JP2007057016A - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電動パーキングブレーキ装置の機能を備えながらも、部品点数及びコストを低減することのできる車両用自動変速機の制御装置を提供する
【解決手段】 シフトレンジを選択するシフトレバー装置1の選択レンジに基づく電気信号によって電動モータ3を駆動することにより、自動変速機5のシフトレンジを切換え制御する。電動モータ3を、車輪7に制動力を付与するパーキングブレーキ装置9のアクチュエータとして兼用する構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 シフトレンジを選択するシフトレバー装置1の選択レンジに基づく電気信号によって電動モータ3を駆動することにより、自動変速機5のシフトレンジを切換え制御する。電動モータ3を、車輪7に制動力を付与するパーキングブレーキ装置9のアクチュエータとして兼用する構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用自動変速機の制御装置に関する。
従来には、シフトレンジを選択するシフトレンジ選択手段の選択レンジに基づく電気信号によってアクチュエータを駆動することにより、車両用自動変速機のシフトレンジを切換え制御する、いわゆるシフトバイワイヤ方式の車両用自動変速機の制御装置がある(特許文献1参照。)。
また、車両の車輪に制動力を付与するパーキングブレーキ装置をアクチュエータの駆動により作動する、いわゆる電動式パーキングブレーキ装置がある(特許文献2参照。)。
また、車両の車輪に制動力を付与するパーキングブレーキ装置をアクチュエータの駆動により作動する、いわゆる電動式パーキングブレーキ装置がある(特許文献2参照。)。
前記特許文献1では、シフトバイワイヤ方式の車両用自動変速機の制御装置に、専用のアクチュエータを用いている。また、前記特許文献2では、電動パーキングブレーキ装置に、専用のアクチュエータを用いている。このように、自動変速機の制御装置と電動パーキングブレーキ装置とにそれぞれ専用のアクチュエータを用いるのでは、部品点数の増加及びコストアップを招くという問題があった。
ところで、自動変速機のシフトレンジを切換えることは、一般的に、車両の運転時に必要で、車両の駐車時には必要がないものと考えられる。また、パーキングブレーキ装置により車両の車輪に制動力を付与することは、一般的に、車両の駐車時に必要で、運転時には必要がないものと考えられる。そこで、本件出願人は、このような事情に着眼して、車両用自動変速機のシフトレンジを切換えるためのアクチュエータを、パーキングブレーキ装置のアクチュエータとして共用化しようとするものである。
本発明が解決しようとする課題は、電動パーキングブレーキ装置の機能を備えながらも、部品点数及びコストを低減することのできる車両用自動変速機の制御装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする車両用自動変速機の制御装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかる車両用自動変速機の制御装置によると、車両用自動変速機のシフトレンジを切換えるためのアクチュエータを、車両の車輪に制動力を付与するパーキングブレーキ装置のアクチュエータとして兼用する構成としたものである。したがって、アクチュエータの共用化により、電動パーキングブレーキ装置の機能を備えながらも、部品点数及びコストを低減することのできる車両用自動変速機の制御装置を提供することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかる車両用自動変速機の制御装置によると、車両用自動変速機のシフトレンジを切換えるためのアクチュエータを、車両の車輪に制動力を付与するパーキングブレーキ装置のアクチュエータとして兼用する構成としたものである。したがって、アクチュエータの共用化により、電動パーキングブレーキ装置の機能を備えながらも、部品点数及びコストを低減することのできる車両用自動変速機の制御装置を提供することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2にかかる車両用自動変速機の制御装置によると、シフトレンジ選択手段がパーキングレンジ以外のレンジを選択したときは、制御手段が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチを接続状態に制御するとともにパーキングブレーキ用電磁クラッチを切離状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路を有効として、アクチュエータの駆動により車両用自動変速機のシフトレンジを切換え制御することができるとともに、パーキングブレーキ用動力伝達経路を無効とすることができる。
また、シフトレンジ選択手段がパーキングレンジを選択したときは、制御手段が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチを切離状態に制御するとともにパーキングブレーキ用電磁クラッチを接続状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路を無効とすることができるとともに、パーキングブレーキ用動力伝達経路を有効として、アクチュエータの駆動によりパーキングブレーキ装置を作動させることができる。したがって、車両の運転時における電動式パーキングブレーキ装置の誤作動、及び、車両の駐車時における自動変速機の誤作動を回避することができる。
また、シフトレンジ選択手段がパーキングレンジを選択したときは、制御手段が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチを切離状態に制御するとともにパーキングブレーキ用電磁クラッチを接続状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路を無効とすることができるとともに、パーキングブレーキ用動力伝達経路を有効として、アクチュエータの駆動によりパーキングブレーキ装置を作動させることができる。したがって、車両の運転時における電動式パーキングブレーキ装置の誤作動、及び、車両の駐車時における自動変速機の誤作動を回避することができる。
本発明の車両用自動変速機の制御装置によれば、アクチュエータの共用化により、電動パーキングブレーキ装置の機能を備えながらも、部品点数及びコストを低減することのできる車両用自動変速機の制御装置を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
本発明の一実施例を説明する。図1は車両用自動変速機の制御装置を示す構成図である。
図1に示すように、本実施例の車両用自動変速機の制御装置は、シフトレンジを選択するシフトレバー装置1の選択レンジに基づく電気信号によって駆動ユニット2の電動モータ3を駆動することにより、車両用自動変速機5のシフトレンジを切換え制御するものでる。そして、駆動ユニット2の電動モータ3を、車両の車輪7に制動力を付与するパーキングブレーキ装置9のアクチュエータとして兼用する構成としたものである。
図1に示すように、本実施例の車両用自動変速機の制御装置は、シフトレンジを選択するシフトレバー装置1の選択レンジに基づく電気信号によって駆動ユニット2の電動モータ3を駆動することにより、車両用自動変速機5のシフトレンジを切換え制御するものでる。そして、駆動ユニット2の電動モータ3を、車両の車輪7に制動力を付与するパーキングブレーキ装置9のアクチュエータとして兼用する構成としたものである。
前記シフトレバー装置1は、ベース体11とシフトレバー体13とを備えている。ベース体11は、前記車両用自動変速機(単に、「自動変速機」という。)5を備えた車両(図示しない。)のフロア上のコンソールボックス、あるいはインストルメントパネル等の内部に配置された固定部材に設置されるものである。また、シフトレバー体13は、ベース体11にシフト操作可能に支持されかつ車両を運転する運転者によって操作されるシフトノブ14を有している。シフトレバー体13のシフト操作に基づいて、自動変速機5のシフトレンジ(シフトポジション、シフト位置ともいう。)が選択的に切換えられるようになっている。例えば、自動変速機5のシフトレンジとしては、「P(パーキング)」、「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D(ドライブ)」、「2(セカンド)」、「L(ロー)」の各シフトレンジが設定される。また、シフトレバー装置1には、シフトポジションセンサ16が設けられている。シフトポジションセンサ16は、シフトレバー体13が選択したシフトレンジを検出しかつその信号を電子制御ユニット(「ECU」という。)18に出力する。なお、シフトレバー装置1は、本明細書でいう「シフトレンジ選択手段」に相当する。
前記車両(図示しない。)のインストルメントパネル、コントロールボックス等には、運転者によってスイッチ操作可能なパーキングブレーキスイッチ20が設けられている。パーキングブレーキスイッチ20の出力信号は、前記ECU18に出力される。
前記ECU18は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品として構成されている。ECU18は、前記シフトポジションセンサ16及び前記パーキングブレーキスイッチ20からの信号に基づいて、駆動ユニット2(後述する。)の電動モータ3及び両電磁クラッチ22を制御する。なお、ECU18は、本明細書でいう「制御手段」に相当する。
前記駆動ユニット2は、電動モータ3の駆動により、自動変速機5のシフトレンジの切換え制御と、パーキングブレーキ装置9の作動及びその作動の解除を行なうものである。ちなみに、前記自動変速機5のシフトレンジは、駆動ユニット2によるシフトケーブル24のプッシュプル動作によって選択的に切換えられる。また、前記パーキングブレーキ装置9は、車両の左右の車輪(例えば、後輪)7にそれぞれ装備されている。パーキングブレーキ装置9は、駆動ユニット2によるブレーキケーブル26のプル動作によって車輪7に制動力を付与する。また、ブレーキケーブル26は、ラチェット機構84によりプル状態に保持され、その保持の解除にともなう戻り動作によって車輪7に対する制動力を解除する。なお、前記ブレーキケーブル26は、駆動ユニット2によるブレーキ操作力を左右の両車輪7に等しく分配するためのイコライザ28を備えている。このため、ブレーキケーブル26は、1本の駆動側ケーブル26aと2本の従動側ケーブル26bとを備えている。駆動ケーブル26aの一端が駆動ユニット2に接続され、その他端がイコライザ28の中央部に接続されている。また、両従動側ケーブル26bの一端がイコライザ28の両端部に接続され、その他端が両パーキングブレーキ装置9にそれぞれ接続されている。
次に、駆動ユニット2について説明する。図2は駆動ユニットを示す側面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図、図4は図2のIV−IV線矢視断面図、図5は図2のV−V線矢視断面図、図6は図2のVI−VI線矢視断面図、図7は図2のVII−VII線矢視断面図、図8は図2のVIII−VIII線矢視断面図である。なお、説明の都合上、駆動ユニット2の方位を、図2〜図8の各図に示すように定める。
図2に示すように、駆動ユニット2のハウジング30は、前側壁31と後側壁32と上側壁33と下側壁34と右側壁35(図3〜図8参照。)とを有しており、左側面を開口するほぼボックス状に形成されている。ハウジング30の左側面の開口は、左側壁となる蓋板100により閉鎖される(図3〜図8参照。)。また、ハウジング30内は、図2に示すように、区画壁36により前部内部空間30aと後部内部空間30bに分割されている。また、前側壁31の上下方向の中央部分には、前方へ張り出す張出壁部31aが形成されている。
図2に示すように、駆動ユニット2のハウジング30は、前側壁31と後側壁32と上側壁33と下側壁34と右側壁35(図3〜図8参照。)とを有しており、左側面を開口するほぼボックス状に形成されている。ハウジング30の左側面の開口は、左側壁となる蓋板100により閉鎖される(図3〜図8参照。)。また、ハウジング30内は、図2に示すように、区画壁36により前部内部空間30aと後部内部空間30bに分割されている。また、前側壁31の上下方向の中央部分には、前方へ張り出す張出壁部31aが形成されている。
図2に示すように、前記前側壁31の張出壁部31aの前面側に前記電動モータ3が設置されている。なお、電動モータ3は、本明細書でいう「アクチュエータ」に相当する。
電動モータ3のモータ出力軸3aは、後方に指向されており、張出壁部31aを貫通してハウジング30の前部内部空間30a内に突出されている。前部内部空間30a内に突出したモータ出力軸3a上に出力ギヤ38が設けられている(図3参照。)。
電動モータ3のモータ出力軸3aは、後方に指向されており、張出壁部31aを貫通してハウジング30の前部内部空間30a内に突出されている。前部内部空間30a内に突出したモータ出力軸3a上に出力ギヤ38が設けられている(図3参照。)。
図2に示すように、前記ハウジング30の前部内部空間30aには、上下一対の電磁クラッチ22が設置されている。両電磁クラッチ22は、前記ECU18により制御されるものであり、その前後に同一軸線上に並ぶ伝達ギヤ41と伝達ギヤ43とを断続(接続したり、切離したり)するものである。一方(図2において前側(図示右側))の伝達ギヤ41は、ハウジング30の前側壁31の張出壁部31aの後側に対して軸受(符号省略。)等を介して軸回りに回転可能に支持されており、前記出力ギヤ38に噛み合っている。また、他方(図2において後側(図示左側))の伝達ギヤ43は、ハウジング30の区画壁36の前側に対して軸受(符号省略。)等を介して軸回りに回転可能に支持されている。なお、下側に配置された電磁クラッチ22は、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(符号、(1)を付す。)に設定されている。また、上側に配置された電磁クラッチ22は、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(符号、(2)を付す。)に設定されている。
図2に示すように、前記ハウジング30内には、相互に平行をなす上下一対のねじ軸45が区画壁36を貫通する状態で上下対称状に配置されている。両ねじ軸45は、ハウジング30の前側壁31、後側壁32及び区画壁36に対して軸受(符号省略。)等を介して軸回りに回転可能に支持されている。ハウジング30の前部内部空間30a内における両ねじ軸45の軸部分には、前記両電磁クラッチ22の伝達ギヤ43にそれぞれ噛み合う伝動ギヤ47が設けられている(図4参照。)。なお、前部内部空間30a内における両ねじ軸45の軸部分は、ねじをもたない軸部になっている。
図2に示すように、前記ハウジング30の後部内部空間30b内における両ねじ軸45のねじ軸部分には、多数のボール(図示しない。)を介してナット部材50がねじ合わされている。したがって、ねじ軸45の軸回りの回転(正転、逆転)により、ナット部材50が軸方向すなわち前後方向に移動される。また、ねじ軸45、ナット部材50、及び、ボール(図示しない。)により、ボールねじ機構52が構成されている。なお、説明の都合上、下側のナット部材50には符号(1)を付し、上側のナット部材50には符号(2)を付すことにする。
図5に示すように、前記下側に位置するナット部材50(1)には、その軸線に対してその下方で直交する直線(左右方向に延びる直線)上に位置するケーブル連結ピン54が設けられている。また、ケーブル連結ピン54の先端部に対向するハウジング30の右側壁35の内側面には、上下に平行をなす上下一対のガイドプレート56が固着されている。そして、ケーブル連結ピン54の先端部が、両ガイドプレート56の間に前後方向に摺動可能に係合されている。したがって、ナット部材50(1)は、その軸回りの回動が制限された状態でケーブル連結ピン54とともに前後方向に移動可能となっている。
図6に示すように、前記ケーブル連結ピン54には、前記シフトケーブル24が連結されている。このため、ナット部材50(1)の前動(図6において右方への移動)によりシフトケーブル24にプッシュ動作が付与され、また、そのナット部材50(1)の後動(図6において左方への移動)によりシフトケーブル24にプル動作が付与される。したがって、シフトケーブル24のプッシュプル動作により自動変速機5(図1参照。)のシフトポジションが選択的に切換えられる。なお、シフトケーブル24は、ハウジング30の前側壁31及び区画壁36を貫通する状態で配索されているものとする。また、図2に示すように、シフトケーブル24は、プッシュプルケーブル60のインナケーブルで構成されており、そのアウタケーブル61は、ハウジング30の前側壁31に支持されている。
図5に示すように、前記上側のナット部材50(2)には、その左右両側に突出しかつねじ軸45の軸線に直交する直線(左右方向に延びる直線)上に位置する左右一対の連動ピン64を有する連動部材63が取付けられている。両連動ピン64には、左右一対をなす連動アーム66の上端部が回動可能に支持されている。両連動アーム66は、一体的に作動するものであり、その下端部には長孔67が形成されている。
図2に示すように、前記ハウジング30の後側壁32の内側面には、前記上下の両ねじ軸45の間の中間部に位置する支持部材70が設けられている。支持部材70の前方(図7において右方)へ突出する左右一対の支持片70aの間には、左右方向(図7において上下方向)に延びる直線上に位置する支軸73が架設されている。支軸73には、前記両連動アーム66の長孔67が回動可能にかつその長孔67の軸方向に摺動可能に嵌合されている。これにより、ナット部材50(2)は、その軸回りの回動が制限された状態で前後動する。これにともない、連動アーム66が長孔67を支点に回動可能にかつ上下動可能に支持されている。なお、連動アーム66の回動にともなう上下動により、ナット部材50(2)の水平移動が許容される。また、支軸73上には、両連動アーム66の間に介在されるカラー75、及び、両連動アーム66とその外側に位置する支持片70aとの間に介在されるワッシャ76が配置されている(図5及び図7参照。)。
図5に示すように、前記両連動アーム66の中間部には、連結部材77が配置されている。連結部材77は、その左右両側に突出する左右一対の支持ピン78を有している。両支持ピン78は、両連動アーム66に対して相対的に回動可能に支持されている。これにより、長孔67を支点とする連動アーム66の回動にともない、連結部材77がほぼ水平状態を保ったまま前後動可能になっている。
図8に示すように、前記連結部材77には、前記ブレーキケーブル26(図1参照。)の駆動側ケーブル26aが連結されている。このため、ナット部材50(2)の後退位置(図2中、実線50(2)参照。)からの前動にともない、ブレーキケーブル26がプル作動されることにより、両パーキングブレーキ装置9(図1参照。)が両車輪7に制動力を付与する。また、ナット部材50(2)の前進位置(図2中、二点鎖線50(2)参照。)からの後動にともない、ブレーキケーブル26がプッシュ作動されることにより、両車輪7に対する両パーキングブレーキ装置9(図1参照。)の制動力を解除する。なお、ブレーキケーブル26の駆動側ケーブル26aは、ハウジング30の後側壁32を貫通する状態で配索されているものとする。なお、ハウジング30の後側壁32の内側には、連動アーム66の後退位置を規制するストッパ部材79が設けられている(図8参照。)。
図2において、前記電動モータ3の駆動によるシフトケーブル24のプッシュプル動作にかかる動力伝達経路を、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80という。この動力伝達経路80は、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)、ナット部材50(1)を備えるボールねじ機構52(符号、(1)を付す)等を含んで構成されている。
また、電動モータ3の駆動によるブレーキケーブル26のプル動作にかかる動力伝達経路を、パーキングブレーキ用動力伝達経路82という。この動力伝達経路82は、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)、ナット部材50(2)を備えるボールねじ機構52(符号、(2)を付す。)を含んで構成されている。
なお、両動力伝達経路80,82における出力ギヤ38と駆動側伝達ギヤ41、従動側伝達ギヤ43と伝動ギヤ47は、それぞれ減速ギヤ機構を構成している。
また、電動モータ3の駆動によるブレーキケーブル26のプル動作にかかる動力伝達経路を、パーキングブレーキ用動力伝達経路82という。この動力伝達経路82は、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)、ナット部材50(2)を備えるボールねじ機構52(符号、(2)を付す。)を含んで構成されている。
なお、両動力伝達経路80,82における出力ギヤ38と駆動側伝達ギヤ41、従動側伝達ギヤ43と伝動ギヤ47は、それぞれ減速ギヤ機構を構成している。
図2に示すように、前記駆動ユニット2は、前記両パーキングブレーキ装置9を制動状態に保持するために、前記ブレーキケーブル26をプル状態に保持するラチェット機構84を備えている。
ラチェット機構84は、ラチェットホイール85とラチェットアーム86と捩じりコイルばね87とを備えている。ラチェットホイール85は、前記上側に位置する伝動ギヤ47と同一軸線上においてその伝動ギヤ47の前側(図9において紙面表側)に配置されている。ラチェットホイール85の外周部には、ラチェット歯85aが形成されている。また、ラチェットアーム86は、ハウジング30の前側壁31の上側壁33と右側壁35との隅角部に形成されたボス部37に対して支軸37aを介して揺動可能に支持されている。ラチェットアーム86は、ラチェットホイール85のラチェット歯85aに係合可能なラチェット爪86aを有している。また、捩じりコイルばね87は、支軸37a上に配置されており、その一方の端末部がハウジング30に掛装されかつ他方の端末部がラチェットアーム86に掛装されている。捩じりコイルばね87は、ラチェットホイール85のラチェット歯85aにラチェット爪86aを常に係合する方向へラチェットアーム86を付勢している。ラチェットアーム86には、解除レバー88が設けられている。解除レバー88は、ハウジング30の上側壁33に設けられた開口孔89を通じてハウジング30の上方へ突出されている。この解除レバー88を、捩じりコイルばね87の付勢に抗して操作することにより、ラチェットホイール85のラチェット歯85aに対するラチェットホイール85のラチェット爪86aの係合を解除することができる。
ラチェット機構84は、ラチェットホイール85とラチェットアーム86と捩じりコイルばね87とを備えている。ラチェットホイール85は、前記上側に位置する伝動ギヤ47と同一軸線上においてその伝動ギヤ47の前側(図9において紙面表側)に配置されている。ラチェットホイール85の外周部には、ラチェット歯85aが形成されている。また、ラチェットアーム86は、ハウジング30の前側壁31の上側壁33と右側壁35との隅角部に形成されたボス部37に対して支軸37aを介して揺動可能に支持されている。ラチェットアーム86は、ラチェットホイール85のラチェット歯85aに係合可能なラチェット爪86aを有している。また、捩じりコイルばね87は、支軸37a上に配置されており、その一方の端末部がハウジング30に掛装されかつ他方の端末部がラチェットアーム86に掛装されている。捩じりコイルばね87は、ラチェットホイール85のラチェット歯85aにラチェット爪86aを常に係合する方向へラチェットアーム86を付勢している。ラチェットアーム86には、解除レバー88が設けられている。解除レバー88は、ハウジング30の上側壁33に設けられた開口孔89を通じてハウジング30の上方へ突出されている。この解除レバー88を、捩じりコイルばね87の付勢に抗して操作することにより、ラチェットホイール85のラチェット歯85aに対するラチェットホイール85のラチェット爪86aの係合を解除することができる。
次に、上記した車両用自動変速機5の制御装置の作動について説明する。いま、シフトレバー装置1とともに自動変速機5がパーキングレンジ以外のシフトレンジ(R、N、D、2、L)にあるものとする。このときは、シフトレバー装置1のシフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)をオンすなわち接続状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80が有効となる。このため、シフトレバー装置1のシフトレバー体13をパーキングレンジ以外のレンジ(R、N、D、2、L)に操作すると、シフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、電動モータ3を駆動させる。その電動モータ3の駆動力が、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80を通じてボールねじ機構52(1)に伝達される。そして、ボールねじ機構52(1)のねじ軸45の回転(正転、逆転)により、ナット部材50(1)が前後動されることにより、シフトケーブル24にプッシュプル動作が付与される結果、自動変速機5のシフトレンジが切換え制御される。
また、同時に、シフトレバー装置1のシフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)をオフすなわち切離状態に制御する。これにより、パーキングブレーキ用動力伝達経路82が無効となる。このため、電動モータ3が駆動されても、その駆動力がパーキングブレーキ用動力伝達経路82を通じてボールねじ機構52(2)に伝達されないため、ブレーキケーブル26を介して両パーキングブレーキ装置9が作動されない。
次に、前記シフトレバー装置1のシフトレバー体13がパーキングレンジ以外のレンジ(R、N、D、2、L)からパーキングレンジを選択したときは、前に述べたように、シフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、電動モータ3を駆動させることにより。シフトレンジ切換え用動力伝達経路80を通じてボールねじ機構52(1)のナット部材50(1)が移動されることにより、シフトケーブル24にプル動作が付与される結果、自動変速機5のシフトレンジがパーキングレンジに切換え制御される。
その後、シフトレバー装置1のシフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)をオフすなわち切離状態に制御する。このため、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80が無効となる。このため、電動モータ3が駆動されても、その駆動力がシフトレンジ切換え用動力伝達経路80を通じてボールねじ機構52(1)に伝達されず、シフトケーブル24を介して自動変速機5のシフトレンジがパーキングレンジ以外のレンジに切換えられない。
その後、シフトレバー装置1のシフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)をオフすなわち切離状態に制御する。このため、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80が無効となる。このため、電動モータ3が駆動されても、その駆動力がシフトレンジ切換え用動力伝達経路80を通じてボールねじ機構52(1)に伝達されず、シフトケーブル24を介して自動変速機5のシフトレンジがパーキングレンジ以外のレンジに切換えられない。
また、同時に、シフトレバー装置1のシフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)をオンすなわち接続状態に制御する。これにより、パーキングブレーキ用動力伝達経路82が有効となる。この状態で、運転者が、パーキングブレーキスイッチ20をオンすると、そのスイッチ20からの信号に基づいてECU18が、電動モータ3を駆動させる。その電動モータ3の駆動力が、パーキングブレーキ用動力伝達経路82を通じてボールねじ機構52(2)に伝達される。そして、ボールねじ機構52(2)のねじ軸45の回転(正転)により、ナット部材50(2)が前動されることにより、連動レバー66が図2において右方へ回動されるにともない、ブレーキケーブル26にプル動作が付与される。その結果、両パーキングブレーキ装置9が作動されるため、両車輪7に制動力が付与される。
しかして、ボールねじ機構52(2)のねじ軸45の回転にともない、ラチェットホイール85が回転すると、捩じりコイルばね87の付勢に抗して、ラチェットアーム86が支軸37aの回りに揺動することにより、ラチェットアーム86のラチェット爪86aがラチェットホイール85のラチェット歯85aに段階的に係合していく。そして、両パーキングブレーキ装置9により両車輪7に制動力が付与された状態で、ECU18が電動モータ3の駆動を停止する。すると、ラチェットアーム86のラチェット爪86aがラチェットホイール85のラチェット歯85aに係合した状態を維持することにより、ブレーキケーブル26がプル状態に保持されるため、両パーキングブレーキ装置9が制動状態に保持される。
次に、車両の運転に際して、両パーキングブレーキ装置9による両車輪7に対する制動力を解除するには、運転者が、ラチェットアーム86の解除レバー88を捩じりコイルばね87の付勢に抗して回動操作する。これにより、ラチェットホイール85のラチェット歯85aに対するラチェットアーム86のラチェット爪86aの係合が解除される。このとき、ラチェットアーム86の解除レバー88の回動操作を、電磁ソレノイド、電動モータ等の駆動力によって行なうこともできる。すると、内蔵のリターンスプリング及び/又は別設のリターンスプリング等のスプリング手段(図示しない。)の弾性復元力により、ブレーキケーブル26に戻り動作が付与される。このとき、ブレーキケーブル26の戻り動作を補助するために、電動モータ3を逆転させることもできる。これにより、両車輪7に対する両パーキングブレーキ装置9の制動力が解除される。これにともない、ブレーキケーブル26により連動アーム66が原状位置へ回動されるとともに、ナット部材50(2)が原状位置へ後動される。その後、ラチェットアーム86の解除レバー88に対する操作力を解放すればよい。
上記のようにして、両車輪7に対する両パーキングブレーキ装置9の制動力を解除したならば、シフトレバー装置1のシフトレバー体13を、パーキングレンジからパーキングレンジ以外のレンジに操作する。これにともない、シフトレバー装置1のシフトポジションセンサ16からの信号に基づいてECU18が、前に述べたように、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)をオンすなわち接続状態に制御し、また、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)をオフすなわち切離状態に制御する。これにより、前に述べたように、シフトレバー装置1のシフトレバー体13の操作にともない、両パーキングブレーキ装置9が作動されることなく、自動変速機5のシフトレンジが切換え制御される。
上記した車両用自動変速機5の制御装置によれば、車両用自動変速機5のシフトレンジを切換えるための電動モータ3を、車両の両車輪7に制動力を付与する両パーキングブレーキ装置9のアクチュエータとして兼用する構成としたものである。したがって、電動モータ3の共用化により、電動パーキングブレーキ装置の機能を備えながらも、部品点数及びコストを低減することのできる車両用自動変速機5の制御装置を提供することができる。
また、シフトレバー装置1がパーキングレンジ以外のレンジを選択したときは、ECU18が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)を接続状態に制御するとともに、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)を切離状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80を有効として、電動モータ3の駆動により車両用自動変速機5のシフトレンジを切換え制御することができるとともに、パーキングブレーキ用動力伝達経路82を無効とすることができる。
また、シフトレバー装置1がパーキングレンジを選択したときは、ECU18が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)を切離状態に制御するとともに、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)を接続状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80を無効とすることができるとともに、パーキングブレーキ用動力伝達経路82を有効として、電動モータ3の駆動により両パーキングブレーキ装置9を作動させることができる。したがって、車両の運転時における電動式パーキングブレーキ装置の誤作動、及び、車両の駐車時における自動変速機5の誤作動を回避することができる。
また、シフトレバー装置1がパーキングレンジを選択したときは、ECU18が、シフトレンジ切換え用電磁クラッチ22(1)を切離状態に制御するとともに、パーキングブレーキ用電磁クラッチ22(2)を接続状態に制御する。これにより、シフトレンジ切換え用動力伝達経路80を無効とすることができるとともに、パーキングブレーキ用動力伝達経路82を有効として、電動モータ3の駆動により両パーキングブレーキ装置9を作動させることができる。したがって、車両の運転時における電動式パーキングブレーキ装置の誤作動、及び、車両の駐車時における自動変速機5の誤作動を回避することができる。
また、パーキングブレーキ用動力伝達経路82において、ナット部材50(2)の後動により、長孔67を支点として連動アーム66を回動させ、その連動アーム66の中央部に設けた連結部材77を介して、ブレーキケーブル26の駆動側ケーブル26aにプル動作を付与する構成としている。このため、「てこの原理」により、ナット部材50(2)を小さい力で移動させながらも、ブレーキケーブル26を大きな力で引っ張ることができる。
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の車両用自動変速機の制御装置は、手動変速モードを備えたシーケンシャル式自動変速機にも適用することができる。また、シフトレバー装置1のシフトレバー体13が選択したシフトレンジは、シフトポジションセンサ16に代えて、スイッチ手段で検出してその信号をECU18に出力することができる。また、シフトレンジ選択手段は、シフトレバー装置1に代えて、運転者のスイッチ操作によりシフトレンジを選択するスイッチ装置とすることもできる。この場合、スイッチ装置が、選択されたスイッチ信号をECU18に出力することができるので、シフトレンジを検出するシフトポジションセンサ16等の検出手段を省略することができる。また、シフトケーブル24及び/又はブレーキケーブル26は、ロッド、リンク、アーム等を用いた機構に変更することができる。また、ボールねじ機構52は、ボールを用いないねじ機構に変更することができる。
1 シフトレバー装置(シフトレンジ選択手段)
3 電動モータ(アクチュエータ)
5 車両用自動変速機
7 車輪
9 パーキングブレーキ装置
18 ECU(制御手段)
22(1) シフトレンジ切換え用電磁クラッチ
22(2) パーキングブレーキ用電磁クラッチ
80 シフトレンジ切換え用動力伝達経路
82 パーキングブレーキ用動力伝達経路
3 電動モータ(アクチュエータ)
5 車両用自動変速機
7 車輪
9 パーキングブレーキ装置
18 ECU(制御手段)
22(1) シフトレンジ切換え用電磁クラッチ
22(2) パーキングブレーキ用電磁クラッチ
80 シフトレンジ切換え用動力伝達経路
82 パーキングブレーキ用動力伝達経路
Claims (2)
- シフトレンジを選択するシフトレンジ選択手段の選択レンジに基づく電気信号によってアクチュエータを駆動することにより、車両用自動変速機のシフトレンジを切換え制御する車両用自動変速機の制御装置であって、
前記アクチュエータを、車両の車輪に制動力を付与するパーキングブレーキ装置のアクチュエータとして兼用する構成としたことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。 - 請求項1に記載の車両用自動変速機の制御装置であって、
前記アクチュエータの駆動に基づいて前記自動変速機のシフトレンジを切換えるシフトレンジ切換え用動力伝達経路と、
前記シフトレンジ切換え用動力伝達経路上に設けられ、その動力伝達経路を断続するシフトレンジ切換え用電磁クラッチと、
前記アクチュエータの駆動に基づいて前記パーキングブレーキ装置を作動させるパーキングブレーキ用動力伝達経路と、
前記パーキングブレーキ用動力伝達経路上に設けられ、その動力伝達経路を断続するパーキングブレーキ用電磁クラッチと、
前記シフトレンジ切換え用電磁クラッチ及び前記パーキングブレーキ用電磁クラッチをそれぞれ制御する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、前記シフトレンジ選択手段がパーキングレンジ以外のレンジを選択したときは、前記シフトレンジ切換え用電磁クラッチを接続状態に制御するとともに前記パーキングブレーキ用電磁クラッチを切離状態に制御し、また、前記シフトレンジ選択手段がパーキングレンジを選択したときは、前記シフトレンジ切換え用電磁クラッチを切離状態に制御するとともに前記パーキングブレーキ用電磁クラッチを接続状態に制御する構成とした
ことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
Priority Applications (2)
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DE200610004029 DE102006004029A1 (de) | 2005-08-25 | 2006-01-27 | Fahrzeug-Automatikgetriebesteuerungssystem |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005244344A JP2007057016A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 車両用自動変速機の制御装置 |
Publications (1)
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ID=37715672
Family Applications (1)
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JP2005244344A Pending JP2007057016A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 車両用自動変速機の制御装置 |
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DE (1) | DE102006004029A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010254229A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Toyota Motor Corp | パーキングロック装置 |
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SE530989C2 (sv) * | 2007-03-26 | 2008-11-11 | Volvo Lastvagnar Ab | Manöveranordning för ett fordon |
DE102007046946A1 (de) * | 2007-10-01 | 2009-04-09 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Handsteuereinheit für eine Feststellbremse |
KR102261490B1 (ko) * | 2019-12-13 | 2021-06-07 | 주식회사 현대케피코 | 자동 변속 차량의 파킹 해제 감시 장치 및 그 감시 방법 |
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- 2005-08-25 JP JP2005244344A patent/JP2007057016A/ja active Pending
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2006
- 2006-01-27 DE DE200610004029 patent/DE102006004029A1/de not_active Withdrawn
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