JP7096383B2 - 携行型時計の機能を制御するデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、携行型時計(例、腕時計、懐中時計)の機能を制御するための制御デバイスに関する。この制御デバイスは、携行型時計ケースの外側に配置されるリュウズと、及びこのリュウズに接続されるステムとを備える。このステムは、携行型時計ケース内に配置される制御デバイスの手段に作用して、一又は複数の機能をアクティベート又は選択する。
一般的には、ステムに接続される電子リュウズを備える制御デバイスは、比較的大型であり、2つのアクション位置しかない。すなわち、待機位置と、実行されるべき少なくとも1つの機能を制御するための制御位置しかない。携行型時計の小さなキャリバー径に容易に組み付けることができ、実行する機能を制御するための位置の数が2よりも大きいような、この種の小型な制御デバイスを作ることが求められている。
米国特許文献US102032662B1は、携行型時計ステムに接続されるリュウズを備える電子デバイスを開示している。この電子デバイスは、携行型時計内にてステムの傾斜した端面に光線を当てる光源を備える。この光線は反射して、光受容体に送られる。しかし、2よりも大きい数のステムの制御位置において機能を実行するための、他の制御メンバー、特にステムに接続されるもの、の作用については言及されていない。
このように、本発明は、携行型時計の機能を制御するための制御デバイスに関連する上述した課題を解決することを目的とする。
このような状況で、本発明は、以下に詳細に説明するように、機能を実行するために光学的及び電子的手段を用いて携行型時計の機能を制御するための制御デバイスを提案するものである。また、この制御デバイスは、機械的又は電気機械的な携行型時計用ムーブメントに容易に搭載されるように構成している。
このために、本発明は、独立請求項1に係る携行型時計の機能を制御するための制御デバイスに関する。
この携行型時計の機能を制御するための制御デバイスの利点の1つは、この制御デバイスが、伝統的なケーシング方法を維持しながら、極めて平坦であり、キャリバー径が小さい携行型時計に容易に搭載することができるように、空間、特に、高さ、を少ししか必要としない要素を用いて設計されることに基づく。
好ましいことに、この制御デバイスは、主に、ステムに接続されるリュウズを備え、このステムは、好ましくは直線状の方向に、3つの所定の位置T0、T1及びT2を占めるように動くことができ、これによって、電子機械的アセンブリーの少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つ、の電気的接触器をアクチュエートする。この制御デバイスは、光学的アクションシステムに作用する内側端を備え、これによって、ステムの回転方向を認識する。選択部品は、特に金属によって作られており、支持体に固定された回転アーバーのまわりを回転するように取り付けられ、支持体上の別のアーバーのまわりを回転するように取り付けられたプルアウト部品のようなガイド要素によって回転駆動される。このガイド要素は、丸まった端を備え、この丸まった端は、ステムの環状溝内にて動いて、ステムの位置に応じて、ある位置から別の位置へ動かされ、選択部品の2つの接触器が、第1の電気的端子又は第2の電気的端子のいずれかに接触させ、又はこれらの電気的端子に接触させない。この電気的端子に接触させない位置は、ステムの位置の1つを定める。電気的端子のいずれかにおける電気的接触は、各電気的端子に接続される各スイッチ又はマイクロスイッチを制御する。好ましくは、電気的端子の1つにおける接触器のうちの1つの電気的接触は、携行型時計用ムーブメントを支持する底プレートなどへのアース接触である。しかし、このような電気的接触は、供給電圧、特に、携行型時計にパワー供給する電池からのもの、にリンクされていることができる。
好ましいことに、前記光学的システムは、エンコードされたディスクと、このディスクに対向するように配置される2つの光反射器とを備え、このディスクは、プラスチック製のフレーム又はカバー内で回転するように取り付けられ、ステムが第3の位置T2にあるときに回転駆動される。前記ディスクは、ベース材料が光吸収性であり、前記ディスクには、貫通開口又は光反射区画のいずれかがある。この貫通開口は、好ましくは、均一に分布しており、開口の上のカバーの反射面に光を反射するように離間している。前記光反射区画は、均一に分布しており離間しており、ディスクの面上にて光を反射する。各光反射器は、プリント回路ボード上の明確に定められた位置に配置され、光をディスクに当て、反射光を検出して、2つの直交信号を得て、回転方向を認識する。
この光学的システムは、少ない空間しか用いないために磁気的手法よりも有利である。
このように、接触器、スイッチ又は遮断器及び光学的検出ディスクをアクチュエートするための機械的要素は、1つの平面内にあり、高さについて空間をほとんど必要とせず、したがって、極めて平坦である。この機能制御デバイスを用いると、携行型時計用ムーブメントに対するキャリバー径に対して3mm程度の低い高さを得ることができる。
従属請求項に、本発明の他の態様が定められている。
図面を参照しながら以下の説明を読むことによって、携行型時計の機能を制御するための制御デバイスの目的、利点及び特徴をより明確に理解することができる。
本発明に係る携行型時計の機能を制御するための制御デバイスの第1の実施形態の部分分解三次元図を示している。 本発明に係る携行型時計の機能を制御するための制御デバイスの第2の実施形態の部分分解三次元図を示している。 各光反射器によって捕捉される光信号のグラフであり、これは、ディスクに対する各光反射器の位置に応じた出力信号の直交性を示しており、このディスクには、開口、又は本発明に係る制御デバイスの光反射器が伝達する光信号を反射する面がある。 図4A、4B及び4Cはそれぞれ、本発明に係るデバイスのステムの運動の3つの位置を上から見た簡略化された図である。 本発明に係る光システムをアクチュエートするステムが第3の位置にあるときの第1の実施形態又は第2の実施形態に係る機能制御デバイスを示しているステムのアーバーに沿った長手方向の断面図である。 本発明に係る機能制御デバイスのステムの機械的インデクシングのための要素を上から見た図である。 機能制御デバイスの第1の実施形態の光学的システムを通る鉛直方向の断面図であり、これは、本発明に係るステムの回転方向を検出するオペレーションを示している。
以下においては、当業者によく知られている携行型時計の機能を制御するための制御デバイスのすべてのコンポーネントを単純化された形態でのみ説明する。この機能制御デバイスは、主に、携行型時計の機能を選択するために、ステムをアクチュエートする手段に接続されるリュウズを備える。この携行型時計は、電気機械式携行型時計又は機械式携行型時計であることができる。「機能」とは、時間や日付表示などを変えたり、一又は複数のセンサーを用いて測定を行ったり、又はリュウズに接続されるステムのアクションを利用して他の機能又はオペレーションを実行したりする、携行型時計において実行される任意のオペレーションを意味する。
図1は、機能制御デバイス1の第1の実施形態を示している。制御デバイス1は、主に、ステム4に接続されるリュウズ5を備え、このステム4は、好ましくは直線状の方向に、動いて、3つの所定の位置T0、T1、T2のうちの1つを占めることができ、これらの所定の位置のうちの1つにおいて電子機械的構成3及び光学的アクションシステム2をアクチュエートする。この電子機械的構成3は、少なくとも1つの接触器33を備え、好ましくは、図1に示しているように、選択部品31の少なくとも2つの接触器33、34を備え、この選択部品31には、支持体12上の回転アーバー35のまわりに取り付けられた平坦な形の本体があり、この支持体12は、一般的には、携行型時計用ムーブメントのアセンブリープレートに直接接続する。金属又は導電性の材料によって作ることができる選択部品31は、そのアーバー35のまわりを回転するように、支持体12上のアーバー14のまわりを回転するように取り付けられたガイド要素13によって駆動される。ガイド要素13は、金属にて作ることができ、プルアウト部品として定められる。一般的には、平坦な形のガイド要素13には、丸まった端15があり、この丸まった端15は、ステム4の中央部分の上にある選択部品31の本体の一端にあるU字形の開口32内に配置される。また、ガイド要素13の丸まった端15は、選択部品31のU字形の端の厚みよりも厚く、ステム4の中央部分に形成された環状溝内にも配置される。この結果、3つの所定の位置のうちの1つの位置にあるステム4の直線状の運動の影響下で、ガイド要素13は、そのアーバー14のまわりを回転し、したがって、選択部品31を他のアーバー35のまわりにて回転駆動して、接触器33又は接触器33、34を動かす。このように、ガイド要素13は、選択部品31の本体の下にて選択部品31と平行に配置され、この選択部品31の本体は、全体として見ると、携行型時計の平面にも平行である。
これらの接触器33、34は、好ましくは金属細長材であり、これによって、電気的端子36、37との電気的接触を確実にし、これらの電気的端子36、37は、例えば、プリント回路ボード20に形成される金属化穴である。接触器33、34は、U字形の開口32の反対側に位置している。各接触器33、34の一方の端は、選択部品31の本体に接続しており、この本体の下にわずかにオフセットされており、この選択部品31の本体に平行となっており、そしてプリント回路ボード20の下にてプリント回路ボード20と平行になっている。第1の接触器33は、携行型時計ケースから外側に引かれたステム4の第1の位置T0において、第1の金属化穴の第1の電気的端子36と、その円形の内側エッジ全体にわたって接触するように意図されている。第2の接触器34は、携行型時計ケース内へと押し込まれたステム4の第3の位置T2において、第2の金属化穴の第2の電気的端子37と、その内側環状エッジ全体にわたって接触するように意図されている。ステム4が中間的な第2の位置T1にあるときに、2つの接触器33、34は、電気的端子36、37と接触しない。穴の直径は、接触器33、34の各端のトラベルが第1の電気的端子36又は第2の電気的端子37と接触するために十分であることを可能にするように十分に大きい。これらのステム4の3つの位置に関しては、図4A、4B及び4Cを参照しながら後で詳しく説明する。
ステム4が位置T2にあるときに、光学的アクションシステム2がアクチュエートされる。このために、摺動ピニオン7は、ステム4の一端6に取り付けられ、光学的システム2の歯車25と噛み合う。管状の摺動ピニオン7は、ステム4の内側端6に固定されて取り付けられている。この内側端6には、摺動ピニオン7を受けるための平坦な外側部分があり、この摺動ピニオン7には、その管状の形の内側に相補的な部分があり、これによって、摺動ピニオン7がステム4の内側端6上にて回転することを防ぐ。端6の断面は、例えば、正方形又は長方形のような多角形を形成することができる。したがって、摺動ピニオン7の管状の形の内部は、端6に対して相補的な形状であることができる。摺動ピニオン7は、内側端6上にてポジショニングされた後に、ステム4の内側端6上に任意の手段によって固定することができる。これは、摺動ピニオン7を通して、そして、ステム4の内側端6のねじ山にて、接合、ろう付け、又は固定ねじを用いることを伴うことができる。
光学的アクションシステム2は、まず、第1の光反射器21と第2の光反射器22を備え、これらは、プリント回路ボード20上にて電気的に接続される。第1の光反射器21は、第1のハウジング21a内にて少なくとも1つのLED光源を備え、第1の光反射器21の第2のハウジング21b内にて光受容部分を備える。同様に、第2の光反射器22は、第1のハウジング22a内のLED光源を備え、第2の光反射器22の第2のハウジング22b内にて光受容部分を備える。
光学的アクションシステム2は、さらに、複数の貫通開口24が形成されたディスク23を備える。ディスク23は、携行型時計の平面に垂直な方向に配置された少なくとも1つのアーバーのまわりを回転するように取り付けられる。これらの貫通開口24は、ディスク23の内側の環状リムにわたって均一に分布することが好ましい。各貫通開口24の形は、ディスクの中心の近くであってディスクの外側リムの近くにて始まる角度的区画であることができる。図1に示しているように、30°の角度の6つの角度的区画があってその各角度的区画が空間によって30°の角度離間していることができる。当然、制限なしで6つよりも多く又は少ない数の角度的区画24があることができ、ディスク23の内側の周部のまわりにて不均一な形態で離間する角度的区画の構成であることもできる。
ディスク23は、第1の直径を備える第1のアーバー27上に固定的に取り付けられ、第2の直径を備える第2のアーバー26は、第1のアーバー27の下に固定的に取り付けられる。第1のアーバー27の第1の直径は、第2のアーバー26の第2の直径よりも大きい。ディスク23は、歯車25上にてその第2のアーバー26を介して取り付けられ、この第2のアーバー26は、歯車25にある中央開口内に挿入される。第2のアーバー26は、歯車25の中央開口内に挿入、例えば、圧入、することができ、これによって、ディスク23に、そして、第1のアーバー27及び第2のアーバー26に、歯車25を確実に取り付けて、中心軸のまわりを回転可能な一体化された部品を形成することができる。歯車25は、下側支持体(図示せず)上に保持され、これによって、ディスク23、第1のアーバー27、第2のアーバー26及び歯車25のアセンブリーが中心軸のまわりに回転することが可能になる。
エンコーダーディスクとして定められるディスク23の直径は、2つの光反射器21及び22を少なくとも部分的にカバーするように十分に大きい。ディスク23の下面と各光反射器21、22を離間する空間は、これらの開口24が形成されたディスク23が各光反射器21、22の光源が発する光のシャッターとしてはたらくことを可能にするように比較的小さいように選択される。ディスク23及び2つの光反射器21及び22は、好ましくは、プラスチック材料によって作られる、フレーム又はカバー10の下に配置され、このフレーム又はカバー10は、支持体12にねじ11を用いてねじ止めされるように構成しており、この支持体12は、金属で作ることかでき、携行型時計用ムーブメントのプレートに直接接続される。ディスク23の上のカバー10の内面に反射性被覆を施して、これによって、各光反射器21及び22が発しディスク23の貫通開口24を通過する光線を反射する。この反射性被覆は、金の層であることができる。また、ディスク23は、光反射器21及び22が発した光線を吸収することができる被覆を備えるプラスチック材料によって作ることもできる。ディスク23は、好ましいことに、最大量の光を吸収するベース材料又はブラック材料によって作ることができる。この結果、光源における光の変動の影響を受けにくくなる。
なお、各光反射器21、22は、これらの2つの光反射器21、22の光受容体の出力において2つの直交信号を得るようにプリント回路ボード20上に配置される。このことは、図3にて基本的な形態で示すように、ステムの回転速度がほぼ一定である場合に2つの信号の形が実質的に正弦波の形であり、これらの2つの信号が時間において90°離間していることを意味する。図3のx軸はミリ秒にて示しており、y軸はミリボルトにて示している。このことによって、摺動ピニオン7がディスク23を用いて歯車25を回転駆動させて、ステム4が第3の位置T2にあるときのステム4の回転方向を識別することができる。
また、図1の第1の実施形態の代替形態において、選択部品31の本体の下にてプリント回路ボード20の下においてわずかにオフセットされている金属細長材の形態の接触器33が1つしかないことができる。また、単一の金属化穴内に配置される第1の接触器33の自由端に、立ち上がったフィンガー33’があることができる。この立ち上がったフィンガー33’がある接触器33は、一方では、穴の内側環状エッジの第1の金属化部分上の第1の電気的端子36と接触することができ、又は他方では、穴の内側環状エッジの第2の金属化部分上の第2の電気的端子37と接触することができる。しかし、この代替形態は、プリント回路ボードを複雑にし、したがって、このような代替形態の製造コストを大きくしてしまう。したがって、図1に示されている上述した第1の実施形態が好ましい。
図2は、機能制御デバイス1の第2の実施形態を示している。この機能制御デバイス1の第2の実施形態は、光学的アクションシステム2に関してのみ上述したデバイス1の第1の実施形態と異なる。この第2の実施形態において、光学的アクションシステム2は、開口が反射部分24’に置き換えられているようなディスク23を備える。中実ディスク23の場合、光反射器21、22に対向するディスク23の面上に被覆を設けて反射部分24’を形成する。これらの反射部分24’の形は、上述した第1の実施形態のディスク23の貫通開口と同じであることができる。また、多かれ少なかれ図2に示すように、第1の実施形態のディスク23の貫通開口を光反射材料の層で完全に充填することも可能である。しかし、単に、ディスク23の下に形成される反射部分の被覆を設けることが好ましく、このディスク23は、反射部分の被覆が設けられる前には、全体的に光吸収性である又は完全に黒い材料によって作られる。
この制御デバイスの第2の実施形態において、各光反射器21、22が、反射してディスク23の反射部分24’上まで到達可能であって光反射器21、22の光受容体によってピックアップすることができる光線を発することを可能にしつつ、ディスク23は、2つの光反射器21、22の近くにあることができる。このような場合、ディスク23と光反射器21及び22を包囲するカバー10は、ディスク23に対向する内面上に反射性被覆を備えない。また、このカバー10は、プレートの支持体12に固定され、これには支持体12の対応するねじ山にねじ込まれる2つのねじ11を用いる。
この機能制御デバイス1の第2の実施形態の他のコンポーネントはすべて、図1を参照しながら説明したものと同じであり、ここではこれらの説明全体を繰り返すことは避ける。
図7は、機能制御デバイスの第1の実施形態の光学的システムを通り抜ける鉛直方向の断面を示しており、これは、ステムの回転方向を検出するオペレーションを示しており、このステムの端6を模式的に示している。図7は、プリント回路ボード20上に実装される第1の光反射器21及び第2の光反射器22を示しており、このプリント回路ボード20においては、下に詳細に説明する第1及び第2の金属化穴が形成されている。通常、ステムが第3の位置T2にあるときに、これらの貫通開口24が形成されたディスク23は、歯車25に接触するステムの内側端6にある摺動ピニオン(図示せず)に駆動されて回転する。
第1の光反射器21は、第1のハウジング21a内にてディスク23の方向の光線を発生させる。この光線はディスク23の光吸収部分に到達するので、光の反射はなく、第1の光反射器21の第2のハウジング21b内の光受容体はいずれの光も捕捉しない。しかし、第2の光反射器22は、第1のハウジング22a内にてディスク23の方向の光線を発生させ、この光線は、貫通開口24を通過し、カバーの下の反射面にて反射する。このようにして、この反射光は、第2の光反射器22の第2のハウジング22b内の光受容体によって捕捉される。2つの光反射器21及び22のポジショニングに応じて、この電気的な出力信号は直交信号であり、このことによって、ステムの回転方向を認識することが可能になる。
図4A、4B及び4Cはそれぞれ、実行又は選択されるように携行型時計の機能を制御するためのステム4の3つの位置T0、T1及びT2を示している。位置T1及びT2は、所定の安定位置であり、位置T0は、「クリック」位置であり、この位置T0においては、ステム4に接続されたリュウズが押されると、位置T1に戻る。また、これらのステム4の複数の位置は、様々な図4A、4B、4Cについての以下の説明においても詳細に説明する。
図4Aは、ステム4の位置T0を示している。ステム4は、リュウズ(図示せず)を用いて携行型時計ケースの外側の方に引かれる。ガイド要素13は、プルアウト部品として定められ、その丸まった端15を介して携行型時計ケースの外側の方に回転する。この丸まった端15は、ステム4の中間部分にある環状溝8内にある。ガイド要素13の丸まった端15は、選択部品31のU字形の端の開口32内にもあり、図4Aにおける反時計回りに他のアーバー35のまわりを回転する選択部品31を回転駆動する。ステム4がこの位置T0になると、一時的にこの位置にとどまる。
選択部品31は、金属細長材である第1の接触器33を備え、これは、この選択部品31の本体の下にわずかにオフセットされている。この金属細長材は、選択部品31の中央部分ないし本体から、内側エッジ36にある第1の金属化穴の内部の方へと延在している。内側エッジ36にある第1の金属化穴内に、第1の接触器33の自由端にある立ち上がったフィンガー33’が、第1の電気的端子を形成する金属化された内側エッジ36と直接接触する。スイッチ又はマイクロスイッチ(図示せず)が第1の電気的端子に接続され、これによって、プレートの電位と同じようにアースされ、又は異なる電圧に設定する。これは、例えば、電池によって供給される供給電圧であるが、この場合は有利ではない。機能制御デバイスの電子処理回路は、図示していないが、第1の電気的端子36における第1の接触器33の接触を考慮している。このようにして、第1の位置T0からのリュウズに対するアクションによって、特定の機能、特に、携行型時計の時間ベースと関連するもの、を実行するように電子処理回路が指示される。
選択部品31は、金属細長材である第2の接触器34を備え、これは、選択部品31の本体の下にわずかにオフセットされている。この金属細長材は、第1の接触器33の反対側における選択部品31の中央部分から、内側エッジ37にある第2の金属化穴の内部の方へと延在している。この内側エッジ37にある第2の金属化穴内においては、第2の接触器34の自由端にある立ち上がったフィンガー34’が、金属化された内側エッジ37と接触せず、多かれ少なかれこの第2の金属化穴内の中心位置にとどまる。第1の接触器33の細長材及び第2の接触器の細長材は、プリント回路ボードに平行であり、プリント回路ボードの下を通過することができ、このプリント回路ボードは、フレキシブルな性質を有することができる。
図4Bは、ステム4の第2の位置T1を示している。ステム4は、待機位置と考えることができる安定位置にある。丸まった端15があるガイド要素13は、ステム4の中心部分の環状溝8内にてセンタリングされている。この場合、第1の接触器33と第2の接触器34は、金属化された内側エッジ36にある第1の穴と金属化された内側エッジ37にある第2の穴と接触しない。上で説明した図4Aを参照しながら説明した他のすべての要素は同じであり、したがって、説明を繰り返さない。また、機能制御デバイスの電子処理回路は、後で詳細に説明するように、この第2の位置T1を、前の位置からこの第2の位置T1への通過に応じて、考慮する。
図4Cは、ステム4の第3の位置T2を示している。ステム4は、安定な第3の位置T2にある。ステム4は、リュウズ(図示せず)を用いて携行型時計ケースの内部の方へと押される。ガイド要素13は、その丸まった端15を介して携行型時計ケースの内部の方へと回転する。この丸まった端15は、ステム4の中間部分にある環状溝8内にある。ガイド要素13の丸まった端15は、選択部品31のU字形の端の開口32内にもあり、前記他のアーバー35のまわりを回転する選択部品31を回転駆動するが、今回は図4Cにおいて時計回りに回転する。ステム4がこの第3の位置T2になると、ステム4はこの安定位置にとどまる。
この第3の位置T2では、ステム4の内側端6上にて固定されて取り付けられている摺動ピニオン7が、光学的アクションシステムの歯車25と噛み合う。したがって、ステム4に接続されたリュウズを回転させることによって、図1及び2を参照しながら説明した、光学的アクションシステムの、貫通開口が形成され又は反射部分を備えるディスクも回転する。光学的システムの2つの光反射器は、部分的に反射される光信号を供給し、これは、光反射器の光受容体によって捕捉される。これには、光反射器の出力に2つの電気信号を供給する効果があり、これによって、ステム4の回転方向を認識することができる。機能制御デバイスの処理回路は、ステムの回転方向を考慮に入れており、これによって、特に、時、分、秒、又は日付を補正する。
第1の位置T0について図4Aに示しているものとは対照的に、ここでは、第2の接触器34がそのフィンガー34’を介して、第2の電気的端子を形成する内側エッジ37にある第2の金属化穴に接触する。スイッチ又はマイクロスイッチ(図示せず)が、第2の電気的端子に接続されて、プレートの電位と同じようにアースされ、又は異なる電圧に設定される。これは、例えば、電池によって供給される供給電圧であるが、この場合は有利ではない。内側エッジ36にある第1の金属化穴においては、第1の接触器33のフィンガー33は、金属化された内側エッジ36と接触せず、多かれ少なかれこの第1の金属化穴内の中心位置にとどまる。
図5は、光学的システム2をアクチュエートするステム4が第3の位置T2にあるときの第1の実施形態に係る機能制御デバイス1を表すステム4のアーバーに沿った長手方向の断面のみを示している図である。したがって、図1及び2を参照しながら既に説明したすべての要素の説明を繰り返さないように、主として丸まった端15に注目する。これは、ステム4の環状溝8内にあり、ステム4が内側に押されたときに携行型時計ケースの内部の方へと駆動される。また、選択部品31は、第2の接触器(図示せず)が上述のように第2の金属化穴と接触するように回転する。ステム4の内側端6上の摺動ピニオン7は、光学的システム2の歯車25と噛み合い、これによって、ディスク23の回転、及び各光反射器が発生させる光信号の反射又は無反射を可能にする。これらの光反射器のうち光反射器22のみを示している。光学的システムを包囲するカバー10は、2つのねじ11を用いて携行型時計用ムーブメントのプレートに直接接続された支持体にねじ固定される。
図6は、機能制御デバイスのステム4の機械的インデクシングのための要素を上から見た図を示している。ガイド要素13は、プルアウト部品として定められ、このガイド要素13には、さらに、側方部分16があり、これは、ステム4の所定の位置に応じてプルアウト部品用ジャンパー18と噛み合うことができる。また、プルアウト部品用ばね17を示しており、これは、ステム4が第2の位置T1から第1の位置T0へと動き、第2の位置T1へと戻るときにのみ作用する。この第2の位置T1では、プルアウト部品用ジャンパー17は、プルアウト部品13と、その側方部分16を介して接触していない。このプルアウト部品用ジャンパー17は、プレートによってポジショニングされ、予応力を与えられる。
プルアウト部品用ジャンパー18は、安定した第2の位置T1及び安定した第3の位置T2において、プルアウト部品として定められるガイド要素13をその側方部分16を介してインデクシングする。第1の位置T0では、クリックのみを感じる。したがって、プルアウト部品用ばね17は、クリック後にプルアウト部品13が第2の位置T1まで戻ることを確実にする。
なお、安定位置とクリックの詳細については、ETA E63.111モジュールの技術仕様を参照することができ、この説明においてはすべての動作を詳細に説明することはしない。
なお、携行型時計用ムーブメントに搭載される本発明に係る機能制御デバイスの例として、下に様々な機能を説明する。
時間と日付を設定するときは、リュウズを引いて第1の位置T0とすることができる。用いられるキャリバー径に対して利用可能なムーブメントに応じて、時針をティックさせることができる。リュウズを回転させたときに、1時間ごとに増えるように時ジャンプさせるようにすることができる。リュウズを安定した第2の位置T1まで押すことによって設定を有効化することができる。
秒又は分を設定するために、リュウズを第3の位置T2まで押すことができ、ここで、摺動ピニオンが光学的システムの歯車と噛み合う。この位置において、秒針をティックさせることができる。その後に、ステムに接続されたリュウズを引いて第1の位置T0にし、このことによって、秒針が12時の位置に配置される。そして、リュウズを回転させ、1分ごとに増えるように分ジャンプさせる。そして、リュウズを第2の待機位置T1まで押すことによって設定を有効化する。
また、位置T0(クリック)、T1(安定)及びT2(安定)がある代わりに、ステムの3つの位置T1、T2及びT3が安定位置であるような機能制御デバイスを考えることも可能である。また、機能制御デバイスのステムが、伝統的なキャリバー径のように取り外し可能であることも可能である。
当然、当業者であれば、これらの機能制御デバイスの3つの位置について、特許請求の範囲によって定められる本発明の範囲から逸脱することなく、他の動作の可能性を考えることができる。
1 制御デバイス
2 光学的アクションシステム
3 電子機械的構成
4 ステム
5 リュウズ
6 内側端
7 摺動ピニオン
8 環状溝
10 カバー
12 支持体
13 ガイド要素
14、26、35 回転アーバー
15 丸まった端
20 プリント回路ボード
21、22 光反射器
24’ 反射部分
33’、34’ 立ち上がったフィンガー
23 ディスク
24 貫通開口
25 歯車
31 選択部品
32 開口
33 第1の接触器
34 第2の接触器
36 第1の電気的端子
37 第2の電気的端子

Claims (12)

  1. 携行型時計の機能を制御するための制御デバイス(1)であって、
    この制御デバイス(1)は、主に、携行型時計ケース内にある機能選択手段をアクチュエートするステム(4)に接続されるリュウズ(5)を備え、
    前記リュウズ(5)は、前記携行型時計ケースの外側にあり、
    前記制御デバイス(1)は、携行型時計用ムーブメント内に搭載される、光学的アクションシステム(2)を備え、
    この光学的アクションシステム(2)は、前記ステム(4)の3つの可能な所定の位置(T0、T1、T2)のうちの前記ステム(4)の1つの位置においてアクチュエートされ、これによって、前記ステム(4)の回転方向を認識し、
    前記制御デバイス(1)は、携行型時計用ムーブメント内に搭載される、前記ステム(4)の3つの位置すべてにおいて機能を制御するための電子機械的構成(3)を備え、
    前記電子機械的構成(3)は、前記携行型時計用ムーブメントのプレートに接続された支持体(12)上の回転アーバー(14)のまわりを回転するように取り付けられたガイド要素(13)を備え、
    前記ガイド要素(13)は、全体として平坦な形であり、丸まった端(15)を備え、
    この丸まった端(15)は、前記ステム(4)の中間部分にある環状溝(8)内に配置されて、前記ステム(4)の運動の間に3つの所定の位置のうちのいずれかとなるように回転駆動され、
    前記電子機械的構成(3)は、さらに、前記ステムの環状溝の上にて前記支持体(12)上の他の回転アーバー(35)のまわりを回転するように取り付けられた選択部品(31)を備え、
    この選択部品(31)は、この選択部品(31)の一端にあるU字形の開口(32)内にも収容されるために十分な厚みを有する前記ガイド要素(13)の前記丸まった端(15)によって回転駆動されるように意図されており、
    前記選択部品(31)は、前記U字形の端の反対側に位置している少なくとも1つの導電性の接触器(33)を備え、
    これによって、前記ステム(4)が第1の位置(T0)にあるときに、プリント回路ボード(20)に対して第1の電気的端子(36)を接触させ、前記ステム(4)が第2の位置(T1)にあるときに、電気的接触をさせず、そして、前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあるときに、前記プリント回路ボード(20)に対して第2の電気的端子(37)を接触させる
    ことを特徴とする制御デバイス(1)。
  2. 前記選択部品(31)は、導電性の金属部品であり、
    前記選択部品(31)は、金属細長材の形態である第1の接触器(33)を備え、
    前記金属細長材の一方の端は、前記他の回転アーバー(35)の近くにて前記選択部品(31)の本体に接続されており、
    前記金属細長材の他方の端は、自由端であり、前記ステム(4)が第1の位置(T0)にあるときに、前記プリント回路ボード(20)を貫通するように形成された穴の内側環状エッジの第1の金属化部分に対して第1の電気的端子(36)を接触させることができ、
    又は前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあるときに、前記穴の内側環状エッジの第2の金属化部分に対して第2の電気的端子(37)を接触させ、
    又は前記ステム(4)が第2の位置(T1)にあるときに、前記第1の電気的端子(36)又は前記第2の電気的端子(37)と接触させない
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御デバイス(1)。
  3. 前記選択部品(31)は、導電性の金属部品であり、
    前記選択部品(31)の本体は、前記プリント回路ボード(20)と実質的に平行であり、
    前記第1の接触器(33)の前記金属細長材は、前記選択部品(31)の本体及び前記プリント回路ボード(20)の下にわずかにオフセットされているように配置され、
    前記第1の接触器(33)の前記自由端は、前記ステム(4)の位置に応じて、前記第1の電気的端子(36)又は前記第2の電気的端子(37)のいずれかを接触させ、又はこれらの第1及び第2の電気的端子(36、37)を接触させないようにするための立ち上がったフィンガー(33’)を備え、
    これらの第1及び第2の電気的端子(36、37)がある前記穴の直径は、前記ステム(4)の前記3つの位置及び前記3つの位置のそれぞれにおける前記第1の接触器(33)の前記自由端の運動に応じて定められる
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御デバイス(1)。
  4. 前記選択部品(31)は、導電性の金属部品であり、
    前記選択部品(31)は、第1の接触器(33)と第2の接触器(34)を備え、これらはそれぞれ、金属細長材の形態であり、
    前記第1の接触器(33)の一端は、前記他の回転アーバー(35)の近くにて前記選択部品(31)の本体に接続され、
    前記第2の接触器(34)の一方の端は、前記他の回転アーバー(35)の反対側にて前記選択部品(31)の本体に接続されており、
    前記第1の接触器(33)の前記金属細長材の他方の端は、自由端であり、前記ステム(4)が第1の位置(T0)にあるときに、前記プリント回路ボード(20)を貫通して形成される第1の穴の金属化された内側エッジに対して第1の電気的端子(36)を接触させることができ、
    前記第2の接触器(34)は、前記プリント回路ボード(20)を貫通して形成された隣接する第2の穴内において電気的接触をさせず、
    前記第2の穴には、前記第2の穴の金属化された内側エッジ上に第2の電気的端子(37)があり、
    前記第2の接触器(34)の前記金属細長材の他方の端は、自由端であり、前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあるときに、前記第2の穴の前記金属化された内側エッジに対して前記第2の電気的端子(37)を接触させることができ、
    第1の接触器(33)は、第1の穴に電気的接触を持たず、
    前記第1の接触器(33)と前記第2の接触器(34)は、前記ステム(4)が第2の位置(T2)にあるときに、前記第1の電気的端子(36)とも前記第2の電気的端子(37)とも電気的接触をしない
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御デバイス(1)。
  5. 前記選択部品(31)は、導電性の金属部品であり、
    前記選択部品(31)の本体は、前記プリント回路ボード(20)と実質的に平行であり、
    前記第1の接触器(33)の金属細長材と前記第2の接触器(34)の金属細長材は、前記選択部品(31)と前記プリント回路ボード(20)の下にてわずかにオフセットして配置されており、
    前記第1の接触器(33)の前記自由端には、前記ステム(4)が第1の位置(T0)にあるときに、前記第1の穴の前記第1の電気的端子(36)に接触するための立ち上がったフィンガー(33’)があり、
    前記第2の接触器(34)の前記自由端には、前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあのときに、前記第2の穴の前記第2の電気的端子(37)に接触するための立ち上がったフィンガー(34’)があり、
    前記第1の穴の直径と前記第2の穴の直径は、前記3つの位置のそれぞれにおいて、前記ステム(4)の前記3つの位置と、前記第1の接触器(33)の前記自由端と前記第2の接触器(34)の前記自由端の運動に応じて定められる
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御デバイス(1)。
  6. 前記ステム(4)が第1の位置(T0)にあるときには前記第1の電気的端子(36)に対して、そして、前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあるときには前記第2の電気的端子(37)に対して、前記選択部品(31)の前記第1の接触器(33)又は前記第2の接触器(34)と前記第1の接触器(33)の電気的接触はそれぞれ、1つのマイクロスイッチを制御し、
    このマイクロスイッチは、携行型時計のデータ処理回路と直接接続されるように各電気的端子に接続されて、様々なパラメータである、前記ステム(4)の位置のいずれかにおいて時、日付、分及び秒、を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御デバイス(1)。
  7. 前記光学的アクションシステム(2)は、前記ステム(4)が回転しているときに前記ステム(4)が第3の位置(T2)にてアクチュエートされ、
    前記光学的アクションシステム(2)は、前記プリント回路ボード(20)上にて電気的に接続される第1の光反射器(21)と第2の光反射器(22)を備え、
    前記第1の光反射器(21)は、少なくとも1つの発光源及び少なくとも1つの光受容部分を備え、
    前記第2の光反射器(22)は、1つの発光源と1つの光受容部分を備え、
    前記光学的アクションシステム(2)は、さらに、前記光反射器(21、22)の上にて前記携行型時計の平面に垂直な少なくとも1つの鉛直方向の軸のまわりを回転するように取り付けられたディスク(23)を備え、
    このディスク(23)には貫通開口(24)があり、この貫通開口(24)は、前記ディスク(23)が前記第1の光反射器(21)と前記第2の光反射器(22)の上を回転するときに、前記第1の光反射器(21)及び/又は前記第2の光反射器(22)から前記貫通開口(24)のいずれかを光が通過することを可能にして、前記ディスク(23)の前記貫通開口(24)の上にてカバー(10)の反射面上に光が反射し、
    この反射した光は、前記プリント回路ボード(20)上に配置されている前記第1の光反射器(21)及び/又は前記第2の光反射器(22)の光受容部分によって捕捉されて、2つの直交信号が出力されて、これによって、前記ステム(4)の回転方向を認識する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御デバイス(1)。
  8. 前記ステム(4)が回転している間に、前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあるときに、前記光学的アクションシステム(2)がアクチュエートされ、
    前記光学的アクションシステム(2)は、前記プリント回路ボード(20)上にて電気的に接続された、第1の光反射器(21)と第2の光反射器(22)を備え、
    前記第1の光反射器(21)は、少なくとも1つの発光源及び少なくとも1つの光受容部分を備え、
    前記第2の光反射器(22)は、発光源と光受容部分を備え、
    前記光学的アクションシステム(2)は、さらに、前記第1及び第2の光反射器(21、22)の上にて前記携行型時計の平面に垂直な少なくとも1つの鉛直方向の軸のまわりを回転するように取り付けられたディスク(23)を備え、
    前記ディスク(23)には、前記光反射器(21、22)の反対側にて前記ディスク(23)の面に形成される反射部分(24’)の被覆があり、
    前記反射部分(24’)のいずれかは、前記ディスク(23)が前記光反射器(21、22)の上にて回転するときに、前記第1の光反射器(21)及び/又は前記第2の光反射器(22)の発光源からの光を反射することができ、
    その反射光は、前記プリント回路ボード(20)上に配置される前記第1の光反射器(21)及び/又は前記第2の光反射器(22)の光受容部分によって捕捉され、
    これによって、2つの直交信号を出力して、前記ステム(4)の回転方向を認識する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御デバイス(1)。
  9. 前記貫通開口(24)又は前記反射部分(24’)は、前記ディスク(23)の内側の環状リム上にて均一に分布する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御デバイス(1)。
  10. 前記貫通開口(24)又は前記反射部分(24’)には、角度が30°の6つの角度的区画があり、その各角度的区画は、同じ30°の角度離間している
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御デバイス(1)。
  11. 前記第1の光反射器(21)の発光源は、前記第1の光反射器(21)の第1のハウジング(21a)内に配置され、
    前記第1の光反射器(21)の光受容部分は、前記第1の光反射器(21)の第2のハウジング(21b)内に配置され、
    前記第2の光反射器(22)の発光源は、前記第2の光反射器(22)の第1のハウジング(22a)内に配置され、
    前記第2の光反射器(22)の光受容部分は、前記第2の光反射器(22)の第2のハウジング(22b)内に配置される
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御デバイス(1)。
  12. 前記ステム(4)は、前記ステム(4)の内側端(6)に取り付けられた管状の摺動ピニオン(7)を備え、
    この摺動ピニオン(7)は、前記ステム(4)が第3の位置(T2)にあるときに、前記ディスク(23)の前記回転アーバー(26)に接続された歯車(25)と噛み合い、
    これによって、前記ステム(4)が回転している間に前記ディスク(23)を回転させる
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御デバイス(1)。
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