JP2005132327A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊星歯車機構とロック機構とを備えた車両用操舵装置において、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にした車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】 車両用操舵装置Sは、車輪Wを転舵するために操作される操舵部材1と、車輪Wを転舵する転舵機構2と、転舵機構2に取り付けられ車輪Wを転舵するための付勢する転舵モータMbと、操舵部材1と転舵機構2との間に設けられた複数組の遊星歯車機構4,5と、当該遊星歯車機構4,5をロックすることにより操舵部材1と転舵機構2とを機械的に連結するロック機構6と、から構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両用操舵装置Sは、車輪Wを転舵するために操作される操舵部材1と、車輪Wを転舵する転舵機構2と、転舵機構2に取り付けられ車輪Wを転舵するための付勢する転舵モータMbと、操舵部材1と転舵機構2との間に設けられた複数組の遊星歯車機構4,5と、当該遊星歯車機構4,5をロックすることにより操舵部材1と転舵機構2とを機械的に連結するロック機構6と、から構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通常時は運転者のハンドル操作に対して操舵部材と車輪とが機械的に連結されないようにすると共に、電気的な故障などのシステム失陥時は、操舵部材と車輪とが、機械的に結合して操舵できるようにする所謂ステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置に関する。
従来からステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置は、転舵力伝達機構と反力伝達機構とを機械的に連結する連結部を備え、車輪の転舵に応じた適正な操作反力が操舵部材に付与されるようにしている(例えば、特許文献1)。
図6は、従来のステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置を示す断面図である。
従来からステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置100には、図6に示すように、反力モータM1と転舵モータM2の2つのモータが配設されている。
反力モータM1は、反力伝達機構110及びトーションバー120を介して操舵部材(図示せず)に連結した操舵入力軸130に接続されていて、ステアリングホイールのような操舵部材(図示せず)に反力を付与する動力源である。
転舵モータM2は、転舵力伝達機構140及びシャフト150を介して車輪(図示せず)側に連結した転舵出力軸160に接続されていて、車輪(図示せず)を転舵する動力源である。
従来からステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置100には、図6に示すように、反力モータM1と転舵モータM2の2つのモータが配設されている。
反力モータM1は、反力伝達機構110及びトーションバー120を介して操舵部材(図示せず)に連結した操舵入力軸130に接続されていて、ステアリングホイールのような操舵部材(図示せず)に反力を付与する動力源である。
転舵モータM2は、転舵力伝達機構140及びシャフト150を介して車輪(図示せず)側に連結した転舵出力軸160に接続されていて、車輪(図示せず)を転舵する動力源である。
反力伝達機構110は、反力モータM1のモータ軸に設置されたモータギヤM1aと、このモータギヤM1aに噛合している大ギヤ111aと、この大ギヤ111aの内側に一体形成されたリングギヤ111と、このリングギヤ111に噛合するプラネタリギヤ112と、このプラネタリギヤ112に噛合するサンギヤ113と、このサンギヤ113と同一回転するトーションバー120とから構成されている。反力伝達機構110には、サンギヤ113と、リングギヤ111と、複数のプラネタリギヤ112と、このプラネタリギヤ112を回転自在に支持するプラネタリキャリア146とからなる1組の遊星歯車機構114が配設されている。
転舵力伝達機構140は、転舵モータM2のモータ軸に設置されたウォーム141と、このウォーム141に噛合して減速回転するウォームホイール142と、このウォームホイール142と同じ回転軸143に設置された中間ギヤ144と、この中間ギヤ144に噛合する出力ギヤ145と、この出力ギヤ145に固定されたプラネタリキャリア146と、このプラネタリキャリア146に端部を固定したシャフト150とから構成されている。
ハウジング170には、リングギヤ111をハウジング170に対して固定するロック機構180としての電磁ソレノイド181が1つ設置されている。電磁ソレノイド181は、電磁力によって出没してリングギヤ111の側面に形成した多数の係合溝111bに係合・離脱するプランジャ181aを備えている。
この電磁ソレノイド181によってリングギヤ111がロック状態にある異常時では、サンギヤ113とプラネタリキャリア146は独立して回転することが不能である。このため、プラネタリキャリア146は、サンギヤ113が回転すると連動して、操舵入力軸130の回転が所定のギヤ比で転舵出力軸160に伝達される。
電磁ソレノイド181の通電時(正常時)には、プランジャ181aがその電磁ソレノイド181内に吸引されて、係合溝111bから離脱した状態にあるため、リングギヤ111の自由な回転を許容する。このようなリングギヤ111の自由な回転状態であって、操舵入力軸130、トーションバー120及びサンギヤ113と、転舵出力軸160、回転軸143及びプラネタリキャリア146との独立した回転が可能な状態であっても、プラネタリギヤ112は、サンギヤ113及びプラネタリキャリア146の回転にそれぞれ連動する。
したがって、このプラネタリギヤ112は、反力伝達機構110と転舵力伝達機構140とを機械的に連結するクラッチ的な連結部の機能をする。
電磁ソレノイド181の通電時(正常時)には、プランジャ181aがその電磁ソレノイド181内に吸引されて、係合溝111bから離脱した状態にあるため、リングギヤ111の自由な回転を許容する。このようなリングギヤ111の自由な回転状態であって、操舵入力軸130、トーションバー120及びサンギヤ113と、転舵出力軸160、回転軸143及びプラネタリキャリア146との独立した回転が可能な状態であっても、プラネタリギヤ112は、サンギヤ113及びプラネタリキャリア146の回転にそれぞれ連動する。
したがって、このプラネタリギヤ112は、反力伝達機構110と転舵力伝達機構140とを機械的に連結するクラッチ的な連結部の機能をする。
前記のように、ロック機構180においては、システムの失陥時にリングギヤ111をロックすべく、電磁ソレノイド181のプランジャ181aが突出し、このプランジャ181aの先端がリングギヤ111の側面に形成された係合溝111bに係合する構造となっている。
しかしながら、図6(特許文献1)に示すような車両用操舵装置100では、反転伝達機構110に遊星歯車機構114が1組しか設けられていないため、転舵出力軸160に対するリングギヤ111の増速比が小さくなる。そのため、ロック機構180の作動時に電磁ソレノイド181に掛かる負荷が大きくなり、電磁ソレノイド181が損傷し易いという問題があった。
一方、ロック機構180の作動時(システムの失陥時)には、プランジャ181aがリングギヤ111の係合溝111bに係合するまでは遊星歯車機構114が遊動し、ステアリングホイールが空転する角度領域(以下、「ステアリング不能領域」と記す)が生じてしまう。このステアリング不能領域を小さくするには、リングギヤ111における係合溝111bの角度間隔を小さくする必要があるが、転舵出力軸160に対するリングギヤ111の増速比が小さいことから、リングギヤ111の外径を大きくしなければならず、遊星歯車機構114が大型化してしまう問題があった。
しかしながら、図6(特許文献1)に示すような車両用操舵装置100では、反転伝達機構110に遊星歯車機構114が1組しか設けられていないため、転舵出力軸160に対するリングギヤ111の増速比が小さくなる。そのため、ロック機構180の作動時に電磁ソレノイド181に掛かる負荷が大きくなり、電磁ソレノイド181が損傷し易いという問題があった。
一方、ロック機構180の作動時(システムの失陥時)には、プランジャ181aがリングギヤ111の係合溝111bに係合するまでは遊星歯車機構114が遊動し、ステアリングホイールが空転する角度領域(以下、「ステアリング不能領域」と記す)が生じてしまう。このステアリング不能領域を小さくするには、リングギヤ111における係合溝111bの角度間隔を小さくする必要があるが、転舵出力軸160に対するリングギヤ111の増速比が小さいことから、リングギヤ111の外径を大きくしなければならず、遊星歯車機構114が大型化してしまう問題があった。
本発明の課題は、遊星歯車機構とロック機構とを備えた車両用操舵装置において、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にした車両用操舵装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用操舵装置は、車輪を転舵するために操作される操舵部材と、前記車輪を転舵する転舵機構と、当該転舵機構に取り付けられ前記車輪を転舵するための付勢力を付与する転舵モータと、前記操舵部材と前記転舵機構との間に設けられた複数組の遊星歯車機構と、当該遊星歯車機構をロックすることにより前記操舵部材と前記転舵機構とを機械的に連結するロック機構と、から構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両用操舵装置は、例えば、電気的な故障などによって電源がOFFすると、ロック機構が遊星歯車機構をロックすることにより、操舵部材と転舵機構とが機械的に連結されるため、通常の操舵が可能となる。このときに操舵部材をハンドル操作したときの回転トルクは、複数組の遊星歯車機構を介してロック機構に伝達される。遊星歯車機構からロック機構にかかる負荷は、操舵部材の回転が複数組の遊星歯車機構で増速回転した分だけ小さくなる。このため、ロック機構は、遊星歯車機構による損傷を防止することができると共に、小型化あるいは簡素な構造にすることができる。そして、遊星歯車機構が増速回転したことにより、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にできる。
請求項2に記載の車両用操舵装置は、請求項1に記載の車両用操舵装置であって、前記遊星歯車機構がロック用歯車を有し、前記ロック機構が前記ロック用歯車に噛合するロック部材を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明によれば、車両用操舵装置は、例えば、電気的な故障などによって電源がOFFすると、ロック機構のロック部材が遊星歯車機構のロック用歯車をロックすることにより、操舵部材と転舵機構とが機械的に連結されるため、通常の操舵が可能となる。このときに操舵部材をハンドル操作したときの回転トルクは、複数組の遊星歯車機構を介してロック用歯車に伝達され、このロック用歯車からロック機構に伝達される。その操舵部材の回転は、複数組の遊星歯車機構で増速回転されることにより、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にできる。
本発明に係る車両用操舵装置は、前記複数組の遊星歯車機構が、前記操舵部材に設置された操舵入力軸に連結された第1遊星歯車機構と、当該第1遊星歯車機構に連続した第2遊星歯車機構とからなり、前記ロック用歯車が前記第2遊星歯車機構の末端に設けられていることが好ましい。
このように構成すれば、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、操舵入力軸から第1遊星歯車機構及び第2遊星歯車機構を介して増速回転されてロック用歯車に伝達される。
遊星歯車機構からロック機構にかかる負荷は、操舵部材の回転が複数組の第1及び第2遊星歯車機構で増速回転した分だけ小さくなる。このため、ロック機構は、遊星歯車機構による損傷を防止することができると共に、小型化あるいは簡素な構造にすることができる。そして、ロック機構は、遊星歯車機構が増速回転した分だけ、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にできる。
このように構成すれば、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、操舵入力軸から第1遊星歯車機構及び第2遊星歯車機構を介して増速回転されてロック用歯車に伝達される。
遊星歯車機構からロック機構にかかる負荷は、操舵部材の回転が複数組の第1及び第2遊星歯車機構で増速回転した分だけ小さくなる。このため、ロック機構は、遊星歯車機構による損傷を防止することができると共に、小型化あるいは簡素な構造にすることができる。そして、ロック機構は、遊星歯車機構が増速回転した分だけ、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にできる。
本発明に係る車両用操舵装置は、前記第1遊星歯車機構は、前記操舵部材に設置された操舵入力軸の下端部に設けられた第1リングギヤと、当該第1リングギヤに噛合する第1プラネタリギヤと、当該第1プラネタリギヤに噛合する第1サンギヤと、前記第1プラネタリギヤを支持すると共に転舵出力軸に固定された第1プラネタリキャリアとからなり、前記第2遊星歯車機構は、前記第1サンギヤと共に回転する第2プラネタリキャリアと、当該第2プラネタリキャリアによって回転される第2プラネタリギヤと、当該第2プラネタリギヤに噛合すると共に回転不能に固定された第2リングギヤと、前記第2プラネタリギヤに噛合する第2サンギヤと、当該第2サンギヤと共に回転する前記ロック用歯車とからなることが好ましい。
このような構成にすれば、例えば、電気的な故障などによって電源がOFFすると、ロック部材によってロック用歯車がロックされる。すると、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、操舵入力軸から第1リングギヤ、第1プラネタリギヤ、第1プラネタリキャリアを介して転舵出力軸に伝達されるようになる。
また、ロック部材がロック用歯車から開放されると、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、操舵入力軸から第1遊星歯車機構及び第2遊星歯車機構を介してロック用歯車に伝達されてロック用歯車が空転し、ステアバイワイヤを構成させることができる。
このような構成にすれば、例えば、電気的な故障などによって電源がOFFすると、ロック部材によってロック用歯車がロックされる。すると、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、操舵入力軸から第1リングギヤ、第1プラネタリギヤ、第1プラネタリキャリアを介して転舵出力軸に伝達されるようになる。
また、ロック部材がロック用歯車から開放されると、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、操舵入力軸から第1遊星歯車機構及び第2遊星歯車機構を介してロック用歯車に伝達されてロック用歯車が空転し、ステアバイワイヤを構成させることができる。
本発明に係る車両用操舵装置によれば、操舵部材と転舵機構との間に複数組の遊星歯車機構を設けて、この遊星歯車機構をロック機構でロックすることにより、ステアバイワイヤを構成させることができると共に、ロック機構にかかる負荷を少なくすることができる。
また、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、遊星歯車機構を介して増速回転されてロック用歯車に伝達され、遊星歯車機構からロック機構にかかる負荷は、操舵部材の回転が複数組の遊星歯車機構で増速回転した分だけ小さくなる。このため、ロック機構は、遊星歯車機構による損傷を防止することができると共に、小型化あるいは簡素な構造にすることができる。
そして、ロック機構は、遊星歯車機構が増速回転した分だけ、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にできる。
また、操舵部材をハンドル操作したときの回転は、遊星歯車機構を介して増速回転されてロック用歯車に伝達され、遊星歯車機構からロック機構にかかる負荷は、操舵部材の回転が複数組の遊星歯車機構で増速回転した分だけ小さくなる。このため、ロック機構は、遊星歯車機構による損傷を防止することができると共に、小型化あるいは簡素な構造にすることができる。
そして、ロック機構は、遊星歯車機構が増速回転した分だけ、システムの失陥時におけるステアリング不能領域を微小にできる。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す模式図である。図2は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す要部断面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す要部拡大縦断面図である。図4は、図2の矢視X−X線方向断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す図で、(a)はロック部材がロック用歯車に噛合しているときの状態を示す要部横断面図、(b)はロック部材がロック用歯車から離脱しているときの状態を示す要部横断面図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す模式図である。図2は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す要部断面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す要部拡大縦断面図である。図4は、図2の矢視X−X線方向断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置を示す図で、(a)はロック部材がロック用歯車に噛合しているときの状態を示す要部横断面図、(b)はロック部材がロック用歯車から離脱しているときの状態を示す要部横断面図である。
図1に示すように、車両用操舵装置Sは、運転者が行う操舵部材1のハンドル操作に応じて転舵機構2を駆動制御して車輪Wを転舵すると共に、操舵部材1と車輪Wとが機械的に連結されないようにした、所謂ステアバイワイヤ方式の操舵装置である。この車両用操舵装置Sは、車輪Wを転舵するために操作される操舵部材1と、車輪Wを転舵する転舵機構2と、この転舵機構2に取り付けられて車輪Wを転舵するための付勢力を付与する転舵モータMbと、操舵部材1と転舵機構2との間に設けられた例えば、2組の第1遊星歯車機構4及び第2遊星歯車機構5と、この第2遊星歯車機構5をロックすることにより操舵部材1と転舵機構2とを機械的に連結するロック機構6と、から構成されている。
なお、第1及び第2遊星歯車機構4,5は、特許請求の範囲に記載の「遊星歯車機構」に相当する。その「遊星歯車機構」は、2組以上の複数組から構成される。
なお、第1及び第2遊星歯車機構4,5は、特許請求の範囲に記載の「遊星歯車機構」に相当する。その「遊星歯車機構」は、2組以上の複数組から構成される。
操舵部材1は、所謂ステアリングホイールであり、中央部に配設された操舵入力軸11の上端に固定されている。
操舵入力軸11は、操舵部材1と共に回転する所謂ステアリングシャフトである。操舵入力軸11の下端部には、図2に示すように、この操舵入力軸11に一体形成された第1リングギヤ12と、この第1リングギヤ12の上方に配置されると共に、操舵入力軸11に嵌着されたウォームホイール32とが設置されている。操舵入力軸11は、アクチュエータケース33の内壁に装着された入力軸用第1ベアリング34と入力軸用第2ベアリング35とにより回転自在に支持されている。
操舵入力軸11は、操舵部材1と共に回転する所謂ステアリングシャフトである。操舵入力軸11の下端部には、図2に示すように、この操舵入力軸11に一体形成された第1リングギヤ12と、この第1リングギヤ12の上方に配置されると共に、操舵入力軸11に嵌着されたウォームホイール32とが設置されている。操舵入力軸11は、アクチュエータケース33の内壁に装着された入力軸用第1ベアリング34と入力軸用第2ベアリング35とにより回転自在に支持されている。
入力軸用第1ベアリング34は、操舵入力軸11の回転摩擦を低減させて軸支するためのボールベアリングなどからなり、アクチュエータケース33の上端部に形成された軸受孔33aに内設されている。
入力軸用第2ベアリング35は、第1リングギヤ12の外周部を軸支するためのローラベアリングからなり、アクチュエータケース33の下端部に形成された開口部33bの内壁に設置されている。
入力軸用第2ベアリング35は、第1リングギヤ12の外周部を軸支するためのローラベアリングからなり、アクチュエータケース33の下端部に形成された開口部33bの内壁に設置されている。
第1リングギヤ12は、第1遊星歯車機構4のプラネタリギヤ41に噛合する内歯歯車からなり、上側を閉塞し、下側を開口したキャップ状の部材により形成されている。第1リングギヤ12の外周面は、入力軸用第2ベアリング35によって回転自在に軸支されている。
図3に示すように、反力発生機構3は、バッテリ(図示せず)の電気で反力アクチュエータとしての反力モータMaを回転して推力を発生させて、操舵部材1のハンドル操作に反力を与える装置である。反力発生機構3は、反力モータMaと、この反力モータMaのモータ軸Ma1に設けられたウォーム31と、このウォーム31に噛合して前記操舵入力軸11を減速回転させるためのウォームホイール32とから構成されている。
図1に示すように、反力モータMaは、後記するロック機構6がロック用歯車51をロックしているときに操舵部材1の操舵力を補助するアシスト機構として作動し、そのロック機構6がロック用歯車51を開放しているときに操舵力反発機構として作動する。反力モータMaは、反力発生機構3の駆動源であり、操舵角センサ14からの操舵部材1の回転信号と、操舵トルクセンサ(図示せず)からの信号と、車速センサ15からの車速信号とにより制御された電子制御装置13から電流によってモータ軸Ma1(図3参照)を回転させる。
図3に示すように、反力モータMaは、アクチュエータケース33にねじ止めされるモータケースMa2に固定されている。
図3に示すように、反力モータMaは、アクチュエータケース33にねじ止めされるモータケースMa2に固定されている。
アクチュエータケース33には、図3に示すように、モータケースMa2と、モータ軸Ma1を軸支するためのボールベアリング36,37と、ウォーム31と、ウォームホイール32とが収納されている。
モータ軸Ma1には、ウォームホイール32に噛合するウォーム31が一体形成され、そのウォーム31の両側を前記ボールベアリング36,37で軸支している。
ウォームホイール32は、操舵入力軸11に設けられ、ウォーム31の回転を減速回転させるための歯車であって、ウォーム31とで歯車変速機構を構成している。
ウォームホイール32は、操舵入力軸11に設けられ、ウォーム31の回転を減速回転させるための歯車であって、ウォーム31とで歯車変速機構を構成している。
図2に示すように、そのウォームホイール32と共に回転する操舵入力軸11に設けられた前記第1リングギヤ12の内側には、その第1リングギヤ12に噛合する第1プラネタリギヤ41が配設されている。
図1及び図2に示すように、アクチュエータケース33とギヤボックスハウジング21との間の収納空間Aには、動力源となる反力発生機構3と、この反力発生機構3によって回転させられる第1遊星歯車機構4と、この第1遊星歯車機構4に連動する第2遊星歯車機構5と、この第2遊星歯車機構5の第2サンギヤ53と一体に回転するロック用歯車51の回転をロックするロック機構6とが収納されている。
図1、図2及び図4に示すように、第1遊星歯車機構4は、反力発生機構3と、転舵機構2の転舵出力軸7との間に配置される歯車伝達機構である。第1遊星歯車機構4は、第1リングギヤ12と、第1プラネタリギヤ41と、第1プラネタリキャリア42と、第1サンギヤ44とから構成されている。
第1プラネタリギヤ41は、第1プラネタリキャリア42に一端を固定した第1支軸43に回転自在に軸支されると共に、第1リングギヤ12及び第1サンギヤ44に噛合している。第1プラネタリギヤ41の上下面には、この第1プラネタリギヤ41を第1支軸43に対して所定のクリアランスを確保して回転自在に支持するためのスラストワッシャ45が配設され、第1支軸43の下端には、第1キャリアプレート46が嵌着されている。
なお、第1プラネタリギヤ41の数は、複数であってもよく、特に限定されない。
なお、第1プラネタリギヤ41の数は、複数であってもよく、特に限定されない。
第1プラネタリキャリア42は、第1プラネタリギヤ41が第1リングギヤ12と第1サンギヤ44とに噛合するように、浮いた状態に支持する回転板である。第1プラネタリキャリア42は、スプライン状に形成された転舵出力軸7の上端部に係合されると共に、止め輪47とスラストワッシャ48とで挟持されて転舵出力軸7と一体に回転するように配設されている。
第1サンギヤ44は、第2遊星歯車機構5の第2プラネタリキャリア52を一体形成したフランジ付きの筒状をした歯車部材である。第1サンギヤ44は、スラストワッシャ48,49によって、転舵出力軸7に対してクリアランスが確保されて回動自在に軸支されると共に、軸方向の移動が規制されている。
図4に示すように、第2遊星歯車機構5は、第1遊星歯車機構4と、ロック機構6との間に配置される歯車伝達機構である。第2遊星歯車機構5は、第2プラネタリキャリア52と、第2プラネタリギヤ54と、第2リングギヤ55と、第2サンギヤ53と、ロック用歯車51とから構成されている。
第2プラネタリキャリア52は、第2プラネタリギヤ54が第2リングギヤ55と第2サンギヤ53とに噛合するように、浮いた状態に支持する回転板からなる。
第2プラネタリギヤ54は、第2プラネタリキャリア52に一端を固定した第2支軸56に回転自在に軸支されている。第2プラネタリギヤ54の上下面には、この第2プラネタリギヤ54を第2支軸56に回転自在に支持するためのスラストワッシャ57が配設され、第2支軸56の下端には、第2キャリアプレート59が嵌着されている。なお、第2プラネタリギヤ54の数は、複数であってもよく、特に限定されない。
第2プラネタリギヤ54は、第2プラネタリキャリア52に一端を固定した第2支軸56に回転自在に軸支されている。第2プラネタリギヤ54の上下面には、この第2プラネタリギヤ54を第2支軸56に回転自在に支持するためのスラストワッシャ57が配設され、第2支軸56の下端には、第2キャリアプレート59が嵌着されている。なお、第2プラネタリギヤ54の数は、複数であってもよく、特に限定されない。
第2リングギヤ55は、第2プラネタリギヤ54に噛合するリング状の内歯歯車からなり、ロック機構6のロック部材61をギヤボックスハウジング21に固定するためのレバーシャフト62に固定されると共に、ボルトB1によってギヤボックスハウジング21の内壁に固定されている。
第2サンギヤ53は、ロック部材61が噛合するロック用歯車51と一体形成したフランジ付きの筒状をした歯車部材からなる。第2サンギヤ53は、スラストワッシャ49,58によって、転舵出力軸7に対してクリアランスが確保されて回動自在に軸支されると共に、軸方向に移動できないように支持されている。
ロック用歯車51は、前記第2サンギヤ53に一体形成されて一体に回転する回転部材であって、第2遊星歯車機構5とロック機構6との一部品を構成している。
ロック用歯車51は、外周部にロック部材61の爪61aが噛合する歯溝51aを形成した略キャップ状の歯車からなる。ロック用歯車51の周部には、図5(a)、(b)に示すように、ロック部材61が配設されている。
ロック用歯車51は、外周部にロック部材61の爪61aが噛合する歯溝51aを形成した略キャップ状の歯車からなる。ロック用歯車51の周部には、図5(a)、(b)に示すように、ロック部材61が配設されている。
ロック機構6は、前記第2遊星歯車機構5のロック用歯車51と、このロック用歯車51に噛合するロック部材61と、このロック部材61を元の位置に自動復帰させるためのリターンスプリング64と、このリターンスプリング64とロック部材61とを支持するためのレバーシャフト62と、ロック部材61を開放状態にするための電磁ソレノイド63とから構成されている。
ロック部材61は、レバーシャフト62に回動自在に軸支されたレバー状の部材である。ロック部材61は、中央部にレバーシャフト62に軸支するための軸穴61bを備え、一端にロック用歯車51の歯溝51aに係合する爪61aを備え、他端に電磁ソレノイド63のプランジャ63aに押圧される押圧部61cを備えている。
図4に示すように、レバーシャフト62は、ギヤボックスハウジング21に螺着されたボルト状の部材からなり、リターンスプリング64、ロック部材61及び第2リングギヤ55を介してナット65を装着している。
電磁ソレノイド63は、例えば、図5(a)に示すように、電源がOFFのときに、プランジャ63aを没入させて、ロック部材61をロック用歯車51にロックさせるように構成されている。
電磁ソレノイド63は、図5(b)に示すように、電源がONのときに、プランジャ63aを突出させて、ロック部材61をロック用歯車51から開放させるように構成されている。
その電磁ソレノイド63は、ブラケット66に固定され、そのブラケット66をギヤボックスハウジング21にねじ止めすることにより、ギヤボックスハウジング21の外壁に固定されている。
電磁ソレノイド63は、図5(b)に示すように、電源がONのときに、プランジャ63aを突出させて、ロック部材61をロック用歯車51から開放させるように構成されている。
その電磁ソレノイド63は、ブラケット66に固定され、そのブラケット66をギヤボックスハウジング21にねじ止めすることにより、ギヤボックスハウジング21の外壁に固定されている。
リターンスプリング64は、レバーシャフト62に挿入されたねじりコイルばねからなり、一端部がギヤボックスハウジング21に固定されたピン21aに圧接し、他端部がロック部材61に形成されたストッパ61dに圧接した状態に設置されている。
図2に示すように、転舵出力軸7は、第1プラネタリキャリア42、第1サンギヤ44、第2プラネタリキャリア52、第2サンギヤ53及びロック用歯車51を支持するための軸受シャフトである。転舵出力軸7は、操舵入力軸11と同じ中心線上に設置された軸であり、ギヤボックスハウジング21に装着された2つのボールベアリング22,23を介してギヤボックスハウジング21に回転自在に設置されている。転舵出力軸7は、上端に第1プラネタリキャリア42を固定するためのスプライン7aと、中央部にステアリングラック24に噛合するピニオン7bと、このピニオン7bの上部にボールベアリング22をギヤボックスハウジング21とで挟持するための大径部7cと、ピニオン7bの下部にボールベアリング23を装着するための小径部7dと、この小径部7dの下部に転舵機構2の転舵モータMbを設置するためのねじ部7eとをそれぞれ一体形成している。また、転舵出力軸7の下端部の周囲には、転舵出力軸7の回転を監視する回転角度センサ(図示せず)が設置されている。
転舵機構2は、転舵モータMbの回転トルクによって転舵出力軸7を回転させることにより、ラックバー25及びタイロッド9を移動させて車輪Wを転舵させるための装置である。
ステアリングラック24は、図2に示すように、ギヤボックスハウジング21の内部に左右移動自在に支持されたラックバー25に一体形成されている。
図1に示すように、ラックバー25の両端からは、タイロッド9が突出され、ナックル(図示せず)を介して左右の車輪W,Wが設置されている。
ステアリングラック24は、長板状のラックバー25に直接形成されている。ラックバー25は、ギヤボックスハウジング21の内部に左右移動自在に支持されている。
そのギヤボックスハウジング21には、ラックバー25を横方向から押圧するための押圧部材26を進退自在に収納するための横穴21bが形成されている。その横穴21bには、ラックバー25の背面に当接した押圧部材26と、この押圧部材26をピニオン7b側に付勢するためのスプリング27と、このスプリング27のばね受けと横穴21bを閉塞するための部材とを兼ねた蓋部材28とが内設されている。蓋部材28の外側には、ステアリングラック24のストローク量を検知するためのポテンシヨメータ29が設置されている。
前記ステアリングラック24は、ラックバー25の背面がスプリング27に付勢された押圧部材26によって押圧されることにより、ピニオン7bとの噛合する箇所のバックラッシが解消されている。
図1に示すように、ラックバー25の両端からは、タイロッド9が突出され、ナックル(図示せず)を介して左右の車輪W,Wが設置されている。
ステアリングラック24は、長板状のラックバー25に直接形成されている。ラックバー25は、ギヤボックスハウジング21の内部に左右移動自在に支持されている。
そのギヤボックスハウジング21には、ラックバー25を横方向から押圧するための押圧部材26を進退自在に収納するための横穴21bが形成されている。その横穴21bには、ラックバー25の背面に当接した押圧部材26と、この押圧部材26をピニオン7b側に付勢するためのスプリング27と、このスプリング27のばね受けと横穴21bを閉塞するための部材とを兼ねた蓋部材28とが内設されている。蓋部材28の外側には、ステアリングラック24のストローク量を検知するためのポテンシヨメータ29が設置されている。
前記ステアリングラック24は、ラックバー25の背面がスプリング27に付勢された押圧部材26によって押圧されることにより、ピニオン7bとの噛合する箇所のバックラッシが解消されている。
次に、本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置の作用を説明する。
まず、図5(a)を参照して電源がOFFの場合を説明する。
図5(a)に示すように、例えば、電気的な故障やイグニッションスイッチ(図示せず)がOFFにより電源がOFF状態のときには、電磁ソレノイド63へ電流が流れず、ロック機構6がロック状態にある。すなわち、プランジャ63aは、リターンスプリング64に付勢されたロック部材61の押圧部61cに押されて、電磁ソレノイド63側に没入されている。このため、ロック部材61は、リターンスプリング64に付勢されて矢印Cのロック方向に回動して、爪61aがロック用歯車51の歯溝51aに噛合してロック状態にある。
まず、図5(a)を参照して電源がOFFの場合を説明する。
図5(a)に示すように、例えば、電気的な故障やイグニッションスイッチ(図示せず)がOFFにより電源がOFF状態のときには、電磁ソレノイド63へ電流が流れず、ロック機構6がロック状態にある。すなわち、プランジャ63aは、リターンスプリング64に付勢されたロック部材61の押圧部61cに押されて、電磁ソレノイド63側に没入されている。このため、ロック部材61は、リターンスプリング64に付勢されて矢印Cのロック方向に回動して、爪61aがロック用歯車51の歯溝51aに噛合してロック状態にある。
リターンスプリング64は、常にロック部材61を矢印Cのロック方向に付勢している。このため、爪61aは、歯溝51aの底面に圧接していることにより、車体の振動などによって歯溝51aから離脱することなく、しっかりとロック状態を保持することができる。
また、電源がOFFでロック部材61がロック状態の方向(矢印C方向)に回動しているときに、例えば、爪61aの先端がロック用歯車51の歯先51bに圧接して、ロック用歯車51がロックされていない場合であっても、ロック用歯車51が僅かに回転すれば、リターンスプリング64の付勢で爪61aが歯溝51aに係合すると直ぐにロック状態にすることができる。
次に、図5(a)を参照して、操舵部材1をハンドル操作し、ロック用歯車51が回転しているときに、電源がOFFになった場合を説明する。
その場合、ロック部材61は、リターンスプリング64の弾性によってプランジャ63aとロック部材61とを瞬時にロック状態の方向(矢印C方向)に回動させる。すなわち、ロック部材61には、リターンスプリング64による付勢力があり、さらにロック用歯車51には、爪61aが噛合する歯溝51aが多数連設されているため、爪61aが瞬時に歯溝51aに係合してロック状態にすることができる。
その場合、ロック部材61は、リターンスプリング64の弾性によってプランジャ63aとロック部材61とを瞬時にロック状態の方向(矢印C方向)に回動させる。すなわち、ロック部材61には、リターンスプリング64による付勢力があり、さらにロック用歯車51には、爪61aが噛合する歯溝51aが多数連設されているため、爪61aが瞬時に歯溝51aに係合してロック状態にすることができる。
次に、図1及び図2を参照して、このロック状態で、運転者が操舵部材1をハンドル操作した場合を説明する。
図1に示すように、運転者が操舵部材1をハンドル操作した場合には、操舵部材1に、トルクが発生する。この操舵部材1のトルクは、操舵部材1が固定された操舵入力軸11を介して、操舵入力軸11に形成された第1遊星歯車機構4の第1リングギヤ12に伝達される。電源がOFFしているため、反力発生機構3は作動せず、このときのハンドル操作力がアシストされない。
第1リングギヤ12のトルクは、噛合している第1プラネタリギヤ41にかかり、この第1プラネタリギヤ41で第1プラネタリキャリア42を回転させて転舵出力軸7に伝達される。
この転舵出力軸7のトルクは、転舵出力軸7に形成されたピニオン7bからステアリングラック24に伝達される。
図1に示すように、運転者が操舵部材1をハンドル操作した場合には、操舵部材1に、トルクが発生する。この操舵部材1のトルクは、操舵部材1が固定された操舵入力軸11を介して、操舵入力軸11に形成された第1遊星歯車機構4の第1リングギヤ12に伝達される。電源がOFFしているため、反力発生機構3は作動せず、このときのハンドル操作力がアシストされない。
第1リングギヤ12のトルクは、噛合している第1プラネタリギヤ41にかかり、この第1プラネタリギヤ41で第1プラネタリキャリア42を回転させて転舵出力軸7に伝達される。
この転舵出力軸7のトルクは、転舵出力軸7に形成されたピニオン7bからステアリングラック24に伝達される。
また、前記第1プラネタリギヤ41のトルクは、噛合している第1サンギヤ44を介して、第1サンギヤ44に一体形成された第2遊星歯車機構5の第2プラネタリキャリア52に伝達される。第2プラネタリキャリア52のトルクは、この第2プラネタリキャリア52に軸支した第2プラネタリギヤ54で増速回転されて、第2サンギヤ53とロック用歯車51と第2リングギヤ55とに伝達される。
このときにロック用歯車51からロック部材61にかかるトルク(負荷)は、第1遊星歯車機構4の第1プラネタリギヤ41と第2遊星歯車機構5の第2プラネタリギヤ54とで2段階に増速されていることにより、トルク(負荷)が軽減されるため、ロック機構6で容易にロックすることが可能となる。
なお、ロック用歯車51の歯溝51aと歯溝51a(図5(a)、(b)参照)との角度差に比較して、操舵部材1に生じるロック位置の角度差は、第1及び第2遊星歯車機構4,5により増幅された分だけ小さくなる。
なお、ロック用歯車51の歯溝51aと歯溝51a(図5(a)、(b)参照)との角度差に比較して、操舵部材1に生じるロック位置の角度差は、第1及び第2遊星歯車機構4,5により増幅された分だけ小さくなる。
しかしながら、図2に示すように、第2サンギヤ53は、これに一体形成されたロック用歯車51が前記ロック機構6によってロックされていると共に、第2リングギヤ55がボルトB1によってギヤボックスハウジング21に固定されている。このため、第2サンギヤ53と第2リングギヤ55は、トルクが負荷されても回転しない。
これにより、第2プラネタリギヤ54は、自転も公転もすることができない。この第2プラネタリギヤ54が回転しないことにより第2プラネタリキャリア52は、回転せず、これに一体形成された第1サンギヤ44も回転できない。そして、第1プラネタリギヤ41は、第1サンギヤ44の回りを公転することになる。
第1プラネタリギヤ41が回転すると第1プラネタリキャリア42は、転舵出力軸7のピニオン7bを回転させる。ピニオン7bは、ステアリングラック24を移動させて、ラックバー25及び車輪Wを転舵させる。
これにより、第2プラネタリギヤ54は、自転も公転もすることができない。この第2プラネタリギヤ54が回転しないことにより第2プラネタリキャリア52は、回転せず、これに一体形成された第1サンギヤ44も回転できない。そして、第1プラネタリギヤ41は、第1サンギヤ44の回りを公転することになる。
第1プラネタリギヤ41が回転すると第1プラネタリキャリア42は、転舵出力軸7のピニオン7bを回転させる。ピニオン7bは、ステアリングラック24を移動させて、ラックバー25及び車輪Wを転舵させる。
したがって、電気的な故障などで電源がOFFしてステアバイワイヤシステムに失陥が発生したときには、ロック部材61がロック用歯車51をロックしている。このときに運転者が操舵部材1をハンドル操作すると、操舵部材1の回転は、操舵入力軸11、第1リングギヤ12、第1プラネタリギヤ41、第1プラネタリキャリア42、転舵出力軸7、ピニオン7bに伝達されて、ステアリングラック24及びラックバー25を介して車輪Wに転舵される。すなわち、車両用操舵装置Sは、電源が遮断された状態のとき、正常時と同様に、操舵入力軸11と転舵出力軸7とを機械的に連結させることができる。
次に、図5(b)を参照して、電磁ソレノイド63へ電流が流れてロック機構6が開放されたときの状態を説明する。
電磁ソレノイド63へ電流が流れると、ロック機構6は図5(b)に示すように、ロック部材61がロック用歯車51から離れて開放状態にある。すなわち、電磁ソレノイド63に電源から電流が流れると、磁力が発生してプランジャ63aが突出して、ロック部材61の押圧部61cがプランジャ63aによって押圧される。すると、ロック部材61は、レバーシャフト62を中心として矢印Dの開放方向に回動して爪61aが歯溝51aから離脱する。これにより、ロック用歯車51は、開放されて、第2遊星歯車機構5が回転するようになる。
電磁ソレノイド63へ電流が流れると、ロック機構6は図5(b)に示すように、ロック部材61がロック用歯車51から離れて開放状態にある。すなわち、電磁ソレノイド63に電源から電流が流れると、磁力が発生してプランジャ63aが突出して、ロック部材61の押圧部61cがプランジャ63aによって押圧される。すると、ロック部材61は、レバーシャフト62を中心として矢印Dの開放方向に回動して爪61aが歯溝51aから離脱する。これにより、ロック用歯車51は、開放されて、第2遊星歯車機構5が回転するようになる。
次に、図2を参照して、このロック開放状態で、運転者が操舵部材1をハンドル操作した場合を説明する。
この状態で、運転者が操舵部材1をハンドル操作すると、図2に示すように、操舵入力軸11、第1リングギヤ12を介して第1遊星歯車機構4の第1プラネタリギヤ41が回転する。
このとき、第1プラネタリギヤ41は、第1サンギヤ44の周囲を公転しようとするが、第1プラネタリキャリア42が転舵出力軸7、ピニオン7b、ステアリングラック24などを介して車輪Wに連結されていることにより負荷が大きいため、負荷が小さい第1サンギヤ44を増速させながら自転させることになる。
そして、反力発生機構3は、任意の操舵反力制御を行ってハンドル操作をアシストする。
この状態で、運転者が操舵部材1をハンドル操作すると、図2に示すように、操舵入力軸11、第1リングギヤ12を介して第1遊星歯車機構4の第1プラネタリギヤ41が回転する。
このとき、第1プラネタリギヤ41は、第1サンギヤ44の周囲を公転しようとするが、第1プラネタリキャリア42が転舵出力軸7、ピニオン7b、ステアリングラック24などを介して車輪Wに連結されていることにより負荷が大きいため、負荷が小さい第1サンギヤ44を増速させながら自転させることになる。
そして、反力発生機構3は、任意の操舵反力制御を行ってハンドル操作をアシストする。
第1サンギヤ44が自転すると、第1サンギヤ44に一体形成された第2遊星歯車機構5の第2プラネタリキャリア52が回転して、これに支持された第2プラネタリギヤ54が自転する。第2プラネタリギヤ54に噛合している第2リングギヤ55は、ギヤボックスハウジング21に固定され、ロック機構6のロック用歯車51が自由に回転できる開放状態になっていることにより、自転できるため、第2サンギヤ53を増速回転させる。
このように、ロック開放状態で、運転者が操舵部材1をハンドル操作した場合、ロック機構6のロック用歯車51は回転するが、転舵出力軸7には回転が伝達されない非連結状態のステアバイワイヤシステムの状態となる。すなわち、第1遊星歯車機構4の第1プラネタリギヤ41が操舵入力軸11と転舵出力軸7と断続するためのクラッチ的な機構を果たす。
そして、転舵機構2が作動して、運転者のハンドル操作に対し、独立した任意の車輪切れ角制御が行われて、車輪Wが転舵される。
そして、転舵機構2が作動して、運転者のハンドル操作に対し、独立した任意の車輪切れ角制御が行われて、車輪Wが転舵される。
転舵モータMbが回転すると第1プラネタリキャリア42が転舵出力軸7と一体に回転する。その第1プラネタリキャリア42は、第1プラネラリギヤ41を第1サンギヤ44の周囲で公転させる。このとき、第1プラネタリギヤ41に噛合している第1リングギヤ12が、この第1リングギヤ12と一体に回転する操舵部材1のイナーシャと運転者によるハンドル保持力により、回転できない。このため、第1プラネタリギヤ41は、イナーシャが小さい第1サンギヤ44を増速させ、第2プラネタリキャリア52、第2プラネタリギヤ54を介して第2サンギヤ53及びロック用歯車51を空転させる。
したがって、転舵モータMbは、第1リングギヤ12に回転トルクを伝達することは殆どなく、操舵入力軸11及び操舵部材1を回転させることも殆どない。
したがって、転舵モータMbは、第1リングギヤ12に回転トルクを伝達することは殆どなく、操舵入力軸11及び操舵部材1を回転させることも殆どない。
次に、図2を参照して、ラックバー25に外力が入力された場合を説明する。
ラックバー25に外力が負荷されると、ステアリングラック24は直線移動して、転舵出力軸7のピニオン7bを押圧してその外力が回転トルクに変換される。
転舵出力軸7は、第1プラネタリキャリア42によって、第1プラネタリギヤ41を第1サンギヤ44の周囲を公転させる。このとき、第1プラネタリギヤ41は、噛合している第1リングギヤ12が同軸(操舵入力軸11)上の操舵部材1が運転者の手で保持されているため、自由に回転させることができない。このため、第1プラネタリギヤ41は、イナーシャが小さい第1サンギヤ44を増速させながら自転させることになる。
ラックバー25に外力が負荷されると、ステアリングラック24は直線移動して、転舵出力軸7のピニオン7bを押圧してその外力が回転トルクに変換される。
転舵出力軸7は、第1プラネタリキャリア42によって、第1プラネタリギヤ41を第1サンギヤ44の周囲を公転させる。このとき、第1プラネタリギヤ41は、噛合している第1リングギヤ12が同軸(操舵入力軸11)上の操舵部材1が運転者の手で保持されているため、自由に回転させることができない。このため、第1プラネタリギヤ41は、イナーシャが小さい第1サンギヤ44を増速させながら自転させることになる。
その第1サンギヤ44が自転すると、これに一体形成された第2プラネタリキャリア52は共に回転して、下段に設けた第2遊星歯車機構5の第2プラネタリギヤ54を自転させる。第2プラネタリギヤ54は、第2リングギヤ55がギヤボックスハウジング21に固定されているため、自由に自転して、第2サンギヤ53及びロック用歯車51を増速回転させて、回転トルクを開放する。
このように、ラックバー25に外力が入力された場合、転舵出力軸7に伝達されたトルクは、最終的にロック用歯車51に伝達されて空転されることにより逃がされ、操舵部材1を回転させることはほとんどない。
以上のように、車両用操舵装置Sは、ロック機構6を解除したときに、転舵機構2を電子制御装置13(図1参照)の指示によって操舵することにより、ステアバイワイヤ方式の操舵を行う。
そして、ロック機構6は、電気系統の故障時または電源OFF時にロック状態となり、第1遊星歯車機構4の第1プラネタリキャリア41が操舵入力軸11と転舵出力軸7とをクラッチ的に連結して機械的な結合を達成させることができる。
また、反力発生機構3は、ステアバイワイヤ方式で正常に制御しているとき、ウォーム31、ウォームホイール32を介して操舵入力軸11を回転させてハンドル操作力をアシストするハンドル操舵反力制御をする。そして、反力発生機構3は、転舵モータMbが故障あるいはセンサ類(図示せず)などが故障したとき、ロック機構6を作動させて、操舵入力軸11と転舵出力軸7とを連結状態にしてパワーステアリング制御(操舵力アシスト制御)に切り替わる。
そして、ロック機構6は、電気系統の故障時または電源OFF時にロック状態となり、第1遊星歯車機構4の第1プラネタリキャリア41が操舵入力軸11と転舵出力軸7とをクラッチ的に連結して機械的な結合を達成させることができる。
また、反力発生機構3は、ステアバイワイヤ方式で正常に制御しているとき、ウォーム31、ウォームホイール32を介して操舵入力軸11を回転させてハンドル操作力をアシストするハンドル操舵反力制御をする。そして、反力発生機構3は、転舵モータMbが故障あるいはセンサ類(図示せず)などが故障したとき、ロック機構6を作動させて、操舵入力軸11と転舵出力軸7とを連結状態にしてパワーステアリング制御(操舵力アシスト制御)に切り替わる。
車両用操舵装置Sは、第1遊星歯車機構4の下方に第2遊星歯車機構5を連設して2段にしたことにより、その機構の末端にあるロック用歯車51の回転を操舵入力軸11の回転に対して増速することができるため、ロック機構6を小型化することができる。車両用操舵装置Sが故障してロック機構6の電磁ソレノイド63が作動してからプランジャ63aがロック用歯車51の歯溝51aに係合するまでのハンドル回転角のフリーの状態を極めて微小にすることができる。さらに、第1及び第2遊星歯車機構4,5は、ロック用歯車51の回転を操舵入力軸11及び転舵出力軸7の回転に対して、それぞれ増速することにより、ロック機構6が受ける回転トルクを小さくすることができるため、ロック機構6が受ける衝撃を少なくして、簡素で小型なものでも対応できるようにすることができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、第1及び第2遊星歯車機構は、2組に限定されるものではなく、複数組であればよく、操舵部材から伝達されるトルクや回転に応じて適宜な組数にすればよい。
例えば、第1及び第2遊星歯車機構は、2組に限定されるものではなく、複数組であればよく、操舵部材から伝達されるトルクや回転に応じて適宜な組数にすればよい。
1 操舵部材
2 転舵機構
3 反力発生機構
4 第1遊星歯車機構(遊星歯車機構)
5 第2遊星歯車機構(遊星歯車機構)
6 ロック機構
7 転舵出力軸
11 操舵入力軸
51 ロック用歯車
61 ロック部材
Mb 転舵モータ
S 車両用操舵装置
W 車輪
2 転舵機構
3 反力発生機構
4 第1遊星歯車機構(遊星歯車機構)
5 第2遊星歯車機構(遊星歯車機構)
6 ロック機構
7 転舵出力軸
11 操舵入力軸
51 ロック用歯車
61 ロック部材
Mb 転舵モータ
S 車両用操舵装置
W 車輪
Claims (2)
- 車輪を転舵するために操作される操舵部材と、
前記車輪を転舵する転舵機構と、
当該転舵機構に取り付けられ前記車輪を転舵するための付勢力を付与する転舵モータと
、
前記操舵部材と前記転舵機構との間に設けられた複数組の遊星歯車機構と、
当該遊星歯車機構をロックすることにより前記操舵部材と前記転舵機構とを機械的に連
結するロック機構と、から構成されたことを特徴とする車両用操舵装置。 - 前記遊星歯車機構がロック用歯車を有し、
前記ロック機構が前記ロック用歯車に噛合するロック部材を有することを特徴とする請
求項1に記載の車両用操舵装置。
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