JP7103635B2 - 木造建物の基礎部用防蟻被覆材及びその製造方法並びにこれを使用した木造建物の施工方法 - Google Patents

木造建物の基礎部用防蟻被覆材及びその製造方法並びにこれを使用した木造建物の施工方法 Download PDF

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Description

本願発明は、ベタ基礎方式の高気密木造建物に好適な防蟻被覆材、及びその製造方法、並びに、この防蟻被覆材を使用した施工方法に関するものである。
ベタ基礎方式の木造住宅では、コンクリート製の基礎を地面に施工してから、基礎の上面に木製の土台を載置固定し、それから、土台の上に建物の上部分を構築しており、基礎と土台との間をパッキン材によって気密基礎構造とすることが行われている。
気密基礎構造と成しているのは、白蟻の侵入防止や断熱性向上のためであり、その例として特許文献1の図4には、パッキンを防蟻性シートで構成して、その上面に2本の突条を設けることが開示されている。また、特許文献1では、基礎の外面に断熱層を設けて、断熱層の外面を覆うように側面用防蟻シートを配置し、この側面用防蟻シートの上部で土台の外側面を覆っている。
他方、特許文献2には、防蟻シートを基礎の内外両側に大きくはみ出る幅に形成して、外側にはみ出た部分は土台の外面に重ね、内側にはみ出た部分は床板の下面に固定することが開示されている。
特開2000-273977号公報 特開2003-201745号公報
さて、ベタ基礎の建物の場合、基礎で囲われた内部からの白蟻の侵入は基本的にはないが、基礎の外側においては、白蟻が基礎の外側面を這い上がって土台に至ることがある。そして、特許文献1では、側面用防蟻シートを別に設けて、この側面用防蟻シートで土台の外側面を覆っているため、白蟻の這い上がりも防止できると云えるが、2種類の防蟻シートが必要であるため、コストか嵩むと共に施工も面倒になることは否めない。
他方、特許文献2では、1枚の防蟻シートで土台の下面も外側面も覆われているため、白蟻が基礎の外面を這い上がってきても、1枚の(あるいは1種類の)防蟻シートで土台を白蟻から防護できる。
しかし、特許文献2では、防蟻シートのうち土台の内側にはみ出た部分を床板の下面の固定することは、非常に面倒であると思料される。すなわち、特許文献2では、床板を敷設してから、防蟻シートの内向きはみ出し部を床板の下面に固定することになるが、このためには、土台に近い部位の床板を部分的に敷設してから、人が床下空間に入り込んで身体をかがめてシートの固定作業を行い、次いで、人が床下空間から出てから残りの床板を敷設するという手順を要するため、作業が非常に厄介になると解される。
本願発明は、このような現状を改善すべくなされたものである。
本願発明は、防蟻被覆材の製造方法と建物の施工方法とに関し、その典型例を各請求項で特定している。
請求項1の発明は、コンクリート製の基礎の上に木製土台が配置されている木造建物に使用する防蟻被覆材の製造方法に関するものであり、この発明において、
前記防蟻被覆材は、
「EVA樹脂を材料にした押し出し加工品としての防蟻シートと、発泡シリコーン製で断面角形の防蟻シール材とから成っていて、前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、前記防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されている」
という構成になっている。
そして、請求項1は、
「前記防蟻シートは、溶融したEVA樹脂にチアメトキサム及びエトフェンプロックスを混入した状態で139℃よりも低い温度で押し出すことによって製造しており、
前記防蟻シール材は、シリコーン樹脂にチアメトキサムを混入した状態で139℃よりも低い温度で発泡させることによって製造している」
という特徴を有している。
請求項の発明は、請求項1と同様に、コンクリート製の基礎の上に木製土台が配置さ
れている木造建物に使用する防蟻被覆材の製造方法であって、前記防蟻被覆材は、
「EVA樹脂を材料にした押し出し加工品としての防蟻シートとEPDM製で断面角形の防蟻シール材とから成っていて、前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、前記防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されている」
という構成になっている。
そして、
「前記防蟻シートは、溶融したEVA樹脂にチアメトキサム及びエトフェンプロックスを混入した状態で139℃よりも低い温度で押し出すことによって製造しており、
前記防蟻シール材は、EPDM樹脂にエトフェンプロックスを混入した状態で成形している」
という特徴を有している。
請求項の発明は、コンクリート製の基礎の上に木製土台が配置されている木造建物に使用する防蟻被覆材に係るもので
「防蟻シートと防蟻シール材とから成っており、
前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、
前記防蟻シール材は圧縮変形する樹脂材製であり、この防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されており、
前記防蟻シール材は、前記基礎の長手中心線を挟んだ両側に一対配置されており、前記一対の防蟻シール材の間に、アンカーボルトに嵌め込まれた金属製台輪を配置する間隔が空けられている」
という構成になっている。
請求項では、建物の施工方法を特定している。この施工方法は、防蟻被覆材を使用してベタ基礎方式の木造建物を施工する方法であって、まず、前記防蟻被覆材は、
「防蟻シートと防蟻シール材とを有して、前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆
うように配置される外側被覆部とを有している一方、前記防蟻シール材は圧縮変形する樹脂材製であり、この防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されている」
という構成であり、
前記防蟻被覆材を用意してから、
コンクリート製基礎のうち外周部を構成する部分の上面に、前記防蟻シートの水平配置部を重ね配置する一方、コンクリート製基礎のうち外周部で囲われた内側のものには、前記防蟻シートと同じ厚さのスペーサシートにシール材を設けたものを重ね配置し、
次いで、木製土台を前記水平配置部及びスペーサシートの上に載せてアンカーボルトにて固定し、
次いで、前記各土台に柱を立設した後でかつ外壁を施工する前に、前記防蟻シートの外側被覆部を上向きに起こして前記柱又は他の壁材にタッカー又は他の固定具で仮り保持し、
その後、防水シートを、その下部が前記防蟻シートの外側被覆部に重なるように配置してから、前記防水シートと外側被覆部とを押さえ部材で固定し、その後に前記外壁を取り付ける」
という工程を備えている。
スペーサシート及びこれに使用するシール材には、防蟻剤は配合してもよいし、配合しなくてもよい。
蟻シート及び防蟻シール材に配合する防蟻剤としては様々なものを使用できるが、本願発明では、防蟻効果と安全性とに優れたものとしてチアメトキサムを使用している。このチアメトキサムは分解温度が139℃であるため、チアメトキサムを使用して防蟻シートに混入する場合は、押し出し温度が139℃以下の材料しか使用できない。この点、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)の融点は、エチレンと酢酸ビニルとの配合割合によって相違はするが100℃以下であることが多いため、本願発明の防蟻シートとして好適である。
防蟻シール材としては、発泡樹脂やゴム質素材を使用できる。弾性や強度だけに着目すると、例えば発泡ウレタン樹脂は好適である。クッション材に防蟻性能を持たせる場合は、発泡前の材料に防蟻剤を混入することになるが、ウレタン樹脂は発泡温度が一般に150~200℃であるので、防蟻剤は、この温度に耐えるものを使用する必要がある。
他方、防蟻効果と安全性とを両立できる防蟻剤として前記したチアメトキサムがあるが、チアメトキサムは分解温度が139℃であるため、発泡ウレタン樹脂には使用できない。この点、防蟻シール材として発泡シリコーンを使用すると、シリコーンは常温で発泡して固形化するため、チアメトキサムを添加しても分解させることなく発泡させることができ、しかも、弾性変形量は大きいため、高いシール性を確保することができる。従って、防蟻シール材として好適である。
発泡シリコーンは伸縮性と耐久性に優れているが、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)は、発泡シリコーンと同等の性能を備えつつ安価であるため、コスト面では有利である。但し、EPDMは生成温度が139℃よりも高いため、チアメトキサムは使用できない。
チアメトキサムは遅効性の防蟻剤であるが、忌避性(即効性)の防蟻剤としては、効果と安全性との点からは、エトフェンプロックスが好適である。
基礎には、その中心線上に所定間隔でアンカーボルトが立設されており、アンカーボルトを防蟻シートに貫通させる必要がある。この点、防蟻シートに予め穴を空けておくことも可能ではあるが、基礎の長さやアンカーボルトのピッチは現場によってまちまちであるため、現場において、ナイフで切り込みを入れるなどして穴を空けるのが合理的である。
この場合、水平配置部の中心線に沿って線を入れておくと、穴の位置を正確に設定できる利点がある。中心線に代えてミシン線を入れておくと、手で部分的に引き千切るなどして穴を正確に空けることができるため、作業性を更に向上できる。
本願各発明では、1枚の防蟻シートで土台の下面と外面とが覆われる。しかも、防蟻シートの水平配置部はアンカーボルトに貫通させて基礎に載せるだけであり、特許文献2のような面倒な処理工程は必要ない。また、基礎の上面に不陸があっても、防蟻シール材が圧縮されることによって不陸を確実に吸収できる。従って、高い作業能率を確保しつつ、土台を白蟻から確実に防護することができる。
述のとおり、EVAは耐久性に優れつつ溶融温度が低いため、多くの種類の防蟻剤を配合することができる。従って、防蟻シートとして好適である。同様に、防蟻シール材としての発泡シリコンーンも溶融温度が低いため、使用できる防蟻剤の種類が多くて汎用性が高い。他方、請求項2で使用したEPDMは、既述のとおり経済性に優れている。
防蟻シートは、扱い易さやコストなどの面から厚さには限度があり、例えば2mm以下であることが普通である。従って、白蟻が同じ場所に繰り返し到来しても食い破られないように防護しておく必要がある。この点、請求項の構成では、まず、白蟻が防蟻シートに近接すると忌避性のエトフェンプロックスによって撃退され、更に、白蟻が防蟻シートに接触すると、遅効性のチアメトキサムが白蟻の付着して巣に持ち帰られて、この白蟻に接触した他の白蟻に拡散することにより、多くの白蟻を巣において死滅させることができる。
つまり、請求項の発明では、白蟻が防蟻シートに接触することを忌避性のエトフェンプロックスによって抑制できると共に、忌避性防蟻剤の効果が経時的に低下する等して白蟻が防蟻シートに接触すると、遅効性の防蟻剤であるチアメトキサムによって多くの白蟻を巣で死滅させることができるのであり、このダブル効果によって、土台の防護を長期にわたって確実化できる。
請求項1,2のように、忌避性の防蟻剤としてエトフェンプロックスを使用して、遅効性防蟻剤としてチアメトキサムを使用すると、安全性と効果の点で信頼性が高いため好適である。
さて、地震国である日本において、木造建物についても免震や耐震のような地震対策は必須であり、そこで、木造建物用免震台として、アンカーボルトに嵌め込む方式のものが使用されている。この免震台は、土台と基礎とを相対動させて免震するものであるが、金属製であるため、免震台を配置していない部位では、基礎と土台との間に空間が発生しており、何等の対策を講じないと、白蟻に対して無防備になる。
この点、本願請求項の発明では、一対の防蟻シール材の間に、免震台等の金属製台輪
を配置できるため、基礎と土台との間の防蟻機能を確保しつつ免震機能を確保することができる。つまり、土台が台輪に載った状態で防蟻シール材が圧縮されるように設定しておくことにより、基礎と土台との間の空間を防蟻シール材で塞いで、防蟻性能を確実化できる。
コンクリート製の基礎は、建物の壁に下方に配置されているのが普通であり、ベタ基礎方式の建物では、外周枠の内側に配置された土台には白蟻のアクセスはないため、防蟻対策は基本的には必要ない。しかし、外周部の土台を防蟻被覆材で防護すると、土台は、高さが少し高くなるため、外周の土台と内側の土台とで高さが相違してしまい、建物を施工できなくなってしまう。
この点、請求項のように、内側に位置した土台をスペーサシートで支持すると、内外の土台の高さを揃えることができるため、建物を問題なく施工できる。この場合、スペーサシートには立ち上がり部は不要であり、また、防蟻剤を配合する必要性はないため、コストも抑制できる。また、スペーサシートは、内側の土台の全長にわたって配置する必要性はなく、少なくともアンカーボルトの箇所に配置しておれば足りる。この面でも、コストを抑制できる。
第1実施形態の斜視図である。 基礎から分離した状態での平面図である。 施工途中での建物の分離縦断正面図である。 施工後の建物の縦断正面図である。 内側の基礎とスペーサシートとの分離平面図である。 端部及び接続部の処理を説明するための図で、(A)は分離平面図、(B)は一連に長い防蟻被覆材の平面図である。 出隅コーナー部の処理を示す図で、(A)は分離平面図、(B)は施工後の平断面図、(C)は他の処理例を示す斜視図である。 入隅コーナーの処理例を示す図で、(A)は分離平面図、(B)は施工後の平断面図である。 防蟻シール材の別例である第2~6実施形態を示す図である。 台輪に対応した第7実施形態を示す図で、(A)は平面図、(B)は(A)のB-B視断面図である。 台輪に対応した第8実施形態を示す分離平面図である。 台輪に対応した第9実施形態を示す分離平面図である。
(1).第1実施形態の基本構造
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1~8に示す第1実施形態を説明する。図1に示すように、建物の基礎部は、コンクリート製の基礎1と、その上に配置した木製の土台2と、これら土台2を白蟻から防護する防蟻被覆材3とを有している。
本実施形態の基礎1は、土間にもコンクリートを打設しているベタ基礎であり、基礎1の表裏両面には、コンクリート打設用型枠を兼用する断熱パネル4が重ね配置されている(すなわち、断熱パネル4は、コンクリートの打設によって基礎1に接合されている。)。外側に位置した断熱パネル4の外面には、耐火層としてモルタル層5が塗工されている。なお、断熱パネル4にも防蟻性を持たせるのが好ましい。
断熱パネル4は、発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡樹脂で製造されている。断熱パネル4は、基礎1の外面のみに配置されていてもよい。また、断熱パネル4は、基礎1を施工してから接着剤で接着することも可能である。更に、断熱パネル4が存在しない構成も採用できる。
以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向は防蟻被覆材3や基礎1の長手方向として定義し、左右方向は防蟻被覆材3や基礎1の幅方向として定義している。
防蟻被覆材3は、合成樹脂シートに防蟻剤を配合して成る防蟻シート6を備えている。防蟻シート6は、基礎1と土台2との間に挟み込まれる水平配置部6aと、土台2の外面に重なるように上向きに曲げられる外側被覆部6bで構成されており、水平配置部6aの下面に、発泡樹脂製の防蟻シール材7が略全長にわたって接合されている。従って、防蟻被覆材3は防蟻シート6と防蟻シール材7とで構成されている。防蟻シール材7は、概ね正方形に近い断面形状になっている。
防蟻シート6は、EVA樹脂の押し出し加工品であり、押し出し前の状態で、溶融した樹脂に防蟻剤を添加することによって防蟻性が付与されている。他方、防蟻シール材7は、発泡シリコーン樹脂の成形品であり、これも、発泡前の段階に防蟻剤を添加しておくことにより、防蟻性が付与されている。なお、防蟻シール材7は、当初から所定の幅に成形してもよいし、幅広に形成されたものをスリッターで細幅に裁断してもよい。
防蟻シート6及び防蟻シール材7ともに、忌避性の防蟻剤としてエトフェントプロックスを配合し、遅効性の防蟻剤としてチアメトキサムを混入している。防蟻剤の混入量は、それぞれ外掛け重量比で100~1000ppm程度でよい。
防蟻シール材7は、接着剤で防蟻シート6に接合してもよいし、両面粘着テープによって接合してもよい。接着剤や粘着テープの粘着剤(接着剤)に防蟻剤を配合しておくのは、好ましいことである。防蟻シール材7は、土台2の内側面と外側面とに寄るように配置されているが、配置位置は任意に設定できる。基礎1及び土台2の幅寸法が大きい場合は、防蟻シール材7を左右2本ずつ配置することも可能である。
図2に部分的に示すように、防蟻シート6の水平配置部6aに、中心線に沿って延びるミシン線8を形成したり、単なる中心線を印刷したりすることができる。図2では、アンカーボルトを符号9で表示している。
防蟻シート6における外側被覆部6bは、土台2の上方に大きく立ち上げできる寸法になっている。土台2の幅は100~~200mmであることが多いので、防蟻シート6のはみ出し幅寸法Wは、例えば、150~300mm程度で足りる。
防蟻シート6は、立ち上げる前の状態ではモルタル層5の外側に垂らしているが、地面まで届かない程度の幅寸法か、届いても僅かしか地面に当たらないような寸法に設定しておくと、工事中に人に踏まれることを防止できて好適である。
図2示すように、基礎1の長手中心線上には、所定の間隔でアンカーボルト9が立設されている一方、土台2には、アンカーボルト9が嵌まる穴が空いており、土台2と防蟻被覆材3(の水平配置部6a及び防蟻シール材7)とは、アンカーボルト9に上からナットをねじ込むことによって基礎1に共締めされている。
(2).基本的な施工手順
図3,4に示すように、土台2の上には所定間隔で柱11が立設されており、隣り合った柱11の間には、内装板12と外装板13とが配置されて、両者の間に壁用断熱材14が挟み込まれている。外装板13の外面には防水シート(透湿シート)15が重なっていて、防水シート15は、上下長手の押さえ部材(胴縁)16の群によって外装材13に固定されている。
押さえ部材16の群の外側には、窯業系等のサイディング(外壁材)17が金具を介して配置されている。従って、防水シート15とサイディング17との間には、通気空間が空いており、通気空間の下方には、水平状に長い水切り材18が配置されている。本実施形態では、長い水切り材18は土台2の外面に釘やビスで固定されており、防水シート15の下端部は、水切り材18を部分的に覆っている。土台2の上には多数本の根太19が配置されており、根太19の群で床パネル20が支持されている。
建物の壁部の施工は、大まかには、基礎1を構築する、基礎1に防蟻被覆材3の水平配置部6aを重ねる、防蟻被覆材3の水平配置部6aに土台2を重ねてからアンカーボルトにて基礎1に固定する、柱11の群を立設する、内装材12と壁用断熱材15と外装材13とを組み込む、防水シート15を配置し固定する、サイディング17を組み付けていく、という手順で行われる。
そして、外装材13を施工した後で防水シート15を施工する前の段階で、図3に示すように、防蟻シート6の外側被覆部6bを上向きに立ち上げて、タッカー等によって外装板13(及び柱11)に仮り保持し、次いで、防水シート15を配置し、防蟻シート6の外側被覆部6bと防水シート15とを押さえ部材16で一緒に押さえ固定する。
これにより、防蟻シート6の外側被覆部6bが土台2及び外装材13とに密着するため、土台2や外装板13を白蟻から防護することができる。すなわち、白蟻がモルタル層5を伝って土台2の高さまで這い上がったり、外側の断熱パネル4を食い進んで土台2の高さまで這い上がったりしても、白蟻は、防蟻シート6に近づいたり触れたりすると、防蟻剤によって死滅したり巣に逃げ帰ったりして、土台2の食害を防止できる。
白蟻が防蟻シート6に接触すると、チアメトキサムの成分が白蟻に付着することによって、チアメトキサムが巣に持ち帰られるため、多くの白蟻がチアメトキサムに接触して巣において死滅する。従って、高い防蟻効果を得ることができる。少なくとも外側の断熱パネル4にチアメトキサム等の防蟻剤を添加しておくと、白蟻が断熱パネル4を食い進んで這い上がることはないため、土台2の防護を一層確実化できる。
基礎1に不陸があっても、その不陸は防蟻シール材7によって埋められる。従って、白蟻が基礎1の不陸の箇所の隙間を通って内側に入り込むことはない。また、防蟻シール材7にも防蟻剤を配合されているため、白蟻の撃退をより確実化できる。防蟻シール材7は、土台2の重み又は建物の重みで潰れ変形するが、潰れ変形しても、基礎1と土台2の間に収まるように設定しておいてもよいし、潰れて土台の外側に少しはみ出るように設定しておいてもよい。
防蟻被覆材3は、各基礎1の長さに応じて切断しておいたり、2mや3mといった所定長さに規格化しておいたりすることも可能であるが、10m以上のロールに製造して、現場で各基礎1の長さに応じて切断するのが好ましいといえる。そして、本実施形態では、防蟻被覆材3の水平配置部6aに中心線8を設けているため、アンカーボルト9が貫通する穴をナイフ等で空けるにおいて、穴を正確な位置に形成できる。
防蟻シール材7は水平配置部6aの上面に配置することも可能であるが、本願発明のように水平配置部6aの下面に配置すると、水平配置部6aが基礎1の上面で擦られることを防止できる。従って、水平配置部6aが傷ついたり破れたりして防蟻性能が低下することを防止できる利点がある。
(3).施工に際しての細部の処理
次に、施工に際しての細部の処理を説明する。まず、基礎1のうち、外周枠で囲われた内側の部位の処理について説明する。すなわち、ベタ基礎方式では、防蟻性が必要になるのは、基本的には外周を構成する土台2の箇所だけであるので、外周枠で囲われた内側の基礎1′では、土台2は高さだけ揃えたら足りる。そこで、図5に示すように、内側の基礎1′には、当該基礎1′と略同じ幅のスペーサシート22にシール材23を設けたものを重ね配置している。
この場合、スペーサシート22は、図5に示す2種類の表示から理解できるように、基礎1′の略全長にわたって延びる長さであってもよいし、200mmや300mmといった短い長さであってもよい。正方形や円形に形成すると、方向性がないため好適である。スペーサシート22には大きな荷重が掛かるため、土台2を安定良く支持する点からは、基礎1′の略全長にわたって延びる長さに設定するのが好ましいかもしれない。
次に、1本の基礎1に複数の防蟻被覆材3が直列配置されている場合の処理であるが、この場合は、図6(A)に示すように、隣り合った防蟻被覆材3のうちの片方に余長部25を形成して、互いに重ね合わせたらよい。余長部25では、防蟻シール材7は除去している。なお、防蟻シール材7は水平配置部6aの下に位置しているので、本来は点線で表示されるが、図6では便宜的に実線で表示している。
図7では、建物の出隅部26での処理例を示している。すなわち、出隅部26では、交差する2枚の防蟻シート6のうち、一方の防蟻シート6の水平配置部6aと外側被覆部6bとにそれぞれ余長部27a,27bを形成して、他方の防蟻シート6の外側被覆部6bにも余長部28を形成しており、一方の防蟻シート6の水平配置部6aに設けた余長部27aを上向きに折り返して土台2の端面(木口)を覆い、両防蟻シート6の外側被覆部6bに設けた余長部27a,28を水平方向に折り曲げている。
従って、土台2の端面の箇所では、3枚の余長部27a,27b,28が重なっている。白蟻は木材の木口から食い進む性質があるが、本実施形態では、3枚の余長部27a,27b,28で確実に覆われるため、白蟻の食害防止を確実化できる。外側被覆部6bの余長部27b,28は、水平方向の全体にわたって重なることは必ずしも必要ではなく、少なくとも部分的に重なり合ったらよい。
一方の防蟻シート6では、水平配置部6aの余長部27aと外側被覆部6bの余長部27bとは切り込み31で分断されている。従って、それら余長部27a,27bの折り曲げを容易に行える。水平配置部6aの余長部27aは切除してもよい。
一方の防蟻シート6において、水平配置部6aの余長部27aと外側被覆部6bの余長部27bとが分断されていない場合は、図7(C)に示すように、外側被覆部6bの余長部27bを折り曲げてから、水平配置部6aの余長部27aを三角形に折り畳むと、一方の防蟻シート6の余長部27a,27bを美麗に処理できる。切り込み31の形成や防蟻シール材7の切除は、現場で行ってもよいし、出荷段階で予め形成しておいてもよい。
図7でも、防蟻シール材7は本来は点線で表示すべきであるが、明瞭化のために実線で表示しており、かつ、平行斜線を付している。図8も同様である。
建物の入り隅部24では、交差した土台2は互いに密着しており、かつ、両者はホゾとホゾ穴とで接合されている。従って、防蟻シート6の余長部29は、土台2の端面(木口)に重ならないようにしておくべきである。従って、図8(A)のとおり、一方の防蟻シート6における外側被覆部6bの余長部29は折り返して、この余長部を、他方の防蟻シート6の外側被覆部6bに重ねたらよい。
この場合も、余長部29の折り返しを容易にするため、余長部29と水平配置部6aとの境界に切り込み31を形成したらよい。
(4).防蟻シール材の別例
図9では、防蟻シール材7の別例を何点か表示している。このうち(A)に示す第2実施形態では、防蟻シール材7を水平配置部6aの上面に配置している。また、(B)に示す第3実施形態では、防蟻シール材7を厚さに対して左右幅が大きい長方形の断面形状に形成している。
(C)に示す第4実施形態では、水平配置部6aの上下両面に防蟻シール材7を配置しており、(D)に示す第5実施形態では、水平配置部6aの長手中心線を挟んだ左右両側に一対ずつの防蟻シール材7を配置している。
(E)に示す第6実施形態では、防蟻シール材7は、水平配置部6aのうち中心線に沿って延びるアンカーボルト配置エリアを除いて幅広く形成されている。コストが許せば、このような形態も採用可能である。この場合、防蟻シール材7を一点鎖線のように防蟻シート6の上面に配置してもよいし、上下両面に配置してもよい。
(5).台輪への対応例
図10~12では、免震(制震)等のための台輪32に対応した例を示している。このうち図10に示す第7実施形態では、一対の防蟻シール材7の間の空間に,アンカーボルト9に嵌まる台輪32を配置できるようになっている。台輪32は上下のプレートで構成されており、上下のプレートが相対動することにより、地震に際して基礎1と土台2とが相対動して免震(減震)される。
この実施形態では、土台2及び建物の荷重は金属製の台輪32で支持される。従って、防蟻シール材7は、土台2で押されてある程度潰れるように設定している。台輪32は全てのアンカーボルト9の箇所に配置されるが、図5に示したように、外周部の内側に位置した基礎1′の箇所では、土台2の高さを揃えるために、台輪32に、防蟻シート6と同じ材料からなるリング板を重ねている。
図11に示す第8実施形態では、一対の防蟻シール材7の間に台輪32を配置するための十分な間隔が空いている場合において、水平配置部6aに、台輪32を露出させ得る逃がし穴33を形成している。逃がし穴33は、アンカーボルト9の位置がずれても対応できるように小判形に形成している。
この実施形態でも、防蟻シール材7は土台2によって潰されるため、基礎1と土台2との間の空間は確実にシールされる。また、この実施形態では、土台2は台輪32のみで支持されるため、外周部の内側に位置した基礎1には、高さを調節するためのスペーサシートを配置する必要はない。従って、作業性が高い。
図12では、台輪32と防蟻シール材7とが、台輪32が防蟻シール材7に重なるような寸法関係にある場合の対応策として、一対の防蟻シール材7の間に、防蟻シール材7と同じ素材で防蟻シール材7と同じ厚さのスペーサ板34を配置することにより、防蟻シール材7の間の空間を埋めている。従って、台輪32は片当たりによる変形を招来することなく、土台2を安定よく支持できる。台輪32は、水平配置部6aの上下いずれに配置してもよい。
(6).その他
以上、本願発明の実施形態を幾つか説明したが、本願発明は、他にも様々に具体化できる。例えば、防蟻シートと防蟻シール材とのうちいずれか一方又は両方を複数構造に形成することも可能である。
防蟻シートの外側被覆部を外装板に仮り保持する手段としては、タッカーのような打ち込みファスナに代えて、接着剤や粘着テープ(片面粘着テープ又は両面粘着テープ)を使用することも可能である。この場合、外側被覆部のうち上端部になる部分に予め両面粘着テープを貼り付けておいて、現場で離型紙を剥がして貼り付けると、作業を迅速に行える。隣り合った防蟻シートの縁部を、防蟻剤入りの粘着テープで固定すると、全体としての一体性が高くなるため、好適である。
本願発明は、防蟻被覆材に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 基礎
2 土台
3 防蟻被覆材
6 防蟻シート
6a 水平配置部
6b 外側被覆部
7 防蟻シール材
9 アンカーボルト
11 柱
13 外装板
14 壁用断熱材
15 防水シート
16 押さえ部材(胴縁)
17 サイディング
18 水切り材
22 スペーサシート
23 シール材
25,27a,27b,28,29 余長部
31 切り込み

Claims (4)

  1. コンクリート製の基礎の上に木製土台が配置されている木造建物に使用する防蟻被覆材の製造方法であって、
    前記防蟻被覆材は、
    EVA樹脂を材料にした押し出し加工品としての防蟻シートと、発泡シリコーン製で断面角形の防蟻シール材とから成っていて、前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、前記防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されている、という構成であり、
    前記防蟻シートは、溶融したEVA樹脂にチアメトキサム及びエトフェンプロックスを混入した状態で139℃よりも低い温度で押し出すことによって製造しており、
    前記防蟻シール材は、シリコーン樹脂にチアメトキサムを混入した状態で139℃よりも低い温度で発泡させることによって製造している、
    木造建物の基礎部用防蟻被覆材の製造方法。
  2. コンクリート製の基礎の上に木製土台が配置されている木造建物に使用する防蟻被覆材の製造方法であって、
    前記防蟻被覆材は、
    EVA樹脂を材料にした押し出し加工品としての防蟻シートとEPDM製で断面角形の防蟻シール材とから成っていて、前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、前記防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されている、という構成であり、
    前記防蟻シートは、溶融したEVA樹脂にチアメトキサム及びエトフェンプロックスを混入した状態で139℃よりも低い温度で押し出すことによって製造しており、
    前記防蟻シール材は、EPDM樹脂にエトフェンプロックスを混入した状態で成形している、
    木造建物の基礎部用防蟻被覆材の製造方法。
  3. コンクリート製の基礎の上に木製土台が配置されている木造建物に使用する防蟻被覆材であって、
    防蟻シートと防蟻シール材とから成っており、
    前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、
    前記防蟻シール材は圧縮変形する樹脂材製であり、この防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されており、
    前記防蟻シール材は、前記基礎の長手中心線を挟んだ両側に一対配置されており、前記一対の防蟻シール材の間に、アンカーボルトに嵌め込まれた金属製台輪を配置する間隔が空けられている、
    造建物の基礎部用防蟻被覆材。
  4. 防蟻被覆材を使用してベタ基礎方式の木造建物を施工する方法であって、
    前記防蟻被覆材は
    防蟻シートと防蟻シール材とを有して、前記防蟻シートは、前記基礎と土台との間に挟み込まれる水平配置部と、前記水平配置部の外端に一体に繋がって前記土台の外側面を覆うように配置される外側被覆部とを有している一方、前記防蟻シール材は圧縮変形する樹脂材製であり、この防蟻シール材が、前記水平配置部の下面又は上面若しくは上下両面に、前記水平配置部の略全長にわたって延びるように接合されている、という構成であり、
    前記防蟻被覆材を用意してから、
    コンクリート製基礎のうち外周部を構成する部分の上面に、前記防蟻シートの水平配置部を重ね配置する一方、コンクリート製基礎のうち外周部で囲われた内側のものには、前記防蟻シートと同じ厚さのスペーサシートにシール材を設けたものを重ね配置し、
    次いで、木製土台を前記水平配置部及びスペーサシートの上に載せてアンカーボルトにて固定し、
    次いで、前記各土台に柱を立設した後でかつ外壁を施工する前に、前記防蟻シートの外側被覆部を上向きに起こして前記柱又は他の壁材にタッカー又は他の固定具で仮り保持し、
    その後、防水シートを、その下部が前記防蟻シートの外側被覆部に重なるように配置してから、前記防水シートと外側被覆部とを押さえ部材で固定し、その後に前記外壁を取り付ける、
    という工程を備えている、
    木造建物の施工方法。
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