JPH08258386A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

Info

Publication number
JPH08258386A
JPH08258386A JP6313295A JP6313295A JPH08258386A JP H08258386 A JPH08258386 A JP H08258386A JP 6313295 A JP6313295 A JP 6313295A JP 6313295 A JP6313295 A JP 6313295A JP H08258386 A JPH08258386 A JP H08258386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
paper
roller
width
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6313295A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamakuni
稔 山国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP6313295A priority Critical patent/JPH08258386A/ja
Publication of JPH08258386A publication Critical patent/JPH08258386A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 如何なる幅の印刷用紙をも正確に搬送するこ
とが可能である熱転写プリンタを提供することを目的と
している。 【構成】 ピンチローラ27と微小突起ローラ28とが
印刷用紙21を搬送し、印刷用紙21に転写されるイン
クが塗布されたインクリボン1がローラに巻回され、ブ
レーキ3がローラに制動力を与え、ブレーキ3が印刷用
紙21の幅に基づいてブレーキ3の制動力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱転写プリンタであ
って、特に様々な大きさの印刷用紙への印刷に対応する
ことができる熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写インクリボンとは、熱転写プリン
タに用いられる、溶融インクや昇華インクが塗布された
インクリボンである。熱転写インクリボンは、一般に繰
り返し使用することができないため、熱転写プリンタに
おいて連続して印刷する際には、大量の熱転写インクリ
ボンが使用されることになる。しかしながら、熱転写プ
リンタ本体は小型化されており、本体内に大量の熱転写
インクリボンを格納するためには、この熱転写インクリ
ボンを極めて薄い形状のものにしなければならない。
【0003】そこで一般には、熱転写インクリボンには
PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムが用い
られる。PETフィルムは、極めて薄く形成しても比較
的引っ張り強度が高い反面、静電気を帯びやすく、また
薄く形成するほど柔軟になるため静電気等により印刷用
紙やガイドローラ等に吸着されやすくなる。熱転写イン
クリボンが静電気等により印刷用紙等に吸着されると、
搬送時の動きが悪くなり、折れ曲がりや皺の原因にな
り、印刷品位を極めて低下させる。
【0004】ところで、一般に熱転写インクリボンは、
円筒状のローラに巻回され、ローラを熱転写プリンタ本
体内に回動自在に支持することで格納されるように構成
されている。そこで、ローラの支持部に一定の制動力に
よってローラの空転を抑制するブレーキを取り付け、こ
れによって熱転写インクリボンに一定のテンション(張
力)を与えて吸着を防止し、折れ曲がりや皺を防いでい
る。
【0005】一方の印刷用紙は、ピンチローラと微小突
起突起ローラによって挟み込み且つ加圧され、微小突起
ローラの駆動力によって搬送される。微小突起ローラと
は、その表面に、その高さhが印刷用紙の厚さtよりも
低い(例えばh<t/3)微小突起を複数有するローラ
である。一般に微小突起は、微小突起ローラの長手方向
における、一定間隔毎の円周上に配列されている。
【0006】さて、上述のような熱転写プリンタにあっ
ては、近年その用途が極めて広範囲に亙るようになり、
例えば製図用等のように大型紙に印刷可能な熱転写プリ
ンタが要求されるようになった。さらに一般には、例え
ばいわゆるA3大の大型用紙に印刷可能な熱転写プリン
タにあっても、A4大等の小型用紙に印刷ができること
も要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り微小突起ロ
ーラの表面には、その長手方向における一定間隔毎の円
周上に、微小突起が複数配列されている。従って、A3
印刷用紙を縦方向に搬送した場合とA4印刷用紙を縦方
向に搬送した場合とでは幅が異なり、印刷用紙に掛かる
微小突起の総数も異なってくる。即ち、搬送する印刷用
紙の幅が狭いほど、微小突起ローラによる駆動力が小さ
くなる。
【0008】一方前述の通り、熱転写インクリボンが巻
回されているローラの支持部にはブレーキを備えてい
る。熱転写インクリボンは、印刷時に印刷用紙と重ね合
わされ、サーマルヘッドとプラテンローラとによって加
圧され、インクの溶着力と摩擦力とによって印刷用紙に
密着し、印刷用紙と同一の速度で搬送される。このた
め、印刷用紙には、上述のブレーキの制動力も負荷とし
て作用する。しかし、この制動力は一定であるため、幅
が狭く、従って微小突起ローラによる駆動力が小さい印
刷用紙を搬送しようとした場合、微小突起ローラと印刷
用紙との間に滑りを生じ、正確な搬送ができなくなると
いう問題が生じた。本発明は、以上に述べたような背景
の下になされたもので、如何なる幅の印刷用紙をも正確
に搬送することが可能である熱転写プリンタを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、印刷用紙を
搬送する搬送手段と、前記印刷用紙に転写されるインク
が塗布されたインクリボンが巻回されたローラと、前記
ローラに制動力を与える制動手段と、前記印刷用紙の幅
に基づいて前記制動手段の制動力を制御する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明にあっては、
印刷用紙を搬送する搬送手段と、前記印刷用紙に転写さ
れるインクが塗布されたインクリボンが巻回されたロー
ラと、前記ローラの回転力が伝達される第1のシャフト
と、前記第1のシャフトに制動力を加える第1の制動手
段と、前記第1のシャフトの回転力が伝達される第2の
シャフトと、前記第2のシャフトに制動力を加える第2
の制動手段と、・・・・・・・・前記第(n−1)のシ
ャフトの回転力が伝達される第nのシャフトと、前記第
nのシャフトに制動力を加える第nの制動手段と、前記
第1のシャフトと第2のシャフト間、第2のシャフトと
第3のシャフト間、・・・・・第(n−1)のシャフト
と第nのシャフト間の各駆動力伝達をオン/オフ制御す
る伝達手段と、前記印刷用紙の幅に基づいて前記伝達手
段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項3に記載の発明にあっては、
請求項1あるいは請求項2に記載の熱転写プリンタで
は、前記制御手段は、前記印刷用紙の先端を検出する第
1の端部検出手段と、前記印刷用紙の末端を検出する第
2の端部検出手段と、前記搬送手段による搬送量を計測
する搬送量計測手段とを具備し、前記印刷用紙の前記先
端が検出されてから前記末端が検出するまでの間に計測
される前記印刷用紙の搬送量に基づいて印刷用紙の幅を
検出することを特徴とする。
【0012】また、請求項4に記載の発明にあっては、
請求項1あるいは請求項2に記載の熱転写プリンタで
は、前記制御手段は、印刷用紙収納部に摺動可能に取り
付けられた用紙幅規制部材と、前記用紙幅規制部材の位
置に基づいて用紙幅を検出する検出手段とを具備し、前
記検出手段の出力に基づいて印刷用紙幅を検出すること
を特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、搬送手段が印
刷用紙を搬送し、印刷用紙に転写されるインクが塗布さ
れたインクリボンがローラに巻回され、制動手段がロー
ラに制動力を与え、制御手段が印刷用紙の幅に基づいて
制動手段の制動力を制御する。また、請求項2に記載の
発明によれば、搬送手段が印刷用紙を搬送し、印刷用紙
に転写されるインクが塗布されたインクリボンがローラ
に巻回され、第1のシャフトがローラの回転力を伝達
し、第1の制動手段が第1のシャフトに制動力を加え、
第2のシャフトには第1のシャフトの回転力が伝達さ
れ、第2の制動手段が第2のシャフトに制動力を加え、
・・・・・・・・第nのシャフトには第(n−1)のシ
ャフトの回転力あ伝達され、第nの制動手段が第nのシ
ャフトに制動力を加え、伝達手段が第1のシャフトと第
2のシャフト間、第2のシャフトと第3のシャフト間、
・・・・・第(n−1)のシャフトと第nのシャフト間
の各駆動力伝達をオン/オフ制御し、制御手段が印刷用
紙の幅に基づいて伝達手段を制御する。また、請求項3
に記載の発明によれば、制御手段が具備する第1の端部
検出手段が印刷用紙の先端を検出し、同じく第2の端部
検出手段が印刷用紙の末端を検出し、同じく搬送量計測
手段が搬送手段による搬送量を計測することにより、印
刷用紙の先端が検出されてから末端が検出するまでの間
に計測される印刷用紙の搬送量に基づいて印刷用紙の幅
を検出する。また、請求項4に記載の発明によれば、前
記制御手段が具備する用紙幅規制部材は印刷用紙収納部
に摺動可能に取り付けられ、検出手段は用紙幅規制部材
の位置に基づいて用紙幅を検出し、検出手段の出力に基
づいて印刷用紙幅を検出する。
【0014】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。 A.第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例にかかる熱転写プリンタ
20aの概略構成を示す側断面図である。図1において
は、用紙21は用紙トレイ22に格納されて熱転写プリ
ンタ20a下部の収納空間20-2に装着される。用紙ト
レイ22は、規格化されたA3大用紙あるいはA4大用
紙の何れかを縦長搬送方向(図1では、長辺が左右方
向)に格納できるものである。
【0015】用紙トレイ22の左方には、用紙21を搬
送するための搬送ローラ23が回動自在に取り付けられ
ている。搬送ローラ23の近傍には、光の反射等によっ
て用紙21の末端を検出する末端検出センサ32が設け
られている。一方、インクリボン1はローラ1aに巻回
されており、このローラ1aをシャフト2が貫通してい
る。シャフト2は、熱転写プリンタ20aにおける搬送
ローラ23の上方に、これと平行して回動自在に取り付
けられており、その一端部にはギア2aが取り付けられ
ている。
【0016】インクリボン1と用紙21とは、搬送ロー
ラ23およびシャフト2と平行して熱転写プリンタ20
aに回動自在に取り付けられているプラテンローラ25
と、これに圧接されるサーマルヘッド24とに挟持加圧
されて密着する。このサーマルヘッド24によって、イ
ンクリボン1に塗布されたインクが用紙21に転写され
る。この後インクリボン1は、熱転写プリンタ20a上
部にプラテンローラ25と平行して回動自在に取り付け
られている巻取りローラ26によって巻き取られれる。
【0017】また、熱転写プリンタ20aの略中央部近
傍に、搬送ローラ23と平行する微小突起ローラ28
と、これに圧接される同様のピンチローラ27とが回動
自在に取り付けられている。用紙21は、微小突起ロー
ラ28とピンチローラ27とによって挟持され、排出ト
レイ29に搬送される。
【0018】ピンチローラ27の近傍(図1では右方に
は)の用紙21の搬送路には、フォトインタラプタ等に
よって構成される先端検出センサ31が設けられてい
る。20-1は各部を制御する制御部である。また、3は
インクリボン1にテンションを与えるためのブレーキで
ある。
【0019】図2は、本実施例のブレーキ3の構成を示
す正断面図である。ブレーキ3は熱転写プリンタ20a
のフレーム4に取り付けられており、その内部に共にシ
ャフト2と平行するシャフト5とシャフト6とを有して
いる。シャフト5およびシャフト6はブレーキ3のハウ
ジングの一端面3aと、それぞれベアリング7あるいは
ベアリング8を介してフレーム4とに回動自在に取り付
けられている。シャフト5の一端部はフレーム4を貫通
してブレーキ3外へ突出している。シャフト5の突出し
た端部にはギア9が取り付けられており、このギア9は
上述のギア2aと噛合される。
【0020】シャフト5には、ブレーキ3内においてギ
ア10が固定され、また、トルクリミッタ11が取り付
けられている。このギア10には、後述する中空ギア1
2aが噛合される。トルクリミッタ11は、本体がブレ
ーキ3の一端面3aの内面に固定され、内部をシャフト
5が貫通している。このトルクリミッタ11とシャフト
5との間には、スプリング等の図示しない伝達材が介在
しており、このためシャフト5には、常に一定トルクの
回転制動力が作用する。
【0021】シャフト6には、電磁クラッチ12とトル
クリミッタ13とが取り付けられている。トルクリミッ
タ13の構成および作用はトルクリミッタ11と同様で
ある。電磁クラッチ12は、シャフト6に固定されてこ
れを回転駆動するドライバ12cと、中空ギア12a
と、中空ギア12aに固定されドライバ12cに対向す
るディスク12bとから構成されている。このシャフト
6を回転駆動するドライバ12cにドライブ電流を流す
ことにより、電磁誘導によってドライバ12cがディス
ク12bとともに回転する。ディスク12bが取り付け
られている中空ギア12aはギア10と噛合しているの
で、シャフト5には、トルクリミッタ13の回転制動力
が、ギア10とギア12aとのギア比に基づいて増減さ
れて伝達される。
【0022】制御部20-1は、まず用紙トレイ22から
用紙21を1枚引き出し、搬送ローラ23によって搬送
する。制御部20-1は、先端検出センサ31によって用
紙21の先端が検出されたならば、内蔵の用紙測定カウ
ンタ(図示省略)をリセットする。用紙測定カウンタ
は、ステッピングモータの回転ステップ数を計測するも
のである。搬送ローラ23と微小突起ローラ28とはス
テッピングモータによって駆動される。そこで、制御部
20-1はステッピングモータの回転ステップ数を検出し
て演算することにより、搬送される用紙21の搬送量を
算出することができる。
【0023】制御部20-1は用紙測定カウントをリセッ
トした後、ステッピングモータの回転ステップ数を計測
しながら、搬送ローラ23によって用紙21を搬送す
る。制御部20-1は、末端検出センサ32によって用紙
21の末端が検出されたならば、用紙測定カウンタによ
る回転ステップの計測を終了する。また同時に、用紙2
1を引き戻すために、ステッピングモータを先般とは逆
回転させる。このとき、用紙21の搬送路の長さは既知
であるので、制御部20ー1はステッピングモータを回転
させるべきステップ数を算出し、用紙21の先端を所定
の位置(図1では、サーマルヘッド24とプラテンロー
ラ25とによる挟持部)まで引き戻す。
【0024】以上の動作により制御部20-1は、搬送ロ
ーラ23によって搬送されている用紙21の大きさがA
3大であるか、あるいはA4大であるかを判別すること
ができる。前述したように本実施例の用紙トレイ22に
格納できる用紙21は規格化されたものであるため、長
さがわかれば、その幅を知ることができる。
【0025】(1)用紙21がA3大である場合 制御部20-1が、搬送ローラ23によって搬送されてい
る用紙21がA3大であると判断した場合、即ち用紙2
1の幅が広いと判断した場合、微小突起ローラ28はよ
り多くの微小突起を用紙21に掛けることができるた
め、その駆動力は大きい。従ってインクリボン1に、よ
り大きなテンションを与えて、折れ曲がりや皺を効果的
に抑制することができる。
【0026】そこで、制御部20-1は電磁クラッチ12
(図2参照)にドライブ電流を流す。これにより、電磁
クラッチ12のディスク12cとドライバ12cとは同
時に回転する。ここで、ディスク12bが取り付けられ
ている中空ギア12aは、シャフト5に固定されたギア
10と噛合しているので、ローラ1aのシャフト2はシ
ャフト5とシャフト6との双方を駆動することになる。
即ち、トルクリミッタ11による回転制動力と、トルク
リミッタ13による回転制動力との双方がローラ1aに
作用することになり、インクリボン1には、より大きな
テンションが加わる。
【0027】(2)用紙21がA4大である場合 制御部20-1が、搬送ローラ23によって搬送されてい
る用紙21がA4大であると判断した場合、即ち用紙2
1の幅が狭いと判断した場合、微小突起ローラ28が用
紙21に掛けることができる微小突起の数は減少し、そ
の駆動力は小さくなる。従ってインクリボン1に加わる
テンションを小さくして、用紙21の滑りを防止しなけ
ればならない。
【0028】そこで、制御部20-1は電磁クラッチ12
に流すドライブ電流を遮断する。これにより、シャフト
6と中空ギア12aとの間の伝達力が失われる。即ち、
トルクリミッタ11による回転制動力のみがローラ1a
に作用することになり、インクリボン1に加わるテンシ
ョンは抑制され、用紙21の滑りを防止することができ
る。
【0029】B.第2の実施例 図3は、本発明の第2の実施例にかかる熱転写プリンタ
20bの概略構成を示す側断面図である。なお図3にお
いて、図1あるいは図2に示す各部と対応する部分には
同一の符号を付し、説明を省略する。この用紙トレイ2
2bは、A3大用紙、B4大用紙あるいはA4大用紙の
何れかを縦長搬送方向(図3では、長辺が左右方向)に
格納できるものである。この第2の実施例では、用紙ト
レイ22bの収納空間20-2の最前部(図3では用紙ト
レイ22bの左側)に用紙幅検出センサ33を設ける。
用紙幅検出センサ33は、光によって用紙21の幅を検
出するものである。
【0030】図4は、図3における用紙トレイ22bと
用紙幅検出センサ33との構成を示す上面図であり、図
4(a)は用紙トレイ22bにA3大用紙を縦長搬送方
向に格納した場合、図4(b)、(c)はそれぞれB4
大用紙、A4大用紙を同様に格納した場合を図示してい
る。
【0031】これらの図に示すように、用紙トレイ22
bは用紙ガイド35-1、35-2、連動ギア36およびセ
ンサシャッタ37とを有している。用紙ガイド35-1、
35-2は用紙21の幅を選択し、その左右位置を決定す
るものである。この用紙ガイド35-1と35-2とは、用
紙トレイ22bに回動自在に取り付けられた連動ギア3
6を挟むように位置し、これによって用紙ガイド35-1
を矢印A方向に摺動させると用紙ガイド35-2は矢印
A'方向に摺動する。また、用紙ガイド35-1を矢印B
方向に摺動させると用紙ガイド35-2は矢印B'方向に
摺動する。即ち、用紙トレイ22bに格納しようとする
用紙21の幅に拘らず、用紙21は常に用紙トレイ22
bの中央に位置する。
【0032】用紙ガイド35-1に取り付けられたセンサ
シャッタ37には、所定の間隔で3枚のシャッタ37a
〜37cが配列されている。一方、用紙幅検出センサ3
3はフォトインタラプタ33a、フォトインタラプタ3
3bおよびフォトインタラプタ33cを有している。こ
のフォトインタラプタ33a〜33cまでの各々間隔
は、シャッタ37a〜37cの各々の配列間隔よりわず
かに広くなっている。このため、用紙ガイド35-1、3
5-2を摺動させることにより、シャッタ37a〜37c
の何れかがフォトインタラプタ33a〜33cの何れか
を遮光する構成となっている。この具体的動作を以下に
説明する。
【0033】図4(a)では用紙トレイ22bにA3大
用紙が格納されている。このとき用紙ガイド35-1は、
図において最上方に位置し、シャッタ37aがフォトイ
ンタラプタ33aを遮光する。また、フォトインタラプ
タ33b、33cの位置は、それぞれシャッタ37b、
37c位置とはずれており、遮光されない。従って、制
御部20-1(図1、図3参照)はフォトインタラプタ3
3aのみが遮光されたことによって、用紙トレイ22b
にA3大用紙が格納されたことを認識する。
【0034】また、図4(b)に示すように用紙トレイ
22bにB4大用紙を格納する際には用紙ガイド35-1
は、図において中程に位置し、シャッタ37bがフォト
インタラプタ33bを遮光する。一方、フォトインタラ
プタ33a、33cの位置は、それぞれシャッタ37
a、37c位置とはずれており、遮光されない。さら
に、図4(c)に示すように用紙トレイ22bにA4大
用紙を格納する際には用紙ガイド35-1は、図において
最下方に位置し、シャッタ37cがフォトインタラプタ
33cを遮光する。一方、フォトインタラプタ33b、
33cの位置は、それぞれシャッタ37b、37c位置
とはずれており、遮光されない。
【0035】以上に説明したように制御部20-1は、用
紙トレイ22bに格納されている用紙21の幅を検出
し、これに基づいて、電磁クラッチ12のドライバ12
c(図2参照)にドライブ電流を流すか否かを決定す
る。本実施例では、用紙トレイ22bに格納された用紙
21の幅が、A3大あるいはB4大に対応している場合
にドライバ12cにドライブ電流を流し、用紙トレイ2
2bに格納された用紙21の幅が、A4大に対応してい
る場合にはドライバ12cに電流を流さない。なお、そ
れぞれの場合のブレーキ3の動作の詳細は第1の実施例
における動作と同様であるので、説明は省略する。
【0036】以上説明したように、搬送される用紙21
の幅に応じて、インクリボン1が巻回されているローラ
1aに加わる回転制動力を制御する。なお、第2の実施
例においては、搬送される用紙21の大きさは規格化さ
れたもの限ったものではない。このため、搬送方向の長
さには制限がないので、いわゆる長票や連続紙と呼ばれ
る印刷用紙にも対応できる。また、用紙幅や用紙端を検
出するセンサは、光を用いたものに限定されない。
【0037】以上の実施例においては、ブレーキは2本
のシャフトと2つのトルクリミッタ、および1つの電磁
クラッチから構成されている。しかし、これらの数の組
み合わせは本実施例に限ったものではなく、さらに多く
のシャフト、トルクリミッタ、電磁クラッチを組み合わ
せ、より多くの種類の印刷用紙の幅に詳細に対応しても
よい。この場合、図2に示すシャフト6にギアを取り付
け、このギアに第2の電磁クラッチを噛合させて続くシ
ャフトに回転を伝達し、さらにこのシャフトから第3の
電磁クラッチおよび続くシャフトへ・・・と回転を伝達
させる構成であってもよく、シャフト5に複数のギアと
これに噛合する電磁クラッチに複数のシャフトに回転を
伝達する構成であってもよい。さらに、印刷用紙の厚さ
や質に対応して、ブレーキによる回転制動力を制御する
ものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、搬送手段が印刷用紙を搬送し、印刷用紙
に転写されるインクが塗布されたインクリボンがローラ
に巻回され、制動手段がローラに制動力を与え、制御手
段が印刷用紙の幅に基づいて制動手段の制動力を制御す
る。また、請求項2に記載の発明によれば、搬送手段が
印刷用紙を搬送し、印刷用紙に転写されるインクが塗布
されたインクリボンがローラに巻回され、第1のシャフ
トがローラの回転力を伝達し、第1の制動手段が第1の
シャフトに制動力を加え、第2のシャフトには第1のシ
ャフトの回転力が伝達され、第2の制動手段が第2のシ
ャフトに制動力を加え、・・・・・・・・第nのシャフ
トには第(n−1)のシャフトの回転力が伝達され、第
nの制動手段が第nのシャフトに制動力を加え、伝達手
段が第1のシャフトと第2のシャフト間、第2のシャフ
トと第3のシャフト間、・・・・・第(n−1)のシャ
フトと第nのシャフト間の各駆動力伝達をオン/オフ制
御し、制御手段が印刷用紙の幅に基づいて伝達手段を制
御する。また、請求項3に記載の発明によれば、制御手
段が具備する第1の端部検出手段が印刷用紙の先端を検
出し、同じく第2の端部検出手段が印刷用紙の末端を検
出し、同じく搬送量計測手段が搬送手段による搬送量を
計測することにより、印刷用紙の先端が検出されてから
末端が検出するまでの間に計測される印刷用紙の搬送量
に基づいて印刷用紙の幅を検出する。また、請求項4に
記載の発明によれば、前記制御手段が具備する用紙幅規
制部材は印刷用紙収納部に摺動可能に取り付けられ、検
出手段は用紙幅規制部材の位置に基づいて用紙幅を検出
し、検出手段の出力に基づいて印刷用紙幅を検出するの
で、如何なる幅の印刷用紙をも正確に搬送することが可
能であり、さらにはインクリボンに発生する皺等を防止
できる熱転写プリンタが実現可能であるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかる熱転写プリンタ
20aの概略構成を示す側断面図である。
【図2】同実施例にかかるブレーキ3の構成を示す正断
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例にかかる熱転写プリンタ
20bの概略構成を示す側断面図である。
【図4】同実施例における用紙トレイ22bおよび用紙
幅検出センサ33の構成を示す上面図である。
【符号の説明】
1 インクリボン 1a ローラ 2 シャフト 2a ギア 3 ブレーキ 5、6 シャフト 11、13 トルクリミッタ 12 電磁クラッチ 20a、20b 熱転写プリンタ 20-1 制御部 20-2 収納空間 21 用紙 22、22b 用紙トレイ 23 搬送ローラ 27 ピンチローラ 28 微小突起ローラ 31 先端検出センサ 32 末端検出センサ 33 用紙幅検出センサ 33a〜33c フォトインタラプタ 35-1、35-2 用紙ガイド 37 センサシャッタ 37a〜37c シャッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙を搬送する搬送手段と、 前記印刷用紙に転写されるインクが塗布されたインクリ
    ボンが巻回されたローラと、 前記ローラに制動力を与える制動手段と、 前記印刷用紙の幅に基づいて前記制動手段の制動力を制
    御する制御手段とを具備することを特徴とする熱転写プ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 印刷用紙を搬送する搬送手段と、 前記印刷用紙に転写されるインクが塗布されたインクリ
    ボンが巻回されたローラと、 前記ローラの回転力が伝達される第1のシャフトと、 前記第1のシャフトに制動力を加える第1の制動手段
    と、 前記第1のシャフトの回転力が伝達される第2のシャフ
    トと、 前記第2のシャフトに制動力を加える第2の制動手段
    と、 ・・・・・・・・前記第(n−1)のシャフトの回転力
    が伝達される第nのシャフトと、 前記第nのシャフトに制動力を加える第nの制動手段
    と、 前記第1のシャフトと第2のシャフト間、第2のシャフ
    トと第3のシャフト間、・・・・・第(n−1)のシャ
    フトと第nのシャフト間の各駆動力伝達をオン/オフ制
    御する伝達手段と、 前記印刷用紙の幅に基づいて前記伝達手段を制御する制
    御手段とを具備することを特徴とする熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記印刷用紙の先端を検出する第1の端部検出手段と、 前記印刷用紙の末端を検出する第2の端部検出手段と、 前記搬送手段による搬送量を計測する搬送量計測手段と
    を具備し、 前記印刷用紙の前記先端が検出されてから前記末端が検
    出するまでの間に計測される前記印刷用紙の搬送量に基
    づいて印刷用紙の幅を検出することを特徴とする請求項
    1あるいは請求項2に記載の熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 印刷用紙収納部に摺動可能に取り付けられた用紙幅規制
    部材と、 前記用紙幅規制部材の位置に基づいて用紙幅を検出する
    検出手段とを具備し、 前記検出手段の出力に基づいて印刷用紙幅を検出するこ
    とを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の熱転
    写プリンタ。
JP6313295A 1995-03-22 1995-03-22 熱転写プリンタ Withdrawn JPH08258386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6313295A JPH08258386A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 熱転写プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6313295A JPH08258386A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 熱転写プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258386A true JPH08258386A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13220446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6313295A Withdrawn JPH08258386A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 熱転写プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08258386A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127487A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Mitsubishi Electric Corp 昇華形プリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127487A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Mitsubishi Electric Corp 昇華形プリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10961067B2 (en) Medium feeding apparatus and image reading apparatus
US6435446B1 (en) Roll sheet conveying device and recording apparatus
JPS63225061A (ja) テープのテンション制御装置およびテンション維持方法並びに熱転写プリンター
JPH0433626B2 (ja)
US8302896B2 (en) Roll-paper feeding device and image forming apparatus
US8191816B2 (en) Roll-sheet feeding device and image forming apparatus
JPH01235678A (ja) 熱転写記録装置
JP2006193315A (ja) デカール機構及びそれを備えた画像形成装置
JPH08258386A (ja) 熱転写プリンタ
JP2009190799A (ja) ロール紙給紙機構及び画像形成装置
JP5206101B2 (ja) ロールシート給送装置及び画像形成装置
JP2008001482A (ja) ロールシート搬送装置及びそのロールシート終端検知方法
JPS60153361A (ja) 巻き取り装置
US5622365A (en) Sheet feeding method and apparatus
JP4359064B2 (ja) 熱転写プリンターのリボン巻取り装置
JPH05278284A (ja) インクシートカートリッジ及び記録装置
JP2003165265A (ja) ロール状インキリボンの移送装置
JP2016179697A (ja) 画像形成装置
JPH10129063A (ja) 熱転写記録装置
JP5804826B2 (ja) 画像形成装置
JPH11170483A (ja) 熱転写プリンタ装置
JPH0820145A (ja) 印画装置
JP2002357973A (ja) 電子写真装置
JP2000272794A (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH03243553A (ja) 記録シート搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604