JP7004417B2 - 走行車両 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、トラクタ等の走行車両に関する。
従来、特許文献1に開示された走行車両が知られている。
特許文献1に開示された走行車両は、ステアリングハンドルが取り付けられるステアリングシャフトを有する。ステアリングシャフトは、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能である。また、走行車両は、ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部とを有する。
特開2017-87953号公報
特許文献1に開示の走行車両は、チルトロック部によるステアリングシャフトのロックの解除と、テレスコピックロック部によるステアリングシャフトのロックの解除とは、それぞれ異なるレバーによって行う。即ち、ステアリングシャフトの傾動角度の調整と長さ調整とは、それぞれ別々の操作によって行う必要があった。このため、ステアリングシャフトの傾動角度の調整及び長さ調整をする際の操作性がわるいという問題があった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、ステアリングシャフトの傾動角度の調整及び長さ調整をする際の操作性を向上させることを目的とする。
本発明の一態様に係る走行車両は、車体と、前記車体に搭載された運転席と、前記運転席の前方において車体に立設された支持部材と、前記支持部材に固定された固定ブラケットと、前記固定ブラケットの上部に、車幅方向に延伸するチルト軸回りに回転可能に支持された可動ブラケットと、前記可動ブラケットに設けられた伸縮可能なステアリングポストと、ステアリングハンドルが取り付けられる伸縮可能なステアリングシャフトであって、前記ステアリングポストに支持され、前記可動ブラケットが前記チルト軸回りに回転することで傾動角度の調整が可能であると共に前記ステアリングポストと一体的に伸縮することで長さの調整が可能なステアリングシャフトと、前記固定ブラケットに対する前記可動ブラケットの前記チルト軸回りの回転を規制することで前記ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、前記ステアリングポストの伸縮を規制することで前記ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部と、前記チルトロック部によるロックの解除及び前記テレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する操作部材と、前記操作部材と、前記チルトロック部及び前記テレスコピックロック部とを連動する連動機構と、を備え、前記操作部材は、前記固定ブラケットの下部の側方に配置されていて、踏み込むことで操作される操作ペダルによって構成され、前記連動機構は、前記操作ペダルと前記チルトロック部とを連動する第1連動部であって、前記操作ペダルを操作する前の第1位置から第2位置に踏み込むことで、前記テレスコピックロック部によるロックの解除を行わないで前記チルトロック部によるロックの解除を行う第1連動部と、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動する第2連動部であって、前記操作ペダルを前記第2位置から第3位置に踏み込むことで、前記チルトロック部のロックを解除したまま、前記テレスコピックロック部によるロックを解除する第2連動部とを有している。
また、前記第2連動部は、前記操作ペダルの操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記第1連動部に連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、前記ステアリングシャフトの傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、前記中継アームに一端側部位が枢支連結された前記第2中継リンクの前記一端側部位の中心と、前記チルト軸の軸心とが一致する。
また、前記連動機構は、前記操作部材を操作する前の位置から所定量操作するまで、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動させない遊び部を有する
また、前記第1連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記チルトロック部によるロックを解除する解除アームを有し、前記第2連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記解除アームに連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、前記遊び部は、前記中継アームに設けられていて、前記第2中継リンクの一端側部位が挿通する長溝で形成され、前記操作部材を前記所定量操作するまでは、前記一端側部位が前記長溝内を相対移動して前記中継アームと前記作動部材とを連動させないと共に、前記操作部材を前記所定量操作した後、さらに操作することで、前記長溝の端部が前記一端側部位に当接して前記中継アームと前記作動部材とを連動させる。
また、作業機1は、ステアリングハンドルが取り付けられるステアリングシャフトであって、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能なステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、前記ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部と、前記チルトロック部によるロックの解除及び前記テレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する操作部材と、前記操作部材と、前記チルトロック部及び前記テレスコピックロック部とを連動する連動機構と、前記ステアリングシャフトの傾動動作の中心であるチルト軸と、を備え、前記連動機構は、前記操作部材と前記チルトロック部とを連動する第1連動部と、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動する第2連動部と、前記操作部材を操作する前の位置から所定量操作するまで、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動させない遊び部とを有し、前記第1連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記チルトロック部によるロックを解除する解除アームを有し、前記第2連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記解除アームに連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、前記遊び部は、前記中継アームに設けられていて、前記第2中継リンクの一端側部位が挿通する長溝で形成され、前記操作部材を前記所定量操作するまでは、前記一端側部位が前記長溝内を相対移動して前記中継アームと前記作動部材とを連動させないと共に、前記操作部材を前記所定量操作した後、さらに操作することで、前記長溝の端部が前記一端側部位に当接して前記中継アームと前記作動部材とを連動させ、前記ステアリングシャフトの傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、前記第2中継リンクの一端側部位の中心と、前記チルト軸の軸心とが一致する。
上記の構成によれば、操作部材によってチルトロック部によるロックの解除及びテレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行うことができる。これにより、ステアリングシャフトの長さ調整及び傾動角度の調整の操作性を向上させることができる。
操縦装置を背面から見た斜視図である。 操縦装置の側面図である。 操縦装置の上部の背面図である。 操縦台の分解斜視図である。 ステアリングシャフトの下部部分の側面断面図である。 ステアリングシャフトを調整した長さにロックした状態を示す拡大断面図である。 ステアリングシャフトの長さ方向のロックを解除した状態を示す拡大断面図である。 ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックした状態を示すロック部の側面図である。 ステアリングシャフトの傾動角度のロックを解除した状態を示す側面図である。 連動機構の斜視図である。 連動機構の側面図である。 作動部材の側面図である。 テレスコピックロック部の作動状態を示す側面図である。 操作ペダルを第2位置に操作した場合の連動機構の側面図である。 操作ペダルを第2位置からさらに操作した場合の連動機構の側面側面図である。 操作ペダルを第3位置に操作した場合の連動機構の側面図である。 走行車両の側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図17は、本実施形態に係る走行車両を示す概略側面図である。本実施形態では、走行車両としてトラクタ1が例示されている。
本実施形態においては、図17の矢印A1方向(トラクタ1の前進方向)を前方、図17の矢印A2方向(トラクタ1の後進方向)を後方として説明する。したがって、図17の手前側が左方であり、図17の奥側が右方である。また、前後方向A3に直交する水平方向を車幅方向として説明する。トラクタ1における車幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を車両外方(車幅方向外方ともいう)として説明する。言い換えれば、車両外方とは、車幅方向であってトラクタ1の中心から離れる方向のことである。車両外方とは反対の方向を車両内方(車幅方向内方ともいう)として説明する。言い換えれば、車両内方とは、車幅方向であってトラクタ1の中心に近づく方向である。
図17に示すように、トラクタ1は、走行可能な車体2を有する。車体2は、原動機E1と、フライホイールハウジング3と、クラッチハウジング4と、ミッションケース5と、前車軸フレーム6とを有する。
原動機E1は、ディーゼルエンジンである。原動機E1は、トラクタ1の前部に位置し、ボンネット10によって覆われている。原動機E1は、電動モータであってもよいし、ディーゼルエンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
フライホイールハウジング3は、原動機E1の後部に連結されていて、フライホイールを収容している。クラッチハウジング4は、フライホイールハウジング3の後部に連結されていて、フライホイールを介して伝達される原動機E1の動力を断続可能に伝達するク
ラッチを収容している。ミッションケース5は、クラッチハウジング4の後部に連結されていて、クラッチを介して伝達される動力を変速する変速装置(ミッション)を収容している。変速装置は、当該変速装置によって伝達する動力を、正転又は反転させて前進又は後進の出力に切り換える前後進切換機構を有する。
前車軸フレーム6は、原動機E1に固定され且つ原動機E1から前方に突出している。前車軸フレーム6には、前車軸ケース15が支持されている。
図17に示すように、トラクタ1は、車体2を走行可能に支持する走行装置8を有する。走行装置8は、車体2の前部に設けた複数の前輪11L、11Rと、車体2の後部に設けた複数の後輪12L、12Rとを有する車輪型の走行装置である。複数の前輪は、前車軸ケース15の左側に支持された左前輪11Lと、前車軸ケース15の右側に支持された右前輪11Rとを含む。複数の後輪は、ミッションケース5の左側に支持された左後輪12Lと、ミッションケース5の右側に支持された右後輪12Rとを含む。走行装置8は、セミクローラ型の走行装置(前輪と、後輪の代わりに採用されるクローラ式走行機構とを有する走行装置)であってもよい。
左前輪11L及び右前輪11Rは、前車軸ケース15の前部に配備されたステアリングシリンダ16のシリンダロッドの移動によって操向可能な操向輪である。左前輪11L及び右前輪11Rを操向操作することにより、車体2の向きを変更可能(車体を操向可能)である。ステアリングシリンダ16は、油圧シリンダで構成される。なお、車体2を操向する操向装置としては、上記のステアリングシリンダ16を含む油圧式パワーステアリング装置であってもよいし、電動モータの力を利用して前輪11L、11Rを操向操作する電動式パワーステアリング装置であってもよし、ステアリングハンドル19の操作力を機械式の動力伝達機構によって前輪11L、11Rに伝える操向装置であってもよい。
車体2の後部には、運転者(オペレータ)が着座する運転席13が搭載されている。運転席13の前方には、車体2を操向操作する操縦装置14が設けられている。操縦装置14は、車体2に立設された支持部材30の背面に設けられている。支持部材30はボンネット10の後部に配置され、ボンネット10内と、運転席13及び操縦装置14が配置された領域とを隔てる部材である。
操縦装置14は、車体2(前輪11L、11R)を操向操作するステアリングハンドル19と、ステアリングハンドル19を支持する支持フレーム17と、操縦台を覆う操縦カバー18とを有する。
図1、図2に示すように、支持フレーム17は、支持部材30の背面に固定された固定ブラケット21と、固定ブラケット21に、車幅方向に延伸する軸心(チルト軸心)X1回りに回転(チルト)可能に支持された可動ブラケット22とを有する。
図3、図4に示すように、固定ブラケット21は、第1ブラケット21Lと、第2ブラケット21Rとを含む。第1ブラケット21L及び第2ブラケット21Rは、板材によって形成され、車幅方向に間隔をあけて並べて配置されている。図1に示すように、第1ブラケット21Lは、上下方向に長く形成され、支持部材30の背面に固定されていると共に下端が支持部材30の下部に固定されている。図3に示すように、第2ブラケット21Rは、第1ブラケット21Lの上部の右側方に配置されている。図1に示すように、第2ブラケット21Rは、支持部材30の背面に固定されている
図4に示すように、可動ブラケット22は、板材によって形成され、上壁部22Aと、上壁部22Aの左端部に固定された第1側壁部22Bと、上壁部22Aの右端部から下方側に延出された第2側壁部22Cとを有する。上壁部22Aには、円形の開口部23が形成されている。開口部23は、上壁部22Aを貫通して形成されている。
図2、図5に示すように、可動ブラケット22には、ステアリングポスト27が設けられている。このステアリングポスト27に、ステアリングシャフト26が支持されている。ステアリングシャフト26の上部に、ステアリングハンドル19が取り付けられている(図17参照)。
図5に示すように、ステアリングポスト27は、外筒27Aと、内筒27Bと、支持筒27Cとを有する。外筒27Aの下端は、上壁部22Aに固定されている。外筒27Aは
、開口部23を囲むように設けられている。内筒27Bは、外筒27Aに挿入されている。内筒27Bは、外筒27Aに対して軸心方向に移動可能であると共に、キー結合等によって軸心回りに回転不能である。内筒27Bの上端には、リング円板状の端板27Dが固定されている。支持筒27Cは、下端が端板27Dに固定されている。支持筒27Cの上部には、支持ブッシュ27Eが挿入されている。
図5に示すように、ステアリングシャフト26は、第1シャフト28と、第2シャフト29とを有する。第1シャフト28は、内筒27B内に配置されると共に下部が、開口部23を挿通して上壁部22Aの下方に突出している。第1シャフト28の下部は、上壁部22Aに固定された軸受部材31に軸心回りに回転可能に支持されている。軸受部材31は、上部が開口部23の内周面に固定され、上壁部22Aから下方に突出している。第1シャフト29の下部は、軸受部材31から下方に突出しており、この突出部分には、例えば、ステアリングバルブがカップリングを介して連結される。ステアリングバルブは、ステアリングシャフト26によって操作されてステアリングシリンダ16を作動させる作動油を出力するロータリバルブである。なお、ステアリングバルブは、第1シャフト29に直結されなくてもよい。例えば、ステアリングバルブを操縦装置14の下方に配置し、ユニバーサルジョイントを有する動力伝達機構によって、第1シャフト29とステアリングバルブとを連動連結してもよい。
図5に示すように、第2シャフト29は、下部の大径部29Aと、上部の小径部29Bとを有する。大径部29Aは、内筒27B内に配置されていて、第1シャフト28にスプライン結合されている。したがって、第2シャフト29は、第1シャフト28に対して軸心方向に移動可能であると共に軸心回りに一体回転可能である。つまり、ステアリングシャフト26は、軸心方向に伸縮可能であり、伸縮させることにより長さの調整が可能である。大径部29Aの上端は、端板27Dに当接している。小径部29Bは、端板27Dから上方に突出していると共に支持ブッシュ27Eを挿通している。小径部29Bは、支持ブッシュ27Eに軸心回りに回転可能に支持されている。小径部29Bの上部にステアリングハンドル19が取り付けられる。
小径部29Bは、止め輪32によって支持ブッシュ27Eに対する下方移動が規制されている。また、大径部29Aは、端板27Dに当接していて上方移動が規制されている。したがって、第2シャフト29は、内筒27B及び支持筒27Cと一体的に移動する。
図2、図5に示すように、トラクタ1は、ステアリングシャフト26を調整した長さにロックするテレスコピックロック部20を有する。テレスコピックロック部20は、ステアリングシャフト26の伸縮を規制するロック部材(第1ロック部材という)33を有する。
図6に示すように、第1ロック部材33は、外筒27Aの上部に設けられている。第1ロック部材33は、筒状に形成されており、内筒27Bの外側に軸心方向に相対移動可能(上下動可能)に嵌められている。第1ロック部材33は、上部33Aが円筒状に形成されている。第1ロック部材33は、下部に、テーパ部33Bを有する。テーパ部33Bは、外面形状が下方に向かうに従って漸次径小となる(径が漸次縮小する)テーパ面に形成されていて、外形円錐状に形成されている。
図5、図6に示すように、テレスコピックロック部20は、第1ロック部材33のテーパ部33Bが係合する差込部27aを有する。差込部27aは、外筒27Aの上部に形成されている。差込部27aは、内面形状が上方に向かうに従って漸次径大となる(径が漸次拡大する)テーパ面に形成されている。
図6は、第1ロック部材33がロック位置に位置している状態を示している。この状態において、第1ロック部材33のテーパ部33Bは、差込部27aと内筒27Bとの間に押し込まれている。したがって、ロック位置では、第1ロック部材33は、楔作用によって外筒27Aと内筒27Bとの相対移動を規制する。これにより、ステアリングシャフト26を調整した長さにロックすることができる。
図7は、第1ロック部材33をロック位置から最も上方移動させた位置である最上げ位置を示している。この最上げ位置において、第1ロック部材33は、差込部27a及び内
筒27Bに対してロック位置から上方に変位している。したがって、最上げ位置では、差込部27aとテーパ部33Bとの間に隙間ができ、楔作用が解除され、外筒27Aと内筒27Bとの相対移動が許容される。これにより、ステアリングシャフト26が伸縮可能となり、該ステアリングシャフト26の長さを調整することができる。
図4に示すように、第1側壁部22Bは、第1チルト軸(チルト軸)25Lを介して第1ブラケット21Lに枢支されている。詳しくは、第1側壁部22Bの上下方向の中途部が、第1ブラケット21Lの上部の後部側に、第1チルト軸25Lの軸心(チルト軸心X1)回りに回転可能に支持されている。第2側壁22Cは、第2チルト軸(チルト軸)25Rを介して第1ブラケット21Lに枢支されている。詳しくは、第2チルト軸25Rは、第2側壁22Cの下部及び第2ブラケット21Rの下部の後部を挿通している。第2チルト軸25Rは、ナット66を螺合すること(ねじ同士を嵌め合わせること)で抜止めされている。第2ブラケット21Rの下部は、第2ブラケット21Rに第2チルト軸25Rの軸心(チルト軸心X1)回りに回転可能に支持されている。
以上のように、第1チルト軸25L及び第2チルト軸25Rによって可動ブラケット22が固定ブラケット21にチルト軸心X1回りに回転可能に支持されている。これにより、ステアリングシャフト26がチルト軸心X1回りに傾動(チルト)可能である。第1チルト軸25L及び第2チルト軸25R(チルト軸)は、ステアリングシャフト26の傾動動作(チルト動作)の中心であり、ステアリングシャフト26は、チルト軸心X1回りに傾動角度の調整(チルト調整)が可能である。
図3、図4に示すように、第1側壁部22Bの内側(右側)には、支持プレート34が設けられている。支持プレート34の上部に、第1チルト軸21Lが固定されている。第1チルト軸21Lは、第1側壁部22Bを挿通すると共に第1ブラケット21Lを挿通している。第1チルト軸21Lは、ナット35が螺合されることで抜止めされている。
また、支持プレート34の上下方向中途部で且つ前部には、支軸36が固定されている。支軸36は、第1ブラケット21Lを挿通している。支軸36は、ナット37が螺合されることで抜止めされている。支持プレート34は、第1チルト軸21L及びナット35と支軸36及びナット37によって第1ブラケット21Lに固定状に取り付けられている。
図3、図4に示すように、トラクタ1は、ステアリングシャフト26を調整した傾動角度にロックするチルトロック部61を有する。チルトロック部61は、第1噛合部24と、ロック部材(第2ロック部材という)40と、係止部材43とを有する。
図4、図8に示すように、第1噛合部24は、第1側壁部22Bの下端に形成されている。第1噛合部24は、複数の係合歯24aを有している。複数の係合歯24aは、チルト軸心X1を中心とする円弧方向に形成されている。第1側壁部22Bにおける第1チルト軸21Lと第1噛合部24との間には、規制穴38が形成されている。規制穴38は、第1側壁部22Bを貫通して形成され、且つチルト軸心X1を中心とする円弧状の長穴に形成されている。規制穴38には、規制ピン39が挿通されている。規制ピン39は、支持プレート34に固定されている。したがって、可動ブラケット22は、規制ピン39が規制穴38内を一端から他端まで相対移動する範囲でチルト可能である。
図8に示すように、第2ロック部材40は、第1側壁部22Bの下方に配置されている。また、図3、図4に示すように、第2ロック部材40は、第1ブラケット21Lと支持プレート34との間に配置されている。また、第2ロック部材40は、前部が支軸36に車幅方向に延伸する軸心回りに回転可能に支持されている。第2ロック部材40の上端には、複数の係合歯41aを有する第2噛合部41が形成されている。第2噛合部41は、第1噛合部24に噛合可能である。複数の係合歯41aは、第2噛合部41が第1噛合部24に噛合した状態において、チルト軸心X1を中心とする円弧方向に形成されている。第1噛合部24の係合歯24aと第2噛合部41の係合歯41aとが噛み合うことにより、可動ブラケット22の揺動が規制され、ステアリングシャフト26を調整した傾動角度にロックすることができる。
また、図9に示すように、第2ロック部材40が下方に揺動して、第2噛合部41が第
1噛合部24から離反することにより、可動ブラケット22の揺動が許容され、ステアリングシャフト26の傾動角度が調整可能となる。
図8に示すように、第2ロック部材40の後下部には、下方に向けて開口する係合溝42が形成されている。係止部材43は、第2ロック部材40の後部の下方に配置されている。
図4に示すように、係止部材43は、第1ブラケット21Lと支持プレート34との間に配置され、中途部が車幅方向に延伸する軸心を有する枢支軸44に支持されている。枢支軸44は、後述する解除アーム68に固定され、第1ブラケット21L、係止部材43及び第1側壁部22Bを挿通している。枢支軸44は、ナット45が螺合されることで抜止めされている。枢支軸44は、第1ブラケット21L及び第1側壁部22Bに対して回転可能である。また、係止部材43は、枢支軸44に一体回転可能に嵌められている。したがって、係止部材43及び解除アーム68は、枢支軸44と共に一体的に回転する。
図8に示すように、係止部材43は、上部側に設けられた係合部43aと、下部側に設けられたバネ掛け部43bとを有する。係合部43aは、係合溝42に係合可能である。バネ掛け部43bには、引張りコイルバネで構成されたバネ部材46の一端が掛止されている。バネ部材46の他端は、支持プレート34の前部に設けられたバネ掛け部34aに掛止されている。バネ部材46は、係合部43aを後方に揺動させる方向に係止部材43を付勢している。
図8は、第2噛合部41が第1噛合部24に噛合しているチルトロック状態を示している。このチルトロック状態で、係合部43aが係合溝42の後面下部に係合している。これにより、第2ロック部材40の下方揺動が規制され、第2噛合部41と第1噛合部24との噛合状態を維持している。この状態から、解除アーム68が下方に揺動すると、図9に示すように、係合部43aが前方に移動するように、係止部材43がバネ部材46の付勢力に抗して揺動する。すると、係合部43aが係合溝42の後面下部から外れると共に係合溝42の奥部に向けて移動する。これにより、第2ロック部材40が下方に揺動し、第2噛合部41が第1噛合部24から外れ、ステアリングシャフト26の傾動角度が調整可能となる。
解除アーム68が上方に揺動すると、上記とは逆の動作で第2噛合部41が第1噛合部24に噛合する。
図1、図17に示すように、第1ブラケット21Lの側方には、操作ペダル(操作部材)47が設けられている。詳しくは、操作ペダル47は、支持部材30の背面で且つ第1ブラケット21Lの下部の側方(左側方)に配置されている。
図2及び図3に示すように、操作ペダル47は、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20に連動機構49によって連動されていて、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20によるロックの解除操作を行う。即ち、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20によるロックの解除操作は、単一の操作ペダル47によって行うことができる。
図1に示すように、操作ペダル47は、ブラケット部材(ペダルブラケットという)48に支持されている。ペダルブラケット48は、第1ブラケット21Lの下部の左方に配置されていて、支持部材30の背面に固定されている。ペダルブラケット48には、車幅方向に延伸する軸心を有する回転軸62が軸心回りに回転可能に設けられている。操作ペダル47は、前部が回転軸62に一体回転可能に固定されている。操作ペダル47は、後部に、オペレータが踏むための踏み部47aを有する。
図2に示すように、前記連動機構49は、操作部材47とチルトロック部61とを連動する第1連動部49Aと、第1連動部49Aとテレスコピックロック部20とを連動する第2連動部49Bとを有する。
図11に示すように、第1連動部49Aは、連動アーム67と、連動リンク70と、解除アーム68とを有する。
図10、図11に示すように、連動アーム67は、一端側(前部)が回転軸62に連結されていて、該回転軸62を介してペダルブラケット48に上下揺動可能に支持されてい
る。したがって、連動アーム67は、操作ペダル47と一体的に上下揺動する。連動アーム67の中途部には掛止穴73が形成されている。掛止穴73には、引張りコイルバネで構成された戻しバネ74の一端側が掛止されている。戻しバネ74の他端側は、支持部材30の背面に固定されたブラケット部材75に掛止されている。詳しくは、ブラケット部材75の下部に掛止穴76が形成され、この掛止穴76に戻しバネ74の他端側が掛止されている。戻しバネ74の付勢力は、連動アーム67及び操作ペダル47を上方に揺動するように付勢している。
図10、図11に示すように、後述する中継アーム69が第1ブラケット21Lに設けられたストッパ部21aに当接することにより、連動アーム67及び操作ペダル47等の上方揺動が規制され、操作ペダル47が操作する(踏込む)前の位置である第1位置Y1(非踏込み位置)に保持される。
図10、図11に示すように、連動リンク70は、円柱状の棒材によって形成され、一端側部位(下端側部位)70aが連動アーム67の他端側(後部)に連結されている。詳しくは、一端側部位70aは、車幅方向に延伸する軸心を有し、連動リンク70に軸心回りに回転自在に連結されている。連動リンク70の他端側部位(上端側部位)70bは、解除アーム68の一端側(前部)に連結されている。詳しくは、他端側部位70bは、車幅方向に延伸する軸心を有し、解除アーム68に軸心回りに回転自在に連結されている。
図10、図11に示すように、解除アーム68は、連動アーム67の上方に配置され、他端側(後部)が枢支軸44を介して第1ブラケット21Lに枢支されている。解除アーム68は、操作ペダル47を踏み込むことにより、連動アーム67及び連動リンク70を介して引き下げられて下方揺動する。前述したように、解除アーム68の下方揺動に連動して係止部材43が揺動することにより、第2噛合部41が第1噛合部24から離反し、チルトロック部20によるロックが解除される。したがって、解除アーム68は、操作ペダル47の操作に連動してチルトロック部20によるロックを解除する。
図11に示すように、第2連動部49Bは、第1中継リンク71と、中継アーム69と、第2中継リンク72と、作動部材51とを有する。中継アーム69は、第1中継リンク71によって解除アーム68に連動連結され且つ第2中継リンクによって作動部材51に連動連結される。以下、詳しく説明する。
第1中継リンク71は、円柱状の棒材によって形成され、一端側部位(下端側部位)71aが解除アーム68に連結されている。詳しくは、一端側部位71aは、車幅方向に延伸する軸心を有し、解除アーム68の前部に軸心回りに回転自在に連結されている。第1中継リンク71の一端側部位71aは、連動リンク70の他端側部位70bより前方に位置している。第1中継リンク71の他端側部位(上端側部位)71bは、中継アーム69の一端側(前部)に連結されている。詳しくは、他端側部位71bは、車幅方向に延伸する軸心を有し、中継アーム69に軸心回りに回転自在に連結されている。
図10、図11に示すように、中継アーム69は、解除アーム68の上方に位置し、中途部が第1ブラケット21Lに枢支されている。詳しくは、第1ブラケット21Lの上部に支持筒77が固定され、この支持筒77に中継アーム69が取付部材78を介して取り付けられている。取付部材78は、車幅方向に延伸する軸心X4を有し、中継アーム69は、取付部材78の軸心回りに回転可能に支持されている。中継アーム69の他端側(後部)には、遊び溝(遊び部)79が形成されている。遊び溝79は、上下方向に長く且つ取付部材78の軸心X4を中心とする円弧状の長溝に形成されている。
第2中継リンク72は、円柱状の棒材によって形成され、一端側部位(下端側部位)72aが遊び溝79に挿通されている。詳しくは、一端側部位72aは、車幅方向に延伸する軸心を有し、遊び溝79内に、軸心回りに回転可能で且つ溝長手方向の一端と他端との間を移動可能に挿通されている。第2中継リンク72の他端側部位(上端側部位)72bは、作動部材51に連結されている。詳しくは、他端側部位72bは、車幅方向に延伸する軸心を有し、作動部材51に軸心回りに回転可能に連結されている。
作動部材51は、第1ロック部材33を上下に移動可能に支持する。また、作動部材51は、第1連動部49A、第1中継リンク71、中継アーム69及び第2中継リンク72
を介して操作ペダル47に連動していて、該操作ペダル47の操作に連動してテレスコピックロック部20によるロックを解除する。
図3、図10に示すように、作動部材51は、第1部材52と、第2部材53とを有する。
第1部材52は、第1ロック部材33の左方に位置する第1部位52aと、第1部位52aの後端下部から後下方に延びる第2部位52bと、第2部位52bの後端から右方に延びる第3部位52cとを有する。第1部位52aは、上部にガイド溝54を有し、下部にボス55を有する。ガイド溝54には、ローラ56が車幅方向に延伸する軸心回りに回転自在で且つ溝長手方向に移動自在に嵌っている。ローラ56には、第1ロック部材33の上部33Aに固定されたピン57が挿通されている。ボス55は、ガイド溝54の前部下方に位置している。第2部位52bには、挿通穴58が形成されている。この挿通穴58に、第2中継リンク72の他端側部位72bが挿通されている。
図3、図10に示すように、第2部材53は、第1ロック部材33の右方に位置する第1部位53aと、第1部位53aの後端下部から後下方に延びる第2部位53bと、第2部位53bの後端から左方に延びる第3部位53cとを有する。第1部材52と同様に、第1部位53aは、上部にガイド溝54を有し、下部にボス55を有する。ガイド溝54には、ローラ56が車幅方向に延伸する軸心回りに回転自在で且つ溝長手方向に移動自在に嵌っている。ローラ56には、第1ロック部材33の上部33Aに固定されたピン57が相対回転自在に挿通されている。ボス55は、ガイド溝54の前部下方に位置している。
図3に示すように、第3部位52cと第3部位53cとは、ボルト及びナットを有する締結具59によって連結されている。図3、図12に示すように、ボス55は、外筒27Aの上部に取付部材60によって取り付けられている。取付部材60は、車幅方向に延伸する軸心X2を有し、作動部材51は、外筒27Aに取付部材60の軸心X2回りに上下揺動可能に支持されている。
図12に示すように、ガイド溝54は、ロック部位54aと、ロック解除部位54bとを有する。ロック部位54aは、取付部材60の軸心X2を中心とする半径R1の円弧状に形成され、ロック解除部位54bは、軸心X2とは異なる円弧中心X3を中心とする半径R2の円弧状に形成されている。円弧中心X3は、車幅方向に延伸する線であって、軸心X2より後方且つ下方に位置している。
図13における左端の図は、第1ロック部材33がロック位置に位置している状態を示している。この状態において、ローラ56は、ガイド溝54のロック部位54aに位置している。この状態から作動部材51の後部が押し上げられると、図13における中央の図で示すように、作動部材51が軸心X2を中心に上方に揺動してローラ56をロック解除部位54bの下端で押し上げる。これにより、第1ロック部材33を上方移動させる。さらに、作動部材51の後部が押し上げられると、図13における右端の図で示すように、ローラ56がガイド溝54の後端に至るまで第1ロック部材33が上方移動し、第1ロック部材33が最上げ位置に位置する。第1ロック部材33がロック位置から最上げ位置に変位する間に、第1ロック部材33による楔作用が解除され、ステアリングシャフト26は、長さ調整可能となる。
図11は、操作ペダル47を操作する前の状態を示し、操作ペダル47は、第1位置Y1に位置している。この状態では、チルトロック部61はロック状態であると共に、テレスコピックロック部20もロック状態である。即ち、ステアリングシャフト26は、チルト不能であり且つ伸縮不能である。また、操作ペダル47が第1位置Y1に位置している状態では、第2中継リンク72の一端側部位72aは、遊び溝79の上端部に位置している。また、第2中継リンク72の一端側部位72aは、側面視において、第1チルト軸21L及び第2チルト軸21Rの(チルト軸の)近傍に位置している。
この第1位置Y1に位置する状態から操作ペダル47を踏込むと、図14に示すように、連動アーム67が操作ペダル47と一緒に下方揺動し、連動リンク70が引き下げられる。すると、解除アーム68の前部が下方揺動すると共に、解除アーム68の揺動に連動
して係止部材43が揺動することで、第2ロック部材40に対する係止部材43の規制が外れる。これにより、第1噛合部24と第2噛合部41との噛み合いが外れ、チルト調整可能となる。このチルト調整の際において、第2中継リンク72は、ステアリングシャフト26と一体的に揺動するが、第2中継リンク72の一端側部位72aが、側面視において第1チルト軸21L及び第2チルト軸21Rの近傍に位置しているので、一端側部位72aと遊び溝79との相対回動及びガタや他端側部位72bと挿通穴58との相対回動及びガタなどによって第2中継リンク72がステアリングシャフト26と一体揺動するのが許容される。
一方、解除アーム68の下方揺動に伴って第1中継リンク71が引き下げられると、中継アーム69の前部が下方揺動すると共に後部が上方揺動する。このとき、一端側部位72aに対して遊び溝79が上方移動する。言い換えれば、遊び溝79内を第2中継リンク72の一端側部位72aが相対移動する。この一端側部位72aが遊び溝79内を溝長手方向の下端まで相対移動する間は、図14に示すように、第2中継リンク72は、押し上げられない。これにより、作動部材51は上方揺動しないと共に第1ロック部材33は上方移動しない。つまり、テレスコピックロック部20はロック状態を維持する。
以上のように、遊び溝79は、操作ペダル47を操作する前の位置から所定量操作するまで、第1連動部49Aとテレスコピックロック部20とを連動させない遊び部である。
また、操作ペダル47を第1位置Y1から図14に示す第2位置Y2に操作すると、チルトロック部61によるロックの解除は行うがテレスコピックロック部20によるロックの解除は行わない。即ち、操作ペダル47は、第1位置Y1から操作した位置であって、チルトロック部61によるロックの解除を行うと共にテレスコピックロック部20によるロックの解除を行わない第2位置Y2を有する。
この第2位置Y2は、操作ペダル47の操作範囲(操作領域)のうち、チルトロック部61によるロックの解除が行われる位置からテレスコピックロック部20によるロックの解除が行われる位置の手前の位置までの間の任意の位置である。
次に、操作ペダル47を、図14に示す第2位置Y2から踏込むと、図15に示すように、中継アーム69の後部が上方揺動することに連動して第2中継リンク72が上方移動する。詳しくは、遊び溝79の下端が第2中継リンク72の一端側部位72aに当接し且つ該一端側部位72aを押し上げることにより、第2中継リンク72が上方移動する。これにより、作動部材51が取付部材60回りに上方揺動して第1ロック部材33が押し上げられる。さらに、操作ペダル47を、踏み込むことにより、図16に示すように、第2中継リンク72の上方移動及び作動部材51の上方揺動に伴って第1ロック部材33が最上げ位置に押し上げられる。
第1ロック部材33が上方移動して楔作用が解除されると、チルトロック部61によるロック及びテレスコピックロック部20によるロックが解除される。すると、ステアリングシャフト26のチルト調整及び長さ調整の両方の調整が可能になる。言い換えると、操作ペダル47を第2位置Y2から、さらに操作することで、チルトロック部61によるロックの解除とテレスコピックロック部20によるロックの解除との両方が行われる。即ち、操作ペダル47は、第2位置Y2から操作した位置であって、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20によるロックを解除する第3位置Y3を有する。
この第3位置Yは、操作ペダル47の操作範囲のうち、第1ロック部材33による楔作用が解除されてから以降の操作領域のうちの任意の位置である。言い換えると、操作ペダル47は、チルトロック部61によるロックの解除及びテレスコピックロック部20によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する。
なお、チルトロック部61によるロック及びテレスコピックロック部20によるロックの両方の解除を行う場合は、通常は、操作ペダル47を最大限まで踏み込む。
また、図16に示すように、第1ロック部材33が最上げ位置に位置する状態において、第2中継リンク72の一端側部位72aの中心と、チルト軸心X1とが一致する。これにより、ステアリングシャフト26のチルト調整がスムーズに行える。
また、遊び溝79の下端が第2中継リンク72の一端側部位72aに当接して該一端側
部位72aを押し上げる際に、オペレータによる操作ペダル47の踏力が変化する。これにより、オペレータが操作ペダル47を第3位置Y3に操作することを認識することができる。
前記構成の操縦装置14にあっては、単一の操作ペダル47によって、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20を操作可能であって、且つステアリングシャフト26のチルト調整のみを行う場合と、ステアリングシャフト26のチルト調整及び長さ調整の両方の調整を行う場合との2つの調整パターンから1つを選択できる。この調整パターンの選択を単一の操作ペダル47によって行え、至便である。
オペレータがトラクタ1から降りる場合は、チルトロック部61によるロックを解除してステアリングハンドル19を最上げ位置まで上げ、運転席13とステアリングハンドル19との間のスペースを広くして降りる場合が多い。オペレータがトラクタ1に乗降する場合において、同じオペレータが乗降する場合は、既にステアリングシャフト26の長さ調整を行っていれば、乗り降りする際にステアリングシャフト26の長さ調整は必要ではなく、チルト調整のみを行えればよい。このような場合に、チルト調整のみを行える場合を選択することができ、至便である。
また、前回トラクタ1を使用したオペレータとは異なるオペレータがトラクタ1に乗車する場合は、チルト調整と長さ調整とが必要である。このような場合に、チルト調整及び長さ調整の両方の調整を行う場合を選択することができる。
なお、遊び溝(遊び部)を設ける位置は、本実施形態のものに限定されることはなく、例えば、作動部材51に設けてもよい。即ち、ガイド溝54を取付部材60の軸心X2を中心とする円弧状に形成して、このガイド溝54を遊び部にしてもよい。この場合、ローラ56がガイド溝54の後端に移動した以降において、作動部材51が上方に揺動することでテレスコピックロック部20によるロックが解除される。
本実施形態のトラクタ1にあっては、以下の効果を奏する。
トラクタ(走行車両)1は、ステアリングハンドル19が取り付けられるステアリングシャフト26であって、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能なステアリングシャフト26と、ステアリングシャフト26を調整した傾動角度にロックするチルトロック部61と、ステアリングシャフト26を調整した長さにロックするテレスコピックロック部20と、チルトロック部61によるロックの解除及びテレスコピックロック部20によるロックの解除を行う操作領域を有する操作部材47と、備える。
この構成によれば、操作部材47によってチルトロック部61によるロックの解除及びテレスコピックロック部20によるロックの解除の両方を行うことができ、ステアリングシャフト26の長さ調整及び傾動角度の調整の操作性を向上させることができる。
また、操作部材47は、操作する前の位置である第1位置Y1と、第1位置Y1から操作した位置であって、チルトロック部61によるロックの解除を行うと共にテレスコピックロック部20によるロックの解除を行わない第2位置Y2と、第2位置Y2から操作した位置であって、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20によるロックを解除する第3位置Y3とを有する。
この構成によれば、ステアリングシャフト26のチルト調整のみを行う場合と、ステアリングシャフト26のチルト調整及び長さ調整の両方を行う場合とを選択でき、至便である。
また、操作部材47と、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20とを連動する連動機構49を備え、連動機構49は、操作部材47とチルトロック部61とを連動する第1連動部49Aと、第1連動部49Aとテレスコピックロック部20とを連動する第2連動部49Bと、操作部材47を操作する前の位置から所定量操作するまで、第1連動部49Aとテレスコピックロック部20とを連動させない遊び部(遊び溝79)とを有する。
この構成によれば、1つの操作部材47でステアリングシャフト26のチルト調整と長さ調整と行える構造を、簡単に構成することができる。
また、第1連動部49Aは、操作部材47の操作に連動してチルトロック部61による
ロックを解除する解除アーム68を有し、第2連動部49Bは、操作部材47の操作に連動してテレスコピックロック部20によるロックを解除する作動部材51と、第1中継リンク71によって解除アーム68に連動連結され且つ第2中継リンク72によって作動部材51に連動連結される中継アーム69とを有し、遊び部(遊び溝79)は、中継アーム69に設けられていて、第2中継リンク72の一端側部位72aが挿通する長溝で形成され、操作部材47を所定量操作するまでは、一端側部位72aが長溝内を相対移動して中継アーム69と作動部材51とを連動させないと共に、操作部材47を所定量操作した後、さらに操作することで、長溝の端部が一端側部位72aに当接して中継アーム69と作動部材51とを連動させる。
この構成によれば、1つの操作部材47でステアリングシャフト26のチルト調整と長さ調整と行える構造を、さらに、簡単に構成することができる。
また、ステアリングシャフト26の傾動動作の中心であるチルト軸(第1チルト軸21L、第2チルト軸21R)を備え、ステアリングシャフト26の傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、第2中継リンク72の一端側部位72aの中心と、チルト軸の軸心(チルト軸心X1)とが一致する。
この構成によれば、チルト調整をスムーズに行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
19 ステアリングハンドル
20 テレスコピックロック部
21L チルト軸(第1チルト軸)
21R チルト軸(第2チルト軸)
26 ステアリングシャフト
47 操作部材(操作ペダル)
49 連動機構
49A 第1連動部
49B 第2連動部
51 作動部材
61 チルトロック部
68 解除アーム
69 中継アーム
71 第1中継リンク
72 第2中継リンク
72a 一端側部位
79 遊び部(遊び溝)
X1 チルト軸の軸心(チルト軸心)
Y1 第1位置
Y2 第2位置
Y3 第3位置

Claims (5)

  1. 車体と、
    前記車体に搭載された運転席と、
    前記運転席の前方において車体に立設された支持部材と、
    前記支持部材に固定された固定ブラケットと、
    前記固定ブラケットの上部に、車幅方向に延伸するチルト軸回りに回転可能に支持された可動ブラケットと、
    前記可動ブラケットに設けられた伸縮可能なステアリングポストと、
    ステアリングハンドルが取り付けられる伸縮可能なステアリングシャフトであって、前記ステアリングポストに支持され、前記可動ブラケットが前記チルト軸回りに回転することで傾動角度の調整が可能であると共に前記ステアリングポストと一体的に伸縮することで長さの調整が可能なステアリングシャフトと、
    前記固定ブラケットに対する前記可動ブラケットの前記チルト軸回りの回転を規制することで前記ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、
    前記ステアリングポストの伸縮を規制することで前記ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部と、
    前記チルトロック部によるロックの解除及び前記テレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する操作部材と、
    前記操作部材と、前記チルトロック部及び前記テレスコピックロック部とを連動する連動機構と、
    を備え
    前記操作部材は、前記固定ブラケットの下部の側方に配置されていて、踏み込むことで操作される操作ペダルによって構成され、
    前記連動機構は、
    前記操作ペダルと前記チルトロック部とを連動する第1連動部であって、前記操作ペダルを操作する前の第1位置から第2位置に踏み込むことで、前記テレスコピックロック部によるロックの解除を行わないで前記チルトロック部によるロックの解除を行う第1連動部と、
    前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動する第2連動部であって、前記操作ペダルを前記第2位置から第3位置に踏み込むことで、前記チルトロック部のロック
    を解除したまま、前記テレスコピックロック部によるロックを解除する第2連動部とを有している走行車両。
  2. 前記第2連動部は、前記操作ペダルの操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記第1連動部に連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、
    前記ステアリングシャフトの傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、前記中継アームに一端側部位が枢支連結された前記第2中継リンクの前記一端側部位の中心と、前記チルト軸の軸心とが一致する請求項1に記載の走行車両。
  3. 記連動機構は、
    記操作部材を操作する前の位置から所定量操作するまで、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動させない遊び部を有する請求項1又は2に記載の走行車両。
  4. 前記第1連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記チルトロック部によるロックを解除する解除アームを有し、
    前記第2連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記解除アームに連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、
    前記遊び部は、前記中継アームに設けられていて、前記第2中継リンクの一端側部位が挿通する長溝で形成され、
    前記操作部材を前記所定量操作するまでは、前記一端側部位が前記長溝内を相対移動して前記中継アームと前記作動部材とを連動させないと共に、前記操作部材を前記所定量操作した後、さらに操作することで、前記長溝の端部が前記一端側部位に当接して前記中継アームと前記作動部材とを連動させる請求項3に記載の走行車両。
  5. ステアリングハンドルが取り付けられるステアリングシャフトであって、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能なステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、
    前記ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部と、
    前記チルトロック部によるロックの解除及び前記テレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する操作部材と、
    前記操作部材と、前記チルトロック部及び前記テレスコピックロック部とを連動する連動機構と、
    前記ステアリングシャフトの傾動動作の中心であるチルト軸と、
    を備え、
    前記連動機構は、
    前記操作部材と前記チルトロック部とを連動する第1連動部と、
    前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動する第2連動部と、
    前記操作部材を操作する前の位置から所定量操作するまで、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動させない遊び部とを有し、
    前記第1連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記チルトロック部によるロックを解除する解除アームを有し、
    前記第2連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記解除アームに連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、
    前記遊び部は、前記中継アームに設けられていて、前記第2中継リンクの一端側部位が挿通する長溝で形成され、
    前記操作部材を前記所定量操作するまでは、前記一端側部位が前記長溝内を相対移動して前記中継アームと前記作動部材とを連動させないと共に、前記操作部材を前記所定量操
    作した後、さらに操作することで、前記長溝の端部が前記一端側部位に当接して前記中継アームと前記作動部材とを連動させ、
    前記ステアリングシャフトの傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、前記第2中継リンクの一端側部位の中心と、前記チルト軸の軸心とが一致する走行車両。
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