JP7005830B1 - ラベルシート加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状のラベルシートに対してラベルの剥ぎ取りやピッチ調整や剥離シートの交換等の加工を行うラベルシート加工装置を提供すること。【解決手段】帯状のラベルシートを第1ナイフエッジ部材上で剥離シートとするための第1のラベルシート搬送ユニットと、剥離シートを第2ナイフエッジ部材上でその後端に向けて送るための第2のラベルシート搬送ユニットと、剥離シートから剥離したラベルを粘着テープに粘着させてラベルシートから除去するラベル除去ユニットと、第1ナイフエッジ部材の先端で下方に向きを変えた剥離シートを第2ナイフエッジ部材の先端に向けて下方から送るバッファローラと、第2のラベルシート搬送ユニットから搬送された剥離シートまたはラベルシートを巻き取るための第1の巻き取りユニットを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる帯状のラベルシートに対してそのラベルの剥ぎ取りやピッチ調整や剥離シートの交換等の加工を行うラベルシート加工装置に関するものである。
ベルトコンベア等によって順次搬送される製品にラベルを貼り付けるラベル貼付装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1)。かかるラベル貼付装置は、ラベルシートロールから繰り出した帯状のラベルシートの、剥離シートとしての台紙からラベルを剥離させて送り出す剥離機構と、送り出されたラベルを製品に貼り付ける機構と、ラベルが剥離された後の台紙を巻き取り回収する回収リールを回転駆動させるためのモータとを備えている。
特開2008-201527号公報
しかしながら、上記ラベル貼付装置は、ラベルシートおよびラベル剥ぎ取り後の台紙がラベルシートロールから回収リールに至るまで複雑な搬送ルートを経由しなければならないため、ラベルシートロールからラベルシートを繰り出して搬送ルートに沿ってセットする必要がある。
そこで、このようなラベル貼付装置にセットされるラベルシートロールには、ラベルシートをセットする際の作業性を向上させるために、ラベルシートの巻き始めと巻き終わりにラベルが存在しない台紙だけの端部余白部分を一定の長さで設けている。
従来技術において、ラベルシートにラベルが存在しない端部余白部分を形成するためには、必要な端部余白部分の長さに相当するラベルの枚数を算出した後、その枚数に相当する複数のラベルを選定し、これらの複数のラベルを手作業により台紙から剥がす必要があった。このため、端部余白部分を有するラベルシートを製造するには、多くの時間と多くの労力を要するという問題点があった。
また、ラベルシートが有しているラベルが印刷不良やラベルの欠損等により一定の品質を満たさない場合がある。このような一定の品質を満たさないラベルは、ラベルシートから除去し、ラベルシートの品質を維持する必要がある。
しかしながら、手作業により、長尺の帯状のラベルシートの多数のラベルの中から品質を満たさないラベルのみを選定して除去することは、きわめて困難である。また、一定の品質を満たさないラベルを選定し、当該ラベルを除去したとしても、当該ラベルシートには、当該ラベルに相当する長さの台紙だけの途中余白部分が発生する。このような途中余白部分を持つラベルシートは、ラベルが一定の間隔を空けていないため、ラベルが一定のピッチで整列したラベルシートとならない。
そこで、除去されたラベルに相当する長さの途中余白部分を詰めることによって、途中余白部分を無くし、一定の品質を満たすラベルが一定のピッチで整列したラベルシートに加工する必要がある。
さらに、ラベルシートロールの長期間にわたる保管による台紙の劣化や、ラベルシートの仕様変更に伴い、ラベルシートのラベルをそのまま残して使用し、ラベルシートの台紙のみを新しい台紙に交換してラベルシートを加工したい場合がある。
本発明は、従来技術が抱える上述の如き問題を解決し、簡易且つ安価な構成により、帯状のラベルシートに対してラベルの剥ぎ取りやピッチ調整や剥離シートの交換等の加工を行うラベルシート加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を有利に達成するこの発明のラベルシート加工装置は、裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる帯状のラベルシートに対し加工を行うラベルシート加工装置であって、
前記ラベルシートを第1ナイフエッジ部材上でその後端から先端に向けて送るための第1ラベルシート搬送用駆動ローラを有しており、その先端で下方に向きを変えて前記ラベルを剥離させ、前記剥離シートとするための第1のラベルシート搬送ユニットと、
前記剥離シートを前記第1ナイフエッジ部材と隙間を開けて対向する第2ナイフエッジ部材の先端の下方からその先端に向けて送るための第2ラベルシート搬送用駆動ローラを有しており、その先端で後方に向きを変えてその第2ナイフエッジ部材上でその後端に向けて送るための第2のラベルシート搬送ユニットと、
粘着テープを巻回されたローラを、前記第1ナイフエッジ部材の先端および前記第2ナイフエッジ部材の先端の間の上方に昇降可能に配置し、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを除去する場合はそのローラを下降位置に位置させるとともにそのローラ上で粘着テープを送るための粘着テープ搬送用駆動ローラを有しており、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを前記粘着テープに粘着させて前記ラベルシートから除去し、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを除去しない場合はそのローラを上昇位置に位置させて、前記第1ナイフエッジ部材の先端で前記ラベルシートから剥離した前記ラベルを前記第2ナイフエッジ部材の先端の前記剥離シートに付着させてラベルシートを形成するためのラベル除去ユニットと、
前記第1ナイフエッジ部材および前記第2ナイフエッジ部材の下方かつ中間に昇降可能に配置され、前記第1のラベルシート搬送ユニットの前記第1ナイフエッジ部材の先端で下方に向きを変えた前記剥離シートを巻回されて方向転換させるとともに長さ調整して、前記第2ナイフエッジ部材の先端に向けて下方から送るバッファローラと、
前記第2のラベルシート搬送ユニットから搬送された前記剥離シートまたは前記ラベルシートを巻き取るための第1の巻き取りユニットと、
前記第1ラベルシート搬送用駆動ローラと、前記粘着テープ搬送用駆動ローラ及び前記第2ラベルシート搬送用駆動ローラとを同期して回転駆動するための制御部と、を備えることを特徴としている。
なお、この発明のラベルシート加工装置においては、前記バッファローラに代えて、前記第1のラベルシート搬送ユニットから搬送された前記剥離シートを巻き取るための第2の巻き取りユニットを備えていてもよい。
この発明のラベルシート加工装置は、簡易且つ安価な構成により、裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる帯状のラベルシートからラベル除去ユニットで少なくとも1つのラベルを除去することによって、ラベルシートを端部余白付きラベルシートに加工し、その端部余白付きラベルシートを巻き取ることができる。すなわち、本発明のラベルシート加工装置は、手作業によることなく、ラベルシートを端部余白付きラベルシートに自動的に加工し、当該加工したラベルシートを巻き取ることができる。
さらに、この発明のラベルシート加工装置は、簡易且つ安価な構成により、ラベルシートの剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着したラベルの間隔を、ラベル除去ユニットで少なくとも1つのラベルを除去するとともにバッファローラの下降で剥離シートの余分な長さを吸収することで調整することにより、ラベルシートをラベルのピッチが調整されたラベルシートを自動的に加工し、当該加工したラベルシートを巻き取ることができる。
また、この発明のラベルシート加工装置は、簡易且つ安価な構成により、ラベルシートを構成するラベルと剥離シートと分離して、不要なラベルを除去するとともに、第2の巻き取りユニットで剥離シートを巻き取り、新たに準備した剥離シートを供給して、ラベルシートを必要なラベルと新たな剥離シートとから構成されるラベルシートに自動的に加工し、当該加工したラベルシートを自動的に巻き取ることができる。
本発明の第1実施形態のラベルシート加工装置の正面図である。 (a)第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートからラベルが除去される前の状態を説明した模式図である。(b)第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートからラベルが除去された後の状態を説明した模式図である。 (a)第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートのピッチが調整される前の状態を説明した模式図である。(b)第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートのラベルが除去された後のピッチが調整されていない状態を説明した模式図である。(c)第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートのピッチが調整された後の状態を説明した模式図である。 本発明の第2実施形態のラベルシート加工装置の正面図である。
<第1実施形態>
以下、この発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のラベルシート加工装置の正面図である。図1に示されるように、本実施形態のラベルシート加工装置10は、ラベルシート加工ユニット筐体11、キャスター12、滑り止め用ストッパー13を備えている。さらに、本実施形態のラベルシート加工装置10は、第1のラベルシート搬送ユニット101、第2のラベルシート搬送ユニット102、ラベル除去ユニット103、バッファローラユニット104、及び第1の巻取りユニット105を備えている。
ラベルシート加工装置10は、裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる長尺の帯状のラベルシートに対して加工を行う。具体的には、ラベルシート加工装置10は、帯状のラベルシートを構成する剥離シートから少なくとも1つのラベルを除去することによって、ラベルシートを端部余白付きラベルシートに加工することができる。また、本実施形態のラベルシート加工装置は、剥離シートから少なくとも1つのラベルが除去されたラベルシートをラベルピッチが調整されたラベルシートに自動的に加工することができる。このように、本実施形態のラベルシート加工装置は、ラベルシートを構成する剥離シートからラベルを剥ぎ取り、除去することにより、ラベルシートの加工を手作業ではなく、全自動にて実行することができる。
(端部余白付きラベルシート)
端部余白付きラベルシートは、ラベルシートの端部から複数のラベルが剥離され、除去されることにより加工されたラベルシートである。加工される前のラベルシートは、裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる帯状のラベルシートである。すなわち、端部余白付きラベルシートの原反となる帯状のラベルシートは、ラベルを粘着剤によって剥離シートに貼り付けたシール、ステッカー、タック紙を含む概念である。
ラベルルシートには、その長手方向に沿って整列して付着してなる複数のラベルが形成されている。ラベルシートの端部から少なくとも1つのラベルが除去されると、当該ラベルが除去された部分は、剥離シートが表出することになる。剥離シートが表出した部分は、ラベルシートの余白となり、ラベルシートは、端部余白付きラベルシートとなる。
複数のラベルが除去されたラベルシートは、除去された複数のラベルに相当する端部余白を備える。例えば、ラベルシートの巻き始めに相当する部分と、巻き終わりに相当する部分に余白を設け、当該余白を、ラベルシートロールを巻き取り軸にセットする際に必要とされる作業用部分として活用することができる。本実施形態で使用されるラベルシートの仕様は、特に限定されるものではないが、例えば、ラベルシート幅が3.0~20.0cm、ラベルシート巻き取り長が100~1000mであるラベルシートであってもよい。また、端部余白付きラベルシートに設けられる余白は、特に制限されるものではなく、ラベルシートの巻き取り長に応じて、適宜設けることができる。例えば、ラベルシートの巻き取り長が1000m(大巻き)の場合には、3.0~5.0m、ラベルシートの巻き取り長が100m(小巻き)の場合には、100mごとに1.0~2.0mの端部余白をそれぞれ設けてもよい。
(第1のラベルシート搬送ユニット)
第1のラベルシート搬送ユニット101は、ラベルシートSを第1ナイフエッジ部材114上でその後端から先端115に向けて送り、その先端115で下方に向きを変えてラベルを剥離させ、剥離シートBとするためのユニットである。第1のラベルシート搬送ユニット101は、ラベルシートSが巻き付けられたラベルシートロールC1を装着されるラベルシート供給軸111、第1ナイフエッジ部材114および、ラベルシートSを第1ナイフエッジ部材114に搬送するための第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116を備えている。
ラベルシート供給軸111には、ラベルシート巻芯にラベルシートSをロール状に巻き付けたラベルシートロールC1が、スペーサ112を介して脱着可能に装着されている。ラベルシートSは、ラベルシートロールC1から供給される。
第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116は、図示しないサーボモータで回転駆動されるとともに、支持部をその第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116に対し進退移動可能に支持された第1ラベルシート搬送用従動ローラ117をスプリングで押し付けられており、第1ナイフエッジ部材114の先端115で下方に向きを変えられた剥離シートBをその第1ラベルシート搬送用従動ローラ117との間に挟持して引き下ろす。第1ラベルシート搬送用従動ローラ117はその支持部に雄ネジ部材をねじ込むことで、第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116との間に隙間を開けてそれらの間に剥離シートBを配置し、その後に雄ネジ部材を緩めることで、剥離シートBを第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116との間で挟持することができる。ラベルシート供給軸111は、図示しない駆動モータの回転駆動力を伝達されて所定方向に回転駆動される。ラベルシートSは、第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116による引き下ろしとラベルシート供給軸111の回転駆動とによって、その表面側がラベルとなる向きでラベルシートロールC1から第1ナイフエッジ部材114上に向かって送り出される。ラベルシートSは、小型案内ローラ113を介して第1ナイフエッジ部材114の後端から先端115に向けて送られる。
第1ナイフエッジ部材114上に搬送されたラベルシートSは、先端115でその搬送方向を下方に変える。先端115は鋭角に形成されている。このため、ラベルシートSは、先端115を支点として第1ナイフエッジ部材134の下方に引っ張られることにより、ラベルシートSを構成するラベルと剥離シートBとに分離する。このように、第1のラベルシート搬送ユニット103は、ラベルシートSからラベルを剥離させ、ラベルシートSを剥離シートBに加工する。
(第2のラベルシート搬送ユニット)
第2のラベルシート搬送ユニット102は、第1のラベルシートユニット101から搬送された剥離シートを第1ナイフエッジ部材と隙間を開けて対向する第2ナイフエッジ部材の先端の下方からその先端に向けて送り、その先端で後方に向きを変えてその第2ナイフエッジ部材上でその後端に向けて送るためのユニットである。第2のラベルシート搬送ユニット102は、第2ナイフエッジ部材121、剥離シートBを第2ナイフエッジ部材121上に搬送するための第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123および、第2ラベルシート搬送用従動ローラ124を備えている。
第2ナイフエッジ部材121の先端122は、第1ナイフエッジ部材114の先端115と、ラベルシートSの長手方向におけるラベルの寸法よりも小さい隙間を開けて対向している。これにより、第1ナイフエッジ部材114上を搬送されてその先端115でラベルシートSの剥離シートBから剥がれたラベルは、その隙間を渡って第2ナイフエッジ部材121の先端122に到達する。第2ナイフエッジ部材121の先端122は、その下方に位置するバッファローラユニット104のバッファローラ141から送り出された剥離シートBの搬送方向を逆方向に変更するために鋭角に形成されている。第2ナイフエッジ部材121の先端122の下方からその先端122に向けて送られた剥離シートBは、鋭角に形成された先端122を支点として第2ナイフエッジ部材122の上方に引っ張られる。剥離シートBは、第1ナイフエッジ部材114の先端115でラベルシートSの剥離シートBから剥がれて上記隙間を渡ったラベルと付着する。その結果、ラベルシートSは、ラベルシートS1に加工される。
本実施形態のラベル加工装置10により、ラベルシートSを加工して得られるラベルシートS1としては、端部余白付きラベルシート、途中余白付きラベルシート、ピッチ調整ラベルシートが含まれる。また、第1ナイフエッジ部材114の先端115と第2ナイフエッジ部材121の先端122との間に形成されている隙間は、ラベルシートSを構成するラベルが第1ナイフエッジ部材114の先端115から第2ナイフエッジ部材121の先端122へ渡って移動できるように、ラベルシートSの長手方向におけるラベルの寸法、例えば当該ラベルの長手方向の幅よりも小さく設計されている。例えば、ラベルシートを構成するラベルの長手方向の幅が5.0~10.0mmである場合には、第1ナイフエッジ部材114の先端115と第2ナイフエッジ部材121の先端122との間に形成されている隙間は、1.0~3.0mmであることが好ましい。
剥離シートBは、又はラベルシートS1は、第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123によって搬送される。第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123は、第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116と同様、図示しないサーボモータで回転駆動されるとともに、支持部をその第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123に対し進退移動可能に支持された第2ラベルシート搬送用従動ローラ124をスプリングで押し付けられており、第2ラベルシート搬送用従動ローラ124との間に剥離シートBまたはラベルシートS1を挟持して引き出す。第2ラベルシート搬送用ローラ124は第1ラベルシート搬送用従動ローラ117と同様、その支持部に雄ネジ部材をねじ込むことで、第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123との間に隙間を開けてそれらの間に剥離シートBまたはラベルシートS1を配置し、その後に雄ネジ部材を緩めることで、剥離シートBまたはラベルシートS1を第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123との間で挟持することができる。これにより、第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123は、その第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123の下方に設けられている第1の巻き取りユニット105に向けて、剥離シートB、又はラベルシートS1を送り出すことができる。
(ラベル除去ユニット)
ラベル除去ユニット103は、剥離シートBから剥離したラベルをラベルシートSから剥ぎ取り、除去するためのユニットである。ラベル除去ユニット103は、粘着テープTがロール状に巻き付けられた粘着テープロールC2、粘着テープTを搬送するための粘着テープ搬送用駆動ローラ133、ラベルを剥ぎ取るためのローラ135、ラベル付き粘着テープT’がロール状に巻き取られたラベル付き粘着シートロールC3を備えている。
ラベル除去ユニット筐体130は、その内部に粘着テープ供給軸131にスペーサ132を介して粘着テープTをロール状に巻いてなる粘着テープロールC2を装填している。
粘着テープ供給軸131は、図示しない駆動モータの回転駆動力が伝達されて所定方向に回転駆動する。粘着テープ供給軸131が所定方向に回転駆動することにより、粘着テープロールC2から粘着テープTが繰り出される。粘着テープTは、ラベルシートSを構成するラベルを除去するテープである。粘着テープの裏面TBは、第1のラベルシート搬送ユニット101から送り出されたラベルシートSを構成するラベルの表面と接触することができるようにセットされている。
粘着テープ搬送用駆動ローラ133は、第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116と同様、図示しないサーボモータで回転駆動されるとともに、支持部をその粘着テープ搬送用駆動ローラ133に対し進退移動可能に支持された粘着テープ搬送用従動ローラ134をスプリングで押し付けられており、粘着テープ搬送用従動ローラ134との間に粘着テープTを挟持して引き出す。粘着テープ搬送用従動ローラ134は第1ラベルシート搬送用従動ローラ117と同様、その支持部に雄ネジ部材をねじ込むことで、粘着テープ搬送用駆動ローラ133との間に隙間を開けてそれらの間に粘着テープTを配置し、その後に雄ネジ部材を緩めることで、粘着テープTを粘着テープ搬送用駆動ローラ133との間で挟持することができる。粘着テープ供給軸131は、図示しない駆動モータの回転駆動力を伝達されて所定方向に回転駆動される。粘着テープTは、粘着テープ搬送用駆動ローラ133による引き上げと粘着テープ供給軸131の回転駆動によって、ラベル除去ユニット103の下方に設けられているローラ135の方向に向けて粘着テープTを案内する。
ラベル除去ユニット103は、第1ナイフエッジ部材114の先端115および第2ナイフエッジ部材121の先端122の間の上方に昇降可能に配置され、粘着テープTが巻回されたローラ135を有している。ラベルシートSを構成するラベルと接触するローラ135の外周面には、粘着テープ搬送用駆動ローラ133から案内された粘着テープTの粘着層がラベルの表面と接触できるように位置している。
ローラ135は、ラベル除去ユニット筐体130に回転自在に支持されている。ローラ135は、第1ナイフエッジ部材114の先端135および第2ナイフエッジ部材121の先端122の間の上方を昇降する。
ローラ135がラベルシートSを構成するラベルを剥ぎ取り、除去する場合には、その位置を下降位置に位置させるとともにそのローラ135上で粘着テープTを送り、剥離シートBから剥離したラベルを粘着テープTに粘着させる。下降位置に位置したローラ135の外周に位置する粘着テープTは、第1ナイフエッジ部材114に搬送されたラベルシートS上に位置するラベルと接触しながら、当該ラベルを剥ぎ取る。
粘着テープ搬送用駆動ローラ133は、第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116と同期して回転駆動させることが好ましい。粘着テープ搬送用駆動ローラ133と第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116とを同期させて回転駆動させることによって、ローラ135から送られる粘着テープTと第1のラベルシート搬送ユニット101から搬送されるラベルシートSを構成するラベルが同一速度により移動する。このため、ラベルシートSからラベルが剥がれると同時に、粘着テープTがラベルシートSから剥がれたラベルを除去できる。なお、ローラ135と第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116とを同期して回転駆動させるためには、粘着テープ搬送用駆動ローラ133の回転数と第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116の回転数を制御する制御部を設けてもよいし、単一のACサーボモータ、DCサーボモータ、ステッピングモータを採用してもよい。
一方、ローラ135がラベルシートSを構成するラベルを除去しない場合には、その位置を上昇位置に位置させる。第1ナイフエッジ部材114の先端115でラベルシートSから剥離したラベルは、第2のラベル搬送ユニット102から搬送された第2ナイフエッジ部材121の先端122の剥離シートBと付着する。その結果、ラベルシートSは、ラベルシートS1に加工される。
このように、ラベル除去ユニット103が備えているローラ135は、ラベルシートSから剥ぎ取ったラベルを除去する場合には、第1ナイフエッジ部材114の先端115および第2ナイフエッジ部材121の先端122の間の上方において降下し、剥離したラベルを除去しない場合には、第1ナイフエッジ部材114の先端115および第2ナイフエッジ部材121の先端122の間の上方において上昇する。
ローラ135は、ラベルシートSから剥離したラベルを巻き取ったラベル付き粘着テープT’をラベル除去ユニット筐体130の上方に設けられているラベル付き粘着シート巻き取り軸137に送り出す。ラベル付き粘着テープT’は、スペーサ138を介してラベル付き粘着テープ巻き取り軸137により巻き取られ、ラベル付き粘着シートロールC3となる。
(バッファローラユニット)
バッファローラユニット104は、第1ナイフエッジ部材114および第2ナイフエッジ部材121の下方かつ中間に配置されている。バッファローラユニット104は、バッファローラ141とローラガイド142を備えている。バッファローラ141は、第1ナイフエッジ部材114の先端115および第2ナイフエッジ部材121の先端122の下方かつ中間位置において上下方向に昇降することができる。バッファローラ141は、第1のラベルシート搬送ユニット101の第1ナイフエッジ部材114の先端115で下方に向きを変えた剥離シートBを巻回させ、方向転換させるとともに長さ調整をする。
さらに、バッファローラ141は、第1のラベル搬送ユニット101から送り出された剥離シートBを第2ナイフエッジ部材121の先端122に向けて下方から送る。バッファローラユニット104は、ラベルシート加工ユニット筐体11の上下方向に立設されたローラガイド142を有してもよい。バッファローラ141は、ローラガイド142に沿って上下方向に摺動可能となる。バッファローラ141の位置は、第1のラベル搬送ユニット101から送り出された剥離シートを巻回させ、方向転換させるためにとともに長さ調整して、剥離シートBに発生する張力を調整するために適宜変更することができる。
第1のラベルシート搬送用駆動ローラ116から送り出された剥離シートBは、バッファローラユニット104、及び2つの小型案内ローラ125を経由して第2ナイフエッジ121に送り出される。
(第1の巻き取りユニット)
第1の巻き取りユニット105は、第2のラベルシート搬送ユニット102から搬送された剥離シートBまたはラベルシートS1を巻き取るためのユニットである。第1の巻き取りユニット105は、第2のラベルシート搬送ユニット102の第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123の下方に設けられている第1の巻取りユニット105の加工シート巻き取り軸152に向けて剥離シートB、又はラベルシートS1を案内する。
剥離シートBまたはラベルシートS1は、スペーサ151を介して加工シート巻き取り軸152に巻き付けられる。剥離シートB又はラベルシートS1は、加工シート巻き取り軸152にロール状に巻き付けられて加工シートロールC4を形成する。加工シート巻き取り軸152に嵌挿されている加工シートロールC4を抜き取ることにより、剥離シートBまたはラベルシートS1がロール状に巻き付けられた加工シートロールを得ることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るラベルシート加工装置について、図2(a)及び(b)を用いて説明する。図2(a)及び(b)は、本実施形態に係るラベルシート加工装置において、ラベルシートのラベルが剥離され、除去されることによって、ラベルシートが加工され、当該加工されたラベルシートが巻き取られるまでの状態を説明した模式図である。
図2(a)は、第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートからラベルが除去される前の状態を説明した模式図である。図2(a)に示されるように、本実施形態のラベルシート加工装置20は、ラベル除去ユニット103が備えている粘着テープ搬送用駆動ローラ133と粘着テープ搬送用従動ローラ134により形成される隙間から粘着テープTを第1ナイフエッジ部材114に供給する。
ラベルシートロールC1から第1ナイフエッジ部材114に搬送されたラベルシートSは、剥離シートBと、接着層を介して剥離シートBの表面に連続して形成された複数のラベルLを有している。剥離シートBの表面に連続して形成された複数のラベルLは、第1のラベルシート搬送ユニット101側から順にラベルL7~L1から構成されている。
図2(b)は、第1実施形態のラベルシート加工装置において、ラベルシートからラベルが除去された後の状態を説明した模式図である。図2(b)に示されるように、剥離シートBの表面に連続して形成された3枚のラベルL4~L6は、ラベル除去ユニット103のローラ135によって剥ぎ取られ、除去される。
3枚のラベルL4~L6は、第1ナイフエッジ部材114の先端115において剥離されると同時に、第1ナイフエッジ部材114の上方向から提供される粘着テープTにより剥ぎ取られ、ラベルシートSから除去される。ラベルシートSからラベルL4~L6が除去されると、第1ナイフエッジ部材114に3枚のラベルL8~L10が新たに送り出される。3枚のラベルL4~L6は、粘着テープTに貼り付けられる。粘着テープTは、3枚のラベルL4~L6が貼り付いたラベル付き粘着テープT’となる。
ラベルシートSは、除去された3枚のラベルL4~L6に相当する余白を有する余白付きラベルシートS1に加工される。余白付きラベルシートS1は、剥離シートBと接着層を介して剥離シートBの表面に連続したラベルL10~L7、除去されたラベルL4~L6に相当する余白、及びラベルL3~L1を有している。余白付きラベルシートS1は、第1の巻き取りユニット105により巻き取られる。
以上、第1実施形態のラベルシート加工装置によれば、簡易且つ安価な構成により、手作業によることなく、ラベルシートからラベルを剥ぎ取り、除去することにより、ラベルシートを余白付きラベルシートに加工することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るラベルシート加工装置について、図3(a)~(c)を用いて説明する。図3(a)~(c)は、本実施形態に係るラベルシート加工装置において、ラベルシートに形成されたラベルのピッチが調整される状態を説明した模式図である。
本実施形態に係るラベルシート加工装置30は、バッファローラ141がラベルシート加工ユニット筐体11の上下方向に立設されたローラガイド142によって摺動可能に支持され、第2のラベルシート搬送ユニット102の動作停止時において、バッファローラ141の自重によって降下する。
図3(a)は、第1実施形態のラベルシート加工装置30において、ラベルシートのラベルが除去される前の状態を説明した模式図である。図3(a)に示されるように、第1ナイフエッジ部材114に搬送されたラベルシートSは、剥離シートBと接着層を介して剥離シートBの表面に連続して形成された複数のラベルLを有している。剥離シートBの表面に連続して形成された複数のラベルLは、第1のラベルシート搬送ユニット101側から順にラベルL6~L1から構成されている。
ラベルL3は、第1ナイフエッジ部材114の端部115において剥離される同時に、第1ナイフエッジ部材114の上方向から提供される粘着テープTにより巻き取られることによってラベルシートSを構成する剥離シートBから剥ぎ取られる。その結果、ラベルシートSは、ラベルL3に相当する余白を有するラベルシートS1に加工される。粘着テープTは、ラベル付き粘着テープT’となる。ラベル付き粘着テープT’は、ラベル付き粘着テープ巻き取り軸137により巻き取られる。その後、ラベルシートSからラベルL3が除去されることにより、第1ナイフエッジ部材114にラベルL7が新たに送り出される。
図3(b)は、第1実施形態のラベルシート加工装置30において、ラベルシートSのラベルが除去された後のピッチが調整されていない状態を説明した模式図である。図3(b)に示されるように、ラベルシートSのラベルL3が除去されることにより加工されたラベルシートS1には、ラベルシートSのラベルL4とラベルL2との間にラベルL3に相当する余白が発生している。
ラベルL3に相当する余白により、ラベルL4とラベルL2との間に形成されたピッチは、ラベルL7~L4の間に形成されているピッチ、ラベルL2~L1の間に形成されているピッチよりもラベルL3に相当する余白の分だけ拡張している。そこで、ラベルL3に相当する余白により発生したラベルL4とラベルL2の間に形成されたピッチを他のラベル間のピッチと等しく調整する必要がある。
ラベルシートSからラベルL3が除去されると第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123は、回転駆動を停止する。このため、第2ナイフエッジ部材121に送り出されたラベルシートS1上のラベルL2及びラベルL1は、位置を変えない。第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123が回転駆動を停止すると、バッファローラ141は、ローラガイド142によって摺動可能に支持されているので、その自重によって、ローラガイド142に沿ってD方向に降下する。
図3(c)は、第1実施形態のラベルシート加工装置30において、ラベルシートS1上のラベルL7~L1の間に形成されたピッチが調整された後の状態を説明した模式図である。図3(c)に示されるように、バッファローラ141がD方向に降下することにより、第1ナイフエッジ部材114側の剥離シートB及び第2ナイフエッジ部材121側の剥離シートBは、下方に引っ張られる。第1ナイフエッジ部材114側のラベルシートS1が下方に引っ張られると、第1ナイフエッジ部材114上のラベルL4は、第1ナイフエッジ部材114の先端115と対向する第2ナイフエッジ部材121の先端122方向に移動を開始する。ラベルL4は、第1ナイフエッジ部材114の先端115と対向する第2ナイフエッジ部材121の先端122との間に開けられた隙間を通過して、第2ナイフエッジ部材121の先端122に移動する。
その結果、ラベルL4とラベルL2との間には、ラベルL2とラベルL1との間に形成されているピッチ幅と同じピッチ幅が形成される。その結果、ラベルシートS1は、ラベルL4とラベルL2との間に形成されているピッチ幅が他のラベルの間に形成されているピッチ幅と等しいラベルシートS2に加工される。ラベルシートS上のラベルL4とラベルL2との間に形成されるピッチが調整され、ラベルL3に相当する余白が詰められることにより、第1ナイフエッジ部材114にラベルL8が新たに送り出される。なお、粘着テープTによって除去されたラベルL3は、ラベル巻き取り用ローラヘッド115によって巻き取られ、ラベル除去粘着テープT’となって上方のU方向に上昇する。
ラベルL4とラベルL2との間で形成されるピッチを調整するためには、第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116と第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123とを同期して回転駆動させることが好ましい。第1ラベルシート搬送用駆動ローラ116と第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123とを同期して回転駆動させるためには、各駆動ローラを制御する制御部を設けてもよいし、単一のACサーボモータ、DCサーボモータ、ステッピングモータを採用してもよい。
このように、本実施形態のラベルシート加工装置によれば、ラベルシートSからラベルL3が剥ぎ取られた後に形成されたラベルシートS1に存在するラベルL7~L1間のピッチを調整することにより、ラベルシートSをピッチが調整されたラベルシートS2に加工することができる。
以上、第1実施形態のラベルシート加工装置によれば、簡易且つ安価な構成により、余白付きラベルシートに形成されたラベルの間隔を調整することにより、ラベルシートをピッチが調整されたラベルシートに自動的に加工することができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係るラベルシート加工装置において、ラベルシートを構成するラベルから除去対象となるラベルを検出するためのセンサを設けてもよい。センサは、ラベルシートを構成するラベルに形成された不具合を認識することができるセンサであれば、特に制限されない。センサとしては、例えば、速度センサ、光センサ、圧力センサ、カラーセンサ、磁気センサ等を挙げることができる。なお、上記センサは、単独のセンサであっても、複数のセンサであってもよい。
ラベルシートから除去対象となるラベルを検出するためのセンサは、ラベル除去ユニット103に取り付けられ、ラベルシートの搬送方向において、粘着テープが巻回されたローラ135よりも手前に設けられる。
このように、第1実施形態のラベルシート加工装置において、さらにセンサを設けることによって、連続するラベルが複数形成されたラベルシートから除去対象となるラベルを特定し、特定したラベルのみを選択して除去することができる。また、第1実施形態のラベルシート加工装置は、除去の対象となるラベルをあらかじめ検出し、当該ラベルが剥ぎ取られた後のラベルシートに形成されたラベルの間に形成されたピッチを調整することによりラベルシートを自動的に加工することができる。
<第2実施形態>
さらに、本発明の第2実施形態に係るラベルシート加工装置について説明する。本実施形態のラベルシート加工装置は、上記実施形態のラベルシート加工装置が備えているバッファローラユニットに代えて、第1のラベルシート搬送ユニットから搬送された剥離シートを巻き取るための第2の巻き取りユニットを備えている点で異なる。その他の構成及び動作は、上記実施形態と同様であるため、同じ構成及び動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図4は、第2実施形態のラベルシート加工装置40の正面図である。図4に示されるように、第2実施形態のラベルシート加工装置40は、第2の巻き取りユニット402を備えている。第1のラベルシート搬送ユニットから搬送された剥離シートを巻き取るための第2の巻き取りユニット402は、ラベルシート加工ユニットを構成するラベルシート加工ユニット筐体410の内部に装填されている。
(第2の巻き取りユニット)
第1のラベルシート搬送ユニット101から搬送された剥離シートBを巻き取るための第2の巻き取りユニット402は、剥離シート巻き取り軸421と、スペーサ422、剥離シート巻き取りロールC5とを備えている。剥離シート巻き取り軸421は、第1のラベルシート搬送ユニット101から搬送された剥離シートBを巻き取る。剥離シートBは、剥離シート巻き取り軸421にロール状に巻き取られ、剥離シート巻き取りロールC5となる。
ラベルシート加工装置40は、ラベルシートSを構成する剥離シートBを新しい剥離シートとなる第2剥離シートB1に交換して、ラベルシートSを構成するラベルと新しい剥離シートとなる第2剥離シートB1とからなるラベルシートS3に加工することができる。
(第2剥離シート供給ユニット)
第2剥離シート供給ユニット403は、新たな剥離シートとなる第2剥離シートB1を供給するためのユニットである。第2剥離シート供給ユニット403は、第2剥離シートB1を巻き取るための第2剥離シート巻き取り軸431、スペーサ432、第2剥離シートロールC6を備えている。第2剥離シートB1は、第2剥離シート巻き取り軸431にロール状に巻かれて第2剥離シートロールC6を形成している。第2剥離シート巻き取り軸431は、図示しない駆動モータの回転駆動力を伝達されて所定方向に回転駆動される。第2剥離シート巻き取り軸431が所定方向に回転駆動することにより、第2剥離シートロールC6から第2剥離シートB1が第2剥離シート供給ユニット403の上方に位置する第2ナイフエッジ部材121の先端122に繰り出される。
ラベルシートSをラベルシートS3に加工する場合には、ラベルシートSを構成するラベルは、除去されない。すなわち、ラベルシートSを構成するラベルは、ラベルシートS3を構成するための必要なラベルとなるため、第1ナイフエッジ部材114上に残される。第1ナイフエッジ部材114上の先端115に残されたラベルは、第2ナイフエッジ121の先端122に移動して、第2剥離シート供給ユニット403から搬送された第2剥離シートB1に貼り付けられる。その結果、ラベルシートSは、ラベルシートSを構成するラベルと新しい剥離シートである第2剥離シートから構成されるラベルシートS3に加工される。
ラベルシートSを構成するラベルには、ラベル印刷の不具合、ラベルの欠損等により除去されるべきラベルが含まれている。ラベルシートSを構成する不要なラベルは、ラベルシートS3に加工をする際には、ラベル除去ユニット103のローラ135により除去してもよい。そして、ラベルシートSから不要なラベルを除去することによって、ラベルの間に形成されたピッチに変更が発生した場合には、バッファローラ141、第2ラベルシート搬送用駆動ローラ123の動作を停止することによって、ラベルの間に形成されたピッチを調整してもよい。加工されたラベルシートS3は、加工シート巻き取りユニット105により巻き取られる。
本実施形態のラベル加工装置40は、ラベルシートSを構成する剥離シート、ラベルが除去されて余白が形成されたラベルシートS1を構成する剥離シート、又はピッチが調整されたラベルシートS2を構成する剥離シートを新たな剥離シートに交換することができる。
以上、第2実施形態のラベルシート加工装置によれば、ラベルシートを構成する剥離シートを新たに準備した剥離シートに交換することにより、ラベルシートを剥離シートが交換されたラベルシートに自動的に加工することができる。
<他の実施形態>
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステム又は装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されても良いし、単体の装置に適用されても良い。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に供給され、内蔵されたプロセッサによって実行される場合にも適用可能である。本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体も本発明の技術的範囲に含まれる。
かくしてこの発明によれば、裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる帯状のラベルシートに対し加工を行うラベルシート加工装置であって、前記ラベルシートを第1ナイフエッジ部材上でその後端から先端に向けて送り、その先端で下方に向きを変えて前記ラベルを剥離させ、前記剥離シートとするための第1のラベルシート搬送ユニットと、前記剥離シートを前記第1ナイフエッジ部材と隙間を開けて対向する第2ナイフエッジ部材の先端の下方からその先端に向けて送り、その先端で後方に向きを変えてその第2ナイフエッジ部材上でその後端に向けて送るための第2のラベルシート搬送ユニットと、粘着テープを巻回されたローラを、前記第1ナイフエッジ部材の先端および前記第2ナイフエッジ部材の先端の間の上方に昇降可能に配置し、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを除去する場合はそのローラを下降位置に位置させるとともにそのローラ上で粘着テープを送って、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを前記粘着テープに粘着させて前記ラベルシートから除去し、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを除去しない場合はそのローラを上昇位置に位置させて、前記第1ナイフエッジ部材の先端で前記ラベルシートから剥離した前記ラベルを前記第2ナイフエッジ部材の先端の前記剥離シートに付着させてラベルシートを形成するためのラベル除去ユニットと、前記第1ナイフエッジ部材および前記第2ナイフエッジ部材の下方かつ中間に昇降可能に配置され、前記第1のラベルシート搬送ユニットの前記第1ナイフエッジ部材の先端で下方に向きを変えた前記剥離シートを巻回されて方向転換させるとともに長さ調整して、前記第2ナイフエッジ部材の先端に向けて下方から送るバッファローラと、前記第2のラベルシート搬送ユニットから搬送された前記剥離シートまたは前記ラベルシートを巻き取るための第1の巻き取りユニットと、を備えるラベル加工装置を、簡易且つ安価に構成することができる。したがって、本発明のラベルシート加工装置は、ラベルシートの加工に利用することができる。
10~40 ラベルシート加工装置
11 ラベルシート加工ユニット筐体
12 キャスター
13 滑り止め用ストッパー
101 第1のラベルシート搬送ユニット
111 ラベルシート供給軸
112 スペーサ
C1 ラベルシートロール
S ラベルシート
113 小型案内ローラ
114 第1ナイフエッジ部材
115 先端(第1ナイフエッジ部材)
B 剥離シート
S1 余白付きラベルシート(ラベル除去後)
116 第1ラベルシート搬送用駆動ローラ
117 第1ラベルシート搬送用従動ローラ
102 第2のラベルシート搬送ユニット
121 第2ナイフエッジ部材
122 先端(第2ナイフエッジ部材)
123 第2ラベルシート搬送用駆動ローラ
124 第2ラベルシート搬送用従動ローラ
125 小型案内ローラ
103 ラベル除去ユニット
130 ラベル除去ユニット筐体
131 粘着テープ供給軸
132 スペーサ
C2 粘着テープロール
T 粘着テープ
TB 粘着テープ裏面
133 粘着テープ搬送用駆動ローラ
134 粘着テープ搬送用従動ローラ
135 ローラ(ラベル剥ぎ取り用)
136 小型案内ローラ
T’ ラベル付き粘着テープ(ラベル粘着後)
137 ラベル付き粘着テープ巻き取り軸
138 スペーサ
C3 ラベル付き粘着テープロール
104 バッファローラユニット
141 バッファローラ
142 ローラガイド
105 第1の巻き取りユニット
151 スペーサ
152 加工ラベルシート巻き取り軸
C4 加工ラベルシートロール
L ラベル(L1~L10)
B1 第2剥離シート
S2 加工ラベルシート(ピッチ調整後)
S3 加工ラベルシート(剥離シート交換後)
410 ラベル加工ユニット筐体
402 第2の巻き取りユニット
C5 剥離シートロール
421 剥離シート巻き取り軸
422 スペーサ
403 第2剥離シート供給ユニット
C6 第2剥離シートロール
431 第2剥離シート巻き取り軸
432 スペーサ

Claims (1)

  1. 裏面に粘着剤が付いた複数のラベルがその粘着剤を介して剥離シートの表面に当該剥離シートの長手方向に沿って整列して付着してなる帯状のラベルシートに対し加工を行うラベルシート加工装置であって、
    前記ラベルシートを第1ナイフエッジ部材上でその後端から先端に向けて送るための第1ラベルシート搬送用駆動ローラを有しており、その先端で下方に向きを変えて前記ラベルを剥離させ、前記剥離シートとするための第1のラベルシート搬送ユニットと、
    前記剥離シートを前記第1ナイフエッジ部材と隙間を開けて対向する第2ナイフエッジ部材の先端の下方からその先端に向けて送るための第2ラベルシート搬送用駆動ローラを有しており、その先端で後方に向きを変えてその第2ナイフエッジ部材上でその後端に向けて送るための第2のラベルシート搬送ユニットと、
    粘着テープを巻回されたローラを、前記第1ナイフエッジ部材の先端および前記第2ナイフエッジ部材の先端の間の上方に昇降可能に配置し、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを除去する場合はそのローラを下降位置に位置させるとともにそのローラ上で粘着テープを送るための粘着テープ搬送用駆動ローラを有しており、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを前記粘着テープに粘着させて前記ラベルシートから除去し、前記剥離シートから剥離した前記ラベルを除去しない場合はそのローラを上昇位置に位置させて、前記第1ナイフエッジ部材の先端で前記ラベルシートから剥離した前記ラベルを前記第2ナイフエッジ部材の先端の前記剥離シートに付着させてラベルシートを形成するためのラベル除去ユニットと、
    前記第1ナイフエッジ部材および前記第2ナイフエッジ部材の下方かつ中間に昇降可能に配置され、前記第1のラベルシート搬送ユニットの前記第1ナイフエッジ部材の先端で下方に向きを変えた前記剥離シートを巻回されて方向転換させるとともに長さ調整して、前記第2ナイフエッジ部材の先端に向けて下方から送るバッファローラと、
    前記第2のラベルシート搬送ユニットから搬送された前記剥離シートまたは前記ラベルシートを巻き取るための第1の巻き取りユニットと、
    前記第1ラベルシート搬送用駆動ローラと、前記粘着テープ搬送用駆動ローラ及び前記第2ラベルシート搬送用駆動ローラとを同期して回転駆動するための制御部と、を備えることを特徴とする、ラベルシート加工装置。
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