JP2003185013A - 車両用変速制御装置 - Google Patents

車両用変速制御装置

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JP2003185013A
JP2003185013A JP2001378975A JP2001378975A JP2003185013A JP 2003185013 A JP2003185013 A JP 2003185013A JP 2001378975 A JP2001378975 A JP 2001378975A JP 2001378975 A JP2001378975 A JP 2001378975A JP 2003185013 A JP2003185013 A JP 2003185013A
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gear
transmission
shift
output shaft
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Keiichi Kai
圭一 甲斐
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H63/3458Parking lock mechanisms or brakes in the transmission with electric actuating means, e.g. shift by wire
    • F16H63/3466Parking lock mechanisms or brakes in the transmission with electric actuating means, e.g. shift by wire using electric motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータから出力軸に伝達する回転の減速
比をシフトレンジに応じて変化させることにより、変速
時の安定性と応答性とを両立させる。 【解決手段】 減速比可変部12を伝達歯車13,14
により構成する。そして、電動モータ2により減速歯車
機構3を介して出力軸11を回動し、その回動角に応じ
て自動変速機のシフトレンジを切換える。この場合、P
レンジとRレンジとの間では、伝達歯車13と中間歯車
9とが噛合することにより減速比を大きくし、出力軸1
1に大きな回転トルクを加える。また、RレンジとLレ
ンジとの間では、伝達歯車14と中間歯車5とが噛合す
ることにより減速比を小さくし、回転伝達時の応答性を
高める。これにより、大きな駆動力が必要なPレンジ側
での切換動作を安定的に実行でき、他のレンジ側では切
換動作をスムーズに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
搭載される自動変速機のシフトレンジを電気的に切換え
るのに好適に用いられる車両用変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば自動車等に搭載される自
動変速機には、車両の運転者等によってシフトレンジを
切換えるための変速制御装置が設けられており、このよ
うな変速制御装置としては、運転者のスイッチ操作等に
応じて電動モータによりシフトレンジを切換える電動式
の変速制御装置が知られている(例えば特開平5−99
326号、特開平5−306750号公報等)。
【0003】この種の従来技術による車両用変速制御装
置は、電動モータの出力側に減速歯車機構等を介して出
力軸が設けられ、この出力軸は、自動変速機の油圧回路
等に設けられたレンジ切換弁と連結されている。そし
て、自動変速機は、レンジ切換弁が出力軸の回動角に応
じた切換位置に変位することにより、例えばパーキング
レンジ(Pレンジ)、リバースレンジ(Rレンジ)、ニ
ュートラルレンジ(Nレンジ)、ドライブレンジ(Dレ
ンジ)、セカンドレンジ(Sレンジ)、ローレンジ(L
レンジ)等のうち、いずれかのシフトレンジに切換えら
れるものである。
【0004】また、変速制御装置には、電動モータを駆
動するコントロールユニットが設けられ、このコントロ
ールユニットには、車両の運転席の近傍等に設けられた
シフトレンジ切換用の切換スイッチが接続されている。
【0005】そして、車両の運転時には、運転者が切換
スイッチを操作すると、その操作内容に応じてコントロ
ールユニットから電動モータに駆動信号が出力され、電
動モータにより減速歯車機構を介して出力軸が回転駆動
される。これにより、自動変速機は、運転者のスイッチ
操作に応じて所望のシフトレンジに切換えられる。
【0006】また、自動車等の車両にあっては、自動変
速機をPレンジに切換えたときに駐車用のロック機構等
を作動させて車輪をロックする構成としたものがある。
そして、このような車両に搭載される変速制御装置は、
例えば自動変速機をPレンジとRレンジとの間で切換え
るときに、電動モータの駆動トルクを利用してロック機
構を作動状態に切換える構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、例えば電動モータの駆動トルクを利用して
駐車用のロック機構を作動状態に切換える構成としてい
る。しかし、ロック機構は、例えば車両を坂道等に駐車
する場合を考慮して、車輪を強固にロックする構成とし
ていることが多いため、電動モータには、例えばPレン
ジとRレンジとの間において、自動変速機のレンジ切換
弁と駐車用のロック機構の両方を駆動する大きな駆動ト
ルクが要求される。
【0008】このため、変速制御装置の設計時には、大
型で高出力の電動モータを用いて出力軸に大きな駆動ト
ルクを加えることにより、PレンジとRレンジとの間で
も切換動作を安定的に行うことができる構成としてい
る。
【0009】しかし、従来技術による変速制御装置は、
PレンジとRレンジとの間を除いてシフトレンジの切換
動作を行うときに大きな駆動トルクが必要ないにも拘ら
ず、大型で高出力の電動モータを用いる構成としている
ので、装置全体の重量増やコストアップを招くという問
題がある。
【0010】一方、例えば減速歯車機構による回転の減
速比を大きな値に設定することにより、出力軸に加える
回転トルクを増大させる方法も考えられる。しかし、こ
の場合には、回転の減速比を大きくした分だけ回転伝達
時の応答性が低下するため、車両の走行中には、例えば
Dレンジ、Sレンジ、Lレンジ間での切換動作をスムー
ズに実行できない虞れがあり、シフトレンジの切換動作
を行うときの駆動トルクと応答性とを両立させるのが難
しいという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、電動モータ等を大型化
することなく、Pレンジ側における切換動作の安定性と
他のシフトレンジにおける切換動作の応答性とを両立で
きるようにした車両用変速制御装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、自動変速機のシフトレンジを切換える
ための駆動トルクを発生する電動モータと、該電動モー
タの回転を減速する減速歯車機構と、該減速歯車機構に
より減速された回転を前記自動変速機側に出力してシフ
トレンジの切換えを行う出力軸とからなる車両用変速制
御装置に適用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、減速歯車機構は、電動モータから出力軸に伝達
される回転の減速比を自動変速機のシフトレンジのうち
パーキングレンジと他のシフトレンジとの間で可変に設
定する減速比可変部を備える構成としたことにある。
【0014】このように構成することにより、減速比可
変部は、例えば自動変速機のパーキングレンジとリバー
スレンジとの間で切換動作を行うときに減速歯車機構に
よる回転の減速比を大きな値に設定でき、電動モータか
ら出力軸に大きな回転トルクを加えることができる。ま
た、パーキングレンジ以外の他のシフトレンジ間で切換
動作を行うときには、回転の減速比をパーキングレンジ
側よりも小さな値に設定でき、回転伝達時の応答性を高
めることができる。
【0015】また、請求項2の発明によると、減速比可
変部は、パーキングレンジと該パーキングレンジに隣接
するシフトレンジとの間で切換動作を行うときに電動モ
ータの回転を出力軸に大なる減速比で伝達する第1の伝
達歯車と、他のシフトレンジ間で切換動作を行うときに
前記電動モータの回転を前記出力軸に小なる減速比で伝
達する第2の伝達歯車とにより構成している。
【0016】これにより、例えばパーキングレンジとリ
ーバスレンジとの間で切換動作を行うときには、第1の
伝達歯車により電動モータの回転を出力軸に大きな減速
比で伝達することができる。また、パーキングレンジ以
外のシフトレンジ間で切換動作を行うときには、第2の
伝達歯車によりパーキングレンジ側と比較して小さな減
速比で回転の伝達を行うことができる。
【0017】また、請求項3の発明によると、減速歯車
機構は、電動モータの出力側に設けられた駆動歯車と、
該駆動歯車に連結された複数段の中間歯車と、前記出力
軸に設けられ前記減速比可変部を構成する第1,第2の
伝達歯車からなり、前記第1の伝達歯車は前記パーキン
グレンジと該パーキングレンジに隣接するシフトレンジ
との間で切換動作を行うときに前記複数段の中間歯車の
うち最終段の中間歯車と噛合し、前記第2の伝達歯車は
前記他のシフトレンジ間で切換動作を行うときに前記最
終段の中間歯車とは別の中間歯車に噛合する構成として
いる。
【0018】これにより、例えばパーキングレンジとリ
ーバスレンジとの間で切換動作を行うときには、第1の
伝達歯車を最終段の中間歯車と噛合させることにより、
これらの歯車間で回転の減速比を大きな値に設定するこ
とができる。また、他のシフトレンジ間で切換動作を行
うときには、第2の伝達歯車を最終段の中間歯車よりも
電動モータ側に連結された別の中間歯車に噛合させるこ
とができるから、減速比を小さな値に設定することがで
きる。
【0019】また、請求項4の発明によると、第1の伝
達歯車は前記パーキングレンジと該パーキングレンジに
隣接するシフトレンジとの間に対応する範囲で円弧状に
延びたセクタ歯車により形成し、第2の伝達歯車は他の
シフトレンジ間に対応する範囲で円弧状に延びた他のセ
クタ歯車により形成する構成としている。
【0020】これにより、第1の伝達歯車となるセクタ
歯車は、例えば減速歯車機構を構成する中間歯車等に対
して、パーキングレンジとリバースレンジとの間に対応
する所定の回動範囲内で回動しているときに噛合状態を
保持でき、この回動範囲の外側では噛合状態を解除する
ことができる。また、第2の伝達歯車も同様に、他のシ
フトレンジ間に対応する回動範囲内で回動しているとき
にのみ、中間歯車等との噛合状態を保持することができ
る。
【0021】また、請求項5の発明によると、第1,第
2の伝達歯車のうち一方の伝達歯車は出力軸に一体に取
付け、他方の伝達歯車は前記出力軸に回動可能に取付
け、これらの第1,第2の伝達歯車間には、前記一方の
伝達歯車に対して前記他方の伝達歯車を僅かに回動変位
可能な状態で弾性的に連結する弾性連結部を設ける構成
としている。
【0022】これにより、例えば第1,第2の伝達歯車
のうち一方の歯車は、出力軸を直接的に回動させること
ができ、他方の伝達歯車は、弾性連結部と一方の伝達歯
車とを介して出力軸を回動させることができる。また、
例えば減速比を切換えるタイミング等において、第1,
第2の伝達歯車が一時的に両方とも他の歯車等に噛合し
た状態となり、個々の伝達歯車が減速比の差によって互
いに異なる速度で回転する場合でも、これらの伝達歯車
を弾性連結部によって僅かに相対変位させることができ
るから、回転速度の差を吸収することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、自動車等の車両に搭載される車両用変速制御装置を
例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】1は変速制御装置の外殻をなすケーシング
で、該ケーシング1は、例えば金属材料、樹脂材料等に
より形成され、その内部には、後述の如く自動変速機を
Pレンジに切換えたときに伝達歯車14が当接するスト
ッパ1Aと、Lレンジに切換えたときに伝達歯車14が
当接する他のストッパ1Bとが突設されている。
【0025】2はケーシング1に設けられた電動モータ
で、該電動モータ2は、図1、図2に示す如く、ケーシ
ング1内に突出したモータ出力軸2Aと、給電用のコネ
クタ2Bとを有している。そして、電動モータ2は、後
述のコントロールユニット20によりコネクタ2Bを介
して駆動され、自動変速機(図示せず)のシフトレンジ
を切換えるための駆動トルクを発生するものである。
【0026】3はケーシング1内に収容された減速歯車
機構で、該減速歯車機構3は、後述の駆動歯車4と、例
えば3段からなる中間歯車5,7,9と、伝達歯車1
3,14を有する減速比可変部12とを含んで構成され
ている。
【0027】4は電動モータ2のモータ出力軸2Aに固
着された略円錐状の駆動歯車で、該駆動歯車4は、例え
ばウォーム、かさ歯車等により構成され、後述する中間
歯車5の大径ギヤ部5Aに対して回転方向が直交した状
態で噛合している。
【0028】5は中間歯車5,7,9のうち1段目に配
置された中間歯車で、該中間歯車5は、例えば金属材
料、樹脂材料等からなり、ケーシング1に支軸6を介し
て回転可能に設けられている。また、中間歯車5は、駆
動歯車4と共にウォームギヤ、かさ歯車等を構成する略
円錐状の大径ギヤ部5Aと、該大径ギヤ部5Aよりも小
径な平歯車等からなる小径ギヤ部5Bとが一体に形成さ
れている。そして、中間歯車5は、図3に示す如く、電
動モータ2により駆動歯車4を介して矢示A1,A2方向
のいずれかに回転駆動されるものである。
【0029】7は中間歯車5,7,9の2段目に配置さ
れた中間歯車で、該中間歯車7は、ケーシング1に支軸
8を介して回転可能に設けられ、中間歯車5の小径ギヤ
部5Bと噛合した大径ギヤ部7Aと、該大径ギヤ部7A
よりも小径に形成された小径ギヤ部7Bとを有してい
る。
【0030】9は中間歯車5,7,9の3段目に配置さ
れた最終段の中間歯車で、該最終段の中間歯車9は、例
えば金属材料、樹脂材料等により平歯車として形成さ
れ、ケーシング1に支軸10を介して回転可能に設けら
れている。また、中間歯車9は、中間歯車7の小径ギヤ
部7Bと噛合した大径ギヤ部9Aと、該大径ギヤ部9A
よりも小径な平歯車等からなる小径ギヤ部9Bとが一体
に形成されている。
【0031】そして、減速歯車機構3は、電動モータ2
の回転を駆動歯車4、中間歯車5,7,9と、後述の減
速比可変部12とによって減速しつつ、出力軸11に大
きな回転トルクを伝達するものである。
【0032】11はケーシング1に軸受等を介して回動
可能に設けられた出力軸で、該出力軸11は、図2、図
5に示す如く、例えば金属材料等により段付き円柱状の
ロッドとして一体に形成されている。そして、出力軸1
1は、軸方向の一側がケーシング1の外部に突出した大
径軸部11Aと、該大径軸部11Aよりも小径な円柱体
として大径軸部11Aの他端側に形成された円形軸部1
1Bと、該円径軸部11Bの他端側に設けられ径方向の
両側を面取することにより非円形の断面形状に形成され
た非円形軸部11Cと、該非円形軸部11Cの他端側に
形成された小径軸部11Dとを含んで構成されている。
【0033】ここで、大径軸部11Aの突出端側は、自
動変速機に設けられたレンジ切換弁(図示せず)に連結
されている。また、小径軸部11Dには、コントロール
ユニット20により出力軸11の回動角を検出してフィ
ードバック制御を行うための回動角センサ(図示せず)
が設けられている。
【0034】そして、出力軸11は、図3に示す如く、
電動モータ2により減速歯車機構3を介して矢示B1,
B2方向のいずれかに回転駆動され、その回動角に応じ
て自動変速機のレンジ切換弁が複数の切換位置に変位す
る。これにより、自動変速機は、出力軸11の回動角に
応じて、例えばPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレン
ジ、Sレンジ、Lレンジ等のうちいずれかのシフトレン
ジに切換えられる。
【0035】この場合、電動モータ2から減速歯車機構
3を介して出力軸11に伝達される回転の減速比は、後
述の如く減速比可変部12により自動変速機のシフトレ
ンジに応じて可変に設定され、PレンジとRレンジとの
間では大なる減速比r1となり、他のシフトレンジ間
(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ、Sレンジ及びLレン
ジの間)では、減速比r1よりも小なる減速比r2となる
ものである。
【0036】12は減速歯車機構3の従動歯車を構成す
る減速比可変部で、該減速比可変部12は、図3ないし
図5に示す如く、後述のPレンジ用伝達歯車13、非P
レンジ用伝達歯車14、弾性連結部15等を含んで構成
されている。
【0037】13は減速比可変部12を構成する第1の
伝達歯車としてのPレンジ用伝達歯車で、該Pレンジ用
伝達歯車13は、例えば金属材料、樹脂材料等により略
扇状のセクタ歯車として一体に形成され、出力軸11の
非円形軸部11Cに廻止め状態で一体に取付けられてい
る。また、伝達歯車13には、図5に示す如く、Pレン
ジとRレンジとの間に対応する所定の範囲で円弧状に延
びたセクタギヤ部13Aと、非Pレンジ用伝達歯車14
に面した凹窪部13Bとが設けられている。
【0038】そして、伝達歯車13は、図6に示す如
く、変速制御装置がPレンジとRレンジとの間で切換動
作を行うときに、セクタギヤ部13Aが最終段の中間歯
車9の小径ギヤ部9Bと噛合し、電動モータ2と出力軸
11との間を連結する。この結果、電動モータ2の回転
は、駆動歯車4、中間歯車5,7,9及び伝達歯車13
を経由して出力軸11に伝達される。このとき、減速歯
車機構3による回転の減速比は、例えば100:1〜3
00:1程度の減速比r1となり、この減速比r1は、後
述するPレンジ以外の減速比r2よりも大きな値として
予め設定されているものである(r1>r2)。
【0039】一方、変速制御装置がRレンジとLレンジ
との間で切換動作を行うときには、図7に示す如く、伝
達歯車13と中間歯車9との噛合状態が解除され、伝達
歯車13による回転の伝達が停止される。
【0040】14は減速比可変部12を構成する第2の
伝達歯車としての非Pレンジ用伝達歯車で、該非Pレン
ジ用伝達歯車14は、例えば金属材料、樹脂材料等によ
り略扇状のセクタ歯車として一体に形成され、出力軸1
1の円形軸部11Bに回動可能に取付けられている。ま
た、伝達歯車14には、図4に示す如く、RレンジとL
レンジとの間に対応する所定の範囲で円弧状に延びたセ
クタギヤ部14Aが形成されている。
【0041】そして、伝達歯車14は、図7に示す如
く、変速制御装置がRレンジとLレンジとの間で切換動
作を行うときに、セクタギヤ部14Aが1段目の中間歯
車5の小径ギヤ部5Bと噛合し、電動モータ2と出力軸
11との間を連結する。この場合、伝達歯車14は、後
述の弾性連結部15を介して伝達歯車13と連結されて
いるので、電動モータ2の回転は、駆動歯車4、中間歯
車9、伝達歯車14及び伝達歯車13を経由して出力軸
11に伝達される。これにより、減速歯車機構3による
回転の減速比は、3個の歯車4,9,14により例えば
20:1〜70:1程度の比較的小さな値として予め定
められた減速比r2に設定される。
【0042】一方、変速制御装置がPレンジとRレンジ
との間で切換動作を行うときには、図6に示す如く、伝
達歯車14と中間歯車5との噛合状態が解除され、伝達
歯車14による回転の伝達が停止される。
【0043】15は伝達歯車13,14間に設けられた
弾性連結部で、該弾性連結部15は、図4、図5に示す
如く、伝達歯車13の凹窪部13B内に突設された3個
の突起16A,16B,16Cからなるばね取付部16
と、ばね性を有する細長い金属板等により形成され、該
ばね取付部16に間隔をもって取付けられた2枚の板ば
ね17,18と、伝達歯車14の表面に突設され、該板
ばね17,18の先端側間に配置された略T字状の係合
突起19とにより構成されている。
【0044】ここで、板ばね17,18は、係合突起1
9を回転方向の両側から挟むように配置されている。そ
して、係合突起19は、伝達歯車14が伝達歯車13に
対して回動しようとすると、板ばね17,18のうちい
ずれか一方に係合し、これを図4中に仮想線で示す如く
撓み変形させると共に、このときのばね力によって伝達
歯車14の回転が伝達歯車13(出力軸11)に伝わる
構成となっている。
【0045】これにより、弾性連結部15は、伝達歯車
13,14を回転方向に対して弾性的に連結している。
また、弾性連結部15は、後述の図8に示す如く、伝達
歯車13,14のうち回転の伝達を行う歯車がRレンジ
の近傍で切換わるときに、板ばね17,18が撓み変形
可能な範囲内で伝達歯車14が伝達歯車13に対して僅
かに回動変位するのを許し、これらの歯車13,14間
の回転速度の差を吸収するものである。
【0046】一方、図1において、20は車両に搭載さ
れるコントロールユニットで、該コントロールユニット
20は、車両の運転者等により操作されるシフトレンジ
切換スイッチ21の操作内容と回動角センサから出力さ
れる検出信号とを用いて電動モータ2を駆動し、自動変
速機を所望のシフトレンジに切換えるものである。
【0047】本実施の形態による車両用変速制御装置は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
説明する。
【0048】まず、車両の運転者等によりシフトレンジ
切換スイッチ21が切換操作されたときには、その操作
内容に応じてコントロールユニット20により電動モー
タ2が駆動され、その回転は減速歯車機構3を介して出
力軸11に伝達される。これにより、コントロールユニ
ット20は、出力軸11の回動角を回動角センサにより
検出しつつ、自動変速機を所望のシフトレンジに切換え
ることができる。
【0049】この場合、例えばPレンジとRレンジとの
間で切換動作が行われるときには、図6、図9に示す如
く、伝達歯車13,14のうち一方の歯車13のみが中
間歯車9と噛合し、他方の歯車14は中間歯車5から離
間した状態となる。このため、電動モータ2により中間
歯車5を矢示A1方向に回動させると、その回転を減速
歯車機構3により大きな減速比r1で減速し、出力軸1
1を大きな回転トルクで矢示B1方向に回動させること
ができ、自動変速機をPレンジへと安定的に切換えるこ
とができる。また、中間歯車5を矢示A2方向に回動さ
せたときには、出力軸11を大きな回転トルクで矢示B
2方向に回動させることができ、自動変速機をPレンジ
からRレンジに切換えることができる。
【0050】一方、RレンジとLレンジとの間で切換動
作が行われるときには、図7、図10に示す如く、伝達
歯車13が中間歯車9から離間し、伝達歯車14が中間
歯車5の小径ギヤ部5Bと噛合した状態となる。このた
め、電動モータ2を作動させたときには、その回転を比
較的小さな減速比r2で減速しつつ、出力軸11を速や
かに回動でき、シフトレンジをスムーズに切換えること
ができる。
【0051】また、例えばPレンジとNレンジとの間で
Rレンジを跨いだ切換動作が行われるときには、Rレン
ジの近傍等で伝達歯車13,14の噛合状態が切換わる
ため、これらの伝達歯車13,14は、図3に示す如
く、僅かな回動範囲にわたって中間歯車5,9に対し同
時に噛合した状態となる。そして、この状態で伝達歯車
13,14を例えば矢示B1方向に駆動すると、伝達歯
車14は、減速比r1,r2の差によって伝達歯車13よ
りも高速で回動されるようになる。
【0052】しかし、伝達歯車13,14は弾性連結部
15を介して連結されているので、伝達歯車14は、図
8、図11に示す如く、弾性連結部15の板ばね18が
撓み変形することにより、伝達歯車13に対して矢示B
1方向へと相対的に回動変位することができ、弾性連結
部15は、伝達歯車14の噛合状態が解除するまでの僅
かな回動範囲にわたって、伝達歯車13,14間に生じ
る回転速度の差を吸収することができる。また、伝達歯
車13,14を矢示B2方向に駆動する場合もほぼ同様
に、弾性連結部15の板ばね17が撓み変形することに
よって回転速度の差を吸収することができる。
【0053】かくして、本実施の形態によれば、減速歯
車機構3には、伝達歯車13,14を用いてPレンジ側
での減速比r1と他のシフトレンジ側での減速比r2とを
可変に設定する減速比可変部12を設ける構成としたの
で、例えばPレンジとRレンジとの間で切換動作を行う
ときには、Pレンジ用伝達歯車13だけを中間歯車9と
噛合させて電動モータ2と出力軸11とを連結でき、非
Pレンジ用伝達歯車14を中間歯車5から離間させるこ
とができる。
【0054】これにより、減速比可変部12は、電動モ
ータ2の回転を伝達歯車13等により大きな減速比r1
で出力軸11に伝達でき、特に大型の電動モータ等を使
用しなくても、PレンジとRレンジとの間では、例えば
駐車用のロック機構等を含めてシフトレンジの切換動作
を安定的に行うことができる。
【0055】また、RレンジとLレンジとの間で切換動
作を行うときには、非Pレンジ用伝達歯車14だけを中
間歯車5と噛合させることができ、Pレンジ用伝達歯車
13を中間歯車9から離間させることができる。
【0056】これにより、減速比可変部12は、電動モ
ータ2の回転を伝達歯車14等により比較的小さな減速
比r2で出力軸11に伝達でき、この回転伝達時の応答
性を高めることができるから、例えば車両の走行中にシ
フトレンジの切換動作をスムーズに実行でき、車両の運
転性等を良好に保持することができる。
【0057】従って、2個の伝達歯車13,14を用い
た簡単な構造によりPレンジ側での切換動作の安定性と
他のシフトレンジ側での切換動作の応答性とを容易に両
立でき、電動モータ2を含めて装置全体の小型、軽量化
とコストダウンを実現できると共に、その設計を容易に
行うことができる。
【0058】この場合、Pレンジ用伝達歯車13を、減
速歯車機構3を構成する3段の中間歯車5,7,9のう
ち最終段の中間歯車9に噛合させ、非Pレンジ用伝達歯
車14を1段目の中間歯車5に噛合させるようにしたの
で、自動変速機のシフトレンジに応じて伝達歯車13,
14を異なる中間歯車5,9と噛合させることができ、
減速比を容易に変化させることができる。そして、伝達
歯車13による減速比r1を大きな値に設定でき、この
減速比r1に対して伝達歯車14による減速比r2を十分
に小さな値に設定することができる。
【0059】また、伝達歯車13,14をセクタ歯車に
より形成したので、これらの歯車13,14を予め設定
された回動範囲で中間歯車5,9と安定的に噛合させる
ことができ、この回動範囲の外側で噛合状態を確実に解
除できると共に、例えばクラッチ機構等の複雑な構造を
用いることなく、簡単な構造で電動モータ2と出力軸1
1との間の連結状態を容易に切換えることができる。
【0060】さらに、伝達歯車13,14間には弾性連
結部15を設けたので、例えば伝達歯車13,14の噛
合状態が切換わるときに両方の歯車13,14が中間歯
車5,9と噛合した状態であっても、これらの歯車1
3,14間に生じる回転速度の差を弾性連結部15によ
り確実に吸収でき、変速制御装置を安定的に作動させる
ことができる。
【0061】なお、前記実施の形態では、伝達歯車1
3,14を別個のセクタ歯車として形成したが、本発明
はこれに限らず、伝達歯車13,14を一体に形成する
構成としてもよい。
【0062】また、実施の形態では、減速歯車機構3に
3段の中間歯車5,7,9を設ける構成としたが、本発
明はこれに限らず、例えば2個または4個以上の中間歯
車が設けられた減速歯車機構を用いてもよく、さらには
中間歯車を省略した減速歯車機構を用いる構成としても
よい。
【0063】また、実施の形態では、伝達歯車14が1
段目の中間歯車5と噛合する構成としたが、本発明はこ
れに限らず、第2の伝達歯車が最終段以外の中間歯車に
噛合する構成とすればよく、例えば伝達歯車14が2段
目の中間歯車7に噛合する構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、減速歯車機構は、電動モータから出力軸に伝達さ
れる回転の減速比をパーキングレンジと他のシフトレン
ジとの間で可変に設定する減速比可変部を備える構成と
したので、例えばパーキングレンジとリバースレンジと
の間で切換動作を行うときには、回転の減速比を大きく
して出力軸の回転トルクを増大させることができ、例え
ば駐車用のロック機構等を含めてシフトレンジの切換動
作を安定的に行うことができる。また、他のシフトレン
ジ間で切換動作を行うときには、減速比を小さくして回
転伝達時の応答性を高めることができ、シフトレンジの
切換動作を円滑に行うことができる。従って、パーキン
グレンジ側での切換動作の安定性と他のシフトレンジ側
での切換動作の応答性とを両立でき、電動モータを含め
て装置全体の小型、軽量化とコストダウンを実現できる
と共に、その設計を容易に行うことができる。
【0065】また、請求項2の発明によれば、減速比可
変部は、パーキングレンジ側で切換動作を行うときに大
なる減速比を与える第1の伝達歯車と、他のシフトレン
ジ側で切換動作を行うときに小なる減速比を与える第2
の伝達歯車とにより構成したので、2個の伝達歯車を用
いた簡単な構造により、自動変速機のシフトレンジに応
じて大,小2つの減速比を容易に設定することができ
る。
【0066】また、請求項3の発明によれば、第1の伝
達歯車はパーキングレンジ側で切換動作を行うときに最
終段の中間歯車と噛合し、第2の伝達歯車は他のシフト
レンジ側で切換動作を行うときに最終段の中間歯車とは
別の中間歯車に噛合する構成としたので、自動変速機の
シフトレンジに応じて第1,第2の伝達歯車を異なる中
間歯車と噛合させることができる。これにより、減速比
を容易に変化させることができ、その変化量を大きく設
定することができる。
【0067】また、請求項4の発明によれば、第1,第
2の伝達歯車をセクタ歯車により構成としたので、例え
ばパーキングレンジとリバースレンジとの間では、第1
の伝達歯車を減速歯車機構の中間歯車等と噛合させ、第
2の伝達歯車を中間歯車等から離間させることができ
る。また、他のシフトレンジ間では、第1の伝達歯車を
中間歯車等から離間させ、第2の伝達歯車を噛合状態に
保持できるから、例えばクラッチ機構等の複雑な構造を
用いることなく、簡単な構造で電動モータと出力軸との
間の連結状態を容易に切換えることができる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、第1,第
2の伝達歯車間には、該各歯車間を僅かに回動変位可能
な状態で弾性的に連結する弾性連結部を設ける構成とし
たので、例えば減速歯車機構の中間歯車等に対して第
1,第2の伝達歯車の噛合状態が切換わるときに、両方
の伝達歯車が中間歯車と噛合した状態であっても、これ
らの歯車間に生じる回転速度の差を弾性連結部により確
実に吸収でき、変速制御装置を安定的に作動させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による車両用変速制御装置
を一部破断した状態で示す正面図である。
【図2】図1中の矢示II-II方向からみた変速制御装置
の部分拡大断面図である。
【図3】図1中の減速比可変部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図4】減速比可変部を単体で示す拡大正面図である。
【図5】各伝達歯車と出力軸とを組立てる前の状態で示
す分解斜視図である。
【図6】PレンジとRレンジとの間で切換動作を行う状
態を図3と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図7】RレンジとLレンジとの間で切換動作を行う状
態を図3と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図8】2個の伝達歯車間に生じる回転速度の差を弾性
連結部により吸収する状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図9】PレンジとRレンジとの間で切換動作を行う状
態を示す図6の説明図である。
【図10】RレンジとLレンジとの間で切換動作を行う
状態を示す図7の説明図である。
【図11】2個の伝達歯車間に生じる回転速度の差を弾
性連結部により吸収する状態を示す図8の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 1A,1B ストッパ 2 電動モータ 2A モータ出力軸 2B コネクタ 3 減速歯車機構 4 駆動歯車 5,7,9 中間歯車 5A,7A,9A 大径ギヤ部 5B,7B,9B 小径ギヤ部 6,8,10 支軸 11 出力軸 11A 大径軸部 11B 円形軸部 11C 非円形軸部 11D 小径軸部 12 減速比可変部 13 Pレンジ用伝達歯車(第1の伝達歯車) 13A,14A セクタギヤ部 13B 凹窪部 14 非Pレンジ用伝達歯車(第2の伝達歯車) 15 弾性連結部 16 ばね取付部 17,18 板ばね 19 係合突起 20 コントロールユニット 21 シフトレンジ切換スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のシフトレンジを切換えるた
    めの駆動トルクを発生する電動モータと、該電動モータ
    の回転を減速する減速歯車機構と、該減速歯車機構によ
    り減速された回転を前記自動変速機側に出力してシフト
    レンジの切換えを行う出力軸とからなる車両用変速制御
    装置において、 前記減速歯車機構は、前記電動モータから出力軸に伝達
    される回転の減速比を前記自動変速機のシフトレンジの
    うちパーキングレンジと他のシフトレンジとの間で可変
    に設定する減速比可変部を備える構成としたことを特徴
    とする車両用変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記減速比可変部は、前記パーキングレ
    ンジと該パーキングレンジに隣接するシフトレンジとの
    間で切換動作を行うときに前記電動モータの回転を前記
    出力軸に大なる減速比で伝達する第1の伝達歯車と、前
    記他のシフトレンジ間で切換動作を行うときに前記電動
    モータの回転を前記出力軸に小なる減速比で伝達する第
    2の伝達歯車とにより構成してなる請求項1に記載の車
    両用変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記減速歯車機構は、前記電動モータの
    出力側に設けられた駆動歯車と、該駆動歯車に連結され
    た複数段の中間歯車と、前記出力軸に設けられ前記減速
    比可変部を構成する第1,第2の伝達歯車からなり、前
    記第1の伝達歯車は前記パーキングレンジと該パーキン
    グレンジに隣接するシフトレンジとの間で切換動作を行
    うときに前記複数段の中間歯車のうち最終段の中間歯車
    と噛合し、前記第2の伝達歯車は前記他のシフトレンジ
    間で切換動作を行うときに前記最終段の中間歯車とは別
    の中間歯車に噛合する構成としてなる請求項1に記載の
    車両用変速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の伝達歯車は前記パーキングレ
    ンジと該パーキングレンジに隣接するシフトレンジとの
    間に対応する範囲で円弧状に延びたセクタ歯車により形
    成し、前記第2の伝達歯車は前記他のシフトレンジ間に
    対応する範囲で円弧状に延びた他のセクタ歯車により形
    成してなる請求項2または3に記載の車両用変速制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2の伝達歯車のうち一方の
    伝達歯車は前記出力軸に一体に取付け、他方の伝達歯車
    は前記出力軸に回動可能に取付け、これらの第1,第2
    の伝達歯車間には、前記一方の伝達歯車に対して前記他
    方の伝達歯車を僅かに回動変位可能な状態で弾性的に連
    結する弾性連結部を設けてなる請求項2,3または4に
    記載の車両用変速制御装置。
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