JPH03128763A - 自動車のステアリング装置 - Google Patents
自動車のステアリング装置Info
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- JPH03128763A JPH03128763A JP1267663A JP26766389A JPH03128763A JP H03128763 A JPH03128763 A JP H03128763A JP 1267663 A JP1267663 A JP 1267663A JP 26766389 A JP26766389 A JP 26766389A JP H03128763 A JPH03128763 A JP H03128763A
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- Japan
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- steering wheel
- angle range
- engagement
- tilt
- vehicle
- Prior art date
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Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 19
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000035936 sexual power Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/183—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable adjustable between in-use and out-of-use positions, e.g. to improve access
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/184—Mechanisms for locking columns at selected positions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、チルト機構を備えた自動車のステアリング装
置に関するものである。
置に関するものである。
(従来の技術)
近年の自動車には、例えば特開昭60−157982号
公報に開示されているように、ステアリングホイールを
上下に回動調節するためのチルト機構を備えたステアリ
ング装置が広く採用されている。
公報に開示されているように、ステアリングホイールを
上下に回動調節するためのチルト機構を備えたステアリ
ング装置が広く採用されている。
上記チルト機構によるステアリングホイールの回動調節
可能な角度範囲は、車両走行中に上記回動調節がなされ
た場合にステアリングホイールが不用意に大きく回動し
てしまうことは走行安全性の点から好ましくないことか
ら、所定の小角度範囲に設定する必要がある。特に、ス
テアリングホイールにエアバッグユニットが装着されて
いる自動車にあっては、ステアリングホイールがあまり
大きく回動した状態にあると、車両衝突時エアバッグが
展開しても乗員の上体を効果的に拘束することができな
くなることから、この点からも上記小角度範囲に設定す
る必要がある。
可能な角度範囲は、車両走行中に上記回動調節がなされ
た場合にステアリングホイールが不用意に大きく回動し
てしまうことは走行安全性の点から好ましくないことか
ら、所定の小角度範囲に設定する必要がある。特に、ス
テアリングホイールにエアバッグユニットが装着されて
いる自動車にあっては、ステアリングホイールがあまり
大きく回動した状態にあると、車両衝突時エアバッグが
展開しても乗員の上体を効果的に拘束することができな
くなることから、この点からも上記小角度範囲に設定す
る必要がある。
一方、運転席への乗り降りを容易に行うことができるよ
うにするため、あるいは非運転時における車室内の居住
性向上を図るためには、チルト機構によるステアリング
ホイールの回動調節可能な角度範囲を大きく設定するこ
とが望まれる。
うにするため、あるいは非運転時における車室内の居住
性向上を図るためには、チルト機構によるステアリング
ホイールの回動調節可能な角度範囲を大きく設定するこ
とが望まれる。
(発明が解決しようとする課題)
従来のステアリング装置においては、車両走行時におけ
る安全性確保の観点から、チルト機構によるステアリン
グホイールの回動調節可能な角度範囲をあまり大きくと
ることができず、このため、運転席への乗り降りの容易
化および非運転時における車室内の居住性向上を図るこ
とができなかった。
る安全性確保の観点から、チルト機構によるステアリン
グホイールの回動調節可能な角度範囲をあまり大きくと
ることができず、このため、運転席への乗り降りの容易
化および非運転時における車室内の居住性向上を図るこ
とができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、車両走行時における安全性を十分に確保した上で運
転席への乗り降りの容易化および非運転時における車室
内の居住性向上を図ることのできる自動車のステアリン
グ装置を提供することを目的とするものである。
て、車両走行時における安全性を十分に確保した上で運
転席への乗り降りの容易化および非運転時における車室
内の居住性向上を図ることのできる自動車のステアリン
グ装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明に係る自動車のステアリング装置は、チルト機構
によるステアリングホイールの回動調節可能な角度範囲
を大小2段階に設定するとともに、車両走行中はこれを
小角度範囲に制限するようにすることにより、上記目的
達成を図るようにしたものである。
によるステアリングホイールの回動調節可能な角度範囲
を大小2段階に設定するとともに、車両走行中はこれを
小角度範囲に制限するようにすることにより、上記目的
達成を図るようにしたものである。
すなわち、ステアリングホイールを上下に回動調節する
ためのチルト機構を備えた自動車のステアリング装置に
おいて、 前記チルト機構は、前記回動調節の可能な角度範囲が、
所定の小角度範囲とこの小角度範囲を含む大角度範囲と
の2段階に設定されてなり、かつ、前記チルト機構には
、前記ステアリングホイールの回動位置を、車両走行中
は前記小角度範囲内に制限する規制手段が設けられてい
ることを特徴とするものである。
ためのチルト機構を備えた自動車のステアリング装置に
おいて、 前記チルト機構は、前記回動調節の可能な角度範囲が、
所定の小角度範囲とこの小角度範囲を含む大角度範囲と
の2段階に設定されてなり、かつ、前記チルト機構には
、前記ステアリングホイールの回動位置を、車両走行中
は前記小角度範囲内に制限する規制手段が設けられてい
ることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明にお
いて、 前記チルト機構は、互いに係合可能なステアリングホイ
ール側係合部材と車体側係合部材とを備え、これら両係
合部材の係合位置が前記ステアリングホイールの回動位
置と一義的に対応するように構成されるとともに、これ
ら両係合部材の係合により前記ステアリングホイールを
所望の回動位置に保持するように構成され、 前記規制手段は、前記両係合部材の係合位置を所定範囲
内に制限する係合位置規制手段からなることを特徴とす
るものである。
いて、 前記チルト機構は、互いに係合可能なステアリングホイ
ール側係合部材と車体側係合部材とを備え、これら両係
合部材の係合位置が前記ステアリングホイールの回動位
置と一義的に対応するように構成されるとともに、これ
ら両係合部材の係合により前記ステアリングホイールを
所望の回動位置に保持するように構成され、 前記規制手段は、前記両係合部材の係合位置を所定範囲
内に制限する係合位置規制手段からなることを特徴とす
るものである。
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、 前記規制手段は、前記ステアリングホイールの回動位置
が前記小角度範囲を越えたとき、この越えた事実を乗員
に報知する報知手段からなることを特徴とするものであ
る。
おいて、 前記規制手段は、前記ステアリングホイールの回動位置
が前記小角度範囲を越えたとき、この越えた事実を乗員
に報知する報知手段からなることを特徴とするものであ
る。
(発明の作用および効果)
上記構成に示すように、チルト機構は、回動調節の可能
な角度範囲が、所定の小角度範囲とこの小角度範囲を含
む大角度範囲との2段階に設定されてなり、かつ、チル
ト機構には、ステアリングホイールの回動位置を、車両
走行中は小角度範囲内に制限する規制手段が設けられて
いるので、車両走行中の回動調節によりステアリングホ
イールが不用意に大きく回動してしまうことがなく、し
たがって、走行安全性を十分に確保することができる。
な角度範囲が、所定の小角度範囲とこの小角度範囲を含
む大角度範囲との2段階に設定されてなり、かつ、チル
ト機構には、ステアリングホイールの回動位置を、車両
走行中は小角度範囲内に制限する規制手段が設けられて
いるので、車両走行中の回動調節によりステアリングホ
イールが不用意に大きく回動してしまうことがなく、し
たがって、走行安全性を十分に確保することができる。
特に、ステアリングホイールにエアバッグユニットが装
着されている自動車にあっては、エアバッグ展開方向を
乗員の上体を効果的に拘束することができる範囲内に制
限することができる。
着されている自動車にあっては、エアバッグ展開方向を
乗員の上体を効果的に拘束することができる範囲内に制
限することができる。
一方、停車中は、上記規制手段による制限がなされてい
ないことから、ステアリングホイールを大きく回動させ
ることが可能であり、したがって、運転席への乗り降り
の容易化および非運転時における車両内の居住性向上を
図ることができる。
ないことから、ステアリングホイールを大きく回動させ
ることが可能であり、したがって、運転席への乗り降り
の容易化および非運転時における車両内の居住性向上を
図ることができる。
(実 施 例)
以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について詳
述する。
述する。
第1図は、本発明に係る自動車のステアリング装置の一
実施例を示す側面図である。
実施例を示す側面図である。
このステアリング装置は、車体の車室内前面部において
車幅方向に延設されたパイプ状のステアリング支持部材
10にステアリングブラケット12およびチルトブラケ
ット14を介して固定されたステアリングコラム16と
、このステアリングコラム16内に回転可能に支持され
たステアリングシャフト18と、このステアリングシャ
フト18の後端部に固定されたステアリングホイール2
0とを備えてなり、ステアリングホイール20には、車
両衝突時図示2点鎖線のように展開するエアバッグ22
を備えたエアバッグユニット24が設けられている。
車幅方向に延設されたパイプ状のステアリング支持部材
10にステアリングブラケット12およびチルトブラケ
ット14を介して固定されたステアリングコラム16と
、このステアリングコラム16内に回転可能に支持され
たステアリングシャフト18と、このステアリングシャ
フト18の後端部に固定されたステアリングホイール2
0とを備えてなり、ステアリングホイール20には、車
両衝突時図示2点鎖線のように展開するエアバッグ22
を備えたエアバッグユニット24が設けられている。
また、このステアリング装置は、ステアリングホイール
20を図示A点まわりに回動調節するためのチルト機構
26を備えている。
20を図示A点まわりに回動調節するためのチルト機構
26を備えている。
このチルト機構26は、ステアリングコラム(6および
ステアリングホイール20のA点よりも後方側の部分を
、A点まわりに図中Bで示す角度範囲(大角度範囲)内
において上下に回動可能にするとともに、これらを上記
大角度範囲B内の任意の回転位置に保持可能とするよう
に構成されている。
ステアリングホイール20のA点よりも後方側の部分を
、A点まわりに図中Bで示す角度範囲(大角度範囲)内
において上下に回動可能にするとともに、これらを上記
大角度範囲B内の任意の回転位置に保持可能とするよう
に構成されている。
すなわち、このチルト機構26は、チルトブラケッ[4
の側面部にA点まわりに回動可能に支持された操作レバ
ー28と、チルトブラケット14の下面部に固定された
固定南部材30(車体側係合部材)と、この固定歯部材
30と係合可能に設けられ、ステアリングコラム16の
可動部分(A点よりも後方側の部分)IBMに固定され
たブラケット32に上下方向に回動可能に支持された係
合レバー34(ステアリングホイール側係合部材)とを
備えてなり、上記操作レバー28の操作部28aを上下
動させることによって、該操作レバー28のピン28b
と係合レバー34との当接位置を変化させ、これにより
、固定歯部材30と係合レバー34との係合および係合
解除を行うようになっている。したがって、操作レバー
28により固定歯部材30と係合レバー34との係合を
解除した状態で、ステアリングホイール20を所望の位
置まで回動させ、その後、再度固定歯部材30と係合レ
バー34とを係合させることにより、ステアリングホイ
ール20の回動調節がなされることとなる。このとき、
これら固定歯部材30と係合レバー34との係合位置は
、ステアリングコラム16の可動部分16Mの回動位置
(すなわちステアリングホイール20の回動位置)と一
義的に対応することとなる。
の側面部にA点まわりに回動可能に支持された操作レバ
ー28と、チルトブラケット14の下面部に固定された
固定南部材30(車体側係合部材)と、この固定歯部材
30と係合可能に設けられ、ステアリングコラム16の
可動部分(A点よりも後方側の部分)IBMに固定され
たブラケット32に上下方向に回動可能に支持された係
合レバー34(ステアリングホイール側係合部材)とを
備えてなり、上記操作レバー28の操作部28aを上下
動させることによって、該操作レバー28のピン28b
と係合レバー34との当接位置を変化させ、これにより
、固定歯部材30と係合レバー34との係合および係合
解除を行うようになっている。したがって、操作レバー
28により固定歯部材30と係合レバー34との係合を
解除した状態で、ステアリングホイール20を所望の位
置まで回動させ、その後、再度固定歯部材30と係合レ
バー34とを係合させることにより、ステアリングホイ
ール20の回動調節がなされることとなる。このとき、
これら固定歯部材30と係合レバー34との係合位置は
、ステアリングコラム16の可動部分16Mの回動位置
(すなわちステアリングホイール20の回動位置)と一
義的に対応することとなる。
上記チルトブラケットi4の側面部には、また、チルト
ロックスイッチ36およびチルト規制ソレノイド38(
係合位置規制手段)が設けられ、所定条件下ではこれら
が作動してステアリングホイール20の回動可能な角度
範囲を図中Cで示す角度範囲(小角度範囲)内に制限す
るようになっている。
ロックスイッチ36およびチルト規制ソレノイド38(
係合位置規制手段)が設けられ、所定条件下ではこれら
が作動してステアリングホイール20の回動可能な角度
範囲を図中Cで示す角度範囲(小角度範囲)内に制限す
るようになっている。
上記チルトブラケット14の側面部には、さらに、はね
上げ検出スイッチ40が設けられ、ステアリングホイー
ル20が上記小角度範囲Cを越えて回動したとき該はね
上げ検出スイッチ40はON信号を出力するようになっ
ている。
上げ検出スイッチ40が設けられ、ステアリングホイー
ル20が上記小角度範囲Cを越えて回動したとき該はね
上げ検出スイッチ40はON信号を出力するようになっ
ている。
第2A図は、チルト機構26を示す側面図である。
図示のように、固定歯部材30の下端部には複数のSm
30aが後ろ下がりの配置で形成されており、その後ろ
約3分の1は一段下に突出するようにして形成されてい
る。一方、係合レバー34は、下に凸の略円弧状に形成
され、その上部に三角の歯34aが1つ形成されている
。そして、この係合レバー34の134aと上記固定歯
部材30の複数の歯34aのいずれかとが噛み合うこと
により、ステアリングコラム1Bの可動部分IBMを所
定の回動位置に保持するようになっている。上記歯34
aが複数の歯30aの前約3分の2のいずれかと噛み合
っているときには、第1図に示すように、ステアリング
ホイール20の回動位置は小角度範囲C内にあり、また
、上記歯34aが複数の歯30aの後ろ約3分の1のい
ずれかと噛み合っているときには、ステアリングホイー
ル20の回動位置は小角度範囲C外まで上方に回動した
状!@l(はね上げ状態)にあるように、固定歯部材3
0の形状が設定されている。
30aが後ろ下がりの配置で形成されており、その後ろ
約3分の1は一段下に突出するようにして形成されてい
る。一方、係合レバー34は、下に凸の略円弧状に形成
され、その上部に三角の歯34aが1つ形成されている
。そして、この係合レバー34の134aと上記固定歯
部材30の複数の歯34aのいずれかとが噛み合うこと
により、ステアリングコラム1Bの可動部分IBMを所
定の回動位置に保持するようになっている。上記歯34
aが複数の歯30aの前約3分の2のいずれかと噛み合
っているときには、第1図に示すように、ステアリング
ホイール20の回動位置は小角度範囲C内にあり、また
、上記歯34aが複数の歯30aの後ろ約3分の1のい
ずれかと噛み合っているときには、ステアリングホイー
ル20の回動位置は小角度範囲C外まで上方に回動した
状!@l(はね上げ状態)にあるように、固定歯部材3
0の形状が設定されている。
上記小角度範囲C内での回動調節においては、操作レバ
ー28のピン28bを時計まわりに少し移動させること
により、係合レバー34の歯34aを固定歯部材30の
@30aから外すことが可能なため、操作レバー28の
操作部28aを図示の位置(ロック位置)から少し押し
下げるだけでステアリングホイール20の回動が可能と
なる。
ー28のピン28bを時計まわりに少し移動させること
により、係合レバー34の歯34aを固定歯部材30の
@30aから外すことが可能なため、操作レバー28の
操作部28aを図示の位置(ロック位置)から少し押し
下げるだけでステアリングホイール20の回動が可能と
なる。
一方、小角度範囲C外での回動調節においては、係合レ
バー34のm 34aが固定歯部材30の歯30aの段
部を乗り越え得るようにする必要があることから、操作
レバー28のビン28bを、時計まわりに大きく移動さ
せることが必要であり、このため操作レバー28の操作
部28aを第2B図に実線で示す位置まで押し下げる必
要がある。この実線で示す位置まで操作部28aを押し
下げた状態で、ステアリングホイール20を小角度範囲
C外の所定の回動位置まで回動させた後、再び操作部2
8aを押し上げると、操作レバー28は元の位置(第2
A図に示すロック位置)までは戻らないが、第2B図に
2点鎖線で示す位置(準ロック位置)まで戻り、これに
よりステアリングホイール20が所望の回動位置に保持
されることとなる。
バー34のm 34aが固定歯部材30の歯30aの段
部を乗り越え得るようにする必要があることから、操作
レバー28のビン28bを、時計まわりに大きく移動さ
せることが必要であり、このため操作レバー28の操作
部28aを第2B図に実線で示す位置まで押し下げる必
要がある。この実線で示す位置まで操作部28aを押し
下げた状態で、ステアリングホイール20を小角度範囲
C外の所定の回動位置まで回動させた後、再び操作部2
8aを押し上げると、操作レバー28は元の位置(第2
A図に示すロック位置)までは戻らないが、第2B図に
2点鎖線で示す位置(準ロック位置)まで戻り、これに
よりステアリングホイール20が所望の回動位置に保持
されることとなる。
第2A図に示すように、チルトロックスイッチ3Bおよ
びチルト規制ソレノイド38は、イグニッションスイッ
チONにより給電がなされるIG電iに接続されたチル
トステアリングコントロールボックス42に接続されて
いる。チルトロックスイッチ36は、操作レバー28が
第2A図に示すロック位置にあるとき該操作レバー28
の突起部28cにより接点が閉じてOFFになり、操作
レバー28がロック位置から時計まわりに少しでも回動
するとONになるようになっている。上記チルトステア
リングコントロールボックス42には、また、車速セン
サ44.パーキングブレーキスイッチ46およびATペ
パーングスイッチ48が接続されており、上記チルト規
制ソレノイド38は、チルトロックスイッチ36からの
ON信号と、車速センサ44からの車速零の信号と、パ
ーキングブレーキスイッチ46からのパーキングブレー
キONの信号と、ATペパーングスイッチ48からのシ
フトレバ−がパーキング位置にあることを示すON信号
がすべてチルトステアリングコントロールボックス42
に入力されたときONになるようになっている。そして
、このチルト規制ソレノイド38は、OFF状態では第
2A図に示すようにそのロッド38aがスプリング付勢
により突出した位置をとり、ON状態ではロッド38a
がスプリング付勢に抗して第2B図に示すように没入し
た位置をとるようになっている。
びチルト規制ソレノイド38は、イグニッションスイッ
チONにより給電がなされるIG電iに接続されたチル
トステアリングコントロールボックス42に接続されて
いる。チルトロックスイッチ36は、操作レバー28が
第2A図に示すロック位置にあるとき該操作レバー28
の突起部28cにより接点が閉じてOFFになり、操作
レバー28がロック位置から時計まわりに少しでも回動
するとONになるようになっている。上記チルトステア
リングコントロールボックス42には、また、車速セン
サ44.パーキングブレーキスイッチ46およびATペ
パーングスイッチ48が接続されており、上記チルト規
制ソレノイド38は、チルトロックスイッチ36からの
ON信号と、車速センサ44からの車速零の信号と、パ
ーキングブレーキスイッチ46からのパーキングブレー
キONの信号と、ATペパーングスイッチ48からのシ
フトレバ−がパーキング位置にあることを示すON信号
がすべてチルトステアリングコントロールボックス42
に入力されたときONになるようになっている。そして
、このチルト規制ソレノイド38は、OFF状態では第
2A図に示すようにそのロッド38aがスプリング付勢
により突出した位置をとり、ON状態ではロッド38a
がスプリング付勢に抗して第2B図に示すように没入し
た位置をとるようになっている。
なお、チルト規制ソレノイド38の作動条件の1つにチ
ルトロックスイッチ38ONを加えたのは、他の3条件
が揃うたびにチルト規制ソレノイド38が作動すると、
その作動音が煩わしいことから、実際に操作レバー28
の操作がなされたときのみ作動が行われるようにして、
上記不都合解消を図ったものである。
ルトロックスイッチ38ONを加えたのは、他の3条件
が揃うたびにチルト規制ソレノイド38が作動すると、
その作動音が煩わしいことから、実際に操作レバー28
の操作がなされたときのみ作動が行われるようにして、
上記不都合解消を図ったものである。
第2A図に示すように、チルト規制ソレノイド38のロ
ッド38aが突出位置にある場合には、操作レバー28
を図示の位置から時計まわりに回動させたとき該操作レ
バー28の突起部28cがロッド38aに当接する位置
までの回動が許容され、それを越える回動は禁止される
。一方、第2B図に示すように、ロッド38aが没入位
置にある場合には、ロッド38aと突起部28cとの干
渉が生じないため、図示のように操作レバー28を時計
まわりに大きく回動させることができる。このように操
作レバー28を上記当接位置を越えて大きく回動させた
ときに初めて、係合レバー34の歯34aと固定歯部材
30の歯30aにおける一段下がった部分との噛み合い
が可能となるようになっている。
ッド38aが突出位置にある場合には、操作レバー28
を図示の位置から時計まわりに回動させたとき該操作レ
バー28の突起部28cがロッド38aに当接する位置
までの回動が許容され、それを越える回動は禁止される
。一方、第2B図に示すように、ロッド38aが没入位
置にある場合には、ロッド38aと突起部28cとの干
渉が生じないため、図示のように操作レバー28を時計
まわりに大きく回動させることができる。このように操
作レバー28を上記当接位置を越えて大きく回動させた
ときに初めて、係合レバー34の歯34aと固定歯部材
30の歯30aにおける一段下がった部分との噛み合い
が可能となるようになっている。
はね上げ検出スイッチ40は、ステアリングホイール2
0が小角度範囲Cを越えて上方に回動したとき7、その
ブツシュロッド40aがステアリングコラム16の可動
部分IBMに固定された当接片50に当接することによ
りON信号を出力するようになっている。
0が小角度範囲Cを越えて上方に回動したとき7、その
ブツシュロッド40aがステアリングコラム16の可動
部分IBMに固定された当接片50に当接することによ
りON信号を出力するようになっている。
第3A図は、上記はね上げ検出スイッチ40を構成要素
とするはね上げ状態報知回路52(報知手段)を示す回
路図である。
とするはね上げ状態報知回路52(報知手段)を示す回
路図である。
このはね上げ状態報知回路52は、IG電源にワニング
ランブ54と上記はね上げ検出スイッチ40とが直列に
接続されてなり、はね上げ検出スイッチ40がONにな
るとワーニングランプ54を点灯させてステアリングホ
イール20がはね上げ状態(すなわち、小角度範囲Cか
ら外れた回動位置にあること)を乗員に報知するように
なっている。
ランブ54と上記はね上げ検出スイッチ40とが直列に
接続されてなり、はね上げ検出スイッチ40がONにな
るとワーニングランプ54を点灯させてステアリングホ
イール20がはね上げ状態(すなわち、小角度範囲Cか
ら外れた回動位置にあること)を乗員に報知するように
なっている。
次に本実施例の1作用について説明する。
第2A図において、車両走行状態にあっては、車速セン
サ44からの車速零の信号は出力されず、また、パーキ
ングブレーキスイッチ46およびATペパーングスイッ
チ48からON信号は出力されないので、チルトステア
リングコントロールボックス42によるチルト規制ソレ
ノイド38の駆動はなされず、そのロッド38aは図示
の位置まで突出した状態が維持される。したがって、操
作レバー28の回動は、図示の位置から該操作レバー2
8の突起部28cがロッド38aに当接する位置までの
間に限定されることとなる。この間のいずれの位置に操
作レバー28が位置しても係合レバー34は操作レバー
28のピン28bとの当接により所定量以上下方へ回動
することができないため、歯34aとg 30aとの係
合および係合解除は歯30aの前約3分の2の部分にお
いてのみなされることとなり、したがって、ステアリン
グホイール20は、小角度範囲C内においてのみ回動調
節が可能となる。
サ44からの車速零の信号は出力されず、また、パーキ
ングブレーキスイッチ46およびATペパーングスイッ
チ48からON信号は出力されないので、チルトステア
リングコントロールボックス42によるチルト規制ソレ
ノイド38の駆動はなされず、そのロッド38aは図示
の位置まで突出した状態が維持される。したがって、操
作レバー28の回動は、図示の位置から該操作レバー2
8の突起部28cがロッド38aに当接する位置までの
間に限定されることとなる。この間のいずれの位置に操
作レバー28が位置しても係合レバー34は操作レバー
28のピン28bとの当接により所定量以上下方へ回動
することができないため、歯34aとg 30aとの係
合および係合解除は歯30aの前約3分の2の部分にお
いてのみなされることとなり、したがって、ステアリン
グホイール20は、小角度範囲C内においてのみ回動調
節が可能となる。
一方、第2A図において、停車時には、車速センサ44
からの車速零の信号が出力され、さらに、所定時間以上
停車する場合には、一般に、パーキングブレーキが引か
れ、かつ、シフトレバ−がパーキング位置に入れられる
ため、パーキングブレーキスイッチ36およびATペパ
ーングスイッチ48からON信号が出力される。したが
って、操作レバー28を図示の位置から時計まわりに回
動させることによりチルトロックスイッチ36からON
信号が出力されると、チルトステアリングコントロール
ボックス42によるチルト規制ソレノイド38の駆動が
なされる。すなわち、そのロッド38aが第2B図に示
す位置まで没入し、これにより、操作レバー28を大き
く回動させることが可能となり、係合レバー34の歯3
4aと固定歯部材30の歯30aの後ろ約3分の1の部
分との係合および係合解除が可能となる。したがって、
ステアリングホイール20を小角度範囲C外まで回動さ
せて所望の位置で保持することが可能となる。そして、
ステアリングホイール20が上記小角度範囲Cを越えた
ときには、はね上げ検出スイッチ40がONになるので
、第3A図に示すように、はね上げ状態報知回路52の
ワニングランブ54が点灯し、これにより、ステアリン
グホイール20の回動位置が小角度範囲Cを越えている
ことを乗員に報知する。
からの車速零の信号が出力され、さらに、所定時間以上
停車する場合には、一般に、パーキングブレーキが引か
れ、かつ、シフトレバ−がパーキング位置に入れられる
ため、パーキングブレーキスイッチ36およびATペパ
ーングスイッチ48からON信号が出力される。したが
って、操作レバー28を図示の位置から時計まわりに回
動させることによりチルトロックスイッチ36からON
信号が出力されると、チルトステアリングコントロール
ボックス42によるチルト規制ソレノイド38の駆動が
なされる。すなわち、そのロッド38aが第2B図に示
す位置まで没入し、これにより、操作レバー28を大き
く回動させることが可能となり、係合レバー34の歯3
4aと固定歯部材30の歯30aの後ろ約3分の1の部
分との係合および係合解除が可能となる。したがって、
ステアリングホイール20を小角度範囲C外まで回動さ
せて所望の位置で保持することが可能となる。そして、
ステアリングホイール20が上記小角度範囲Cを越えた
ときには、はね上げ検出スイッチ40がONになるので
、第3A図に示すように、はね上げ状態報知回路52の
ワニングランブ54が点灯し、これにより、ステアリン
グホイール20の回動位置が小角度範囲Cを越えている
ことを乗員に報知する。
以上詳述したように、本実施例によれば、チルト機構2
6は、回動調節の可能な角度範囲が、所定の小角度範囲
Cとこの小角度範囲Cを含む大角度範囲Bとの2段階に
設定されてなり、かつ、チルト機構26には、ステアリ
ングホイール20の回動位置を、車両走行中は小角度範
囲C内に制限する規制手段として、係合位置規制手段た
るチルト規制ソレノイド38および報知手段たるはね上
げ状態報知回路52が設けられているので、車両走行中
の回動調節によりステアリングホイール20が不用意に
大きく回動してしまうことがなく、したがって、走行安
全性を十分に確保することができる。本実施例において
は、ステアリングホイール20にエアバッグユニット2
2が装着されているが、上記規制手段を設けたことによ
り、エアバッグ展開方向を乗員の上体を効果的に拘束す
ることができる範囲内に制限することができる。
6は、回動調節の可能な角度範囲が、所定の小角度範囲
Cとこの小角度範囲Cを含む大角度範囲Bとの2段階に
設定されてなり、かつ、チルト機構26には、ステアリ
ングホイール20の回動位置を、車両走行中は小角度範
囲C内に制限する規制手段として、係合位置規制手段た
るチルト規制ソレノイド38および報知手段たるはね上
げ状態報知回路52が設けられているので、車両走行中
の回動調節によりステアリングホイール20が不用意に
大きく回動してしまうことがなく、したがって、走行安
全性を十分に確保することができる。本実施例において
は、ステアリングホイール20にエアバッグユニット2
2が装着されているが、上記規制手段を設けたことによ
り、エアバッグ展開方向を乗員の上体を効果的に拘束す
ることができる範囲内に制限することができる。
一方、停車中は、上記規制手段による制限がなされてい
ないことから、ステアリングホイール20を大きく回動
させることが可能であり、したがって、運転席への乗り
降りの容易化および非運転時における車両内の居住性向
上を図ることができる。
ないことから、ステアリングホイール20を大きく回動
させることが可能であり、したがって、運転席への乗り
降りの容易化および非運転時における車両内の居住性向
上を図ることができる。
なお、本実施例においては、上記規制手段としてチルト
規制ソレノイド38とはね上げ状態報知回路52とを併
用し安全性向上を期しているが、上記はね上げ状態報知
回路52に代えて第3B図または第3C図に示すような
はね上げ状態報知回路を採用してもよい。
規制ソレノイド38とはね上げ状態報知回路52とを併
用し安全性向上を期しているが、上記はね上げ状態報知
回路52に代えて第3B図または第3C図に示すような
はね上げ状態報知回路を採用してもよい。
すなわち、第3B図に示すはね上げ状態報知回路5Bは
、IG電源にブレーキスイッチ58とはね上げ検出スイ
ッチ40′(第3A図に示すはね上げ検出スイッチ40
とは逆にはね上げ状態でOFFとなる)とシフトロック
ソレノイド60とが直列に接続されてなり、はね上げ検
出スイッチ40′がON(すなわち、ステアリングホイ
ール2oの回動位置が小角度範囲C内にあること)で、
かつ、フットブレーキが踏まれてブレーキスイッチ58
がONとなったときのみシフトロックソレノイド6oが
ONになり、シフトレバ−をパーキング位置から他の位
置にシフトすることができるようになっている。
、IG電源にブレーキスイッチ58とはね上げ検出スイ
ッチ40′(第3A図に示すはね上げ検出スイッチ40
とは逆にはね上げ状態でOFFとなる)とシフトロック
ソレノイド60とが直列に接続されてなり、はね上げ検
出スイッチ40′がON(すなわち、ステアリングホイ
ール2oの回動位置が小角度範囲C内にあること)で、
かつ、フットブレーキが踏まれてブレーキスイッチ58
がONとなったときのみシフトロックソレノイド6oが
ONになり、シフトレバ−をパーキング位置から他の位
置にシフトすることができるようになっている。
このはね上げ状態報知回路56は、ステアリングホイー
ル20がはね上げ状態にあるとき、これを乗員の視覚に
訴えて注意を喚起するのに代えて、シフトレバ−がロッ
クすることをもって注意を喚起するとともにはね上げ状
態での車両走行を不能とするようにしたものである。
ル20がはね上げ状態にあるとき、これを乗員の視覚に
訴えて注意を喚起するのに代えて、シフトレバ−がロッ
クすることをもって注意を喚起するとともにはね上げ状
態での車両走行を不能とするようにしたものである。
第3C図に示すはね上げ状態報知回路62は、第3A図
に示すはね上げ状態報知回路52に対してそのワーニン
グランプ54と並列にリレー64を付加し、バッテリ電
源にこのリレー64とスタータスイッチ88とスタータ
モータ68とを直列に接続してなり、はね上げ検出スイ
ッチ40がONになるとワーニングランプ54の点灯お
よびリレー64の遮断を行い、これによりスタータスイ
ッチ6BをONにしてもスタータモータ68を始動させ
ないようになっている。
に示すはね上げ状態報知回路52に対してそのワーニン
グランプ54と並列にリレー64を付加し、バッテリ電
源にこのリレー64とスタータスイッチ88とスタータ
モータ68とを直列に接続してなり、はね上げ検出スイ
ッチ40がONになるとワーニングランプ54の点灯お
よびリレー64の遮断を行い、これによりスタータスイ
ッチ6BをONにしてもスタータモータ68を始動させ
ないようになっている。
すなわち、このはね上げ状態報知回路62は、ランプ点
灯およびエンジン不始動をもって乗員への報知を行うよ
うになっている。
灯およびエンジン不始動をもって乗員への報知を行うよ
うになっている。
第4Aおよび4B図は、本発明に係る自動車のステアリ
ング装置の他の実施例を示す側面図である。
ング装置の他の実施例を示す側面図である。
本実施例は、そのチルト機構2B’における係合位置規
制手段として、上記実施例のチルト規制ソレノイド38
に代えてチルト規制ソレノイド38′ およびチルト規
制レバー70を採用したものであって、これに伴いチル
ト機構26の構成を一部変更したものである。
制手段として、上記実施例のチルト規制ソレノイド38
に代えてチルト規制ソレノイド38′ およびチルト規
制レバー70を採用したものであって、これに伴いチル
ト機構26の構成を一部変更したものである。
すなわち、チルト規制レバー7oは、チルトブラケット
i4の側面部に回動可能に支持されており、チルト規制
ソレノイド38′がONで第4B図に示す位置に保持さ
れ、一方、チルト規制ソレノイド38′がOFFになり
そのロッド38a′が突出すると第4A図に示す位置ま
で下方に回動するようになっている。このチルト規制レ
バー7oの下端面先端部近傍には略コ字形の切欠き部7
0aが形成されている。一方、係合レバー34′の先端
部にはストッパビン34b′が設けられており、上記チ
ルト規制レバー70が下方回動位置にあるときには、係
合レバー34′ の歯34a′ と固定歯部材30′の
崗30a′ との噛み合いは、上記ストッパピン34b
′が切欠き部70aの前後壁のいずれかに当接する間の
所定範囲内においてのみ可能とされている。この所定範
囲は、ステアリングホイール20の回動調節可能な角度
範囲に置き換えると第1図に示す小角度範囲Cに対応す
るようになっている。一方、上記チルト規制レバー70
が上方回動状態にあるときには、第1図に示す大角度範
囲Bにおけるステアリングホイール20の回動調節が可
能とされている。
i4の側面部に回動可能に支持されており、チルト規制
ソレノイド38′がONで第4B図に示す位置に保持さ
れ、一方、チルト規制ソレノイド38′がOFFになり
そのロッド38a′が突出すると第4A図に示す位置ま
で下方に回動するようになっている。このチルト規制レ
バー7oの下端面先端部近傍には略コ字形の切欠き部7
0aが形成されている。一方、係合レバー34′の先端
部にはストッパビン34b′が設けられており、上記チ
ルト規制レバー70が下方回動位置にあるときには、係
合レバー34′ の歯34a′ と固定歯部材30′の
崗30a′ との噛み合いは、上記ストッパピン34b
′が切欠き部70aの前後壁のいずれかに当接する間の
所定範囲内においてのみ可能とされている。この所定範
囲は、ステアリングホイール20の回動調節可能な角度
範囲に置き換えると第1図に示す小角度範囲Cに対応す
るようになっている。一方、上記チルト規制レバー70
が上方回動状態にあるときには、第1図に示す大角度範
囲Bにおけるステアリングホイール20の回動調節が可
能とされている。
本実施例においては、チルト規制レバー70を用いて回
動調節可能範囲の切換えが行われるようになっているの
で、固定歯部材30′の歯30a′ に段部を設けるこ
とは不要であり、このため、段部形成はなされていない
。なお、ブラケット32′ には係合レバー34の垂れ
下がりを防止するための垂下防止片32a′が形成され
ている。
動調節可能範囲の切換えが行われるようになっているの
で、固定歯部材30′の歯30a′ に段部を設けるこ
とは不要であり、このため、段部形成はなされていない
。なお、ブラケット32′ には係合レバー34の垂れ
下がりを防止するための垂下防止片32a′が形成され
ている。
また、本実施例においては、チルトロックスイッチ36
′がステアリングコラム16の可動部分18M側に設け
られており、操作レバー28′ もこの可動部分18
Mと共に回動するようになっている。そして、操作レバ
ー28′を可動部分16Mに対して時計まわりに相対回
動させると該操作レバー28′ に形成された突起部2
80′ とチルトロックスイッチ36′ との当接が解
除されてチルトロックスイッチ36′からON信号が出
力されるようになっている。
′がステアリングコラム16の可動部分18M側に設け
られており、操作レバー28′ もこの可動部分18
Mと共に回動するようになっている。そして、操作レバ
ー28′を可動部分16Mに対して時計まわりに相対回
動させると該操作レバー28′ に形成された突起部2
80′ とチルトロックスイッチ36′ との当接が解
除されてチルトロックスイッチ36′からON信号が出
力されるようになっている。
本実施例におけるチルト規制ソレノイド38′の作動条
件は上記実施例と全く同様であり、また、はね上げ検出
スイッチ40の作用についても全く同様である。したが
って、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる
。
件は上記実施例と全く同様であり、また、はね上げ検出
スイッチ40の作用についても全く同様である。したが
って、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる
。
第1図は、本発明に係る自動車のステアリング装置の一
実施例を示す側面図、 第2Aおよび2B図は、上記実施−1のチルト機構を詳
細に示す側面図、 第3A図は、上記実施例のはね上げ状態報知回路を示す
回路図、 第3Bおよび3C図は、はね上げ状態報知回路の変形例
を示す回路図、 第4Aおよび4B図は、本発明に係る自動車のステアリ
ング装置の他の実施例を示す第2Aおよび2B図と同様
の図である。 14・・・ステアリングブラケット 16・・・ステアリングコラム 16M・・・可動部分 20・・・ステアリングホイール 22・・・エアバッグ 24・・・エアバッグユニット 28 2B’・・・チルト機構 28、28’・・・操作レバー 30、30’・・・固定歯部材(車体側係合部材)34
、34’・・・係合レバー (ステアリングホイール側係合部材) 38、38’・・・チルト規制ソレノイド(係合位置規
制手段) 40・・・はね上げ検出スイッチ 52、56.82・・・はね上げ状態報知回路(報知手
段)70・・・チルト規制レバー(係合位置規制手段)
第 3A図 第38図 第3C図
実施例を示す側面図、 第2Aおよび2B図は、上記実施−1のチルト機構を詳
細に示す側面図、 第3A図は、上記実施例のはね上げ状態報知回路を示す
回路図、 第3Bおよび3C図は、はね上げ状態報知回路の変形例
を示す回路図、 第4Aおよび4B図は、本発明に係る自動車のステアリ
ング装置の他の実施例を示す第2Aおよび2B図と同様
の図である。 14・・・ステアリングブラケット 16・・・ステアリングコラム 16M・・・可動部分 20・・・ステアリングホイール 22・・・エアバッグ 24・・・エアバッグユニット 28 2B’・・・チルト機構 28、28’・・・操作レバー 30、30’・・・固定歯部材(車体側係合部材)34
、34’・・・係合レバー (ステアリングホイール側係合部材) 38、38’・・・チルト規制ソレノイド(係合位置規
制手段) 40・・・はね上げ検出スイッチ 52、56.82・・・はね上げ状態報知回路(報知手
段)70・・・チルト規制レバー(係合位置規制手段)
第 3A図 第38図 第3C図
Claims (3)
- (1)ステアリングホィールを上下に回動調節するため
のチルト機構を備えた自動車のステアリング装置におい
て、 前記チルト機構は、前記回動調節の可能な角度範囲が、
所定の小角度範囲とこの小角度範囲を含む大角度範囲と
の2段階に設定されてなり、かつ、前記チルト機構には
、前記ステアリングホィールの回動位置を、車両走行中
は前記小角度範囲内に制限する規制手段が設けられてい
ることを特徴とする自動車のステアリング装置。 - (2)前記チルト機構は、互いに係合可能なステアリン
グホィール側係合部材と車体側係合部材とを備え、これ
ら両係合部材の係合位置が前記ステアリングホィールの
回動位置と一義的に対応するように構成されるとともに
、これら両係合部材の係合により前記ステアリングホィ
ールを所望の回動位置に保持するように構成され、 前記規制手段は、前記両係合部材の係合位置を所定範囲
内に制限する係合位置規制手段からなることを特徴とす
る請求項1記載の自動車のステアリング装置。 - (3)前記規制手段は、前記ステアリングホィールの回
動位置が前記小角度範囲を越えたとき、この越えた事実
を乗員に報知する報知手段からなることを特徴とする請
求項1記載の自動車のステアリング装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267663A JPH03128763A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動車のステアリング装置 |
US07/596,284 US5088766A (en) | 1989-10-13 | 1990-10-12 | Steering system for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267663A JPH03128763A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動車のステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128763A true JPH03128763A (ja) | 1991-05-31 |
Family
ID=17447808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1267663A Pending JPH03128763A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動車のステアリング装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5088766A (ja) |
JP (1) | JPH03128763A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007261324A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
JP2012011800A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Kubota Corp | 作業車の操向操作装置 |
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FR2687628B1 (fr) * | 1992-02-24 | 1997-06-13 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Ensemble de colonne de direction reglable en position pour vehicule automobile. |
US5305699A (en) * | 1992-12-29 | 1994-04-26 | Fwu Tien Industry Co., Ltd. | Portable seeder having a two section turning plate |
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US7090250B2 (en) * | 2002-09-25 | 2006-08-15 | Fuji Kiko Co., Ltd. | Steering system with tilt control |
US7438320B2 (en) * | 2003-12-16 | 2008-10-21 | Nsk Ltd. | Steering column for motor vehicle |
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SE537153C2 (sv) * | 2012-02-22 | 2015-02-17 | Fuji Autotech Ab | Arrangemang för en rattstång i ett fordon |
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-
1989
- 1989-10-13 JP JP1267663A patent/JPH03128763A/ja active Pending
-
1990
- 1990-10-12 US US07/596,284 patent/US5088766A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5088766A (en) | 1992-02-18 |
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