JP3038260B2 - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

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JP3038260B2
JP3038260B2 JP3215199A JP21519991A JP3038260B2 JP 3038260 B2 JP3038260 B2 JP 3038260B2 JP 3215199 A JP3215199 A JP 3215199A JP 21519991 A JP21519991 A JP 21519991A JP 3038260 B2 JP3038260 B2 JP 3038260B2
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瀬 隆 久 古
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車を運転する際
に、運転者をシートに拘束しておくのに利用されるシー
トベルト装置に関し、特にシートベルトを降車時に自動
的に解除するシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は自動車を運転する際に、乗員をシ
ートに拘束しておくのに利用されるシートベルト装置を
例示するものである。
【0003】図示するシートベルト装置50は、シート
60の右側後方においてフロアパネル61に固定し、ウ
ェビング51の一端側を巻き取るリトラクタ52と、シ
ート60の右側上方においてルーフパネル(ピラー)に
固定し、ウェビング51の中央部分を移動可能に支持し
たショルダーアンカー53と、シート60の左側におい
てフロアパネル61に固定し、ウェビング51の中央部
分を移動可能に支持したタング54を装着するバックル
55と、シート60の右側においてフロアパネル61に
固定し、ウェビング51の他端側を係止したフロアアン
カー56とから構成されている。
【0004】このような構造をなすシートベルト装置5
0において、乗員がシート60に着座した状態で、タン
グ54を引っ張ることによりウェビング51をリトラク
タ52から引き出したうえで、乗員がタング54をバッ
クル55に装着する。
【0005】これにより、ショルダーアンカー53から
タング54までのウェビング51で運転者の胸部分を拘
束し、タング54からフロアアンカー56までのウェビ
ング51で乗員の腰部分を拘束することによって乗員を
シート60に拘束する。
【0006】また、リトラクタ52には車体に対する大
きな衝撃によりウェビング51をロックの状態として引
き出せないようにするテンションリデュース機構が内蔵
されており、万が一、車両に大きな衝撃が加わった際
に、ウェビング51をロックさせて乗員がシート60か
ら離れないようにしている。
【0007】そしてまた、降車する際には、乗員がタン
グ54をバックル55から取り外すことによりウェビン
グ51による拘束を中止してシートベルト解除を行なう
ようにしている。
【0008】しかし、上記した従来のシートベルト装置
50では、降車する際に、乗員がタング54をバックル
55から取り外さなければシートベルト解除を行なえな
い構造になっており、オートドライビングポジションシ
ステムを装備した車両の場合、運転者が降車を行なう動
作をするとステアリングホイールが自動的にチルトアッ
プするとともにシートが最後位置まで自動的に移動して
降車しやすい状態とする退避動作が設定されているにも
かかわらず、ウェビング51は運転者を拘束した状態の
ままでシートベルト解除がなされないため、特に夜間で
は容易に確認がし難い位置にあるタング54をバックル
55から取り外さなければならない煩雑さがあるという
欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、シートベルト解除を乗員が行なうようにすると、降
車する際に面倒なものとなる点である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるシート
ベルト装置では、ドアが開状態か否かを検出して検出信
号を転送するドア開閉検出手段と、イグニションキース
イッチがキーシリンダに差し込まれているか否かを検出
して検出信号を転送するキー差し込み検出手段と、イグ
ニションキースイッチがアクセサリー位置にあるか否か
を検出して検出信号を転送するアクセサリー検出手段
と、イグニションキースイッチがイグニションオンの位
置にあるか否かを検出して検出信号を転送するイグニシ
ョン検出手段と、所定の電流の供給によりシートベルト
のロックを解除するシートベルトロック解除手段と、ド
ア開閉検出手段、キー差し込み検出手段、アクセサリー
検出手段およびイグニション検出手段の検出状態を判別
し、少なくとも予め定められ た第1,第2,第3の状態
を判別して第1,第2,第3の状態信号を発生し、第
1,第2,第3の状態信号のいずれか1つの状態信号が
判別されると、他の2つの状態信号をリセットする第1
の判別手段と、第1の判別手段で判別された1つの状態
信号に基づいて、1つの状態信号が判別された後のドア
開閉検出手段の検出状態とキー差し込み検出手段の検出
状態とアクセサリー検出手段の検出状態とイグニション
検出手段の検出状態を各検出手段の1つの状態信号が判
別された際の検出状態と比較して両者の差異を判別し、
予め定められた検出手段の検出状態に変化があると、シ
ートベルトロック解除手段をロック解除作動させる第2
の判別手段を内蔵したコントローラを備えている構成と
したことを特徴としており、ドア開閉検出手段、キー差
し込み検出手段、アクセサリー検出手段、イグニション
検出手段の状態に変化があった際にのみシートベルトの
解除をすることによって、誤作動を起こすことなく確実
な作動を行って、運転者が降車を行う状態になった際で
のタングのバックルからの取り外しを不要にするという
目的を実現した。
【0011】
【発明の作用】この発明に係わるシートベルト装置にお
いて、コントローラは、第1の判別手段により、ドア開
閉検出手段、キー差し込み検出手段、アクセサリー検出
手段およびイグニション検出手段の検出状態が判別さ
れ、少なくとも予め定められた第1,第2,第3の状態
が判別されて第1,第2,第3の状態信号が発生され、
第1,第2,第3の状態信号のいずれか1つの状態信号
が判別されると、他の2つの状態信号がリセットされ
る。そして、第2の判別手段により、第1の判別手段で
判別された1つの状態信号に基づいて、1つの状態信号
が判別された後のドア開閉検出手段の検出状態とキー差
し込み検出手段の検出状態とアクセサリー検出手段の検
出状態とイグニション検出手段の検出状態を各検出手段
の1つの状態信号が判別された際の検出状態とが比較さ
れて両者の差異が判別され、予め定められた検出手段の
検出状態に変化があると、シートベルトロック解除手段
をロック解除作動させる。それ故、運転者が降車を行う
状態になった際に、乗員がタングをバックルから取り外
すことによってシートベルト解除を行なうものと比べ
て、 タングのバックルからの取り外しを行なう必要がな
くなるとともに、ドア開閉検出手段、キー差し込み検出
手段、アクセサリー検出手段、イグニション検出手段の
状態に変化があった際にのみ、シートベルトの解除が行
われるため、誤作動を起こすことなく確実な解除動作が
行われる。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるシートベルト装置の一
実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0013】すなわち、図示するシートベルト装置1
は、図1に示すブロックダイアフラムにおいて、ドア開
閉検出手段2、キー差し込み検出手段3と、アクセサ
リー検出手段4と、イグニション検出手段5と、シート
ベルトロック解除手段6と、ロック解除機構7fを内蔵
したコントローラ7とから主として構成されている。
【0014】前記ドア開閉検出手段2は図3に示すドア
Dと車体のドア用開口部分とのあいだに組付けたスイッ
チであって、図2に示すように、一方側の固定接点2a
がアースに接続してあるとともに他方側の固定接点2b
がコントローラ7に備えたドア情報入力端子7aに接続
してあり、常開可動接点2cを有する。
【0015】そして、ドアDが開いていないすなわちド
アDが閉まっている際にスイッチオフとなり、ドアDが
開いている際にスイッチオンとなって検出信号を転送す
ることによりコントローラ7の前記ドア情報入力端子7
aの電位をローレベルとし、ドアDが開状態であること
をスイッチオンにより検出する。
【0016】前記キー差し込み検出手段3は図3に示す
ステアリング70のコラム70aに設けたイグニション
キー用キーシリンダー71に組付けたスイッチであっ
て、図2に示すように、一方側の固定接点3aがアース
に接続してあるとともに他方側の固定接点3bがコント
ローラ7に備えたキー差し込み情報入力端子7bに接続
してあり、常開可動接点3cを有する。
【0017】ここで、イグニションキー用キーシリンダ
ー71はイグニションキー72を差し込んだ状態で回動
させることにより切換えを行なう公知のロータリースイ
ッチであり、イグニションキー72をアクセサリー位置
(ACC)とイグニションオン位置(ON)とスタート
位置(START)に切換えるようになっている。
【0018】そして、キー差し込み検出手段3はキーシ
リンダー71にイグニションキー72が差し込まれてい
る際にスイッチオンとなって検出信号を転送することに
よりコントローラ7の前記キー差し込み情報入力端子7
bの電位をローレベルとし、キーシリンダー71にイグ
ニションキー72が差し込まれていない際にスイッチオ
フとすることによってイグニションキー72がキーシリ
ンダ71に差し込まれていることをスイッチオンにより
検出する。
【0019】前記アクセサリー検出手段4は、イグニシ
ョンキー用キーシリンダー71に組付けたスイッチであ
り、コントローラ7に備えたアクセサリー情報入力端子
7cに接続してあって、イグニションキー72がアクセ
サリー位置(ACC)にある際にスイッチオンとなって
検出信号を転送することによりコントローラ7の前記ア
クセサリー情報入力端子7cの電位をローレベルとし、
イグニションキー72がアクセサリー位置(ACC)に
ない際にスイッチオフとすることによってイグニション
キー72がアクセサリー位置にあることをスイッチオン
で検出する。
【0020】前記イグニション検出手段5は、前記アク
セサリー検出手段4と同様にイグニションキー用キーシ
リンダー71に組付けたスイッチであり、コントローラ
7に備えたイグニション情報入力端子7dに接続してあ
って、イグニションキー72がイグニションオン位置
(ON)にある際にスイッチオンとなって検出信号を転
送することによってコントローラ7の前記イグニション
情報入力端子7dの電位をローレベルとし、イグニショ
ンキー72がイグニションオン位置(ON)にない際に
スイッチオフとすることによってイグニションキー72
がイグニションオン位置(ON)にあることをスイッチ
オンで検出する。
【0021】一方、シートベルト解除手段6には、アク
チュエータモータ6aが備えてあり、このアクチュエー
タモータ6aの出力軸6a1が図6に示したものと同様
のバックル8に連結してあって、このバックル8はタン
グ54(図6参照)を装着した状態で出力軸6a1から
の動力により解除作動してタング54を取り外すように
なっている。
【0022】また、図2に示すように、前記アクチュエ
ータモータ6aの一方側のブラシ端子6a2がアースに
接続してあるとともに他方側のブラシ端子6a3がコン
トローラ7に備えた出力端子7eに接続してあり、コン
トローラ7の出力端子7eから所定の電流が出力された
際にアクチュエータ6aの出力軸6a1が回転して前記
バックル8を解除作動させる。
【0023】加えて、コントローラ7には、前記各検出
手段2,3,4,からの検出信号を所定のルーチンで
記憶し、前回に記憶した検出信号の組合わせ状態(前回
の状態)を今回検出した各検出手段2,3,4,5から
の検出信号の組合わせ状態(今回の状態)と比較してそ
の比較結果に基づいて出力端子7eから作動トリガを出
力するように論理を構成したロック解除機構7fが内蔵
してあり、このロック解除機構7fは図4に示すロジッ
ク図に基づいて図5に示すプログラムで作動する。
【0024】すなわち、図4に示すロジック図におい
て、ドア開閉検出手段2の検出信号がオン(オフ)でキ
ー差し込み検出手段3の検出信号がオンでアクセサリー
検出手段4の検出信号がオフでイグニション検出手段5
の検出信号がオフである「X」状態のロジックが成立し
ている際に、キー差し込み検出手段3の検出信号が前回
の検出信号オンからオフ(今回の検出信号)に切換わっ
たとき、コントローラ7の出力端子7eから所定の電流
(作動トリガ)が出力し、ドア開閉検出手段2の検出信
号がオフでキー差し込み検出手段3の検出信号がオンで
アクセサリー検出手段4の検出信号がオフでイグニショ
ン検出手段5の検出信号がオフである「Y」状態のロジ
ックが成立している際に、ドア開閉検出手段2の検出信
号が前回の検出信号オフからオン(今回の検出信号)に
切換わったとき、コントローラ7の出力端子7eから
定の電流(作動トリガ)が出力し、ドア開閉検出手段2
の検出信号がオンでキー差し込み検出手段3の検出信号
がオンでアクセサリー検出手段4の検出信号がオンでイ
グニション検出手段5の検出信号がオフである「Z」状
態のロジックが成立している際に、アクセサリー検出手
段4の検出信号が前回の検出信号オンからオフ(今回の
検出信号)に切換わったとき、コントローラ7の出力端
子7eから所定の電流(作動トリガ)が出力するように
なっている。
【0025】このような構造を有するシートベルト装置
1において、乗員がシート60に着座してタング54
(図6に対応)を引っ張ることによりウェビング51
(図6に対応)をリトラクタ52(図6に対応)から引
き出したうえで、タング54をバックル8に装着し、イ
グニションキー用キーシリンダー71にイグニションキ
ー72を差し込んだ状態でイグニションキー72をアク
セサリー位置(ACC)イグニションオン位置(O
N)スタート位置(START)に切換えることによ
ってエンジンを始動させてから車両を走行させる。
【0026】この時、コントローラ7は図5に示すプロ
グラムを実行しており、このプログラムにおいて各検出
手段2,3,4,5の検出信号オフを状態記号「0」と
し、各検出手段2,3,4,5の検出信号オンを状態記
号「1」としている。
【0027】最初のステップ200において現在の各検
出信号の組合わせを「A」状態として初期セッティング
を行ない、ステップ201においてシートベルト解除フ
ラグ(解除設定フラグ)がセットされているか否かを判
別する。
【0028】ステップ201においてシートベルト解除
フラグ(解除設定フラグ)がセットされていない(YE
S)と判別されたときはステップ202においてコント
ローラ7の出力端子7eから所定の電流(作動トリガ)
を出力させず、ステップ203において各検出信号の組
合わせ「A」が0111すなわちドア開閉検出手段2の
検出信号がオフでキー差し込み検出手段3の検出信号が
オンでアクセサリー検出手段4の検出信号がオンでイグ
ニション検出手段5の検出信号がオンである状態である
か否かを判別し、各検出信号の組合わせ「A」が011
1である(YES)と判別されたときはステップ204
においてシートベルト解除フラグ(解除設定フラグ)を
セットしてステップ200に復帰し、各検出信号の組合
わせ「A」が0111でない(NO)と判別されたとき
はステップ200に復帰する。
【0029】すなわち、各検出信号の組合わせ「A」が
0111であることにより、車両が走行していると判別
し、シートベルト解除用のフラグをセットして車両の停
止に対しての準備をする。
【0030】ステップ205,ステップ206,ステッ
プ207において各ロジック「Z」,「X」,「Y」が
成立しているか否かを判別し、ステップ208,ステッ
プ209,ステップ210において現在の状態「A」が
どの組合わせになっているか否かを判別して最初のステ
ップ200からステップ210までのルーチンを繰り返
えす。
【0031】そこで、ステップ208において各検出信
号の組合わせ「A」が1100すなわちドア開閉検出手
段2の検出信号がオンでキー差し込み検出手段3の検出
信号がオンでアクセサリー検出手段4の検出信号がオフ
でイグニション検出手段5の検出信号がオフである状態
となった(YES)ときには、ステップ211において
「X」状態としてセットし、ステップ212においてス
テップ211でセットした以外の「Y」状態,「Z」状
態をリセットしてステップ200に復帰する。
【0032】ステップ200,ステップ201,ステッ
プ205を介してステップ206において「X」状態が
セットされていることから、ステップ213において前
回の状態「X」1100が今回の状態1000になった
か否かすなわちキー差し込み検出手段3の検出信号のみ
がオンからオフに切換わったか否かを判別し、キー差し
込み検出手段3の検出信号のみがオンからオフに切換わ
った(YES)と判別されたときはステップ214にお
いてコントローラ7の出力端子7eから所定の電流(作
動トリガ)を出力させる。
【0033】コントローラ7の出力端子7eから所定の
電流(作動トリガ)が出力することによってシートベル
ト解除手段6のアクチュエータ6aの出力軸6a1が回
転し、バックル8を解除作動させてタング54をバック
ル8から外す。
【0034】すなわち、ステップ208,211,21
2,200,201,205,206,213,214
により各検出信号の組合わせ「A」が0111であって
車両が走行している状態から、「X」状態(前回の状
態)となった後に、今回の状態がキー差し込み検出手段
3の検出信号のみがオンからオフに切換わったことによ
り車両が停止して乗員が降車するであろうと判別してタ
ング54をバックル8から自動的に外す。
【0035】ステップ213において前回の状態「X」
1100が今回の状態1000になっていない(NO)
と判別されたときはステップ208に移行する。
【0036】そして、ステップ214からステップ21
5に移行してシートベルト解除フラグ(解除設定フラ
グ)をリセットし、ステップ200に復帰する。
【0037】また、ステップ209において各検出信号
の組合わせ「A」が0100すなわちドア開閉検出手段
2の検出信号がオフでキー差し込み検出手段3の検出信
号がオンでアクセサリー検出手段4の検出信号がオフで
イグニション検出手段5の検出信号がオフである状態と
なった(YES)ときに、ステップ216において
「Y」状態としてセットし、ステップ217においてス
テップ216でセットした以外の「X」状態,「Z」状
態をリセットしてステップ200に復帰する。
【0038】ステップ200,ステップ201,ステッ
プ205,ステップ206を介してステップ207にお
いて「Y」状態がセットされていることから、ステップ
218において前回の状態「Y」0100が今回の状態
1100になったか否かすなわちドア開閉検出手段2の
検出信号のみがオフからオンに切換わったか否かを判別
し、ドア開閉検出手段2の検出信号のみがオフからオン
に切換わった(YES)と判別されたときはステップ2
14においてコントローラ7の出力端子7eから所定の
電流(作動トリガ)を出力させ、前記と同様にしてシー
トベルト解除手段6のアクチュエータ6aの出力軸6a
1が回転し、バックル8を解除作動させてタング54を
バックル8から外し、ステップ215においてシートベ
ルト解除フラグ(解除設定フラグ)をリセットしてステ
ップ200に復帰する。
【0039】すなわち、各検出信号の組合わせ「A」が
0111であって車両が走行している状態から、「Y」
状態(前回の状態)となった後に、今回の状態がドア開
閉検出手段2の検出信号のみがオフからオンに切換わっ
たことにより車両が停止して乗員が降車するであろうと
判別してタング54をバックル8から自動的に外す。
【0040】また、ステップ218において今回の状態
「A」が1100になっていない(NO)と判別された
ときはステップ219において今回の状態「A」が00
00になっているか否かすなわちキー差し込み検出手段
3の検出信号がオンからオフに切換わったか否かを判別
し、キー差し込み検出手段3の検出信号がオンからオフ
に切換わった(YES)と判別されたときはステップ2
14においてコントローラ7の出力端子7eから所定の
電流(作動トリガ)を出力させ、前記と同様にしてシー
トベルト解除手段6のアクチュエータ6aの出力軸6a
1が回転し、バックル8を解除作動させてタング54を
バックル8から外し、ステップ215においてシートベ
ルト解除フラグ(解除設定フラグ)をリセットしてステ
ップ200に復帰する。
【0041】ステップ219において今回の状態「A」
が0000になっていない(NO)と判別されたときは
ステップ208に移行する。
【0042】そしてまた、ステップ210において各検
出信号の組合わせ「A」が1110すなわちドア開閉検
出手段2の検出信号がオンでキー差し込み検出手段3の
検出信号がオンでアクセサリー検出手段4の検出信号が
オンでイグニション検出手段5の検出信号がオフである
状態となった(YES)ときに、ステップ220におい
て「Z」状態としてセットし、ステップ221において
ステップ220でセットした以外の「X」状態,「Y」
状態をリセットしてステップ200に復帰する。
【0043】ステップ200,ステップ201を介して
ステップ205において「Z」状態がセットされている
ことから、ステップ222において前回の状態「Z」1
110が今回の状態1100になったか否かすなわちア
クセサリー検出手段4の検出信号のみがオンからオフに
切換わったか否かを判別し、アクセサリー検出手段4の
検出信号のみがオンからオフに切換わった(YES)と
判別されたときはステップ214においてコントローラ
7の出力端子7eから所定の電流(作動トリガ)を出力
させ、前記と同様にしてシートベルト解除手段6のアク
チュエータ6aの出力軸6a1が回転し、バックル8を
解除作動させてタング54をバックル8から外し、ステ
ップ215においてシートベルト解除フラグ(解除設定
フラグ)をリセットしてステップ200に復帰する。
【0044】すなわち、各検出信号の組合わせ「A」が
0111であって車両が走行している状態から、「Z」
状態(前回の状態)となった後に、今回の状態がアクセ
サリー検出手段4の検出信号のみがオンからオフに切換
わったことにより車両が停止して乗員が降車するであろ
うと判別してタング54をバックル8から自動的に外
す。
【0045】ステップ222において前回の状態「Z」
1110が今回の状態1100になっていない(NO)
と判別されたときにステップ208に移行する。
【0046】なお、この発明の一実施例に示した各検出
手段2,3,4,5は特開平2−145790に記載さ
れたオートドライビングポジション装置において、前述
したロジックと同様にして乗員が降車する状態を検出し
た際に、シート60,ステアリング70を最後位置,最
上位置に退避移動させるための検出手段として用いられ
ているため、このシートベルト装置1を前記オートドラ
イビングポジション装置に組み入れることによって前記
退避移動の際にシートベルト解除も同時に行える。
【0047】
【発明の効果】この発明に係わるシートベルト装置によ
れば、コントローラは、第1の判別手段により、ドア開
閉検出手段、キー差し込み検出手段、アクセサリー検出
手段およびイグニション検出手段の検出状態が判別さ
れ、少なくとも予め定められた第1,第2,第3の状態
が判別されて第1,第2,第3の状態信号が発生され、
第1,第2,第3の状態信号のいずれか1つの状態信号
が判別されると、他の2つの状態信号がリセットされ
る。そして、第2の判別手段により、第1の判別手段で
判別された1つの状態信号に基づいて、1つの状態信号
が判別された後のドア開閉検出手段の検出状態とキー差
し込み検出手段の検出状態とアクセサリー検出手段の検
出状態とイグニション検出手段の検出状態を各検出手段
の1つの状態信号が判別された際の検出状態とが比較さ
れて両者の差異が判別され、予め定められた検出手段の
検出状態に変化があると、シートベルトロック解除手段
をロック解除作動させる。それ故、運転者が降車を行う
状態になった際に、乗員がタングをバックルから取り外
すことによってシートベルト解除を行なうものと比べ
て、タングのバックルからの取り外しを行なう必要がな
くなるとともに、ドア開閉検出手段、キー差し込み検出
手段、アクセサリー検出手段、イグニション検出手段の
状態に変化があった際にのみ、シートベルトの解除が行
われるため、誤作動を起こすことなく確実な解除動作を
行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるシートベルト装置のブロック
ダイヤフラムである。
【図2】図1に示したシートベルト装置の具体的回路構
成図である。
【図3】図1に示したシートベルト装置の外観図であ
る。
【図4】図1に示したシートベルト装置の動作において
のロジック図である。
【図5】図1に示したシートベルト装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】従来のシートベルト装置の外観図である。
【符号の説明】
1 シートベルト装置 2 ドア開閉検出手段 3 キー差し込み検出手段 4 アクセサリー検出手段 5 イグニション検出手段 6 シートベルトロック解除手段 7 コントローラ7b 第1の判別手段、第2の判別手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアが開状態か否かを検出して検出信号
    を転送するドア開閉検出手段と、イグニションキースイッチがキーシリンダに差し込まれ
    ているか否かを検出して検出信号を転送するキー差し込
    み検出手段と、 前記イグニションキースイッチがアクセサリー位置にあ
    るか否かを検出して検出信号を転送するアクセサリー検
    出手段と、 前記イグニションキースイッチがイグニションオンの位
    置にあるか否かを検出して検出信号を転送するイグニシ
    ョン検出手段と、 所定の電流の供給によりシートベルトのロックを解除す
    るシートベルトロック解除手段と、 前記ドア開閉検出手段、前記キー差し込み検出手段、前
    記アクセサリー検出手段および前記イグニション検出手
    段の検出状態を判別し、少なくとも予め定められた第
    1,第2,第3の状態を判別して第1,第2,第3の状
    態信号を発生し、第1,第2,第3の状態信号のいずれ
    か1つの状態信号が判別されると、他の2つの状態信号
    をリセットする第1の判別手段と、該第1の判別手段で
    判別された前記1つの状態信号に基づいて、該1つの状
    態信号が判別された後のドア開閉検出手段の検出状態と
    キー差し込み検出手段の検出状態とアクセサリー検出手
    段の検出状態とイグニション検出手段の検出状態を各検
    出手段の前記1つの状態信号が判別された際の検出状態
    と比較して両者の差異を判別し、予め定められた検出手
    段の検出状態に変化があると、前記シートベルトロック
    解除手段をロック解除作動させる第2の判別手段を内蔵
    したコントローラを備えている ことを特徴とするシート
    ベルト装置。
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