JP3854867B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。特に、自動車の盗難防止用にハンドルロックするためのステアリングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
ステアリングロック装置は、通例、イグニションキーの操作によりハンドルをロックしたり、そのロックを解除できるようにされている。ステアリングロック装置は、イグニションキーシリンダと、ステアリングシャフトの回転を規制するロック装置とを一体化したユニットとして構成されて、このユニットがステアリングコラムのコラムチューブに固定される。
【0003】
このコラムチューブは盗難防止のために高強度を必要とされる。しかし、コラムチューブは中空形状で強度が不足する傾向にある。そこで、コラムチューブに補強部材を別途追加したり、高価な高強度材料を利用したりすることになり、その結果、ステアリング装置のコスト上昇を招いていた。
ところで、ステアリングロック装置には、上述のロック装置を遠隔操作できるように構成して、イグニションキーシリンダと上述のロック装置とを離して配置できるようにしたものがある。このタイプのステアリングロック装置でも、ロック機構は、通例、上述のユニット化されたタイプと同様に、ステアリングコラムに配置されていた(例えば、特開平9−267713号公報参照)。
【0004】
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、ステアリング装置を安価にできるステアリングロック装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明は、電磁式アクチュエータにより作動するステアリングロック手段と、これを保持するロック装置本体とを備え、ステアリング装置を車体に固定するための車体側部材に上記ロック装置本体を固定してあり、操舵補助用の電動モータの回転軸の端部が、モータハウジングの外部に導出されており、ロック時にステアリングロック手段が回転軸の導出された端部に係合することを特徴とする
【0006】
の発明によれば、ロック装置本体を、頑丈な上記車体側部材に支持するので、従来必要とされたコラムチューブの補強をせずに済み、ステアリング装置を安価にできる。
【0007】
また、操舵補助用の電動モータとステアリングシャフトとの間には、通例、減速機が介在する。従って、この減速機を介することにより、低強度のステアリングロック装置であっても、ステアリングシャフトにかかる大トルクを受け止めて、破損することなくその回転を抑制することができる。従って、ステアリングロック装置を低強度で安価なもので済ますことができる。
【0008】
また、電動モータの回転軸の端部は、モータハウジングの外部に導出されており、ロック時にステアリングロック手段が回転軸の導出された端部に係合するようにしている。これにより、電動モータの小変更で、その回転軸の端部にロック装置本体を外付けし易くでき、例えば、車体側部材に固定するレイアウトを採用し易い
【0010】
請求項に記載の発明は、電磁式アクチュエータにより作動するステアリングロック手段と、これを保持するロック装置本体とを備え、ステアリング装置を車体に固定するための車体側部材に上記ロック装置本体を固定してあり、操舵補助用の電動モータの回転軸の回転を減速するための減速機の駆動軸の端部が、減速機ハウジングの外部に導出されており、ロック時にステアリングロック手段が駆動軸の導出された端部に係合することを特徴とする。
この発明によれば、ロック装置本体を、頑丈な上記車体側部材に支持するので、従来必要とされたコラムチューブの補強をせずに済み、ステアリング装置を安価にできる。また、減速機を介することにより、低強度のステアリングロック装置であっても、ステアリングシャフトにかかる大トルクを受け止めて、破損することなくその回転を抑制することができる。従って、ステアリングロック装置を低強度で安価なもので済ますことができる。また、減速機の小変更で、その導出された駆動軸の端部にロック装置本体を外付けし易くでき、例えば、車体側部材に固定するレイアウトを採用し易い。
【0015】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の参考例としてのステアリングロック装置が設けられた電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。図1は、参考例のステアリングロック装置および電動パワーステアリング装置の概略構成を示す側面図である。
ステアリング装置1は、車輪(図示せず)を操向するためにステアリングホイール2の動きを伝達するステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム4とを有している。ステアリングシャフト3の一方の端部5にステアリングホイール2が連結されている。ステアリングシャフト3の他方の端部6には、図示しない中間軸等を介して、ピニオン、ラック軸等を含む舵取り機構が連結されている。ステアリングホイール2が回されると、その回転がステアリングシャフト3、中間軸等を介して舵取り機構に伝達され、これにより車輪を操向することができる。
【0016】
ステアリングシャフト3は、複数の部材により構成され、これらの各部材は一体回転するように互いに連結され、複数の軸受(図示せず)によりステアリングコラム4に支持されている。
ステアリングコラム4は、そのステアリングホイール2側に配置されてステアリングシャフト3を収容しつつ回転自在に支持する筒状のコラムチューブとしてのアウターチューブ7およびインナーチューブ8と、インナーチューブ8の前部に固定されるハウジング9と、インナーチューブ8の前部にハウジング9を介して固定されるロワブラケット10と、アウターチューブ7に固定されるアッパブラケット11とを有している。なお、ハウジング9を省略した構成も考えられる。ステアリングコラム4は、ロワブラケット10およびアッパブラケット11により、所定の車体側部材14(一部のみ図示)にそれぞれ固定されている。
【0017】
また、ステアリング装置1は、パワーステアリング装置として構成され、ステアリングコラム4に設けられる操舵補助ユニットにより、操舵操作に伴い生じる操舵抵抗に見合った操舵補助力を得られるようになっている。すなわち、操舵補助ユニットは、操舵トルクを検知するためのトルクセンサ15と、このトルクセンサ15からの出力信号に基づいて操舵補助力を発生させる電動モータ16と、この電動モータ16の回転軸30の回転を減速するための減速機17と、上述のハウジング9とを有している。減速機17は、電動モータ16の回転軸30と継手18を介して一体回転可能に連結された駆動軸としてのウォーム軸19と、このウォーム軸19により駆動され回転を減速して伝達されるウォームホイール20と、ウォーム軸19およびウォームホイール20を互いに噛み合わせて回転自在に支持しつつ電動モータ16を支持する減速機ハウジング21とを有する。ウォームホイール20がステアリングシャフト3と一体回転可能に連結されている。ハウジング9は、上述の減速機ハウジング21と、この減速機ハウジング21の後部に固定されてトルクセンサ15を収容しつつステアリングシャフト3を取り囲むセンサハウジング22とを有している。
【0018】
ステアリング装置1は、盗難防止のためにステアリングホイール2を操作し難くするロック状態を達成できる本ステアリングロック装置23を有している。
本ステアリングロック装置23は、遠隔操作可能な電磁式アクチュエータ40と、ロック状態を解除可能に達成するために電磁式アクチュエータ40により作動するステアリングロック手段としてのロックピン41と、このロックピン41をロック状態になるように弾力的に付勢する付勢手段としてのばね43と、ロックピン41を摺動可能に保持するロック装置本体42とを有している。
【0019】
また、本ステアリングロック装置23は、これら各部40,41,42,43を有するロック部25と、ロック部25を制御する制御部26と、この制御部26に指令信号を与えて操作する操作部27と、操舵操作に連動する可動部材としてのステアリングシャフト3に設けられロックピン41と離脱可能に係合する係合部24と、ロック部25が固定される固定部材としてのセンサハウジング22の収容部50とを有している。
【0020】
係合部24は、ロック装置本体42に対応して設けられ、参考例ではステアリングシャフト3の貫通孔34の周縁部からなる。なお、係合部24としては、例えば、ステアリングシャフト3と一体回転可能に嵌めた筒状部材に形成された孔の周縁部であってもよい。また、係合部24は単一でも複数でもよいし、そのための孔は貫通していてもよいし、所定深さの凹部となっていてもよい。
電磁式アクチュエータ40は、ロック装置本体42に固定されるソレノイドからなる。このソレノイドの内部には、ソレノイドから進退自在に支持されるロッド(図示せず)が設けられ、このロッドは、ロックピン41と連動可能に連結されている。なお、電磁式アクチュエータ40としては、ソレノイドの他、電動モータ等を利用することもできる。
【0021】
ロック時には、電磁式アクチュエータ40が非通電状態とされ、ロックピン41は、ロック装置本体42から進出するように、ばね43により付勢される。そして、ロックピン41の進出方向の前方に貫通孔34がある場合には、ロックピン41は貫通孔34に入り、ロックピン41と係合部24とが係合し、ロックが達成される。また、貫通孔34がロックピン41の前方からずれている場合にも、ステアリングホイール2が少し回されると、貫通孔34とロックピン41の位置が合い、ロックピン41が貫通孔34に入り、ロックが達成される。
【0022】
ロック解除時には、電磁式アクチュエータ40が所定の一方向の通電状態とされ、電磁式アクチュエータ40の力により、ロックピン41はばね43の付勢に抗してロック装置本体42内に後退する。これにより、ロックピン41と係合部24との係合が外れて、ロックが解除され、操舵可能となる。
また、電磁式アクチュエータ40を利用しているので、これを操作するための操作部27を操作し易い自在な位置にレイアウトできる。
【0023】
特に、参考例では、ロック装置本体42の固定部がセンサハウジング22に、例えば、インナーチューブ8との嵌合部に固定されていて、ロックピン41が、センサハウジング22およびインナーチューブ8の孔を通して、ステアリングシャフト3の貫通孔34の周縁部と係合可能に配置されている。
このように、ロック装置本体42を通例強度のあるセンサハウジング22に支持するので、これを補強する必要がなく、また、従来必要とされたコラムチューブの補強もせずに済み、ステアリング装置1を安価にすることができる。
【0024】
制御部26は、操作部27からの指令信号に応答して、電磁式アクチュエータ40を動作させるための動作信号を出力し、ロック部25を制御する。
制御部26は、ステアリングロック装置専用に設けることも考えられるが、本発明の各実施形態では、操舵補助用の電動モータ16を制御するための制御部28により構成され、制御部28が制御部26と兼用されているので、部品点数を削減できる。その結果、ステアリングロック装置23を安価にできる。
【0025】
操舵補助用の制御部28は、通例ステアリング装置1に支持されるので、電磁式アクチュエータ40の近くに配置できる結果、制御部28と電磁式アクチュエータ40とを接続する配線作業の手間をかけずに済む。なお、参考例のように制御部28とロック装置本体42とが同じセンサハウジング22に固定される場合の他、以下の各実施形態でも、同様の効果を得ることができる。
操作部27は、例えば、キー操作式イグニションスイッチからなり、キーシリンダに装着したキーの操作により内部回路を切り換えることのできるスイッチである。イグニションスイッチは、エンジンの始動用のスイッチと兼用されていて、キーをキーシリンダに差し込んで、キーを第1の所定の位置に配置するときにロック状態にするための指令信号を出力し、また、キーを第2の所定の位置に配置するときにロック解除するための指令信号を出力することができる。
【0026】
操作部27としては、キー操作式イグニションスイッチに限定されず、例えば、ICカード、リモコン装置等により操作される制御装置等、公知の構成を利用できる。また、操作部27の取付位置は、ステアリングコラムの他、車両のインストルメントパネルやコンソールボックスでも、どこでも構わない。
なお、ロック装置本体42を、センサハウジング22に代えて、後述する実施形態のように頑丈な他の部材、例えば、電動モータ16のモータハウジング32、減速機ハウジング21、および車体側部材の何れかに固定してもよい。
【0027】
車体側部材、そのなかでも、特にステアリング装置1を固定するための車体側部材14は、通例、頑丈な部材である。また、モータハウジング32および減速機ハウジング21は、通例、コラムチューブよりも高強度の部材である。従って、これらの各部材14,32,21は、自身の補強を施さずともロック装置本体42を強固に支持できる。また、従来必要とされたコラムチューブの補強をせずに済む。その結果、ステアリング装置1を安価にできる。
【0028】
また、ロック装置本体42を、操舵補助ユニットに固定する場合には、ロック部25をも含めた一体的に扱えるユニットにでき、組立時に扱い易くできる。
また、以下の各実施の形態のように、上述の係合部24をステアリングシャフト3以外の部材に設けてもよい。なお、以下では、既に説明した点と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
の実施形態では、図2に示すように、ステアリングロック装置23に代えてステアリングロック装置54が用いられている。ステアリングロック装置54では、ロック部25は、操舵補助用の電動モータ16の端部の近傍に配置されている。ロック装置本体42は、固定部材としての車体側部材14に固定されている。この車体側部材14は、ステアリング装置1を車体に固定するための部材である。減速機17と反対側となる電動モータ16の回転軸30の端部31は、モータハウジング32の外部に導出されており、ロック時にロックピン41が係合部24としての回転軸30の導出された端部31に係合する。
【0029】
ロックピン41が回転軸30と係合し、また、操舵補助用の電動モータ16とステアリングシャフト3との間には、通例、減速機17が介在している。従って、この減速機17を介することにより、低強度のステアリングロック装置23であっても、車両が盗まれる際に想定されるステアリングシャフト3にかかる大トルクを受け止めて、破損することなくその回転を抑制することができる。従って、ステアリングロック装置23を低強度で安価なもので済ますことができ、ステアリング装置1を安価にできる。なお、この作用を得るための係合部24としては、電動モータ16の回転軸30の他、後述するように減速機17のウォーム軸19、継手18、これらの各部材18,19,30に嵌合された部材等の電動モータ16の回転軸30に一体回転可能に連結される部材としてもよい。
【0030】
本実施形態では、電動モータ16の回転軸30の端部31が外部に導出されているので、ロック装置本体42を外付けし易く、例えば、ロック装置本体42を車体側部材14に固定するレイアウトを容易に採用することができる。また、このために操舵補助ユニットの構成を大きく変更せずに済む。例えば、電動モータ16は回転軸30の小変更で済み、減速機19は変更せずに済む。
実施形態では、図3に示すように、ステアリングロック装置23に代えてステアリングロック装置55が用いられている。ステアリングロック装置55では、ロック部25は減速機17の近傍に配置されている。ロック装置本体42は固定部材としての上述の車体側部材14に固定されている。電動モータ16と反対側となる減速機17のウォーム軸19の端部36は、減速機ハウジング21の外部に導出され、ロック時にロックピン41が、係合部24としてのウォーム軸19の導出された端部36に係合する。
【0031】
本実施形態では、減速機17のウォーム軸19の端部36が外部に導出されているので、ロック装置本体42を外付けし易く、例えば、ロック装置本体42を車体側部材14に固定するレイアウトを容易に採用することができる。また、このために操舵補助ユニットの構成を大きく変更せずに済む。例えば、減速機17のウォーム軸19の小変更で済み、電動モータ16は変更せずに済む。
なお、第および第の各実施形態において、ロック装置本体42を、減速機ハウジング21、センサハウジング22、モータハウジング32等のステアリング装置側部材に固定する構成も考えられる。この構成では、ロック装置本体42を外付けするために、操舵補助ユニットの構成を大きく変更せずに済み、例えば、第または第実施形態に対応する上述の構成では電動モータ16または減速機17の小変更で済む。
【0032】
別の参考例では、図4に示すように、ステアリングロック装置23に代えてステアリングロック装置56が用いられる。ステアリングロック装置56では、ロック装置本体42は、固定部材としての電動モータ16寄りとなる減速機ハウジング21の座部51に固定されている。減速機ハウジング21内には、継手18が収容されている。継手18は、相対向する減速機17のウォーム軸19の端部と電動モータ16の回転軸30の端部とを一体回転可能に連結し、径方向に延びる凹部を有している。ロック時にロックピン41が、係合部24としての継手18の凹部の周縁部と係合する。
【0033】
このように、ロック装置本体42を、電動モータ16と減速機17との間に配置する場合には、これらの軸30,19同士を連結するためのスペースを利用してロック装置本体42を配置でき、回転軸30の軸方向に沿って操舵補助ユニットの大型化を抑制できて、ステアリング装置1の小型化に寄与する。
また、ロックピン41を継手18に係合するようにしているので、ロック装置本体42を取り付けるために、操舵補助ユニットの構成を大きく変更せずに済む。例えば、通常小部品となる継手18の小変更で済み、電動モータ16の回転軸30および減速機17のウォーム軸19を変更せずに済む。
【0034】
なお、別の参考例において、ロック装置本体42を、モータハウジング32、センサハウジング22等のステアリング装置側部材に固定する構成や、車体側部材14に固定する構成も考えられる。
また、本発明の各実施形態のステアリングロック装置54,55は、コラムチューブに固定せずに済むので、衝突時に二重筒構造の一対のコラムチューブ同士を相対摺動させるコラム収縮タイプの衝撃吸収ステアリング装置において、衝撃吸収ストロークを長く確保することができる。
【0035】
特に、衝撃吸収ステアリング装置が、操舵補助用の電動モータ16をステアリングコラム4に固定するコラムタイプの電動パワーステアリング装置の場合には、他のタイプの電動パワーステアリング装置や操舵補助力を得られないタイプのステアリング装置に比べて、ステアリングシャフト3の軸方向について周囲の空きスペースに余裕が少なく、コラム収縮タイプはもとより他のタイプの衝撃吸収ステアリング装置でも、衝撃吸収ストロークが短くなる傾向にあるので、上述のように衝撃吸収ストロークを長く確保できる本発明が好ましい。
【0036】
なお、本発明をコラムタイプ以外の電動パワーステアリング装置や、操舵補助力を得られない手動操作タイプのステアリング装置に適用してもよい。また舵取り機構は、ラックアンドピニオン式の他、公知の他の構成を利用できる。
その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例のステアリングロック装置を有する電動パワーステアリング装置の概略構成の側面一部断面図。
【図2】 本発明の第の実施形態のステアリングロック装置を有する電動パワーステアリング装置の概略構成の要部を示す一部断面図。
【図3】 本発明の第の実施形態のステアリングロック装置を有する電動パワーステアリング装置の概略構成の要部を示す一部断面図。
【図4】 本発明の別の参考例のステアリングロック装置を有する電動パワーステアリング装置の概略構成の要部を示す一部断面図。
【符号の説明】
14 車体側部材
16 電動モータ
17 減速
9 ウォーム軸(駆動軸)
21 減速機ハウジング
54,55 ステアリングロック装置
30 電動モータの回転軸
31 電動モータの回転軸の端部
32 電動モータのモータハウジング
36 減速機のウォーム軸の端部
40 電磁式アクチュエータ
41 ロックピン(ステアリングロック手段)
42 ロック装置本体

Claims (2)

  1. 電磁式アクチュエータにより作動するステアリングロック手段と、これを保持するロック装置本体とを備え、
    ステアリング装置を車体に固定するための車体側部材に上記ロック装置本体を固定してあり、
    操舵補助用の電動モータの回転軸の端部が、モータハウジングの外部に導出されており、ロック時にステアリングロック手段が回転軸の導出された端部に係合することを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 電磁式アクチュエータにより作動するステアリングロック手段と、これを保持するロック装置本体とを備え、
    ステアリング装置を車体に固定するための車体側部材に上記ロック装置本体を固定してあり、
    操舵補助用の電動モータの回転軸の回転を減速するための減速機の駆動軸の端部が、減速機ハウジングの外部に導出されており、ロック時にステアリングロック手段が駆動軸の導出された端部に係合することを特徴とするステアリングロック装置。
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