JP2023076928A - 箔転写装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻取リールの回転速度に基づいて、供給リールの箔フィルムの有無を判定することを目的とする。
【解決手段】箔転写装置は、加熱部材(加熱ローラ)と、加圧部材(加圧ローラ)と、供給リールと、巻取リールと、巻取リールを駆動させるモータと、巻取リールの回転速度を検知可能である第1回転速度検知部と、制御部と、を備える。制御部は、巻取リールの駆動を開始させた場合において(S10)、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合(S12,Yes)、供給リールに箔フィルムが有ると判定し(S13)、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合(S12,No)、供給リールに箔フィルムが無いと判定する(S14)。
【選択図】図6
【解決手段】箔転写装置は、加熱部材(加熱ローラ)と、加圧部材(加圧ローラ)と、供給リールと、巻取リールと、巻取リールを駆動させるモータと、巻取リールの回転速度を検知可能である第1回転速度検知部と、制御部と、を備える。制御部は、巻取リールの駆動を開始させた場合において(S10)、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合(S12,Yes)、供給リールに箔フィルムが有ると判定し(S13)、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合(S12,No)、供給リールに箔フィルムが無いと判定する(S14)。
【選択図】図6
Description
本発明は、箔フィルムから箔を転写する箔転写装置に関する。
従来、箔転写装置として、箔フィルムおよびシートを加熱する加熱部材と、加熱部材との間で箔フィルムおよびシートを挟む加圧部材と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この箔転写装置では、加熱部材と加圧部材を圧接した状態で箔フィルムを搬送し、箔フィルムを巻回している供給リールの回転速度を検知することで箔フィルムの残量を検知している。
特許文献1の箔転写装置では、供給リールの回転速度に基づいて、供給リールの箔フィルムの有無を検知しているが、他の方法によっても供給リールの箔フィルムの有無を検知することが求められている。
そこで、本発明は、巻取リールの回転速度に基づいて、供給リールの箔フィルムの有無を判定することを目的とする。
前記課題を解決するための箔転写装置は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シート上のトナー像に箔を転写する装置であり、加熱部材と、加圧部材と、供給リールと、巻取リールと、モータと、第1回転速度検知部と、制御部と、を備える。
加熱部材は、ヒータを有し、箔フィルムおよびシートを加熱する。加圧部材は、加熱部材との間で箔フィルムおよびシートを挟む。供給リールは、箔フィルムが巻回されている。巻取リールは、供給リールから供給された箔フィルムを巻き取る。モータは、巻取リールを駆動させる。第1回転速度検知部は、巻取リールの回転速度を検知可能である。
制御部は、巻取リールの駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リールに箔フィルムが有ると判定し、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、供給リールに箔フィルムが無いと判定する。
加熱部材は、ヒータを有し、箔フィルムおよびシートを加熱する。加圧部材は、加熱部材との間で箔フィルムおよびシートを挟む。供給リールは、箔フィルムが巻回されている。巻取リールは、供給リールから供給された箔フィルムを巻き取る。モータは、巻取リールを駆動させる。第1回転速度検知部は、巻取リールの回転速度を検知可能である。
制御部は、巻取リールの駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リールに箔フィルムが有ると判定し、第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、供給リールに箔フィルムが無いと判定する。
この構成によれば、巻取リールの回転速度に基づいて、供給リールの箔フィルムの有無を判定することができる。
前記した構成において、加熱部材および加圧部材の一方の部材を他方の部材に圧接した圧接位置と、一方の部材と他方の部材を離間させた離間位置との間で移動させる圧接離間機構をさらに備え、制御部は、圧接離間機構が前記一方の部材を前記他方の部材から離間させた状態で、巻取リールの回転速度に基づいて供給リールの箔フィルムの有無を判定する構成としてもよい。
前記した構成において、供給リールの回転速度を検知可能な第2回転速度検知部をさらに備え、加熱部材および加圧部材は、箔フィルムおよびシートを圧接した状態で搬送可能であり、制御部は、圧接離間機構によって加熱部材および加圧部材が圧接された状態で、加熱部材および加圧部材を駆動している場合において、第2回転速度検知部が検知した回転速度が第2閾値未満であった場合、供給リールに箔フィルムが無いと判定し、第2回転速度検知部が検知した回転速度が第2閾値以上であった場合、供給リールに箔フィルムが有ると判定する構成としてもよい。
この構成によれば、加熱部材および加圧部材が箔フィルムを圧接した状態において、第1回転速度検知部が検知した回転速度に基づいて判定する場合よりも、第2回転速度検知部が検知した回転速度に基づいて判定した方が、供給リールの箔フィルムの有無を早く判定できる。
前記した構成において、第2回転速度検知部は、ロータリエンコーダを含む構成としてもよい。
前記した構成において、第1回転速度検知部は、ロータリエンコーダを含む構成としてもよい。
前記した構成において、巻取リールにおける箔フィルムの搬送力は、供給リールが箔フィルムの搬送を止める力よりも小さい構成としてもよい。
この構成によれば、巻取リールにおける箔フィルムの搬送力が供給リールにおける箔フィルムの搬送力よりも小さいことで箔フィルムの残量がある場合には箔フィルムが搬送されない。
前記した構成において、供給リールが箔フィルムの搬送を止める力は、加熱部材および加圧部材による箔フィルムの搬送力よりも小さい構成としてもよい。
前記した構成において、制御部は、巻取リールの駆動を開始させた場合において、シートが加熱部材および加圧部材の間に搬送される前に、供給リールの箔フィルムの有無を判定する構成としてもよい。
この構成によれば、シートが加熱部材および加圧部材に巻き付くことを抑制できる。
本発明によれば、巻取リールの回転速度に基づいて、供給リールの箔フィルムの有無を判定することができる。
本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下を「上下」とする。
以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下を「上下」とする。
図1(a)に示すように、箔転写装置1は、箔を含む箔フィルムFにシートSを重ねて、シートS上の画像に箔を転写する装置である。例えば、箔転写装置1は、レーザプリンタ等の画像形成装置でシートSにトナー像を形成した後、シートSのトナー像の上にアルミニウム等の箔を転写する。箔転写装置1は、筐体2と、シートトレイ3と、シート搬送部10と、フィルム供給部30と、転写部50と、制御部300と、モータMと、を備えている。
筐体2は、樹脂などからなり、装置本体21と、カバー22と、を備えている。装置本体21は、上部に開口21A(図2参照)を有している。開口21Aは、装置本体21に後述するフィルムカートリッジFCを着脱するための開口である。カバー22は、開口21Aを開閉するための部材である。カバー22の後端部は、装置本体21に回動可能に支持されている。カバー22は、開口21Aを閉じる閉位置(図1(a)の位置)と、開口21Aを開放する開位置(図2の位置)との間で回動可能となっている。
シートトレイ3は、用紙、OHPフィルム等のシートSが載置されるトレイである。シートトレイ3は、筐体2の後部に設けられている。なお、シートSは、トナー像が形成された面を下向きにしてシートトレイ3上に載置される。
シート搬送部10は、シート供給機構11と、シート排出機構12とを備えている。シート搬送部10は、モータMによって回転駆動されることでシートSを搬送する。シート供給機構11は、シートトレイ3上のシートSを一枚ずつ転写部50に向けて搬送する機構である。シート供給機構11は、ピックアップローラ11Aと、リタードローラ11Bと、搬送ローラの一例としての上流側搬送ローラ11Cとを備えている。
ピックアップローラ11Aは、シートトレイ3に載置されたシートSをピックアップするローラである。リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aによって搬送されるシートSを1枚に分離するためのローラである。ピックアップローラ11Aは、シートSをピックアップする場合には、所定時間だけ駆動する。所定時間は、例えば、ピックアップローラ11Aが1回転する時間である。
リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aの上に配置されている。リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aで送り出されるシートSの上に重なっているシートSをシートトレイ3に向けて戻す方向に回転可能となっている。
上流側搬送ローラ11Cは、2つのローラからなり、これらのローラの間でシートSを挟んだ状態で各ローラが回転することで、シートSを搬送可能となっている。上流側搬送ローラ11Cは、ピックアップローラ11Aと転写部50との間に配置され、ピックアップローラ11AによってピックアップされたシートSを転写部50に搬送する。
シート排出機構12は、転写部50を通過したシートSを筐体2の外部に排出する機構である。シート排出機構12は、下流側搬送ローラ12Aと、排出ローラ12Bとを備えている。
下流側搬送ローラ12Aおよび排出ローラ12Bは、それぞれ、2つのローラからなり、これらのローラの間でシートSを挟んだ状態で各ローラが回転することで、シートSを搬送可能となっている。下流側搬送ローラ12Aは、転写部50と排出ローラ12Bとの間に配置され、転写部50から送り出されるシートSを排出ローラ12Bに搬送する。排出ローラ12Bは、シートSの搬送方向において下流側搬送ローラ12Aの下流側に配置され、下流側搬送ローラ12Aで送り出されるシートSを筐体2の外に排出する。
フィルム供給部30は、シート供給機構11から搬送されたシートSに重ねるように箔フィルムFを供給する部分である。フィルム供給部30は、フィルムカートリッジFCとを備えている。
フィルムカートリッジFCは、図2に示すように、後述する供給リール31の軸方向に直交する方向において、開口21Aを通過して装置本体21に着脱可能となっている。以下の説明では、供給リール31の軸方向を単に「軸方向」という。フィルムカートリッジFCは、供給リール31と、巻取リール35と、第1案内軸41と、第2案内軸42と、第3案内軸43とを備えている。フィルムカートリッジFCの供給リール31には、箔フィルムFが巻回されている。
図1(b)に示すように、箔フィルムFは、複数の層からなるフィルムである。詳しくは、箔フィルムFは、支持層F1と、被支持層F2とを有する。支持層F1は、高分子材料からなるテープ状の透明な基材であり、被支持層F2を支持している。被支持層F2は、例えば、剥離層F21と、転写層F22と、接着層F23とを有する。剥離層F21は、支持層F1から転写層F22を剥離しやすくするための層であり、支持層F1と転写層F22との間に配置されている。剥離層F21は、支持層F1から剥離しやすい透明な材料、例えばワックス系樹脂を含んでいる。
転写層F22は、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウム等の薄い金属である。また、転写層F22は、金色、銀色、赤色などの着色材料と、熱可塑性樹脂とを含む。転写層F22は、剥離層F21と接着層F23との間に配置されている。
接着層F23は、転写層F22をトナー像に接着しやすくするための層である。接着層F23は、後述する転写部50によって加熱されたトナー像に付着しやすい材料、例えば塩化ビニル系樹脂やアクリル系樹脂を含んでいる。
供給リール31は、樹脂などからなり、箔フィルムFが巻回される供給軸部31Aを有している。供給軸部31Aには、箔フィルムFの一端が固定されている。
巻取リール35は、樹脂などからなり、箔フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。巻取軸部35Aには、箔フィルムFの他端が固定されている。巻取リール35は、モータMによって回転駆動されることで箔フィルムFを巻き取る。
なお、図1等においては、便宜上、供給リール31および巻取リール35の両方に箔フィルムFが最大に巻回された状態を図示している。
巻取リール35は、樹脂などからなり、箔フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。巻取軸部35Aには、箔フィルムFの他端が固定されている。巻取リール35は、モータMによって回転駆動されることで箔フィルムFを巻き取る。
なお、図1等においては、便宜上、供給リール31および巻取リール35の両方に箔フィルムFが最大に巻回された状態を図示している。
第1案内軸41は、供給リール31から引き出される箔フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
第2案内軸42は、第1案内軸41で案内された箔フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
第3案内軸43は、第2案内軸42で案内された箔フィルムFの進行方向を変更して巻取リール35に案内する軸である。
第2案内軸42は、第1案内軸41で案内された箔フィルムFの進行方向を変更するための軸である。
第3案内軸43は、第2案内軸42で案内された箔フィルムFの進行方向を変更して巻取リール35に案内する軸である。
第1案内軸41は、トナー像を下にした状態で搬送されるシートSに対して、供給リール31から引き出された箔フィルムFを下から重ねるように案内している。第1案内軸41は、供給リール31から引き出された箔フィルムFの搬送方向を変えて、シートSの搬送方向と略平行に箔フィルムFを案内する。
第2案内軸42は、転写部50を通過した箔フィルムFと接触し、転写部50を通過した箔フィルムFの搬送方向をシートSの搬送方向とは異なる方向に変更している。転写部50を通過してシートSと重なった状態で搬送された箔フィルムFは、第2案内軸42を通過する際にシートSとは異なる方向に案内され、シートSから剥離される。
転写部50は、シートSと箔フィルムFを挟んだ状態で加熱および加圧することで、シートSに形成されたトナー像の上に転写層F22を転写するための部分である。転写部50は、加圧部材の一例としての加圧ローラ51と、加熱部材の一例としての加熱ローラ61と、圧接離間機構70とを備えている。転写部50は、加圧ローラ51と加熱ローラ61のニップ部において、シートSと箔フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。加圧ローラ51は、箔フィルムFの上側に配置され、シートSの裏面(トナー像が形成された面と反対側の面)と接触可能となっている。
加圧ローラ51は、両端部がカバー22に回転可能に支持されている。加圧ローラ51は、加熱ローラ61との間でシートSおよび箔フィルムFを挟み、モータMによって回転駆動されることで加熱ローラ61を従動回転させる。このように加圧ローラ51と加熱ローラ61との間でシートSおよび箔フィルムFを挟んだ状態で、加圧ローラ51および加熱ローラ61が回転することで、シートSおよび箔フィルムFが搬送される。
加熱ローラ61は、円筒状に形成された金属管の内部にヒータHを配置したローラであり、ヒータHによって加熱され、箔フィルムFおよびシートSを加熱している。加熱ローラ61は、箔フィルムFの下側に配置され、箔フィルムFと接触している。
圧接離間機構70は、加熱ローラ61および加圧ローラ51の一方のローラを他方のローラに圧接した圧接位置と、一方のローラと他方のローラを離間させた離間位置との間で移動させる機構である。本実施形態では、圧接離間機構70は、加熱ローラ61を、図1に実線で示す圧接位置と、図1に仮想線で示す離間位置との間で移動させる。
制御部300は、CPU、RAM、ROM、入出力回路など、を備えている。制御部300は、RAM、ROMなどに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。
モータMは、図示せずギヤ列を介して、巻取リール35および加圧ローラ51を回転駆動させる。なお、巻取リール35および加圧ローラ51を別々のモータで駆動させてもよい。
このように構成された箔転写装置1では、シートSの表面を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSが、シート供給機構11により一枚ずつ転写部50に向けて搬送される。シートSは、転写部50のシート搬送方向における上流側で、供給リール31から供給された箔フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と箔フィルムFが接触した状態で転写部50に搬送される。
転写部50においては、シートSと箔フィルムFが加圧ローラ51と加熱ローラ61の間のニップ部を通過する際に、加熱ローラ61と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に転写層F22が転写される。なお、以下の説明では、トナー像への転写層F22の転写を、単に「箔転写」とも称する。
箔転写が行われた後、シートSと箔フィルムFは密着した状態で第2案内軸42まで搬送される。シートSと箔フィルムFが第2案内軸42を通過すると、箔フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから箔フィルムFが剥離される。
シートSから剥離された箔フィルムFは、巻取リール35に巻き取られていく。一方、箔フィルムFが剥離されたシートSは、シート排出機構12によって、箔が転写された表面を下に向けた状態で、筐体2の外部に排出される。
図3に示すように、箔転写装置1は、第1回転速度検知部110と、第2回転速度検知部120と、第1トルクリミッタ35Tと、第2トルクリミッタ31Tと、をさらに備える。
第1回転速度検知部110は、巻取リール35の回転速度を検知可能である。本実施形態では、第1回転速度検知部110は、ロータリエンコーダを含む。第1回転速度検知部110は、複数のスリットを有する第1エンコーダディスク111と、スリットを検知してパルス信号を発生する第1検知部112を有している。パルス信号は、第1検知部112から制御部300に送られる。
第2回転速度検知部120は、供給リール31の回転速度を検知可能である。本実施形態では、第2回転速度検知部120は、ロータリエンコーダを含む。第2回転速度検知部120は、複数のスリットを有する第2エンコーダディスク121と、スリットを検知してパルス信号を発生する第2検知部122とを有している。パルス信号は、第2検知部122から制御部300に送られる。
第1トルクリミッタ35Tは、巻取リール35のギヤと接続され、モータMの駆動力を巻取リール35に伝達するとともに、モータMから巻取リール35に伝達される駆動力を所定値以下に制限する。
第2トルクリミッタ31Tは、供給リール31のギヤと接続されており、供給リール31に一定以上のトルクがかからなければ回転しないように所定の付加を付与する。言い換えると、第2トルクリミッタ31Tは、供給リール31から箔フィルムFが自由に搬送されないように、供給リール31の回転を止める力を付与している。
供給リール31を止める力は、第1トルクリミッタ35Tによって所定値以下に制限されている、モータMから巻取リール35に伝達される駆動力より大きい。別の言い方をすれば、巻取リール35における箔フィルムFの搬送力は、第2トルクリミッタ31Tによって、供給リール31が箔フィルムFの搬送を止める力よりも小さい。このため、加熱ローラ61および加圧ローラ51が離間している状態では、モータMから巻取リール35に駆動力が伝達されても供給リール31が回転しないので、箔フィルムFが搬送されない。
一方、供給リール31が箔フィルムFの搬送を止める力は、加熱ローラ61および加圧ローラ51による箔フィルムFの搬送力よりも小さい。このため、加熱ローラ61および加圧ローラ51は、箔フィルムFおよびシートSを圧接した状態で搬送可能である。
次に、制御部300が供給リール31に巻回された箔フィルムFの有無を判定する方法について説明する。
最初に、図4(a),(b)を参照して加熱ローラ61が加圧ローラ51から離間した状態における判定方法を説明する。この加熱ローラ61を加圧ローラ51から離間させた状態は、例えば、転写処理を実行する前であり、シートSが加熱ローラ61および加圧ローラ51の間に搬送される前である。すなわち、制御部300は、加熱ローラ61を加圧ローラ51から離間させた状態で、巻取リール35の駆動を開始させ、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定することができる。
この場合、制御部300は、まず、モータMを駆動し、巻取リール35を回転させる。そして、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた後に、第1回転速度検知部110から送られたパルス信号から巻取リール35の回転速度を取得する。
図4(a)に示すように、加熱ローラ61が離間され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に有る状態では、巻取リール35を駆動させても箔フィルムFの弛みを解消する分を除くと回転しない。これを判定するために、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する。第1閾値は、ゼロに近い値である。
図4(b)に示すように、加熱ローラ61が離間され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に無い状態では、巻取リール35を駆動させると、巻取リール35の回転を止める要素がないので、巻取リール35は回転する。これを判定するために、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する。
次に、図5(a),(b)を参照して加熱ローラ61が加圧ローラ51と圧接した状態における判定方法を説明する。この加熱ローラ61を加圧ローラ51と圧接させた状態は、例えば、転写処理を実行中である。制御部300は、第2回転速度検知部120から送られたパルス信号から供給リール31の回転速度を取得する。
図5(a)に示すように、加熱ローラ61が圧接され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に有る状態では、加熱ローラ61および加圧ローラ51が搬送する箔フィルムFの搬送速度に対応して供給リール31が回転する。これを判定するために、制御部300は、第2回転速度検知部120が検知した回転速度が第2閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する。第2閾値は、ゼロに近い値であり、第1閾値と同じ値であってもよい。
図5(b)に示すように、加熱ローラ61が圧接され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に無い状態では、供給リール31を回転させる要素がないので、第2回転速度検知部120の検知する回転速度はゼロである。これを判定するために、制御部300は、第2回転速度検知部120が検知した回転速度が第2閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する。
制御部300は、箔フィルムFをシートSに転写する指示を受けた場合において、シートSの搬送を開始する前に、箔フィルムFの有無を判定する。この場合において、制御部300は、箔フィルムFがあると判定した場合、シートSを搬送し、箔フィルムFがあると判定しない場合、シートSを搬送しない。例えば、制御部300は、シートSの搬送開始前に箔フィルムFが供給リール31に無いことを判定した場合には、シートSの搬送を開始しない。
次に、第1実施形態の制御部300が実行する箔フィルムFの有無の判定の一例について、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6に示すように、箔フィルムFの有無の判定をする場合には、制御部300は、モータMを回転させ(S10)、加熱ローラ61が離間しているかを判定する(S11)。
ステップS11において、制御部300は、加熱ローラ61が離間していると判定した場合(S11,Yes)、巻取リール35の回転速度(第1回転速度検知部110が検知した回転速度)が第1閾値未満であるかを判定する(S12)。
ステップS12において、制御部300は、巻取リール35の回転速度が第1閾値未満であると判定した場合(S12,Yes)、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する(S13)。
ステップS12において、制御部300は、巻取リール35の回転速度が第1閾値未満であると判定しなかった場合(S12,No)、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する(S14)。
ステップS11において、制御部300は、加熱ローラ61が離間していると判定しなかった場合(S11,No)、供給リール31の回転速度(第2回転速度検知部120が検知した回転速度)が第2閾値未満であるかを判定する(S15)。
ステップS15において、制御部300は、供給リール31の回転速度が第2閾値未満であると判定した場合(S15,Yes)、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する(S16)。
ステップS15において、制御部300は、供給リール31の回転速度が第2閾値未満であると判定しなかった場合(S15,No)、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する(S17)。
ステップS13、ステップS14、ステップS16またはステップS17において、箔フィルムFの有無の判定をした後、制御部300は、モータMを停止して(S18)処理を終了する。
次に、制御部300が箔フィルムFの有無の判定をした後に実行する処理の一例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
図7に示すように、制御部300は、箔フィルムFをシートSに転写する箔転写の指示を受けた場合(S1,Yes)、シートSの搬送を開始する前に、箔フィルムFが供給リール31に有るかを判定する(S2)。
ステップS2において、制御部300は、箔フィルムFが供給リール31に有ると判定しなかった場合(S2,No)、モータMを駆動させず、シートSを搬送しない。すなわち箔転写を実行することなく処理を終了する。
ステップS2において、制御部300は、箔フィルムFが供給リール31に有ると判定した場合(S2,Yes)、モータMを駆動し(S3)、シートSを搬送する(S4)。これにより、箔転写処理が開始される。
ステップS4の後、制御部300は、箔転写が終了するまで(S6,Yes)箔フィルムFが供給リール31に有るかの判定を常に実行し続ける(S5)。
ステップS5において、制御部300は、箔フィルムFが供給リール31に有ると判定しない場合(S5,No)、箔転写の実行中に箔フィルムFが無くなったので、現在搬送中のシートSを排出した後(S7)、モータMを停止して(S8)、処理を終了する。
ステップS5において、制御部300は、箔フィルムFが供給リール31に有ると判定し(S5,Yes)、かつ、箔転写が終了した場合(S6,Yes)、モータMを停止して(S8)、処理を終了する。
以上に説明した、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
箔転写装置1では、制御部300が巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定し、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する。このため、巻取リール35の回転速度に基づいて、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定することができる。供給リール31の回転速度を検知しなくても、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定できることで、設計の自由度が増す。
箔転写装置1では、制御部300が巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定し、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する。このため、巻取リール35の回転速度に基づいて、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定することができる。供給リール31の回転速度を検知しなくても、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定できることで、設計の自由度が増す。
また、制御部300は、圧接離間機構70によって加熱ローラ61および加圧ローラ51が圧接された状態で、加熱ローラ61および加圧ローラ51を駆動している場合において、第2回転速度検知部120が検知した回転速度が第2閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定し、第2回転速度検知部120が検知した回転速度が第2閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する。これにより、加熱ローラ61および加圧ローラ51が箔フィルムFを圧接した状態において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度に基づいて判定する場合よりも、第2回転速度検知部120が検知した回転速度に基づいて判定した方が、供給リール31の箔フィルムFの有無を早く判定できる。
また、巻取リール35における箔フィルムFの搬送力は、供給リール31が箔フィルムFの搬送を止める力よりも小さい。このため、箔フィルムFの残量がある場合には箔フィルムFが搬送されない。
また、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、シートSが加熱ローラ61および加圧ローラ51の間に搬送される前に、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定する。このため、シートSが加熱ローラ61および加圧ローラ51に巻き付くことを抑制できる。
次に、図8、図9を参照して本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第2回転速度検知部を備えていない点が第1実施形態と異なる。以下の説明においては、第1実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図8(a),(b)に示すように、第2実施形態では、第2回転速度検知部を備えていない。このため、加熱ローラ61が離間している状態、および圧接している状態の両方において、第1回転速度検知部110で供給リール31に巻回された箔フィルムFの有無を判定する。
具体的に、図8(a)に示すように、加熱ローラ61が離間され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に有る状態では、巻取リール35を駆動させても箔フィルムFの弛みを解消する分を除くと回転しない。これを判定するために、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する。第1閾値は、ゼロに近い値である。
図8(b)に示すように、加熱ローラ61が離間され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に無い状態では、巻取リール35を駆動させると、巻取リール35の回転を止める要素がないので、巻取リール35は回転する。これを判定するために、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する。
図9(a)に示すように、加熱ローラ61が圧接され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に有る状態では、巻取リール35を駆動させても箔フィルムFの弛みを解消する分を除くと回転しない。これを判定するために、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する。
図9(b)に示すように、加熱ローラ61が圧接され、かつ、箔フィルムFが供給リール31に無い状態では、巻取リール35を駆動させると、第1回転速度検知部110の検知する回転速度は、加熱ローラ61および加圧ローラ51による速度の制限を受けなくなるため、箔転写実行時より速くなる。これを判定するために、制御部300は、巻取リール35の駆動を開始させた場合において、第1回転速度検知部110が検知した回転速度が第3閾値以上であった場合、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する。
第3閾値は、加熱ローラ61および加圧ローラ51によって箔フィルムFが搬送されている場合における巻取リール35の最大の回転速度より大きな値である。詳しくは、巻取リール35は、箔フィルムFの巻取量が少ないほど速く回転し、巻取量が多いほど遅く回転するので、第3閾値は、巻取リール35に巻回された箔フィルムFが最も少ない状態で、加熱ローラ61および加圧ローラ51によって箔フィルムFが搬送されている場合における巻取リール35の回転速度より大きな値である。また、第3閾値は、箔フィルムFが供給リールに無い状態で巻取リール35が回転する回転速度より小さな値である。
次に、第2実施形態の制御部300が実行する箔フィルムFの有無の判定の一例について、図10のフローチャートを参照して説明する。ステップS10からステップS14までは、第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
ステップS11において、制御部300は、加熱ローラ61が離間していると判定しなかった場合(S11,No)、巻取リール35の回転速度(第1回転速度検知部110が検知した回転速度)が第1閾値未満であるかを判定する(S25)。
ステップS25において、制御部300は、巻取リール35の回転速度が第1閾値未満であると判定した場合(S25,Yes)、供給リール31に箔フィルムFが有ると判定する(S26)。
ステップS25において、制御部300は、巻取リール35の回転速度が第1閾値未満であると判定しなかった場合(S25,No)、供給リール31に箔フィルムFが無いと判定する(S27)。
ステップS13、ステップS14、ステップS26またはステップS27において、箔フィルムFの有無の判定をした後、制御部300は、モータMを停止して(S18)処理を終了する。
上記した第2実施形態においても、巻取リール35の回転速度に基づいて、供給リール31の箔フィルムFの有無を判定することができる。第2実施形態では、第1実施形態のように供給リール31に回転速度検知部を配置する必要がないので、第1実施形態に比べて、部品点数を少なくできる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、圧接離間機構70は、加熱ローラ61を圧接位置と離間位置との間で移動させていたが、加圧ローラ51を移動させる構成であってもよい。
前記実施形態では、第1回転速度検知部110および第2回転速度検知部120は、ロータリエンコーダを含む構成であったが、これに限定されず、他の構成によって供給リール31および巻取リール35の回転速度を検知する構成であってもよい。
前記実施形態では、第1トルクリミッタ35Tおよび第2トルクリミッタ31Tによって、巻取リール35および供給リール31に回転抵抗を付加していたが、他の方法によって、巻取リール35および供給リール31に回転抵抗を付加してもよい。
前記実施形態では、箔転写装置は、予め印刷されたトナー像の上にアルミニウム等の箔を転写する構成であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インクによる画像の上に箔を転写する構成であってもよい。
前記実施形態では、加圧ローラ51がモータMによって駆動され、加熱ローラ61が従動回転していたが、加熱ローラ61がモータMによって駆動され、加圧ローラ51が従動回転する構成であってもよい。
前記実施形態では、加熱部材の一例として加熱ローラ61を例示したが、加熱部材は、面状発熱体、加熱ベルト、サーマルヘッドなどであってもよい。また、加圧部材の一例として加圧ローラ51を例示したが、加圧部材は、面状部材、押圧ベルト、押圧ヘッドなどであってもよい。
前記実施形態では、箔フィルムFを4層で構成したが、本発明はこれに限定されず、箔フィルムFは、転写層と支持層を有していれば、層の数はいくつであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 箔転写装置
31 供給リール
31T 第2トルクリミッタ
35 巻取リール
35T 第1トルクリミッタ
51 加圧ローラ
61 加熱ローラ
70 圧接離間機構
110 第1回転速度検知部
120 第2回転速度検知部
300 制御部
F 箔フィルム
M モータ
S シート
31 供給リール
31T 第2トルクリミッタ
35 巻取リール
35T 第1トルクリミッタ
51 加圧ローラ
61 加熱ローラ
70 圧接離間機構
110 第1回転速度検知部
120 第2回転速度検知部
300 制御部
F 箔フィルム
M モータ
S シート
Claims (8)
- 箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シート上の画像に箔を転写する箔転写装置であって、
ヒータを有し、箔フィルムおよびシートを加熱する加熱部材と、
前記加熱部材との間で箔フィルムおよびシートを挟む加圧部材と、
箔フィルムが巻回される供給リールと、
前記供給リールから供給された箔フィルムを巻き取る巻取リールと、
前記巻取リールを駆動させるモータと、
前記巻取リールの回転速度を検知可能な第1回転速度検知部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記巻取リールの駆動を開始させた場合において、
前記第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値未満であった場合、前記供給リールに箔フィルムが有ると判定し、
前記第1回転速度検知部が検知した回転速度が第1閾値以上であった場合、前記供給リールに箔フィルムが無いと判定することを特徴とする箔転写装置。 - 前記加熱部材および前記加圧部材の一方の部材を他方の部材に圧接した圧接位置と、一方の部材と他方の部材を離間させた離間位置との間で移動させる圧接離間機構をさらに備え、
前記制御部は、前記圧接離間機構が前記一方の部材を前記他方の部材から離間させた状態で、前記回転速度に基づいて前記供給リールの箔フィルムの有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。 - 前記供給リールの回転速度を検知可能な第2回転速度検知部をさらに備え、
前記加熱部材および前記加圧部材は、箔フィルムおよびシートを圧接した状態で搬送可能であり、
前記制御部は、前記圧接離間機構によって前記加熱部材および前記加圧部材が圧接された状態で、前記加熱部材および前記加圧部材を駆動している場合において、
前記第2回転速度検知部が検知した回転速度が第2閾値未満であった場合、前記供給リールに箔フィルムが無いと判定し、
前記第2回転速度検知部が検知した回転速度が第2閾値以上であった場合、前記供給リールに箔フィルムが有ると判定することを特徴とする請求項2に記載の箔転写装置。 - 前記第2回転速度検知部は、ロータリエンコーダを含むことを特徴とする請求項3に記載の箔転写装置。
- 前記第1回転速度検知部は、ロータリエンコーダを含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箔転写装置。
- 前記巻取リールにおける箔フィルムの搬送力は、前記供給リールが箔フィルムの搬送を止める力よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の箔転写装置。
- 前記供給リールが箔フィルムの搬送を止める力は、前記加熱部材および前記加圧部材による箔フィルムの搬送力よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の箔転写装置。
- 前記制御部は、前記巻取リールの駆動を開始させた場合において、シートが前記加熱部材および前記加圧部材の間に搬送される前に、前記供給リールの箔フィルムの有無を判定することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の箔転写装置。
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