JP7233018B1 - 機関制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータのトルクによってシフト操作をアシストすることができる機関制御装置を提供する。【解決手段】機関制御装置30は、レバー部材27と、入力軸50と、ポテンショメータ51と、出力ギヤ61と、モータ70と、シフトアーム85と、減速ギヤ機構110と、ダンパーユニット121を含む力伝達機構120を有している。レバー部材27が中立位置から第1の方向あるいは第2の方向に所定角度を超えて移動すると、ポテンショメータ51の出力に基づいてモータ70が回転する。モータ70の回転が減速ギヤ機構110を介してシフトアーム85に伝わることにより、シフトアーム85が前進側または後進側のシフトポジションに移動する。レバー部材27が中立位置から前記所定角度以内で移動するとき、出力ギヤ61が停止した状態のもとで、ダンパーユニット121が変形することにより入力軸50の回転が許容される。【選択図】図4

Description

この発明は、例えば船外機のティラーハンドルのように機関を操作するためのレバー部材を備えた機関制御装置に関する。
特許文献1や特許文献2に記載されているように、操船者が操作するティラーハンドル(tiller handle)を備えた船外機が知られている。ティラーハンドルにスロットル用の操作部とシフト用のレバー部材を設けることも知られている。スロットル用の操作部を操作することにより、エンジンの増速あるいは減速を行なうことができる。シフト用のレバー部材を前進位置に移動させると、船外機のシフト機構が前進側シフトポジションに切り換わる。前記レバー部材を後進位置に移動させると、前記シフト機構が後進側シフトポジションに切り換わる。船外機のシフト機構は、制御すべき機関(machine to be controlled)の一例である。
シフト操作用のレバー部材を備えたティラーハンドルでは、レバー部材の動きを機関のシフト機構に伝えるために、プッシュプルケーブル等の力伝達部材が使われるのが通例である。前記レバー部材を前進位置あるいは後進位置に操作すると、プッシュケーブルが移動することにより、機関のシフト機構が前進側あるいは後進側のシフトポジションに切り換わる。
特開2019-1209号公報 特開2012-101793号公報
特許文献1あるいは特許文献2に記載されたように、操作部の動きをメカニカルな力伝達部材によって機関に伝える場合、力伝達部材が移動する際の摩擦抵抗が大きいと操作部の動きが阻害される。このため操作部を容易に操作できないことがある。
レバー部材等の操作部の動きを電気的に検出し、その出力に基づいてモータ等のアクチュエータを駆動することにより、力伝達部材を移動させることも考えられた。例えばティラーハンドルにトルクセンサを設け、トルクセンサの出力に基づいてモータ等のアクチュエータを作動させれば、力伝達部材を移動させることができる。
しかし操作部が前進位置あるいは後進位置に移動したことをトルクセンサによって電気的に検出するには制御系が複雑となり、コストも高くなる。しかも電気系統のトラブル等によってアクチュエータが作動不能に陥ったときに、シフト操作が不可能になるという懸念があった。
従って本発明の1つの実施形態の目的は、モータの出力によってシフト操作をアシストすることができ、トルクセンサによらずにモータの発停を制御することができ、電気系統のトラブル等が生じてもシフト操作を行なうことが可能な機関制御装置を提供することにある。
1つの実施形態の機関制御装置は、ベース部材と、シフト操作用のレバー部材と、出力ギヤと、モータと、ポテンショメータと、シフトアームと、減速ギヤ機構と、力伝達機構とを含んでいる。前記レバー部材は、前記ベース部材に設けられた入力軸を中心に回転し、中立位置を境に第1の方向と第2の方向とに移動する。前記出力ギヤは、前記入力軸に設けられ、前記入力軸の軸回りに相対回転可能である。前記モータは第1の回転方向と第2の回転方向とに回転する。
前記ポテンショメータは、前記レバー部材が前記第1の方向に所定の角度まで移動すると、前記モータを前記第1の回転方向に回転させる信号を出す。また前記レバー部材が前記第2の方向に所定の角度まで移動すると、前記モータを前記第2の回転方向に回転させる信号を出す。前記シフトアームは、前記ベース部材に設けられたシフトアーム軸を中心に回動する。前記シフトアーム軸に設けられたシフトアーム駆動ギヤが前記出力ギヤと噛合っている。前記減速ギヤ機構は、前記モータの回転を前記シフトアーム駆動ギヤに伝達する。
前記力伝達機構は、前記入力軸と前記出力ギヤとの間に設けられたダンパーユニットを含んでいる。操船者が前記レバー部材を操作し、前記レバー部材が前記中立位置から所定の角度以内を移動するときには、前記ダンパーユニットが変形することにより、前記出力ギヤが停止した状態において前記入力軸の回転が許容される。前記レバー部材が前記所定の角度を超えて移動すると、前記入力軸の回転が前記ダンパーユニットを介して前記出力ギヤに伝達される。前記出力ギヤが回転するとシフトアーム駆動ギヤが回転することにより、シフトアームが前進側あるいは後進側のシフトポジションに移動する。
前記ダンパーユニットの一例が、前記入力軸と共に回転する駆動側回転体と、前記出力ギヤまたは前記駆動側回転体に設けられたピンと、弾性部材とを有してもよい。前記弾性部材は、前記入力軸が第1の方向に回転した状態において前記ピンによって押されて変形し、前記入力軸が第2の方向に回転した状態において前記ピンによって押されて変形する。
前記ダンパーユニットが、第1のストッパと第2のストッパとを有しているとよい。前記第1のストッパは、前記駆動側回転体が前記第1の方向に回転し前記弾性部材が変形した状態において、前記駆動側回転体が前記出力ギヤに対し第1の角度以上に相対回転することを阻止する。前記第2のストッパは、前記駆動側回転体が前記第2の方向に回転し前記弾性部材が変形した状態において、前記駆動側回転体が前記出力ギヤに対し第2の角度以上に相対回転することを阻止する。
前記弾性部材が、第1の弾性体と第2の弾性体とを含んでいてもよい。前記第1の弾性体は、前記ピンの一方の側面と対向して配置され、前記入力軸が前記第1の方向に回転した状態において前記ピンによって圧縮される。前記第2の弾性体は、前記ピンの他方の側面と対向して配置され、前記入力軸が前記第2の方向に回転した状態において前記ピンによって圧縮される。
前記減速ギヤ機構が複数の平歯車からなり、前記モータが非通電状態において、前記レバー部材から前記入力軸に入力したトルクが前記力伝達機構を介して前記出力ギヤに伝わることにより、前記シフトアーム駆動ギヤと前記シフトアームとが回動するようにしてもよい。そして前記入力軸に入力したトルクが前記減速ギヤ機構を介して前記モータに伝わることにより、前記モータが従動回転するようにしてもよい。
1つの実施形態の機関制御装置によれば、モータのトルクによってシフト操作をアシストすることができる。またトルクセンサによらずにモータの発停を制御することができ、しかも電気系統のトラブル等が生じてもシフト操作を行なうことが可能である。
船外機を備えた小型船舶の一部を示す側面図。 第1の実施形態に係る機関制御装置をカバーが取り外された状態で示す斜視図。 図2に示された機関制御装置を図2とは反対側から見た斜視図。 同機関制御装置の一部を断面で表わした斜視図。 同機関制御装置のレバー部材が中立位置から第1の方向に移動した状態を示す側面図。 同機関制御装置のレバー部材が中立位置から第2の方向に移動した状態を示す側面図。 同機関制御装置の力伝達機構を示す斜視図。 図7に示された力伝達機構を分解して示す斜視図。 図7に示された力伝達機構の正面図。 図9に示された力伝達機構の駆動側回転体が第1の方向に回転した状態を示す正面図。 図9に示された力伝達機構の駆動側回転体が第2の方向に回転した状態を示す正面図。 第2の実施形態に係るダンパーユニットを備えた力伝達機構の正面図。 第3の実施形態に係るダンパーユニットを備えた力伝達機構の正面図。 図13に示された力伝達機構の駆動側回転体が第1の方向に回転した状態を示す正面図。 第4の実施形態に係るダンパーユニットを備えた力伝達機構の正面図。 図15に示された力伝達機構の駆動側回転体が第1の方向に回転した状態を示す正面図。 第5の実施形態に係るダンパーユニットを備えた力伝達機構の正面図。 図17に示された力伝達機構の駆動側回転体が第1の方向に回転した状態を示す正面図。
以下に1つの実施形態に係る機関制御装置について、図1から図11を参照して説明する。
図1に一部を示した小型船舶10は、船体11の後部に船外機12を備えている。船外機12は固定機構13によって船体11に固定されている。船外機12はヒンジ部14を中心に左右に向きを変えることができる。船外機12に操舵用のティラーハンドル20が設けられている。ティラーハンドル20を操作することにより、船外機12の向きを変えることができる。
船外機12の内部にエンジン21やスロットル機構22、動力伝達機構23、シフト機構24などが配置されている。エンジン21の回転は動力伝達機構23とシフト機構24を介してプロペラ25に伝達される。シフト機構24はプロペラ25の回転方向を切換える機能を有している。シフト機構24は、制御すべき機関(machine to be controlled)の一例である。ティラーハンドル20にはスロットル機構22を操作するためのスロットル操作部材26と、シフト機構24を操作するためのレバー部材(シフトレバー)27が設けられている。スロットル操作部材26はスロットル用ケーブル28を介してスロットル機構22に接続されている。
本実施形態のティラーハンドル20は機関制御装置30を備えている。図2は、ティラーハンドル20のカバー20a(図1に示す)を外した状態で、機関制御装置30を模式的に示す斜視図である。図3は、機関制御装置30を図2とは反対側から見た斜視図である。図4は、機関制御装置30の一部を水平方向に沿う断面で表わした斜視図である。
機関制御装置30はベース部材40を備えている。ベース部材40の形状は特に限定されないが、例えばベース本体41と、ベース本体41に設けられた一対のフレーム部材42,43とを含んでいる。フレーム部材42,43は互いに間隔を存して対向し、ボルト等の締結部材44によって互いに固定されている。
図4に示されたように、ベース部材40に入力軸50とポテンショメータ51が設けられている。ポテンショメータ51については後に詳しく説明する。入力軸50は、フレーム部材42に設けられた軸受部材52によって回転自在に支持されている。入力軸50の第1の端部50aはフレーム部材42の外側に位置している。入力軸50の第1の端部50aに、固定部材53によってシフト操作用のレバー部材27が取付けられている。レバー部材27は入力軸50を中心に回転することができる。
図5はレバー部材27が中立位置Nから第1の方向A1(前進側)に移動するときの側面図である。図6はレバー部材27が中立位置Nから第2の方向A2(後進側)に移動するときの側面図である。レバー部材27は操船者の手によって、中立位置Nを境に、第1の方向A1と第2の方向A2とに移動させることができる。
入力軸50の長さ方向の一部に円柱形のギヤ保持部60(図4に示す)が設けられている。ギヤ保持部60はフレーム部材42,43の内側の空間Sに配置されている。ギヤ保持部60に出力ギヤ61(図4と図7と図8に示す)が設けられている。出力ギヤ61は、入力軸50に対して入力軸50の軸回りに相対的に回転することができる。出力ギヤ61の全周に歯部61aが形成されている。しかし図7と図8では図面を簡略化するために歯部61aの一部のみが示されている。
ベース部材40にモータ70が配置されている。モータ70の出力軸71(図4に示す)にギヤ72が設けられている。モータ70は、直流電流によって第1の回転方向と、第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転させることができる。すなわちモータ70は正逆回転可能である。モータ70の駆動源は船体11に搭載されたバッテリーである。
ベース部材40に設けられたポテンショメータ51は、フレーム部材43に固定された支持部材75と、支持部材75に固定されたポテンショ基板76などを含んでいる。入力軸50の第2の端部50bにマグネット77が設けられている。ポテンショ基板76に設けられた素子がマグネット77の磁気に反応することにより、入力軸50の回転方向の位置(基準位置からの角度)が検出される。
ポテンショメータ51は、レバー部材27が第1の方向A1(図5に示す)に第1の角度θ1を移動したとき、モータ70を第1の回転方向に回転させる信号(第1の信号)を出力する。レバー部材27が前進位置F1まで移動すると、モータ70を停止させる信号が出力される。
ポテンショメータ51は、レバー部材27が第2の方向A2(図6に示す)に第2の角度θ2を移動したとき、モータ70を第2の回転方向に回転させる信号(第2の信号)を出力する。レバー部材27が後進位置R1まで移動すると、モータ70を停止させる信号が出力される。
ベース部材40にシフトアーム軸80(図4に示す)が設けられている。シフトアーム軸80は、フレーム部材43に設けられた軸受部材81によって回転自在に支持されている。シフトアーム軸80にシフトアーム85(図3と図4に示す)が取付けられている。シフトアーム85はシフトアーム軸80を回転中心として前後方向に回動し、ニュートラル位置を境に前進側シフトポジションと後進側シフトポジションとにわたって移動する。
図3に示されたように、シフト用のケーブル86の一端が接続部材87を介してシフトアーム85に接続される。シフト用のケーブル86の他端は船外機12(図1に示す)のシフト機構24に接続される。ケーブル86の一例は、アウタチューブ86aとインナケーブル86bなどから構成されるプッシュプルケーブルである。シフト用のケーブル86がシフトアーム85によってプッシュ(押し)あるいはプル(引き)されることにより、シフト機構24が操作される。
本実施形態の機関制御装置30は、シフトアーム85をニュートラル位置と、前進側シフトポジションと、後進側シフトポジションとに制止させるためのディテント機構90(図3と図4に一部を示す)を有している。ディテント機構90の一例は、シフトアーム85の基部の周方向に3か所形成された凹部91(図3に一部を示す)と、これら凹部91のいずれかが嵌合するボール等の制動部材92と、制動部材92を付勢するばね93とを含んでいる。3か所の凹部91は、シフトアーム85をニュートラル位置と前進側シフトポジションと後進側シフトポジションのいずれかに止めることができる位置に形成されている。
図4に示されたように、シフトアーム軸80にシフトアーム駆動ギヤ100が設けられている。シフトアーム駆動ギヤ100は、出力ギヤ61と噛合っている。このため出力ギヤ61が回転すると、出力ギヤ61の回転方向に応じてシフトアーム駆動ギヤ100が回転することにより、シフトアーム85が前進側シフトポジションまたは後進側シフトポジションに移動する。
モータ70の出力軸71に設けられたギヤ72とシフトアーム駆動ギヤ100との間に、減速ギヤ機構110が配置されている。モータ70の回転が減速ギヤ機構110を介してシフトアーム駆動ギヤ100に伝達される。減速ギヤ機構110の一例は、第1のギヤユニット111と、第2のギヤユニット112と、第3のギヤユニット113とを含んでいる。なお減速ギヤ機構110の構成は本実施形態に限定されることなく、要するにモータ70の回転を減速しかつトルクを増大させてシフトアーム駆動ギヤ100に伝える構成であればよい。
第1のギヤユニット111は大径ギヤ111aと小径ギヤ111bとを含んでいる。大径ギヤ111aはモータ70のギヤ72と噛合っている。第2のギヤユニット112は大径ギヤ112aと小径ギヤ112bとを含んでいる。大径ギヤ112aは、第1のギヤユニット111の小径ギヤ111bと噛合っている。第3のギヤユニット113は大径ギヤ113aと小径ギヤ113bとを有している。大径ギヤ113aは、第2のギヤユニット112の小径ギヤ112bと噛合っている。第3のギヤユニット113の小径ギヤ113bは、シフトアーム駆動ギヤ100と噛合っている。このためモータ70の回転が減速ギヤ機構110によって減速されるとともに、シフトアーム駆動ギヤ100に伝達される。
減速ギヤ機構110を構成する複数のギヤ111a,111b,112a,112b,113a,113bは全て平歯車である。モータ70のギヤ72とシフトアーム駆動ギヤ100も平歯車である。このため万一の電源トラブル等によってモータ70が非通電状態となっても、レバー部材27に入力したトルクをシフトアーム駆動ギヤ100に伝えることができるとともに、レバー部材27に入力したトルクを減速ギヤ機構110を介してモータ70に伝えることができる。このため万一の電源喪失時に、レバー部材27に入力した手動のトルクによってモータ70を強制的に従動回転させることができる。しかもシフトアーム85を前進側のシフトポジションあるいは後進側のシフトポジションに動かすことができる。
図7と図8に示されたように、入力軸50にダンパーユニット121を含む力伝達機構120が設けられている。図7は力伝達機構120の斜視図、図8は力伝達機構120を分解して示した斜視図である。図9はダンパーユニット121の正面図である。
ダンパーユニット121の一例は、入力軸50と共に回転する駆動側回転体122と、出力ギヤ61に設けた複数(例えば4つ)のピン123と、第1の弾性体124と、第2の弾性体125と、蓋部材126とを含んでいる。駆動側回転体122と蓋部材126とは、回り止め部材127によって回転方向に結合されている。このため駆動側回転体122と蓋部材126とは、入力軸50と共に回転する。第1の弾性体124と第2の弾性体125とによって、弾性部材128が構成されている。
図9はダンパーユニット121を有する力伝達機構120の正面図である。図10は、力伝達機構120の駆動側回転体122が第1の方向に回転した状態を示す正面図である。図11は駆動側回転体122が第2の方向に回転した状態を示す正面図である。
第1の弾性体124と第2の弾性体125とは、例えばエラストマあるいは合成ゴム等のゴム弾性体からなる。図8から図11に示されたように、弾性体124,125の一例は中空であるが、必要に応じて弾性体124,125が中実でもよい。これら弾性体124,125は、圧縮荷重が加わると潰れる方向に変形するとともに、形状を復元するエネルギーを蓄えることが可能な弾性材料からなる。
駆動側回転体122に、ピン123の数と同数のダンパー収容孔130が形成されている。図9に示されたように、それぞれのダンパー収容孔130に弾性部材128が収容されている。弾性部材128は、第1の弾性体124と第2の弾性体125とによって構成されている。第1の弾性体124と第2の弾性体125とは、ピン123を挟んで配置されている。第1の弾性体124は、ピン123の一方の側面と対向してダンパー収容孔130に配置されている。第2の弾性体125は、ピン123の他方の側面と対向してダンパー収容孔130に配置されている。他の実施形態として、ピン123を駆動側回転体122に設け、弾性部材128を出力ギヤ61に設けてもよい。
図5に示すように操船者が手でレバー部材27を中立位置Nから第1の方向A1に動かすと、レバー部材27から入力軸50に第1の方向A1のトルクが加わる。図10に示されたように、第1の方向A1に加わるトルクにより、第1の弾性体124がピン123によって圧縮される。つまり入力軸50が第1の方向A1に回転した状態において、ピン123によって第1の弾性体124が圧縮されて変形(厚さが減少)する。
レバー部材27が第1の方向A1に所定の第1の角度θ1(図5に示す)以内で移動するときには、第1の弾性体124が変形することにより、出力ギヤ61が停止した状態のもとで入力軸50の回転が許容される。つまり出力ギヤ61が動くことなく、入力軸50のみが第1の方向A1に回転する。
レバー部材27が第1の方向A1に第1の角度θ1まで移動すると、モータ70を第1の回転方向に回転させる信号(第1の信号)がポテンショメータ51から出力される。この第1の信号により、モータ70が第1の回転方向に回転し、その回転が減速ギヤ機構110を介してシフトアーム駆動ギヤ100に伝わることにより、シフトアーム85が前進側シフトポジションに移動する。すなわちモータ70が生じるトルクにより、シフトアーム85が前進側シフトポジションに移動する。このとき操船者はシフトアーム85に手を添えればよく、場合によってはシフトアーム85から手を離すこともできる。
図5に示されたようにレバー部材27が前進位置F1まで移動すると、ポテンショメータ51が出力する信号に基づいてモータ70が停止する。モータ70が停止することにより、レバー部材27が前進位置F1に停止するとともに、ディテント機構90によってシフトアーム85が前進側シフトポジションに保持される。
図6に示すように操船者が手でレバー部材27を中立位置Nから第2の方向A2に動かすと、レバー部材27から入力軸50に第2の方向A2のトルクが加わる。図11に示されたように、第2の方向A2に加わるトルクにより、第2の弾性体125がピン123によって圧縮される。つまり入力軸50が第2の方向A2に回転した状態において、ピン123によって第2の弾性体125が圧縮されて変形(厚さが減少)する。
レバー部材27が第2の方向A2に所定の第2の角度θ2(図6に示す)以内で移動するときには、第2の弾性体125が変形することにより、出力ギヤ61が停止した状態のもとで入力軸50の回転が許容される。つまり出力ギヤ61が動くことなく、入力軸50のみが第2の方向A2に回転する。
レバー部材27が第2の方向A2に第2の角度θ2まで移動すると、モータ70を第2の回転方向に回転させる信号(第2の信号)がポテンショメータ51から出力される。この第2の信号により、モータ70が第2の回転方向に回転し、その回転が減速ギヤ機構110を介してシフトアーム駆動ギヤ100に伝わることにより、シフトアーム85が後進側シフトポジションに移動する。すなわちモータ70が生じるトルクにより、シフトアーム85が後進側シフトポジションに移動する。このとき操船者はシフトアーム85に手を添えていればよく、場合によってはシフトアーム85から手を離すこともできる。
図6に示すようにレバー部材27が後進位置R1まで移動すると、ポテンショメータ51が出力する信号に基づいてモータ70が停止する。モータ70が停止することにより、レバー部材27が後進位置R1に停止するとともに、ディテント機構90によってシフトアーム85が後進側シフトポジションに保持される。
エンジンのアイドリング時のようにシフト操作を行わない中立状態のとき、レバー部材27はダンパーユニット121の弾性復元力によって中立位置Nに向けて付勢される。しかもディテント機構90によってシフトアーム85がニュートラルの位置に保持される。このためレバー部材27やシフトアーム85が予期せずに前進側あるいは後進側に移動することを防止することができる。
以上述べたように、操船者が手でレバー部材27を操作する際のトルクにより、ダンパーユニット121の弾性体124,125が変形し、レバー部材27に適度な反力が生じる。この反力に抗してレバー部材27が前進側の所定角度θ1または後進側の所定角度θ2を超えたときに、ポテンショメータ51が出力する信号に基づいてモータ70が起動される。このためトルクセンサを用いることなく、レバー部材27の位置に基づいてモータ70の発停を制御することができる。
本実施形態の機関制御装置30によれば、シフト操作時に、モータ70のトルクによって得られるアシスト力をシフトアーム85の操作力に加えることができる。すなわちモータ70によるアシスト力により、シフトアーム85を前進側シフトポジションあるいは後進側シフトポジションに切り換えることができる。このためシフト操作を小さな力で楽に行なうことができる。
万一の電源トラブル等によってモータ70が非通電状態となっても、操船者がレバー部材27を手動で第1の方向A1あるいは第2の方向A2に移動させることにより、レバー部材27に入力したトルクを出力ギヤ61を介してシフトアーム駆動ギヤ100に伝達することができる。例えば操船者がレバー部材27を前進位置F1に向かって角度θ1を超えて移動させるときには、入力軸50の回転が第1の弾性体124を介して出力ギヤ61に伝達される。操船者がレバー部材27を後進位置R1に向かって角度θ2を超えて移動させるときには、入力軸50の回転が第2の弾性体125を介して出力ギヤ61に伝達される。
このため電源喪失時にもシフトアーム85を強制的に手動で回動させることができる。このときレバー部材27に入力したトルクが減速ギヤ機構110を介してモータ70に伝わるため、モータ70を従動回転させることができる。
図12は第2の実施形態に係るダンパーユニット121Aを備えた力伝達機構120の正面図である。このダンパーユニット121Aは、コイルばねあるいは皿ばね等の金属製のばね151,152を有している。一方のばね151は、ピン123の一方の側面と対向している。他方のばね152は、ピン123の他方の側面と対向している。一対のばね151,152によって弾性部材が構成されている。
入力軸50が第1の方向A1に回転すると、一方のばね151がピン123によって圧縮される。入力軸50が第2の方向A2に回転すると、他方のばね152がピン123によって圧縮される。それ以外の構成について、第2の実施形態のダンパーユニット121Aは、第1の実施形態のダンパーユニット121(図9-図11)と共通であるため、両者に共通の構成要素に共通の符号を付して説明を省略する。
図13は、第3の実施形態に係るダンパーユニット121Bを備えた力伝達機構120の正面図である。図14は、ダンパーユニット121Bの駆動側回転体122が第1の方向A1に回転した状態を示している。このダンパーユニット121Bは、第1のストッパ201と第2のストッパ202とを有している。第1のストッパ201は、ピン123と第1の弾性体124との間に形成されている。第2のストッパ202は、ピン123と第2の弾性体125との間に形成されている。それ以外の構成について、第3の実施形態のダンパーユニット121Bは、第1の実施形態のダンパーユニット121(図9-図11)と共通であるため、両者に共通の構成要素に共通の符号を付して説明を省略する。
図14に示されたように、駆動側回転体122が第1の方向A1に回転すると、第1の弾性体124がピン123によって押されて変形するとともに、ピン123が第1のストッパ201に当接する。これにより、駆動側回転体122が出力ギヤ61に対し、第1の方向A1に第1の角度θ1以上に相対回転することが阻止される。よって、第1の弾性体124が過剰に圧縮されることが抑制され、第1の弾性体124の破損を防止でき、かつ、第1の弾性体124の耐久性を高めることができる。
図14とは逆に、駆動側回転体122が第2の方向A2に回転すると、第2の弾性体125がピン123によって押されて変形するとともに、ピン123が第2のストッパ202に当接する。これにより、駆動側回転体122が出力ギヤ61に対し、第2の方向A2に第2の角度以上に相対回転することが阻止される。よって、第2の弾性体125が過剰に圧縮されることが抑制され、第2の弾性体125の破損を防止でき、かつ、第2の弾性体125の耐久性を高めることができる。
図15は、第4の実施形態に係るダンパーユニット121Cを備えた力伝達機構120の正面図である。図16は、ダンパーユニット121Cの駆動側回転体122が第1の方向A1に回転した状態を示している。このダンパーユニット121Cは、第1の板ばね211と、第2の板ばね212と、第1のストッパ213と、第2のストッパ214とを有している。第1の板ばね211と第2の板ばね212とによって弾性部材210が構成されている。第1のストッパ213は、第1の板ばね211と対向している。第2のストッパ214は、第2の板ばね212と対向している。
第1の板ばね211と第2の板ばね212とは、固定用部材220と回り止め部材127とによって入力軸50に固定されている。駆動側回転体122は入力軸50と共に回転する。このため板ばね211,212と、固定用部材220と、回り止めの回り止め127とは、駆動側回転体122と一体に回転する。出力ギヤ61に一対のピン221が設けられている。ピン221は出力ギヤ61と一体に回転する。それ以外の構成について、第4の実施形態のダンパーユニット121Cは、第1の実施形態のダンパーユニット121(図9-図11)と共通であるため、両者に共通の構成要素に共通の符号を付して説明を省略する。
図16に示されたように、駆動側回転体122が第1の方向A1に回転すると、第1の板ばね211がピン221によって押されて変形するとともに、ピン221が第1のストッパ213に突き当たる。これにより、駆動側回転体122が出力ギヤ61に対し、第1の方向A1に第1の角度θ1以上に相対回転することが阻止される。よって、第1の板ばね211が過剰に変形することが抑制され、第1の板ばね211の破損を防止でき、かつ、第1の板ばね211の耐久性を高めることができる。
図16とは逆に、駆動側回転体122が第2の方向A2に回転すると、第2の板ばね212がピン221によって押されて変形するとともに、ピン221が第2のストッパ214に突き当たる。これにより、駆動側回転体122が出力ギヤ61に対し、第2の方向A2に第2の角度以上に相対回転することが阻止される。よって、第2の板ばね212が過剰に変形することが抑制され、第2の板ばね212の破損を防止でき、かつ、第1の板ばね211の耐久性を高めることができる。
図17は、第5の実施形態に係るダンパーユニット121Dを備えた力伝達機構120の正面図である。図18は、ダンパーユニット121Dの駆動側回転体122が第1の方向A1に回転した状態を示している。このダンパーユニット121Dは、出力ギヤ61に設けられた複数(例えば4つ)のピン300と、ピン300によって支持された車輪形の弾性部材301と、第1のストッパ311と、第2のストッパ312とを有している。第1のストッパ311は出力ギヤ61に設けられ、弾性部材301の一方の側面と対向している。第2のストッパ312も出力ギヤ61に設けられ、弾性部材301の他方の側面と対向している。弾性部材301には、ピン300の周りに複数の穴313が形成されている。
駆動側回転体122に、第1の抑止壁321と第2の抑止壁322とが設けられている。第1の抑止壁321は、第1のストッパ311と対応した位置に形成されている。第2の抑止壁322は、第2のストッパ312と対応した位置に形成されている。それ以外の構成について、第5の実施形態のダンパーユニット121Dは、第1の実施形態のダンパーユニット121(図9-図11)と共通であるため、両者に共通の構成要素に共通の符号を付して説明を省略する。
図18に示されたように、駆動側回転体122が第1の方向A1に回転すると、弾性部材301がピン300と駆動側回転体122との間で圧縮され変形する。弾性部材301が圧縮された状態において、第1のストッパ311が第1の抑止壁321に当接する。これにより、駆動側回転体122が出力ギヤ61に対し、第1の方向A1に第1の角度θ1以上に相対回転することが阻止される。よって、弾性部材301が過剰に圧縮されることが抑制され、弾性部材301の破損を防止でき、かつ、弾性部材301の耐久性を高めることができる。
図18とは逆に、駆動側回転体122が第2の方向A2に回転すると、弾性部材301がピン300と駆動側回転体122との間で圧縮され変形する。弾性部材301が圧縮された状態において、第2のストッパ312が第2の抑止壁322に当接する。これにより、駆動側回転体122が出力ギヤ61に対し、第2の方向A2に第2の角度以上に相対回転することが阻止される。よって、弾性部材301が過剰に圧縮されることが抑制され、弾性部材301の破損を防止でき、かつ、弾性部材301の耐久性を高めることができる。
前記実施形態のダンパーユニット121,121A-121Dは、いずれも、ピンが出力ギヤ61に設けられ、弾性部材が駆動側回転体122に設けられている。しかしさらに別の実施形態として、ピンが駆動側回転体122に設けられ、弾性部材が出力ギヤ61に設けられてもよい。
本発明を実施するに当たり、機関制御装置を構成する要素の具体的な形状や構成を種々に変更して実施できることは言うまでもない。また本発明の機関制御装置は、船外機のティラーハンドル以外の構造体(例えば船体やキャビン等)に設けてもよい。本発明は船外機以外の各種機器を遠隔操作するための機関制御装置に適用することもできる。
10…船舶、11…船体、12…船外機、20…ティラーハンドル、24…シフト機構、27…レバー部材、30…機関制御装置、40…ベース部材、50…入力軸、51…ポテンショメータ、61…出力ギヤ、70…モータ、80…シフトアーム軸、85…シフトアーム、86…シフト用のケーブル、90…ディテント機構、100…シフトアーム駆動ギヤ、110…減速ギヤ機構、120…力伝達機構、121…ダンパーユニット、122…駆動側回転体、123…ピン、124…第1の弾性体、125…第2の弾性体、128…弾性部材、130…ダンパー収容孔、121A…ダンパーユニット、151,152…ばね、121B…ダンパーユニット、201…第1のストッパ、202…第2のストッパ、121C…ダンパーユニット、210…弾性部材、211…第1の板ばね、212…第2の板ばね、213…第1のストッパ、214…第2のストッパ、221…ピン、121D…ダンパーユニット、300…ピン、301…弾性部材、311…第1のストッパ、312…第2のストッパ、321…第1の抑止壁、322…第2の抑止壁。

Claims (6)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に設けられた入力軸を中心に回転し、中立位置を境に第1の方向と第2の方向とに移動するレバー部材と、
    前記入力軸に設けられ、前記入力軸の軸回りに相対回転可能な出力ギヤと、
    前記ベース部材に配置され、第1の回転方向と第2の回転方向とに回転するモータと、
    前記レバー部材が前記第1の方向に移動した状態において前記モータを前記第1の回転方向に回転させる信号を出し、前記レバー部材が前記第2の方向に移動した状態において前記モータを前記第2の回転方向に回転させる信号を出すポテンショメータと、
    前記ベース部材に設けられたシフトアーム軸を中心に回動し、シフト用のケーブルが接続されるシフトアームと、
    前記シフトアーム軸に設けられ、前記出力ギヤと噛合うシフトアーム駆動ギヤと、
    前記モータの回転を前記シフトアーム駆動ギヤに伝達する減速ギヤ機構と、
    前記入力軸と前記出力ギヤとの間に設けられたダンパーユニットを含む力伝達機構であって、前記レバー部材が前記中立位置から所定の角度以内にあるときには前記ダンパーユニットが変形することにより前記出力ギヤが停止した状態において前記入力軸の回転を許容し、前記レバー部材が前記所定の角度を超えると前記ダンパーユニットを介して前記入力軸の回転を前記出力ギヤに伝える力伝達機構と、
    を具備したことを特徴とする機関制御装置。
  2. 請求項1に記載の機関制御装置において、
    前記ダンパーユニットが、
    前記入力軸と共に回転する駆動側回転体と、
    前記出力ギヤまたは前記駆動側回転体に設けられたピンと、
    前記入力軸が第1の方向に回転した状態において前記ピンによって押されて変形し、前記入力軸が第2の方向に回転した状態において前記ピンによって押されて変形する弾性部材と、
    を含む機関制御装置。
  3. 請求項2に記載の機関制御装置において、
    前記ダンパーユニットが、
    前記駆動側回転体が前記第1の方向に回転し前記弾性部材が変形した状態において、前記駆動側回転体が前記出力ギヤに対し第1の角度以上に相対回転することを阻止する第1のストッパと、
    前記駆動側回転体が前記第2の方向に回転し前記弾性部材が変形した状態において、前記駆動側回転体が前記出力ギヤに対し第2の角度以上に相対回転することを阻止する第2のストッパと、
    を含む機関制御装置。
  4. 請求項2に記載の機関制御装置において、
    前記弾性部材が、
    前記ピンの一方の側面と対向して配置され、前記入力軸が前記第1の方向に回転した状態において前記ピンによって圧縮される第1の弾性体と、
    前記ピンの他方の側面と対向して配置され、前記入力軸が前記第2の方向に回転した状態において前記ピンによって圧縮される第2の弾性体と、
    を含む機関制御装置。
  5. 請求項1に記載の機関制御装置において、
    前記減速ギヤ機構が複数の平歯車からなり、
    前記モータが非通電状態において、前記レバー部材から前記入力軸に入力したトルクが前記力伝達機構を介して前記出力ギヤと前記シフトアーム駆動ギヤとに伝わることにより、前記シフトアームが回動するとともに、前記トルクが前記減速ギヤ機構を介して前記モータに伝わることにより、前記モータが従動回転する機関制御装置。
  6. 請求項1に記載の機関制御装置であって、
    前記機関制御装置が船外機のティラーハンドルに設けられ、
    前記シフト用のケーブルが前記船外機のシフト機構に接続された機関制御装置。
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