JP4948341B2 - 作業機操作レバー - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両の作業機操作レバーのロック機構に関し、特に、トラクタに付設した作業機の操作を行うために、操縦席近傍に配置した油圧作業機操作レバーを中立に保持するためのロックレバーの構成に関するものである。
従来から、フロントローダー等の作業機の操作レバーを備え、該操作レバーをロックする機構を備えた作業車両は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の技術の如くである。特許文献1に開示された技術は、作業機操作レバーの揺動を防止するためのロック機構に関するものである。
特開2005−54510号公報
上述した特許文献1に開示された構成では、不注意等で作業機操作レバーに接触しても作業機が不測に作動するのを防止できる。しかし、作業機操作レバーとは異なる位置に独立にロック機構を操作するレバー(ロックレバー)が配設されているため、作業機操作レバーをロックする場合には、作業機操作レバーから手を離してロックレバーに持ち替えて操作するが、その際、誤操作が生じ得る点で不利であり、逆に、作業状態に入ってからロック解除する場合にも即座にロックレバーを操作できず、操作性が悪かった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、作業機操作レバー(13)の下端を、板状のレバー支持部材(41)に固設し、該レバー支持部材(41)の端部には、レバー連結ロッド(42)及びスプール連結ロッド(43、44)のそれぞれの上端を接続し、該レバー連結ロッド(42)の下端は、コントロールバルブ(40)の上面に固設された支持部材(45)に球形ジョイント等を介して前後左右回転自在に支持され、他のスプール連結ロッド(43、44)の下端は、該コントロールバルブ(40)の一対のスプール(55・56)の上端に接続され、該作業機操作レバー(13)はレバー連結ロッド(42)の下部を中心に手動操作により前後左右に回動可能に支持され、前記スプール連結ロッド(43、44)を介して、スプール(55・56)の一方又は両方を昇降し、該コントロールバルブ(40)を切り換えて作業機の動作を制御する作業機操作レバーにおいて、操縦者が操縦席(8)より離れる場合や格納する場合に、作業機が動かないようにすべく、該作業機操作レバー(13)を中立位置に保持するためのロック機構の構成であって、該作業機操作レバー(13)の回動基部側に、該作業機操作レバー(13)と平行にロックレバー(46)を配設し、該ロックレバー(46)は、前記作業機操作レバー(13)と嵌合して上下に平行に摺動可能とされ、該ロックレバー(46)の一端に、前記コントロールバルブ(40)側に設けた係合部と係合可能なロック部材(50)を設けたものである。
請求項2においては、請求項1記載の作業機操作レバーにおいて、前記ロックレバー(46)の側面に凸部となるノッチ(53)を設け、該ノッチ(53)が嵌合する嵌合部となるプレート(54)を前記作業機操作レバー(13)の側面に付設し、前記ロックレバー(46)を弾性体にて構成し、前記ノッチ(53)が嵌合部に嵌合するように付勢するものである。
請求項3においては、請求項1記載の作業機操作レバーにおいて、前記ロック部材をピン(50)にて構成し、前記係合部をパイプ(52)で構成し、中立位置において該ピン(50)とパイプ(52)の軸心を一致させたものである。
請求項4においては、作業機操作レバー(13)の下端を、板状のレバー支持部材(41)に固設し、該レバー支持部材(41)の端部には、レバー連結ロッド(42)及びスプール連結ロッド(43、44)のそれぞれの上端を接続し、該レバー連結ロッド(42)の下端は、コントロールバルブ(40)の上面に固設された支持部材(158)に球形ジョイント等を介して前後左右回転自在に支持され、他のスプール連結ロッド(43、44)の下端は、該コントロールバルブ(40)の一対のスプール(55・56)の上端に接続され、該作業機操作レバー(13)はレバー連結ロッド(42)の下部を中心に手動操作により前後左右に回動可能に支持され、前記スプール連結ロッド(43、44)を介して、スプール(55・56)の一方又は両方を昇降し、該コントロールバルブ(40)を切り換えて作業機の動作を制御する作業機操作レバーにおいて、操縦者が操縦席(8)より離れる場合や格納する場合に、作業機が動かないようにすべく、該作業機操作レバー(13)を中立位置に保持するためのロック機構の構成であって、該作業機操作レバー(13)の回動基部側に、該作業機操作レバー(13)と平行にロックレバー(46)を配設し、該ロックレバー(146)は前記作業機操作レバー(13)と嵌合して上下に平行に摺動可能とされ、該ロックレバー(146)の中途部に、該コントロールバルブ(40)側に設けた係合部と係合可能なロック部材(152)を設けたものである。
請求項5においては、請求項4記載の作業機操作レバーにおいて、前記ロックレバー(146)の下部と作業機操作レバー(13)の下部を支持するレバー支持部材(41)との間に、ロックレバー(46)をロック位置またはロック解除位置に保持する保持機構を設けたものである。
請求項6においては、請求項4記載の作業機操作レバーにおいて、前記保持機構は、前記ロックレバー(146)下部の外周に設けた複数の凹部(165・166)と、該凹部(165・166)に係合可能なボール体(164)と、該ボール体(164)を前記凹部方向に付勢する弾性体(161)と、該ボール体(164)と弾性体(161)を収容する保持ケース(163)からなるものである。
請求項7においては、請求項4記載の作業機操作レバーにおいて、前記係合部をピン(150)にて構成し、前記ロック部材(152)を、係合孔(151)を備える板部材にて構成し、中立位置において、該ピン(150)と係合孔(151)の軸心を一致させたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く構成したので、作業機操作レバーの近傍にロックレバーを設けることができ、操縦者は、作業機操作レバーの軸に沿うような手の動作で作業機操作レバーをロックすることができる。つまり、作業機操作レバーの近傍でロックの操作が行えるので、誤操作を防止して操作性を向上できる。また、ロックレバー用にサイドコラムに孔を開けなくて済むので、作業機操作レバーが不要なタイプの作業車両とサイドコラムを共通化できる。つまり、機種毎の部品点数が削減できる。なお、作業機操作レバーが不要なタイプの作業車両では、作業機操作レバー用の孔はカップホルダー等に利用する。
請求項2の如く構成したので、操縦者は、作業機操作レバーのロック又は解除状態を、ロック機構の操作中に的確に認識することができる。つまり、作業機の誤操作を防止して、安全性を向上できる。
請求項3の如く構成したので、簡単な構成で作業機操作レバーをロックすることができる。
請求項4の如く構成したので、作業機操作レバーの近傍にロックレバーを設けることができ、操縦者は、作業機操作レバーの軸に沿うような手の動作で作業機操作レバーをロックすることができる。つまり、作業機操作レバーの近傍でロックの操作が行えるので、誤操作を防止して操作性を向上できる。
請求項5の如く構成したので、保持機構はレバー支持部材の下方に配置されるため、保持機構をフェンダー内に配設することができ、作業機操作レバーの上部を簡単な構成として、外観を向上することができる。
請求項6の如く構成したので、作業機操作レバーのロック又は解除をスムーズに行うことができる保持機構を、簡単な構成とすることができる。
請求項7の如く構成したので、簡単な構成で作業機操作レバーをロックすることができる。
以下に、本発明に係る作業機操作レバーを備えるトラクタについて、図面を参照して説明する。図1はトラクタの全体構成を示す側面図、図2は第一実施形態の作業機操作レバーの斜視図、図3は同じく作業機操作レバーの正面図、図4は同じく作業機操作レバーの側面図である。図5は第二実施形態の作業機操作レバーの斜視図、図6は同じく作業機操作レバーの斜視図、図7は同じく作業機操作レバーの正面図、図8は同じく作業機操作レバーのロック機構の断面図である。なお、以下において、図1における矢印Aをトラクタ1の前進方向とし、前後左右方向を規定する。
まず、図1を参照して、トラクタ1の全体構成について説明する。トラクタ1の機体フレーム14・14はその前後に前輪2・2および後輪3・3を支承する。該トラクタ1前部のボンネット4の内部にはエンジン5が配置され、該エンジン5の後部にはエンジン冷却用のラジエータ6が配置される。また、トラクタ1は、その前方、中央下部、及び後方にそれぞれ作業機を装着可能に構成されており、本実施形態では、その前方、中央下部にそれぞれ、フロントローダー28、モア装置29を装着している。そして、これら作業機の操作手段として、作業機操作レバー13やコントロールバルブ40が備えられている。
前記前輪2と後輪3との間、つまり機体フレーム14の前後略中途部には操縦部7が配置され、左右の後輪3・3の間には操縦席8が配置されている。そして、該操縦席8の前方にはステアリングハンドル9が配置され、操縦席8の両側部には、後輪3・3の上方及び前方を覆うフェンダー10・10が設けられて、該フェンダー10・10の上部には主変速レバーや、作業機操作レバー13等の操作具が配設される操作パネル11・11がそれぞれ設けられている。
エンジン5は、前記機体フレーム14・14上に防振支持されており、ドライブシャフト15がエンジン5より後方に延設され、前記操縦席8の下方にはミッションケース16が配設されている。エンジン5の駆動力は、該ドライブシャフト15によってミッションケース16へ伝達され、該ミッションケース16内の変速装置によって変速されて、リアアクスルを介して後輪3・3を駆動し、さらに前輪駆動軸等を介して前輪2・2にも駆動力を伝達できるようにしている。
ボンネット4の後部には、上ダッシュボード17及び下ダッシュボード18が設けられ、上ダッシュボード17及び下ダッシュボード18は、燃料タンク19、バッテリ20及びパワステバルブ等を被装し、上ダッシュボード17上には計器パネル21や前後進切換レバー22、キースイッチ等が配置されている。下ダッシュボード18の後下部から側方に至って、ステップカバーが配設されてステップ23が形成されている。
また、機体フレーム14・14中途部にはステアリングハンドル9やハンドルコラム等のステアリング装置等を取り付けるためのコラムブラケット25が設けられている。該コラムブラケット25上にハンドルコラムを固定し、該ハンドルコラムにステアリング軸を支持し、該ステアリング軸の上部にステアリングハンドル9を固定している。また、コラムブラケット25の前方にはラジエータ6が支持され、該コラムブラケット25には前記バッテリ20が取り付けられる。さらに、コラムブラケット25下部には、前記燃料タンク19が取り付けられる。そして、前記ハンドルコラムの前上部に計器パネル21が設けられ、ハンドルコラムの側部に前後進切換レバー22が配置されている。
次に、作業機となるフロントローダー28の油圧アクチュエータへの送油を切り換えるコントロールバルブ40の配設位置及び配設構造について説明する。コントロールバルブ40は、トラクタ1の右側であって、フェンダー10の内側(前下側)に配設されている。前記フロントローダー28、モア装置29等のトラクタ1に装着される作業機は、その作動源として油圧アクチュエータ等からなる一又は複数の油圧機器を備えている。トラクタ1には、該油圧機器に対する圧油給排制御手段としてコントロールバルブ40が設けられており、ミッションケース16に設けた油圧ポンプより該コントロールバルブ40に作動油を供給するようにしている。該コントロールバルブ40と前記油圧機器とは油圧配管等を介して適宜接続されており、操縦者による操作を受けて圧油の送油方向を切り換えて油圧アクチュエータを作動させて作業機を作動させている。
次に、作業機操作レバー13について説明する。
作業機操作レバー13は、図1に示すように、操作パネル11前部であって、前記コントロールバルブ40の上方に鉛直方向に開口される開口部を設け、該開口部より上方に突出するよう、前記コントロールバルブの40上方に設けられている。
図2乃至図4に示すように、作業機操作レバー13の下端は、略三角形板状のレバー支持部材41の略中心位置に固設されている。レバー支持部材41の適宜端部(外周近傍)には、レバー連結ロッド42、連結ロッド43、44のそれぞれの上端が接続されている。レバー連結ロッド42の下端は、作業機操作レバー13を支持する本体側となるコントロールバルブ40の上面に固設された支持部材45の中心部に球形ジョイント等を介して前後左右回転自在に支持されている。こうして、レバー支持部材41がレバー連結ロッド42を介して支持部材45に支持されることで、作業機操作レバー13はレバー連結ロッド42の下部を中心に回動可能に支持される。また、連結ロッド43・44の下端は、コントロールバルブ40の一対のスプール55・56の上端にそれぞれ接続されている。
この作業機操作レバー13を手動操作により動かすことで、レバー支持部材41がレバー連結ロッド42下部を中心に回動し、同時に、連結ロッド43・44を介して、スプール55・56の一方又は両方が昇降する。この昇降によりコントロールバルブ40が切り換えられて、作業機のシリンダに作動油が供給され、作業機の動作が制御される。
次に、図2及至図4を参照にして本発明の特徴部分に係る作業機操作レバー13のロック機構の第一実施形態について説明する。
ロックレバー46は、略円柱状の嵌合部材47と略鉤型状の操作部材48とから構成されており、ロックレバー46の一端、すなわち前記嵌合部材47の側面には、ロック部材となるピン50の上部が固設されている。該ピン50は、作業機操作レバー13、操作部材48と平行に、下方に突出されている。そして、前記作業機操作レバー13を支持する本体側において、支持部材45の側面上部に、該ピン50の位置に合わせて貫通可能な係合部となるパイプ52が固設されている。
前記嵌合部材47の曲面部分には、作業機操作レバー13が垂直方向に貫通可能な孔49が設けられている。嵌合部材47において、操作部材48の下部が該孔49と平行に固設されている。操作部材48は弾性を有する金属等のプレート、すなわち弾性体で構成し、該操作部材48の下部を嵌合部材47の側面にボルト等により固設するとともに、上部を略コ字状に折り曲げて把手部とし、作業機操作レバー13の側面に当接するように付勢している。但し、把手部の形状は限定するものではない。また、操作部材48の上下中途部には、ロック位置とロック解除位置で保持するための保持機構を設けている。つまり、操作部材48の上下中途部には、作業機操作レバー13側へ突出する凸部(ノッチ)53が設けられ、作業機操作レバー13の操作部材48側の側面には嵌合部となるプレート54が付設され、非ロック状態であるロックレバー46を上昇させた位置では、ノッチ53がプレート54の上端部に位置し、ロック状態である下降させた位置ではノッチ53がプレート54の下端に位置してそれぞれノッチ53がプレート54を乗り越えた位置で停止するように操作部材48を配設している。但し、凸部(ノッチ)と嵌合部(プレート)の構成は限定するものではなく、ピンや凹部等で構成することも可能である。
図2及至図4に示すように、ロックレバー46は前記孔49に作業機操作レバー13を貫通して、ロックレバー46が作業機操作レバー13に沿って摺動自在に嵌合されて、作業機操作レバー13の回動基部側と操作部材48が平行になるよう配設されている。つまり、作業機操作レバー13は操縦者が操作し易いように上部が斜め前方に折り曲げ形成されているので、作業機操作レバー13の基部側の直線部分と平行に操作部材48を配設して平行に摺動できるようにしている。
そして、前記作業機操作レバー13を支持する本体側、すなわち、前記ピン50の下方に位置する前記レバー支持部材41に、該ピン50の位置に合わせて貫通可能な孔51が設けられている。なお、ロック解除状態ではピン50の下端は孔51内に挿入した状態としておく。また、前記支持部材45の側面上部には該ピン50の位置に合わせて貫通可能な係合部となるパイプ52が固設されている。つまり、作業機操作レバー13を中立位置とした状態では、ピン50と、孔51と、パイプ52とがそれぞれの軸心を一致するように配設され、孔51の径とパイプ52の内径は、ピン50の外径に合わせて貫通できる径としている。
次に、作業機操作レバー13をロックする操作方法について説明する。まず、操縦者が操縦席8より離れる場合や格納する場合等で作業機が動かないようにしたいときには、前記作業機操作レバー13を中立位置まで動かし(手を放すと中立位置に戻る)作業機が停止した状態とする。次に操作部材48を下方へ摺動させ、同時に、ピン50を孔51とパイプ52とに貫入させる。つまり、ピン50は孔51にガイドされて本体側の係合部となるパイプ52に係合(挿入)され、結果として、レバー支持部材41の揺動がピン50により制限され、作業機操作レバー13がロックされる。
このような構成とすることで、作業機操作レバー13の近傍にロックレバー46を設けることができ、操縦者は、作業機操作レバー13の軸に沿うような手の動作で作業機操作レバー13をロックすることができる。つまり、作業機操作レバー13の近傍でロックの操作が行えるので、誤操作を防止して操作性を向上できる。また、ロックレバー46は、嵌合部材47により、作業機操作レバー13と平行に摺動するため、作業機操作レバー13を動かす際、ロックレバー46が妨げとなることもない。また、ロックレバー46は作業機操作レバー13の基部に平行に付設されているので、一体的に取り付けることが可能であり、ロックレバー46用にサイドコラムに孔を開けなくて済むので、作業機操作レバーが不要なタイプの作業車両とサイドコラムを共通化できる。つまり、機種毎の部品点数が削減できる。なお、作業機操作レバーが不要なタイプの作業車両では、作業機操作レバー13用の孔はカップホルダー等に利用する。また、ロック部材としてピン50等を用いたり、該ロック部材の係合部としてパイプ52等を用いることにより、簡単な構成で作業機操作レバー13をロックすることができる。
また、図3に示すように、ロックレバー46の操作部材48の側面にノッチ53を設け、該ノッチ53が嵌合するプレート54を前記作業機操作レバー13の側面に設け、該操作部材48を弾性体にて構成することにより、操縦者は、作業機操作レバー13のロック又は解除を、ロック機構の操作中に的確に認識することができる。つまり、ロック時にはノッチ53がプレート54の下端に位置して、操作部材48の弾性力(付勢力)により、ノッチ53は上方へ乗り上がることができず、その位置が保持される。即ち、振動等が生じても、ロック位置を保持することができる。また、ロック解除するために、ロックレバー46を上方へ摺動させると、ノッチ53はプレート54に乗り上がって、解除位置まで上昇すると、ノッチ53は操作部材48の付勢力によりプレート54の上端に落ち込み、ロック解除位置まで上昇されたことが手の感触により判断することができ、ノッチ53はプレート54の上端側に係止されることになり、下降摺動を制限し、その位置を保持することができるのである。このようにして、作業機の誤操作を防止して、安全性を向上できる。
次に、図5乃至図8を参照にして、本発明の特徴部分に係る作業機操作レバー13のロック機構の第二実施形態を説明する。第二実施形態においては、作業機操作レバー13の下部とレバー支持部材41の間に保持機構が設けられるとともに、ロックレバー146の中途部に、板部材のロック部材152が設けられている。そして、作業機操作レバー13の支持部材41、すなわち本体側に、係合部となるピン150が設けられている、前記ロック部材152は、作業機操作レバー13と係合してガイドを兼用している。
作業機操作レバー13のロック機構について詳述する。なお、第一実施形態と共通する部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。ロックレバー146は、短冊板状のロック部材152と、該ロック部材152を貫通固定した略円柱棒状の操作部材148とから構成されている。前記ロック部材152の一端には、垂直方向に貫通する係合孔151が設けられており、該係合孔151に、本体側に設けられたピン150が挿入される。
該ロック部材152の長手方向中途部には嵌合孔を開口して、前記操作部材148を挿入して、上下中途部に直交して該ロック部材152を固定している。該ロック部材152の長手方向一端側は、平面視略U字状に開口されて、該開口部149内に作業機操作レバー13の下部が挿入されて、作業機操作レバー13と平行にロックレバー146が回転することなく上下方向に摺動できるようにガイドしている。該ピン150は、作業機操作レバー13を支持する本体側、すなわち支持部材158より上方に突出するように立設され、作業機操作レバー13が中立位置の時、前記係合孔151とピン150が互いの軸心を一致するように配設されている。前記操作部材148は、上部を略L字状に折り曲げて把手部としているが限定されるものではなく、把手部の形状はT字状や球状等に形成することも可能である。
また、作業機操作レバー13の下端はプレート状のレバー支持部材41に固定され、該レバー支持部材41の中央には孔159が開口され、該孔159に前記操作部材148の下部が摺動自在に挿入されている。該レバー支持部材41の下部と前記操作部材148の下部外周面の間に、ロックレバー146をロック位置とロック解除位置に保持可能に保持機構が形成されている。該保持機構はレバー支持部材41の下方に配置されるため、該保持機構をフェンダー10内に配設することができ、操作部材148及び作業機操作レバー13の上部を簡単な構成として、外観を向上することができる。
前記保持機構は、図7、図8に示すように、レバー支持部材41の下面には前記孔159の直径に一致させた内径を有するパイプ160が軸心を合わせて固設されている。該パイプ160の側面に孔162が開口され、該パイプ160の側面に、前記孔162の軸心を合わせて、該パイプ160と直交するようにパイプ状の保持ケース163が固設されている。該保持ケース163の内径は、孔162の径と一致している。前記保持ケース163の延出方向の端部は閉じられて、保持ケース163の内部には、ボール体164と、該ボール体164を操作部材148側に付勢する弾性体となるバネ161が収納されている。操作部材148には、該ボール体164と嵌合する凹部165・166が、円周方向に刻設されている。前記凹部165・166は、リング状の溝としてボール体164と嵌合するよう、断面形状半円状に刻設され、上下方向に二箇所配置されており、非ロック(解除)状態であるロックレバー146を上昇させた位置では、ボール体164は下方の凹部165に位置し、ロック状態であるロックレバー146を下降させた位置では、ボール体164は上方の凹部166に位置し、ボール体164がそれぞれの凹部165・166に嵌合することで、操作部材148は上下の位置で保持される構成となっている。
前記ボール体164は、バネ161によって付勢されて一方の凹部165に嵌合しているが、操作部材148を上下方向に摺動させることで、ボール体164は凹部165から抜け出て嵌合が解除される。そして、さらに操作部材148を摺動し、ボール体164が他方の凹部166に位置した時に、ボール体164はバネ161の付勢力によって、他方の凹部166に落ち込んで嵌合し、操作部材148が位置決めされる。なお、操作部材148を下降させる際は、操作部材148に固設されたロック部材152が、レバー支持部材41に当たるので、操作部材148は勢いで下方に移動しすぎることがない。また、操作部材148の下端には抜け止め用のリング167が係合されている。
このように構成することにより、操縦者は、作業機操作レバー13のロック又は解除状態を、ロック機構の操作中に的確に認識することができる。つまり、ロック時には、ボール体164が凹部166部分に位置して、バネ161の弾性力(付勢力)により、ボール体164は凹部166から抜け出ることができず、操作部材148はその位置を保持することができる。また、ロックを解除するために、操作部材148を上方へ摺動させると、ボール体164は凹部166を乗り越えて嵌合が解除され、操作部材148を解除位置まで上昇させると、ボール体164はバネ161の付勢力により、凹部165に落ち込み、ロック解除位置まで上昇させたことが、手の感触により判断することができる。そして、ボール体164が凹部165に嵌合することにより、摺動を制限し、操作部材148はその位置を保持することができるのである。
このような構成において、作業機操作レバー13をロックする操作方法について説明する。作業機操作レバー13が鉛直方向となる中立位置に位置させて、ロックレバー146(操作部材148)を下方に摺動させると、操作部材148とともに昇降するロック部材152に開口した係合孔151に、ピン150が貫入する。そして、ロック部材152がレバー支持部材41に当接し、ロックレバー146は保持機構によってその位置に保持される。このようにして、ロック部材152が当接してレバー支持部材41の動きが規制され、ロック部材152にピン150が貫入することで作業機操作レバー13の揺動が制限され、回動することができなくなり、作業機操作レバー13はロックされる。逆に、ロックレバー146を上方に引き上げると、ロック部材152がレバー支持部材41から離れ、ピン150が係合孔151から抜け出て、作業機操作レバー13は回動可能となる。そして、ロックレバー146は保持機構により上方に移動したロック解除位置に保持される。
トラクタの全体構成を示す側面図。 第一実施形態の作業機操作レバーの斜視図。 同じく作業機操作レバーの正面図。 同じく作業機操作レバーの側面図。 第二実施形態の作業機操作レバーの斜視図。 同じく作業機操作レバーの斜視図。 同じく作業機操作レバーの正面図。 同じく作業機操作レバーのロック機構の断面図。
13 作業機操作レバー
40 コントロールバルブ
41 レバー支持部材
42 レバー連結ロッド
45 支持部材
46 ロックレバー
47 嵌合部材
48 操作部材
50 ピン
52 パイプ
53 ノッチ
54 プレート
146 ロックレバー
148 操作部材
150 ピン
151 係合孔
152 ロック部材
161 バネ
164 ボール体
165 凹部
166 凹部

Claims (7)

  1. 作業機操作レバー(13)の下端を、板状のレバー支持部材(41)に固設し、該レバー支持部材(41)の端部には、レバー連結ロッド(42)及びスプール連結ロッド(43、44)のそれぞれの上端を接続し、該レバー連結ロッド(42)の下端は、コントロールバルブ(40)の上面に固設された支持部材(45)に球形ジョイント等を介して前後左右回転自在に支持され、他のスプール連結ロッド(43、44)の下端は、該コントロールバルブ(40)の一対のスプール(55・56)の上端に接続され、該作業機操作レバー(13)はレバー連結ロッド(42)の下部を中心に手動操作により前後左右に回動可能に支持され、前記スプール連結ロッド(43、44)を介して、スプール(55・56)の一方又は両方を昇降し、該コントロールバルブ(40)を切り換えて作業機の動作を制御する作業機操作レバーにおいて、操縦者が操縦席(8)より離れる場合や格納する場合に、作業機が動かないようにすべく、該作業機操作レバー(13)を中立位置に保持するためのロック機構の構成であって、該作業機操作レバー(13)の回動基部側に、該作業機操作レバー(13)と平行にロックレバー(46)を配設し、該ロックレバー(46)は、前記作業機操作レバー(13)と嵌合して上下に平行に摺動可能とされ、該ロックレバー(46)の一端に、前記コントロールバルブ(40)側に設けた係合部と係合可能なロック部材(50)を設けたことを特徴とする作業機操作レバー。
  2. 請求項1記載の作業機操作レバーにおいて、前記ロックレバー(46)の側面に凸部となるノッチ(53)を設け、該ノッチ(53)が嵌合する嵌合部となるプレート(54)を前記作業機操作レバー(13)の側面に付設し、前記ロックレバー(46)を弾性体にて構成し、前記ノッチ(53)が嵌合部に嵌合するように付勢することを特徴とする作業機操作レバー。
  3. 請求項1記載の作業機操作レバーにおいて、前記ロック部材をピン(50)にて構成し、前記係合部をパイプ(52)で構成し、中立位置において該ピン(50)とパイプ(52)の軸心を一致させたことを特徴とする作業機操作レバー。
  4. 作業機操作レバー(13)の下端を、板状のレバー支持部材(41)に固設し、該レバー支持部材(41)の端部には、レバー連結ロッド(42)及びスプール連結ロッド(43、44)のそれぞれの上端を接続し、該レバー連結ロッド(42)の下端は、コントロールバルブ(40)の上面に固設された支持部材(158)に球形ジョイント等を介して前後左右回転自在に支持され、他のスプール連結ロッド(43、44)の下端は、該コントロールバルブ(40)の一対のスプール(55・56)の上端に接続され、該作業機操作レバー(13)はレバー連結ロッド(42)の下部を中心に手動操作により前後左右に回動可能に支持され、前記スプール連結ロッド(43、44)を介して、スプール(55・56)の一方又は両方を昇降し、該コントロールバルブ(40)を切り換えて作業機の動作を制御する作業機操作レバーにおいて、操縦者が操縦席(8)より離れる場合や格納する場合に、作業機が動かないようにすべく、該作業機操作レバー(13)を中立位置に保持するためのロック機構の構成であって、該作業機操作レバー(13)の回動基部側に、該作業機操作レバー(13)と平行にロックレバー(46)を配設し、該ロックレバー(146)は前記作業機操作レバー(13)と嵌合して上下に平行に摺動可能とされ、該ロックレバー(146)の中途部に、該コントロールバルブ(40)側に設けた係合部と係合可能なロック部材(152)を設けたことを特徴とする作業機操作レバー。
  5. 請求項4記載の作業機操作レバーにおいて、前記ロックレバー(146)の下部と作業機操作レバー(13)の下部を支持するレバー支持部材(41)との間に、ロックレバー(46)をロック位置またはロック解除位置に保持する保持機構を設けたことを特徴とする作業機操作レバー。
  6. 請求項4記載の作業機操作レバーにおいて、前記保持機構は、前記ロックレバー(146)下部の外周に設けた複数の凹部(165・166)と、該凹部(165・166)に係合可能なボール体(164)と、該ボール体(164)を前記凹部方向に付勢する弾性体(161)と、該ボール体(164)と弾性体(161)を収容する保持ケース(163)からなることを特徴とする作業機操作レバー。
  7. 請求項4記載の作業機操作レバーにおいて、前記係合部をピン(150)にて構成し、前記ロック部材(152)を、係合孔(151)を備える板部材にて構成し、中立位置において、該ピン(150)と係合孔(151)の軸心を一致させたことを特徴とする作業機操作レバー。
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