JP4645315B2 - オットマン装置 - Google Patents

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Description

本発明はシートに取り付けられた状態で展開又は収納可能なオットマン装置に関する。
従来のオットマン装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている(特許文献1参照。)。そのオットマン装置では、シートクッションフレームの前面に枢軸が回動可能に固定されており、枢軸から支持フレームとしてのアーム部材が展開又は収納可能に備えられている。アーム部材の前端には可動体としてのフットレスト部材としての足置き部材が展開又は収納可能に備えられている。その際、足置き部材の両側面に位置する両アーム部材の間には支持棒が介在しており、支持棒の中央には主リンクの先端が回動可能に接続されている。主リンクはシートクッションフレームの下面側のうち車幅方向の中央に延在しており、主リンクの後端はシートクッションフレームの内側下面に固定されたギアユニット及びモータに接続されている。つまり、主リンクの後端はギアユニットを介してモータに接続されている。こうして、モータには外部電源及び操作ユニット等が接続されている。
このようなオットマン装置では、モータが外部電源及び操作ユニット等によって作動されることとなる。そして、ギアユニットを介して主リンクが押出されるように作動し、主リンクと共に支持棒が押出されることとなる。支持棒が押出されると両アーム部材が前方に展開されることとなり、両アーム部材と共に足置き部材も前方に展開されることとなる。また、主リンクが押戻されると、支持棒が押戻され、両アーム部材が元の位置に収納されることとなる。そして、両アーム部材と共に足置き部材も元の位置に収納されることとなる。
特開平11−332688号公報
しかし、上記記載のオットマン装置では、シートクッションフレームの下面側において、主リンクを押出したり押戻したりすることが行われている。このため、シートクッションフレームの下面側のうち車幅方向中央の空間が狭められてしまうこととなっている。
例えば、近年の車両の事情では、シートクッションフレームの下面側にカーナビゲーションシステム本体やカーオーディオ機器等を配置する場合がある。また、床下にオイルタンクを配置する都合からシートクッションフレームの下面側の空間が狭くなっており、上述した主リンク等を備えることができない場合がある。
このため、従来のオットマン装置のように、シートクッションフレームの下面側に主リンクやギアユニットやモータ等が存在することによって、上述した事情に沿わない場合がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、シートクッションフレームの下面側のうち車幅方向中央の空間を確保しながら、足置き部材を確実に展開又は収納することが可能なオットマン装置を提供することを解決すべき課題としている。
すなわち、上記課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、請求項1に記載のオットマン装置の様に、モータと、前記モータの回転力を減速して伝達する減速歯車要素を有する駆動機構と、前記駆動機構に連結される駆動アーム部材を有し、前記駆動機構の回転にともなって前記駆動アーム部材が回転することにより展開又は収納することが可能なリンク機構と、該リンク機構に固定された足置き部材と、前記減速歯車要素に備えられ、第1軸部と該第1軸部の軸方向中央に位置し該第1軸部に対して偏心する第2軸部とを有するシャフト部材と、前記減速歯車要素に備えられ、前記第2軸部を挟み一方側の前記第1軸部上に取り付けられ第1内歯歯車を有する固定ギヤ部材と、前記リンク機構に備えられ、前記第1軸部の他方上に取り付けられ前記第1内歯歯車と異なる歯数の第2内歯歯車を有する駆動アーム部材と、前記減速歯車要素に備えられ、前記第2軸部上に設けられて前記第1及び第2内歯歯車と噛合するピニオン部材と、を備え、前記固定ギヤ部材は前記シートクッションフレームに固定され、前記駆動アーム部材は前記固定ギヤ部材と前記シートクッションフレームとの間で回動可能に介在され、前記駆動機構は前記シートクッションフレームの側部に設けられていることを特徴としている。
また、本発明において講じた技術的手段では、請求項2に記載のオットマン装置の様に、前記駆動機構は前記シートクッションフレームの内側側部に設けられていることを特徴としている。
また、本発明において講じた技術的手段では、請求項3に記載のオットマン装置の様に、前記駆動機構は前記シートクッションフレームの外側側部に設けられていることを特徴としている。
また、本発明において講じた技術的手段では、請求項4に記載のオットマン装置の様に、シートクッションフレームに取り付けられる駆動機構と、該駆動機構に連動して展開又は収納することが可能なリンク機構と、該リンク機構に固定された足置き部材と、前記駆動機構を作動させるモータとを備え、前記駆動機構は、減速歯車要素を有し、前記シートクッションフレームの外側側部に設けられていることを特徴としている。
さらに、本発明において講じた技術的手段では、請求項に記載のオットマン装置の様に、モータはリンク機構に取り付けられていることを特徴としている。
また、本発明において講じた技術的手段では、請求項に記載のオットマン装置の様に、前記モータは前記シートクッションフレームの内側に設けられていることを特徴としている。
ここで、上述した従来のオットマン装置において、主リンクは、シートクッションフレームの車幅方向の中央に配置されて支持棒の中央部を押出す又は押戻すように作動しており、この主リンクをシートクッションフレームの側部に寄せて配置することで、シートクッションフレームの下面側のうち車幅方向中央の空間を拡大しようとすると、支持棒の端部に連結されることとなる主リンクは、支持棒を押出す又は押し戻すことができなくなってしまう。
これに対し、請求項1に記載の発明によれば、駆動機構の回転にともなって、該駆動機構に連結されたリンク機構の駆動アーム部材を回転させるので、従来の主リンクから支持棒への力の伝達の如く押出す又は押し戻す作動を廃止して、駆動アーム部材を直接回転させるようにできる。よって、駆動機構をシートクッションフレームの側部に設けることが実現可能となるため、シートクッションフレームの下面側のうち車幅方向の中央部分に従来の如く主リンクを配置することを回避できるので、前記中央部分の空間を広く確保することができる。
このようなオットマン装置を車両に搭載する場合、シートクッションフレームの下面側にカーナビゲーションシステム本体やカーオーディオ機器等を配置することが容易となる。また、車両設計の事情により、床下にオイルタンクを配置する都合からシートクッションフレームの下面側に十分な空間を設けられない場合であっても、足置き部材の展開及び収納を確実に行うことができる。
したがって、本発明のオットマン装置では、シートクッションフレームの下面側のうち車幅方向の中央の空間を確保しながら、足置き部材を確実に展開又は収納することができる。
また、駆動アーム部材が固定ギヤ部材とシートクッションフレームとの間に介在している。モータを作動させれば、シャフト部材が回転し、シャフト部材の第2軸部のピニオン部材が回転する。ピニオン部材が回転すれば、固定ギヤ部材の第1内歯歯車に対して異なる歯数の第2内歯歯車が相対的に回転することとなる。そして、第2内歯歯車の回転によって駆動アーム部材がモータと共に回動することとなる。こうして、駆動機構が作動することによって、駆動機構に連動するアーム部材が展開され、アーム部材と共に足置き部材が展開されることとなる。また、モータを逆回転させれば、アーム部材及び足置き部材を収納することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、駆動機構をシートクッションフレームの外側側部に設けた場合に比べて、シートクッションフレームの車幅方向寸法(図6の符号W2参照)を大きく確保することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、駆動機構をシートクッションフレームの内側側部に設けた場合に比べて、シートクッションフレームの下面側のうち車幅方向の中央部分の空間をより一層広く確保することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、シートクッションフレームに取り付けられた減速歯車要素を有する駆動機構によって足置き部材が展開又は収納されることとなる。そのような駆動機構はシートクッションフレームの外側側部に設けられているため、シートクッションフレームの内側下面に主リンクを必要としない。このため、シートクッションフレームの下面側の空間を確保することができる。
このようなオットマン装置を車両に搭載する場合、シートクッションフレームの下面側にカーナビゲーションシステム本体やカーオーディオ機器等を配置することが容易となる。また、車両設計の事情により、床下にオイルタンクを配置する都合からシートクッションフレームの下面側に十分な空間を設けられない場合であっても、足置き部材の展開及び収納を確実に行うことができる。
したがって、本発明のオットマン装置では、シートクッションフレームの下面側の空間を確保しながら、足置き部材を確実に展開又は収納することができる。
特に、請求項に記載の発明によれば、駆動アーム部材が固定ギヤ部材とシートクッションフレームとの間に介在している。モータを作動させれば、シャフト部材が回転し、シャフト部材の第2軸部のピニオン部材が回転する。ピニオン部材が回転すれば、固定ギヤ部材の第1内歯歯車に対して異なる歯数の第2内歯歯車が相対的に回転することとなる。そして、第2内歯歯車の回転によって駆動アーム部材がモータと共に回動することとなる。こうして、駆動機構が作動することによって、駆動機構に連動するアーム部材が展開され、アーム部材と共に足置き部材が展開されることとなる。また、モータを逆回転させれば、アーム部材及び足置き部材を収納することができる。
その際、請求項に記載の発明によれば、駆動機構、アーム部材、足置き部材及びモータの全てがシートクッションフレームの外側に位置することとなる。つまり、従来のオットマン装置のように、シートクッションフレームの下面側に主リンク、ギアユニット及びモータ等を設ける必要がない。特に、モータが駆動アーム部材及び又はアーム部材に取り付けられているため、シートクッションレフレームにモータを設けるためのスペースを確保する必要がない。このため、シートクッションフレームの高さ方向の厚みを小さくすることができ、シートクッションフレームの下面側の空間を広げることができる。
また、請求項に記載の発明によれば、モータをシートクッションフレームの外側に設けた場合に比べて、車両乗員に対するモータの騒音を低減できるとともに、足置き部材の車両幅方向寸法(図6の符号W1参照)を大きく確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施形態を参照しつつ図面を基に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態のオットマン装置10は、図1に示すように、シート90のシートクッション92の前端で展開又は収納可能に設けられている。シート90の下面の両側端には、シート90をスライドさせるためのスライド機構94が設けられている。
詳細には、シートクッション92内には、図2に示すように、シートクッションフレーム92aが内蔵されている。シートクッションフレーム92aの前端の一方側部92bには、オットマン装置10の駆動機構12が取り付けられている。
駆動機構12は、図3に示すように、平板状の固定ギヤ部材13が2つの段付ピン14によってシートクッションフレーム92aに隔設しながら固定されている。固定ギヤ部材13の内側には、図4に示すように、円形の凹部13aが形成されており、凹部13aには第1内歯歯車13bが形成されている。そして、固定ギヤ部材13の中心には軸孔13cが形成されている。
図3に示すように、固定ギヤ部材13とシートクッションフレーム92との間には、長手部151と係合部152とを備えた平板状の駆動アーム部材15が回動可能に介在している。駆動アーム部材15の係合部152にはリング形状の凸部15aが形成されており、凸部15aの内周には第2内歯歯車15bが形成されている。例えば、第2内歯歯車15bの歯数は、第1内歯歯車13bの歯数より1枚多くなっている。図4に示すように、駆動アーム部材15の凸部15aの中心には軸孔15cが形成されており、その凸部15aは固定ギヤ部材13の凹部13aに嵌合している。
固定ギヤ部材13の第1内歯歯車13bと駆動アーム部材15の第2内歯歯車15bとの間には、シャフト部材16が介在している。図3に示すように、シャフト部材16は、第1軸部16aと、第1軸部16aの軸方向中央付近に位置する第2軸部16bとによって構成されている。その際、第2軸部16bは第1軸部16aに対して偏心しており、第2軸部16bにはピニオン部材17が嵌合されている。ここで、ピニオン部材17の径は、第1、2内歯歯車13b、15bの内径より小さくなっている。こうして、一方の第1軸部16aは固定ギヤ部材13の軸孔13cを挿通しており、他方の第1軸部16aは駆動アーム部材15の軸孔15cを挿通している。そして、第2軸部16bに嵌合されたピニオン部材17は、固定ギヤ部材13の第1内歯歯車13bと駆動アーム部材15の第2内歯歯車15bとの一部に係合しており、その第1内歯歯車13bと第2内歯歯車15bとの間で遊星回転を行うようになっている。つまり、第2内歯歯車15bは、ピニオン部材17の回転に対して減速して回転できるようになっている。
こうして、ピニオン部材17、第1内歯歯車13b及び第2内歯歯車15bの係合等によって駆動機構12は減速歯車要素を備えている。そして、この駆動機構12により減速された回転力は駆動アーム部材15に伝達され、駆動機構12の回転にともなって駆動アーム部材15が回転する。なお、本実施形態のリンク機構は、駆動アーム部材15と後述する第1〜第4アーム部材18a〜dとから構成されている。また、図3に示すように、駆動アーム部材15の回転中心(軸孔15cの中心)と第1軸部16aの回転中心とは一致するように配置されることで、駆動機構12の回転中心と駆動アーム部材15の回転中心とは一致している。
図5に示すように、駆動機構12の駆動アーム部材15では、長手部151の先端に第1アーム部材18aが固定されている。図2に示すように、シートクッションフレーム92aの他方側部から回動可能に延在する別の第1アーム部材18aと、シートクッションフレーム92aの他方側部に位置する駆動アーム部材15の長手部151の先端に固定された第1アーム部材18aとの間には、支持棒18が固定されている。図5に示すように、第1アーム部材18aの先端には第2アーム部材18bの後端が回動可能に設けられている。そして、第2アーム部材18bの先端は、足置き部材19の側面中央に位置しながら回動可能に設けられている。また、シートクッションフレーム92aの側部92b下側には第3アーム部材18cの後端が回動可能に設けられている。第3アーム部材18cの先端には第4アーム部材18dの後端が回動可能に設けられている。第4アーム部材18dの中央は第1アーム部材18aの中央に係合され、第4アーム部材18dの先端は足置き部材19の側面後端に位置しながら回動可能に設けられている。ここで、足置き部材19としては、例えば、フットレスト部材やレッグレスト部材を採用することができる。
また、駆動機構12の駆動アーム部材15では、長手部151にモータMが固定されている。そして、モータMの回転軸は駆動アーム部材15の長手部151又は第1アーム部材18aの延在方向に平行となっている。駆動アーム部材15の長手部151や第1〜3アーム部材18a〜c等の収納状態において、モータMを第2アーム部材18bや第3アーム部材18c等に引っ掛かり難くすることができるからである。
なお、モータMは第1アーム部材18aに固定されていても良く、長手部151と第1アーム部材18aの両方に固定されていても良い。また、モータMはシートクッションフレーム92aの外側に固定されていても良い。
そして、モータMの回転軸には減速ギヤGが設けられており、減速ギヤGには固定ギヤ部材13の軸孔13cから挿通するシャフト部材13の第1軸部16aが繋がっている。なお、モータMには図示しない外部電源や操作ユニット等が接続されている。
以上の構成からなる本実施形態のオットマン装置10では、外部電源や操作ユニット等によってモータMの回転軸が回転することとなる。その回転軸は減速ギヤGを介してシャフト部材16を回転させることとなる。図4に示すように、シャフト部材16が回転することによって、シャフト部材16の第2軸部16bが第1軸部16aに対して偏心しながら回転することとなる。このため、ピニオン部材17も偏心しながら回転することとなる。そして、ピニオン部材17は、第1内歯歯車13bと第2内歯歯車15bとの間で遊星回転する。ここで、第2内歯歯車15bの歯数は第1内歯歯車13bの歯数に対して1枚多いため、第2内歯歯車15bが第1内歯歯車13bに対して相対回転することとなる。換言すれば、駆動機構12の回転出力軸としての第1軸部16aと、アーム部材の回転入力軸が一致する
第2内歯歯車15bの回転によって駆動アーム部材15が回動することとなり、図6に示すように、駆動アーム部材15の回動と共に第1〜4アーム部材18a〜dが連動することとなる。こうして、第2アーム部材18b及び第4アーム部材18dの先端に設けられた足置き部材19が展開されることとなる。また、モータMを逆回転させることにより、図5に示すように、足置き部材19を元の位置に収納させることができる。
このようなオットマン装置10では、特に、シートクッションフレーム92aの下面側以外にモータMや駆動機構12等の全てが存在することとなる。このため、シートクッションフレーム92aの下面側の空間を確保することができる。また、上述した駆動機構12であれば、シートクッションフレーム92aの外側側部92bとの係合のみによって、確実に足置き部材19を展開又は収納することができる。
また、モータMが駆動アーム部材15及び/又は第1アーム部材18aに固定されているため、シートクッションレフレーム92aにモータMを設けるためのスペースを確保する必要がない。このため、シートクッションフレーム92aの高さ方向の厚みを小さくすることができ、シートクッションフレームの下面側の空間を広げることができる。
このため、そのオットマン装置10を車両に搭載する場合、シートクッションフレーム92aの下面側にカーナビゲーションシステム本体やカーオーディオ機器等を配置することが容易となる。また、車両設計の事情により、床下にオイルタンクを配置する都合からシートクッションフレーム92aの下面側に十分な空間を設けられない場合であっても、本実施形態のオットマン装置10をシートクッションフレーム92aに設けることが可能となる。
したがって、本実施形態のオットマン装置10では、シートクッションフレーム92aの下面側の空間を確保しながら、足置き部材19を確実に展開又は収納することができる。
(第2実施形態)
ここで、上記第1実施形態のオットマン装置10は、図7及び8に示す構造を備えることも可能である。
すなわち、図7に示すオットマン装置10では、上述した第1アーム部材18aの先端に第2アーム部材18bの後端が回動可能に設けられており、第2アーム部材18bの先端が足置き部材19の側面後端に回動可能に設けられている。また、シートクッションフレーム92aの外側側部92bの下側には第3アーム部材18cの後端が回動可能に設けられている。第3アーム部材18cの先端には第4アーム部材18dの後端が回動可能に設けられている。第4アーム部材18dの中央は第1アーム部材18aの中央に係合され、第4アーム部材18dの先端には第5アーム部材18eの後端が回動可能に設けられている。第5アーム部材18eの中央は第2アーム部材18bの中央に係合され、第5アーム部材18eの先端は第6アーム部材18fの後端に回動可能に設けられている。そして第6アーム部材18fの先端は足置き部材19の側面中央に回動可能に設けられている。こうであれば、図8に示すように、足置き部材19をシートクッションフレーム92aから前方向の遠方に展開することができる。
(第3実施形態)
また、上記第1実施形態のオットマン装置10は、図9及び10に示す構造を備えることも可能である。
すなわち、図9に示すオットマン装置10では、上述した第1アーム部材18aの先端が第2アーム部材18bの中央に回動可能に設けられている。また、シートクッションフレーム92aの外側側部92bの下側には第3アーム部材18cの後端が回動可能に設けられている。第3アーム部材18cの先端には第2アーム部材18bの後端が回動可能に設けられており、第2アーム部材18bの先端には足置き部材19の側面後端が回動可能に設けられている。
その際、第1アーム部材18aと第2アーム部材18bとの接合点X1には、上方に係合可能な扇形状の第1ギア部材181が固定されている。また、その接合点0には下方に係合可能な扇形状の第2ギア部材182が固定されている。また、第3アーム部材18cの先端には扇形状の第3ギア部183が形成されており、第3ギア部183は第2ギア部材182に係合されている。さらに、第2アーム部材18bの先端と足置き部材19との接合点X2には、下方に係合可能な第4ギア部材184が固定されており、第4ギア部材184は第1ギア部材181に係合されている。こうであれば、図10に示すように、第1ギア部材181と第4ギア部材184とが係合し合い、第2ギア部材182と第3ギア部183とが係合し合うことによって、シートクッションフレーム92aの前方に展開した足置き部材19に掛かる負荷に対して強度を高めることができる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態のオットマン装置10における駆動機構12は、シートクッションフレーム92aの外側側部92bに設けられているのに対し、本実施形態では、図11に示すように、駆動機構12はシートクッションフレーム92aの内側側部92cに設けられている。シートクッションフレーム92aへの駆動機構12の取付構造は、図4に示す第1実施形態の構造を内側と外側とで反対にした構造と同一である。すなわち、第1実施形態では、図4の左側がシートクッションフレーム92aの外側側部92bであるのに対し、本実施形態では図4の左側はシートクッションフレーム92aの内側側部92cとなる。
このように、本実施形態によれば、シートクッションフレーム92aの内側側部92cに駆動機構12を設けているので、シートクッションフレームの車幅方向寸法(図6の符号W2参照)を大きく確保することができる。また、シートクッションフレーム92aの内側側部92cにモータMを設けているので、車両乗員に対するモータMの騒音を低減できるとともに、足置き部材19の車両幅方向寸法(図6の符号W1参照)を大きく確保することができる。
第1実施形態に係わり、シートの全体側面図である。 第1実施形態に係わり、オットマン装置の全体斜視図である。 第1実施形態に係わり、駆動機構の分解斜視図である。 第1実施形態に係わり、図2のIV−IV矢視断面図である。 第1実施形態に係わり、収納したオットマン装置の全体側面図である。 第1実施形態に係わり、展開したオットマン装置の全体側面図である。 第2実施形態に係わり、収納した他のオットマン装置の全体側面図である。 第2実施形態に係わり、展開した他のオットマン装置の全体側面図である。 第3実施形態に係わり、収納した他のオットマン装置の全体側面図である。 第3実施形態に係わり、展開した他のオットマン装置の全体側面図である。 第4実施形態に係わり、展開した他のオットマン装置の全体側面図である。
符号の説明
92a…シートクッションフレーム
92b…外側側部
92c…内側側部
12…駆動機構
18a〜f…リンク機構を構成するアーム部材(18a…第1アーム部材、18b…第2アーム部材、18c…第3アーム部材、18d…第4アーム部材、18e…第5アーム部材、18f…第6アーム部材)
19…足置き部材
16a…第1軸部
16b…第2軸部
16…シャフト部材
13b…第1内歯歯車(減速歯車要素)
13…固定ギヤ部材
15b…第2内歯歯車(減速歯車要素)
15…駆動アーム部材(リンク機構)
16…ピニオン部材(減速歯車要素)
M…モータ

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータの回転力を減速して伝達する減速歯車要素を有する駆動機構と、
    前記駆動機構に連結される駆動アーム部材を有し、前記駆動機構の回転にともなって前記駆動アーム部材が回転することにより展開又は収納することが可能なリンク機構と、
    該リンク機構に固定された足置き部材と
    前記減速歯車要素に備えられ、第1軸部と該第1軸部の軸方向中央に位置し該第1軸部に対して偏心する第2軸部とを有するシャフト部材と、
    前記減速歯車要素に備えられ、前記第2軸部を挟み一方側の前記第1軸部上に取り付けられ第1内歯歯車を有する固定ギヤ部材と、
    前記リンク機構に備えられ、前記第1軸部の他方上に取り付けられ前記第1内歯歯車と異なる歯数の第2内歯歯車を有する駆動アーム部材と、
    前記減速歯車要素に備えられ、前記第2軸部上に設けられて前記第1及び第2内歯歯車と噛合するピニオン部材と、を備え、
    前記固定ギヤ部材は前記シートクッションフレームに固定され、前記駆動アーム部材は前記固定ギヤ部材と前記シートクッションフレームとの間で回動可能に介在され、
    前記駆動機構は前記シートクッションフレームの側部に設けられていることを特徴とするオットマン装置。
  2. 前記駆動機構は前記シートクッションフレームの内側側部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のオットマン装置。
  3. 前記駆動機構は前記シートクッションフレームの外側側部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のオットマン装置。
  4. シートクッションフレームに取り付けられる駆動機構と、該駆動機構に連動して展開又は収納することが可能なリンク機構と、該リンク機構に固定された足置き部材と、前記駆動機構を作動させるモータとを備え、
    前記駆動機構は、減速歯車要素を有し、
    前記減速歯車要素に備えられ、第1軸部と該第1軸部の軸方向中央に位置し該第1軸部に対して偏心する第2軸部とを有するシャフト部材と、
    前記減速歯車要素に備えられ、前記第2軸部を挟み一方側の前記第1軸部上に取り付けられ第1内歯歯車を有する固定ギヤ部材と、
    前記リンク機構に備えられ、前記第1軸部の他方上に取り付けられ前記第1内歯歯車と異なる歯数の第2内歯歯車を有する駆動アーム部材と、
    前記減速歯車要素に備えられ、前記第2軸部上に設けられて前記第1及び第2内歯歯車と噛合するピニオン部材と、を備え、
    前記固定ギヤ部材は前記シートクッションフレームに固定され、前記駆動アーム部材は前記固定ギヤ部材と前記シートクッションフレームとの間で回動可能に介在され、
    前記駆動機構は、前記シートクッションフレームの外側側部に設けられていることを特徴とするオットマン装置。
  5. 前記モータは前記リンク機構に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のオットマン装置。
  6. 前記モータは前記シートクッションフレームの内側に設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のオットマン装置。
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