JP2007261324A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行状態に応じてステアリングホイールの調節動作を禁止することにより、安全に配慮しつつ、運転者の利便性を向上する車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール12の位置を調節するモータ6の駆動を、走行中は禁止するよう構成された車両用操舵装置において、ステアリングホイール12の回転操作が行われないときには、禁止を解除するよう構成されているから、旋回走行中にはステアリングホイール12の位置調節ができず、安全性が確保される。一方、直進走行中にはステアリングホイール12の位置調節が可能となるので、運転者の利便性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、操舵部材の位置調節を可能とした操舵装置に関し、更には車両の走行状態に応じて操舵部材の調節動作を禁止するよう構成された車両用操舵装置に関する。
車両の操舵は、運転者による操舵部材の操作、一般的には、ステアリングホイールの回転操作を、ステアリングシャフトを介して舵取機構に伝え、該舵取機構を動作させて行われる。このような操舵を行わせる車両用操舵装置には、車室の内部に上下に傾斜支持されたステアリングコラムの上端に取付けたステアリングホイールの位置を、運転者の好み、体格、運転姿勢に合わせて調節可能としたものがある。このようなステアリングホイールの調節には、ステアリングコラムを伸縮させ、ステアリングホイールの位置を前後に移動させる調節(以下、テレスコ調節という)と、ステアリングコラムを揺動させ、ステアリングホイールの位置を上下に移動させる調節(以下、チルト調節という)とがある。そして運転者の操作に応じたアクチュエータの動作によりテレスコ調節及びチルト調節の一方又は両方を行わせるようにした車両用操舵装置も実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなテレスコ調節及びチルト調節を可能とした車両用操舵装置においては、車両の走行中に、運転者の誤操作又は作為によりステアリングホイールの調節動作が行われた場合、安全上好ましくない状況が生じる。そこで特許文献1の車両用操舵装置においては、車両の走行中に、ステアリングホイールのチルト調節動作を禁止し、安全上問題が生じないようにしてある。
特開平4−39164号公報
ところが、特許文献1の発明においては、車両の走行中は、常にステアリングホイールのチルト調節動作を禁止する構成となっているが、走行中にステアリングホイールの調節動作が行われたからといって、安全上好ましくない状況が常に生じるわけではない。つまり旋回走行中に運転者の誤操作又は作為によりステアリングホイールの調節動作が行われると、操舵に影響を及ぼすため、安全上好ましくない状況が生じるのである。一方、直進走行中にステアリングホイールの調節動作が行われても安全上の問題は殆どなく、これを禁止するのは、過度の安全対策となり、逆に運転者の利便性を損なうという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車両の走行状態に応じてステアリングホイールの調節動作を禁止することにより、安全に配慮しつつ、運転者の利便性を向上し得る車両用操舵装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る車両用操舵装置は、車両が走行中であるか否かを検出する走行検出手段と、前記車両の操舵部材の位置を調節するアクチュエータと、前記走行検出手段による検出結果が走行中であるとき前記アクチュエータの動作を禁止する禁止手段とを備える車両用操舵装置において、前記操舵部材の操作の有無を検出する操舵検出手段と、該操舵検出手段による操作無しの検出に応じて、前記禁止手段による禁止を解除する解除手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る車両用操舵装置は、前記操舵部材に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサを備え、該トルクセンサを前記操舵検出手段として用いてあることを特徴とする。
第3発明に係る車両用操舵装置は、前記操舵部材に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサと、該トルクセンサにより検出された操舵トルクに基づき操舵を補助する操舵補助用のモータと、該モータの回転を検出する回転センサと、前記モータの駆動電流を検出する電流センサとを備え、前記トルクセンサ、前記回転センサ又は電流センサの一又は複数を前記操舵検出手段として用いてあることを特徴とする。
第1発明によれば、操舵部材の位置を調節するアクチュエータの動作を、走行中は禁止するよう構成された車両用操舵装置において、操舵部材の操作が行われないときには、アクチュエータの動作の禁止を解除するよう構成されているから、旋回走行中には操舵部材の位置調節ができず、安全性が確保される。一方、直進走行中には操舵部材の位置調節が可能となるので、運転者の利便性を向上することができる。
第2発明によれば、トルクセンサを操舵検出手段として用いており、トルクセンサという安直な検出手段により操舵部材の操作の有無を精度良く検出することができる。
第3発明によれば、操舵補助用のモータを備えた車両用操舵装置において、モータの制御に必要なトルクセンサ、回転センサ又は電流センサの一又は複数を操舵検出手段として用いているから、専用のセンサの追加が不要である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る車両用操舵装置の構成を示す模式図である。
図中1は、ステアリングコラムであり、該ステアリングコラム1は、筒形をなすコラムハウジング11と、該コラムハウジング11の内部に回転自在に支持されたステアリングシャフト10とを備え、車体に固定されたアッパブラケット2及びロアブラケット3によりコラムハウジング11の中途部及び一側端部を夫々支えて、ロアブラケット3による支持側を前下方に向けた傾斜姿勢にて車室の内部に取付けられている。
コラムハウジング11の上部に突出するステアリングシャフト10の上端部には、ステアリングホイール12が、車室内部の運転者の前方に対面し、把持操作が可能なように嵌着固定されている。またコラムハウジング11の下部に突出するステアリングシャフト10の下端部は、車室の前方外部に配された舵取機構4の入力軸40に、軸心を交叉及び偏心させて対向させてあり、これらは両端に自在継手50,50を備える中間軸5を介して回転伝達可能に連結されている。
以上の構成により、操舵のために運転者がステアリングホイール12に操舵トルクを加えた場合、この操舵トルクが、ステアリングシャフト10及び中間軸5を介して舵取機構4の入力軸40に伝達され、該舵取機構4の動作により舵取りが行われる。
図1に示す車両用操舵装置は、コラムハウジング11の下端部近傍に操舵補助用のモータ13を備え、このモータ13よりも上位置のコラムハウジング11の内部にトルクセンサ14を備えており、ステアリングホイール12に加えられる操舵トルクをトルクセンサ14により検出し、この検出トルクに基づいて駆動制御される操舵補助用のモータ13の回転力をコラムハウジング11内部のステアリングシャフト10に伝え、前述の如く行われる操舵を補助する電動パワーステアリング装置として構成されている。
操舵補助用のモータ13には、公知のレゾルバ等を用いてなる回転センサ15が設けられている。この回転センサ15により検出された回転位置は、操舵補助用のモータ13の駆動制御に用いられる。更に操舵補助用のモータ13には、電流センサ16が設けてあり、電流センサ16により検出された駆動電流は、操舵補助用のモータ13を駆動制御するためのフィードバック信号として用いられている。
また図1に示す車両用操舵装置は、運転者により操作されるステアリングホイール12の位置を、運転姿勢に合わせて前後に変更すべく、ステアリングコラム1を軸長方向に伸縮させるテレスコ調節と、同じく運転姿勢に合わせて上下に変更すべく、ステアリングコラム1の傾斜角度を変更するチルト調節とを可能としてある。
ステアリングコラム1のコラムハウジング11は、適長に亘って内外に嵌め合わされた内筒11a及び外筒11bを備え、またコラムハウジング11の内部に支持されたステアリングシャフト10も同様の嵌合部を備えており、夫々の嵌合部はコラムハウジング11の軸長方向に嵌め合い長さ可変に構成されている。これらの嵌合部の嵌め合い長さを増減することにより、ステアリングコラム1は伸縮し、この伸縮に伴いステアリングシャフト10の上端部に固定されたステアリングホイール12が前後方向に位置調節(テレスコ調節)される。
一方、ロアブラケット3によるコラムハウジング11の下端部の支持は、ステアリングコラム1の軸長方向と直交し、左右方向に延びる支持ピン30を枢軸として揺動可能になされている。この揺動により、ステアリングコラム1の上端のステアリングホイール12が上下方向に位置調節(チルト調節)される。
図1に示す車両用操舵装置は、これらの調節動作をコラムハウジング11の中途に固定された単一のアクチュエータからの伝動により行わせることを目的として、本願出願人により特開2005−247020号公報に提案された構成を備えている。以下、この構成の概略について説明する。
テレスコ調節動作及びチルト調節動作用のアクチュエータとしてのモータ6は、コラムハウジング11のアッパブラケット2による支持部近傍に取付けてある。図2は、アッパブラケット2による支持部近傍の拡大図である。
コラムハウジング11の中途部を支持するアッパブラケット2は、車体に固定された固定板20と、該固定板20から下方に垂下された支持板21とを備えている。コラムハウジング11はこの支持板21により上下及び前後方向に移動可能に支持されている。
コラムハウジング11の外筒11bの下部には、モータ6が固定されており、このモータ6の出力端には、適長のウォーム61が一体形成されている。
またコラムハウジング11の外筒11bには、コラムハウジング11の径方向にチルト軸7が架設されており、チルト軸7は、軸回りに回転可能である。チルト軸7の下端部には、チルトクラッチ71が連設されており、チルトクラッチ71の上部には、ウォーム61に後側から噛合するウォームホイール72が、チルト軸7と同軸をなして付設されている。チルト軸7には、ねじ部が適長に亘って設けてあり、このねじ部は、アッパブラケット2の支持板21の前面に取付けられた円筒形の受け筒73に螺合させてある。受け筒73は、支持板21の前面に固設されたブラケットにより、前後方向への移動自在に支持されている。
一方コラムハウジング11には、内筒11aの中途からアッパブラケット2の支持板21までの間にコラムハウジング11の軸長方向に沿ってテレスコ軸8が架設されており、テレスコ軸8は、軸回りに回転可能である。テレスコ軸8には、ねじ部が適長に亘って設けてあり、このねじ部は、内筒11aの中途部に固設されたナット部材に螺合させてある。このように架設されたテレスコ軸8の中途部には、テレスコクラッチ81が介装されており、テレスコクラッチ81の一側には、ウォーム61に上側から噛合するウォームホイール82が、テレスコ軸8と同軸をなして付設されている。
このような構成により、モータ6が回転駆動された場合、このモータ6の回転が、これに一体形成されたウォーム61を介して、このウォーム61に後側及び上側から噛合するウォームホイール72,82に伝動され、これらウォームホイール72,82の回転が、夫々付設されたチルトクラッチ71又はテレスコクラッチ81の係合を条件としてチルト軸7又はテレスコ軸8に伝えられ、これらが夫々の軸回りに回転する。チルト軸7の回転に応じて外筒11bに径方向の移動力が加わり、ステアリングコラム1は支持ピン30を中心として上下方向に揺動し、これによりステアリングホイール12はチルト調節される。同様にテレスコ軸8の回転に応じて外筒11bに軸長方向の移動力が加わり、外筒11bは、アッパブラケット2の支持板21の前面に固設されたブラケットに設けられた前後方向の長孔をガイドとして、コラムハウジング11の軸長方向に移動し、これに伴いステアリングコラム1が伸縮して、これによりステアリングホイール12はテレスコ調節される。
このようなモータ6は、図1に示すように、位置調節制御部9から与えられる制御指令によって駆動される。位置調節制御部9には、チルトスイッチ17の操作に応じたチルト動作信号と、テレスコスイッチ18の操作に応じたテレスコ動作信号とが夫々与えられている。チルトスイッチ17には、ステアリングホイール12を上方に移動させるためのチルトアップ接点と、ステアリングホイール12を下方に移動させるためのチルトダウン接点との二つの接点が設けられており、チルトスイッチ17の操作に応じて接点が切り替えられ、チルトアップ信号SW1及びチルトダウン信号SW2が夫々位置調節制御部9に与えられる。テレスコスイッチ18についても同様である。
位置調節制御部9は、運転者がステアリングホイール12を上方又は下方に移動させるために行うチルトスイッチ17の操作に応じて、モータ6及びチルトクラッチ71に制御指令を発し、チルトクラッチ71を係合させると共にモータ6を正転又は逆転させるチルト調節動作を行う。これによりチルトスイッチ17の操作に応じてステアリングホイール12が上方又は下方に移動し、運転者の望む上下位置となる。
更に位置調節制御部9は、運転者がステアリングホイール12を前方又は後方に移動させるために行うテレスコスイッチ18の操作に応じて、モータ6及びテレスコクラッチ81に制御指令を発し、テレスコクラッチ81を係合させると共にモータ6を正転又は逆転させる公知のテレスコ調節動作を行う。これによりテレスコスイッチ18の操作に応じてステアリングホイール12が前方又は後方に移動し、運転者の望む前後位置となる。なお位置調節制御部9は、これらのチルト調節動作及びテレスコ調節動作を単独に実行し得ると共に、同時に実行することもできるように構成されている。
また位置調節制御部9には、走行検出手段として用いられる車速センサ19により検出される車速Vと、操舵検出手段として用いられるトルクセンサ14により検出される操舵トルクTとが夫々与えられ、位置調節制御部9は、これらの検出手段の検出結果に基づいて、以下に示す禁止制御動作を前述したチルト調節動作及びテレスコ調節動作の間の割り込み処理として実行する。
図3は、位置調節制御部9の禁止制御の処理手順を示すフローチャートである。位置調節制御部9は、車速センサ19により検出される車速Vを取込み(ステップS1)、トルクセンサ14により検出される操舵トルクTを取込む(ステップS2)。
次に、車速Vが0か否かを判定し(ステップS3)、車速Vが0である場合(ステップS3:YES)、ステップS6に進み、車速Vが0でない場合(ステップS3:NO)、操舵トルクTが所定値T0 以下であるか否かを判定する(ステップS4)。なおステップS4の判定に用いる所定値T0 は、ステアリングホイール12の回転操作に対して、一定の操舵トルクの範囲内では操舵補助力を発生させないよう設定されている不感帯の上限値より大きい適宜の値である。
操舵トルクTがT0 よりも大である場合(ステップS4:NO)、禁止フラグPを立てる(P=1:ステップS5)。一方、操舵トルクTが所定値T0 以下である場合(ステップS4:YES)、禁止フラグPをリセットする(P=0:ステップS6)。これら禁止制御の実行及び禁止制御の解除について、チルト調節動作を例にして、以下説明する。
図4は、位置調節制御部9のチルト調節制御の処理手順を示すフローチャートである。位置調節制御部9は、チルトスイッチ17により発せられるチルト動作信号であるチルトアップ信号SW1とチルトダウン信号SW2とを夫々取込む(ステップS11,12)。
次に、禁止フラグPが1か0かを判定し(ステップS13)、禁止フラグP=0である場合(ステップS13:YES)、ステップS14に進み、禁止フラグP=1である場合(ステップS13:NO)、モータ6の駆動を禁止し、チルト調節動作を行うことなく終了する。
ステップS14において、チルトアップ信号SW1の入力の有無を判定し、チルトアップ信号SW1の入力有りの場合(ステップS14:YES)、ステップS16に進み、チルトアップ信号SW1の入力無しの場合(ステップS14:NO)、ステップS15に進む。
ステップS15において、チルトダウン信号SW2の入力の有無を判定し、チルトダウン信号SW2の入力有りの場合(ステップS15:YES)、ステップS17に進み、チルトダウン信号SW2の入力無しの場合(ステップS15:NO)、チルト調節動作を行うことなく終了する。
ステップS16において、チルトアップ信号SW1の入力に応じてモータ6及びチルトクラッチ71に制御指令を発し、チルトクラッチ71を係合させると共にモータ6を正転させて、チルトアップ動作を行う(ステップS16)。一方、ステップS17において、チルトダウン信号SW2の入力に応じてモータ6及びチルトクラッチ71に制御指令を発し、チルトクラッチ71を係合させると共にモータ6を逆転させて、チルトダウン動作を行う(ステップS17)。
以上のように位置調節制御部9は、図3のステップS5において、禁止フラグPを立て、モータ6の駆動を禁止する禁止制御を実行し、チルト調節動作の実施を禁止する。また位置調節制御部9は、図3のステップS6において、禁止フラグPをリセットし、モータ6の駆動を禁止する禁止制御を解除し、チルト調節動作の実施を許可する。テレスコ調節動作についても同様であるため、説明は省略する。
このような禁止制御は、車速Vが0でなく、操舵トルクTがT0 よりも大である場合に実行される。これにより車両が走行中であり、ステアリングホイール12の回転操作がなされているときに、チルトスイッチ17及び/又はテレスコスイッチ18の操作が行われても、チルト調節及び/又はテレスコ調節ができなくなる。このように本発明に係る車両用操舵装置においては、チルト及びテレスコ調節用のモータ6の駆動を、走行中は禁止するよう構成され、ステアリングホイール12の回転操作が行われないときには、禁止を解除するよう構成されているから、旋回走行中にはステアリングホイール12の位置調節ができないこととなり、操舵に影響を及ぼし、安全上好ましくない状況を回避することができる。
一方、禁止制御の解除は、車速Vが0である場合、又は車速Vが0でなく、操舵トルクTがT0 以下である場合に行われる。これにより車両が停車しているときに、チルトスイッチ17及び/又はテレスコスイッチ18の操作が行われると、チルト調節及び/又はテレスコ調節が実施可能であると共に、車両が走行中であっても、ステアリングホイール12の回転操作が行われていないときにも、チルト調節及び/又はテレスコ調節が実施可能である。従って直進走行中にはステアリングホイール12の位置調節が可能となるので、運転者の利便性を向上することができる。
また既設のセンサをステアリングホイール12の回転操作を検出する操舵検出手段として用いているから、専用のセンサの追加が不要である。前述の実施の形態において、操舵検出手段としてトルクセンサ14を用いているが、操舵補助用のモータ13の回転センサ15、操舵補助用のモータ13の電流センサ16等、他の検出手段を操舵検出手段として用いることができることは言うまでもない。
更に前述の実施の形態においては、操舵検出手段として一つのセンサを用いているが、複数のセンサを用いても良い。例えば、トルクセンサ14、回転センサ15、電流センサ16を操舵検出手段として用い、これらのうち二つのセンサによる検出結果が一致したときは、この検出結果を用いる構成とすることにより、一つのセンサが故障した場合においても禁止制御を実行することができ、信頼性を高めることができる。
また前述の実施の形態において、走行検出手段として車速センサ19を用いているが、走行検出手段は車両が走行中であるか否かを判定可能な検出手段であればよく、これに限定されない。
本発明に係る他の実施の形態として、ステアバイワイヤ式の操舵装置への適用が考えられる。ステアバイワイヤ式の操舵装置は、ステアリングホイール12の操作方向及び操作量の検出結果に基づいて、ステアリングホイール12と機械的に分離された舵取機構4に付設された操舵用モータを駆動することにより舵取りを行わせる公知の構成を有している。
そしてステアバイワイヤ式の操舵装置においては、舵取機構4とステアリングホイール12とが機械的に分離されているため、ステアリングホイール12の操作方向及び操作量に応じて舵取機構4の動作がなされるよう構成される必要がある。このため舵取機構4に設けられた舵角センサにより舵角を検出し、またステアリングシャフト10に設けられた操舵角センサにより操舵角を検出して、舵取機構4の実舵角とステアリングホイール12の操舵角とを一致させるよう操舵用モータの制御がなされている。
このようなステアバイワイヤ式の操舵装置においては、ステアリングホイール12の回転操作を検出する操舵検出手段として、例えば、前記舵角センサ又は操舵角センサを利用して、前述したようなチルト調節動作及びテレスコ調節動作に対する禁止制御動作を行わせることができる。この場合にも舵角センサ又は操舵角センサにより検出された舵角又は操舵角が所定値以下であるか否かを判定して、ステアリングホイール12の回転操作の有無を検出することが可能であるから、専用のセンサの追加が不要である。テレスコ調節及び/又はチルト調節を行わせる構成については、前述の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
更に本発明は、運転者によりステアリングホイール12に加えられる操舵トルクのみによって操舵を行わせるマニュアル式のステアリング装置にも適用可能であり、また舵取機構4に付設された油圧シリンダの発生力により操舵を補助する油圧パワーステアリング装置にも適用可能である。
本発明に係る車両用操舵装置の構成を示す模式図である。 アッパブラケットによる支持部近傍の拡大図である。 位置調節制御部の禁止制御の処理手順を示すフローチャートである。 位置調節制御部のチルト調節制御の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
4 舵取機構、6 モータ(アクチュエータ)、9 位置調節制御部(禁止手段,解除手段)、10 ステアリングシャフト、12 ステアリングホイール(操舵部材)、13 モータ(操舵補助用)、14 トルクセンサ(操舵検出手段)、15 回転センサ(操舵検出手段)、16 電流センサ(操舵検出手段)、19 車速センサ(走行検出手段)

Claims (3)

  1. 車両が走行中であるか否かを検出する走行検出手段と、前記車両の操舵部材の位置を調節するアクチュエータと、前記走行検出手段による検出結果が走行中であるとき前記アクチュエータの動作を禁止する禁止手段とを備える車両用操舵装置において、前記操舵部材の操作の有無を検出する操舵検出手段と、該操舵検出手段による操作無しの検出に応じて、前記禁止手段による禁止を解除する解除手段とを備えることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 前記操舵部材に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサを備え、該トルクセンサを前記操舵検出手段として用いてあることを特徴とする請求項1記載の車両用操舵装置。
  3. 前記操舵部材に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサと、該トルクセンサにより検出された操舵トルクに基づき操舵を補助する操舵補助用のモータと、該モータの回転を検出する回転センサと、前記モータの駆動電流を検出する電流センサとを備え、前記トルクセンサ、前記回転センサ又は電流センサの一又は複数を前記操舵検出手段として用いてあることを特徴とする請求項1記載の車両用操舵装置。
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