JP7439620B2 - 箔転写装置 - Google Patents

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本発明は、シートに箔を転写する箔転写装置に関する。
従来、箔転写装置として、箔フィルムが巻回された供給リールと、箔フィルムを巻き取るための巻取リールと、箔フィルムおよびシートを加熱する加熱ローラと、加熱ローラとの間で箔フィルムおよびシートを挟む加圧ローラと、加圧ローラから送り出されたシートから箔フィルムを剥離させる剥離部材と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、回転する加熱ローラおよび加圧ローラによって、箔フィルムおよびシートを搬送し、剥離部材によってシートから箔フィルムを剥離させている。
特開平7-290685号公報
しかしながら、従来技術では、シートから箔フィルムを剥離させる際に、シートが、箔フィルムから剥がれずに、箔フィルムが回収される方向に巻き込まれてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、シートから箔フィルムを良好に剥離させることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る箔転写装置は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、前記シートに前記箔を転写する箔転写装置であって、前記箔フィルムが巻回された供給リールを有するフィルムユニットと、前記フィルムユニットを着脱するための開口を有する筐体本体と、前記開口を開閉するカバーと、前記箔フィルムおよび前記シートを加熱する加熱部材と、前記加熱部材との間で前記箔フィルムおよび前記シートを挟む加圧部材と、前記加熱部材と前記加圧部材の間を通過した前記箔フィルムの進行方向を、前記シートの搬送方向とは異なる方向に変更することで、前記箔フィルムを前記シートから剥離させる剥離部材と、前記シートを搬送する搬送ローラであって、前記剥離部材の前記搬送方向の下流に位置する搬送ローラと、を備える。
前記フィルムユニットは、前記剥離部材と、前記搬送方向における前記剥離部材と前記搬送ローラの間で前記シートをガイドする第1ガイドと、を備える。
前記カバーは、前記搬送ローラと、前記搬送方向における前記第1ガイドと前記搬送ローラの間で前記シートをガイドする第2ガイドを備える。
この構成によれば、剥離部材を備えたフィルムユニットに第1ガイドを設けることで、剥離部材と第1ガイドの隙間を小さくすることができる。これにより、箔フィルムが回収される方向にシートが巻き込まれそうになってもシートの移動を第1ガイドで規制することができるので、シートから箔フィルムを良好に剥離させることができる。また、搬送ローラを備えたカバーに第2ガイドを設けることで、搬送ローラに対する第2ガイドの位置精度を高くすることができ、第2ガイドによってシートを搬送ローラに良好にガイドすることができる。
また、前記フィルムユニットは、前記供給リールと、前記箔フィルムを巻き取るための巻取リールとを備えた箔転写用フィルムカートリッジと、前記箔転写用フィルムカートリッジが着脱可能なホルダと、を有し、前記ホルダは、前記剥離部材および前記第1ガイドを備えていてもよい。
箔転写用フィルムカートリッジが着脱可能なホルダに第1ガイドを設けるので、例えば箔転写用フィルムカートリッジに第1ガイドを設ける場合と比べ、交換部品である箔転写用フィルムカートリッジの構造を簡易化することができる。
また、前記ホルダは、前記供給リール、前記巻取リールおよび前記剥離部材を支持するベースフレームと、前記剥離部材によって変更される前記箔フィルムの進行方向を規定する規定部材を備える回動フレームであって、前記規定部材が前記箔フィルムに接触する位置と、前記規定部材が前記箔フィルムから離れる位置との間で、前記ベースフレームに対して回動可能な回動フレームと、を備え、前記回動フレームは、前記第1ガイドを備えていてもよい。
また、前記第1ガイドの前記搬送方向の下流端部は、前記搬送方向に直交する方向から見て、前記第2ガイドの前記搬送方向の上流端部と重なっていてもよい。
この構成によれば、第1ガイドと第2ガイドの間にシートが入るのを抑制することができる。
また、前記第1ガイドの前記下流端部と前記第2ガイドの前記上流端部は、それぞれ櫛歯形状であってもよい。
また、本発明に係る箔転写装置は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、前記シートに前記箔を転写する箔転写装置であって、前記箔フィルムが巻回された供給リールを有するフィルムユニットと、前記フィルムユニットを着脱するための開口を有する筐体本体と、前記開口を開閉するカバーと、前記箔フィルムおよび前記シートを加熱する加熱部材と、前記加熱部材との間で前記箔フィルムおよび前記シートを挟む加圧部材と、前記加熱部材と前記加圧部材の間を通過した前記箔フィルムの進行方向を、前記シートの搬送方向とは異なる方向に変更することで、前記箔フィルムを前記シートから剥離させる剥離部材と、前記シートを搬送する搬送ローラであって、前記剥離部材の前記搬送方向の下流に位置する搬送ローラと、前記搬送方向における前記剥離部材と前記搬送ローラの間で前記シートをガイドするガイドであって、前記シートをガイド可能な第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置との間で前記搬送方向に移動可能なガイドと、前記カバーが閉じた状態で、前記ガイドを前記第2位置から前記第1位置に押圧する押圧部材と、を備える。
この構成によれば、カバーが閉じた状態において、ガイドが押圧部材によって第1位置に押圧されるので、ガイドを第1位置に精度良く配置することができ、剥離部材とガイドの隙間を小さくすることができる。そのため、箔フィルムが回収される方向にシートが巻き込まれそうになってもシートの移動をガイドで規制することができるので、シートから箔フィルムを良好に剥離させることができる。
また、前記箔転写装置は、前記ガイドを、前記第1位置から前記第2位置に向けて付勢する付勢部材をさらに備えていてもよい。
また、前記カバーは、前記ガイドおよび前記付勢部材を備え、前記フィルムユニットまたは前記筐体本体は、前記押圧部材を備えていてもよい。
また、前記フィルムユニットまたは前記筐体本体は、前記剥離部材を支持する支持フレームを有し、前記支持フレームは、前記押圧部材を有していてもよい。
この構成によれば、剥離部材を支持する支持フレームが押圧部材を有するので、押圧部材と接触することで第1位置に位置するガイドの剥離部材に対する位置精度を高くすることができる。
また、前記フィルムユニットは、前記支持フレームとしてのベースフレームと、前記ベースフレームに対して回動可能な回動フレームと、を備えていてもよい。
この構成によれば、例えば回動フレームに押圧部材を設ける構造に比べ、ガイドの剥離部材に対する位置精度を高くすることができる。
本発明によれば、シートから箔フィルムを良好に剥離させることができる。
本発明の一実施形態に係る箔転写装置を示す図(a)と、箔フィルムの構成を示す断面図(b)である。 箔転写装置のカバーを開けた状態を示す図である。 フィルムユニットを示す断面図(a)と、ホルダから箔転写用フィルムカートリッジを外した状態を示す断面図(b)である。 カバーに設けられる第2ガイド等を示す図である。 フィルムユニットを示す斜視図である。 第1ガイドと第2ガイド周りの構造を示す断面図(a)と、第1ガイドによる作用効果を説明するための図(b)である。 変形例に係る第1ガイド等を示す斜視図である。 変形例に係る第1ガイドと第2ガイドの関係を示す図(a),(b)である。 変形例においてカバーが閉じられていく途中の状態を示す図(a)と、カバーが閉じられた状態を示す図(b)である。
本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、方向は、図1(a)に示す方向で説明する。すなわち、図1(a)の右側を「前」とし、図1(a)の左側を「後」とし、図1(a)の紙面手前側を「左」とし、図1(a)の紙面奥側を「右」とする。また、図1(a)の上下を「上下」とする。
図1(a)に示すように、箔転写装置1は、例えばレーザプリンタ等の画像形成装置によってシートS上に形成されたトナー像の上にアルミニウム等の箔を転写するための装置である。箔転写装置1は、筐体2と、シートトレイ3と、シート搬送部10と、フィルム供給部30と、転写部50とを備えている。
筐体2は、樹脂などからなり、筐体本体21と、カバー22とを備えている。筐体本体21は、上部に開口21A(図2参照)を有している。開口21Aは、筐体本体21に後述するフィルムユニットFUを着脱するための開口である。開口21Aは、上向きとなっている。カバー22は、開口21Aを開閉するための部材である。カバー22の後端部は、筐体本体21に回動可能に支持されている。
シートトレイ3は、用紙、OHPフィルム等のシートSが載置されるトレイである。シートトレイ3は、筐体2の後部に設けられている。なお、シートSは、トナー像が形成された面を下向きにしてシートトレイ3上に載置される。
シート搬送部10は、シート供給機構11と、シート排出機構12とを備えている。シート供給機構11は、シートトレイ3上のシートSを一枚ずつ転写部50に向けて搬送する機構である。シート供給機構11は、ピックアップローラ11A、リタードローラ11Bおよび上流側搬送ローラ11Cを備えている。
ピックアップローラ11Aは、シートトレイ3上のシートSを転写部50に向けて供給するためのローラである。リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aによって搬送されるシートSを1枚に分離するためのローラである。
リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aの上に配置されている。リタードローラ11Bは、ピックアップローラ11Aで送り出されるシートSの上に重なっているシートSをシートトレイ3に向けて戻す方向に回転可能となっている。
上流側搬送ローラ11Cは、2つのローラからなり、これらのローラの間でシートSを挟んだ状態で各ローラが回転することで、シートSを搬送可能となっている。上流側搬送ローラ11Cは、ピックアップローラ11Aと転写部50との間に配置され、ピックアップローラ11Aで送り出されるシートSを転写部50に搬送する。
シート排出機構12は、転写部50を通過したシートSを筐体2の外部に排出する機構である。シート排出機構12は、搬送ローラの一例としての下流側搬送ローラ12Aと、排出ローラ12Bを備えている。
下流側搬送ローラ12Aおよび排出ローラ12Bは、それぞれ、2つのローラからなり、これらのローラの間でシートSを挟んだ状態で各ローラが回転することで、シートSを搬送可能となっている。下流側搬送ローラ12Aは、シートSの搬送方向において、後述する第2案内軸42の下流に位置している。なお、以下の説明では、シートSの搬送方向を、単に「搬送方向」とも称する。
詳しくは、下流側搬送ローラ12Aは、搬送方向において、第2案内軸42の下流に位置する、シートSを搬送するための複数のローラ(12A,12B)のうち、第2案内軸42に最も近いローラである。下流側搬送ローラ12Aは、搬送方向において、第2案内軸42と排出ローラ12Bとの間に位置する。下流側搬送ローラ12Aは、転写部50から送り出されるシートSを排出ローラ12Bに向けて搬送する。
排出ローラ12Bは、搬送方向において、下流側搬送ローラ12Aの下流に位置する。排出ローラ12Bは、下流側搬送ローラ12Aで送り出されるシートSを筐体2の外に排出する。
フィルム供給部30は、シート供給機構11から搬送されたシートSに重ねるように箔フィルムFを供給する部分である。フィルム供給部30は、フィルムユニットFUと、モータ等の駆動源80を備えている。
フィルムユニットFUは、図2に示すように、筐体本体21に上から着脱可能となっている。フィルムユニットFUは、供給リール31と、巻取リール35と、第1案内軸41と、剥離部材の一例としての第2案内軸42と、規定部材の一例としての第3案内軸43とを備えている。フィルムユニットFUの供給リール31には、箔フィルムFが巻回されている。
図1(b)に示すように、箔フィルムFは、支持層F1と、被支持層F2とを有する。支持層F1は、高分子材料からなるテープ状の透明な基材であり、被支持層F2を支持している。
被支持層F2は、剥離層F21と、転写層F22と、接着層F23とを有する。剥離層F21は、支持層F1から転写層F22を剥離しやすくするための層であり、支持層F1と転写層F22との間に配置されている。剥離層F21は、支持層F1から剥離しやすい透明な材料、例えばワックス系樹脂を含んでいる。
転写層F22は、トナー像に転写される層であり、箔を含んでいる。箔とは、金、銀、銅、アルミニウム等の薄い金属である。また、転写層F22は、金色、銀色、赤色などの着色材料と、熱可塑性樹脂とを含む。転写層F22は、剥離層F21と接着層F23との間に配置されている。
接着層F23は、転写層F22をトナー像に接着しやすくするための層である。接着層F23は、後述する転写部50によって加熱されたトナー像に付着しやすい材料、例えば塩化ビニル系樹脂やアクリル系樹脂を含んでいる。
図1(a)に示すように、供給リール31は、樹脂などからなり、箔フィルムFが巻回される供給軸部31Aを有している。巻取リール35は、樹脂などからなり、箔フィルムFを巻き取るための巻取軸部35Aを有している。
なお、図1(a)等においては、便宜上、供給リール31および巻取リール35の両方に箔フィルムFが最大に巻回された状態を図示することとする。実際には、フィルムユニットFUが新品の状態においては、供給リール31に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最大となっており、巻取リール35には箔フィルムFが巻回されていない、もしくは、巻取リール35に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最小となっている。また、フィルムユニットFUの寿命時(箔フィルムFを使い切ったとき)においては、巻取リール35に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最大となり、供給リール31には箔フィルムFが巻回されていない、もしくは、供給リール31に巻回されたロール状の箔フィルムFの径は最小となる。
第1案内軸41、第2案内軸42および第3案内軸43は、箔フィルムFの進行方向を変更するためのローラ状の軸である。第1案内軸41、第2案内軸42および第3案内軸43は、SUS(ステンレス鋼)などからなっている。
第1案内軸41は、シートSの搬送方向において、転写部50の上流に位置する。第1案内軸41は、供給リール31から引き出される箔フィルムFの進行方向を、シートSの搬送方向と略平行となるように変更する。
このような第1案内軸41によって案内される箔フィルムFは、被支持層F2(図1(b)参照)を上に向けた状態で、転写部50に向けて搬送される。また、シートSは、被支持層F2が上に向いた状態の箔フィルムFの上に重ねられて、箔フィルムFとともに転写部50に向けて搬送される。
第2案内軸42は、シートSの搬送方向において、転写部50の下流に位置する。第2案内軸42は、転写部50を通過した箔フィルムFの進行方向をシートSの搬送方向とは異なる方向に変更することで、箔フィルムFをシートSから剥離させている。
第3案内軸43は、第2案内軸42によって変更される箔フィルムFの進行方向を規定する部材である。詳しくは、第3案内軸43は、シートSから箔フィルムFを剥離させるときの箔フィルムFの角度(以下、「剥離角度」ともいう。)を規定している。ここで、剥離角度は、箔フィルムFのうち、第1案内軸41と第2案内軸42の間で張架される部分と、第2案内軸42と第3案内軸43の間で張架される部分とのなす角である。第3案内軸43は、第2案内軸42で案内された箔フィルムFの進行方向を変更して巻取リール35に案内している。
フィルムユニットFUを箔転写装置1に装着した状態において、巻取リール35は、筐体2に設けられた駆動源80によって図示反時計回りに回転駆動される。巻取リール35が回転すると、供給リール31に巻回された箔フィルムFが引き出され、引き出された箔フィルムFが各案内軸41~43で案内されて巻取リール35に巻き取られていく。詳しくは、箔転写中において、後述する加圧ローラ51と加熱ローラ61によって箔フィルムFが送り出されることで、供給リール31から箔フィルムFが引き出される。そして、加圧ローラ51と加熱ローラ61から送り出された箔フィルムFが、巻取リール35に巻き取られていく。
転写部50は、シートSと箔フィルムFを重ねた状態で加熱および加圧することで、シートSに形成されたトナー像の上に転写層F22を転写するための部分である。転写部50は、加圧部材の一例としての加圧ローラ51と、加熱部材の一例としての加熱ローラ61とを備えている。転写部50は、加圧ローラ51と加熱ローラ61のニップ部において、シートSと箔フィルムFを重ねて加熱および加圧する。
加圧ローラ51は、円筒状の芯金の周囲をシリコンゴムからなるゴム層で被覆したローラである。加圧ローラ51は、箔フィルムFの上側に配置され、シートSの裏面(トナー像が形成された面である表面と反対側の面)と接触可能となっている。
加圧ローラ51は、両端部がカバー22に回転可能に支持されている。加圧ローラ51は、加熱ローラ61との間でシートSおよび箔フィルムFを挟み、駆動源80によって回転駆動されることで加熱ローラ61を従動回転させる。
加熱ローラ61は、円筒状に形成された金属管の内部にヒータを配置したローラであり、箔フィルムFおよびシートSを加熱している。加熱ローラ61は、箔フィルムFの下側に配置され、箔フィルムFと接触している。
なお、本実施形態では、加熱ローラ61を箔フィルムFに対して接触・離間させるための接離機構70によって加熱ローラ61を移動させている。接離機構70は、シートSの搬送方向において、供給リール31と巻取リール35の間に配置されている。接離機構70は、カバー22を閉じている状態においては、シートSが転写部50に供給されるタイミングに合わせて加熱ローラ61を、箔フィルムFに接触する接触位置に移動させている。また、接離機構70は、カバー22が開けられた場合や、転写部50においてシートSに箔転写を行わない場合には、加熱ローラ61を、箔フィルムFから離間する離間位置に位置させている。
このように構成された箔転写装置1では、シートSの表面を下向きにしてシートトレイ3に載置されたシートSが、シート供給機構11により転写部50に向けて搬送される。シートSは、転写部50の搬送方向における上流側で、供給リール31から供給された箔フィルムFと重ねられ、シートSのトナー像と箔フィルムFが接触した状態で転写部50に搬送される。
転写部50においては、シートSと箔フィルムFが加圧ローラ51と加熱ローラ61の間のニップ部を通過する際に、加熱ローラ61と加圧ローラ51により加熱および加圧され、トナー像の上に箔(被支持層F2)が転写される。
箔が転写された後、シートSと箔フィルムFは密着した状態で第2案内軸42まで搬送される。シートSと箔フィルムFが第2案内軸42を通過すると、箔フィルムFの搬送方向がシートSの搬送方向と異なる方向に変わるため、シートSから箔フィルムFが剥離、すなわち、トナー像に接着した被支持層F2が、箔フィルムFの支持層F1から剥離される。
シートSから剥離され、シートS上のトナー像に接着した被支持層F2から剥離した支持層F1を含む箔フィルムFは、巻取リール35に巻き取られていく。一方、箔フィルムFが剥離されたシートSは、シート排出機構12によって、箔が転写された表面を下に向けた状態で、筐体2の外部に排出される。
図3に示すように、フィルムユニットFUは、樹脂などからなるホルダ100と、ホルダ100に着脱可能な箔転写用フィルムカートリッジFCとを備えている。箔転写用フィルムカートリッジFCは、前述した供給リール31および巻取リール35を備えている。
供給リール31および巻取リール35は、ホルダ100に対して、供給リール31の軸方向に直交する方向に着脱可能となっている。以下の説明では、供給リール31の軸方向を、単に「軸方向」とも称する。
ホルダ100は、ベースフレーム110と、ベースフレーム110に回動可能(移動可能)に支持される回動フレーム120とを有している。ベースフレーム110は、第1支持部111と、第2支持部112と、連結部113と、第1案内軸41と、第2案内軸42とを備えている。
第1支持部111は、第1案内軸41と供給リール31とを支持する部位である。詳しくは、供給リール31は、図5に示す供給ケース32内に収容されているため、第1支持部111は、供給ケース32を介して供給リール31を支持している。
図3に示すように、第2支持部112は、第2案内軸42と巻取リール35とを支持する部位である。詳しくは、第2支持部112は、回動フレーム120とともに、中空のケースを構成しており、中空のケース内に巻取リール35を収容している。
連結部113は、第1支持部111と第2支持部112とを連結する部位である。連結部113は、図5に示すように、第1支持部111および第2支持部112の、軸方向における一端同士を連結している。
図3に示すように、回動フレーム120は、第3案内軸43と、第1ガイドG1とを備えている。回動フレーム120は、図3(a)に示す、第3案内軸43が箔フィルムFに接触する接触位置と、図3(b)に示す、第3案内軸43が箔フィルムFから離れる離間位置との間で、回動可能となっている。回動フレーム120は、ベースフレーム110の図示せぬ位置決め部と接触することで、接触位置に位置決めされる。
第1ガイドG1は、図6(a)に示すように、搬送方向における第2案内軸42と下流側搬送ローラ12Aの間でシートSをガイドする部材である。搬送方向において、第1ガイドG1から第2案内軸42までの距離は、第1ガイドG1から下流側搬送ローラ12Aまでの距離よりも小さい。詳しくは、第2案内軸42と第1ガイドG1の間の隙間は、箔フィルムFが通る程度の非常に小さな隙間となっている。ここで、第2案内軸42が設けられたベースフレーム110と、第1ガイドG1が設けられた回動フレーム120は、直接連結されているため、第2案内軸42と第1ガイドG1の間の隙間の寸法精度を高くすることが可能となっている。
図4に示すように、カバー22は、前述した加圧ローラ51、上流側搬送ローラ11C、下流側搬送ローラ12Aおよび排出ローラ12Bと、第2ガイドG2とを備えている。第2ガイドG2は、図6(a)に示すように、搬送方向における第1ガイドG1と下流側搬送ローラ12Aの間でシートSをガイドする部材である。
図5に示すように、第1ガイドG1は、軸方向に並ぶ複数のリブG11を有している。第1ガイドG1は、複数のリブG11を有することで、搬送方向の下流端部が櫛歯形状となっている。
第2ガイドG2は、軸方向に並ぶ複数の第1リブG21と、軸方向に並ぶ複数の第2リブG22とを有している。また、第2ガイドG2は、下流側搬送ローラ12Aを構成する2つのローラのうち一方のローラと、排出ローラ12Bを構成する2つのローラのうち一方のローラとを、回転可能に支持している。
複数の第1リブG21は、搬送方向において、下流側搬送ローラ12Aの上流に位置する。複数の第2リブG22は、搬送方向において、下流側搬送ローラ12Aの下流に位置する。第2ガイドG2は、複数の第1リブG21を有することで、搬送方向の上流端部が櫛歯形状となっている。
第1ガイドG1と第2ガイドG2は、カバー22が閉じられた状態において、櫛歯形状の部分同士が噛み合うように配置されている。これにより、図6(a)に示すように、カバー22が閉じられた状態において、第1ガイドG1の下流端部は、搬送方向に直交する方向、詳しくは軸方向から見て、第2ガイドG2の上流端部と重なっている。
次に、第1ガイドG1による作用効果について説明する。
図6(b)に示すように、シートSが箔フィルムFと密着した状態で第2案内軸42まで移動してきた際に、シートSから箔フィルムFが剥離せずに、箔フィルムFとともにシートSが第2案内軸42の周面に沿って移動した後第3案内軸43に向けて移動しようとする場合がある。この場合であっても、第2案内軸42の周面に沿って移動するシートSの先端が、第2案内軸42の近くに配置された第1ガイドG1に接触するので、シートSの第2案内軸42の周面に沿った方向への移動が第1ガイドG1で規制される。
これにより、第1ガイドG1で支えられたシートSに対して箔フィルムFが剥離しやすくなるので、箔フィルムFを良好に剥離させることができる。また、第1ガイドG1に接触したシートSは、その後、第1ガイドG1および第2ガイドG2によって下流側搬送ローラ12Aに向けてガイドされる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
第2案内軸42を備えたフィルムユニットFUに第1ガイドG1を設けることで、第2案内軸42と第1ガイドG1の間の隙間を小さくすることができる。これにより、箔フィルムFが回収される方向にシートSが巻き込まれそうになってもシートSの移動を第1ガイドG1で規制することができるので、シートSから箔フィルムFを良好に剥離させることができる。また、下流側搬送ローラ12Aを備えたカバー22に第2ガイドG2を設けることで、下流側搬送ローラ12Aに対する第2ガイドG2の位置精度を高くすることができるので、第2ガイドG2によってシートSを下流側搬送ローラ12Aに良好にガイドすることができる。
箔転写用フィルムカートリッジFCが着脱可能なホルダ100に第1ガイドG1を設けるので、例えば箔転写用フィルムカートリッジに第1ガイドを設ける場合と比べ、交換部品である箔転写用フィルムカートリッジFCの構造を簡易化することができる。
第1ガイドG1の下流端部が、軸方向から見て、第2ガイドG2の上流端部と重なっているので、第1ガイドG1と第2ガイドG2の間にシートSが入るのを抑制することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、箔フィルムFが回収される方向にシートSが巻き込まれるのを規制する第1ガイドG1を、フィルムユニットFUに設けたが、本発明はこれに限定されず、第1ガイドG1をカバー22に設けてもよい。この場合、例えば、図7~図9に示すような構成とすることができる。ここで、図7~図9における第1ガイドG1は、ガイドの一例である。
図7~図9に示す形態では、カバー22は、第2ガイドG2等を備える他、第1ガイドG1と、付勢部材の一例としてのコイルバネSPとを備えている。図7および図8に示すように、第1ガイドG1は、前述した複数のリブG11を有する他、2つのバネ係合部G12を有している。各バネ係合部G12は、第1ガイドG1の軸方向の一端と他端に設けられている。各バネ係合部G12と第2ガイドG2との間には、コイルバネSPが設けられている。
第1ガイドG1は、搬送方向において移動可能となるようにカバー22に支持されている。第2ガイドG2は、カバー22に固定されている。これにより、第1ガイドG1は、第2ガイドG2に対して移動可能となっている。
詳しくは、第1ガイドG1は、図8(a)に示す、シートSをガイド可能な第1位置と、図8(b)に示す、第1位置とは異なる第2位置との間で搬送方向に移動可能となっている。第1ガイドG1は、第1位置に位置するときに、第2位置に位置するときよりも、第2ガイドG2の近くに位置する。言い換えると、第1ガイドG1の各リブG11と第2ガイドG2の第1リブG21とのラップ量、詳しくは軸方向に投影したときに重なる範囲は、第1ガイドG1が第1位置に位置するときの方が、第2位置に位置するときよりも、大きい。コイルバネSPは、第1ガイドG1を、第1位置から第2位置に向けて付勢している。
図7および図9に示すように、フィルムユニットFUは、カバー22が閉じた状態で、第1ガイドG1を第2位置から第1位置に押圧する押圧部材130を備えている。押圧部材130は、支持フレームの一例としてのベースフレーム110の軸方向の一端と他端に設けられている。
詳しくは、押圧部材130は、各バネ係合部G12と係合可能な位置に位置している。押圧部材130は、カバー22が閉じられる過程において、バネ係合部G12と接触して、バネ係合部G12をコイルバネSPの付勢力に抗して押圧するカム面131を有している。
この形態では、図9(a),(b)の順で示すように、カバー22が閉じられていくと、各押圧部材130によって各バネ係合部G12がコイルバネSPの付勢力に抗して押圧されることで、第1ガイドG1が図8(b)に示す第2位置から図8(a)に示す第1位置に移動する。そして、カバー22が閉じた状態においては、各押圧部材130が第1ガイドG1を第1位置に押圧している、詳しくは第1位置において支持しているため、第1ガイドG1を第1位置に精度良く配置することができ、第2案内軸42と第1ガイドG1の隙間を小さくすることができる。そのため、この形態でも、箔フィルムFが回収される方向にシートSが巻き込まれそうになってもシートSの移動を第1ガイドG1で規制することができるので、シートSから箔フィルムFを良好に剥離させることができる。
第2案内軸42を支持するベースフレーム110が押圧部材130を有するので、例えば回動フレームが押圧部材を有する構造と比べ、押圧部材130と接触することで第1位置に位置する第1ガイドG1の第2案内軸42に対する位置精度を高くすることができる。
図7~図9の形態では、第2案内軸42を支持する支持フレームとしてベースフレーム110を例示したが、本発明はこれに限定されず、筐体本体21が、第2案内軸42を支持する支持フレームを有していてもよい。この場合、押圧部材を、筐体本体21の支持フレームに設けてもよい。
図7~図9の形態では、ガイドとしての第1ガイドG1をカバー22に設け、押圧部材130をフィルムユニットFUに設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ガイドをフィルムユニットに設け、押圧部材をカバーに設けてもよい。
図7~図9の形態では、第2案内軸42と下流側搬送ローラ12Aの間に、第1ガイドG1と第2ガイドG2の一部、詳しくは第1リブG21を配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2案内軸42と下流側搬送ローラ12Aの間に、第1ガイドG1のみを設け、第1ガイドG1の下流端部を下流側搬送ローラ12Aの近傍まで延ばし、第2ガイドG2から第1リブG21を取り除いてもよい。つまり、第2案内軸42と下流側搬送ローラ12Aの間において、1つのガイドでシートSをガイドするように構成してもよい。
図7~図9の形態において、コイルバネSPは必ずしも必要ではなく、無くてもよい。例えば、第1ガイドG1に押圧部材130が入る孔を形成し、カバー22が閉じられる過程において押圧部材130のカム面131が孔の縁を押圧することで、第1ガイドG1が第2位置から第1位置に押圧されてもよい。なお、付勢部材としては、コイルバネSPに限らず、例えばトーションバネや板バネなどであってもよい。
前記実施形態では、軸方向から見て、第1ガイドG1の下流端部が第2ガイドG2の上流端部と重なるように構成したが、本発明はこれに限定されず、搬送方向に直交する方向から見て、第1ガイドの下流端部が第2ガイドの上流端部と重なっていればよい。例えば、シートの面に直交する方向から見て、第1ガイドの下流端部が第2ガイドの上流端部と重なっていてもよい。なお、この場合、第1ガイドの下流端部を、第2ガイドの上流端部よりもシート側に配置するとよい。
なお、第1ガイドの下流端部が、搬送方向に直交する方向から見て、第2ガイドの上流端部と重なっていなくてもよい。例えば、第1ガイドの下流端部を第2ガイドの上流端部よりもシート側に配置した場合には、搬送方向において第1ガイドの下流端部と第2ガイドの上流端部を離してもよい。
図3の形態では、ホルダ100が第1ガイドG1を備える構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、箔転写用フィルムカートリッジが第1ガイドを備えていてもよい。
前記実施形態では、加圧部材として加圧ローラ51、加熱部材として加熱ローラ61を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、加圧部材は、加熱ローラとの間でシートおよび箔フィルムを挟むパッドなどであってもよい。また、加熱部材は、加圧ローラとの間でシートおよび箔フィルムを挟む板状の部材であってもよい。
前記実施形態では、剥離部材としてローラ状の第2案内軸42を例示したが、本発明はこれに限定されず、剥離部材は、例えば、板状のブレードであってもよい。
前記実施形態では、規定部材としてローラ状の第3案内軸43を例示したが、本発明はこれに限定されず、規定部材は、例えば、板状のブレードであってもよい。
前記実施形態では、箔転写用フィルムカートリッジFCに供給リール31と巻取リール35を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、箔転写用フィルムカートリッジに供給リールを設け、筐体に巻取リールを設けてもよい。
前記実施形態では、箔転写装置として、シート上に形成されたトナー像の上に箔を転写するものを例示したが、本発明はこれに限定されず、箔転写装置は、シートに箔を転写するものであればどのようなものであってもよい。
前記実施形態では、箔フィルムFを4層で構成したが、本発明はこれに限定されず、箔フィルムは、転写層と支持層を有していれば、層の数はいくつであってもよい。
前記実施形態では、フィルムユニットを箔転写用フィルムカートリッジとホルダとで構成したが、本発明はこれに限定されず、フィルムユニットは、ホルダを有していなくてもよい。また、ホルダは、箔転写用フィルムカートリッジを着脱不能に支持するものであってもよい。
前記実施形態では、第2案内軸42の下流に、下流側搬送ローラ12Aと、排出ローラ12Bとを設けたが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2案内軸42の下流に、排出ローラ12Bのみを設けてもよい。この場合、排出ローラ12Bが、搬送ローラに相当する。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 箔転写装置
12A 下流側搬送ローラ
21 筐体本体
21A 開口
22 カバー
31 供給リール
42 第2案内軸
51 加圧ローラ
61 加熱ローラ
F 箔フィルム
FU フィルムユニット
G1 第1ガイド
G2 第2ガイド
S シート

Claims (10)

  1. 箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、前記シートに前記箔を転写する箔転写装置であって、
    前記箔フィルムが巻回された供給リールを有するフィルムユニットと、
    前記フィルムユニットを着脱するための開口を有する筐体本体と、
    前記開口を開閉するカバーと、
    前記箔フィルムおよび前記シートを加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材との間で前記箔フィルムおよび前記シートを挟む加圧部材と、
    前記加熱部材と前記加圧部材の間を通過した前記箔フィルムの進行方向を、前記シートの搬送方向とは異なる方向に変更することで、前記箔フィルムを前記シートから剥離させる剥離部材と、
    前記シートを搬送する搬送ローラであって、前記剥離部材の前記搬送方向の下流に位置する搬送ローラと、を備え、
    前記フィルムユニットは、
    前記剥離部材と、
    前記搬送方向における前記剥離部材と前記搬送ローラの間で前記シートをガイドする第1ガイドと、を備え、
    前記カバーは、
    前記搬送ローラと、
    前記搬送方向における前記第1ガイドと前記搬送ローラの間で前記シートをガイドする第2ガイドを備えることを特徴とする箔転写装置。
  2. 前記フィルムユニットは、
    前記供給リールと、前記箔フィルムを巻き取るための巻取リールとを備えた箔転写用フィルムカートリッジと、
    前記箔転写用フィルムカートリッジが着脱可能なホルダと、を有し、
    前記ホルダは、前記剥離部材および前記第1ガイドを備えることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
  3. 前記ホルダは、
    前記供給リール、前記巻取リールおよび前記剥離部材を支持するベースフレームと、
    前記剥離部材によって変更される前記箔フィルムの進行方向を規定する規定部材を備える回動フレームであって、前記規定部材が前記箔フィルムに接触する位置と、前記規定部材が前記箔フィルムから離れる位置との間で、前記ベースフレームに対して回動可能な回動フレームと、を備え、
    前記回動フレームは、前記第1ガイドを備えることを特徴とする請求項2に記載の箔転写装置。
  4. 前記第1ガイドの前記搬送方向の下流端部は、前記搬送方向に直交する方向から見て、前記第2ガイドの前記搬送方向の上流端部と重なることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の箔転写装置。
  5. 前記第1ガイドの前記下流端部と前記第2ガイドの前記上流端部は、それぞれ櫛歯形状であることを特徴とする請求項4に記載の箔転写装置。
  6. 箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、前記シートに前記箔を転写する箔転写装置であって、
    前記箔フィルムが巻回された供給リールを有するフィルムユニットと、
    前記フィルムユニットを着脱するための開口を有する筐体本体と、
    前記開口を開閉するカバーと、
    前記箔フィルムおよび前記シートを加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材との間で前記箔フィルムおよび前記シートを挟む加圧部材と、
    前記加熱部材と前記加圧部材の間を通過した前記箔フィルムの進行方向を、前記シートの搬送方向とは異なる方向に変更することで、前記箔フィルムを前記シートから剥離させる剥離部材と、
    前記シートを搬送する搬送ローラであって、前記剥離部材の前記搬送方向の下流に位置する搬送ローラと、
    前記搬送方向における前記剥離部材と前記搬送ローラの間で前記シートをガイドするガイドであって、前記シートをガイド可能な第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置との間で前記搬送方向に移動可能なガイドと、
    前記カバーが閉じた状態で、前記ガイドを前記第2位置から前記第1位置に押圧する押圧部材と、を備えることを特徴とする箔転写装置。
  7. 前記ガイドを、前記第1位置から前記第2位置に向けて付勢する付勢部材をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の箔転写装置。
  8. 前記カバーは、前記ガイドおよび前記付勢部材を備え、
    前記フィルムユニットまたは前記筐体本体は、前記押圧部材を備えることを特徴とする請求項7に記載の箔転写装置。
  9. 前記フィルムユニットまたは前記筐体本体は、前記剥離部材を支持する支持フレームを有し、
    前記支持フレームは、前記押圧部材を有することを特徴とする請求項8に記載の箔転写装置。
  10. 前記フィルムユニットは、
    前記支持フレームとしてのベースフレームと、
    前記ベースフレームに対して回動可能な回動フレームと、を備えることを特徴とする請求項9に記載の箔転写装置。
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