JP2003221021A - 自動ラベル貼付装置 - Google Patents

自動ラベル貼付装置

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JP2003221021A
JP2003221021A JP2002020428A JP2002020428A JP2003221021A JP 2003221021 A JP2003221021 A JP 2003221021A JP 2002020428 A JP2002020428 A JP 2002020428A JP 2002020428 A JP2002020428 A JP 2002020428A JP 2003221021 A JP2003221021 A JP 2003221021A
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JP
Japan
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JP2002020428A
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Manabu Tomosada
学 友定
Yoshiaki Imaizumi
芳明 今泉
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送される複数種類の製品に、その種類に応
じたラベルを選択して、効率よくかつ迅速に自動貼付け
できる。 【解決手段】 コンベヤ2により搬送される製品の種類
を識別する識別手段3と、コンベヤ2に沿って搬送方向
Fに並んで配置されるとともに製品の種類毎のラベルL
を装着した複数のラベル貼付機4と、前記識別手段3に
よる識別結果に基づき、製品の種類に応じたラベル貼付
機4を、待機位置Y1からラベル貼付け位置Y2まで位
置替えさせる位置替え手段5とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤにより搬
送される複数の種類の製品に、その種類に応じてラベル
を自動で貼付けする自動ラベル貼付装置に関する。 【0002】 【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】多品
種少量生産の傾向が強い例えばタイヤの製造ラインにお
いては、その最終製造工程を経て搬送されてくるタイヤ
には、サイズや品種等が異なる多種類のものが混在して
おり、これを種類ごとに区分して積み上げ、夫々所定の
保管場所に搬出している。 【0003】このとき各タイヤには、その品種やサイズ
などを製品として表示するためのラベルが貼付けられ
る。しかしこのラベルは、タイヤに応じて多種類化する
ため、市販の自動ラベル貼付機で対応することが難し
く、従来その貼付は、人手に頼らざるを得ないなど、多
くの時間と労力を要するとともに、前記製造ラインの自
動化の妨げとなっていた。 【0004】そこで本発明は、装置構造が簡易でありか
つ小型で安価としながらも、コンベヤにより搬送される
複数種類の製品に、その種類に応じたラベルを選択して
自動貼付けでき、特にタイヤ製造ラインにおける製品ラ
ベルの貼付けに好適に採用しうる自動ラベル貼付装置の
提供を目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、コンベヤにより搬送される
複数の種類の製品に、その種類に応じてラベルを自動で
貼付けする自動ラベル貼付装置であって、前記製品の種
類を識別する識別手段と、前記コンベヤに沿って搬送方
向に並んで配置されるとともに前記製品の種類毎のラベ
ルを装着した複数のラベル貼付機と、前記識別手段によ
る識別結果に基づき、製品の種類に応じたラベル貼付機
を、待機位置から、頭出しされたラベルが搬送される製
品に当接して貼り着されうる貼付け位置に位置替えさせ
る位置替え手段とを具えるとともに、前記ラベル貼付機
は、離型紙に複数のラベルを長手方向に並べて貼着した
帯状のラベル用紙を巻回してなるロール体を巻き戻し自
在に枢着するロール支持手段と、前記ロール体から巻き
戻されるラベル用紙が鋭角に向き替えすることによりラ
ベルの先端部を離型紙から剥離する剥離台と、前記ロー
ル体からラベル用紙を間欠的に巻き戻すことにより、剥
離した先端部が剥離台から突出した頭出し状態でラベル
を保持しうる頭出し手段と、前記頭出し手段により間欠
的に巻き戻された離型紙を巻回して回収する回収軸を有
する回収手段とを具えることを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図示例とともに説明する。図1は、本発明の自動ラベル
貼付装置1がタイヤ製造ラインに採用され、最終製造工
程をへてコンベヤ2から搬送される複数種類(n種類)
のタイヤTに、その種類に応じたラベルLを自動貼付け
する場合を例示している。 【0007】図1において、自動ラベル貼付装置1は、 ・前記コンベヤ2により搬送されるタイヤT(製品)の
種類を識別する識別手段3と、 ・前記コンベヤ2に沿って搬送方向Fに並んで配置され
るとともにタイヤTの種類毎のラベルLを装着したn台
のラベル貼付機4と、 ・前記識別手段3による識別結果に基づき、タイヤTの
種類に応じたラベル貼付機4を、待機位置Y1からラベ
ル貼付け位置Y2まで位置替えさせる位置替え手段5と
を具える。 【0008】なお本例では、前記コンベヤ2に、8種類
(n=8)のタイヤTがランダムに搬送される場合を例
示しており、従って、自動ラベル貼付装置1は、8種類
のラベルLを一種類づつ装着した合計8台のラベル貼付
機4を、前記コンベヤ2に沿って一列に配設している。 【0009】また前記ラベルLとしては、図6に示すよ
うに、離型紙8に多数枚のラベルLを長手方向に並べて
貼着した帯状のラベル用紙9Aを巻回したロール体9の
状態で、ラベル貼付機4に装着される。 【0010】次に、前記識別手段3は、本例では、前記
タイヤTの外側面(通常ビード外側面)に予め貼着され
ているバーコードからなる認識票6を読みとる所謂バー
コードリーダであって、これによって前記タイヤTの種
類を識別する。一般に、加硫前の生タイヤには、製造、
出荷、使用等を管理するための種々の情報をバーコード
で表示した認識票6がビード外側面に貼着されており、
本例ではこれを利用して前記識別を行っている。 【0011】また前記ラベル貼付機4は、図2〜5に示
すように、 ・前記ロール体9からラベル用紙9Aを巻き戻し自在に
枢着するロール支持手段10と、 ・前記巻き戻されたラベル用紙が鋭角に向き替えするこ
とにより、ラベルLの先端部LAを離型紙8から剥離す
る剥離台11と、 ・前記ロール体9からラベル用紙9Aを間欠的に巻き戻
すことにより、剥離した前記先端部LAが剥離台11か
ら突出した頭出し状態ZでラベルLを保持しうる頭出し
手段12と、 ・前記頭出し手段12により巻き戻された離型紙8を巻
回して回収する回収軸13を有する回収手段14とを具
えている。 【0012】なお本例では、前記ラベル貼付機4は、支
持台(図示しない)に、垂直な軸心J廻りで傾動自在に
枢支される水平な基台15を具え、この基台15に前記
ロール支持手段10と、剥離台11と、頭出し手段12
と、回収手段14とを夫々取り付けている。 【0013】詳しくは、前記ロール支持手段10は、図
2に示す如く、前記ロール体9の支管部9Bを挿通して
保持する支軸16を有し、この支軸16は、本例では、
前記軸心Jと同心位置で前記基台15に立設している。 【0014】又前記剥離台11は、基台15上で立上が
る矩形板状をなし、図3に概念的に示す如く、剥離台1
1の一側面に沿って送られるラベル用紙9Aが、剥離台
11先端に形成される剥離エッジ11Eで鋭角に折り返
されて向き替えすることにより、ラベルLは向き替えで
きずに、離型紙8から剥離されて矢印方向P(剥離台1
1の一側面に沿う方向)に送り出される。 【0015】ここで、前記ラベルLでは、タイヤへの貼
付けのために粘着力は従来のものよりも強く設定されて
おり、従って、離型紙8からの剥離のためには、前記剥
離エッジ11Eの角度αを従来よりも鋭角化することが
要求される。しかしこの剥離エッジの鋭角化は、離型紙
8の破断損傷の原因となるため、本例では、頭出し手段
12による巻き戻し速度を減じる一方、後述する回収手
段14のトルク制限器21により定トルクで滑らせて巻
き取ることで、離型紙8の破断損傷を防止している。 【0016】前記頭出し手段12は、ラベル用紙巻き戻
し用の駆動ローラ17と、この駆動ローラ17に剥離さ
れた離型紙8を押圧する押圧ローラ18とを具える。各
ローラ17、18はゴムローラであって、前記駆動ロー
ラ17は、頭出し用の低速の駆動モータM1に、例えば
プーリ、ベルト等を有する駆動伝達手段を介して連結さ
れる。又前記押圧ローラ18は、進退動自在なシリンダ
などの進退具20のロッド端に支持され、前記離型紙8
を駆動ローラ17に押圧する圧接状態U1と、駆動ロー
ラ17から離れる離間状態U2との間を移動する。 【0017】従って、前記頭出し手段12では、前記圧
接状態U1において駆動ローラ17の回転が伝えられ、
ラベル用紙9Aをロール体9から巻き戻しでき、逆に離
間状態U2のとき前記巻き戻しを停止できる。即ち、巻
き戻しを間欠的に行うことができ、かつ離間状態U2の
とき、剥離された先端部LAが剥離台11から突出する
頭出し状態Zで停止できる。 【0018】又前記回収手段14は、巻き戻された前記
離型紙8を巻回して回収する回収軸13を有し、この回
収軸13は、本例では、トルク制限器21を介して巻き
取り用のモータM2に連結される。 【0019】なお前記回収軸13は、図4に示すよう
に、前記基台15に軸受け22を介して枢着されてお
り、又図中の符号23は、回収軸13に固定されるリン
グ状の固定金具、符号24は、前記モータM2からのベ
ルト32が巻装されかつ回収軸13に空回り可能に遊挿
されるプーリを示している。 【0020】又前記トルク制限器21は、前記プーリ2
4を固定金具23に押圧する押圧手段25と、前記プー
リ24と固定金具23との間に配される摩擦板26とを
含んで形成される。なお押圧手段25は、前記回収軸1
3の下端部に固定の押圧力調整金具27とプーリ24と
の間に、スペーサ28を介して配されるコイルバネ状の
バネ片29を有し、本例ではスペーサ28とプーリ24
との間にも摩擦板26を配している。 【0021】従って、前記トルク制限器21は、モータ
M2によって駆動するプーリ24の回転を摩擦板26を
介して回収軸13に伝達でき、回収軸13の負荷が大き
いとき、即ち前記押圧ローラ18が離間状態U2となる
頭出し状態Zのとき、摩擦板26が滑って回収軸13は
回転せず、前記頭出し状態Zを安定して維持できる。
又、回収軸13の負荷が小さいとき、即ち前記押圧ロー
ラ18が圧接状態U1となる巻き戻しの際には、回収軸
13が回転し、巻き戻される離型紙8を弛ますことなく
順次回収できる。 【0022】次に、前記位置替え手段5は、図5に略示
するように、本例では、前記ラベル貼付機4の基台15
を、前記軸心J廻りで水平に傾動させる、例えばシリン
ダ等の駆動具30を具える。そして該駆動具30の作動
によって、前記頭出しされたラベルLの先端部LAが搬
送されるタイヤTに当接して貼り着されうる貼付け位置
Y2と、タイヤTに当接しない待機位置Y1との二位置
にラベル貼付機4を位置替えできる。 【0023】なお本例では、前記頭出しされた先端部L
AがタイヤTに当接する際、この先端部LAが逃げるこ
となくしっかりと貼着されるように、ラベル貼付機4に
は、前記先端部LAの背面を受けてこの先端部LAをタ
イヤTに押付けるバックアップローラ31を設けてい
る。なお前記押付け力は、前記駆動具30への作動空気
圧によって発生するが、タイヤTがラベル貼付機4を押
し退けて通り過ぎできるように、前記押付け力すなわち
作動空気圧を精密減圧弁によってコントロールしてい
る。 【0024】このように、前記自動ラベル貼付装置1
は、タイヤTの搬送を利用し、この搬送中のタイヤに頭
出し状態ZのラベルLを当接することにより該ラベルを
貼付けるものであるため、ラベル送りの制御が簡略化で
き、装置構造を簡易にかつ小型で安価としながらも、搬
送される複数種類のタイヤTに、その種類に応じたラベ
ルLを選択して自動貼付けできる。又タイヤTの搬送を
止める必要がないため、貼付を効率よく迅速に行うこと
ができる。 【0025】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しでき、又タイヤ
以外の種々の製品へのラベル貼付けに採用しうる。 【0026】 【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
装置構造が簡易でありかつ小型で安価としながらも、コ
ンベヤにより搬送される複数種類の製品に、その種類に
応じたラベルを選択して、効率よくかつ迅速に自動貼付
けできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の自動ラベル貼付装置の一実施例を示す
平面図である。 【図2】そのラベル貼付機を示す平面図である。 【図3】剥離台を頭出し手段とともに説明する拡大図で
ある。 【図4】トルク制限器を説明する断面図である。 【図5】ラベル貼付機の位置替えを説明する拡大図であ
る。 【図6】ロール体を説明する斜視図である。 【符号の説明】 1 自動ラベル貼付装置 2 コンベヤ 3 識別手段 4 ラベル貼付機 5 位置替え手段 8 離型紙 9 ロール体 9A ラベル用紙 10 ロール支持手段 11 剥離台 12 頭出し手段 13 回収軸 14 回収手段 F 搬送方向 L ラベル Y1 待機位置 Y2 貼付け位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E095 AA06 BA03 CA01 CA09 DA03 DA15 DA22 DA42 DA48 DA82 DA86 EA02 EA09 EA13 EA22 EA27 EA36 FA03 FA17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】コンベヤにより搬送される複数の種類の製
    品に、その種類に応じてラベルを自動で貼付けする自動
    ラベル貼付装置であって、 前記製品の種類を識別する識別手段と、 前記コンベヤに沿って搬送方向に並んで配置されるとと
    もに前記製品の種類毎のラベルを装着した複数のラベル
    貼付機と、 前記識別手段による識別結果に基づき、製品の種類に応
    じたラベル貼付機を、待機位置から、頭出しされたラベ
    ルが搬送される製品に当接して貼り着されうる貼付け位
    置に位置替えさせる位置替え手段とを具えるとともに、 前記ラベル貼付機は、離型紙に複数のラベルを長手方向
    に並べて貼着した帯状のラベル用紙を巻回してなるロー
    ル体を巻き戻し自在に枢着するロール支持手段と、 前記ロール体から巻き戻されるラベル用紙が鋭角に向き
    替えすることによりラベルの先端部を離型紙から剥離す
    る剥離台と、 前記ロール体からラベル用紙を間欠的に巻き戻すことに
    より、剥離した先端部が剥離台から突出した頭出し状態
    でラベルを保持しうる頭出し手段と、 前記頭出し手段により間欠的に巻き戻された離型紙を巻
    回して回収する回収軸を有する回収手段とを具えること
    を特徴とする自動ラベル貼付装置。
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