JP2012011800A - 作業車の操向操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転座席に着座した運転者が操向ハンドルの位置を所望の位置に変更し易い作業車の操向操作装置を提供する。
【解決手段】回転操作自在な操向ハンドル13と、操向ハンドルを車体横方向に沿う回動軸芯X周りで回動移動可能に支持するチルト機構16とを備え、チルト機構が、操向ハンドルの回動移動を許容する回動許容状態と阻止する回動阻止状態とに切換自在な操作レバー32を車体横方向に沿う揺動軸芯Y周りで揺動操作自在に備え、操向ハンドルが環状の握り部48を備え、握り部の上面から揺動軸芯までのハンドル回転軸芯Zに沿う方向における距離Cが握り部の外径寸法Dに相当する距離を越えない距離に設定され、操作レバーの手動操作部34が、回動軸芯よりも上側、かつ、握り部の下側近傍において揺動操作自在に配設されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、回転操作自在な操向ハンドルと、前記操向ハンドルを車体横方向に沿う回動軸芯周りで回動移動可能に支持するハンドル支持部材を有するチルト機構とを運転座席の前方に備え、前記チルト機構が、前記操向ハンドルの回動移動を許容する回動許容状態と回動移動を阻止する回動阻止状態とに切換自在な操作レバーと、当該操作レバーを車体横方向に沿う揺動軸芯周りで揺動操作自在に支持するレバー支持部材とを備え、前記操向ハンドルが、当該操向ハンドルの回転軸芯周りで環状の握り部を備えている作業車の操向操作装置に関する。
上記作業車の操向操作装置は、操向ハンドルの位置を運転座席に着座した運転者の体形に応じた回転操作し易い位置に変更できるように、操向ハンドルを車体横方向に沿う回動軸芯周りで回動移動可能なチルト機構を運転座席の前方に備えている。
チルト機構は、操作レバーの揺動姿勢を操向ハンドルの回動移動が許容される回動許容状態に切り換えた姿勢に維持しながら、操向ハンドルを所望の位置に回動移動させた後、操作レバーの揺動姿勢を操向ハンドルの回動移動が阻止される回動阻止状態に切り換えた姿勢に維持することにより、操向ハンドルを好みの位置に固定することができるように構成してある。
従来の上記操向操作装置では、操向ハンドルの握り部の上面から操作レバーの揺動軸芯までの回転軸芯に沿う方向における距離が長く設定され、操作レバーの手動操作部が、操向ハンドルの回動軸芯よりも下側において揺動操作自在に配設され、操向ハンドルの回動軸芯が操作レバーの揺動軸芯よりも運転座席側に配置されている。
そして、運転者が操向ハンドルを回動移動させるにあたって、一方の手で操作レバーの手動操作部を操作して操作レバーの揺動姿勢を回動許容状態に切り換えた姿勢に維持しながら、操向ハンドルの握り部を握っている他方の手で、当該操向ハンドルを所望の位置に回動移動させるように構成してある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−334605号公報
従来の上記操向操作装置では、運転座席に着座した運転者が操向ハンドルの位置を所望の位置に変更するにあたって、操作レバーの手動操作部が操向ハンドルの回動軸芯よりも下側において揺動操作自在に配設されているのでその手動操作部を操作し難いとともに、操向ハンドルを片手で回動移動させる必要があるので操向ハンドルを所望の位置に回動移動させ難いおそれがある。
また、操向ハンドルの回動軸芯が操作レバーの揺動軸芯よりも運転座席側に配置されているので、これら軸芯間の寸法だけ、操向ハンドルと運転座席との間隔が狭くなる。
さらに、操向ハンドルを回動移動させる際に、操作レバーの揺動軸芯と操向ハンドルとが相対移動するので、操作レバーの揺動操作と操向ハンドルの回動移動操作とが干渉しないように操作レバーと操向ハンドルとを配置するにあたって、構造が複雑化し易いおそれもある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、運転座席に着座した運転者が操向ハンドルの位置を所望の位置に変更し易い作業車の操向操作装置を提供することを目的とする。
本発明による作業車の操向操作装置の第1特徴構成は、回転操作自在な操向ハンドルと、前記操向ハンドルを車体横方向に沿う回動軸芯周りで回動移動可能に支持するハンドル支持部材を有するチルト機構とを運転座席の前方に備え、前記チルト機構が、前記操向ハンドルの回動移動を許容する回動許容状態と回動移動を阻止する回動阻止状態とに切換自在な操作レバーと、当該操作レバーを車体横方向に沿う揺動軸芯周りで揺動操作自在に支持するレバー支持部材とを備え、前記操向ハンドルが、当該操向ハンドルの回転軸芯周りで環状の握り部を備え、前記握り部の上面から前記揺動軸芯までの前記回転軸芯に沿う方向における距離が、前記回転軸芯を中心とする前記握り部の外径寸法に相当する距離を越えない距離に設定され、前記操作レバーの手動操作部が、前記回動軸芯よりも上側、かつ、前記握り部の下側近傍において揺動操作自在に配設されている点にある。
本構成であれば、操向ハンドルの握り部の上面から操作レバーの揺動軸芯までの操向ハンドルの回転軸芯に沿う方向における距離が、回転軸芯を中心とする握り部の外径寸法に相当する距離を越えない距離に設定されているので、運転座席に着座した運転者が操作レバーの手動操作部を操作し易い。
また、操作レバーの手動操作部が、操向ハンドルの回動軸芯よりも上側、かつ、操向ハンドルの握り部の下側近傍において揺動操作自在に配設されているので、運転座席に着座した運転者が操向ハンドルの握り部を両手で握ったままで、その握り部を握っている片方の手で操作レバーの手動操作部を操作することが可能になる。
したがって、運転座席に着座した運転者が操作レバーの手動操作部を操作し易いと共に、操向ハンドルを両手で回動移動させることが可能になるので、運転座席に着座した運転者が操向ハンドルの位置を所望の位置に変更し易い。
本発明の第2特徴構成は、前記手動操作部が、前記回転軸芯に沿う方向視で前記操向ハンドルの外周よりも内側において揺動操作自在に配設されている点にある。
本構成であれば、手動操作部を操向ハンドルの下側空間にコンパクトに配設することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記揺動軸芯が、前記回動軸芯と同芯に設けられている点にある。
本構成であれば、操向ハンドルと運転座席との間隔を確保し易いと共に、操向ハンドルを回動移動させる際に、操作レバーの揺動軸芯と操向ハンドルとが相対移動することがなく、操作性が向上する。また、操作レバーの揺動操作と操向ハンドルの回動移動操作とが干渉しないように操作レバーと操向ハンドルとを配置することが極めて容易となる。
本発明の第4特徴構成は、前記ハンドル支持部材が、前記操向ハンドルを回転操作自在に支持するハンドル支持台と、当該ハンドル支持台を前記回動軸芯周りで回動可能に支持する支軸とを有し、前記レバー支持部材が、前記支軸で兼用されている点にある。
本構成であれば、ハンドル支持台を回動可能に支持する支軸でレバー支持部材を兼用して、操作レバーを操向ハンドルの回動軸芯周りで揺動操作自在に支持してあるので、構造の簡略化を一層図り易い。
また、レバー支持部材をハンドル支持台の支軸とは別の支軸部材で構成してある場合に比べて、操作レバーが回動軸芯と同芯の揺動軸芯周りで揺動操作自在に支持されるように組み付け易い。
本発明の第5特徴構成は、前記チルト機構が、前記操向ハンドルの前記回動移動を許容するよう伸縮可能な流体圧シリンダを備え、前記操作レバーは、前記流体圧シリンダの伸縮を許容する前記回動許容状態と阻止する前記回動阻止状態とに切換自在に設けてあり、前記流体圧シリンダを、前記運転座席の前方に備えたダッシュボードの内側に配設してある点にある。
本構成であれば、操作レバーの揺動操作で、流体圧シリンダの伸縮を伴う操向ハンドルの回動移動を許容する回動許容状態と、流体圧シリンダの伸縮を阻止して操向ハンドルの回動移動を阻止する回動阻止状態とに切り換えることができるので、操向ハンドルの位置を回動軸芯周りで無段階で選択して、その位置に固定することができる。
また、流体圧シリンダは、運転座席の前方に設けたダッシュボードの内側に配設してあるので、運転座席の側から見え難く、外観品質を向上させることができる。
本発明の第6特徴構成は、前記流体圧シリンダが、当該流体圧シリンダを伸縮阻止状態と伸縮許容状態とに切換自在で、かつ、前記伸縮許容状態から前記伸縮阻止状態に切り換わるように付勢された切換機構を備え、前記操作レバーは、前記切換機構を付勢力に抗して作動させて前記伸縮許容状態に切換自在に設けてある点にある。
本構成であれば、操作レバーの人為的な揺動操作で切換機構を付勢力に抗して作動させて伸縮許容状態に切り換えた状態に維持しながら、操向ハンドルを所望の位置に回動移動させた後は、操作レバーの人為的な揺動操作を解除すれば切換機構が付勢力で伸縮阻止状態に切り換わるので、操向ハンドルを所望の位置に簡便に固定することができる。
作業車全体の斜視図である。 作業車全体の側面図である。 運転部の平面図である。 チルト機構を示す側面図である。 チルト機構を示す側面図である。 チルト機構を示す平面図である。 チルト機構を運転座席側から操向ハンドルの回転軸芯に直交する方向に見た背面図である。 チルト機構を示す斜視図である。 図7におけるIX−IX線矢視図である。 流体圧シリンダ(ガススプリング)の内部を示す断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2は、本発明による操向操作装置を装備したUV(Utility Vehicle)などの作業車を示す。
作業車は、操向自在な左右一対の前輪1と、左右一対の後輪2とを備え、かつ、前後輪1,2を駆動するエンジン3を前後輪間に搭載した車体フレーム4を有する。
車体フレーム4の前部には、ボンネットを設け、車体フレーム4の前後中央部には、本発明による操向操作装置5,前後進切換レバー6,ダッシュボード7などを運転座席8の前方に備えた運転部9と、車体フレーム4から立設された運転部フレーム9Aと、運転部フレーム9Aの上部に備えた運転部9を覆う日除け10を設けてある。
車体フレーム4の後部には、荷台11,荷台11を荷台後部の車体横方向に沿う軸芯まわりで上下に駆動揺動させるダンプシリンダ12などを設けてある。荷台11の下側に、エンジン3やミッションケースが配備されている。
図3〜図9に示すように、操向操作装置5は、回転操作自在な操向ハンドル13と、左右一対の前輪1を操向する全油圧式パワーステアリング装置用の円柱状に形成された油圧コントローラ14と、操向ハンドル13を車体横方向に沿う回動軸芯X周りで回動移動可能に支持するハンドル支持部材15を有するチルト機構16と、油圧コントローラ14を覆うカバー17とを備えている。
操向ハンドル13は油圧コントローラ14の回転操作軸18に固定されて、当該回転操作軸18を回転操作する。
油圧コントローラ14を覆うカバー17は、その円筒状部分をダッシュボード7に形成した開口部19を通して外方に突出させてあり、操向ハンドル13の回動移動にかかわらず、開口部19をダッシュボード7の内側から塞ぐ側面視で扇状のカバー部分20を一体に備えている。
油圧コントローラ14には、図8にも示すように、油圧ポンプ(図示せず)に接続される可撓性を有するポンプ側圧油ホース21と、前輪操向用の油圧シリンダ(図示せず)に接続される可撓性を有するシリンダ側圧油ホース22とが接続され、操向ハンドル13の回転操作量に応じた量の圧油をハンドル操作方向に応じて送り出して前輪操向用の油圧シリンダに供給するよう構成されている。
ハンドル支持部材15は、油圧コントローラ14の基部側をボルト固定してあって、その回転操作軸18に固定した操向ハンドル13を回転操作自在に支持するハンドル支持台23と、当該ハンドル支持台23を操向ハンドル13の回動軸芯X周りで回動自在に支持する支軸24,25とを有している。
ハンドル支持台23は、油圧コントローラ14がボルト固定される固定板26と、その固定板26の左右両側において下向きに延設された支持ブラケット27,28とを備えた下向きコの字状に形成してある。
支軸24,25は、左右の支持ブラケット27,28の夫々に対して同芯で各別に挿通された頭付きボルトで構成してあり、各頭付きボルト24,25を車体フレーム4の側に固定してある左右のフレーム部材29,29に挿通して、ナット30で固定してある。
車体フレーム4から立設された支持フレーム4Aの上部には、横フレーム4Bが横架連結されており、この横フレーム4Bに左右のフレーム部材29,29の下部がそれぞれ連結されている。
チルト機構16は、操向ハンドル13の回動移動を許容するよう伸縮可能な流体圧シリンダ31と、操向ハンドル13の回動移動を許容する回動許容状態と回動移動を阻止する回動阻止状態とに切換自在な操作レバー32と、当該操作レバー32を回動軸芯Xと同芯の揺動軸芯Y周りで揺動操作自在に支持するレバー支持部材33とを備えている。
操作レバー32は、揺動軸芯Yを挟んで手動操作部34と流体圧シリンダ31の側に対して作用させる作用部35とを備えた側面視でくの字状に形成され、図5に示すように、流体圧シリンダ31の伸縮を許容して操向ハンドル13の回動移動を許容する回動許容状態と、図4に示すように、流体圧シリンダ31の伸縮を阻止して操向ハンドル13の回動移動を阻止する回動阻止状態とに切換自在に設けてある。
図4に示す状態では、操作レバー32における手動操作部34が設けられた揺動軸芯Yよりも後側の部分が回転操作軸18の軸芯方向に沿った斜め後方上方向きとなり、操作レバー32における作用部35が設けられた揺動軸芯Yよりも前側の部分が流体圧シリンダ31の長手方向に沿った斜め前方上方向きとなる。
操作レバー32の手動操作部34は、図7に示すように、ダッシュボード7に形成した長孔36から操向ハンドル13の側に突出させてあり、長孔36は、操作レバー32が図5に示すように回動許容状態に切り換える回動許容位置と、図4に示すように回動阻止状態に切り換える回動阻止位置とに亘って揺動するように、操作レバー32の揺動範囲を規制している。
操作レバー32は、ハンドル支持台23を回動軸芯X周りで回動自在に支持している一方の頭付きボルト24に揺動操作自在に支持され、回動阻止位置に復帰揺動するようにバネなどの図示しない付勢機構により付勢されている。
したがって、レバー支持部材33は、ハンドル支持台23を回動自在に支持する支軸である一方の頭付きボルト24で兼用されている。
流体圧シリンダ31は、ダッシュボード7の内側に配設してあるロック機構付きガススプリングで構成してある。
ガススプリング(流体圧シリンダ)31は、支持ブラケット27の下部と左のフレーム部材29の前端部とに亘って、ダッシュボード7の内部における横フレーム4Bの上方空間に位置する状態で、斜め前方上方向き傾斜姿勢でコンパクトに配備されている。
このガススプリング31は、図10に示すように、取付用リング37を一端側に設けてあるシリンダケース38と、シリンダケース38の内側を第1室Aと第2室Bとに区画するピストン39と、ピストン39に連結されたピストンロッド40とを備え、ピストン39には第1室Aと第2室Bとを連通可能なオリフィス41が形成され、ピストンロッド40は第2室Bの内部に挿通されている。
ガススプリング31には、ガススプリング31を伸縮阻止状態と伸縮許容状態とに切換自在で、かつ、伸縮許容状態から伸縮阻止状態に切り換わるように付勢された切換機構42を備えている。
切換機構42は、図10(b)に示すように第1室Aと第2室Bとをオリフィス41を介して連通させる連通状態と、図10(a)に示すようにオリフィス41を閉じて第1室Aと第2室Bとの連通を遮断する遮断状態とに切換自在な弁体43と、弁体43に連結した操作ロッド44と、操作ロッド44を軸芯方向に移動させて弁体43を連通状態と遮断状態とに切り換える切換アーム45とを備えている。
弁体43は第1室Aの側に出退自在にピストン39に装着され、操作ロッド44は、ピストンロッド40の内部に同芯状に装着されていて、ピストンロッド40の端部から出退可能に突出させてある。
切換アーム45は、ピストンロッド40の端部にねじ込み固定してあるアーム取付金具46に揺動支点P周りで揺動自在に取り付けられ、操作ロッド44がピストンロッド40に押し込まれるように切換アーム45を揺動させると、図10(b)に示すように、弁体43が第1室Aの側に突出するように移動して、第1室Aと第2室Bとが連通している伸縮許容状態に切り換わる。
ピストン39から第1室Aの側に突出するように移動している弁体43には、第1室Aに充填されたオイル及び圧縮ガスの圧力が、弁体43をピストン39の側に引退させる方向、つまり、伸縮阻止状態に切り換わる方向に作用しているので、切換機構42は、第1室Aに充填されたオイル及び圧縮ガスの圧力を付勢力として、伸縮許容状態から伸縮阻止状態に切り換わるように付勢されている。
ガススプリング31は、シリンダケース38の一端側に設けてある取付用リング37をハンドル支持台23の一方の支持ブラケット27のうちの回動軸芯Xよりも下側の部位に回動自在に支持すると共に、アーム取付金具46に設けてある取付用リング47をフレーム部材29に回動自在に支持して、支持ブラケット27とフレーム部材29の夫々に対して車体横方向の軸芯周りで揺動自在に取り付けられている。
したがって、操向ハンドル13を上向きに回動移動させるときはガススプリング31が伸長し、操向ハンドル13を下向きに回動移動させるときはガススプリング31が収縮する。
ガススプリング31が伸縮阻止状態に切り換えられているときは、操作レバー32の回動阻止位置への復帰揺動をアシストするように、切換アーム45が付勢力で操作レバー32を押圧しており、操向ハンドル13を回動移動(チルト)させることができない。
操作レバー32は、切換機構42を付勢力に抗して作動させる操作、つまり、操向ハンドル13の握り部48を片手(右手)で握りながら、片手(左手)で手動操作部34を付勢力に抗して押圧して操作ロッド44がピストンロッド40の側に押し込まれるように切換アーム45を揺動させる操作により、ガススプリング31が伸縮許容状態に切り換えられて、握り部48を握っている片手(右手)で操向ハンドル13を好みの位置に回動移動(チルト)させることができる。
本実施形態では、操作レバー32における手動操作部(力点)34から揺動軸芯Yまでの距離を、作用部(作用点)35から揺動軸芯Yまでの距離よりも長く設定してあり、しかも、切換アーム45における操作レバー32の作用部35で押し下げられる遊端部(力点)から揺動支点Pまでの距離を、操作ロッド44に対する押圧部(作用点)から揺動支点Pまでの距離よりも長く設定してある。
したがって、軽い操作力で操作レバー32を操作して、ガススプリング31を伸縮許容状態に切り換えることができる。
図9に示すように、操向ハンドル13は、当該操向ハンドル13の回転軸芯Z周りで環状の握り部48を備え、図7に示すように、その握り部48の上面から揺動軸芯Yまでの回転軸芯Zに沿う方向における距離Cが、回転軸芯Zを中心とする握り部48の外径寸法Dに相当する距離を越えない距離に設定されている。
そして、操作レバー32の手動操作部34が、図7に示すように回動軸芯Xよりも上側、かつ、握り部48の下側近傍(操向ハンドル13を回転操作軸18へ連結する連結ボス部13Aの横外側近傍)において揺動操作自在に、かつ、図9に示すように回転軸芯Zに沿う方向視で操向ハンドル13の外周よりも内側において揺動操作自在に配設されている。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による作業車の操向操作装置は、操作レバー32の手動操作部34が、操向ハンドル13の回転軸芯Zに沿う方向視で操向ハンドル13の外周よりも外側において揺動操作自在に配設されていてもよい。
2.本発明による作業車の操向操作装置は、所望の位置に回動移動させた操向ハンドルを係止部材などで機械的に固定できるように構成してあるチルト機構を備えていてもよい。
3.本発明による作業車の操向操作装置は、ガススプリング31,操作レバー32等が操向ハンドル13に対して右側に設けられた、上記実施形態と左右対称のものであってもよく、また、左ハンドル仕様に限らず右ハンドル仕様のものであってもよい。
4.本発明による作業車の操向操作装置は、流体圧シリンダとしてガススプリングに代えて油圧式のダンパー等を採用してもよく、また、流体圧シリンダに代えてバネを内装したスプリングダンパーを採用してもよい。
5.本発明による作業車の操向操作装置は、農作業車や建設作業車などに装備されるものであってもよい。
本発明による作業車の操向操作装置は、農作業車や建設作業車などの各種の作業車に装備することができる。
7 ダッシュボード
8 運転座席
13 操向ハンドル
15 ハンドル支持部材
16 チルト機構
23 ハンドル支持台
24 支軸
31 流体圧シリンダ
32 操作レバー
33 レバー支持部材
34 手動操作部
42 切換機構
48 握り部
C 握り部の上面から揺動軸芯までの回転軸芯に沿う方向における距離
D 握り部の外径寸法
X 回動軸芯
Y 揺動軸芯
Z 回転軸芯

Claims (6)

  1. 回転操作自在な操向ハンドルと、前記操向ハンドルを車体横方向に沿う回動軸芯周りで回動移動可能に支持するハンドル支持部材を有するチルト機構とを運転座席の前方に備え、
    前記チルト機構が、前記操向ハンドルの回動移動を許容する回動許容状態と回動移動を阻止する回動阻止状態とに切換自在な操作レバーと、当該操作レバーを車体横方向に沿う揺動軸芯周りで揺動操作自在に支持するレバー支持部材とを備え、
    前記操向ハンドルが、当該操向ハンドルの回転軸芯周りで環状の握り部を備え、
    前記握り部の上面から前記揺動軸芯までの前記回転軸芯に沿う方向における距離が、前記回転軸芯を中心とする前記握り部の外径寸法に相当する距離を越えない距離に設定され、
    前記操作レバーの手動操作部が、前記回動軸芯よりも上側、かつ、前記握り部の下側近傍において揺動操作自在に配設されている作業車の操向操作装置。
  2. 前記手動操作部が、前記回転軸芯に沿う方向視で前記操向ハンドルの外周よりも内側において揺動操作自在に配設されている請求項1記載の作業車の操向操作装置。
  3. 前記揺動軸芯が、前記回動軸芯と同芯に設けられている請求項1又は2記載の作業車の操向操作装置。
  4. 前記ハンドル支持部材が、前記操向ハンドルを回転操作自在に支持するハンドル支持台と、当該ハンドル支持台を前記回動軸芯周りで回動可能に支持する支軸とを有し、
    前記レバー支持部材が、前記支軸で兼用されている請求項3記載の作業車の操向操作装置。
  5. 前記チルト機構が、前記操向ハンドルの前記回動移動を許容するよう伸縮可能な流体圧シリンダを備え、
    前記操作レバーは、前記流体圧シリンダの伸縮を許容する前記回動許容状態と阻止する前記回動阻止状態とに切換自在に設けてあり、
    前記流体圧シリンダを、前記運転座席の前方に備えたダッシュボードの内側に配設してある請求項1〜4のいずれか1項記載の作業車の操向操作装置。
  6. 前記流体圧シリンダが、当該流体圧シリンダを伸縮阻止状態と伸縮許容状態とに切換自在で、かつ、前記伸縮許容状態から前記伸縮阻止状態に切り換わるように付勢された切換機構を備え、
    前記操作レバーは、前記切換機構を付勢力に抗して作動させて前記伸縮許容状態に切換自在に設けてある請求項5記載の作業車の操向操作装置。
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