JP2008285003A - モニタ装置 - Google Patents

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祐二 杉本
Masahiko Ono
正彦 小野
Yusuke Furuhata
雄介 古畑
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Abstract

【課題】モニタ装置の開閉をモータによって実行させる場合において、小型化が可能なモニタ装置を提供する。
【解決手段】表示部33が設けられたモニタ本体31と、モニタ本体31が第1の回動軸Aを介して回動可能に取り付けられる基部32と、表示部33が基部32側に閉じた状態と、表示部33が基部32側から離間して視認可能に開いた状態との間で開閉可能となるように、第1の回動軸Aを中心にしてモニタ本体31を回動させる電動開閉機構34とを具備するモニタ装置30において、電動開閉機構34は、第1のモータ36と、第1のモータ36の駆動力を減速する遊星歯車機構44とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、表示部が視認される状態と視認されない状態との間で開閉可能なモニタ装置に関する。
開閉可能なモニタ装置としては、例えば自動車等の車両内の天井部に設けられるものがある。
天井部に設けたモニタ装置は、後部座席に座っている乗員が見るために設けられているものである。モニタ装置を必要としていないときには、モニタ装置の表示部を天井部に平行な状態に収納して邪魔にならないようにしておき、モニタ装置が必要になったときには、天井部から開いて後部座席に対して表示部を向けるようにしている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2004−82835号公報 特開2005−280434号公報
上述したような特許文献1および特許文献2では、モニタ装置の開閉を手動ではなく電動で自動的に行う点が記載されてはいる。
しかし、具体的な開閉機構としては、特許文献2に示されているように、モータが複数の円形のギアを介して回動させようとしている構成が開示されているのみである。このように複数の円形のギアによってモータの駆動を減速しようとする場合には、減速機部分の構造が大きくなりすぎてしまうという課題があった。
今までこのような課題を解決することができなかったため、モータを利用した電動開閉機構を有するモニタ装置は実際には製品化されていない。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、モニタ装置の開閉をモータによって実行させる場合において、小型化が可能なモニタ装置を提供することにある。
本発明にかかるモニタ装置によれば、表示部が設けられたモニタ本体と、モニタ本体が第1の回動軸を介して回動可能に取り付けられる基部と、表示部が基部側に閉じた状態と、表示部が基部側から離間して視認可能に開いた状態との間で開閉可能となるように、第1の回動軸を中心にしてモニタ本体を回動させる電動開閉機構とを具備するモニタ装置において、前記電動開閉機構は、第1のモータと、前記第1のモータの駆動力を減速する遊星歯車機構とを有することを特徴としている。
この構成を採用することによって、モニタ装置全体の小型化を図ることができる。
また、前記遊星歯車機構は第1の回動軸の軸線上に配置されることを特徴としてもよい。
このため、特に第1の回動軸の周囲の部品の配置を減らして、モニタ装置全体の小型化を図ることができる。
また、前記遊星歯車機構は、前記第1の回動軸の軸線方向に沿って複数台直列に連結して配置されていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、第1の回動軸の軸線方向に遊星歯車機構を複数組み合わせることで、小型で減速比が大きい減速機構を実現でき、しかも組み付け性が向上する。また長尺な遊星歯車機構では製造上も困難であるため、遊星歯車機構の製造コスト面等で有利である。
なお、前記遊星歯車機構は、複数台並列に連結されて配置されていることを特徴としてもよい。
このように、複数の遊星歯車機構を並列に配置することにより、第1の回動軸の軸線方向の長さを短くすることができる。
さらに、第1の回動軸に所定の力が加わったときに第1のモータの駆動力が第1の回動軸に伝達されないように空転する第1のトルクリミッターが配置されていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、モニタ本体に何らかの力が加わった場合において、第1の回動軸が回動しないように第1のトルクリミッターが空転するので、モニタ装置の破損を防止でき、人体がモニタ本体に挟まった場合などは、けがの防止を図ることができる。
また、前記電動開閉機構によって任意の角度に開いた場合に、この角度で前記第1の回動軸を停止させるトルクヒンジが設けられていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、モニタ本体を開いたときに任意の角度で止めることができる。
なお、前記第1の回動軸と直交する方向に延出する第2の回動軸と、前記表示部が前記基部から離間して視認可能に開いた状態になったときに表示部の向きを変更させるために、前記第2の回動軸を中心にして前記モニタ本体を回動させる第2のモータとを有する電動向き変更機構を具備することを特徴としてもよい。
この構成によれば、モニタ本体の表示部の向きを見やすい位置に動かすことを、電動で実行することができる。
また、前記電動向き変更機構は、前記第2の回動軸に所定の力が加わったときに前記第2のモータの駆動力が第2の回動軸に伝達されないように空転する第2のトルクリミッターが配置されていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、モニタ本体に何らかの力が加わった場合において、第2の回動軸が回動しないように第2のトルクリミッターが空転するので、モニタ装置の破損を防止でき、人体がモニタ本体に挟まった場合などは、けがの防止を図ることができる。
表示部が基部側に閉じた状態のときに、前記電動開閉機構によらずにモニタ本体が開いてしまうことを防止すべく、モニタ本体を基部との間で固定する固定手段を設けたことを特徴としてもよい。
この構成によれば、モニタ装置を車両内に設けた場合など車両の走行中の振動によって第1の回動軸が緩んでモニタ本体が勝手に開いたりしてしまうことを防止できる。
本発明にかかるモニタ装置によれば、全体の小型化を図ることができる。このため、現実に電動開閉機構によって開閉が可能なモニタ装置を提供することができる。
以下、本発明にかかるモニタ装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、ここで説明するモニタ装置30は、車両内の天井部に取り付けられるものを例として説明する。
図1は、モニタ装置の側面図である。
モニタ装置30は、画像を表示する表示部33が一方の面に形成されているモニタ本体31と、天井部(図示せず)に対してねじ止め等の手段によって取り付けられる基部32とを具備している。
モニタ本体31は、基部32表面に対して平行な方向に延びる第1の回動軸Aを中心に回動可能、且つ基部32表面に対して直交する方向に延びる第2の回動軸Bを中心に回動可能となるように、基部32に取り付けられている。
モニタ本体31内部には、電動開閉機構34が設けられており、モニタ本体31を自動的に第1の回動軸Aを中心にして回動させ、基部32に対して開閉させるようにしている。
また、基部32内には、電動向き変更機構35が設けられており、第2の回動軸Bを中心にしてモニタ本体31を自動的に回動させて、表示部33の向きを変えることができるようにしている。
図2が、モニタ本体31の表示部33が基部32の表面に平行となるように閉じた状態であり、図3が、表示部33が基部32の表面に対して垂直となるようにモニタ本体31が基部32から開いた状態である。図4が、表示部33が基部32の表面に対して130°の角度となるようにモニタ本体31を基部32から開いた状態である。
また、図5が、表示部33が基部32の表面に対して垂直となった状態から第2の回動軸Bを中心に基部32側から見て時計回りに回動させた状態であり、図6が、表示部33が基部32の表面に対して垂直となった状態から第2の回動軸Bを中心に基部32側から見て反時計回りに回動させた状態である。
以下、電動開閉機構34の構成について、図7〜図13に基づいて説明する。
図7に示すように、電動開閉機構34は、モニタ本体31内部に固定されるベースプレート36に、モータ38と、モータ38の回転軸38aに噛合する複数のギアから成るギア群39とを備えている。
ベースプレート36の左右両側には、第1の回動軸Aの端部が保持されるアーム部40a,40bが形成されている。両アーム部40a,40bの間に第1の回動軸Aが配置される。
第1の回動軸Aは、ギア群39に噛合してモータ38の駆動力を伝達するトルクリミッター42と、トルクリミッター42に連結された複数個の遊星歯車機構44a〜44dと、各アーム部40a,40b側の遊星歯車機構44a,44dから減速された駆動力が出力されるアウトプットシャフト46a,46bとを備えている。
アウトプットシャフト46a,46bは、それぞれトルクヒンジ48a,48bを介してベースプレート36のアーム部40a,40bに回動自在に保持される。
図8に、第1の回動軸Aの組み立て分解図を示し、これに基づいて第1の回動軸Aの構成についてさらに詳細に説明する。
トルクリミッター42の中心には、第1の回動軸Aの軸線方向に延出されるセンターシャフト50が配置されており、トルクリミッター42にギア群39から駆動力が入力されるとセンターシャフト50がトルクリミッター42と一体になって回動する。
トルクリミッター42の一方側は遊星歯車機構44cの中心に配置されたサンギア52cに固定される。このためトルクリミッター42に入力された駆動力はサンギア52cに入力される。
ここで図9に基づいて遊星歯車機構内の構成について説明する。
なお、本実施形態で直列に連結されている各遊星歯車機構44a〜44dは全て図9に示すものと同じ内部構成を有しているため、全ての遊星歯車機構についての構成の説明はしない。ここでは代表して遊星歯車機構44cの構成を説明する。
ここで示す遊星歯車機構44cは、中心のサンギア52cに入力された駆動力を、プラネットギア54a〜54eに固定されたプラネットキャリア58bから取り出す、一般的な2K−H形(2S−C形)である。
遊星歯車機構44cは、中心に位置するサンギア52cと、サンギア52cの周囲に複数(本実施例では5つ)配置されたプラネットギア54a〜54eと、各プラネットギアの外周に内接するように内周面に歯が形成された内歯車56とを有している。
内歯車56cの開口側両端には、それぞれプラネットキャリア58a,58bが配置されている。プラネットキャリア58a,58bは、プラネットギア54a〜54eを固定するための板状の部材である。各プラネットキャリア58a,58bの間には、プラネットギア54a〜54eを回動自在に保持するプラネットシャフト60a〜60eが挟み込まれて固定される。
プラネットシャフト60a〜60eは、プラネットギア54a〜54eの中心部に挿入されており、プラネットギア54a〜54e自身はプラネットシャフト60a〜60eに保持されて自転するとともに、内歯車56内でサンギア52cの周囲を公転する。
プラネットギア54a〜54eの公転に伴って、プラネットキャリア58bは中心軸を中心として回動する。図9では図示していないがプラネットキャリア58bの中心穴には、次の遊星歯車機構44dへ連結させるためのカプラーシャフト(図8の符号62)が固定されており、プラネットキャリア58bの回動によって、カプラーシャフト62が回動する。
そしてカプラーシャフト62の回動が、次の遊星歯車機構44dのサンギア52dに伝達される。
ここで、図8の構成に戻り、第1の回動軸の全体構成の説明の続きを行う。
上記のように、カプラーシャフト62の回動は遊星歯車機構44dのサンギア52dに伝達され、遊星歯車機構44d内のプラネットキャリアに固定されたアウトプットシャフト46bから出力が得られる。
アウトプットシャフト46bの先端部は、トルクヒンジ48bが設けられ、トルクヒンジ48bを介してアーム部40bに取り付けられる。アウトプットシャフト46bの中途部は、基部32から突出している連結部67(図2〜図6参照)に固定される。
このような構成により、基部32に固定されたアウトプットシャフト46bが回動すると、このような第1の回動軸Aを内蔵するモニタ本体31が基部32に対して開閉する方向に動作する。
なお、遊星歯車機構44cと遊星歯車機構44dとの間には、それぞれの内歯車56c,56dを連結するカップリング66が設けられており、各内歯車56c,56dが回動しないように設けられている。
また、トルクリミッター42のセンターシャフト50の他方側にも、2つの遊星歯車機構44a,44bが連結して設けられている。
センターシャフト50の他方側は結合カラー68によって、もう一方のセンターシャフト70に連結されている。
センターシャフト70の他方側は遊星歯車機構44bのサンギア52bに固定されている。すなわち、トルクリミッター42に入力された駆動力はサンギア52bから遊星歯車機構44bに入力される。
サンギア52bに入力された駆動力は減速されて次の遊星歯車機構44dへ連結させるためのカプラーシャフト72から出力される。
そしてカプラーシャフト72の回動が、次の遊星歯車機構44aのサンギア52aに伝達される。
サンギア52dに入力された駆動力は減速されて遊星歯車機構44a内のプラネットキャリアに固定されたアウトプットシャフト46aから出力が得られる。
アウトプットシャフト46aの先端部は、トルクヒンジ48bが設けられ、トルクヒンジ48aを介してアーム部40aに取り付けられる。アウトプットシャフト46aの中途部は、基部32から突出している連結部67(図2〜図6参照)に固定される。
このように第1の回動軸Aとして、複数の遊星歯車機構44a〜44dを直列に連結して設けたことにより、組み付け性を良好にすることができる。
また、上述してきた遊星歯車機構の構成によれば、遊星歯車機構の外径を22mm程度にすることが可能となり、第1の回転軸Aの減速機の構成として非常に小型化を図ることができる。
なお、センターシャフトが1本であって各遊星歯車機構44a,44bと、遊星歯車機構44c,44dとが既に1本のセンターシャフトで連結されている場合、組み付け時に、遊星歯車機構44a,44bのアウトプットシャフト46aと、遊星歯車機構44c,44dのアウトプットシャフト46cとの間での回動軸の位相のズレが生じている場合には、遊星歯車機構内のプラネットギアの位置を遊星歯車機構44a,44bと、遊星歯車機構44c,44dとで揃えるように、遊星歯車機構を分解して調整する必要があり、組み付けが極めて煩雑であった。
しかし、各遊星歯車機構44a,44bと、遊星歯車機構44c,44dとで別個のセンターシャフト50,70を有し、このセンターシャフト50,70同士を結合カラー68を用いて連結することにより、各アウトプットシャフト46a,46bのそれぞれを回動させて位相を合わせてから結合カラー68で各センターシャフト同士を連結することができ、組み付け時の手間を大幅に減らすことができる。
続いて、図10〜図11に基づいて、トルクリミッター42の構造について説明する。
トルクリミッター42は、センターシャフト50を中心にして、スリッププレート76、ギア77、スリッププレート76、ウェブワッシャー78、スリッププレート76の順番で重ね合わされて組み付けられている。
センターシャフト50には、Dカット面50aが形成されており、Dカット面50aの端面にスリッププレート76の表面が当接するように構成される。
また、3枚のスリッププレート76の中心に形成されたセンターシャフト50の貫通穴はDカット面50aに係合するようにDカット部76aが形成されており、センターシャフト50に対しては回動不能に装着される。ギア77とウェブワッシャー78の中心に形成されたセンターシャフト50の貫通穴は円形を成しており、センターシャフト50に対しては回動自在である。
ウェブワッシャー78は、全体に波形の凹凸が形成されており、ウェブワッシャー78が圧縮されるように、平行ピン80によって、各スリッププレート76でウェブワッシャー78をセンターシャフト50のDカット面50aの端面方向に押さえつけて固定している。
圧縮されたウェブワッシャー78の反発力によって、センターシャフト50に対して回動不能なスリッププレート76がギア77の両面を保持するので、ギア77に駆動力が伝達されるとこの駆動力はセンターシャフト50に伝達される。
しかし、センターシャフト50に一定の力が加わると、ギア77の両面でスリッププレート76が滑り、ギア77の保持ができなくなるため、ギア77はセンターシャフト50に対して空転する。
このようにして、センターシャフト50に一定の力が加わったときには、ギア77は空転するので、ギア群39および各遊星歯車機構44a〜44dの破損の防止や、人体のけがの防止を図れる。
次に、図12〜図13に基づいてトルクヒンジの構造について説明する。
ここで説明するトルクヒンジ48としては、軸線方向の一方側(図面右側)に配置されているトルクヒンジ48bであるとする。ちなみに軸線方向の他方側(図面左側)に配置されているトルクヒンジ48aの構造は、右側に配置されているトルクヒンジ48bと左右逆の構造になるだけであるため、ここでは図面右側に配置されているトルクヒンジ48bについてのみ説明する。
トルクヒンジ48bは、アウトプットシャフト46bが挿入されて固定されるインナーブッシュ82の小径部82aを中心にして、スリッププレート84、アウターブッシュ86、スリッププレート84、ウェブワッシャー88、スリッププレート84の順番で重ね合わされて組み付けられている。
インナーブッシュ82の小径部82aには、Dカット面81が形成されている。
また、3枚のスリッププレート84の中心に形成されたインナーブッシュ82の小径部82aの貫通穴はDカット面81に係合するようにDカット部84aが形成されており、インナーブッシュ82に対しては回動不能に装着される。アウターブッシュ86とウェブワッシャー88の中心に形成されたインナーブッシュ82の貫通穴は円形を成しており、インナーブッシュ82に対しては回動自在である。
ウェブワッシャー88は、全体に波形の凹凸が形成されている。各スリッププレート84は、ウェブワッシャー88が圧縮されるように、ウェブワッシャー88を挟み込み、押さえつけるようにしてインナーブッシュ82にかしめられて固定される。
またアウターブッシュ86には切欠部90が形成されており、アーム部40bに設けられたブッシュストッパー92が挿入される。アーム部40bのブッシュストッパー92により、アウターブッシュ86はアーム部40bに対しては回動不能に固定される。
インナーブッシュ82がアウトプットシャフト46bの駆動力を伝達して回動しようとする場合、圧縮されたウェブワッシャー88の反発力によって、トルクが発生する。これにより、モニタ本体31の開閉動作を任意の位置で保持することができる。
なお、第1の回動軸の回転角度を検出するためにセンサを設けると良い。センサの例としては、ロータリーエンコーダを挙げることができる。
具体的には、図14に示すように、インナーブッシュ82の先端部であってアーム部40bを貫通した外側には、ギア94と、ギア94に噛合するロータリーエンコーダ96を設ける。このようにロータリーエンコーダ96によって、第1の回動軸の回転角度の検出が可能となる。
次に、図15〜図16に基づいて電動向き変更機構35について説明する。
電動向き変更機構35は、モニタ本体31の第1の回動軸A側の端部に取り付けられる連結ベース100と、連結ベース100に回動可能に設けられた回動シャフト102と、回動シャフト102に固定されて回動シャフト102を中心にして連結ベース100に対して回動可能な取付ベース104とを具備している。
回動シャフト102の軸線方向は、第1の回動軸Aの軸線方向と直交する方向であり、基部32の表面に対して垂直な方向である。回動シャフト102が、第2の回動軸Bに該当する。
また、取付ベース104がねじ止め等により基部32に取り付けられるので、連結ベース100が基部32に対して回動可能となる。
連結ベース100には、電動向き変更機構35の駆動源であるモータ106と、モータ106の回転軸106aに噛合する第1ギア108と、第1ギア108に噛合するトルクリミッター110と、トルクリミッター110に噛合する第3ギア112と、第3ギアに噛合する第4ギア114とが設けられている。
また、取付ベース104には、取付ベース104に一体に固定された取付ベースギア116が設けられている。取付ベースギア116が第4ギアに噛合しており、モータ106の駆動力は上述した各ギアを介して取付ベース104を回動させるように伝達される。
また、図16に示すように、連結ベース100には第2の回動軸の回転角度を検出するためのセンサが設けられている。
本実施形態におけるセンサは、取付ベースギア116に噛合する第5ギア118に、ロータリーエンコーダ120が噛合して設けられて成る。ロータリーエンコーダ120によって、第2の回動軸の回転角度の検出が可能となる。
次に、図17および図18に基づいて、トルクリミッター110の構造について説明する。
トルクリミッター110は、Dカット面122aが形成されているセンターシャフト122を中心にして、第1ギア108と噛合する大径ギア124と、第3ギア112と噛合する小径ギア126とが重ねて組み付けられている。
小径ギア126の中心に形成されたセンターシャフト122の貫通穴はDカット面122aに係合するようにDカット部126aが形成されており、小径ギア126はセンターシャフト50に対しては回動不能に装着される。また、大径ギア124の中心に形成されたセンターシャフト122の貫通穴は円形を成しており、センターシャフト122に対しては回動自在である。
小径ギア126の上部には、小径ギア126と大径ギア124をセンターシャフト122の下端部に押しつけるための、スペーサープレート128とストッパープレート129とで挟み込まれたスリップスプリング130が圧縮されて配置される。また、ストッパープレート129の上部にはEリング132がセンターシャフト122の上端部に設けられ、スリップスプリング130を圧縮して固定している。
圧縮されたスリップスプリング130の反発力によって、センターシャフト122に対して回動不能な小径ギア126が大径ギア124をセンターシャフト122の下端部に押さえつけるので、大径ギア124にモータ106からの駆動力が伝達されるとこの駆動力は小径ギア126に伝達される。
小径ギア126に一定の力が加わると、小径ギア126は大径ギア124との間で滑るので、大径ギア124はセンターシャフト122に対して空転する。
このようにして、取付ベース104側に接続された小径ギア126に一定の力が加わったときに大径ギア124は空転するので、各ギア108、112,116の破損防止や、人体のけがの防止を図れる。
次に、図19〜図20に基づいて、モニタ本体を基部に固定するための固定手段の構造について説明する。
固定手段131は、モニタ本体31に設けられた突起部135と、基部32に設けられており、突起部135に係止されるフック134とを備えている。
フック134は、モータ136によって回動可能に設けられており、モータ136の回転軸136aからギア群137を介してフック134に駆動力が伝達される。
モニタ本体31が閉じた時に、モータ136を駆動させてフック134が回動するとフック134の鉤状の先端部が突起部135に引っかかり、モニタ本体31は基部32に固定される。
上述してきたようなモニタ装置における第1の回動軸Aにおけるモニタ本体31の開閉動作や、第2の回動軸におけるモニタ本体31の向き変更動作は、ユーザが操作スイッチを操作することにより動作制御されてもよいし、車両内であればカーナビ機器やオーディオ機器の動作と連動するようにカーナビ機器やオーディオ機器からの制御信号に基づいて動作制御されてもよい。さらには、車両の変速レバーの位置などに基づいて、動作制御されてもよい。
なお、上述してきた実施形態においては、モニタ装置を車両内に設けるものとして説明してきたが、本発明のモニタ装置としては車両内に設けるものには限定されない。
また、上述してきた実施形態においては、遊星歯車機構の数が4つであったが、所望の減速ができるようであれば遊星歯車機構の数もこれに限られるものではない。
さらに、上述してきた実施形態においては、複数の遊星歯車機構を直列に配置したものであったが、複数の遊星歯車機構を並列に配置してもよい。並列に配置することにより、第1の回動軸の軸線方向の長さを短くすることができる。ただし、その分 第1の回動軸の軸線方向と直交する方向には、複数の遊星歯車機構が配列されるので余計にスペースが必要となる。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
本発明のモニタ装置の側面図である。 モニタ装置の斜視図である。 図2の状態からモニタ本体を基部に対して直角に開いた状態を示す斜視図である。 図2の状態からモニタ本体を基部に対して130°に開いた状態を示す斜視図である。 図3の状態からモニタ本体を基部から見て時計回りに回動させた状態を示す斜視図である。 図3の状態からモニタ本体を基部から見て反時計回りに回動させた状態を示す斜視図である。 電動開閉機構の全体構成を示す斜視図である。 第1の回動軸の組み立て分解図である。 遊星歯車機構の組み立て分解図である。 トルクリミッターの側面図である。 トルクリミッターの組み立て分解図である。 トルクヒンジの斜視図である。 トルクヒンジの組み立て分解図である。 センサ部分を示す斜視図である。 電動向き変更機構の全体構成を示す斜視図である。 図15の電動向き変更機構の裏側を示す斜視図である。 トルクリミッターの斜視図である。 トルクリミッターの組み立て分解図である。 固定手段のフックの動作前の状態を示す斜視図である。 固定手段のフックの動作後の状態を示す斜視図である。
符号の説明
30 モニタ装置
31 モニタ本体
32 基部
33 表示部
34 電動開閉機構
35 電動向き変更機構
36 ベースプレート
38 モータ
39 ギア群
40a,40b アーム部
42 トルクリミッター
44a〜44d 遊星歯車機構
46a,46b アウトプットシャフト
48a,48b トルクヒンジ
50 センターシャフト
52a〜50d サンギア
54a〜54e プラネットギア
56c,56d 内歯車
58a,58b プラネットキャリア
60a〜60e プラネットシャフト
62 カプラーシャフト
66 カップリング
67 連結部
68 結合カラー
70 センターシャフト
72 カプラーシャフト
76 スリッププレート
77 ギア
78 ウェブワッシャー
80 平行ピン
81 Dカット面
82 インナーブッシュ
84 スリッププレート
86 アウターブッシュ
88 ウェブワッシャー
90 切欠部
92 ブッシュストッパー
94 ギア
96 ロータリーエンコーダ
100 連結ベース
102 回動シャフト
104 取付ベース
106 モータ
108 第1ギア
110 トルクリミッター
112 第3ギア
114 第4ギア
116 取付ベースギア
118 第5ギア
120 ロータリーエンコーダ
122 センターシャフト
124 大径ギア
126 小径ギア
128 スペーサープレート
129 ストッパープレート
130 スリップスプリング
131 固定手段
132 Eリング
134 フック
136 モータ
137 ギア群
A 第1の回動軸
B 第2の回動軸

Claims (9)

  1. 表示部が設けられたモニタ本体と、
    モニタ本体が第1の回動軸を介して回動可能に取り付けられる基部と、
    表示部が基部側に閉じた状態と、表示部が基部側から離間して視認可能に開いた状態との間で開閉可能となるように、第1の回動軸を中心にしてモニタ本体を回動させる電動開閉機構とを具備するモニタ装置において、
    前記電動開閉機構は、
    第1のモータと、
    前記第1のモータの駆動力を減速する遊星歯車機構とを有することを特徴とするモニタ装置。
  2. 前記遊星歯車機構は、前記第1の回動軸の一部を構成するように第1の回動軸の軸線上に配置されていることを特徴とする請求項1記載のモニタ装置。
  3. 前記遊星歯車機構は、前記第1の回動軸の軸線方向に沿って複数台直列に連結して配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のモニタ装置。
  4. 前記遊星歯車機構は、複数台並列に連結されて配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のモニタ装置。
  5. 第1の回動軸に所定の力が加わったときに第1のモータの駆動力が第1の回動軸に伝達されないように空転する第1のトルクリミッターが配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項記載のモニタ装置。
  6. 前記電動開閉機構によって任意の角度に開いた場合に、この角度で前記第1の回動軸を停止させるトルクヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項記載のモニタ装置。
  7. 前記第1の回動軸と直交する方向に延出する第2の回動軸と、
    前記表示部が前記基部から離間して視認可能に開いた状態になったときに表示部の向きを変更させるために、前記第2の回動軸を中心にして前記モニタ本体を回動させる第2のモータとを有する電動向き変更機構を具備することを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項記載のモニタ装置。
  8. 前記電動向き変更機構は、前記第2の回動軸に所定の力が加わったときに前記第2のモータの駆動力が第2の回動軸に伝達されないように空転する第2のトルクリミッターが配置されていることを特徴とする請求項7記載のモニタ装置。
  9. 表示部が基部側に閉じた状態のときに、前記電動開閉機構によらずにモニタ本体が開いてしまうことを防止すべく、モニタ本体を基部との間で固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項8のうちのいずれか1項記載のモニタ装置。
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