離するためのものである。剥離プレート106
は、その長手方向に間隔を隔てて、複数の貫通孔108
を有する。そのため、剥離プレート106の軽量化が図
られる。
【0037】剥離プレート106は、その長手方向の一
端側が支持ブラケット110に保持される。支持ブラケ
ット110は、たとえば図2に示すように、支持軸部1
12(図1,図4,図12では図示せず)によって、本
ラベル貼付機10の本体フレームFに回動自在に支持さ
れる。この場合、支持ブラケット110の長手方向の一
端側に剥離プレート106が固定支持され、その長手方
向の他端側が支持軸部112により回動自在に支持され
る。
【0038】また、支持ブラケット110には、たとえ
ば図4,図12,図13に示すように、ローレットガイ
ドローラ部114が配設される。ローレットガイドロー
ラ部114は、たとえば円板状の保持輪116を含み、
保持輪116には、所定の間隔を隔てて、平行に対向配
置される2つのガイドローラ118が配設される。2つ
のガイドローラ118の外周面には、それぞれ、複数の
溝部120が形成される。この場合、剥離プレート10
6をその長手方向の延長線上でみたとき、その延長線が
2つのガイドローラ118,118間にくるように、剥
離プレート106およびローレットガイドローラ部11
4が配置される。なお、複数の溝部120は、ローレッ
ト加工等の方法により形成される。
【0039】さらに、ラベル剥離手段104の近傍に
は、特に、たとえば図12に示すように、ラベル貼着手
段122が配設される。ラベル貼着手段122は、たと
えば矩形プレート状の揺動アーム124を含む。揺動ア
ーム124は、その長手方向の一端側が上述の支持ブラ
ケット110に支持される。この場合、支持ブラケット
110の長手方向の一端側と揺動アーム124の長手方
向の一端側とが連接されるように、支持ブラケット11
0および揺動アーム124は、一体的に形成されてい
る。
【0040】揺動アーム124の長手方向の他端側に
は、軸部126により、複数のたとえば円環状のラベル
貼着ローラ128が支持される。この場合、複数のラベ
ル貼着ローラ128は、ラベル連続体18の移送方向に
みたとき、剥離プレート106の先端部のたとえば上側
に所定の間隔を隔てて配置される。複数のラベル貼着ロ
ーラ128の外周面には、シリコーン樹脂、シリコーン
ゴム等の剥離性を有する材質からなる剥離材層(図示せ
ず)が配設されている。
【0041】軸部126の軸方向の一端側は、揺動アー
ム124の長手方向の他端側に固定される。また、軸部
126の軸方向の中間部には、複数のラベル貼着ローラ
128が挿通される。複数のラベル貼着ローラ128
は、軸部126の軸方向にわずかな間隔を隔てて並列配
置される。さらに、軸部126の軸方向の他端側には、
複数のラベル貼着ローラ128が軸部126により抜け
ないようにするための抜け止めリング130が配設され
る。
【0042】この場合、複数のラベル貼着ローラ128
のリング孔(図示せず)の孔半径は、軸部126の軸半
径よりもたとえば1.5〜2倍程度大きく形成される。
そのため、複数のラベル貼着ローラ128は、それぞ
れ、別個に、軸部126の軸半径方向に、ラベル貼着ロ
ーラ128のリング孔(図示せず)の孔半径と軸部12
6の軸半径との差(隙間)分だけ、変位可能となる。
【0043】支持ブラケット110および揺動アーム1
24は、本ラベル貼付機10でラベル貼付作業を行うと
きに、作動レバー部132の操作によって、搬送路12
A上に載置され搬送されてくる鶏卵16の頂上面部近傍
に、剥離プレート106および複数のラベル貼着ローラ
128が配置される(図1,図2等参照)。すなわち、
作動レバー部132は、たとえば図12に示すように、
略矩形のベースプレート134を含み、ベースプレート
134は軸部136により、本ラベル貼付機10の本体
フレームFに回動自在に支持される。さらに、ベースプ
レート134には、ベースプレート134を強制的に回
動させるための作動レバー138が配設される。本ラベ
ル貼付機10では、作動レバー部132の作動レバー1
38を上にあげれば、複数のラベル貼着ローラ128等
が貼付姿勢をとることになる。
【0044】作動レバー138をたとえば図1,図4で
見て、時計方向に回転させれば、ベースプレート134
が軸部136を支点に時計方向に回転する。このとき、
ベースプレート134は、その横方向の一端面134a
が、図12に示すように、支持ブラケット110の端面
110aを回転押圧する。そのため、揺動アーム124
の長手方向の他端側は、支持軸部112(図2参照)を
支点にして、時計方向に回転する。すなわち、剥離プレ
ート106の先端部側および複数のラベル貼着ローラ1
28は、搬送路12A上に載置され搬送されてくる鶏卵
16の頂上面部近傍から上側に離される。
【0045】さて、図1および図4にもどって、ラベル
貼着手段用ラベルセンサ部102を通過したラベル連続
体18は、ローレットガイドローラ部114の2つのガ
イドローラ118,118間に移送される。ラベル連続
体18は、一方のガイドローラ118の下側に移送さ
れ、さらに、剥離プレート106の上面を通って、剥離
プレート106の先端部で急激に折り返され、剥離プレ
ート106の下面に沿って、他方のガイドローラ118
の上側に移送される。このとき、剥離プレート106の
先端部では、ラベル連続体18のラベルa,a,a,・
・・aが順次剥離される。
【0046】一方、本ラベル貼付機10では、図1,図
2に示すように、搬送路12Aの上流側から下流側へ
と、容器14内にたとえば2列に配列された状態の鶏卵
16(図2参照)が搬送されてくる。剥離プレート10
6の先端部で剥離されたラベル連続体18のラベルa
は、搬送されてきた鶏卵16の頂上面部に移送され、た
とえば図15に示すように、複数のラベル貼着ローラ1
28によって、押えられ貼着される。
【0047】この場合、剥離プレート106を支持する
支持ブラケツト110と、複数のラベル貼着ローラ12
8を支持する揺動アーム124とは、図2に示す支持軸
部112を支点にして回動自在となる首振り方式が採用
されている。さらに、複数のラベル貼着ローラ128
は、それぞれ、個別に、搬送路12A上を搬送されてき
た鶏卵16のサイズの違いによる高低差によって、たと
えば図15に示すように、押し上げられるようにして揺
動可能となる。そのため、本ラベル貼付機10では、ラ
ベル剥離手段104およびラベル貼着手段122が、搬
送路12A上を搬送されてくる鶏卵16の頂上部の高低
差に応じて作動することができる。なお、剥離プレート
106は、段落〔0036〕で説明したように、軽量化
が図られているため、鶏卵16への負荷もかかり過ぎな
いようになっている。
【0048】なお、万一、ラベルaの貼付ミスがあっ
て、該ラベルaが複数のラベル貼着ローラ128に付着
した場合でも、各ラベル貼着ローラ128の外周面に剥
離材層(図示せず)が形成されているため、付着したラ
ベルaを容易に剥がすことができる。
【0049】また、上述したように、ローレットガイド
ローラ部114が首振り方式となっているので、剥離プ
レート106の先端部が揺動(上下動)するが、たとえ
ば図13に示すように、剥離プレート106で折り返さ
れるラベル連続体18の移送経路をローレットガイドロ
ーラ部114の支持軸部112に近づけることで、ラベ
ル連続体18の張力を均一にすることができ、ラベル連
続体18の張力が不安定になることを防止できる。
【0050】ラベル剥離手段104の剥離プレート10
6でラベルaが剥離された後のラベル連続体18の剥離
台紙Aは、巻取り手段140によって巻き取られる。す
なわち、巻取り手段140は、剥離台紙送りローラ14
2および押えローラ144を含む。剥離台紙送りローラ
142は、軸部146により、ブラケット148に回動
自在に支持され、ブラケット148は本ラベル貼付機1
0の本体フレームFに支持される。剥離台紙送りローラ
142は、パルスモータ等(図示せず)により駆動され
る。
【0051】また、押えローラ144は、支持アーム1
50で支持される。押えローラ144は、軸部152に
より、支持アーム150の長手方向の一端側に回動自在
に支持される。支持アーム150の長手方向の他端側
は、軸部154により、本体フレームFに回動自在に支
持される。支持アーム150の回動操作は、フリーハン
ドル156の操作により、適宜、操作される。ラベル連
続体18の剥離台紙Aは、剥離台紙送りローラ142お
よび押えローラ144間に移送され、カス巻きリール1
57でロール状に巻き取られる。
【0052】本ラベル貼付機10では、搬送方向の幅方
向の一方側および他方側に、搬送路12A上を搬送され
てくる鶏卵16に向かって風を送風するブロワ,ファン
等の送風手段158が配設される。
【0053】さらに、本ラベル貼付機10には、搬送路
12A上を搬送されてくる容器14の搬送速度に対応し
て、ラベル連続体繰出し用駆動部34および剥離台紙送
りローラ142等のラベル連続体送り手段、情報印字手
段62、ラベル剥離手段104、ラベル貼着手段12
2、巻取り手段140および送風手段158の動きを制
御する制御手段としてのコントロールボックス164が
配設される。
【0054】本ラベル貼付機10では、ラベル保持手段
20、ラベル連続体繰出し用駆動部34および剥離台紙
送りローラ142等のラベル連続体送り手段、情報印字
手段62、ラベル剥離手段104、ラベル貼着手段12
2および巻取り手段140を含む一連の手段を1組とし
たとき、鶏卵16の配列数に応じて、複数組の該一連の
手段が配置される。
【0055】この場合、本実施例では、特に、たとえば
2列に配列された鶏卵16の各列の上方に、それぞれ、
ラベル貼着手段122が配置される。一方のラベル貼着
手段122および他方のラベル貼着手段122は、搬送
路12A上を搬送されてくる鶏卵16の搬送方向に所定
の間隔を隔てて配置される。
【0056】また、複数の送風手段158は、搬送方向
に間隔を隔てて、複数のラベル貼着手段122の上流側
にそれぞれ配置される。この場合、2組の送風手段15
8の内、一方の送風手段158は、搬送方向にみて、一
方のラベル貼着手段122の上流側に配置され、他方の
送風手段158は、他方のラベル貼着手段122の上流
側に配置される。一方の送風手段158および他方の送
風手段158は、搬送路12Aの幅方向の一方側および
他方側に交互に配置される。
【0057】本ラベル貼付機10では、各ラベル貼着手
段122が、それぞれ、搬送方向に沿って、順次、所定
の間隔を隔てて配置されるので、搬送経路12Aにおい
て、1つのラベル貼着手段122で1つの列の鶏卵16
毎にラベルaが貼着され、容器14が下流側に搬送され
た後、もう一方のラベル貼着手段122でもう一方の列
の鶏卵16毎にラベルaが貼着される。すなわち、本ラ
ベル貼付機10では、容器14内に2列に配列された鶏
卵は、搬送方向に搬送されながら、時間差をもって、鶏
卵16の列毎にラベルaが貼着される。
【0058】ところで、現在、市場で流通している小売
用鶏卵パックの中には、たとえば図16に示すように、
卵の生産者名、品質説明、賞味期限、等々卵に関する種
々の情報が記載されたレーベル等のたとえば長方形の紙
片160が挿入されている場合が数多く見受けられる。
この場合、紙片160が鶏卵16の上に被さって、鶏卵
16の上にラベルを貼着する邪魔になる。したがって、
従来のラベル貼付装置では、鶏卵16の頂上面部に正確
に貼付することが困難となる場合が多々あった。
【0059】それに対して、本ラベル貼付機10ではた
とえば図16に示すように、鶏卵16にラベルaを貼着
する前に、紙片160を送風手段158により、鶏卵1
6の被貼着部に被さらないように傾倒させることができ
る。すなわち、本ラベル貼付機10では、送風手段15
8が搬送方向に所定の間隔を隔てて、さらに、搬送路1
2Aの幅方向の一方側および他方側に交互に配置され
る。この場合、2つの送風手段158は、それぞれ、各
ラベル貼着手段122の上流側に配置されるため、各ラ
ベル貼着手段122で各列の鶏卵16の上にラベルaを
貼着する前に、送風手段158で鶏卵16に向かって風
を送風することができる。
【0060】この場合、搬送路12A上を搬送されてく
る容器14内に2列に配列された一方の列の鶏卵16に
ラベルaを貼着する前に、一方の送風手段158の風で
紙片160を他方の列側に傾倒させた後、一方の列の鶏
卵16にラベルaが貼着され、さらに、搬送路12Aの
下流側で、他方の列の鶏卵16にラベルaを貼着する前
に、他方の送風手段158の風で紙片160を一方の列
側に傾倒させた後、他方の列の鶏卵16にラベルaが貼
着される。したがって、本ラベル貼付機10では、従来
の技術に比べて、支障無く物品にラベルaを鶏卵16の
頂上面部に正確に貼着することができ、ラベルaの貼着
条件が良好なものとなる。
【0061】さらに、本ラベル貼付機10では、2組の
一連の手段が、組毎にそれぞれ別個に、コントロールボ
ックス164によって、制御されるため、ラベル貼付機
10全体の動作を停止させることなく、つまり、2組の
一連の手段を同時に停止させることなく、各組毎の点検
・修理等が別個に行うことが可能となる。
【0062】本実施例にかかるラベル貼付機10は、図
1,図2,図3等に示すように、ラベル連続体継ぎ手段
162をさらに含む。ラベル連続体継ぎ手段162は、
特に、たとえば図3で見て、左側のラベル保持手段20
から引き出されたラベル連続体18の終端に、右側の新
規なラベル連続体18の始端を連続的に接続する機能を
有する。
【0063】ラベル連続体継ぎ手段162は、新規なラ
ベル連続体18をロール状に保持する別のラベル保持手
段20を含む。この新規なラベル連続体18は、上述し
た先のラベル連続体18の終端部に継がれる待機用(投
入用)のラベル連続体として用いられる。ラベル保持手
段20から引き出されたラベル連続体18は、ガイドロ
ーラ165に案内され、ラベル連続体送り手段の機能を
有するラベル連続体繰出し用駆動部34により、下流側
の突き合わせ機構166に移送される。突き合わせ機構
166は、一方のラベル連続体18の終端と他方のラベ
ル連続体18の始端とを突き合わせる機構である。
【0064】ガイドローラ164およびガイドローラ3
2の下流側には、それぞれ、その内部を負圧(陰圧)と
したラベル連続体用吸着ボックス168および170が
配設される。該ラベル連続体用吸着ボックス168,1
70は、その一方面に多数の吸引孔(図示せず)を有
し、吸引孔を有する面がラベル連続体18の一方主面側
と対向するように配設される。該ラベル連続体用吸着ボ
ックス168,170は、ラベル連続体18の一方主面
を一旦吸着して保持し、且つ、該ラベル連続体18をラ
ベル連続体繰出し用駆動部34の駆動ベルト42へと案
内できるように構成される。
【0065】一方のラベル連続体用吸着ボックス168
および他方のラベル連続体用吸着ボックス170は、一
方のラベル連続体18の終端と他方のラベル連続体18
の始端とを突き合わせるときに、所定の位置に、一方の
ラベル連続体18の終端と他方のラベル連続体18の始
端とを配置させ保持させるためのものである。
【0066】また、一方のラベル連続体用吸着ボックス
168の近傍には、図3(A)に示すように、一方のラ
ベル連続体18の移送経路を間に挟んで、一方のラベル
連続体18の他方主面側と対向するように、補助ガイド
部材(図示せず)が下流側に所定の長さで配設される。
同様に、他方のラベル連続体用吸着ボックス170の近
傍にも、同様の構成の補助ガイド部材(図示せず)が下
流側に所定の長さで配設される。補助ガイド部材(図示
せず)は、それぞれ、一方のラベル連続体18および他
方のラベル連続体18を撓むことなく正確に、ガイドロ
ーラ38と後述する投入用ラベル押えローラ180との
間に案内させるためのものである。
【0067】また、一方のラベル連続体用吸着ボックス
168の上流側で且つその近傍には、一方のラベル連続
体終了検知センサ172が配設され、他方のラベル連続
体用吸着ボックス170の上流側で且つその近傍には、
他方のラベル連続体終了検知センサ174が配設され
る。一方のラベル連続体終了検知センサ172および他
方のラベル連続体終了検知センサ174は、それぞれ、
一方のラベル連続体18および他方のラベル連続体18
を使用中に、一方のラベル連続体18および他方のラベ
ル連続体18の終了を検知するセンサであり、たとえば
反射型の光センサが用いられる。
【0068】さらに、一方のラベル連続体用吸着ボック
ス168の下流側で且つその近傍には、一方のラベル連
続体位置決めセンサ176が配設され、他方のラベル連
続体用吸着ボックス170の下流側で且つそ近傍には、
他方のラベル連続体位置決めセンサ178が配設され
る。該ラベル連続体位置決めセンサ176および178
は、一方のラベル連続体18および他方のラベル連続体
18を継ぐときに、それぞれ、一方のラベル連続体18
および他方のラベル連続体18の終了端の位置を検知す
るセンサであり、たとえば投光部および受光部を有する
光センサが用いられる。
【0069】また、駆動ベルト42の近傍には、ガイド
ローラ38と所定の間隔を隔てて対向配置されるよう
に、投入用ラベル押えローラ180が配設される。投入
用ラベル押えローラ180は、アクチュエータとしての
たとえば空気圧シリンダ182により、ガイドローラ3
8側に向けて往復直線運動可能に支持される。
【0070】この場合、投入用ラベル押えローラ180
は、空気圧シリンダ182のピストンロッドの一端部に
回動自在に支持される。投入用ラベル押えローラ180
は、一方のラベル連続体18と他方のラベル連続体18
とを継ぐときに、投入用のラベル連続体18を所定の突
き合わせ位置に送り出すためのものである。つまり、投
入用ラベル押えローラ180は、ガイドローラ38に投
入用のラベル連続体18を押付けて、ガイドローラ38
との協働作用により、投入用のラベル連続体18を所定
の位置に送り出す機能を有する。
【0071】また、ガイドローラ38の下流側には、図
3(A)に示すように、駆動ベルト42と僅かな間隔を
隔てて対向するように、他の補助ガイド部材184が所
定の長さをもって配設される。この補助ガイド部材18
4は、駆動ベルト42を支持する支持プレート186
と、所定の間隔を隔てて、対向配置される。補助ガイド
部材184は、一方のラベル連続体18および他方のラ
ベル連続体18を駆動ベルト42に沿って、撓むことな
く、下流側に案内させるためのものである。
【0072】さらに、ガイドローラ38の下流側には、
一方のラベル連続体18と他方のラベル連続体18とを
接続部材で繋ぐことにより接続する接続部材付与機構1
88が配設される。本実施例では、接続部材として、図
3(B)に示すように、たとえば繋ぎテープ連続体19
0の繋ぎテープ190cが用いられる。
【0073】接続部材付与機構188は、図3(A)に
示すように、繋ぎテープ連続体190をロール状に保持
する保持ローラ192を含む。繋ぎテープ連続体190
は、帯状のセパレータからなる基材(図示せず)を含
み、基材の一方主面には、多数のたとえば平面視矩形状
で透明の繋ぎテープ190cが所定の間隔を隔てて配設
される。保持ローラ192から繰り出された繋ぎテープ
連続体190は、テンションローラ194により一定の
張力で、ガイドローラ196および剥離器198の間に
案内される。この場合、繋ぎテープ連続体190は、剥
離器198の作用により、繋ぎテープ190cが剥離さ
れる。そして、剥離された繋ぎテープ190cは、駆動
ベルト42側へと送り出される。
【0074】一方、繋ぎテープ190cが剥離された後
の基材(繋ぎテープ連続体190のテープカス)は、ガ
イドローラ200により案内され、フィードローラ20
2およびピンチローラ204間に移送される。そして、
基材(繋ぎテープ連続体190のテープカス)は、適
宜、テープカス蓄積ボックス(図示せず)等に排出され
る。フィードローラ202は、保持ローラ192から繋
ぎテープ連続体190を繰り出すときに駆動力を付与す
るためのものである。テンションローラ194は、繋ぎ
テープ連続体190に所定の張力を付与し調整するもの
である。ピンチローラ204は、フィードローラ202
に繋ぎテープ190を押付け、フィードローラ202と
協働して繋ぎテープ連続体190を繰り出すときに駆動
力を付与するためのものである。
【0075】さらに、接続部材付与機構188は、スプ
ライサー部206を含む。スプライサー部206は、特
に、図3(B)に示すように、一方のラベル連続体18
および他方のラベル連続体18間の突き合わせ端部E
に、繋ぎテープ190cを繋いで継ぎ足すものである。
スプライサー部206は、繋ぎテープ貼付ローラ208
および210を含む。繋ぎテープ貼付ローラ208およ
び210は、それぞれ、駆動ベルト42の近傍に配設さ
れる。この場合、一方の繋ぎテープ貼付ローラ208お
よび他方の繋ぎテープ貼付ローラ210間に駆動ベルト
42が配置されるように、繋ぎテープ貼付ローラ208
および210が配設される。
【0076】また、接続部材付与機構188では、剥離
器198の上流側で、テンションローラ194とガイド
ローラ196との中間部に、停止位置検知センサ212
が配設される。停止位置検知センサ212は、剥離器1
98で透明の繋ぎテープ190cが剥離される手前の位
置で、繋ぎテープ連続体190を適宜停止させ、タイミ
ングをはかる機能を備える。停止位置検知センサ212
としては、たとえば繋ぎテープ190の基材(図示せ
ず)と繋ぎテープ190cとの段差を機械的に検知した
ときにONとなるリミットスイッチ、あるいは、透明の
繋ぎテープ190cに光を照射してその光量の変化を検
知するつやセンサ、その他、繋ぎテープ190cの表面
にマーキング処理を施し、そのマーキングに光を反射さ
せてその有無を検知する反射型の光センサ等々が適宜用
いられる。
【0077】さらに、本実施例では、一方のラベル連続
体18,他方のラベル連続体18および繋ぎテープ連続
体190等の各種送り出し量およびそのスピードなど
は、段落〔0014〕で述べたラベル連続体繰出し用駆
動部34等を制御する制御手段(図示せず)によって、
適宜、デジタル的に駆動・制御される。この場合、該制
御手段(図示せず)は、ラベル連続体終了検知センサ1
72,174、ラベル連続体位置決めセンサ176,1
78および停止位置検知センサ212等の検知信号によ
り、駆動ベルト42、空気圧シリンダ182、フィード
ローラ202等の動作を適宜シーケンス制御している。
【0078】次に、上述したラベル連続体継ぎ手段16
2によるラベル連続体の継ぎ方法について、特に、図3
(A),図3(B)等を参照しながら説明する。以下の
説明では、一方のラベル連続体18の使用が終了して、
引き続き、一方のラベル連続体18の終端部と投入用
(待機用)の他方のラベル連続体18の始端部とを繋ぎ
テープ190cで継ぐ工程について説明する。
【0079】予め、投入用のラベル連続体18が、ラベ
ル連続体用吸着ボックス168にセットされる。該投入
用のラベル連続体18は、図3(A)に示すように、一
方のラベル連続体18の終端部と投入用のラベル連続体
18の始端部とを突き合わせることができるように、所
定のセット位置に位置決めされる。この場合、所定のセ
ット位置とは、投入用ラベル押えローラ180よりたと
えば10mm程度下部に設定され、その位置に目印が付
けられる。投入用のラベル連続体18の始端部が目印の
位置に配置されるように、該投入用のラベル連続体18
がラベル連続体用吸着ボックス168にセットされる。
【0080】そして、ラベル連続体終了検知センサ17
4により、一方のラベル連続体18の終了が検知される
と、駆動ベルト42により、該ラベル連続体18が低速
にて送られる。
【0081】さらに、ラベル連続体終了検知センサ17
8により、一方のラベル連続体18の終端部が検知され
ると、予め、投入用のラベル連続体18の始端部がセッ
トされている所定のセット位置に、該一方のラベル連続
体18の終端部が送られる。
【0082】このとき、投入用のラベル連続体18は、
投入用ラベル押えローラ180によって、駆動ベルト4
2側、つまり、ガイドローラ38に押付けられる。この
とき、一方のラベル連続体18の終端部と投入用のラベ
ル連続体18の始端部とが、所定のセット位置で突き合
わせられる。さらに、それとほぼ同時に、投入用のラベ
ル連続体18は、一方のラベル連続体18と共に同速に
て、下流側に送られる。
【0083】そして、下流側におくられた一方のラベル
連続体18および他方の投入用のラベル連続体22は、
スプライサー部206において、一方のラベル連続体1
8の終端部と他方の投入用のラベル連続体18の始端部
との突き合せ端部Eが、剥離器198で剥離された繋ぎ
テープ190cによって接続される。この場合、一方の
ラベル連続体18および他方の投入用のラベル連続体1
8の突き合せ端部Eは、繋ぎテープ貼付ローラ208お
よび210協働作用によって、一方のラベル連続体18
および他方の投入用のラベル連続体18の裏面側から、
突き合せ端部E部分を覆うようにして、繋ぎテープ19
0cで繋がれる。
【0084】図3(A),図3(B)に示すラベル連続
体継ぎ手段162で行われるラベル連続体の継ぎ方法で
は、突き合わせ機構166により、一方のラベル連続体
18の終端と他方のラベル連続体18の始端とが突き合
わされるため、一方のラベル連続体18および他方のラ
ベル連続体18は、ほぼ同一平面上に配置される。この
場合、一方のラベル連続体18および他方のラベル連続
体18の突き合わせ端部Eには段差部が形成されない。
そのため、ラベル連続体送り手段、ラベル剥離手段、ラ
ベル貼着手段および巻取り手段等の動作に不都合を生じ
させることもない。
【0085】また、本ラベル貼付機10に適用されたラ
ベル剥離手段104では、特に、たとえば図14(A)
に示すように、剥離プレート106の先端部の角部分
に、丸みを付けたアール部Rが形成される。そのため、
ラベル連続体継ぎ手段162で継がれたラベル連続体1
8は、剥離プレート106の先端部で折り返されたとき
でも、ラベル連続体18の突き合せ端部E部分の開き角
度θを極力小さくすることができる。したがって、ラベ
ル剥離手段104おいて、一方のラベル連続体18およ
び他方のラベル連続体18が、突き合せ端部E部分で切
れたり、繋ぎテープ190cから外れたりする恐れがほ
とんどない。それに対して、剥離プレート106の先端
部の角部分が角張っている場合には、たとえば図14
(B)に示すように、ラベル連続体18の突き合せ端部
E部分の開き角度θが大きくなるため、一方のラベル連
続体18および他方のラベル連続体18が、突き合せ端
部E部分で切れたり、繋ぎテープ190cから外れたり
する等の不都合が生じる。
【0086】さらに、接続部材付与機構188により、
一方のラベル連続体18と他方のラベル連続体18とが
間断なく繋ぎテープ190cで連続的に継がれる。しか
も、繋ぎテープ190cは、一方および他方のラベル連
続体18の裏面側に取付けられるため、ラベル連続体1
8の表面側に予め余白部分を設ける必要もない。
【0087】なお、図4に示すラベル貼付機10では、
ラベル保持手段216から引き出されたラベル連続体1
8が、テンションレバー214により一定の張力が付与
され、ラベル連続体18の移送経路の下流側のラベルブ
レーキ部48および情報印字手段用ラベルセンサ部50
を通過し、ガイドローラ61に案内されて情報印字手段
62へと移送されていく。
【0088】また、図4に示すラベル貼付機10に適用
されるラベル保持手段216は、図1,図2,図3に示
すラベル貼付機10に適用されたラベル保持手段20と
比べて、特に、2つの支持レール片22,22が傾斜し
て配置されている。2つの支持レール片22,22は、
その長手方向の一端側が、ラベル連続体18が引き出さ
れる方向に向かって上向きになるように、傾斜されて配
設されるものである。
【0089】したがって、このラベル保持手段216が
用いた場合、ラベル連続体18の繰出しが停止されてい
るときには、たとえば図7(A)に示すように、ロール
状のラベル連続体(以下、ラベルロールという。)18
がビス等の軸部からなる固着手段24に当たって回転し
にくくなるため、ラベルロール18の緩みを防止するこ
とができる。また、ラベル連続体18を繰出していると
きには、たとえば図7(B)に示すように、繰出し力に
よりラベルロール18が引っ張られ、2つの支持レール
片22,22の長手方向に沿って移動するものである。
【0090】なお、ラベル保持手段としては、たとえば
図5に示すように、ラベルロール18の紙管内に支持筒
体19を取付け、ラベルワインダ218に挟み込んで装
着する方式も可能である。但し、この挟み込み方式で
は、ラベルワインダ218への着脱が必要なので、ラベ
ルロール18の交換に時間がかかる。
【0091】また、ラベル保持手段としては、たとえば
図6に示すように、ラベルロール18の紙管内に取付け
られた支持筒体19を保持ケース220の切欠き部22
1に落とし込んで載置する方式も可能である。但し、こ
の落とし込み載置方式では、ラベルロール18が小巻に
なると、ラベルロール18の重さが軽くなるので、たと
えば図6(A)に示すように、ラベル連続体18の繰出
しによって緩みが生じる。また、ラベルロール18が大
巻で巻き崩れや仕上がりが悪い場合、たとえば図6
(B)に示すように、ラベルロール18の回転が重くな
って、スムーズにラベル連続体18を繰出すことが困難
となる。
【0092】したがって、ラベル保持手段としては、図
5に示す方式よりも、図6に示す方式の方が好ましいも
のであるが、図4,図7に示すラベル貼付機10に適用
されたラベル保持手段216が最も好ましいものであ
る。
【0093】また、図1,図2,図3に示すラベル貼付
機10ないし図4に示すラベル貼付機10において、情
報印字手段62を使用しない場合には、ラベル連続体1
8を図17に示すように掛ければよい。すなわち、ラベ
ル保持手段216から引き出されたラベル連続体18
は、直接、ガイドローラ81およびガイドローラ92に
案内されて、下流側のラベルブレーキ部96およびラベ
ル貼着手段用ラベルセンサ部102を通過し、さらに、
ラベル剥離手段104およびラベル貼着手段122へと
移送される。
【0094】図18は、図1および図2のラベル貼付機
に適用され得る巻取り手段の他の例を示す要部正面図解
図である。図19は、図18に示す巻取り手段に適用さ
れた停止手段の一例およびその周辺を背面側からみた状
態の要部図解図である。図18および図19に示す巻取
り手段230を用いる場合には、ラベル剥離手段104
でラベルaが剥離された後の剥離台紙Aは、剥離台紙送
りローラ142および押えローラ144間に移送された
後、カス巻きリール157には、巻き取られずに、カス
巻きリール157およびガイドローラ232間に移送さ
れる。さらに、剥離台紙Aは、たとえば断面「コ」字状
のガイドプレート234を通過して、下流側に移送され
る。そして、剥離台紙Aは、ガイドローラ236および
238に案内されて、テーンションアーム240へと移
送される。
【0095】巻取り手段230は、フレーム230Fを
含む。フレーム230Fには、剥離台紙Aをロール状に
巻き取る巻取りリール242が支持される。また、フレ
ーム230Fには、巻取りリール242を駆動させる巻
取りリール駆動部246が配設される。巻取りリール駆
動部246は、巻取り用のモータ248を含み、モータ
248は、モータ支持ブラケツト250により、フレー
ム230Fに支持される。
【0096】さらに、フレーム230Fには、巻取りリ
ール242の近傍にテーンションアーム240が支持さ
れる。このテーンションアーム240は、巻取りリール
242に巻き取られる剥離台紙Aに一定の張力を付与す
るためのものである。テンションアーム242の軸方向
の中間部は、支持軸部252によりフレーム230Fに
回動自在に支持される。テンションアーム242は、そ
の長手方向の一端部に、軸部256により回動自在に支
持されたフリーローラ254を有する。フリーローラ2
54には、ガイドローラ236および238により、剥
離台紙Aが案内される。
【0097】さらに、フレーム230Fには、たとえば
環形板状のカム258が回動自在に支持される。カム2
58は、支持軸部252に支持され、支持軸部252の
回動と連動して回動するように、回動自在に支持され
る。カム258は、たとえば略円形板に形成され、その
外周面の一部に異形部としてのたとえば平面部を有す
る。この場合、カム258は、その外周面に、円弧状の
曲面部260と直線状の平面部262とを有する。な
お、カム258は、図19に示すように、カム258が
支持軸部252から外れないように、カム支持片264
により、抜け止めされている。カム支持片264は、そ
の長手方向の一方側が支持軸部252に回動自在に係止
され、その長手方向の他方側が軸部266によりフレー
ム230Fに回動自在に支持されている。
【0098】また、カム258とフレーム230Fと
は、コイルばね等の付勢部材268で連結されている。
この場合、付勢部材268は、その長手方向の一端部が
カム258の一部に固定され、その長手方向の他端部が
フレーム230Fに固定される。そのため、テンション
アーム242の回動運動(揺動運動)に応じて、カム2
58の回動運動が付勢される。さらに、カム258の近
傍には、リミットスイッチ272を含む検出部270
が、フレーム230Fに支持される。検出部270は、
テンションアーム242の回動位置を検出するためのも
のである。
【0099】この場合、剥離台紙Aの張力によりテンシ
ョンアーム242が、たとえば図19で見て、時計方向
に回転(揺動)すると、カム258もそれと同方向、つ
まり、時計方向に回転する。そのため、作動片274
は、カム258の平面部262を下側に移動していき、
遂には、曲面部260に達する。このとき、リミットス
イッチ272の作動片(アクチュエータ)274は、カ
ム258に押圧され、その作動片(アクチュエータ)2
72が左側に押圧される。そのため、ミットスイッチ2
72の接点の開閉(ON/OFF)が行われる。そし
て、その検出信号を受けて、巻取りリール駆動部246
のモータ248の作動/停止が行われる。
【0100】さらに、巻取りリール242の近傍には、
巻取りリール駆動部246の動作を強制的に停止させる
ための停止手段276が配設される。停止手段276
は、トグルスイッチ276を含み、トグルスイッチ27
6を切る(OFFにする)ことによって、テンションア
ーム242およびカム258の作動に関係なく、巻取り
リール駆動部246の動作を停止させることができる。
【0101】なお、上記巻取りリール242は、たとえ
ば図20に示すように、巻取り軸276を含む。巻取り
軸276の外周面の一部には、平面状部277が形成さ
れる。また、巻取り軸276は、特に、たとえば板ばね
からなる係止片278を有する。係止片278は、巻取
り軸276の平面状部277の上に配置される。係止片
278は、たとえば矩形状の係止片本体278aを含
む。係止片本体278aは、その長手方向の一端部がビ
ス等の固着手段により、巻取り軸276に固着される。
係止片本体278aの長手方向の他端部は、その他端を
半円状に屈曲してなる屈曲部282が形成される。
【0102】屈曲部282の下面と巻取り軸276の平
面状部277との間には、僅かな間隔が隔てられてい
る。剥離台紙Aを巻取りリール242にセットする場合
には、巻取り軸276の屈曲部282の下面と、巻取り
軸276の平面状部277との間に、剥離台紙Aの長手
方向の一端部を差込むだけで、極めて簡単に且つ素早く
取付けることができる。
【0103】一方、従来の巻取り軸276では、図21
に示すように、巻取り軸276の径方向に溝部284が
対向配置されている。そして、この従来の巻取り軸27
6では、たとえば図22に示すように、該溝部284に
U字状の係止ピン286が係止される。そのため、従来
の巻取り軸276では、剥離台紙Aを巻取りリール24
2にセットする場合、一旦、係止ピン286を巻取り軸
276から取外した後で、剥離台紙Aの長手方向の一端
部を溝部284と係止ピン286との間に挟持すること
により取付けていた。したがって、従来の巻取り軸27
6では、手間のかかるものであった。
【0104】なお、本ラベル貼付機10では、巻取り手
段230が、たとえば図18に示すように、鶏卵16が
搬送される搬送路12Aから離れた場所に配設される。
そのため、巻取りリール242に保持された剥離台紙A
の交換作業をする場合、作業者が誤って不用意に、ラベ
ル連続体送り手段、情報印字手段、ラベル剥離手段およ
びラベル貼着手段等に接触してそれらの動作を妨げる恐
れがない。
【0105】しかも、巻取り手段230が巻取りリール
駆動部246の動作を強制的に停止させる停止手段27
6を有するので、停止手段276により巻取りリール駆
動部246の動作だけを単独で停止させることができ
る。そのため、巻取り手段230以外の一連の手段の作
業を停止させることなく、巻取りリール242に保持さ
れた剥離台紙Aを素早く簡単に交換することが可能とな
り、ラベル貼付機10全体の作業性を低下させることが
ない。
【0106】
【発明の効果】本願発明によれば、ラベルを確実に且つ
正確に卵等の物品に貼付することができる、ラベル貼付
機を提供することである。また、本願発明の他の目的
は、作業性を低下させることなく、ラベルを確実に且つ
正確に卵等の物品に貼付することができる、ラベル貼付
機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるラベル貼付機の一実施例を示
す正面図解図である。
【図2】図1の実施例の左側面図解図である。
【図3】図3(A)は、図1および図2のラベル貼付機
に適用されたラベル連続体継ぎ手段等の一例を示す正面
図解図であり、図3(B)は、一方のラベル連続体およ
び他方のラベル連続体の突き合わせ端部に接続部材を取
付けた状態を示す要部図解図である。
【図4】図1および図2のラベル貼付機に適用されたラ
ベル連続体送り手段、情報印字手段、ラベル剥離手段、
ラベル貼着手段および巻取り手段の一例を示す正面図解
図である。
【図5】図1および図2のラベル貼付機に適用され得る
ラベル保持手段の一例を示す要部分解斜視図解図であ
る。
【図6】図1および図2のラベル貼付機に適用され得る
ラベル保持手段の他の例を示す要部正面図解図であり、
図6(A)はロール状のラベル連続体が小巻になった場
合の状態を示し、図6(B)はロール状のラベル連続体
が大巻の場合の状態を示すものである。
【図7】図1および図2のラベル貼付機に適用されたラ
ベル保持手段の一例を示す要部正面図解図であり、図7
(A)はロール状のラベル連続体の繰出しが停止した状
態を示し、図7(B)はロール状のラベル連続体が繰出
した場合の状態を示すものである。
【図8】図1および図2のラベル貼付機に適用されたラ
ベル連続体センサの一例を示すもので、図8(A)は該
センサの間にラベル連続体が通過する状態を示す斜視図
であり、図8(B)は該センサの間にラベル連続体のラ
ベルが通過する状態を示す正面図解図であり、図8
(C)は該センサの間にラベル連続体のラベル間の剥離
台紙が通過する状態を示す正面図解図である。
【図9】図1および図2のラベル貼付機に適用された印
字手段の一例を示すもので、図9(A)はその印字ヘッ
ドの概略斜視図解図であり、図9(B)はその印字位置
変更機構を示す要部斜視図解図である。
【図10】図9に示す印字ヘッドで印字されたラベルの
一例を示し、印字方向の変更態様を示す平面図解図であ
る。
【図11】図1および図2のラベル貼付機に適用された
ダンサローラの一例を示す正面図解図である。
【図12】図1および図2のラベル貼付機に適用された
ラベル貼着手段の一例を示す斜視図解図である。
【図13】図12に示すラベル貼着手段に適用されたロ
ーレットローラの一例を示す要部斜視図解図である。
【図14】図14(A)は、図12のラベル貼着手段に
適用された剥離プレートの要部を示す図解図であり、図
14(B)は、その背景となる従来の剥離プレートの要
部を示す図解図である。
【図15】図12のラベル貼着手段に適用されたラベル
貼着ローラの一例を示す要部斜視図解図である。
【図16】図1および図2のラベル貼付機に適用された
送風手段の一例およびその作用を示す側面図解図であ
る。
【図17】図1および図2のラベル貼付機で情報印字手
段を作動させないときのラベル連続体の掛け方(取付け
状態)を示す正面図解図である。
【図18】図1および図2のラベル貼付機に適用され得
る巻取り手段の他の例を示す要部正面図解図である。
【図19】図18に示す巻取り手段に適用された停止手
段の一例およびその周辺を背面側からみた状態の要部図
解図である。
【図20】図18の巻取り手段に適用された巻取りリー
ルの一例を示す要部斜視図解図である。
【図21】図20の巻取りリールの背景となる従来の巻
取りリールの一例を示す要部斜視図解図である。
【図22】図21に示す従来の巻取りリールの使用方法
を示す要部斜視図解図である。
【図23】本願発明の背景となる従来の鶏卵等のラベル
印字貼付装置の一例を示す正面図解図である。
【図24】図23の平面図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル貼付機 20 ラベル保持手段 42,70,142,246 ラベル連続体送り手段 70 情報印字手段 104 ラベル剥離手段 122 ラベル貼着手段 140,230 ラベル巻取り手段 158 送風手段 164 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E095 AA06 BA03 CA01 CA02 CA09 DA03 DA15 DA22 DA42 DA48 DA62 DA77 EA02 EA09 EA13 EA22 EA26 EA36 FA12 FA13 3F108 JA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向の上流側から下流側へと搬送手
    段により搬送される容器内に複数列配列された卵、果
    実、その他の球状,楕円球状等の曲面部を有する物品の
    前記曲面部に単葉型のラベルを貼着するためのラベル貼
    付機であって、 帯状の剥離台紙の一方主面に間隔を隔てて前記ラベルが
    剥離可能に配置されたラベル連続体をロール状に保持す
    るラベル保持手段、 前記ラベル保持手段から前記ラベル連続体を引き出して
    所定の移送経路に移送させるラベル連続体送り手段、 前記ラベル連続体の移送経路で、前記ラベル連続体のラ
    ベルを剥離するラベル剥離手段、 前記ラベル剥離手段の近傍に配設され、前記ラベル剥離
    手段で剥離された前記ラベルを前記物品に貼着するラベ
    ル貼着手段、 前記ラベル剥離手段で前記ラベルが剥離された後の前記
    剥離台紙を巻き取る巻取り手段、 前記搬送方向の幅方向の一方側および他方側に配置さ
    れ、前記搬送路上を搬送されてくる前記物品に向かって
    送風する送風手段、および前記容器の搬送速度に対応し
    て、前記ラベル連続体送り手段、前記ラベル剥離手段、
    前記ラベル貼着手段、前記巻取り手段および前記送風手
    段の動きを制御する制御手段を包含し、 前記ラベル保持手段、前記ラベル連続体送り手段、前記
    ラベル剥離手段、前記ラベル貼着手段および、前記巻取
    り手段を包含する一連の手段を1組としたとき、前記物
    品の配列数に応じて、複数組の前記一連の手段が配置さ
    れ、 複数列に配列された前記物品の各列の上方には、それぞ
    れ、前記ラベル貼着手段が配置され、且つ、複数の前記
    ラベル貼着手段は、前記搬送方向に所定の間隔をもって
    配置され、さらに、 複数の前記送風手段は、前記搬送方向に間隔を隔てて、
    複数の前記ラベル貼着手段の上流側に配置されることを
    特徴とする、ラベル貼付機。
  2. 【請求項2】 前記ラベル連続体の移送経路で、前記ラ
    ベル連続体のラベルの表面に製造年月日等の前記物品に
    関する情報を印字する情報印字手段をさらに包含し、前
    記情報印字手段は、前記物品の配列数に応じて、複数組
    配置され、前記制御手段により制御される、請求項1に
    記載のラベル貼付機。
  3. 【請求項3】 前記容器内に配列された前記物品の配列
    数が2列であって、2組の前記ラベル貼着手段の内、一
    方の前記ラベル貼着手段は、一方の前記物品の列の上方
    に配置され、他方の前記ラベル貼着手段は、他方の前記
    物品の列の上方に配置され、且つ、一方の前記ラベル貼
    着手段と他方の前記ラベル貼着手段とは、前記搬送路の
    搬送方向に所定の間隔を隔てて配置され、さらに、 2組の前記送風手段の内、一方の前記送風手段は、搬送
    方向にみて、一方の前記ラベル貼着手段の上流側に配置
    され、他方の前記送風手段は、他方の前記ラベル貼着手
    段の上流側に配置されると共に、且つ、一方および他方
    の前記送風手段は、前記搬送方向の幅方向の一方側およ
    び他方側に交互に配置されることを特徴とする、請求項
    1または請求項2に記載のラベル貼付機。
  4. 【請求項4】 前記ラベル貼着手段は、 前記ラベル剥離手段の近傍に配置される複数のリング状
    のラベル貼着ローラ、および複数の前記ラベル貼着ロー
    ラの孔に挿通され、複数の前記ラベル貼着ローラを支持
    する軸部を包含し、 複数の前記ラベル貼着ローラは、前記物品の曲面部に当
    接可能に前記軸部の軸方向に並列配置されると共に、複
    数の前記ラベル貼着ローラの孔径が前記軸部の軸径より
    も大きく形成され、複数の前記ラベル貼着ローラのそれ
    ぞれが個別に前記軸部の少なくとも軸径方向に変位可能
    に配設されることを特徴とする、請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載のラベル貼付機。
  5. 【請求項5】 前記ラベル貼着ローラの周表面には、シ
    リコーン樹脂、シリコーンゴム等の剥離性を有する材質
    からなる剥離材層が配設されることを特徴とする、請求
    項4に記載のラベル貼付機。
  6. 【請求項6】 前記情報印字手段は、 複数の印字部を有する印字ヘッド、 前記印字ヘッドを支持する印字ヘッドホルダ、 前記ラベル連続体の移送経路の上側で且つ前記移送経路
    の幅方向に配設され、前記印字ヘッドを回動自在に支持
    する枢軸部、および前記枢軸部の軸方向に前記印字ヘッ
    ドを自在に変位させることにより、前記印字部の印字位
    置を変更可能にする印字位置変更機構を包含することを
    特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のラ
    ベル貼付機。
  7. 【請求項7】 前記巻取り手段は、 フレーム、 前記フレームに支持され、前記ラベル剥離手段で前記ラ
    ベルが剥離された後の前記剥離台紙をロール状に巻き取
    る巻取りリール、 前記フレームに支持され、前記巻取りリールを駆動させ
    る巻取りリール駆動部、 前記巻取りリールに巻き取られる前記剥離台紙に一定の
    張力を付与するテンションアーム、 前記フレームに回動自在に支持され、前記テンションア
    ームの軸方向の中間部を支持する支持軸部、 前記支持軸部に支持され、前記支持軸部の回動と連動し
    て回動すると共に、その外周面の一部に異形部を有する
    環形板状のカム、 その一端側が前記カムに固定され、その他端側がフレー
    ムに固定される付勢部材、および前記剥離台紙の張力を
    調整するために、前記カムの近傍で前記フレームに支持
    され、前記テンションアームの回動位置を検出して前記
    巻取りリール駆動部をON/OFFさせる検出部、およ
    び前記巻取りリールの近傍に配設され、前記巻取りリー
    ル駆動部の動作を強制的に停止させる停止手段を包含
    し、 前記巻取り手段を前記物品が搬送される搬送経路から分
    離した場所に配設したことを特徴とする、請求項1〜請
    求項6のいずれかに記載のラベル貼付機。
  8. 【請求項8】 ラベル保持手段から引き出された前記ラ
    ベル連続体の終端に、新規なラベル連続体の始端を連続
    的に接続するラベル連続体継ぎ手段をさらに包含し、 前記ラベル連続体継ぎ手段は、 一方の前記ラベル連続体の終端と他方のラベル連続体の
    始端とを突き合わせる突き合わせ機構、および前記一方
    のラベル連続体および前記他方のラベル連続体の裏面側
    から、前記一方のラベル連続体と前記他方のラベル連続
    体との突き合わせ端部を覆うようにして、前記一方のラ
    ベル連続体および前記他方のラベル連続体の裏面に接続
    部材を取付ける接続部材付与機構を包含する、請求項1
    〜請求項7のいずれかに記載のラベル貼付機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119021A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sato Corp 印字貼付装置
JP2015074467A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 大阪シーリング印刷株式会社 帯掛け包装装置
JP2019171611A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 ブラザー工業株式会社 層転写装置

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