JP2017132319A - シートスライド装置 - Google Patents

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陽一 藤井
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Abstract

【課題】シートスライド時に、異音、振動が発生することを抑制可能なシートスライド装置を提供する。【解決手段】シートスライド装置SLは、一対のスライドレール10と、回転動力を生じさせるモータ12と、モータ12からの回転動力をスライドレール10を直進させる動力に変換するスクリュー部材及びナット部材と、を備える。モータ12及びスクリュー部材及びナット部材は、一対の可動レールのそれぞれに個別に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、シートスライド装置に係り、特に乗物用シートに用いられるシートスライド装置に関する。
乗物用シートに用いられるシートスライド装置には、スイッチ操作によってモータを駆動することによりシートをスライドさせるものがある。
例えば、特許文献1には、モータ駆動ユニットと、シート左右に連続する駆動シャフトと、駆動シャフトに連動するウォームギアと、ウォームギアから回転が伝達されるナット部材とを備えるシートスライド装置(同文献には、パワーシート装置と記載。)が開示されている。
このシートスライド装置においては、モータ駆動ユニットによってシート左右に連続する駆動シャフトを介してウォームギアを回転駆動させ、ウォームギアの回転がナット部材に伝達される結果、スライドレールを構成するアッパレールとともにシートが前後方向に直進動作を行う。
また、図8に簡略化して示すように、従来のシートスライド装置SLaは、シート左右に連続する長尺のシャフト130と、シャフト130を回転させるモータ120と、シャフト130と噛み合うギヤ140と、シート左右に一対設けられたスライドレール100と、スライドレール100内を通るように取り付けられてギヤ140によって回転するスクリュー部材110と、から構成されるものがある。
シートスライド装置SLaは、モータ120が動作することによって、シャフト130及びギヤ140を介して、スライドレール100を構成するアッパレール及びシートS1をシート前後方向に移動させるというものである。
特開2012−245798号公報
特許文献1及び図8に示すシートスライド装置においては、モータの回転によって、シャフト及びギヤを介して、スライドレールを構成するアッパレールをシート前後方向に移動させているが、これらを回転駆動する際に生じる異音や振動によって、乗員を不快に感じさせることがあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートの移動に際して異音や振動が生じることを抑制することにある。
上記課題は、本発明に係るシートスライド装置によれば、シートをスライドさせるシートスライド装置であって、一対の可動レールと、回転動力を生じさせるモータと、該モータの回転動力を前記可動レールを直進させる動力に変換する動力変換部と、を備え、前記モータ及び前記動力変換部は、前記一対の可動レールのそれぞれに個別に設けられていることにより解決される。
上記構成によれば、一対の可動レールのそれぞれに個別にモータ及び動力変換部が設けられていることで、一対の可動レールを動作させるために、1つのモータから各可動レールへ動力を伝達するための介在部品を必要としない。なお、この介在部品には、モータから一対の可動レールのそれぞれに動力を分配する動力分配機構の他、クラッチ等の単純な動力伝達機構が含まれる。このように介在部品を必要としない分、各部品の連結部分において特に生じる異音や、振動の発生を抑えることができる。
さらに、前記モータと前記動力変換部との間にギヤが設けられており、前記モータは、前記ギヤを介して前記可動レールに動力を加える構成であってもよい。
上記構成によれば、ギヤによってモータの回転速度を減速しつつ回転動力を高めることができ、低出力のモータであっても可動レールを直進させることができる。
また、前記モータは、前記可動レールから離れた位置に配設されていてもよい。
上記構成によれば、モータが可動レールから離れた位置に配設されていることで、モータが配設されることによる可動レールの動作への影響を抑制することができる。
また、前記可動レールは、ロアレールと、該ロアレールに対して摺動可能に取り付けられたアッパレールとから構成され、前記動力変換部は、少なくとも一部の周面に雄ねじ部が形成されて前記シートのスライド方向に延在するスクリュー部材と、該スクリュー部材の前記雄ねじ部に嵌め合わせられる雌ねじ部を有するナット部材と、から構成され、前記スクリュー部材は、前記ロアレール又は前記アッパレールの一方に支持され、前記ナット部材は、前記ロアレール又は前記アッパレールの他方に支持されていてもよい。
上記構成によれば、動力変換部としてスクリュー部材とナット部材とを備えることによって、モータの回転動力をスライド方向の動力に変換することが可能となる。
さらに、前記スクリュー部材は、他の部位よりも径方向に大きく形成された拡径部を有し、前記ロアレール又は前記アッパレールの一方は、前記スクリュー部材を支持する二つの支持部材を有し、前記ロアレール又は前記アッパレールの一方と前記スクリュー部材とは、前記二つの支持部材がスライド方向において前記拡径部を挟み込むようにして、取り付けられていてもよい。
上記構成によれば、二つの支持部材がスクリュー部材の拡径部を挟み込むように取り付けられていることで、スクリュー部材と支持部材を有するロアレール又はアッパレールの一方との連動性を容易に得ることができる。
本発明に係るシートスライド装置によれば、一対の可動レールのそれぞれにモータが設けられていることで、1つのモータに繋がり左右に連続する長尺のシャフト等の介在部品を必要としない分、異音、振動の発生を抑えることができる。また、この介在部品としての動力分配機構を備えるシートスライド装置と比べて、本発明に係るシートスライド装置は、動力分配機構が不要となるため部品点数を少なくすることができる。
また、本発明に係るシートスライド装置によれば、ギヤによってモータの回転速度を減速しつつ回転動力を高めることができ、低出力のモータであっても可動レールを直進させることができる。
さらに、本発明に係るシートスライド装置によれば、モータが配設されることによる可動レールの動作への影響を抑制することができる。
また、本発明に係るシートスライド装置によれば、モータの回転動力をスライド方向の動力に変換することが可能となる。
さらに、本発明に係るシートスライド装置によれば、スクリュー部材と支持部材を有するロアレール又はアッパレールの一方との連動性を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るシートとシートスライド装置を示す模式的な側面図である。 第1実施形態に係る一対のシートスライド装置のうちの一個を示す模式的な分解斜視図である。 シートスライド装置を示す模式的な平面図である。 第2実施形態に係るシートスライド装置を示す模式的な側面図である。 変形例に係るシートスライド装置を示す模式的な側面図である。 第3実施形態に係る一対のシートスライド装置のうちの一個を示す模式的な分解斜視図である。 第4実施形態に係るシートスライド装置を示す模式的な平面図である。 図7Aの位置と異なる位置にシートを移動させた状態を示す模式的な平面図である。 従来のシートスライド装置を示す模式的な平面図である。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態に係るシートスライド装置SLについて、図1〜図3を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施形態に係るシートSとシートスライド装置SLを示す模式的な側面図、図2は、一対のシートスライド装置SLのうちの一個を示す模式的な分解斜視図、図3は、シートスライド装置SLを示す模式的な平面図である。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
車両等に設けられる前後方向に移動可能なシートSには、図1に示すように、シートSの下方にシートスライド装置SLが取り付けられている。
シートスライド装置SLは、シートSの前後方向への直進移動を可能にシートSを支持する装置である。シートスライド装置SLは、可動レールとしてのスライドレール10と、スライドレール10に取り付けられたスクリュー部材11と、スクリュー部材11を回転させるモータ12と、を主に備える。
スライドレール10は、図2に示すように、図示せぬフロアに固定されるロアレール10aと、ロアレール10aに対して前後方向に摺動可能に取り付けられ、シートSに固定されるアッパレール10bとから構成される。
スクリュー部材11は、雄ねじ部11aをシート前後方向の中央部の周面に有し、前後方向に長尺、換言するとシートSがスライドする前後方向に延在するように形成された棒状の部材である。スクリュー部材11は、ロアレール10aに固定された支持部材11bによって両端部を回動可能に支持されている。スクリュー部材11の前側端部にモータ12が接続されており、雄ねじ部11aにナット部材10cの雌ネジ部10dが嵌め合わせられている。
詳細には、支持部材11bは、断面L字状に形成されており、スクリュー部材11の両端を支持するように、一対設けられている。スクリュー部材11は、モータ12の後ろ側に設けられた取付面12aに、スクリュー部材11の前側端部に形成されたフランジ11cが接続されており、モータ12の回転動力が伝達されるように構成されている。ナット部材10cは、シート前後方向に形成された雌ネジ部10dを中央に有し、アッパレール10bに固定可能に形成されている。
上記のように構成されたシートスライド装置SLは、モータ12の駆動にともなって、スクリュー部材11が回転し、スクリュー部材11に嵌め合わせられたナット部材10cがスクリュー部材11の回転にともなって前後に動作する。このナット部材10cの前後への移動にともなって、これに固定されたアッパレール10b及びアッパレール10bに固定されたシートSがシート前後方向に直進移動することとなる。
つまり、スクリュー部材11及びナット部材10cは、モータ12の回転動力をスライドレール10の直進動作に変換する動力変換部として機能する。
このように、図1に示すシートスライド装置SLは、図8に示す従来のシートスライド装置SLaと異なり、一対のスライドレール10のそれぞれにモータ12が個別に設けられている。また、モータ12が、図8に示すシャフト130及びギヤ140を介さずに、スクリュー部材11を直接回転させている。このため、シャフト130とギヤ140、ギヤ140とスクリュー部材110の接続部分がない分、音及び振動の発生を抑制することができる。
なお、シートスライド装置SLにおいては、ナット部材10cがアッパレール10bに固定され、アッパレール10bがシートSに固定されており、これらが一体的に構成されている。
このように、一体的に構成されたナット部材10c、アッパレール10b及びシートSの剛性によって、一対のモータ12が完全に同期して動作しなくとも、一方のスライドレール10が他方のスライドレール10に対して相対的に移動してしまうことが制限される。
このため、シートSの前後方向のスライド動作を好適に維持することができる。
また、モータ12が、スライドレール10のスライド方向である前後方向の前側(又は後ろ側の一方)にスライドレール10から離れた位置に配設されていることで、スライドレール10の動作の支障となることを避けることができる。
上記第1実施形態においては、モータ12が直接スクリュー部材11に接続されているものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。
例えば、モータ12がギヤを介してスクリュー部材11に接続されていてもよく、特に、静音化のために、モータ装置内にギヤが内蔵されたギヤードモータであると好ましい。
上記構成によれば、モータ12がギヤを介してスクリュー部材11に加わる回転荷重を大きくすることができ、従来と比較して、シャフト130が設けられていない分、音及び振動の発生を抑制することができる。
<<第2実施形態>>
次に、第2実施形態に係るシートスライド装置SL1について、図4を参照して説明する。ここで、図4は、シートスライド装置SL1を示す模式的な側面図である。
また、以降の実施形態の説明において、他の実施形態と同じ構成のものには同じ符号を使用しつつ、異なる構成のみ異なる符号を使用し、重複する説明を排除して相違点を明確にする。
第2実施形態に係るシートスライド装置SL1及び後述する変形例に係るシートスライド装置SL2は、ナット部材20cがロアレール10aに取り付けられていること、及び、スクリュー部材11又はスクリュー部材31が、アッパレール10bに取り付けられて連動することに特徴を有する。
詳細には、動力変換部の一部を構成するナット部材20cは、図示せぬネジ孔が前後方向に向く姿勢で、ロアレール10aの前後方向中央の底壁の上面に固定されている。
また、アッパレール10bの下面には、スクリュー部材11を回転可能に支持するスクリュー部材11の前端側及び後端側に一対の支持部材21bが固定されている。この支持部材21bは、第1実施形態に係る一対の支持部材11bの形状と略同一の形状を有し、第1実施形態の状態から上下に反転した状態で、アッパレール10bの下面に取り付けられている。そして、支持部材21bは、貫通孔21cを有してスクリュー部材11を回動可能に支持しつつ、スクリュー部材11の前後方向の相対的な移動が制限されるように、貫通孔21cの内縁に軸受等を介してスクリュー部材11に取り付けられている。
また、モータ12は、図示せぬ固定具によってアッパレール10bに固定されており、スクリュー部材11の前側端部と接続されて、回転動力をスクリュー部材11に供給する。
このように構成されたシートスライド装置SL1は、図示せぬ制御部の制御によって、モータ12が動作することでスクリュー部材11が回転する。回転するスクリュー部材11は、ロアレール10aに固定されたナット部材20cのネジ孔との嵌め合いにより、シート前後方向に移動することとなる。この動作にともなって、スクリュー部材11を回動可動に支持しつつ、前後方向に相対的に移動しないように支持部材21bによって接続されたアッパレール10bがシート前後方向に移動することとなる。
<変形例>
次に、変形例に係るシートスライド装置SL2について、図5を参照して説明する。ここで、図5は、変形例に係るシートスライド装置SL2を示す模式的な側面図である。
変形例に係るシートスライド装置SL2の部品構成のうち、スクリュー部材31及びスクリュー部材31を支持する支持部材31b以外の部品構成は、第2実施形態に係るシートスライド装置SL1と同様の構成である。
スクリュー部材31は、動力変換部の一部を構成するものであり、ナット部材20cよりもシート前後方向前側に、他の部位よりも径方向に大きく形成された拡径部31cを有する。
また、アッパレール10bの下面には、スクリュー部材31を回転可能に支持する、断面L字状の一対の支持部材21bが向かい合わせとなる向きで固定されている。支持部材31bには、シート前後方向に貫通する貫通孔31dが形成されており、その貫通孔31dをスクリュー部材31が挿通している。
この一対の支持部材31bは、スクリュー部材31の拡径部31cを長手方向において挟み込む位置で、アッパレール10bに固定されている。そして、貫通孔31dの径は、拡径部31cの径よりも小さく形成されている。このため、スクリュー部材31が前後方向に移動するのにともなって、拡径部31cが貫通孔31dの周縁に当接することにより、アッパレール10bが前後方向に移動することとなる。
このように、変形例に係るシートスライド装置SL2は、拡径部31cと支持部材31bとを備えることで、スクリュー部材31の前後移動に連動するアッパレール10bの前後移動を、軸受等を用いずに簡単な構成で実現できることとなる。
<<第3実施形態>>
次に、本発明の第3実施形態に係るシートスライド装置SL3について、図6を参照して説明する。ここで、図6は、第3実施形態に係る一対のシートスライド装置SL3のうちの一個を示す模式的な分解斜視図である。
特に、第3実施形態に係るシートスライド装置SL3は、ナット部材16bとロアレール15aとの固定方法、及びスクリュー部材16とアッパレール15bとの固定方法に特徴を有する。
アッパレール15bの内部空間のうち、レール前端に近い箇所に略直方体状の軸受部材16dが配置されている。この軸受部材16dは、シート前後方向に沿って形成された貫通孔を有し、この貫通孔に動力変換部を構成するスクリュー部材16の前端部が挿通されることで、スクリュー部材16の非ネジ部である前端部を回転自在に支持している。また、軸受部材16dには、軸受部材16dにおけるスクリュー部材16に挿通される前後の面を挟持するように、支持部材16gが取り付けられている。この支持部材16gによってスクリュー部材16と軸受部材16dとの前後位置が定められることで、スクリュー部材16がシート前後方向に移動する際には、軸受部材16d(ひいては軸受部材16dに接続されるアッパレール15b)も共に前後移動することとなる。
また、軸受部材16dの上端面からは、スタッドボルト16eが上方に突出している。かかるスタッドボルト16eがアッパレール15bの上壁に形成されたボルト孔15cに挿通されてナット16fにより締結されて、軸受部材16dがアッパレール15bに取り付けられている。このように、軸受部材16dがアッパレール15bに取り付けられていることで、軸受部材16dに支持されたスクリュー部材16とアッパレール15bとが一体的に動作可能となっている。
特に、スタッドボルト16eとスクリュー部材16とによってスクリュー部材16とアッパレール15bとを連結する構成によれば、図5に示す拡径部31cを挟み込むようにして一対の支持部材31bを配置する構成よりも、バックラッシを少なくできやすい。このため、スクリュー部材16とアッパレール15bとの連動性を良好にしやすくなる。
動力変換部を構成するナット部材16bは、略角柱状に形成されており、図6に示す状態において、スクリュー部材16に、その軸方向中途位置で嵌合しており、ハット形状のブラケット16cによってロアレール15aに固定されている。
ブラケット16cは、不図示のボルト・ナット等によって、ロアレール15aの底壁の上面でありシート前後方向中央部に固定されている。
また、ナット部材16b及びブラケット16cは、それぞれシート前後方向に貫通する貫通孔を有しており、ナット部材16bがブラケット16cに組み付けられた状態では各部品の貫通孔が互いに連通するように形成されている。そして、連通した状態のナット部材16b及びブラケット16cの各々の貫通孔にスクリュー部材16が挿通される。
上記のように構成されたシートスライド装置SL3は、モータ12からの回転動力が、スクリュー部材16の先端に伝わると、スクリュー部材16がその中心軸周りに回転するようになる。この際、一対のスクリュー部材16が回転すると、スクリュー部材16とナット部材16bとの嵌め合い位置がスクリュー部材16の前後の位置に移動することとなる。この結果、左右一対のアッパレール15bが、それぞれロアレール3に沿って前後移動するようになる。
<<第4実施形態>>
次に、本発明の第4実施形態に係るシートスライド装置SL4について、図7A及び図7Bを参照して説明する。なお、図7Aは、第4実施形態に係るシートスライド装置SL4を示す模式的な平面図、図7Bは、図7Aの位置と異なる位置にシートSを移動させた状態を示す模式的な平面図である。
特に、第4実施形態に係るシートスライド装置SL4は、第1実施形態に係るシートスライド装置SLと比較して、動力変換部としてのギヤボックス13及びナット部材14を備え、スクリュー部材11がロアレール10aに固定されていることを特徴とする。
また、モータ12及びギヤボックス13は、ナット部材14のシート幅方向内側に配設されており、アッパレール10b又はシートS(詳細にはシートクッション)に固定されている。つまり、モータ12及びギヤボックス13は、アッパレール10bのスライドとともに移動する構成となっている。ギヤボックス13は、モータ12及びナット部材14を連結するように取り付けられており、モータ12から生じた回転を減速して、スクリュー部材11の中心軸を中心にナット部材14を回転させる動力に変換する機構である。
また、第4実施形態に係るスクリュー部材11は、他の上記実施形態に係るスクリュー部材11,16,31と異なり、ロアレール10a又はアッパレール10bに回転可能に支持されるものではなく、ロアレール10aに固定状態で支持されている。
そして、ナット部材14は、内周面にある雌ねじ部がスクリュー部材11のネジに嵌め合わされている。ナット部材14は、第1実施形態に係るナット部材10cと異なり外周面がギヤボックス13内のギヤに噛み合うように構成されている。また、ナット部材14は、アッパレール10b又はシートS(詳細にはシートクッション)に回転可能に支持されている。つまり、ナット部材14は、モータ12及びギヤボックス13ともに、アッパレール10bのスライドにともなって移動する構成となっている。
上記構成からなるシートスライド装置SL4は、図7A及び図7Bに示すように、シート幅方向における一対のスライドレール10の内側に一対設けられたモータ12が動作することで、ギヤボックス13を介してナット部材14を回転させて、スクリュー部材11に沿ってシート前後方向にアッパレール10b及びシートSを移動させることとなる。
第4実施形態のシートスライド装置SL4の構成においても、他の実施形態の構成と同様に、モータ12等の動力機構がスライドレール10に個別に設けられている。このため、シートスライド装置SL4は、動力伝達機構に係る部品の数を少なくでき、異音や振動の発生を抑制して、シートSを前後に移動させることが可能となる。また、モータ12が、スライドレール10からシート幅方向内側に離れた位置に配設されているため、モータ12を動作させたときに、スライドレール10の動作に干渉することを回避することができる。
また、シートスライド装置SL4は、ギヤボックス13とナット部材14とによって、モータ12から生じた回転動力をシートSを前後方向に移動させる動力に変換する構成であるが、このような構成に限定されない。
たとえば、モータ12の出力軸に接続された図示せぬウォームと、当該ウォームの外周に嵌め合わせられた図示せぬウォームホイールとを用いて動力の方向を変換するようにしてもよい。
なお、第4実施形態に係るモータ12及びギヤボックス13は、スライドレール10に対してシート幅方向内側の特にシートSの下側に配設されていると、シートSをスライドさせる際に、車両の乗員の足や荷物等に干渉することを抑制することができる。しかしながらこのような形態に限定されず、モータ12及びギヤボックス13は、シート幅方向外側に配設されていてもよい。
また、本願発明に係るシートスライド装置は、上記の実施形態によって具現されたスクリュー部材とアッパレール又はロアレールとの支持の構成、及びモータの配置構成に係る特徴を任意に組み合わせたものを含むものである。
10 スライドレール(可動レール)
10a ロアレール
10b アッパレール
10c ナット部材(動力変換部)
10d 雌ネジ部
11 スクリュー部材(動力変換部)
11a 雄ねじ部
11b 支持部材
11c フランジ
12 モータ
12a 取付面
13 ギヤボックス(動力変換部)
14 ナット部材(動力変換部)
15 スライドレール
15a ロアレール
15b アッパレール
15c ボルト孔
16 スクリュー部材(動力変換部)
16a 雄ねじ部
16b ナット部材(動力変換部)
16c ブラケット
16d 軸受部材
16e スタッドボルト
16f ナット
16g 支持部材
20c ナット部材(動力変換部)
21b 支持部材
21c 貫通孔
31 スクリュー部材(動力変換部)
31a 雄ねじ部
31b 支持部材
31c 拡径部
31d 貫通孔
100 スライドレール
110 スクリュー部材
120 モータ
130 シャフト
140 ギヤ
S,S1 シート
SLa,SL,SL1,SL2,SL3,SL4 シートスライド装置

Claims (5)

  1. シートをスライドさせるシートスライド装置であって、
    一対の可動レールと、
    回転動力を生じさせるモータと、
    該モータの回転動力を前記可動レールを直進させる動力に変換する動力変換部と、を備え、
    前記モータ及び前記動力変換部は、前記一対の可動レールのそれぞれに個別に設けられている、ことを特徴とするシートスライド装置。
  2. 前記モータと前記動力変換部との間にギヤが設けられており、前記モータは、前記ギヤを介して前記可動レールに動力を加えることを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。
  3. 前記モータは、前記可動レールから離れた位置に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートスライド装置。
  4. 前記可動レールは、
    ロアレールと、
    該ロアレールに対して摺動可能に取り付けられたアッパレールとから構成され、
    前記動力変換部は、
    少なくとも一部の周面に雄ねじ部が形成されて前記シートのスライド方向に延在するスクリュー部材と、
    該スクリュー部材の前記雄ねじ部に嵌め合わせられる雌ねじ部を有するナット部材と、から構成され、
    前記スクリュー部材は、前記ロアレール又は前記アッパレールの一方に支持され、
    前記ナット部材は、前記ロアレール又は前記アッパレールの他方に支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシートスライド装置。
  5. 前記スクリュー部材は、他の部位よりも径方向に大きく形成された拡径部を有し、
    前記ロアレール又は前記アッパレールの一方は、前記スクリュー部材を支持する二つの支持部材を有し、
    前記ロアレール又は前記アッパレールの一方と前記スクリュー部材とは、前記二つの支持部材がスライド方向において前記拡径部を挟み込むようにして、取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のシートスライド装置。
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