JP2001199350A - 車両のステアリング装置 - Google Patents

車両のステアリング装置

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JP2001199350A
JP2001199350A JP2000008019A JP2000008019A JP2001199350A JP 2001199350 A JP2001199350 A JP 2001199350A JP 2000008019 A JP2000008019 A JP 2000008019A JP 2000008019 A JP2000008019 A JP 2000008019A JP 2001199350 A JP2001199350 A JP 2001199350A
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Japan
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steering
driving force
handle
electric motor
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Application number
JP2000008019A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Suzuki
忠幸 鈴木
Taro Koishikura
太郎 小石倉
Katsutoshi Sakata
勝利 阪田
Terumune Uchida
輝宗 内田
Shigeki Yamamoto
成希 山本
Norihiko Kobayashi
範彦 小林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/181Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with power actuated adjustment, e.g. with position memory
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0409Electric motor acting on the steering column

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵アシスト機構、テレスコピック機構及び
チルト機構に対する電動モータの効率的な利用を図る。 【解決手段】 電動モータ21は伝達ロッド34を回転
させる。伝達ロッド34が第1位置にあるとき、前記回
転を歯車41,22を介してステアリングシャフト16
に伝達して、ハンドル11の操舵操作をアシストする。
伝達ロッド34が第2位置にあるとき、前記回転を歯車
42,23aを介してスクリューロッド23に伝達し
て、ナット24を介してテレスコピックチューブ13を
軸線方向に変位させることにより、ハンドル11の位置
を調整する。伝達ロッド34が第3位置にあるとき、前
記回転を歯車43,26aを介してスクリューロッド2
6に伝達して、ナット27及びリンク28を介してアッ
パチューブ14を傾動させることにより、ハンドル11
の位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレスコピック機
構、チルト機構などのハンドル位置調整機構を備えた車
両のステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平9
−240492号公報に示されているように、第1及び
第2電動モータを備え、第1電動モータの駆動力をテレ
スコピック機構に伝達してハンドルの軸線方向位置を調
整可能とするとともに、第2電動モータの駆動力をチル
ト機構に伝達してハンドルの軸線方向に対する傾動位置
を調整可能とするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、テレスコピック機構及びチルト機構のそ
れぞれに対して独立した電動モータを備えており、しか
も、これらのモータを同時に使用する必要性がなく、2
つの電動モータを設けることが無駄であるとともに、こ
れらの電動モータのために車体が重くなったり、車両の
製造コストが高くなるという問題があった。また、電動
パワーステアリング装置を搭載した車両にあっては、同
パワーステアリング装置用に更に別の電動モータを備え
ており、電動モータが無駄に多く設けられている。
【0004】
【発明の概略】本発明は、上記した問題に対処するため
になされもので、その目的は、テレスコピック機構及び
チルト機構に共通の電動モータを用いるようにして、電
動モータの効率的な利用を図った車両のステアリング装
置を提供することにある。さらに、これらのテレスコピ
ック機構及びチルト機構を車両走行中には作動させるこ
とがないことに鑑み、パワーステアリング機構に用いら
れている電動モータを兼用することによって更に電動モ
ータの効率的な利用を図るようにした車両のステアリン
グ装置を提供することを目的とする。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、ハンドルの操舵操作を電動モータの駆動力
でアシストする操舵アシスト機構と、ハンドルの位置を
調整可能なハンドル位置調整機構とを備えた車両のステ
アリング装置において、前記ハンドル位置調整機構を前
記電動モータの駆動力で駆動可能としたことにある。こ
の場合、前記ハンドル位置調整機構を、例えばハンドル
の軸線方向への変位を可能とするテレスコピック機構
と、ハンドルの軸線方向に対する傾動を可能とするチル
ト機構との少なくともいずれか一方で構成できる。
【0006】このように構成した本発明の特徴によれ
ば、ハンドルの操舵操作をアシストするための電動モー
タをハンドルの位置調整のために利用するようにしたの
で、ハンドルの位置を調整するための格別な電動モータ
を設ける必要がなくなり、電動モータの効率的な利用を
図ることができる。
【0007】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
操舵アシスト機構又はハンドル位置調整機構のいずれか
一方に前記電動モータの駆動力を選択的に伝達する切り
換え機構を設けたことにある。
【0008】これによれば、切り換え機構により電動モ
ータの駆動力が操舵アシスト機構又はハンドル位置調整
機構に選択的に伝達されるので、一つの電動モータを用
いてハンドルの操舵操作に対するアシスト又はハンドル
の位置調整を効率的に行えるようになる。
【0009】また、前記車両のステアリング装置におい
ては、前記ハンドル位置調整機構に対する前記電動モー
タの駆動力の伝達を車両の走行中に禁止する禁止手段を
設けるとよい。
【0010】また、車両が走行中であることを検出する
走行検出手段と、前記走行検出手段によって車両が走行
中であることが検出されたとき前記電動モータによる前
記ハンドル位置調整機構の駆動を停止制御する停止制御
手段とを設けるようにしてもよい。
【0011】これらによれば、車両が走行している状態
では、ハンドル位置調整機構によるハンドルの位置調整
が行われなくなるので、車両の走行安全性が確保され
る。
【0012】さらに、車両が走行中であることを検出す
る走行検出手段と、前記走行検出手段によって車両が走
行中であることが検出されたとき前記切り換え機構を制
御して前記電動モータの駆動力を前記操舵アシスト機構
に伝達するように切り換える切り換え制御手段とを設け
るようにしてもよい。
【0013】これによれば、車両が走行している状態で
は、ハンドル位置調整機構によるハンドルの位置調整が
行われなくなって車両の走行安全性が確保されるととも
に、同車両の走行中には電動モータによってハンドルの
操舵操作がアシストされるので、電動モータが効率的に
利用されることになる。
【0014】また、本発明の他の構成上の特徴は、ハン
ドルの操舵操作を入力された駆動力を用いてアシストす
る操舵アシスト機構と、ハンドルの位置を入力された駆
動力を用いて第1方向に調整可能な第1ハンドル位置調
整機構と、ハンドルの位置を入力された駆動力を用いて
前記第1方向とは異なる第2方向に調整可能な第2ハン
ドル位置調整機構とを備えた車両のステアリング装置に
おいて、駆動力を発生する電動モータと、前記電動モー
タの駆動力を前記操舵アシスト機構、前記第1ハンドル
位置調整機構及び前記第2ハンドル位置調整機構のうち
のいずれか一つに選択的に伝達する切り換え機構とを設
けたことにある。
【0015】また、前記切り換え機構に代えて、入力さ
れた駆動力を前記第1ハンドル位置調整機構及び前記第
2ハンドル位置調整機構に共通に伝達する駆動力伝達部
材と、前記電動モータの駆動力を前記操舵アシスト機構
又は前記駆動力伝達部材に選択的に伝達する切り換え機
構と、前記第1ハンドル位置調整機構に設けられて同第
1ハンドル位置調整機構をロック状態又はロック解除状
態に選択的に切り換え可能とし同ロック解除状態に切り
換えたときにのみ前記第1ハンドル位置調整機構による
ハンドルの位置調整を可能とする第1ロック機構と、前
記第2ハンドル位置調整機構に設けられて同第2ハンド
ル位置調整機構をロック状態又はロック解除状態に選択
的に切り換え可能とし同ロック解除状態に切り換えたと
きにのみ前記第2ハンドル位置調整機構によるハンドル
の位置調整を可能とする第2ロック機構とを設けるよう
に構成してもよい。
【0016】これらの場合、例えば、前記第1ハンドル
位置調整機構をハンドルの軸線方向への変位を可能とす
るテレスコピック機構で構成し、前記第2ハンドル位置
調整機構をハンドルの軸線方向に対する傾動を可能とす
るチルト機構で構成できる。
【0017】これによれば、電動モータの駆動力が、ハ
ンドル操舵に対するアシストとして利用されたり、ハン
ドルの異なる位置調整に選択的に利用されるので、電動
モータが効率的に利用されるようになる。
【0018】また、前記操舵アシスト機構、第1ハンド
ル位置調整機構及び第2ハンドル位置調整機構を備えた
車両のステアリング装置において、前記第1及び第2ハ
ンドル位置調整機構に対する前記電動モータの駆動力の
伝達を車両の走行中に禁止する禁止手段を設けるとよ
い。
【0019】また、車両が走行中であることを検出する
走行検出手段と、前記走行検出手段によって車両が走行
中であることが検出されたとき前記電動モータによる前
記第1及び第2ハンドル位置調整機構の駆動を停止制御
する停止制御手段とを設けるようにしてもよい。
【0020】これらによれば、車両が走行している状態
では、第1及び第2ハンドル位置調整機構によるハンド
ルの位置調整が行われなくなるので、車両の走行安全性
が確保される。
【0021】さらに、車両が走行中であることを検出す
る走行検出手段と、前記走行検出手段によって車両が走
行中であることが検出されたとき前記切り換え機構を制
御して前記電動モータの駆動力を前記操舵アシスト機構
に伝達するように切り換える切り換え制御手段とを設け
るようにしてもよい。
【0022】これによれば、車両が走行している状態で
は、第1及び第2ハンドル位置調整機構によるハンドル
の位置調整が行われなくなって車両の走行安全性が確保
されるとともに、同車両の走行中には電動モータによっ
てハンドルの操舵操作がアシストされるので、電動モー
タが効率的に利用されることになる。
【0023】また、本発明の他の構成上の特徴は、ハン
ドルの位置を入力された駆動力を用いて第1方向に調整
可能な第1ハンドル位置調整機構と、ハンドルの位置を
入力された駆動力を用いて前記第1方向とは異なる第2
方向に調整可能な第2ハンドル位置調整機構とを備えた
車両のステアリング装置において、駆動力を発生する電
動モータと、前記電動モータの駆動力を前記第1ハンド
ル位置調整機構又は前記第2ハンドル位置調整機構に選
択的に伝達する切り換え機構とを設けたことにある。
【0024】また、前記切り換え機構に代えて、前記電
動モータから入力した駆動力を前記第1ハンドル位置調
整機構及び前記第2ハンドル位置調整機構に共通に伝達
する駆動力伝達部材と、前記第1ハンドル位置調整機構
に設けられて同第1ハンドル位置調整機構をロック状態
又はロック解除状態に選択的に切り換え可能とし同ロッ
ク解除状態に切り換えたときにのみ前記第1ハンドル位
置調整機構によるハンドルの位置調整を可能とする第1
ロック機構と、前記第2ハンドル位置調整機構に設けら
れて同第2ハンドル位置調整機構をロック状態又はロッ
ク解除状態に選択的に切り換え可能とし同ロック解除状
態に切り換えたときにのみ前記第2ハンドル位置調整機
構によるハンドルの位置調整を可能とする第2ロック機
構とを設けるようにしてもよい。
【0025】これらの場合、例えば、前記第1ハンドル
位置調整機構をハンドルの軸線方向への変位を可能とす
るテレスコピック機構で構成し、前記第2ハンドル位置
調整機構をハンドルの軸線方向に対する傾動を可能とす
るチルト機構で構成できる。
【0026】これによれば、第1及び第2ハンドル位置
調整機構に対して独立した電動モータを設ける必要がな
くなり、電動モータを有効に利用してハンドルの位置調
整が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】a.第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明
すると、図1は、同実施形態に係る車両のステアリング
装置をその一部を破断して示す概略側面図及び同ステア
リング装置内に設けた電気制御装置のブロック図であ
る。
【0028】このステアリング装置は、ハンドル11の
下方に配設されたロアチューブ12、テレスコピックチ
ューブ13及びアッパチューブ14を備えている。ロア
チューブ12は、円筒状に形成されて車体に固定されて
いる。テレスコピックチューブ13は、段付き円筒状に
形成されて、その下部にてロアチューブ12の内周面上
に軸線方向に摺動可能に組み付けられている。アッパチ
ューブ14は、アーム部14aにてピン15を介して同
ピン15の軸線回りに回動可能にテレスコピックチュー
ブ14に組み付けられている
【0029】これらのチューブ12〜14は、ロアシャ
フト16a、中間シャフト16b及びアッパシャフト1
6cからなり、ハンドル11の回動に連動して軸線回り
に回動して前輪を操舵するステアリングシャフト16を
回転可能に支持するとともに貫通させている。ロアシャ
フト16aは、その下端部にて前輪を操舵するための操
舵機構(図示しない)に接続されている。中間シャフト
16bは、その下端部にてロアシャフト16aに軸線方
向に変位可能かつ回転力を伝達可能に接続されている。
アッパシャフト16cは、その下端部にて中間シャフト
16bにユニバーサルジョイントを介して傾動可能かつ
回転力を伝達可能に接続され、その上端部にてハンドル
11を一体的に回転するように接続している。
【0030】また、このステアリング装置はアクチュエ
ータとしての電動モータ21を備えており、同モータ2
1の回転駆動力が、操舵アシスト機構、テレスコピック
機構及びチルト機構に、切り換え機構を介して選択的に
伝達されるようになっている。操舵アシスト機構は、ロ
アシャフト16aの外周上に固定されて同シャフト16
aと一体回転する歯車22からなる。
【0031】テレスコピック機構は、ロアチューブ12
及びテレスコピックチューブ13の下方にて同各チュー
ブ12,13に沿って延設されたスクリューロッド23
と、同スクリューロッド23の外周面上に組み付けられ
たナット24とからなる。スクリューロッド23は、段
付き円筒状に形成されており、ロアチューブ12(車
体)に固定されたベアリング25を介して軸線回りに回
転可能に支持され、その下部大径部の内周面上に内歯歯
車23aを設けているとともに、その上部小径部の外周
面上に雄ねじ23bを形成している。ナット24は、雄
ねじ23に噛み合うとともにテレスコピックチューブ1
3の下方に突出したアーム部13aに固定されており、
スクリューロッド23の回転に応じてテレスコピックチ
ューブ13を軸方向に変位させる。
【0032】チルト機構は、スクリューロッド23を貫
通して延設されたスクリューロッド26と、同スクリュ
ーロッド26の外周面上に組み付けられたナット27
と、同ナット27に組み付けられたリンク28とからな
る。スクリューロッド26は、その下部を大径円筒状に
形成するとともに上部を小径円柱状に形成しており、ス
クリューロッド23の内周面上に固定された軸受け31
を介して軸線回りに回転可能に支持され、その下部内周
面上に内歯歯車26aを設けているとともに、その上部
外周面上に雄ねじ26bを形成している。ナット27
は、雄ねじ23に噛み合っている。リンク28は、その
下端部にてピン32を介してナット27に回転可能に組
み付けられ、その上端部にてピン33を介してアッパチ
ューブ14の下方に突出したアーム部14bに回転可能
に組み付けられており、スクリューロッド26の回転に
応じてアッパチューブ14をピン15の軸線回りに回動
させる。
【0033】切り換え機構は、軸線方向に変位可能かつ
軸線回りに回転可能に車体に組み付けられた伝達ロッド
34を備えている。伝達ロッド34は、図示しないスプ
リングにより第1位置(図示位置)に付勢されており、
電磁コイル35への通電により図示右方向の第2位置に
変位するとともに、電磁コイル36への通電によりさら
に図示右方向の第3位置に変位するようになっている。
この伝達ロッド34の一端には内歯歯車37が組み付け
られており、同内歯歯車37は電動モータ21の回転軸
21aに固定された歯車38に軸線方向に変位可能かつ
回転力を伝達可能に噛み合っている。
【0034】この伝達ロッド34の中間部外周面上には
歯車41が固定されており、歯車41は、伝達ロッド3
4が第1位置にあるとき歯車22と噛み合うようになっ
ている。また、伝達ロッド34の他端部外周面上には歯
車42,43が固定されており、これらの歯車42,4
3は、伝達ロッド34が第2及び第3位置にあるとき内
歯歯車23a,26aとそれぞれ噛み合うようになって
いる。
【0035】次に、このステアリング装置を電気的に制
御するための電気制御装置について説明する。この電気
制御装置はマイクロコンピュータ45を備えており、同
マイクロコンピュータ45は、図2のプログラムを所定
の短時間毎に繰り返し実行することにより、電動モータ
21の回転及び電磁コイル35,36の通電を制御す
る。このマイクロコンピュータ45には、車速センサ4
6、テレスコピック操作子47、チルト操作子48及び
トルクセンサ49が接続されている。車速センサ46は
車速Vを検出して車速Vを表す検出信号を出力する。テ
レスコピック操作子47は、テレスコピック機構を作動
させてハンドル11の位置調整を選択するための操作子
と、同ハンドル11の調整位置を指定するための操作子
からなる。チルト操作子48は、チルト機構を作動させ
てハンドル11の位置調整を選択するための操作子と、
同ハンドル11の調整位置を指定するための操作子から
なる。トルクセンサ49は、ステアリングシャフト16
に組み付けられて、ハンドル11の回動操作に伴って同
シャフト16に付与される操舵トルクを検出する。
【0036】上記のように構成した第1実施形態の動作
を説明すると、マイクロコンピュータ45は、イグニッ
ションスイッチ(図示しない)の投入後、所定の短時間
毎に図2のプログラムを繰り返し実行する。このプログ
ラムの実行は、ステップ100にて開始され、ステップ
102にて車速センサ46からの車速Vを表す検出信号
を入力し、同検出信号に基づいて車両が停止中すなわち
車速Vが「0」であるか否かを判定する。車両が停止中
であって車速Vが「0」であれば、ステップ102にて
「YES」と判定し、プログラムをステップ104,1
06に進める。
【0037】ステップ104においては、テレスコピッ
ク操作子47によってテレスコピック機構によるハンド
ル11の位置調整が選択されているか否かを判定する。
ステップ106においては、チルト操作子48によって
チルト機構によるハンドル11の位置調整が選択されて
いるか否かを判定する。
【0038】テレスコピック機構及びチルト機構による
ハンドル11の位置調整が選択されていなければ、ステ
ップ104,106にて共に「NO」と判定し、ステッ
プ108にて電磁コイル35,36を非通電状態に維持
する。これにより、図3(A)に示すように、伝達ロッド
34はスプリングの付勢力によって第1位置に維持さ
れ、歯車41は歯車22に噛み合う。この状態で、ハン
ドル11が回動操作されれば、ステップ110の処理に
より、電動モータ21の回転が、トルクセンサ49から
の検出操舵トルクに基づき、同ハンドル11の回動操作
に応じて回転制御される。前記ステップ110の処理
後、ステップ120にてこのプログラムの実行を一旦終
了する。
【0039】この電動モータ21の回転は、歯車38、
内歯歯車37、伝達ロッド34、歯車41及び歯車22
を介してステアリングシャフト16のロアシャフト16
aに伝達され、同ロアシャフト16aはハンドル11の
回動操作に加えて電動モータ21の駆動力により回動す
る。したがって、この状態では、ハンドル11の回動操
作が電動モータ21によってアシストされる。
【0040】一方、テレスコピック機構によるハンドル
11の位置調整が選択されていれば、ステップ104に
て「YES」と判定し、ステップ112にて電磁コイル
35を通電するとともに電磁コイル36を非通電状態に
維持する。これにより、図3(B)に示すように、伝達ロ
ッド34は電磁コイル35の電磁力により第2位置に切
り換えられ、歯車42がスクリューロッド23の内歯歯
車23aに噛み合う。この状態で、テレスコピック操作
子47がハンドル11を位置調整するために操作されれ
ば、ステップ114の処理により、電動モータ21の回
転が同テレスコピック操作子47の操作に応じて回転制
御される。前記ステップ114の処理後、ステップ12
0にてこのプログラムの実行を一旦終了する。
【0041】この電動モータ21の回転は、歯車38、
内歯歯車37、伝達ロッド34、歯車42及び内歯歯車
23aを介してスクリューロッド23に伝達され、同ス
クリューロッド23は電動モータ21の駆動力により軸
線回りに回動する。このスクリューロッド23の回動に
より、ナット24が同ロッド23上を変位する。すなわ
ち、スクリューロッド23が一方向(図示矢印方向)に
回転すれば、ナット24は図示右方向に変位する。ま
た、スクリューロッド23が他方向に回転すれば、ナッ
ト24は図示左方向に変位する。そして、このナット2
4の変位により、テレスコピックチューブ13も連動し
て軸線方向(図示左右方向)に変位するので、ハンドル
11が軸線方向の任意の位置に調整される。
【0042】また、チルト機構によるハンドル11の位
置調整が選択されていれば、ステップ106にて「YE
S」と判定し、ステップ116にて電磁コイル36を通
電するとともに電磁コイル35を非通電状態に維持す
る。これにより、図3(C)に示すように、伝達ロッド3
4は電磁コイル36の電磁力により第3位置に切り換え
られ、歯車43がスクリューロッド26の内歯歯車26
aに噛み合う。この状態で、チルト操作子48がハンド
ル11を位置調整するために操作されれば、ステップ1
18の処理により、電動モータ21の回転が同チルト操
作子48の操作に応じて回転制御される。前記ステップ
118の処理後、ステップ120にてこのプログラムの
実行を一旦終了する。
【0043】この電動モータ21の回転は、歯車38、
内歯歯車37、伝達ロッド34、歯車43及び内歯歯車
26aを介してスクリューロッド26に伝達され、同ス
クリューロッド26は電動モータ21の駆動力により軸
線回りに回動する。このスクリューロッド26の回動に
より、ナット27が同ロッド26上を変位する。すなわ
ち、スクリューロッド26が一方向(図示矢印方向)に
回転すれば、ナット27は図示右方向に変位する。ま
た、スクリューロッド26が他方向に回転すれば、ナッ
ト27は図示左方向に変位する。そして、このナット2
7の変位により、リンク28がアッパチューブ14を押
し上げ又は引き込むので、ハンドル11が軸線方向に対
して任意の角度に傾動調整される。
【0044】このように、電動モータ21の駆動力が、
切り換え機構の切り換えにより、操舵アシスト機構に伝
達されてハンドル11の操舵に対するアシストとして利
用されたり、テレスコピック機構又はチルト機構に選択
的に伝達されてハンドル11の異なる方向への位置調整
に選択的に利用されるので、電動モータ21が効率的に
利用されるようになる。
【0045】また、車両が走行中であって車速Vが
「0」でなければ、ステップ102にて「NO」と判定
し、プログラムをステップ108,110に進める。し
たがって、この場合には、電動モータ21の駆動力は操
舵アシスト機構を構成する歯車22に伝達され、ハンド
ル11の位置調整に利用されることなく、ハンドル11
の操舵アシストに必ず利用される。したがって、車両が
走行している状態ではハンドル11の位置調整が行われ
なくなって車両の走行安全性が確保されるとともに、同
車両の走行中には電動モータ21によってハンドル11
の操舵操作がアシストされるので、電動モータ21が効
率的に利用されることになる。
【0046】なお、上記第1実施形態においては、操舵
アシスト機構、テレスコピック機構及びチルト機構のう
ちのいずれか一つに電動モータ21の駆動力を選択的に
伝達するようにしたが、本発明は、これらの三つの機構
のうちのいずれか二つの機構の一方に電動モータ21の
駆動力を選択的に伝達するようにした場合にも適用され
る。すなわち、電動モータ21の駆動力を、操舵アシス
ト機構及びテレスコピック機構のうちのいずれか一方に
選択的に伝達したり、操舵アシスト機構及びチルト機構
のうちのいずれか一方に選択的に伝達したり、テレスコ
ピック機構及びチルト機構のうちのいずれか一方に選択
的に伝達したりするようにしてもよい。これによって
も、電動モータ21が効率的に利用されることになる。
【0047】b.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係る車両のステアリング
装置について図面を用いて説明すると、図4(A)は同ス
テアリング装置の概略側面図であり、図4(B)は、同ス
テアリング装置の電動モータ21の駆動力の伝達状態を
説明するために図4(A)のステアリング装置を1−1方
向から見た概略機能図及び同ステアリング装置を電気的
に制御するための電気制御装置のブロック図である。な
お、上記第1実施形態と同一の部品に関しては同一の符
号を付して、その説明を省略する。
【0048】このステアリング装置は、テレスコピック
機構によるハンドル11の軸線方向への位置調整のみを
可能とし、チルト機構によるハンドル11の軸線方向に
対する傾動を不能としている。テレスコピック機構は、
アクチュエータとしての電動モータ21の駆動力をテレ
スコピックチューブ13に伝達するための伝達ロッド5
1を備えている。伝達ロッド51は、ロアチューブ12
に平行に延設されるとともに同チューブ12に固定され
たガイド部材52を軸線回りに変位不能かつ軸線方向に
摺動可能に貫通しており、一端にて連結ロッド53を介
してテレスコピックチューブ13に一体的に変位するよ
うに接続されている。伝達ロッド51の他端部にはラッ
ク歯51aが形成されており、ラック歯51aはピニオ
ン54に噛み合っている。
【0049】ピニオン54は、切り換え機構を構成する
電磁クラッチ55を介して電動モータ21の回転軸21
aに接続されている。電磁クラッチ55は、非通電状態
にて回転軸21aとピニオン54とを切り離し、通電に
より回転軸21aとピニオン54とを一体回転するよう
に連結する。
【0050】電動モータ21の回転軸21aの外周上に
はウォーム56が形成されており、同ウォーム56はロ
アシャフト16aの外周上に軸線方向に変位不能かつ軸
線回りに回転可能に組み付けられたホイール57が噛み
合うようになっている。ホイール57の軸線方向の一部
には内スプライン57aが形成されており、同内スプラ
イン57aには外周面に外スプラインを形成したスプラ
イン部材58が噛み合うようになっている。スプライン
部材58は、切り換え機構の一部を構成するもので、ロ
アシャフト16aの外周面上にキー61により軸線回り
に回転不能かつ軸線方向に変位可能に組み付けられてい
る。また、このスプライン部材58は、図示しないスプ
リングにより第1位置に付勢されており、電磁コイル6
2への通電により第2位置に変位するもので、第1位置
にて内スプライン57aとの噛み合いによりホイール5
7とロアシャフト16aとを一体回転するように接続
し、第2位置にて内スプライン57aとの噛み合い解除
によりホイール57とロアシャフト16aとを切り離し
て相対回転を可能とする。
【0051】次に、このステアリング装置の電気制御装
置について説明すると、この場合も、電気制御装置はマ
イクロコンピュータ45aを備えている。マイクロコン
ピュータ45aは所定の短時間毎に図5のプログラムを
繰り返し実行して、電磁クラッチ55及び電磁コイル6
2の通電を制御する。このマイクロコンピュータ45a
に車速センサ46、テレスコピック操作子47及びトル
クセンサ49が接続されている点は、上記第1実施形態
と同じである。
【0052】このように構成した第2実施形態の動作を
説明すると、マイクロコンピュータ45aは、イグニッ
ションスイッチ(図示しない)の投入後、所定の短時間
毎に図5のプログラムを繰り返し実行する。このプログ
ラムの実行は、ステップ200にて開始され、上記第1
実施形態と同様に、ステップ202にて車速センサ46
からの車速Vを表す検出信号に基づいて車両が停止中す
なわち車速Vが「0」であるか否かを判定し、ステップ
204にてテレスコピック操作子47によってテレスコ
ピック機構によるハンドル11の位置調整が選択されて
いるか否かを判定する。
【0053】車両が走行中又はテレスコピック機構によ
るハンドル11の位置調整が選択されていなければ、ス
テップ202又はステップ204にて「NO」と判定し
て、プログラムをステップ206〜210に進め、ステ
ップ218にてこのプログラムの実行を一旦終了する。
ステップ206においては電磁クラッチ55を非通電状
態に維持し、ステップ208においては電磁コイル62
を非通電状態に維持する。この状態では、電磁クラッチ
55は電動モータ21の回転軸21aとピニオン54を
切り離すので、電動モータ21の回転駆動力はテレスコ
ピック機構に伝達されない。また、スプライン部材58
はスプリングの付勢力によって第1位置に維持され、ホ
イール57をロアシャフト16aに動力伝達可能に接続
する。
【0054】この状態で、ハンドル11が回動操作され
れば、ステップ210の処理により、電動モータ21の
回転が、トルクセンサ49からの検出操舵トルクに基づ
き、同ハンドル11の回動操作に応じて回転制御され
る。この電動モータ21の回転は、ウォーム56、ホイ
ール57及びスプライン部材58を介してステアリング
シャフト16のロアシャフト16aに伝達され、同ロア
シャフト16aはハンドル11の回動操作に加えて電動
モータ21の駆動力により回動する。したがって、この
状態では、ハンドル11の回動操作が電動モータ21に
よってアシストされる。
【0055】一方、車両の停止中にテレスコピック機構
によるハンドル11の位置調整が選択されていれば、ス
テップ202,204にて共に「YES」と判定して、
プログラムをステップ212〜216に進め、ステップ
218にてこのプログラムの実行を一旦終了する。ステ
ップ212,214においては、電磁クラッチ55及び
電磁コイル62にそれぞれ通電する。これにより、電磁
クラッチ55は電動モータ21の回転軸21aとピニオ
ン54とを動力伝達可能に接続し、スプライン部材58
は第2位置に切り換えられてホイール57とロアシャフ
ト16aとを切り離す。
【0056】この状態で、テレスコピック操作子47が
ハンドル11を位置調整するために操作されれば、ステ
ップ216の処理により、電動モータ21の回転が同テ
レスコピック操作子47の操作に応じて回転制御され
る。この電動モータ21の回転は、電磁クラッチ55を
介してピニオン54に伝達され、ピニオン54とラック
歯51aとの作用により、伝達ロッド51を軸線方向に
変位させる。この伝達ロッド51の変位により、テレス
コピックチューブ13も連動して軸線方向(図示左右方
向)に変位するので、ハンドル11が軸線方向の任意の
位置に調整される。
【0057】このように、電動モータ21の駆動力が、
切り換え機構の切り換えにより、操舵アシスト機構に伝
達されてハンドル11の操舵に対するアシストとして利
用されたり、テレスコピック機構に伝達されてハンドル
11の軸線方向の位置調整に利用されるので、電動モー
タ21が効率的に利用されるようになる。また、車両の
走行中には、ステップ202の判定処理により、ハンド
ル11の位置調整が行われなくなって車両の走行安全性
が確保されるとともに、電動モータ21がハンドル11
の操舵操作に利用されて同モータ21の効率的な利用が
実現される。
【0058】c.第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態に係る車両のステアリング
装置について図面を用いて説明すると、図6(A)は同ス
テアリング装置の概略側面図であり、図6(B)は、同ス
テアリング装置の電動モータ21の駆動力の伝達状態を
説明するために図6(A)のステアリング装置を1−1方
向から見た概略機能図及び同ステアリング装置を電気的
に制御するための電気制御装置のブロック図である。な
お、上記第1実施形態及び第2実施形態と同一の部品に
関しては同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0059】このステアリング装置は、チルト機構によ
るハンドル11の位置調整のみを可能とし、テレスコピ
ック機構によるハンドル11の軸線方向への変位を不能
としている。この場合、テレスコピックチューブ13は
ロアチューブ12に固定され、アッパチューブ14は、
ピン63を介して、同ピン63の軸線回りに回動可能に
テレスコピックチューブ13に組み付けられている。チ
ルト機構は伝達ロッド51とアッパチューブ14とを連
結するリンク64を備え、同リンク64は、一端にてピ
ン65により伝達ロッド51の一端に回転可能に接続さ
れるとともに、他端にてピン66によりアッパチューブ
14に設けたアーム部14cに回転可能に接続されてい
る。
【0060】その他の機械的構成は上記第2実施形態と
同様であるが、電磁クラッチ55及び電磁コイル62の
通電を制御するためのマイクロコンピュータ45bに
は、車速センサ46、チルト操作子48及びトルクセン
サ49が接続されている。
【0061】このように構成した第3実施形態の動作を
説明すると、マイクロコンピュータ45bは、イグニッ
ションスイッチ(図示しない)の投入後、所定の短時間
毎に図7のプログラムを繰り返し実行する。このプログ
ラムは、ステップ204aにてチルト操作子48によっ
てチルト機構によるハンドル11の位置調整が選択され
ているか否かを判定する点、及びステップ216aにて
電動モータ21の回転をチルト操作子48の操作に応じ
て制御する点を除けば、上記図5のプログラムと同じで
ある。
【0062】したがって、車両が走行中又はチルト機構
によるハンドル11の位置調整が選択されていなけれ
ば、上記第2実施形態と同様に、電動モータ21の回転
が同ハンドル11の回動操作に応じて回転制御される。
一方、車両の停止中にチルト機構によるハンドル11の
位置調整が選択されていれば、ステップ202,204
aにて共に「YES」と判定して、ステップ212,2
14の処理後、ステップ216aにて、チルト操作子4
8の操作に応じて電動モータ21の回転が制御される。
これにより、伝達ロッド51が軸線方向に変位され、リ
ンク64がアッパチューブ14を押し引きするので、同
チューブ14はピン63回りに回動する。したがって、
ハンドル11は、チルト操作子48の操作に応じてその
軸線方向に対して任意の角度に傾動されて位置調整され
る。
【0063】このように、電動モータ21の駆動力が、
切り換え機構の切り換えにより、操舵アシスト機構に伝
達されてハンドル11の操舵に対するアシストとして利
用されたり、チルト機構に伝達されてハンドル11の軸
線方向に対する傾動による位置調整に利用されるので、
電動モータ21が効率的に利用されるようになる。ま
た、車両の走行中には、ステップ202の判定処理によ
り、ハンドル11の位置調整が行われなくなって車両の
走行安全性が確保されるとともに、電動モータ21がハ
ンドル11の操舵操作に利用されて同モータ21の効率
的な利用が実現される。
【0064】d.第4実施形態 次に、本発明の第4実施形態に係る車両のステアリング
装置について図面を用いて説明すると、図8(A)は同ス
テアリング装置の概略側面図であり、図8(B)は、同ス
テアリング装置の電動モータ21の駆動力の伝達状態を
説明するために図8(A)のステアリング装置を1−1方
向から見た概略機能図及び同ステアリング装置を電気的
に制御するための電気制御装置のブロック図である。な
お、上記第1〜第3実施形態と同一の部品に関しては同
一の符号を付して、その説明を省略する。
【0065】このステアリング装置は、テレスコピック
機構及びチルト機構によるハンドル11の位置調整を可
能とする。この場合、テレスコピックチューブ13は上
記第2実施形態と同様にロアチューブ12に軸線方向に
変位可能に組み付けられており、アッパチューブ14は
上記第3実施形態と同様にピン63によりテレスコピッ
クチューブ13に回動可能に組み付けられている。リン
ク64がピン65,66により伝達ロッド51及びアッ
パチューブ14にそれぞれ回動可能に連結されている
点、電動モータ21の駆動力が電磁クラッチ55及びピ
ニオン54を介して伝達ロッド51に選択的に伝達され
る点、及び同モータ21の駆動力がホイール57及びス
プライン部材58を介してロアシャフト16aに選択的
に伝達される点についても上記第2及び第3実施形態と
同様に構成されている。
【0066】ただし、この第4実施形態においては、テ
レスコピック機構をロック又はロック解除状態に切り換
えるロック機構が設けられている点、及びチルト機構を
ロック又はロック解除状態に切り換えるロック機構が設
けられている点で、上記第2及び第3実施形態とは相違
する。
【0067】テレスコピック機構のロック機構は、図
8,9に示すように、ロアチューブ12に同チューブ1
2の軸線方向に変位可能に組み付けられたロックレバー
71と、ロアチューブ12内にてテレスコピックチュー
ブ13の外周面上に変位可能に配設されたストッパ部材
72とを備えている。ロックレバー71は、その操作部
をロアチューブ12の側壁外側に配置するとともに、そ
の先端をロアチューブ12内に侵入させており、その先
端部には押圧部材71aを固定させている。押圧部材7
1aは、その先端面を傾斜させて形成されている。スト
ッパ部材72は、断面3角形状に形成されて、外側面を
押圧部材71aの先端面に対向して傾斜させており、内
側面をテレスコピックチューブ13の外周面上に対向さ
せている。これにより、ロック機構は、ロックレバー7
1を図示右位置(ロック位置)に保った状態で、押圧部
材71aによって押圧されたストッパ部材72のテレス
コピックチューブ13の外周面への当接により、テレス
コピックチューブ13のロアチューブ12に対する軸線
方向への変位を禁止する。また、ロック機構は、ロック
レバー71を図示右位置から左位置(ロック解除位置)
に変位させた状態で、テレスコピックチューブ13のロ
アチューブ12に対する軸線方向への変位を許容する。
【0068】チルト機構のロック機構は、図8、10に
示すように、アッパチューブ14の外壁上にてピン63
の外周面上に回転可能に組み付けられたロックレバー7
3と、アッパチューブ14とロックレバー73との間に
てピン63の外周面上に回転可能に組み付けられたスト
ッパプレート74とを備えている。ロックレバー73
は、その下部を操作部とするとともに上部をアッパチュ
ーブ14の外壁側に突出させた扇型の押圧部73aを一
体的に形成したもので、押圧部73aの表面は周方向に
傾斜している。ストッパプレート74は、円盤状に形成
されていおり、押圧部73aに対向した一側面上部を突
出させた扇型の被押圧部74aを一体的に形成したもの
で、被押圧部74aの押圧部73aとの対向面は周方向
に傾斜している。これにより、ロック機構は、ロックレ
バー73を図示垂直位置(ロック位置)に保った状態
で、押圧部73aによって押圧されたストッパプレート
74とテレスコピックチューブ13の側壁とによるアッ
パチューブ14の挟み込みにより、アッパチューブ14
のテレスコピックチューブ13に対する回動を禁止す
る。また、ロック機構は、ロックレバー71を図示垂直
位置から図示反時計方向へ回動した状態で、アッパチュ
ーブ14のテレスコピックチューブ13に対する回動を
許容する。
【0069】電気制御装置においては、電磁クラッチ5
5及び電磁コイル62を制御するためのマイクロコンピ
ュータ45cには、車速センサ46、トルクセンサ49
及びテレスコピック/チルト操作子67が接続されてい
る。テレスコピック/チルト操作子67は、テレスコピ
ック機構又はチルト機構を作動させてハンドル11の位
置調整を選択するための操作子と、同ハンドル11の調
整位置を指定するための操作子からなる。
【0070】このように構成した第4実施形態の動作を
説明すると、マイクロコンピュータ45cは、イグニッ
ションスイッチ(図示しない)の投入後、所定の短時間
毎に図11のプログラムを繰り返し実行する。このプロ
グラムは、ステップ204bにてテレスコピック/チル
ト操作子67によってテレスコピック機構又はチルト機
構によるハンドル11の位置調整が選択されているか否
かを判定する点、及びステップ216bにて電動モータ
21の回転をテレスコピック/チルト操作子67の操作
に応じて制御する点を除けば、上記図5,7のプログラ
ムと同じである。
【0071】したがって、車両が走行中又はテレスコピ
ック/チルト機構によるハンドル11の位置調整が選択
されていなければ、上記第2,3実施形態と同様に、電
動モータ21の回転が、トルクセンサ49からの検出操
舵トルクに基づき、同ハンドル11の回動操作に応じて
回転制御される。一方、車両の停止中にテレスコピック
機構又はチルト機構によるハンドル11の位置調整が選
択されていれば、ステップ202,204bにて共に
「YES」と判定して、ステップ212,214の処理
後、ステップ216bにて、テレスコピック/チルト操
作子67の操作に応じて電動モータ21の回転が制御さ
れる。これにより、伝達ロッド51が軸線方向に変位さ
れ、リンク64がアッパチューブ14を押し引きする。
【0072】ただし、この第4実施形態においては、ロ
ックレバー71,73がそれぞれ図8に示すロック位置
にあって、テレスコピック機構及びチルト機構がロック
状態に設定されていれば、テレスコピックチューブ13
のロアチューブ12に対する軸線方向の変位及びアッパ
チューブ14のテレスコピックチューブ13に対する回
動が共に禁止されているので、ハンドル11の位置調整
はなされない。なお、この場合、電動モータ21が回動
されないことになる。
【0073】一方、図12(A)に示すように、ロックレ
バー71がロック解除位置に操作されるとともにロック
レバー73がロック位置に維持されて、テレスコピック
機構のロック状態が解除されるとともにチルト機構がロ
ック状態に保たれていれば、伝達ロッド51の軸線方向
の変位によりリンク64を介してアッパチューブ14が
図示左右方向に押し引きされ、テレスコピックチューブ
13がアッパチューブ14と共にロアチューブ12に対
して軸線方向に変位する。これにより、ハンドル11が
軸線方向の任意の位置に調整がなされる。
【0074】また、図12(B)に示すように、ロックレ
バー73がロック解除位置に操作されるとともにロック
レバー71がロック位置に維持されて、チルト機構のロ
ック状態が解除されるとともにテレスコピック機構がロ
ック状態に保たれていれば、伝達ロッド51の軸線方向
の変位によりリンク64を介してアッパチューブ14が
図示左右方向に押し引きされ、アッパチューブ14がテ
レスコピックチューブ13に対して回動する。これによ
り、ハンドル11の軸線方向に対する傾動角が調整され
る。
【0075】また、図12(C)は、図12(A)に示すよ
うにしてハンドル11を運転者側へ変位させた状態で、
チルト機構のロックレバー73をロック解除位置に設定
して、ハンドル11の軸線方向に対する傾動角を調整す
る状態を示している。図12(D)は、図12(B)に示す
ようにしてハンドル11を上方に回動させた状態で、テ
レスコピック機構のロックレバー71をロック解除位置
に設定して、ハンドル11の軸線方向の位置を調整する
状態を示している。
【0076】このように、電動モータ21の駆動力が、
切り換え機構の切り換えにより、操舵アシスト機構に伝
達されてハンドル11の操舵に対するアシストとして利
用されたり、テレスコピック機構及びチルト機構に伝達
されてロックレバー71,73の状態に応じてハンドル
11の異なる方向への位置調整に利用されるので、電動
モータ21が効率的に利用されるようになる。また、車
両の走行中には、ステップ202の判定処理により、ハ
ンドル11の位置調整が行われなくなって車両の走行安
全性が確保されるとともに、電動モータ21がハンドル
11の操舵操作に利用されて同モータ21の効率的な利
用が実現される。
【0077】e.その他の変形例次に、上記第2〜第4
実施形態における電動モータ21の駆動力を選択的に伝
達ロッド51へ伝達する伝達機構の変形例について、図
13〜図15を用いて説明する。なお、電動モータ21
の回転軸21aからロアシャフト16aに同モータ21
の駆動力を選択的に伝達する伝達機構に関しては、上記
第2〜第4実施形態の場合と同様である。
【0078】この場合、電動モータ21から伝達ロッド
51への駆動力の伝達路には、車体に軸線方向に変位不
能かつ軸線回りに回転可能にそれぞれ支持された第1及
び第2中間ロッド81,82が設けられている。第1中
間ロッド81の一端には傘歯車81aが固定されてお
り、同傘歯車81aは電動モータ21の回転軸21aの
先端に固定した傘歯車83に常時噛み合っている。中間
ロッド81の他端には平歯車81bが固定されていると
ともに、第2中間ロッド82の一端には平歯車82aが
固定されている。
【0079】これらの平歯車81b,82aには、切り
換え機構を構成する切り換えロッド84に固定した平歯
車84aが噛み合うようになっている。この切り換えロ
ッド84は、車体に軸線方向に変位可能かつ軸線回りに
回転可能に組み付けられており、図示しないスプリング
により付勢されて第1位置(図15に示す右位置)にあ
るとき、平歯車84aと平歯車81b,82aとの噛み
合いを解除する。また、切り換えロッド84は、電磁コ
イル85への通電時に前記第1位置から図15にて左方
向に変位して第2位置に切り換えられて、平歯車84a
を平歯車81b,82aにそれぞれ噛み合わせる。
【0080】また、第2中間ロッド82の他端部外周面
上には雄ねじ82bが形成されており、同雄ねじ82b
には内周面に雌ねじを形成したナット部材86が噛み合
っている。ナット部材86は伝達ロッド51の一端に固
着されている。伝達ロッド51は上述のようにガイド部
材52に軸線回りに回転不能かつ軸線方向に変位可能に
支持されている。
【0081】このように構成した変形例によれば、電磁
コイル85に通電すると、切り換えロッド84は第2位
置に切り換えられ、電動モータ21の駆動力は、傘歯車
83,81a、第1中間ロッド81、平歯車81b,8
4a,82aを介して第2中間ロッド82に伝達され
て、同第2中間ロッド82が軸線回りに回転する。この
回転に連動して、軸線回りに回転不能に支持されたナッ
ト部材86が第2中間ロッド82上を軸線方向に変位
し、伝達ロッド51も同軸線方向に変位する。したがっ
て、この変形例に係る機構を上記第2〜第4実施形態に
係るステアリング装置に適用すれば、上述した第2〜第
4実施形態と同様な作用効果が期待される。
【0082】また、上記第1〜第4実施形態において
は、電動モータ21から操舵アシスト機構への動力の伝
達、同モータ21からハンドル位置調整機構(テレスコ
ピック機構及びチルト機構)への動力の伝達を電気的に
切り換えるようにしたが、この切り換えを手動操作によ
り行うようにしてもよい。この場合、第1実施形態にお
いては、伝達ロッド34を操作レバーなどに連動させて
第1〜第3位置に選択的に切り換えるようにすればよ
い。第2〜第4実施形態においては、スプライン部材5
8の変位を操作レバーなどに連動させて第1又は第2位
置に切り換えるとともに、電磁クラッチ55に代えて前
記操作レバーにより駆動される手動式のクラッチを用い
るようにすればよい。また、上記図13〜図15の変形
例においては、スプライン部材58及び切り換えロッド
84の変位を操作レバーなどに連動させて第1又は第2
位置に切り換えるようにすればよい。
【0083】また、前記手動操作による切り換えを採用
した場合でも、車両の走行中には、ハンドル位置調整機
構によるハンドル11の位置調整が禁止及び停止され、
また操舵アシスト機構によるハンドル11の操作をアシ
ストするように切り換えるようにしてもよい。この場
合、車速センサ46により検出された車速Vが「0」で
あるときにのみ、電動モータ21の駆動力がハンドル位
置調整機構に伝達されるようにすればよい。また、電動
モータ21の駆動力がハンドル位置調整機構に伝達され
る側に切り換えられていたとしても、車速センサ46に
より検出された車速Vが「0」よりも大きくなった時点
で、電動モータ21の駆動力がハンドル位置調整機構に
伝達されるように強制的に切り換えるようにすればよ
い。
【0084】また、上記各実施形態及び変形例において
は、車速Vにより車両の停止中及び走行中を判定するよ
うにしたが、トランスミッションがパーキングレンジに
切り換えられていること、パーキングブレーキが作動し
ていることなどを条件に車両の停止中を判定するように
してもよい。
【0085】さらに、上記各実施形態及び変形例におい
ては、車両の停止中にのみ電動モータ21の駆動力をハ
ンドル位置調整機構(テレスコピック機構及びチルト機
構)に伝達することを許容するようにした。しかし、逆
に、電動モータ21の駆動力をハンドル位置調整機構に
伝達している状態では車両の発進を禁止するようにし
て、同モータ21の駆動力を操舵アシスト機構に伝達し
ている状態にあるときにのみ車両の発進を許容するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る車両のステアリ
ング装置をその一部を破断して示した概略側面図及び同
ステアリング装置内に設けた電気制御装置のブロック図
である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータにより実行され
るプログラムのフローチャートである。
【図3】 (A)〜(C)は、前記車両のステアリング装置
の作動を説明するための同車両のステアリング装置の概
略側面図である。
【図4】 (A)は本発明の第2実施形態に係るステアリ
ング装置の概略側面図であり、(B)は同ステアリング装
置を1−1方向から見た概略機能図及び同ステアリング
装置の電気制御装置のブロック図である。
【図5】 図4のマイクロコンピュータにより実行され
るプログラムのフローチャートである。
【図6】 (A)は本発明の第3実施形態に係るステアリ
ング装置の概略側面図であり、(B)は同ステアリング装
置を1−1方向から見た概略機能図及び同ステアリング
装置の電気制御装置のブロック図である。
【図7】 図6のマイクロコンピュータにより実行され
るプログラムのフローチャートである。
【図8】 (A)は本発明の第4実施形態に係るステアリ
ング装置の概略側面図であり、(B)は同ステアリング装
置を1−1方向から見た概略機能図及び同ステアリング
装置の電気制御装置のブロック図である。
【図9】 図8のテレスコピック機構の概略図である。
【図10】 (A)は図8のチルト機構の概略図であり、
(B)は前記(A)のロックレバーの正面図であり、(C)は
同レバーの平面図であり、(D)は前記(A)のロックプレ
ートの正面図であり、(E)は同プレートの平面図であ
る。
【図11】 図8のマイクロコンピュータにより実行さ
れるプログラムのフローチャートである。
【図12】 (A)〜(D)は前記第4実施形態に係るステ
アリング装置の作動説明図である。
【図13】 第2〜第4実施形態の変形例に係るステア
リング装置の概略側面図である。
【図14】 図13のステアリング装置を1−1方向か
ら見た概略機能図である。
【図15】 図13のステアリング装置を2−2方向か
ら見た概略機能図である。
【符号の説明】
11…ハンドル、12…ロアチューブ、13…テレスコ
ピックチューブ、14…アッパチューブ、16…ステア
リングシャフト、21…電動モータ、22,38,41
〜43…歯車、23a,26a,37…内歯歯車、2
3,26…スクリューロッド、24,27…ナット、2
8,64…リンク、34…伝達ロッド、35,36,6
2,85…電磁コイル、45,45a〜45c…マイク
ロコンピュータ、46…車速センサ、47…テレスコピ
ック操作子、48…チルト操作子、49…トルクセン
サ、51…伝達ロッド、51a…ラック歯、54…ピニ
オン、55…電磁クラッチ、56…ウォーム、57…ホ
イール、58…スプライン部材、61…キー、67…テ
レスコピック/チルト操作子、71,73…ロックレバ
ー、72…ロック部材、74…ロックプレート、81,
82…中間ロッド、81a,83…傘歯車、81b,8
2a,84a…平歯車、84…切り換えロッド、86…
ナット部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪田 勝利 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 内田 輝宗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山本 成希 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小林 範彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DD05 DD13 DD15 DD22 DD63 DD64 DD76

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの操舵操作を電動モータの駆動力
    でアシストする操舵アシスト機構と、ハンドルの位置を
    調整可能なハンドル位置調整機構とを備えた車両のステ
    アリング装置において、前記ハンドル位置調整機構を前
    記電動モータの駆動力で駆動可能としたことを特徴とす
    る車両のステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載した車両のステアリン
    グ装置において、前記操舵アシスト機構又はハンドル位
    置調整機構のいずれか一方に前記電動モータの駆動力を
    選択的に伝達する切り換え機構を設けたことを特徴とす
    る車両のステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は請求項2に記載した車両
    のステアリング装置において、前記ハンドル位置調整機
    構を、ハンドルの軸線方向への変位を可能とするテレス
    コピック機構と、ハンドルの軸線方向に対する傾動を可
    能とするチルト機構との少なくともいずれか一方で構成
    した車両のステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3のうちのいず
    れか一つに記載した車両のステアリング装置において、
    前記ハンドル位置調整機構に対する前記電動モータの駆
    動力の伝達を車両の走行中に禁止する禁止手段を設けた
    ことを特徴とする車両のステアリング装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項3のうちのいず
    れか一つに記載した車両のステアリング装置において、
    車両が走行中であることを検出する走行検出手段と、前
    記走行検出手段によって車両が走行中であることが検出
    されたとき前記電動モータによる前記ハンドル位置調整
    機構の駆動を停止制御する停止制御手段とを設けたこと
    を特徴とする車両のステアリング装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項2又は請求項3に記載した車
    両のステアリング装置において、車両が走行中であるこ
    とを検出する走行検出手段と、前記走行検出手段によっ
    て車両が走行中であることが検出されたとき前記切り換
    え機構を制御して前記電動モータの駆動力を前記操舵ア
    シスト機構に伝達するように切り換える切り換え制御手
    段とを設けたことを特徴とする車両のステアリング装
    置。
  7. 【請求項7】ハンドルの操舵操作を入力された駆動力を
    用いてアシストする操舵アシスト機構と、ハンドルの位
    置を入力された駆動力を用いて第1方向に調整可能な第
    1ハンドル位置調整機構と、ハンドルの位置を入力され
    た駆動力を用いて前記第1方向とは異なる第2方向に調
    整可能な第2ハンドル位置調整機構とを備えた車両のス
    テアリング装置において、駆動力を発生する電動モータ
    と、前記電動モータの駆動力を前記操舵アシスト機構、
    前記第1ハンドル位置調整機構及び前記第2ハンドル位
    置調整機構のうちのいずれか一つに選択的に伝達する切
    り換え機構とを設けたことを特徴とする車両のステアリ
    ング装置。
  8. 【請求項8】ハンドルの操舵操作を入力された駆動力を
    用いてアシストする操舵アシスト機構と、ハンドルの位
    置を入力された駆動力を用いて第1方向に調整可能な第
    1ハンドル位置調整機構と、ハンドルの位置を入力され
    た駆動力を用いて前記第1方向とは異なる第2方向に調
    整可能な第2ハンドル位置調整機構とを備えた車両のス
    テアリング装置において、駆動力を発生する電動モータ
    と、入力された駆動力を前記第1ハンドル位置調整機構
    及び前記第2ハンドル位置調整機構に共通に伝達する駆
    動力伝達部材と、前記電動モータの駆動力を前記操舵ア
    シスト機構又は前記駆動力伝達部材に選択的に伝達する
    切り換え機構と、前記第1ハンドル位置調整機構に設け
    られて同第1ハンドル位置調整機構をロック状態又はロ
    ック解除状態に選択的に切り換え可能とし同ロック解除
    状態に切り換えたときにのみ前記第1ハンドル位置調整
    機構によるハンドルの位置調整を可能とする第1ロック
    機構と、前記第2ハンドル位置調整機構に設けられて同
    第2ハンドル位置調整機構をロック状態又はロック解除
    状態に選択的に切り換え可能とし同ロック解除状態に切
    り換えたときにのみ前記第2ハンドル位置調整機構によ
    るハンドルの位置調整を可能とする第2ロック機構とを
    設けたことを特徴とする車両のステアリング装置。
  9. 【請求項9】前記請求項7又は請求項8に記載した車両
    のステアリング装置において、前記第1ハンドル位置調
    整機構をハンドルの軸線方向への変位を可能とするテレ
    スコピック機構で構成し、前記第2ハンドル位置調整機
    構をハンドルの軸線方向に対する傾動を可能とするチル
    ト機構で構成した車両のステアリング装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項7乃至請求項9のうちのい
    ずれか一つに記載した車両のステアリング装置におい
    て、前記第1及び第2ハンドル位置調整機構に対する前
    記電動モータの駆動力の伝達を車両の走行中に禁止する
    禁止手段を設けたことを特徴とする車両のステアリング
    装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項7乃至請求項9のうちのい
    ずれか一つに記載した車両のステアリング装置におい
    て、車両が走行中であることを検出する走行検出手段
    と、前記走行検出手段によって車両が走行中であること
    が検出されたとき前記電動モータによる前記第1及び第
    2ハンドル位置調整機構の駆動を停止制御する停止制御
    手段とを設けたことを特徴とする車両のステアリング装
    置。
  12. 【請求項12】 前記請求項7乃至請求項9のうちのい
    ずれか一つに記載した車両のステアリング装置におい
    て、車両が走行中であることを検出する走行検出手段
    と、前記走行検出手段によって車両が走行中であること
    が検出されたとき前記切り換え機構を制御して前記電動
    モータの駆動力を前記操舵アシスト機構に伝達するよう
    に切り換える切り換え制御手段とを設けたことを特徴と
    する車両のステアリング装置。
  13. 【請求項13】ハンドルの位置を入力された駆動力を用
    いて第1方向に調整可能な第1ハンドル位置調整機構
    と、ハンドルの位置を入力された駆動力を用いて前記第
    1方向とは異なる第2方向に調整可能な第2ハンドル位
    置調整機構とを備えた車両のステアリング装置におい
    て、駆動力を発生する電動モータと、前記電動モータの
    駆動力を前記第1ハンドル位置調整機構又は前記第2ハ
    ンドル位置調整機構に選択的に伝達する切り換え機構と
    を設けたことを特徴とする車両のステアリング装置。
  14. 【請求項14】ハンドルの位置を入力された駆動力を用
    いて第1方向に調整可能な第1ハンドル位置調整機構
    と、ハンドルの位置を入力された駆動力を用いて前記第
    1方向とは異なる第2方向に調整可能な第2ハンドル位
    置調整機構とを備えた車両のステアリング装置におい
    て、駆動力を発生する電動モータと、前記電動モータか
    ら入力した駆動力を前記第1ハンドル位置調整機構及び
    前記第2ハンドル位置調整機構に共通に伝達する駆動力
    伝達部材と、前記第1ハンドル位置調整機構に設けられ
    て同第1ハンドル位置調整機構をロック状態又はロック
    解除状態に選択的に切り換え可能とし同ロック解除状態
    に切り換えたときにのみ前記第1ハンドル位置調整機構
    によるハンドルの位置調整を可能とする第1ロック機構
    と、前記第2ハンドル位置調整機構に設けられて同第2
    ハンドル位置調整機構をロック状態又はロック解除状態
    に選択的に切り換え可能とし同ロック解除状態に切り換
    えたときにのみ前記第2ハンドル位置調整機構によるハ
    ンドルの位置調整を可能とする第2ロック機構とを設け
    たことを特徴とする車両のステアリング装置。
  15. 【請求項15】前記請求項13又は請求項14に記載し
    た車両のステアリング装置において、前記第1ハンドル
    位置調整機構をハンドルの軸線方向への変位を可能とす
    るテレスコピック機構で構成し、前記第2ハンドル位置
    調整機構をハンドルの軸線方向に対する傾動を可能とす
    るチルト機構で構成した車両のステアリング装置。
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