JP2006187096A - ギヤードモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 扉のような開閉部材の回動中心を自動により駆動させるギヤードモータであって、平面方向への縮小が可能で、しかも減速輪列に用いられる歯車として、薄型且つ共通の減速歯車を採用することにより軸方向へも短縮が可能なギヤードモータを提供すること。
【解決手段】 ギヤードモータ10において、支承軸32には、第2および第4の減速歯車71、73が支承され、支承軸33には、第3および第5の減速歯車が支承されており、これらの減速歯車は、異なる支承軸に支承された減速歯車の小径歯車部と大径歯車部とが噛合するようにして軸方向に重合されている。また、DCモータ60から出力ギヤ40の間にトルクリミッタを構成する第1の減速歯車70が配設されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、冷蔵庫などにおいて扉を開閉駆動可能なギヤードモータに関するものである。
冷蔵庫などの開口に対する扉は、閉じた状態を保持するため、開口の枠の前面に吸着マグネットにより吸着されている。そのため、扉を開く最初の動作において、多大な力が必要になる。そこで、多大な力を必要とする最初の動作を補助する動作補助装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この動作補助装置は、扉を開く最初の動作のみを補助するものであり、扉は、原則として手動により開閉する構成になっている。また、減速輪列を構成する複数の減速歯車は、それぞれ1つの減速歯車が1つの支承軸に支承されており、平行方向に展開されている。また、減速輪列を構成する複数の減速歯車の形状が全て異なって形成されている。
特開2003-240424号公報
しかしながら、特許文献1の動作補助装置の場合、あくまで手動により扉を開閉する構成なので、扉自体に大きな収納スペースがあるような近年の冷蔵庫では、食品が収納された状態では扉が非常に重くなり、力の弱い子供やお年寄りには、扉を開く最初の動作はいいとしても、その後の開閉動作が困難になるという問題がある。また、減速輪列が平面方向に展開されているので、ギヤードモータが平面方向に拡大されるという問題がある。また、モータからの回転は減速歯車によって減速されるのとは反対に、減速歯車にかかるトルクは増加していく。そのため、減速歯車にかかるトルクに順じて減速歯車が厚く形成されている。故に、減速歯車の形状が全て異なるため、部品の種類が増加するという問題がある。さらに、部品の種類の増加により組み立て作業が煩雑になり、組み立て作業性が悪いという問題がある。その上、その減速歯車の厚みの増加分、ギヤードモータの厚みが厚くなるという問題がある。組み立て作業性を考慮して減速歯車を同一形状に形成することも考えられるが、減速輪列の前段側に配設されるトルクが小さい減速歯車を基準に統一すると、減速輪列の後段の減速歯車が欠歯等の不具合が発生するため、トルクが大きい減速歯車を基準に統一する必要があり、ギヤードモータの厚みが厚くなるという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、扉のような開閉部材の回動中心を自動により駆動させるギヤードモータであって、平面方向への縮小が可能で、しかも減速輪列に用いられる歯車として、薄型且つ共通の減速歯車を採用することにより軸方向へも短縮が可能なギヤードモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、モータと、該モータの回転を減速して出力ギヤに伝達する減速輪列とを有するギヤードモータにおいて、前記減速輪列を構成する減速歯車を支承するとともに平行に配設された2本の支承軸を有し、該2本の支承軸は、それぞれの支承軸に少なくとも1枚の前記減速歯車を支承するようにして3枚の前記減速歯車が支承されており、当該3枚の減速歯車は、それぞれ小径歯車部と大径歯車部とを有しているとともに異なる前記支承軸に支承された前記減速歯車の前記小径歯車部と前記大径歯車部とが噛合するようにして軸方向に重合され、前記モータから前記出力ギヤの間にトルクリミッタを配設することにより、前記3枚の減速歯車を同一形状に形成したことを特徴とする。
本発明では、前記2本の支承軸を同一の形状に形成することが好ましい。このように構成すると、部品の共通化が図れ、部品コストの低減、および組み立て作業性を向上させることができる。
本発明において、前記モータと前記減速輪列と前記出力ギヤとを内設する複数の分割ケース体からなるケースを有し、前記複数の分割ケース体のそれぞれに、前記分割ケース体を一体化すると互いに対向する一対の平行平面を有し、該一対の平行平面には、前記2本の支承軸を支持する支持部を有するとともに前記2本の支承軸と前記モータのロータ軸が平行になるように配設された前記モータの先端側を支持する支持部および前記モータの後端側を支持する支持部を有し、前記平行平面は、該平行平面の一方側に前記モータのピニオンが近接するようにして前記モータの先端側が配設されるとともに前記平行平面の他方側に近接するようにして前記モータの後端側が配設されることが好ましい。このように構成すると、モータのロータ軸の方向が長尺に形成されたモータを用いた場合、ギヤードモータの軸方向と直交する平面方向への短縮化が図れる。
しかも、平行平面に形成された減速歯車の支承軸を支持する支持部間の距離をモータの長尺方向の長さと略同等に形成することができるので、ギヤードモータの厚みをモータの長尺方向の長さと略同等に形成することができる。すなわち、モータのロータ軸を支承軸と平行になるようにしてモータを配設した場合に、必要最小限な厚さの範囲内にギヤードモータの厚みを抑制することができる。
本発明に関わるギヤードモータの2本の支承軸には、それぞれの支承軸に少なくとも1枚の減速歯車を支承するようにして3枚の減速歯車が支承されており、この3枚の減速歯車は、異なる支承軸に支承された減速歯車の小径歯車部と大径歯車部とが噛合するようにして軸方向に重合されている。故に、2枚の歯車は、共通の支承軸に支承されているため、ギヤードモータの軸方向と直交する平面方向への短縮化が図れる。さらに、モータから出力ギヤの間にトルクリミッタを配設することにより、3枚の減速歯車が同一形状に形成されている。本発明によると、減速歯車にかかる過大な負荷はトルクリミッタで遮断されるので、減速歯車を負荷に準じて厚く形成することなく、3枚の減速歯車の厚みを、減速輪列の前段であるモータ側に配設された減速歯車の強度に合わせて後段側に配設された他の2枚を形成することができる。このように構成すると、減速歯車に欠歯などの不具合の発生を未然に防止しながら、後段に配設された他の2枚の減速歯車を薄型化することができ、その薄型化された分だけギヤードモータの薄型化が図れる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用したギヤードモータを備えた冷蔵庫を斜め上方から見た斜視図、およびその一部を抜き出して示す拡大図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図1に示すギヤードモータの正面図、右側面図、および背面図である。
図1において、本形態の冷蔵庫1は、その開口7を開閉する両開きの一対の扉5、6とを有している。また、本形態の冷蔵庫1において、その上面には、一対の扉5、6の各々に対して開閉動作を自動で行うためのギヤードモータ10(扉6側は図示しない)が構成されている。すなわち、一対の扉5、6は、それぞれがギヤードモータ10を介して冷蔵庫本体2に連結されて冷蔵庫本体2の開口7を開閉可能に構成されている。ギヤードモータ10は、図2に示すように、正面(出力軸40aの軸線方向)からみたときに、横方向に延びる部分10bと、そこから上方に延びた立ち上がり部分10aとを有する略L字形状のケース36を有しており、L字形状の横方向に延びる部分10bが冷蔵庫本体に固定されている。
ケース36において、その立ち上がり部分10aの上端中央には、扉5、6に連結される図示しない回動軸が係合される係合孔11が形成されており、扉5、6は、係合孔11を回転中心にして回転可能である。
図1において、本形態のギヤードモータ10は、扉が連結された係合孔11をその軸線周りに回転駆動して、扉を開閉駆動するためのものである。
(ギヤードモータの内部構造)
図3は、図1に示すギヤードモータにおいて、DCモータを除く駆動機構を構成する各種部品のレイアウトを正面側からみたときの説明図である。図4は、図1に示すギヤードモータにおいて、図3に示す駆動機構を構成する各種部品のA−A展開図である。図5(A)、(B)はそれぞれ、図1に示すギヤードモータにおいて、ケース体を図3に示すA−Aで取り除き、駆動機構を構成する各種部品を斜め上方から見たときの様子を示す斜視図、および斜め下面側から見たときの様子を示す斜示図である。
図3および図4に示すように、本形態のギヤードモータ10は、駆動源として正逆双方向に回転可能なDCモータ60と、このDCモータ60の回転を減速して伝達する減速輪列と、この減速輪列を介して回転駆動される出力車40とが、上ケース35および下ケース37の分割ケース体からなるケース36の内部に配設されている。また、上ケース35は、上ケース体35aとカバー35bとに分割されている。なお、上ケース35および下ケース37には、それぞれこれらのケース体35、37を一体化すると互いに対向する一対の平行な平面35c、37c(図4参照)を有している。
DCモータ60のロータ軸に固定されたピニオン61から出力ギヤ40に至る駆動力伝達経路には、DCモータ60の回転を減速して出力ギヤ40に伝達する減速輪列が配設されている。減速輪列は、ピニオンギヤ61と噛合する大径ギヤを備えた第1の減速ギヤ70と、この第1の減速ギヤ70の小径ギヤと噛合する大径ギヤを備えた第2の減速ギヤ71と、この第2の減速ギヤ71の小径ギヤと噛合する大径ギヤを備えた第3の減速ギヤ72と、この第3の減速ギヤ72の小径ギヤと噛合する大径ギヤを備えた第4の減速ギヤ73と、この第4の減速ギヤ73の小径ギヤと噛合する大径ギヤを備えた第5の減速ギヤ74とを備えており、この第5の減速ギヤ74の小径ギヤが出力ギヤ40と噛合している。また、出力ギヤ40は、その一方の側面から軸方向に延設された出力軸40aが一体成形されており、その先端側が、下ケース37の平面37cに形成された軸受け部38aにスライドベアリング41を介して回転可能に軸支されている。
一方、出力ギヤ40の他方の側面は、上ケース体35の平面に形成された軸受け部38bを内設するための円周方向に沿って連続形成された溝40bを有し、溝40bの内壁が、軸受け部38bの内壁にOリング42を介して回転可能に軸支されている。なお、出力軸40bは、出力ギヤ40の他方の側面が開口した有底円筒状に形成されて係合孔11が構成されている。
本形態の第1の減速ギヤ70は、大径ギヤが形成された大径ギヤ部材70aと、小径ギヤが形成された小径ギヤ部材70bと、一対のリーフスプリング70cとから構成されている。小径ギヤ部材70bは円柱状に形成されており、その軸方向の一方側の外周面には、小径ギヤが形成されるとともに他方側の外周面には、円筒状に形成された大径ギヤ部材70aの内周面が回転可能に支持される支持部になっている。
また、大径ギヤ部材70aは、円筒状に形成されており、径方向の中央には軸方向に貫通した貫通孔が形成され、その内周面側に一対のリーフスプリング70cが固定されている。この一対のリーフスプリング70cは、所定間隔の隙間を介して径方向に対向しており、その隙間に小径ギヤ部材70bの支持部が配設され、一対のリーフスプリング70cによって挟持されている。すなわち、隙間は、小径ギヤ部材70bの支持部の外径以下に形成されている。故に、この隙間に小径ギヤ部材70bの支持部が挟持されることにより小径ギヤ部材70bが、大径ギヤ部材70aと一体に回転することができる。一方、小径ギヤ部材70bに過負荷がかかりロックした場合、小径ギヤ部材70bの支持部と一対のリーフスプリング70cとの間の摩擦力に抗して、大径歯車部材70aの回転が許容されるようになっている。このように、第1の減速ギヤ70は、通常の場合、小径ギヤ部材70bと大径ギヤ部材70aとが一体に回転され、減速輪列の1つの歯車として機能するが、小径ギヤ部材70bに過負荷がかかりロックした場合には、大径ギヤ部材70aのみで回転可能なトルクリミッタとしての機能を兼ねた歯車になっている。
本形態の場合、第2の減速ギヤ71と第4の減速ギヤ73とは軸方向に重合され、両減速ギヤ71、73に形成された中空部に、両端側がそれぞれケース体35、37の一対の平行な平面35c、37cに軸支されている支承軸32が差し込まれ、両減速ギヤ71、73が支承軸32の周りに回転可能に支持されている。また、第3の減速ギヤ72と第5の減速ギヤ74とは軸方向に重合され、両減速ギヤ72、74に形成された中空部に、両端側がそれぞれケース体35、37の一対の平行な平面35c、37cに軸支されている支承軸33が差し込まれ、両ギヤ72、74が支承軸33の周りに回転可能に支持されている。なお、第1の減速ギヤ70に形成された中空部にも、両端側がそれぞれケース体35、37の一対の平行な平面35c、37cに軸支されている支承軸31が差し込まれ、支承軸31の周りに回転可能に支持されている。本形態の場合、支承軸31、32、および33は全て平行に配設されている。また、支承軸32と支承軸33とは同一形状に形成されている。
本実施の形態では、上ケース35および下ケース37を一体化すると互いに対向する一対の平行な平面35c、37cのうち、平面35c側には、支承軸32、33の一端を支持する軸受け部36b、37bを有するとともに近接配置されたDCモータ60の後端側が支持される支持部34bを有している。また、平面37cには、支承軸32、33の他端を支持する支持部36a、37aを有するとともに近接配置されたDCモータ60の先端側が支持される支持部34aを有している。故に、DCモータ60は、そのロータ軸が支承軸32、33と平行に成るように配設されている。なお、本形態では、上ケース35は、上ケース体35aとカバー35bとに2分割されており、上ケース体35aの平面側に支承軸32、33の一端を支持する支持部36b、37bを有するとともにカバー35bの平面側にDCモータの後端側が支持される支持部34bを有している。
また、本形態では、図4に示すように、DCモータ60の側壁側には第4の減速ギヤ73の小径歯車に噛合するセンサ歯車75が配設されている。このセンサ歯車75は支承軸80が一体形成されており、支承軸80の一端が基板76から背面側に突出されている。突出された支承軸80の一端は断面形状がD字状であり、ここにポテンショメータ77のD字形状の穴が嵌合している。そのため、センサ歯車75の支承軸80が回転すると、ポテンショメータ77の図示しないロータリー部が一体に回転する。なお、センサ歯車75の支承軸80は、一方がケース体36内に配設された中地板79に形成された軸受け部39aに支承され、他方がカバー35bに形成された軸受け部39bに支承されてセンサ歯車75が回転可能になっている。また、中地板79は、一対の平行な平面35c、37cと平行に形成され、さらに組み立て作業性の向上等を考慮し、上ケース体35aと一体に形成されている。なお、第1の減速ギヤ70を軸支する支承軸31の一端側は、この中地板79に形成された軸受け部30bによって軸支されている。
ここで、センサ歯車75は、出力ギヤ40により便蓋6が全範囲を駆動する間に、その回転が1回転未満で収まるような歯数で構成されている。そのため、ポテンショメータ77は、センサ歯車75の支承軸80の角度位置に応じた信号を出力するので、出力軸40aの回転位置、すなわち、便蓋6の回転位置を検出することができる。
(各機構部品のレイアウト、およびその効果)
このような駆動機構をケース体35内に配置するにあたって、本形態では、図3に示すように、減速歯車列の支承軸31に支承された第1の減速歯車70、支承軸32に支承された第2および第4の減速歯車71、73、支承軸33に支承された第3および第5の減速歯車72、74、および出力ギヤ40は、この上方の出力ギヤ40に向かって下方からこの順に縦列配置されている。このため、第1の減速歯車70、第2および第4の減速歯車71、73、第3および第5の減速歯車72、74、および出力ギヤ40は、図3から明らかなように、出力ギヤ40の出力軸40aの軸線方向からみたとき、下ケース37の外径寸法と略同一の幅寸法の空間内に配列されている。
従って、下ケース37において、出力軸40aの軸線方向からみたときに幅の狭い立ち上がり部10aに、第1の減速歯車70、第2および第4の減速歯車71、73、第3および第5の減速歯車72、74、および出力ギヤ40を収納することができる。それ故、図1に示すように冷蔵庫の庫内の幅方向(W)へ大きく突出しないので、庫内の収納等設計の自由度を向上できるとともに美観が損なわれず庫内の意匠性を高めることができる。
また、第2および第4の減速歯車71、73、第3および第5の減速歯車72、74を、これら減速歯車の外径寸法と略同一の幅寸法といった幅の狭い立ち上がり部10aに配置したとき、そのままでは、下ケース37の高さ寸法(図3の上下方向)が長くなるが、本形態では、以下のように、各構成部品を下ケース37の高さ寸法にコンパクトに配置したため、立ち上がり部10aを備えたケース体35を用いた場合でも、高さ寸法を圧縮できる。
すなわち、第2の減速ギヤ71と第4の減速ギヤ73とは軸方向に重合されているとともに、第3の減速ギヤ72と第5の減速ギヤ74とは軸方向に重合されている。それ故、本形態では、このような重なりを利用することにより、各構成部品を下ケース37の高さ寸法にコンパクトに配置し、高さ寸法を圧縮している。
(ギヤードモータの組み立て手順)
図6(A)、(B)、(C)、(D)は、図1に示すギヤードモータにおいて、その組み立て手順を説明するための説明図である。
本形態のギヤードモータを組み立てるための組み立て手順は以下の通りである。すなわち、図6(A)に示すように、下ケース37の平面37cの軸受け部30a、36a、37aに支承軸31、32、33をそれぞれ軸支し、その後、支承軸31、32、33に、それぞれ第1の減速ギヤ70、第2の減速ギヤ71、および第3の減速ギヤ72を、この順で支承させる。
次に、図6(B)に示すように、第4の減速ギヤ73、および第5の減速ギヤ74を、この順で支承軸32、33に支承させ、次に出力ギヤ40を下ケース37の軸受け部38aに落とし込む。
その後、図6(C)に示すように、下ケース37の上方から上ケース体35aを被覆させた後、センサ歯車75を中地板79に形成された軸受け部39aに落とし込むとともにDCモータ60を下ケース37の支持部部34aに落とし込む。
最後に、図6(D)に示すように、ポテンショメータ77の搭載された基板76を落とし込んで、カバー35bを被せ、タッピングネジ78を用いて下ケース37に上ケース体35aおよびカバー35bを固定しギヤードモータ10の組み立てを完了する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のギヤードモータ10において、支承軸32には、第2および第4の減速歯車71、73が支承され、支承軸33には、第3および第5の減速歯車が支承されており、これらの減速歯車は、異なる支承軸に支承された減速歯車の小径歯車部と大径歯車部とが噛合するようにして軸方向に重合されている。故に、第2および第4の減速歯車71、73および第3および第5の減速歯車は、それぞれ共通の支承軸に支承されているため、ギヤードモータ10の軸方向と直交する平面方向への短縮化が図れる。
さらに、DCモータ60から出力ギヤ40の間にトルクリミッタを構成する第1の減速歯車70を配設されているので、減速歯車にかかる過大な負荷をこのトルクリミッタで遮断することができる。故に、減速輪列の前段であるDCモータ60側に配設された第2の減速歯車71の厚みに合わせて、減速輪列の後段に配設された第3および第4の減速歯車72、73を同一形状に形成しても、欠歯などの不具合が発生しない。従って、第3および第4の減速歯車72、73を薄型化することができ、その薄型化された分だけギヤードモータ10の薄型化が図れる。
さらに、本形態では、第2、第3、第4の減速歯車71、72、73、および2本の支承軸32、33が同一の形状に形成されているので、部品の共通化が図れ、部品コストの低減、および組立作業性を向上させることができる。
(その他の実施の形態)
なお、上記形態では、出力軸40aの軸線方向からみたときにL字形のケース36を用いたが、ケース36は、L字状に限定されるのもではない。また、上記形態では、ギヤードモータ10によって冷蔵庫1の扉5、6を開閉駆動するように構成されているが、冷蔵庫1の扉5、6に限定されるものでは無く、様々な用途に用いることができる。たとえば、システムキッチンの収納棚の扉、洗濯機の蓋等を開閉するための回転軸を駆動するように構成してもよい。
なお、上記形態では、ギヤードモータ10側に係合孔11が形成されているが、扉5、6側に係合孔を形成し、この係合孔に係合する回転軸をギヤードモータ10側形成するように構成してもよい。
また、上記形態では、出力ギヤ40の出力軸40aが、出力ギヤ40の他方の側面が開口した有底円筒状に形成されて係合孔11が構成されているが、それとは反対に、図7に示すように、出力軸40a'の先端側を開口した有底円筒状に形成して係合孔11'を構成してもよい。このような出力ギヤ40'を用いた場合の構成は、出力ギヤ40'およびその軸受け部周り以外の構成は上記実施の形態と同様であるため、共通する機能を有する部分は同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。本形態の軸受け部38a'、38b'は、上記実施の形態とは反対に、出力軸40a'の先端側外壁が軸受け38a'の内壁にOリング42'を介して回転可能に軸支されている。一方、出力ギヤ40の他方の側面に形成した有底円筒部40b'の内壁は、スライドベアリング41'を介して、軸受け38b'の外壁に回転可能に軸支されている。
(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用したギヤードモータを備えた冷蔵庫を斜め上方から見た斜視図、およびその一部を抜き出して示す拡大図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ、図1に示すギヤードモータの正面図、右側面図、および背面図である。 図1に示すギヤードモータにおいて、DCモータを除く駆動機構を構成する各種部品のレイアウトを正面側からみたときの説明図である。 図1に示すギヤードモータにおいて、図3に示す駆動機構を構成する各種部品のA−A展開図である。 (A)、(B)はそれぞれ、図1に示すギヤードモータにおいて、ケース体を図3に示すA−Aで取り除き、駆動機構を構成する各種部品を斜め上方から見たときの様子を示す斜視図、および斜め下面側から見たときの様子を示す斜示図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は、図1に示すギヤードモータにおいて、その組み立て手順を説明するための説明図である。 本発明を適用した別のギヤードモータにおいて、駆動機構を構成する各種部品のレイアウトを図4に準じて示す展開図である。
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵庫本体
5、6 扉
7 開口
10 ギヤードモータ
11 係合孔
31、32、33 支承軸
35 上ケース
35a 上ケース体
35b カバー
36 ケース
37 下ケース
40 出力ギヤ
60 DCグモータ
61 ピニオン
70 第1の減速歯車
71 第2の減速歯車
72 第3の減速歯車
73 第4の減速歯車
74 第5の減速歯車

Claims (4)

  1. モータと、該モータの回転を減速して出力ギヤに伝達する減速輪列とを有するギヤードモータにおいて、
    前記減速輪列を構成する減速歯車を支承するとともに平行に配設された2本の支承軸を有し、該2本の支承軸は、それぞれの支承軸に少なくとも1枚の前記減速歯車を支承するようにして3枚の前記減速歯車が支承されており、当該3枚の減速歯車は、それぞれ小径歯車部と大径歯車部とを有しているとともに異なる前記支承軸に支承された前記減速歯車の前記小径歯車部と前記大径歯車部とが噛合するようにして軸方向に重合され、前記モータから前記出力ギヤの間にトルクリミッタを配設することにより、前記3枚の減速歯車を同一形状に形成したことを特徴とするギヤードモータ。
  2. 請求項1において、前記2本の支承軸を同一の形状に形成したことを特徴とするギヤードモータ。
  3. 請求項1または2において、前記モータと前記減速輪列と前記出力ギヤとを内設する複数の分割ケース体からなるケースを有し、前記複数の分割ケース体のそれぞれに、前記分割ケース体を一体化すると互いに対向する一対の平行平面を有し、該一対の平行平面には、前記2本の支承軸を支持する支持部を有するとともに前記2本の支承軸と前記モータのロータ軸が平行になるように配設された前記モータの先端側を支持する支持部および前記モータの後端側を支持する支持部を有し、前記平行平面は、該平行平面の一方側に前記モータのピニオンが近接するようにして前記モータの先端側が配設されるとともに前記平行平面の他方側に近接するようにして前記モータの後端側が配設されたことを特徴とするギヤードモータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記モータとしてDCモータを用いたこと特徴とするギヤードモータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011519404A (ja) * 2008-03-21 2011-07-07 ジュリウス ブルム ゲゼルシャフト エム.ビー.エイチ. 可動家具部材を駆動する家具用駆動装置
CN103780017A (zh) * 2012-10-22 2014-05-07 日本电产三协株式会社 齿轮电机
JP2015068573A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 日本電産サンキョー株式会社 冷蔵庫
KR101568470B1 (ko) * 2012-10-22 2015-11-11 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 기어드 모터

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