JP7004417B2 - 走行車両 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された走行車両は、ステアリングハンドルが取り付けられるステアリングシャフトを有する。ステアリングシャフトは、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能である。また、走行車両は、ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部とを有する。
図17は、本実施形態に係る走行車両を示す概略側面図である。本実施形態では、走行車両としてトラクタ1が例示されている。
本実施形態においては、図17の矢印A1方向(トラクタ1の前進方向)を前方、図17の矢印A2方向(トラクタ1の後進方向)を後方として説明する。したがって、図17の手前側が左方であり、図17の奥側が右方である。また、前後方向A3に直交する水平方向を車幅方向として説明する。トラクタ1における車幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を車両外方(車幅方向外方ともいう)として説明する。言い換えれば、車両外方とは、車幅方向であってトラクタ1の中心から離れる方向のことである。車両外方とは反対の方向を車両内方(車幅方向内方ともいう)として説明する。言い換えれば、車両内方とは、車幅方向であってトラクタ1の中心に近づく方向である。
原動機E1は、ディーゼルエンジンである。原動機E1は、トラクタ1の前部に位置し、ボンネット10によって覆われている。原動機E1は、電動モータであってもよいし、ディーゼルエンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
ラッチを収容している。ミッションケース5は、クラッチハウジング4の後部に連結されていて、クラッチを介して伝達される動力を変速する変速装置(ミッション)を収容している。変速装置は、当該変速装置によって伝達する動力を、正転又は反転させて前進又は後進の出力に切り換える前後進切換機構を有する。
図17に示すように、トラクタ1は、車体2を走行可能に支持する走行装置8を有する。走行装置8は、車体2の前部に設けた複数の前輪11L、11Rと、車体2の後部に設けた複数の後輪12L、12Rとを有する車輪型の走行装置である。複数の前輪は、前車軸ケース15の左側に支持された左前輪11Lと、前車軸ケース15の右側に支持された右前輪11Rとを含む。複数の後輪は、ミッションケース5の左側に支持された左後輪12Lと、ミッションケース5の右側に支持された右後輪12Rとを含む。走行装置8は、セミクローラ型の走行装置(前輪と、後輪の代わりに採用されるクローラ式走行機構とを有する走行装置)であってもよい。
図1、図2に示すように、支持フレーム17は、支持部材30の背面に固定された固定ブラケット21と、固定ブラケット21に、車幅方向に延伸する軸心(チルト軸心)X1回りに回転(チルト)可能に支持された可動ブラケット22とを有する。
図4に示すように、可動ブラケット22は、板材によって形成され、上壁部22Aと、上壁部22Aの左端部に固定された第1側壁部22Bと、上壁部22Aの右端部から下方側に延出された第2側壁部22Cとを有する。上壁部22Aには、円形の開口部23が形成されている。開口部23は、上壁部22Aを貫通して形成されている。
図5に示すように、ステアリングポスト27は、外筒27Aと、内筒27Bと、支持筒27Cとを有する。外筒27Aの下端は、上壁部22Aに固定されている。外筒27Aは
、開口部23を囲むように設けられている。内筒27Bは、外筒27Aに挿入されている。内筒27Bは、外筒27Aに対して軸心方向に移動可能であると共に、キー結合等によって軸心回りに回転不能である。内筒27Bの上端には、リング円板状の端板27Dが固定されている。支持筒27Cは、下端が端板27Dに固定されている。支持筒27Cの上部には、支持ブッシュ27Eが挿入されている。
図2、図5に示すように、トラクタ1は、ステアリングシャフト26を調整した長さにロックするテレスコピックロック部20を有する。テレスコピックロック部20は、ステアリングシャフト26の伸縮を規制するロック部材(第1ロック部材という)33を有する。
図6は、第1ロック部材33がロック位置に位置している状態を示している。この状態において、第1ロック部材33のテーパ部33Bは、差込部27aと内筒27Bとの間に押し込まれている。したがって、ロック位置では、第1ロック部材33は、楔作用によって外筒27Aと内筒27Bとの相対移動を規制する。これにより、ステアリングシャフト26を調整した長さにロックすることができる。
筒27Bに対してロック位置から上方に変位している。したがって、最上げ位置では、差込部27aとテーパ部33Bとの間に隙間ができ、楔作用が解除され、外筒27Aと内筒27Bとの相対移動が許容される。これにより、ステアリングシャフト26が伸縮可能となり、該ステアリングシャフト26の長さを調整することができる。
また、支持プレート34の上下方向中途部で且つ前部には、支軸36が固定されている。支軸36は、第1ブラケット21Lを挿通している。支軸36は、ナット37が螺合されることで抜止めされている。支持プレート34は、第1チルト軸21L及びナット35と支軸36及びナット37によって第1ブラケット21Lに固定状に取り付けられている。
図4、図8に示すように、第1噛合部24は、第1側壁部22Bの下端に形成されている。第1噛合部24は、複数の係合歯24aを有している。複数の係合歯24aは、チルト軸心X1を中心とする円弧方向に形成されている。第1側壁部22Bにおける第1チルト軸21Lと第1噛合部24との間には、規制穴38が形成されている。規制穴38は、第1側壁部22Bを貫通して形成され、且つチルト軸心X1を中心とする円弧状の長穴に形成されている。規制穴38には、規制ピン39が挿通されている。規制ピン39は、支持プレート34に固定されている。したがって、可動ブラケット22は、規制ピン39が規制穴38内を一端から他端まで相対移動する範囲でチルト可能である。
1噛合部24から離反することにより、可動ブラケット22の揺動が許容され、ステアリングシャフト26の傾動角度が調整可能となる。
図8に示すように、第2ロック部材40の後下部には、下方に向けて開口する係合溝42が形成されている。係止部材43は、第2ロック部材40の後部の下方に配置されている。
図1、図17に示すように、第1ブラケット21Lの側方には、操作ペダル(操作部材)47が設けられている。詳しくは、操作ペダル47は、支持部材30の背面で且つ第1ブラケット21Lの下部の側方(左側方)に配置されている。
図11に示すように、第1連動部49Aは、連動アーム67と、連動リンク70と、解除アーム68とを有する。
る。したがって、連動アーム67は、操作ペダル47と一体的に上下揺動する。連動アーム67の中途部には掛止穴73が形成されている。掛止穴73には、引張りコイルバネで構成された戻しバネ74の一端側が掛止されている。戻しバネ74の他端側は、支持部材30の背面に固定されたブラケット部材75に掛止されている。詳しくは、ブラケット部材75の下部に掛止穴76が形成され、この掛止穴76に戻しバネ74の他端側が掛止されている。戻しバネ74の付勢力は、連動アーム67及び操作ペダル47を上方に揺動するように付勢している。
図10、図11に示すように、連動リンク70は、円柱状の棒材によって形成され、一端側部位(下端側部位)70aが連動アーム67の他端側(後部)に連結されている。詳しくは、一端側部位70aは、車幅方向に延伸する軸心を有し、連動リンク70に軸心回りに回転自在に連結されている。連動リンク70の他端側部位(上端側部位)70bは、解除アーム68の一端側(前部)に連結されている。詳しくは、他端側部位70bは、車幅方向に延伸する軸心を有し、解除アーム68に軸心回りに回転自在に連結されている。
第1中継リンク71は、円柱状の棒材によって形成され、一端側部位(下端側部位)71aが解除アーム68に連結されている。詳しくは、一端側部位71aは、車幅方向に延伸する軸心を有し、解除アーム68の前部に軸心回りに回転自在に連結されている。第1中継リンク71の一端側部位71aは、連動リンク70の他端側部位70bより前方に位置している。第1中継リンク71の他端側部位(上端側部位)71bは、中継アーム69の一端側(前部)に連結されている。詳しくは、他端側部位71bは、車幅方向に延伸する軸心を有し、中継アーム69に軸心回りに回転自在に連結されている。
を介して操作ペダル47に連動していて、該操作ペダル47の操作に連動してテレスコピックロック部20によるロックを解除する。
図3、図10に示すように、作動部材51は、第1部材52と、第2部材53とを有する。
して係止部材43が揺動することで、第2ロック部材40に対する係止部材43の規制が外れる。これにより、第1噛合部24と第2噛合部41との噛み合いが外れ、チルト調整可能となる。このチルト調整の際において、第2中継リンク72は、ステアリングシャフト26と一体的に揺動するが、第2中継リンク72の一端側部位72aが、側面視において第1チルト軸21L及び第2チルト軸21Rの近傍に位置しているので、一端側部位72aと遊び溝79との相対回動及びガタや他端側部位72bと挿通穴58との相対回動及びガタなどによって第2中継リンク72がステアリングシャフト26と一体揺動するのが許容される。
また、操作ペダル47を第1位置Y1から図14に示す第2位置Y2に操作すると、チルトロック部61によるロックの解除は行うがテレスコピックロック部20によるロックの解除は行わない。即ち、操作ペダル47は、第1位置Y1から操作した位置であって、チルトロック部61によるロックの解除を行うと共にテレスコピックロック部20によるロックの解除を行わない第2位置Y2を有する。
次に、操作ペダル47を、図14に示す第2位置Y2から踏込むと、図15に示すように、中継アーム69の後部が上方揺動することに連動して第2中継リンク72が上方移動する。詳しくは、遊び溝79の下端が第2中継リンク72の一端側部位72aに当接し且つ該一端側部位72aを押し上げることにより、第2中継リンク72が上方移動する。これにより、作動部材51が取付部材60回りに上方揺動して第1ロック部材33が押し上げられる。さらに、操作ペダル47を、踏み込むことにより、図16に示すように、第2中継リンク72の上方移動及び作動部材51の上方揺動に伴って第1ロック部材33が最上げ位置に押し上げられる。
なお、チルトロック部61によるロック及びテレスコピックロック部20によるロックの両方の解除を行う場合は、通常は、操作ペダル47を最大限まで踏み込む。
また、遊び溝79の下端が第2中継リンク72の一端側部位72aに当接して該一端側
部位72aを押し上げる際に、オペレータによる操作ペダル47の踏力が変化する。これにより、オペレータが操作ペダル47を第3位置Y3に操作することを認識することができる。
なお、遊び溝(遊び部)を設ける位置は、本実施形態のものに限定されることはなく、例えば、作動部材51に設けてもよい。即ち、ガイド溝54を取付部材60の軸心X2を中心とする円弧状に形成して、このガイド溝54を遊び部にしてもよい。この場合、ローラ56がガイド溝54の後端に移動した以降において、作動部材51が上方に揺動することでテレスコピックロック部20によるロックが解除される。
トラクタ(走行車両)1は、ステアリングハンドル19が取り付けられるステアリングシャフト26であって、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能なステアリングシャフト26と、ステアリングシャフト26を調整した傾動角度にロックするチルトロック部61と、ステアリングシャフト26を調整した長さにロックするテレスコピックロック部20と、チルトロック部61によるロックの解除及びテレスコピックロック部20によるロックの解除を行う操作領域を有する操作部材47と、備える。
また、操作部材47は、操作する前の位置である第1位置Y1と、第1位置Y1から操作した位置であって、チルトロック部61によるロックの解除を行うと共にテレスコピックロック部20によるロックの解除を行わない第2位置Y2と、第2位置Y2から操作した位置であって、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20によるロックを解除する第3位置Y3とを有する。
また、操作部材47と、チルトロック部61及びテレスコピックロック部20とを連動する連動機構49を備え、連動機構49は、操作部材47とチルトロック部61とを連動する第1連動部49Aと、第1連動部49Aとテレスコピックロック部20とを連動する第2連動部49Bと、操作部材47を操作する前の位置から所定量操作するまで、第1連動部49Aとテレスコピックロック部20とを連動させない遊び部(遊び溝79)とを有する。
また、第1連動部49Aは、操作部材47の操作に連動してチルトロック部61による
ロックを解除する解除アーム68を有し、第2連動部49Bは、操作部材47の操作に連動してテレスコピックロック部20によるロックを解除する作動部材51と、第1中継リンク71によって解除アーム68に連動連結され且つ第2中継リンク72によって作動部材51に連動連結される中継アーム69とを有し、遊び部(遊び溝79)は、中継アーム69に設けられていて、第2中継リンク72の一端側部位72aが挿通する長溝で形成され、操作部材47を所定量操作するまでは、一端側部位72aが長溝内を相対移動して中継アーム69と作動部材51とを連動させないと共に、操作部材47を所定量操作した後、さらに操作することで、長溝の端部が一端側部位72aに当接して中継アーム69と作動部材51とを連動させる。
また、ステアリングシャフト26の傾動動作の中心であるチルト軸(第1チルト軸21L、第2チルト軸21R)を備え、ステアリングシャフト26の傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、第2中継リンク72の一端側部位72aの中心と、チルト軸の軸心(チルト軸心X1)とが一致する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
20 テレスコピックロック部
21L チルト軸(第1チルト軸)
21R チルト軸(第2チルト軸)
26 ステアリングシャフト
47 操作部材(操作ペダル)
49 連動機構
49A 第1連動部
49B 第2連動部
51 作動部材
61 チルトロック部
68 解除アーム
69 中継アーム
71 第1中継リンク
72 第2中継リンク
72a 一端側部位
79 遊び部(遊び溝)
X1 チルト軸の軸心(チルト軸心)
Y1 第1位置
Y2 第2位置
Y3 第3位置
Claims (5)
- 車体と、
前記車体に搭載された運転席と、
前記運転席の前方において車体に立設された支持部材と、
前記支持部材に固定された固定ブラケットと、
前記固定ブラケットの上部に、車幅方向に延伸するチルト軸回りに回転可能に支持された可動ブラケットと、
前記可動ブラケットに設けられた伸縮可能なステアリングポストと、
ステアリングハンドルが取り付けられる伸縮可能なステアリングシャフトであって、前記ステアリングポストに支持され、前記可動ブラケットが前記チルト軸回りに回転することで傾動角度の調整が可能であると共に前記ステアリングポストと一体的に伸縮することで長さの調整が可能なステアリングシャフトと、
前記固定ブラケットに対する前記可動ブラケットの前記チルト軸回りの回転を規制することで前記ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、
前記ステアリングポストの伸縮を規制することで前記ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部と、
前記チルトロック部によるロックの解除及び前記テレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する操作部材と、
前記操作部材と、前記チルトロック部及び前記テレスコピックロック部とを連動する連動機構と、
を備え、
前記操作部材は、前記固定ブラケットの下部の側方に配置されていて、踏み込むことで操作される操作ペダルによって構成され、
前記連動機構は、
前記操作ペダルと前記チルトロック部とを連動する第1連動部であって、前記操作ペダルを操作する前の第1位置から第2位置に踏み込むことで、前記テレスコピックロック部によるロックの解除を行わないで前記チルトロック部によるロックの解除を行う第1連動部と、
前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動する第2連動部であって、前記操作ペダルを前記第2位置から第3位置に踏み込むことで、前記チルトロック部のロック
を解除したまま、前記テレスコピックロック部によるロックを解除する第2連動部とを有している走行車両。 - 前記第2連動部は、前記操作ペダルの操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記第1連動部に連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、
前記ステアリングシャフトの傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、前記中継アームに一端側部位が枢支連結された前記第2中継リンクの前記一端側部位の中心と、前記チルト軸の軸心とが一致する請求項1に記載の走行車両。 - 前記連動機構は、
前記操作部材を操作する前の位置から所定量操作するまで、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動させない遊び部を有する請求項1又は2に記載の走行車両。 - 前記第1連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記チルトロック部によるロックを解除する解除アームを有し、
前記第2連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記解除アームに連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、
前記遊び部は、前記中継アームに設けられていて、前記第2中継リンクの一端側部位が挿通する長溝で形成され、
前記操作部材を前記所定量操作するまでは、前記一端側部位が前記長溝内を相対移動して前記中継アームと前記作動部材とを連動させないと共に、前記操作部材を前記所定量操作した後、さらに操作することで、前記長溝の端部が前記一端側部位に当接して前記中継アームと前記作動部材とを連動させる請求項3に記載の走行車両。 - ステアリングハンドルが取り付けられるステアリングシャフトであって、傾動角度の調整が可能であると共に長さの調整が可能なステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトを調整した傾動角度にロックするチルトロック部と、
前記ステアリングシャフトを調整した長さにロックするテレスコピックロック部と、
前記チルトロック部によるロックの解除及び前記テレスコピックロック部によるロックの解除の両方を行う操作領域を有する操作部材と、
前記操作部材と、前記チルトロック部及び前記テレスコピックロック部とを連動する連動機構と、
前記ステアリングシャフトの傾動動作の中心であるチルト軸と、
を備え、
前記連動機構は、
前記操作部材と前記チルトロック部とを連動する第1連動部と、
前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動する第2連動部と、
前記操作部材を操作する前の位置から所定量操作するまで、前記第1連動部と前記テレスコピックロック部とを連動させない遊び部とを有し、
前記第1連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記チルトロック部によるロックを解除する解除アームを有し、
前記第2連動部は、前記操作部材の操作に連動して前記テレスコピックロック部によるロックを解除する作動部材と、第1中継リンクによって前記解除アームに連動連結され且つ第2中継リンクによって前記作動部材に連動連結される中継アームとを有し、
前記遊び部は、前記中継アームに設けられていて、前記第2中継リンクの一端側部位が挿通する長溝で形成され、
前記操作部材を前記所定量操作するまでは、前記一端側部位が前記長溝内を相対移動して前記中継アームと前記作動部材とを連動させないと共に、前記操作部材を前記所定量操
作した後、さらに操作することで、前記長溝の端部が前記一端側部位に当接して前記中継アームと前記作動部材とを連動させ、
前記ステアリングシャフトの傾動角度の調整が可能であり且つ長さの調整が可能である状態において、前記第2中継リンクの一端側部位の中心と、前記チルト軸の軸心とが一致する走行車両。
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