JP2012097804A - パーキングロック装置 - Google Patents

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    • F16D63/006Positive locking brakes

Abstract

【課題】本発明は、安価で、しかも、構成部品にかかる負荷を低減することができるパーキングロック装置を提供する。
【解決手段】アンロック状態からロック状態に移行する際、ローラが第1の位置に達し、ブラシモータの駆動電源が遮断され時、駆動歯車33に設けたコイルスプリング45の時計回り方向の巻き端45aがストッパ部材51の反時計回り方向の係合端51bに当接するようにした。また、ロック状態からアンロック状態に移行する際、ローラが第2の位置に達し、ブラシモータの駆動電源が遮断され時、駆動歯車33に設けたコイルスプリング45の反時計回り方向の巻き端がストッパ部材51の時計回り方向の係合端に当接するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、パーキングロック装置に関するものである。
従来、車両の変速装置には、シフトレバーをパーキングレンジ(Pレンジ)にシフトしたとき、変速装置内部に設けたパーキングギアとロックポールが係合し、車両が不用意に動かないようにさせるパーキングロック装置が備えられている。
この種のパーキングロック装置は、例えば特許文献1で示すように、アクチュエータ(モータ)がコントロールロッドを介してディテントプレートを回転駆動させると、自動変速機制御装置とパークロッドが同時に摺動操作されるように構成されている。そして、アクチュエータの駆動によって、自動変速機制御装置がPレンジになる時に、パークロッドの先端に設けられた円錐状のロックカムが、ロックポールをパーキングギアと噛合するロック位置に変位操作する。これによって、ロックポールが噛合したパーキングギアは回転が禁止されて、自動変速機の出力軸の回転も規制されるようになっている。このとき、ディテントプレートの変位はローラ付きディテントスプリングによって位置決めされてPレンジに保持される。
特開2008−39094号公報
ところで、アクチュエータにて回転駆動されるコントロールロッドは、ディテントプレートと直結し、そのディテントプレートはロックカムを固着したパークロッドに直結した構成である。つまり、コントロールロッドの位置(即ち、モータの回動位置)は、パーキングロックポールと係合するロックカムの位置に直結する。
従って、アクチュエータによるコントロールロッドの位置決め精度は、高い精度が要求され、ロータリーエンコーダ等の高精度のセンサを用い、PWM制御やPID制御といった高度で複雑な制御を行っていた。その結果、パーキングロック装置のコストアップを招いていた。
これを回避する1つの方法として、アクチュエータに非駆動トルクの小さいアクチュエータモータを選択し、ディテントスプリングの弾性力によるディテントプレートの位置決めによって、レンジ切り替えの精度を向上する方法が考えられる。しかしながら、この場合、アクチュエータモータのコギングトルクを減少させる必要が生じる。
この解決方法としては、SRモータやコアレスモータ等のコギングトルクを発生させないモータの採用が検討されるが、同方法では、モータのコストが高く、パーキングロック装置の低コスト化が困難になる。
本発明は、上記問題を解消するためになされたものであって、その目的は安価で、しかも、構成部品にかかる負荷を低減し、パーキングギアをロックと、アンロックに制御することができるパーキングロック装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、モータの正逆回転にて正逆回転する回転体と、前記回転体と係合し前記回転体の正逆回転に連れ回りする従動レバーと、前記従動レバーの正逆回転の連れ回りによって、正逆方向に回動してパーキングギアと噛合するロック位置とその噛合が解除されるアンロック位置の2位置にロックポールを案内する位置決め板と、前記位置決め板の外周面の両側に形成した第1嵌合部及び第2嵌合部と、前記位置決め板の外周面に対して摺接可能に弾圧して前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部に嵌合し前記ロックポールを、前記ロック位置又は前記アンロック位置に保持する嵌合部材と、を有したパーキングロック装置であって、前記回転体と係合し前記従動レバーを正回転に連れ回りさせるとともに、逆回転する前記回転体と係合し前記従動レバーを前記逆回転に連れ回りさせる係合部材と、前記従動レバーによって連れ回りされる前記位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達した時、前記モータの駆動電源を遮断する遮断手段と、前記モータの駆動電源が遮断された時、前記嵌合部材を弾圧して前記位置決め板を回動させて、前記嵌合部材を前記位置決め板の前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部に嵌合させる弾性部材と、前記モータの駆動電源が遮断された時、前記回転体の回転エネルギーを吸収するための回転エネルギー吸収部材とを設けた。
請求項1に記載の発明によれば、位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達しモータの駆動電源が遮断された時、ブラシモータが惰性回転して回転体がさらに回転するような場合、回転エネルギー吸収部材にて回転体の回転エネルギーを吸収し係合部材(従動レバー)をさらに連れ回すことを禁止させることができる。
これによって、従動レバーの連れ回りによって、位置決め板がさらに回動されることによって、同位置決め板の第1嵌合部又は第2嵌合部に嵌合した嵌合部材等のパーキングロック装置の構成部品にかかる負荷を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパーキングロック装置において、前記回転体は、駆動歯車であって、その側面周方向に長い嵌合口が形成され、その嵌合口に前記従動レバーの係合部材を周方向に移動可能に貫挿させ、その嵌合口の周方向の対峙する両内側面を、第1係合部と第2係合部として前記係合部材と係合させた。
請求項2に記載の発明によれば、駆動歯車の嵌合口に貫挿させた従動レバーの係合部材は、駆動歯車の一方向の回動によって、嵌合口の一側内側面(第1係合部)に係合する。これによって、従動レバー及び位置決め板は一方向に連れ回りされる。そして、位置決め板が連れ回りして位置決め板の外周面の第1の位置に嵌合部材が位置した時、嵌合部材は、弾性部材の弾圧力にて位置決め板を一方向に回動させ、ロックポールをロック位置に案内する。
また、嵌合口に貫挿させた従動レバーの係合部材は、駆動歯車の他方向の回動によって、嵌合口の他側内側面(第2係合部)に係合する。これによって、従動レバー及び位置決め板は他方向に連れ回りされる。そして、位置決め板が連れ回りして位置決め板の外周面の第2の位置が嵌合部材に達した時、嵌合部材は弾性部材の弾圧力にて位置決め板を他方向に回動させ、ロックポールをアンロック位置に案内する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のパーキングロック装置において、前記弾性部材は、先端部に前記嵌合部材を取着した位置決めスプリングであって、前記嵌合部材を介して前記位置決めスプリングの弾性力によって常に前記位置決め板の外周面を弾圧するとともに、前記位置決め板が一方向へ前記第1の位置まで連れ回りされた時、前記弾圧力にて前記位置決め板を一方向に回動させて前記第1嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させ、前記位置決め板が他方向へ前記第2の位置まで連れ回りされた時、前記弾圧力にて前記位置決め板を他方向に回動させて前記第2嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させるようにした。
請求項3に記載の発明によれば、嵌合部材は、位置決めスプリングの弾圧力にて位置決め板を一方向に回動させ、ロックポールをロック位置に案内する。また、嵌合部材は、位置決めスプリングの弾圧力にて位置決め板を他方向に回動させ、ロックポールをアンロック位置に案内する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1に記載のパーキングロック装置において、前記回転エネルギー吸収部材は、コイルスプリングとストッパ部材とからなり、いずれか一方を前記回転体に設け、他方をハウジングケースに設けるとともに、前記位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達した時、ストッパ部材がコイルスプリングの第1係合端又は第2係合端と近接する位置に位置するように相対配置した。
請求項4に記載の発明によれば、位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達しモータの駆動電源が遮断された時、ブラシモータが惰性回転して回転体がさらに回転するような場合、ストッパ部材がコイルスプリングと係合して押圧する。これによって、回転体の回転エネルギーが吸収され、係合部材(従動レバー)がさらに連れ回りされることがない。
従って、従動レバーの連れ回りによって、位置決め板がさらに回動することによって、同位置決め板の第1嵌合部又は第2嵌合部に嵌合した嵌合部材等のパーキングロック装置の構成部品にかかる負荷を低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のパーキングロック装置において、前記コイルスプリングは前記回転体に設けられ、前記ストッパ部材は、ハウジングケースであって、コイルスプリングの回転軌跡上に配置形成されている。
請求項5に記載の発明によれば、回転体とともに回転してくるコイルスプリングは、ハウジングケースに設けたストッパ部材と係合し回転体の回転エネルギーを吸収する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1に記載のパーキングロック装置において、前記回転エネルギー吸収部材は、前記回転体の外周に設けられた円筒壁の内周面に形成され、前記回転体とともに回転する可動カムと、ハウジングケースであって、中心位置から螺旋状に円筒壁に向かって湾曲形成された弦巻バネとを有し、前記位置決め板の外周面の第1の前記位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達した時、弦巻バネの先端に設けた接触子が前記可動カムの第1傾斜カム面又は第2傾斜カム面に当接位置に回動配置される。
請求項6に記載の発明によれば、位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達しモータの駆動電源が遮断された時、ブラシモータが惰性回転して回転体がさらに回転するような場合、弦巻バネの接触子が可動カムの第1傾斜カム面又は第2傾斜カム面に当接する。これによって、回転体の回転エネルギーが吸収され、係合部材(従動レバー)がさらに連れ回りされることがない。
従って、従動レバーの連れ回りによって、位置決め板がさらに回動することによって、同位置決め板の第1嵌合部又は第2嵌合部に嵌合した嵌合部材等のパーキングロック装置の構成部品にかかる負荷を低減することができる。
本発明によれば、安価で、構成部品にかかる負荷を低減し損傷を防止できる。
パーキングロック装置を説明するための要部全体斜視図である。 パーキングロック装置の駆動装置の要部分解斜視図である。 同じく駆動装置の一部切り欠き斜視図である。 位置決め板を説明するための位置決め板の一部切り欠き正面図である。 駆動歯車を説明するための駆動歯車の正面図である。 (a)(b)(c)(d)はアンロック状態からロック状態になる時の駆動歯車と係合突起の相対位置を説明するための説明図である。 (a)(b)(c)(d)はロック状態からアンロック状態になる時の駆動歯車と係合突起の相対位置を説明するための説明図である。 駆動装置の電気的構成を説明するための電気ブロック回路図。 パーキングロック装置の駆動装置の別例を示す要部分解斜視図である。 同じく駆動装置の一部切り欠き斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明のパーキングロック装置の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、パーキングロック装置1は、パーキングギア2、そのパーキングギア2と係脱するロックポール3を有している。そのパーキングギア2及びロックポール3は、車両に備えられた変速装置のハウジングケース(図示せず)内に設けられている。
パーキングギア2は、変速装置のハウジングケース内に貫挿されたエンジンのクランク軸(図示せず)に固着され、クランク軸と一体回転するようになっている。そして、パーキングギア2は、パーキングギア2の歯2aにロックポール3の係止爪3aが噛合することによって、その回転が禁止される。
ロックポール3は、パーキングギア2に隣接配置され、変速装置のハウジングケース内に固設された図示しない中間プレートに揺動可能に支持されている。ロックポール3は、その基端部が中間プレートに設けた支軸4に対して回動可能に支持され、同支軸4の中心軸線C1を回転中心として回動可能になっている。
ロックポール3の係止爪3aは、パーキングギア2側の中間部に形成されている。ロックポール3は、パーキングギア2側に回動して係止爪3aが、パーキングギア2の歯2aと噛合する位置(以下、ロック位置という)に案内される。そして、ロックポール3は、係止爪3aがロック位置に案内されることでパーキングギア2の回転を不能にさせるようになっている。
反対に、ロックポール3は、パーキングギア2の歯2aから離間する方向に回動して係止爪3aが、図1に示すように、パーキングギア2の歯2aとの噛合を解除する位置(以下、アンロック位置という)に案内される。そして、ロックポール3は、係止爪3aが、アンロック位置に案内されることでパーキングギア2の回転を可能にさせるようになっている。
ロックポール3に隣接した位置には、位置決め板5が設けられている。位置決め板5は略扇形状の板体であって、その基端部が変速装置のハウジングケース外から同ケース内に貫挿された駆動装置6(図2,3参照)の回転軸7に固着されている。そして、位置決め板5は、駆動装置6の回転軸7の正逆回動とともに一体回動するようになっている。
位置決め板5は、その基端部に連結アーム8を延出形成されている。連結アーム8は、パークロッド9の基端を連結固着し、位置決め板5(連結アーム8)とともに回転軸7の中心軸線を回転中心として回動する。パークロッド9は、基端部がL字状に屈曲しその屈曲した先端部からさらにL字状に屈曲して形成されたロッド部9aを有している。ロッド部9aは、ロックポール3の反パーキングギア2側まで延出形成されている。そして、パークロッド9は、位置決め板5の往復回動に伴いロッド部9aがロックポール3と交差する方向に往復動する。
パークロッド9のロッド部9aには、コイルスプリングSP1が貫挿されている。コイルスプリングSP1は、その基端部がロッド部9aに形成したストッパ片9bに係合され、先端部がロッド部9aに摺動可能に貫挿された制御カム10と係合されている。
制御カム10は、コイルスプリングSP1にて、常にロッド部9aの先端側に弾圧されている。そして、制御カム10は、そのテーパコーン状のカム面10aがロックポール3の反パーキングギア2側の面に摺接するようになっている。従って、パークロッド9のロッド部9aが位置決め板5の往復回動に伴い往復動すると、制御カム10は、ロックポール3の反パーキングギア2側の面を摺接しながら往復動する。その結果、制御カム10の摺動に基づいて、ロックポール3は、支軸4の中心軸線C1を回転中心として回動する。つまり、ロックポール3は、位置決め板5の回動によって、ロック位置とアンロック位置との間を回動することになる。
詳述すると、図1において、位置決め板5が反時計回り方向に回ると、パークロッド9及び制御カム10がロックポール3側に移動する。制御カム10の移動に伴いロックポール3はパーキングギア2側に回動する。これによって、ロックポール3の係止爪3aは、アンロック位置からロック位置に案内される。
反対に、ロック位置から、位置決め板5が時計回り方向に回ると、パークロッド9及び制御カム10が反ロックポール3側に後退移動する。制御カム10の後退移動に伴いロックポール3は反パーキングギア2側に回動する。これによって、ロックポール3の係止爪3aは、ロック位置からアンロック位置に案内される。
なお、本実施形態では、ロックポール3は、図示しない弾性部材にて、図1において、反時計回り方向に弾性力が与えられていて、常時、制御カム10を弾圧している。
位置決め板5は、その円弧状の外周面5aには、図4に示すように、ロック保持凹部11とアンロック保持凹部12が凹設されている。ロック保持凹部11は位置決め板5の外周面5aの一側であって、図1及び図4において時計回り方向側に形成されている。一方、アンロック保持凹部12は位置決め板5の外周面5aの他側であって、図1及び図4において反時計回り方向側に形成されている。
そして、ロック保持凹部11とアンロック保持凹部12の間の外周面5aの形状は、図4に示すように、ロック保持凹部11とアンロック保持凹部12を挟んで山形形状であって、最も高い最頂点P0がロック保持凹部11側に偏倚した非対称の山形形状ある。つまり、最頂点P0を境にロック保持凹部11側の外周面5aは急な傾斜に形成され、アンロック保持凹部12側の外周面5aは緩やかな傾斜に形成されている。
位置決め板5の外周面5aには、図1に示すように、位置決めスプリングSP2の先端部に設けたローラRが弾圧されている。位置決めスプリングSP2は、板バネよりなり、その基端部が図示しない中間プレートに固定され、先端部に設けたローラRを位置決め板5の外周面5a対して常に押圧している。
そして、位置決め板5が図1に示すアンロック位置にあるとき、位置決めスプリングSP2のローラRはアンロック保持凹部12に嵌合する。反対に、位置決め板5がロック位置あるとき、位置決めスプリングSP2のローラRはロック保持凹部11に嵌合するようになっている。
詳述すると、位置決め板5が図1に示すアンロック位置にある状態から、駆動装置6の回転軸7によって位置決め板5が反時計回り方向に回動すると、位置決めスプリングSP2のローラRはアンロック保持凹部12からロック保持凹部11に向かって外周面5aを摺接する。そして、ローラRがアンロック保持凹部12から外周面5aの最頂点P0を越えて、図4に示す予め定めた第1の位置P1の傾斜面に位置すると、外周面5aに押し付けられているローラRは、外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の反時計回り方向の分力にて位置決め板5を反時計回り方向に回動させるようになっている。これによって、ローラRは、ロック保持凹部11に嵌合するようになっている。
反対に、位置決め板5がロック位置ある状態から、駆動装置6の回転軸7によって位置決め板5が時計回り方向に回動すると、位置決めスプリングSP2のローラRはロック保持凹部11からアンロック保持凹部12に向かって外周面5aを摺接する。そして、ローラRがロック保持凹部11から外周面5aの最頂点P0を越えて、図4に示す予め定めた第2の位置P2の傾斜面に位置すると、ローラRは、外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の時計回り方向の分力にて位置決め板5を時計回り方向に回動させるようになっている。これによって、図1に示すように、ローラRは、アンロック保持凹部12に嵌合するようになっている。
次に、位置決め板5を回転駆動させる駆動装置6について図2、図3に従って説明する。図2、図3に示すように、駆動装置6は、変速装置に隣接されたハウジングケース20にケーシングされている。ハウジングケース20は、ベースプレート21とトップハウジング22よりなる。
ベースプレート21は、図2に示すように、回転軸7を回転可能に支持する軸受け25が形成され、その軸受け25から回転軸7を回転可能にかつ軸線方向に移動不能に突出させている。回転軸7の基端部には、セクターギア26が固着されている。従って、セクターギア26は、回転軸7の中心軸線を回転中心として同回転軸7と一体回転する。
ベースプレート21は、ブラシモータMをプレート面21aに沿って固定部材27にて配置固定している。従って、ブラシモータMの出力軸28は、プレート面21aに対して一定の間隔を開けて平行に延びている。
ブラシモータMの出力軸28には、ウォーム29が固着されている。ウォーム29は、ウォームホイール30と噛合し、ブラシモータMの回転をウォームホイール30に伝達する。ウォームホイール30は、ベースプレート21に設けた第1支持軸31に回転可能に支持され、ウォーム29(出力軸27)の回転によって、第1支持軸31の中心軸線を回転中心として回転する。
第1支持軸31には、平歯車よりなる小歯車32がウォームホイール30と一体回転するように、回転可能に支持されている。小歯車32は、ウォームホイール30と連結固定され、ウォーム29(出力軸27)の回転によって、第1支持軸31の中心軸線を回転中心としてウォームホイール30とともに一体回転する。
小歯車32は、同小歯車32より歯数が多い平歯車よりなる駆動歯車33と噛合し、駆動歯車33を回転させる。駆動歯車33は、ベースプレート21に設けた第2支持軸34に回転可能に装着したカラー35に支持されている。詳述すると、駆動歯車33は、カラー35に対して回転可能に支持され、小歯車32の回転によって、第2支持軸34の中心軸線を回転中心として回転する。
図5に示すように、駆動歯車33の側面33aには、円弧状の嵌合口36が貫通形成されている。嵌合口36は、その外側辺と内側辺は、ともに円弧状であって第2支持軸34の中心軸線を中心とした円弧辺である。
また、駆動歯車33の側面33aであって、その外周には円筒壁41が形成されているとともに、嵌合口36と第2支持軸34の中心軸を挟んで相対向する位置には円弧壁42が形成されている。円弧壁42は円筒壁41と所定の間隔を開けて平行に立設され、円弧壁42と円筒壁41の間の側面33aに円弧状の収容穴43を貫通し収容空間Sを形成している。
収容空間Sには、コイルスプリング45が配置されている。コイルスプリング45は、収容穴43に沿って円弧状に配置され、その両端が収容穴43の開口端に係止された抜け止め部材46が貫挿されている。
そして、コイルスプリング45は、円弧壁42の先端に形成した係止部42aにて係止されトップハウジング22側に抜け出ることはない。また、コイルスプリング45は、同スプリング45に貫挿された抜け止め部材46にてベースプレート21側に抜け出ることはない。さらに、コイルスプリング45は、収容穴43にその両側端縁43a,43bにコイルスプリング45の巻き端45a,45bの一部がそれぞれ係止され周方向に抜け出ることはない。
円弧状に配設されたコイルスプリング45は、その中心軸線が円弧状に形成された嵌合口36の中心線とトップハウジング22側から見て一致する曲率半径となっている。コイルスプリング45は、圧縮バネであって、コイルスプリング45の両巻き端45a,45bが周方向から力を受けるようになっている。
つまり、図5において、時計回り側のコイルスプリング45の巻き端45aが反時計回り方向の力を受けると、コイルスプリング45は反時計回り側に縮設する。反対に、反時計回り側のコイルスプリング45の巻き端45bが時計回り方向の力を受けると、コイルスプリング45は時計回り側に縮設する。
駆動歯車33を回転可能に支持するカラー35には、図2に示すように、従動レバー48が固着され、同カラー35と一体回転されている。従動レバー48の先端であって駆動歯車33側には、係合突起49が突出形成されている。係合突起49は、駆動歯車33の側面33aに形成した嵌合口36に貫挿されるようになっている。
ここで、アンロック状態からロック状態にすべく、駆動歯車33を、図6(a)において時計回り方向に回動させると、駆動歯車33は係合突起49を嵌合口36内に介在した状態で回動する。やがて、嵌合口36の反時計回り方向の第1側面36a(図6(b)参照)に係合突起49が係合すると、その係合により、従動レバー48は駆動歯車33の回動とともに時計回り方向に連れ回りされる。この従動レバー48が時計回り方向に回動することによってカラー35は、図6において、時計回り方向に回動することになる。
反対に、ロック状態からアンロックにすべく、駆動歯車33を、図7(a)において反時計回り方向に回動させると、駆動歯車33は係合突起49を嵌合口36内に介在した状態で回動する。やがて、嵌合口36の時計回り方向の第2側面36b(図7(b)参照)に係合突起49が係合すると、その係合により、従動レバー48は駆動歯車33の回動とともに反時計回り方向に連れ回りされる。この従動レバー48が反時計回り方向に回動することによってカラー35は、図7において、反時計回り方向に回動することになる。
前記カラー35には、平歯車よりなる従動歯車50が固着され、従動レバー48と一体回転する。従動歯車50は、前記セクターギア26のギア部26aと噛合するようになっている。従って、駆動歯車33の回動とともに連れ回りされる従動レバー48(従動歯車50)の回転力は、セクターギア26に伝達される。その結果、セクターギア26は、回転軸7の中心軸線を回転中心に同回転軸7と一体回転し、位置決め板5を回動させる。
そして、本実施形態では、図1に示すように、位置決めスプリングSP2のローラRが位置決め板5のアンロック保持凹部12に嵌合するアンロック位置にあるとき、従動レバー48の係合突起49が、駆動歯車33の嵌合口36に対して、図6(a)に示す相対位置関係で回動配置される。
また、位置決めスプリングSP2のローラRが位置決め板5のロック保持凹部11に嵌合するロック位置にあるとき、従動レバー48の係合突起49が、駆動歯車33の嵌合口36に対して、図7(a)に示す相対位置関係で回動配置される。
つまり、ブラシモータMを正回転させて、駆動歯車33を、図6(a)において時計回り方向に回動させると、駆動歯車33は、係合突起49を嵌合口36内に介在した状態で回動する。やがて、図6(b)に示すように、嵌合口36の反時計回り方向の第1側面36aが係合突起49に係合すると、その係合により、駆動歯車33の回動とともに従動レバー48も時計回り方向に連れ回りされる。この従動レバー48が時計回り方向に回動することによって従動歯車50も、図2において、時計回り方向に回動することになる。
この従動歯車50の時計回り方向の回動によって、セクターギア26は、反時計回り方向に回転し回転軸7を介して位置決め板5を反時計回り方向に回動させる。位置決め板5を反時計回り方向に回動によって、位置決めスプリングSP2のローラRがアンロック保持凹部12から外れロック保持凹部11に向かって外周面5aを摺接していく。
やがて、係合突起49(従動レバー48)が、図6(c)に示す位置に、駆動歯車33によって連れ回された時、ローラRは回動する位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第1の位置P1に達する。ローラRが第1の位置P1に達すると、ブラシモータMの駆動電源が遮断されるように制御される。
そして、ローラRが外周面5aの第1の位置P1に位置した時、ローラRは外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の反時計方向の分力にて位置決め板5を反時計回り方向に回動させる。そして、ローラRは、ロック保持凹部11に嵌合する。
このスプリングSP2の弾性力による位置決め板5を反時計回り方向への回動は、従動歯車50及び従動レバー48に伝達され、従動歯車50及び従動レバー48を時計回り方向に回動させ、図6(d)に示すように、嵌合口36の第1側面36aに係合していた係合突起49は、第1側面36aから離間する。
これによって、ロックポール3は、アンロック位置から係止爪3aがパーキングギア2の歯2aと噛合するロック位置に案内され、パーキングギア2の回転を不能にさせるようになっている。
反対に、駆動歯車33と係合突起49を、図7(a)に示すロック位置からアンロック位置にするには、ブラシモータMを逆回転させる。ブラシモータMを逆回転させて、駆動歯車33を、図7(a)において反時計回り方向に回動させると、駆動歯車33は、係合突起49を嵌合口36内に介在した状態で回動する。
やがて、図7(b)に示すように、嵌合口36の時計回り方向の第2側面36bが係合突起49に係合すると、その係合により、従動レバー48は駆動歯車33の回動とともに反時計回り方向に連れ回りされる。この従動レバー48が反時計回り方向に回動することによって従動歯車50も、図2において、反時計回り方向に回動することになる。
この従動歯車50の反時計回り方向の回動によって、セクターギア26は、時計回り方向に回転し回転軸7を介して位置決め板5を時計回り方向に回動させる。位置決め板5を時計回り方向に回動によって、位置決めスプリングSP2のローラRがロック保持凹部11から外れアンロック保持凹部12に向かって外周面5aを摺接していく。
やがて、係合突起49(従動レバー48)が、図7(c)に示す位置に、駆動歯車33によって連れ回された時、ローラRは回動する位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第2の位置P2に達する。
ローラRが最頂点P0を越えて予め定めた第2の位置P2に達すると、ブラシモータMの駆動電源が遮断されるように制御される。
そして、ローラRが第2の位置P2を越えた時、ローラRは外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の時計回り方向の分力にて位置決め板5を時計回り方向に回動させる。これによって、ローラRは、アンロック保持凹部12に嵌合するようになっている。
このスプリングSP2の弾性力による位置決め板5を時計回り方向への回動は、従動歯車50及び従動レバー48に伝達され、従動歯車50及び従動レバー48を反時計回り方向に回動させ、図7(d)に示すように、嵌合口36の第2側面36bに係合していた係合突起49は、第2側面36bから離間する。
これによって、ロックポール3は、ロック位置から係止爪3aがパーキングギア2の歯2aから離間するアンロック位置に案内され、パーキングギア2の回転を可能にさせるようになっている。
前記トップハウジング22の内側面22aには、図3に示すように、ストッパ部材51が駆動歯車33に向かって延出形成されている。ストッパ部材51は、図5に二点鎖線で示すように、トップハウジング22側から見て駆動歯車33の収容空間Sに収容されたコイルスプリング45の中心軸線に沿って形成された円弧状の係合壁である。そして、駆動歯車33が時計回り方向に回転し、図6(c)、図6(d)に位置するとき、コイルスプリング45の一方(時計回り方向)の巻き端45aがストッパ部材51の反時計回り方向の係合端51bに近接するようになっている。つまり、コイルスプリング45は、駆動歯車33が図6(c)にきた時、時計回り方向への回転エネルギーを弾性力にて吸収して係合突起49(従動レバー48)をさらに時計回り方向に連れ回すことを規制している。
反対に、駆動歯車33が反時計回り方向に回転し、図7(c)、図7(d)に位置するとき、コイルスプリング45の他方(反時計回り方向)の巻き端45bがストッパ部材51の時計回り方向の係合端51aに近接するようになっている。つまり、コイルスプリング45は、駆動歯車33が図7(c)にきた時、反時計回り方向への回転エネルギーを弾性力にて吸収して係合突起49(従動レバー48)をさらに反時計回り方向に連れ回すことを規制している。
詳述すると、係合突起49(従動レバー48)が、図6(c)に示す位置に、駆動歯車33によって時計回り方向に連れ回された時、ローラRは回動する位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第1の位置P1に達する。そして、ブラシモータMの駆動電源が遮断され、位置決め板5は位置決めスプリングSP2の弾性力にて回動する。そして、ローラRは、ロック保持凹部11に嵌合する。
このとき、駆動電源が遮断されたブラシモータMが直ちに回転停止すれば問題がないが、惰性で回転する場合が考えられる。ブラシモータMが惰性で回転する場合、駆動歯車33は、図6図(d)に示すように、一旦、時計回り方向に離間した係合突起49(従動レバー48)と再係合して同係合突起49を連れ回すことになる。
この時、位置決め板5は、ローラRがロック保持凹部11に嵌合しロック位置にあってそれ以上の反時計回り方向の回動が禁止されている。そのため、係合突起49(従動レバー48)の連れ回りによって、位置決め板5がさらに反時計回り方向に回動しようとする力が働く。この力は、位置決め板5のロック保持凹部11に嵌合したローラRを支持する位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に加わり、損傷する虞が考えられる。
これを、コイルスプリング45をストッパ部材51に係合させることで、コイルスプリング45の弾性力によって、駆動歯車33の反時計回り方向への回転エネルギーが吸収される。その結果、位置決め板5のそれ以上の反時計回り方向への回動が規制され、位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に加わる負荷が低減される。
同様に、係合突起49(従動レバー48)が、図7(c)に示す位置に、駆動歯車33によって反時計回り方向に連れ回された時、ローラRは回動する位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第2の位置P2に達する。そして、ブラシモータMの駆動電源が遮断され、位置決め板5は位置決めスプリングSP2の弾性力にて回動する。そして、ローラRは、アンロック保持凹部12に嵌合する。
このとき、同様に、駆動電源が遮断されたブラシモータMが惰性で回転する場合が考えられる。ブラシモータMが惰性で回転する場合、駆動歯車33は、図7図(d)に示すように、一旦、反時計回り方向に離間した係合突起49(従動レバー48)と再係合して同係合突起49を連れ回すことになる。
この時、位置決め板5は、ローラRがアンロック保持凹部12に嵌合しアンロック位置にあってそれ以上の時計回り方向の回動が禁止されている。そのため、係合突起49(従動レバー48)の連れ回りによって、位置決め板5がさらに時計回り方向に回動しようとする力が働く。この力は、位置決め板5のアンロック保持凹部12に嵌合したローラRを支持する位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に加わり、損傷する虞が考えられる。
これを、コイルスプリング45をストッパ部材51に係合させることで、コイルスプリング45の弾性力によって、駆動歯車33の時計回り方向への回転エネルギーが吸収される。その結果、位置決め板5のそれ以上の時計回り方向に回動が規制され、位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に加わる負荷が低減される。
また、駆動歯車33の回転エネルギーを吸収するのに、コイルスプリング45を弾性変形させて緩やかに駆動歯車33の回転エネルギーを吸収するようにした。これによって、例えば、係止片と係止片を係合させて回転を停止させるのに較べ、衝撃も非常に小さく静かに駆動歯車33の回転を停止させることができる。
次に、ブラシモータMを駆動制御するパーキングロック装置の電気的構成を図8に従って説明する。
回転検出器54は、ハウジングケース20内に設けられ、回転軸7の回転位置を検出する。回転検出器54は、回転軸7の回転位置を介して、位置決め板5のその時々の回動位置、即ち、ローラRが位置決め板5の外周面5aを摺接するその時々の摺接位置を検出し、その検出信号をECU(電子制御ユニット)55に出力する。シフトレバー位置検出器56は、シフトレバーの各シフト操作位置を検出しその検出信号をECU55に出力する。
ECU55は、マイクロコンピュータを有し、駆動回路57を介してブラシモータMを駆動制御する。ECU55は、シフトレバー位置検出器56からの検出信号に基づいて、シフトレバーがPレンジからそれ以外のシフトレンジに切り替わったことを検出すると、ブラシモータMを正回転させるための正転制御信号を駆動回路57に出力する。駆動回路57は、ECU55からの正転制御信号に応答しブラシモータMを正回転させる。
また、ECU55は、シフトレバー位置検出器56からの検出信号に基づいて、シフトレバーがPレンジ以外のシフトレンジからPレンジに切り替わったことを検出すると、ブラシモータMを逆回転させるための逆転制御信号を駆動回路57に出力する。駆動回路57は、ECU55からの逆転制御信号に応答しブラシモータMを逆回転させる。
一方、ECU55は、回転検出器54からの検出信号に基づいて、ローラRと位置決め板5の外周面5aとのその時々の摺接位置及び位置決め板5の回動方向を検出する。そして、ECU55は、回転検出器54からの検出信号に基づいて、位置決め板5が反時計回り方向に回動し、ローラRが回動する位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を通過して第1の位置P1に達したことを検出する。そして、ECU55は、ローラRが第1の位置P1に達したことを検出すると、正回転しているブラシモータMの駆動電源を遮断するために遮断制御信号を駆動回路57に出力する。駆動回路57は、ECU55からの遮断制御信号に応答し正回転しているブラシモータMの駆動電源を遮断する。
また、ECU55は、回転検出器54からの検出信号に基づいて、位置決め板5が反時計回り方向に回動し、ローラRが回動する位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を通過して第2の位置P2に達したことを検出する。ECU55は、ローラRが第2の位置P2に達したことを検出すると、逆回転しているブラシモータMの駆動電源を遮断するために遮断制御信号を駆動回路57に出力する。駆動回路57は、ECU55からの遮断制御信号に応答し逆回転しているブラシモータMの駆動電源を遮断する。
尚、ブラシモータMの駆動回路57は、公知の駆動回路であって、例えばパワーMOSトランジスタを4個使用したH型ブリッジ回路が考えられる。そして、ECU(電子制御ユニット)55にて、4個のパワーMOSトランジスタを適宜オン・オフ制御して、ブラシモータMを正逆回転させたり、駆動電源を遮断したりすればよい。
次に、上記のように構成したパーキングロック装置の作用について説明する。
(1)アンロック状態からロック状態
今、アンロック状態にあるとき、アンロック状態では、図1に示すように、ロックポール3がアンロック位置にある。また、駆動歯車33と従動レバー48の係合突起49は、図6(a)に示す相対位置に配置されている。さらに、位置決め板5のアンロック保持凹部12には、図1に示すように、位置決めスプリングSP2のローラRが嵌合した状態にある。
(シフトレバーをPレンジにシフト)
シフトレバーをPレンジにシフトすると、ECU55は、駆動回路57を介してブラシモータMに駆動電源を供給し、ブラシモータMを正回転させる。この正回転によって、駆動歯車33は、図2、図6(a)において時計回り方向に回動する。この時、駆動歯車33は、従動レバー48の係合突起49を嵌合口36内に介在した状態で回動する。
(従動レバー48の連れ回りによる位置決め板5の回動)
駆動歯車33の時計回り方向の回動によって、やがて、図6(b)に示すように、嵌合口36の第1側面36aが従動レバー48の係合突起49に係合する。その係合により、位置決めスプリングSP2の弾性力の時計回り方向の分力に抗して従動レバー48を時計回り方向に連れ回りされる。従動レバー48が時計回り方向に回動することによって、位置決め板5も、図1、図6(b)において、反時計回り方向に回動する。
この位置決め板5の時計回り方向の回動によって、パークロッド9及び制御カム10がロックポール3側に移動し、ロックポール3の係止爪3aは、アンロック位置からロック位置に案内される。
また、位置決め板5の時計回り方向の回動によって、位置決めスプリングSP2のローラRがアンロック保持凹部12から外れロック保持凹部11に向かって外周面5aを摺接していく。さらに、ECU55は、回転検出器54からの検出信号に基づいて、ローラRと位置決め板5の外周面5aとの摺接位置の検出を開始する。
そして、位置決め板5が回動してローラRが外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第1の位置P1に位置すると、ECU55は、遮断制御信号を駆動回路57に出力して正回転しているブラシモータMの駆動電源を遮断する。これによって、ブラシモータMへの駆動電源が遮断されてブラシモータM(駆動歯車33)は停止する。
このとき、駆動歯車33と従動レバー48は、図6(c)に示すように、嵌合口36の第1側面36aが係合突起49に係合しているだけの状態で直接連結されない。そのため、ローラRが外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の反時計回り方向の分力にて位置決め板5を単独で時計回り方向に回動させる。この位置決め板5の単独で時計回り方向への回動によって、従動レバー48は反時計回り方向に回動する。
なお、ローラRが第1の位置P1に達し、ブラシモータMの駆動電源が遮断されると、図6(c)に示すように、駆動歯車33に設けたコイルスプリング45の時計回り方向の巻き端45aがストッパ部材51の反時計回り方向の係合端51bに当接する。そして、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに時計回り方向へ回転するような場合、ストッパ部材51の係合端51bがコイルスプリング45を押圧する。従って、駆動歯車33の回転エネルギーはコイルスプリング45の弾性力にて吸収され、駆動歯車33は停止する。その結果、係合突起49(従動レバー48)はさらに時計回り方向に連れ回されることはない。
(係合突起49の第1側面36aからの離間)
位置決め板5の単独での回動により、ローラRはロック保持凹部11に嵌合する。そして、ローラRがロック保持凹部11に嵌合すると、ロックポール3は、ロック位置に案内される。一方、従動レバー48は、図6(d)に示すように、嵌合口36の第1側面36aに係合していた係合突起49が第1側面36aから離間して停止する。
(2)ロック状態からアンロック状態
今、ロック状態にあるとき、ロック状態では、ロックポール3がロック位置にある。また、駆動歯車33と従動レバー48の係合突起49は、図6(d)、図7(a)に示す相対位置に配置されている。さらに、位置決め板5のロック保持凹部11には、位置決めスプリングSP2のローラRが嵌合した状態にある。
(シフトレバーをPレンジ以外のレンジにシフト)
シフトレバーをPレンジからPレンジ以外のレンジにシフトすると、ECU55は、駆動回路57を介してブラシモータMに駆動電源を供給し、ブラシモータMを逆回転させる。ブラシモータMに駆動電源が供給されて、ブラシモータMは逆回転する。この逆回転によって、駆動歯車33は、図7(a)において反時計回り方向に回動する。この時、駆動歯車33は、従動レバー48の係合突起49を嵌合口36内に介在した状態で回動する。
(従動レバー48の連れ回りによる位置決め板5の回動)
駆動歯車33の反時計回り方向の回動によって、やがて、嵌合口36の第2側面36bが従動レバー48の係合突起49に係合する。その係合により、位置決めスプリングSP2の弾性力の反時計回り方向の分力に抗して従動レバー48を反時計回り方向に連れ回りされる。この従動レバー48が反時計回り方向に回動することによって位置決め板5も、図1において、時計回り方向に回動する。
この位置決め板5の時計回り方向の回動によって、パークロッド9及び制御カム10が後退移動し、ロックポール3の係止爪3aは、ロック位置からアンロック位置に案内される。
また、この位置決め板5の時計回り方向の回動によって、位置決めスプリングSP2のローラRがロック保持凹部11から外れアンロック保持凹部12に向かって外周面5aを摺接していく。さらに、ECU55は、回転検出器54からの検出信号に基づいて、ローラRと位置決め板5の外周面5aとの摺接位置の検出を開始する。
そして、位置決め板5が回動してローラRが外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第2の位置P2に位置すると、ECU55は、遮断制御信号を駆動回路57に出力して逆回転しているブラシモータMの駆動電源を遮断する。これによって、ブラシモータMへの電源が遮断されてブラシモータM(駆動歯車33)が停止する。
このとき、駆動歯車33と従動レバー48は、図7(c)に示すように、嵌合口36の第2側面36bが係合突起49に係合しているだけの状態で直接連結されない。そのため、ローラRが外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の時計回り方向の分力にて位置決め板5を単独で時計回り方向に回動させる。この位置決め板5の単独で時計回り方向への回動によって、従動レバー48は反時計回り方向に回動する。
なお、ローラRが第2の位置P2に達し、ブラシモータMの駆動電源が遮断されると、図7(c)に示すように、駆動歯車33に設けたコイルスプリング45の反時計回り方向の巻き端45bがストッパ部材51の時計回り方向の係合端51aに当接する。そして、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに反時計回り方向へ回転するような場合、ストッパ部材51の係合端51aがコイルスプリング45を押圧する。従って、駆動歯車33の回転エネルギーはコイルスプリング45の弾性力にて吸収され、駆動歯車33は停止する。その結果、係合突起49(従動レバー48)はさらに反時計回り方向に連れ回されることはない。
(係合突起49の第2側面36bからの離間)
位置決め板5の単独での回動により、ローラRはアンロック保持凹部12に嵌合する。そして、ローラRがアンロック保持凹部12に嵌合すると、ロックポール3は、図1に示すように、アンロック位置に案内される。一方、従動レバー48は、図7(d)に示すように、嵌合口36の第2側面36bに係合していた係合突起49が第2側面36bから離間して停止する。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、アンロック状態からロック状態に移行する際、ローラRが第1の位置P1に達し、ブラシモータMの駆動電源が遮断され時、図6(c)に示すように、駆動歯車33に設けたコイルスプリング45の時計回り方向の巻き端45aがストッパ部材51の反時計回り方向の係合端51bに当接するようにした。
従って、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに時計回り方向へ回転するような場合、コイルスプリング45の弾性力にて駆動歯車33の回転エネルギーを吸収し、係合突起49(従動レバー48)をさらに時計回り方向に連れ回すことを禁止することができる。
これによって、従動レバー48の連れ回りによって、位置決め板5がさらに反時計回り方向に回動することによって、同位置決め板5のロック保持凹部11に嵌合したローラRを支持する位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に大きな負荷が加わるのを防止できる。
(2)上記実施形態によれば、ロック状態からアンロック状態に移行する際、ローラRが第2の位置P2に達し、ブラシモータMの駆動電源が遮断され時、図7(c)に示すように、駆動歯車33に設けたコイルスプリング45の反時計回り方向の巻き端45bがストッパ部材51の時計回り方向の係合端51aに当接するようにした。
従って、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに反時計回り方向へ回転するような場合、コイルスプリング45の弾性力にて駆動歯車33の回転エネルギーを吸収し、係合突起49(従動レバー48)をさらに反時計回り方向に連れ回すことを禁止することができる。
これによって、従動レバー48の連れ回りによって、位置決め板5がさらに時計回り方向に回動することによって、同位置決め板5のアンロック保持凹部12に嵌合したローラRを支持する位置決めスプリングSP2のパーキングロック装置の構成部品に大きな負荷が加わるのを防止できる。
(3)上記実施形態によれば、駆動歯車33の回転エネルギーを吸収する回転エネルギー吸収部材として、コイルスプリング45を弾性変形させて緩やかに駆動歯車33の回転エネルギーを吸収するようにした。これによって、衝撃も非常に小さく静かに駆動歯車33の回転を停止させることができる。
(4)上記実施形態によれば、ロックポール3をアンロック位置からロック位置に案内するとき、位置決め板5のロック保持凹部11にローラRが嵌合するまで、ブラシモータMを回動制御する必要がない。
即ち、位置決め板5が駆動歯車33(従動レバー48)とともに連れ回りしてローラRが外周面5aの最頂点P0を越えて第1の位置P1に位置したことを回転検出器54とECU55で検出し、ブラシモータMへの駆動電源を遮断してブラシモータMを停止させる。以後、ロック保持凹部11にローラRが嵌合するまで、ローラRが外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の反時計回り方向の分力にて位置決め板5を単独で反時計回り方向に回動させるようにした。つまり、位置決め板5の位置決めを、位置決めスプリングSP2と位置決め板5に任せた。
従って、ブラシモータMによる位置決め板5のローラRに対する高精度の位置決め精度は要求されない。言い換えれば、ローラRが位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を越えて第1の位置P1に達したかどうかを回転検出器54とECU55で検出してブラシモータMの電源供給を遮断するだけでよい。
その結果、PWM制御やPID制御といった高度で複雑なモータ制御を行う必要がなく、安価なパーキングロック装置を提供することができる。
(5)上記実施形態によれば、ロックポール3をロック位置からアンロック位置に案内するとき、位置決め板5のアンロック保持凹部12にローラRが嵌合するまで、ブラシモータMを回動制御する必要がない。
即ち、位置決め板5が駆動歯車33(従動レバー48)とともに連れ回りしてローラRが外周面5aの最頂点P0を越えて第2の位置P2に位置したことを回転検出器54とECU55で検出し、ブラシモータMへの駆動電源を遮断してブラシモータMを停止させる。以後、アンロック保持凹部12にローラRが嵌合するまで、ローラRが外周面5aにかかる位置決めスプリングSP2の弾性力の時計回り方向の分力にて位置決め板5を単独で時計回り方向に回動させるようにした。つまり、位置決め板5の位置決めを、位置決めスプリングSP2と位置決め板5に任せた。
従って、ブラシモータMによる位置決め板5のローラRに対する高精度の位置決め精度は要求されない。言い換えれば、ローラRが位置決め板5の外周面5aの最頂点P0を越えて予め定めた第2の位置P2に達したかどうかを回転検出器54とECU55で検出してブラシモータMの電源供給を遮断するだけでよい。
その結果、PWM制御やPID制御といった高度で複雑なモータ制御を行う必要がなく、安価なパーキングロック装置を提供することができる。
(6)上記実施形態によれば、位置決め板5と一体に回転する従動レバー48を設け、従動レバー48と駆動歯車33とを相対回動するように構成した。そして、従動レバー48と駆動歯車33とを、駆動歯車33が一方向から従動レバー48に対して所定量回動したとき従動レバー48を一方向に連れ回りさせ、駆動歯車33が他方向から従動レバー48に対して所定量回動したとき従動レバー48を他方向に連れ回りさせるようにした。
つまり、駆動歯車33(ブラシモータM)と従動レバー48(位置決め板5)とが直接連結されないため、位置決め板5を回動させるアクチュエータモータの非駆動トルク要求値に制限されず、安価なブラシモータMで実施することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明のパーキングロック装置の第2実施形態を図面に従って説明する。第1実施形態は、ブラシモータMの駆動電源を遮断したとき、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに回転するのをコイルスプリング45とストッパ部材51とで禁止する構成であった。本実施形態は、その駆動歯車33がさらに回転するのを禁止する構成が第1実施形態と相違する。そのため、本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、第1実施形態と共通部分は説明の便宜上省略する。
図9,図10において、駆動歯車33に形成した円筒壁41の内周面には、可動カム60が形成されている。可動カム60は、山形形状をなし、その両側面が円弧状の傾斜カム面60a,60bを形成している。そして、可動カム60は、駆動歯車33が回転すると、同駆動歯車33とともに第2支持軸34の中心軸線を回転中心として回動する。
トップハウジング22の内側面22aには、図9に示すように、挟持部材61が駆動歯車33に向かって延出形成されている。挟持部材61は、弦巻バネ62の基端部62aを挟持固定している。弦巻バネ62は時計回り方向に螺旋状に外方に向かって湾曲形成されている。弦巻バネ62の先端部は半円弧状に形成された接触子63が形成されている。
そして、弦巻バネ62の接触子63と、回転する可動カム60との相対位置関係は、予め設定されている。本実施形態では、図10に示すように、時計回り方向に回動する駆動歯車33によって連れ回され、ローラRが位置決め板5の外周面5aの第1の位置P1に達したとき、弦巻バネ62の接触子63は、可動カム60の時計回り方向の傾斜カム面60aに当接するようになっている。
つまり、アンロック状態からロック状態に移行すべく、ローラRが第1の位置P1に達して、ブラシモータMの駆動電源が遮断された時、弦巻バネ62の接触子63は、可動カム60の時計回り方向の傾斜カム面60aに当接するようになっている。そして、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに時計回り方向へ回転するような場合、弦巻バネ62の接触子63がさらに可動カム60の傾斜カム面60aに当接し弦巻バネ62が弾性変形して駆動歯車33の回転エネルギーを吸収するようになっている。
反対に、反時計回り方向に回動する駆動歯車33によって連れ回され、ローラRが位置決め板5の外周面5aの第2の位置P2に達したとき、弦巻バネ62の接触子63は、可動カム60の反時計回り方向の傾斜カム面60bに当接するようになっている。
つまり、ロック状態からアンロック状態に移行すべく、ローラRが第2の位置P2に達して、ブラシモータMの駆動電源が遮断された時、弦巻バネ62の接触子63は、可動カム60の反時計回り方向の傾斜カム面60bに当接するようになっている。そして、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに反時計回り方向へ回転するような場合、弦巻バネ62の接触子63がさらに可動カム60の傾斜カム面60bに当接し弦巻バネ62が弾性変形して駆動歯車33の回転エネルギーを吸収するようになっている。
以上詳述したように、上記の第1実施形態の(3)〜(6)の効果に加えて以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、アンロック状態からロック状態に移行する際、ローラRが第1の位置P1に達し、ブラシモータMの駆動電源が遮断され時、駆動歯車33に設けた可動カム60の時計回り方向の傾斜カム面60aにトップハウジング22に設けた弦巻バネ62の接触子63を当接するようにした。
従って、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに時計回り方向へ回転するような場合、弦巻バネ62の弾性力にて駆動歯車33の回転エネルギーを吸収し係合突起49(従動レバー48)をさらに時計回り方向に連れ回すことを禁止させることができる。
これによって、従動レバー48の連れ回りによって、位置決め板5がさらに反時計回り方向に回動することによって、同位置決め板5のロック保持凹部11に嵌合したローラRを支持する位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に大きな負荷が加わるのを防止できる。
(2)上記実施形態によれば、ロック状態からアンロック状態に移行する際、ローラRが第2の位置P2に達し、ブラシモータMの駆動電源が遮断され時、駆動歯車33に設けた可動カム60の反時計回り方向の傾斜カム面60bにトップハウジング22に設けた弦巻バネ62の接触子63を当接するようにした。
従って、万が一、ブラシモータMが惰性回転して駆動歯車33がさらに反時計回り方向へ回転するような場合、弦巻バネ62の弾性力にて駆動歯車33の回転エネルギーを吸収し係合突起49(従動レバー48)をさらに反時計回り方向に連れ回すことを禁止させることができる。
これによって、従動レバー48の連れ回りによって、位置決め板5がさらに時計回り方向に回動することによって、同位置決め板5のロック保持凹部11に嵌合したローラRを支持する位置決めスプリングSP2等のパーキングロック装置の構成部品に大きな負荷が加わるのを防止できる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ブラシモータMへの駆動電源を遮断させるために回転検出器54とECU55を用いて、位置決め板5とローラRの相対位置を検出したが、例えば、従動レバー48に接触子を設ける。そして、その接触子が位置決め板5の外周面5aの第1の位置P1、第2の位置P2にローラRが位置したとき第1、第2リミットスイッチをオフからオンさせて、ブラシモータMへの駆動電源を遮断させるような構成にしてもよい。
・上記実施形態では、ブラシモータMの駆動回路を、一例としてH型ブリッジ回路をあげたが、H型ブリッジ回路に限定されるものではなく、ブラシモータMを正逆回転させる駆動回路であればなんでもよい。また、パワーMOSトランジスタに代えてバイポーラトランジスタを用いたモータ駆動回路で実施してもよい。
・上記実施形態では、位置決めスプリングSP2を板バネで構成したが、例えば、コイルスプリングで実施してもよい。この場合、コイルスプリングの先端部に、ローラRを取着し、コイルスプリングの弾性力にてローラRを、位置決め板5の外周面5aを弾圧させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、駆動歯車33を回動させるのに、ブラシモータMを用いたが、正逆回転できるモータであれば、ブラシモータM以外のモータを用いて実施してもよい。
・上記実施形態では、駆動歯車33に嵌合口36を設けたが、駆動歯車33とともに一体回転する、例えば円板等の回転体に嵌合口を形成し、その円板等の回転体の嵌合口に従動レバー48の係合突起49を嵌合させて実施してもよい。
1…パーキングロック装置、2…パーキングギア、2a…歯、3…ロックポール、3a…係止爪、5…位置決め板、5a…外周面、6…駆動装置、7…回転軸、8…連結アーム、9…パークロッド、9a…ロッド部、10…制御カム、11…ロック保持凹部(第1嵌合部)、12…アンロック保持凹部(第2嵌合部)、20…ハウジングケース、21…ベースプレート、21a…プレート面、22…トップハウジング、25…軸受け、26…セクターギア(ギア)、25a…ギア部、27…固定部材、28…出力軸、29…ウォーム、30…ウォームホイール、31…第1支持軸、32…小歯車、33…駆動歯車(回転体)、33a…側面、34…第2支持軸、35…カラー、36…嵌合口、36a…第1側面部(第1係合部)、36b…第2側面部(第2係合部)、41…円筒壁、42…円弧壁、42a…係止部、43…収容穴、43a,43b…側端縁、45…コイルスプリング(回転エネルギー吸収部材)、45a,45b…巻き端、46…抜け止め部材、48…従動レバー、49…係合突起(係合部材)、50…従動歯車、51…ストッパ部材(回転エネルギー吸収部材)、51a,51b…係合端、54…回転検出器(遮断手段)、55…ECU(遮断手段)、56…シフトレバー位置検出器、57…駆動回路、60…可動カム(回転エネルギー吸収部材)、60a…傾斜カム面(第1傾斜カム面)、60b…傾斜カム面(第2傾斜カム面)、61…挟持部材、62…弦巻バネ(回転エネルギー吸収部材)、62a…基端部、63…接触子、M…ブラシモータ(モータ)、R…ローラ(嵌合部材)、P0…最頂点、P1…第1の位置、P2…第2の位置、SP1…コイルスプリング、SP2…位置決めスプリング(弾性部材)、S…収容空間。

Claims (6)

  1. モータの正逆回転にて正逆回転する回転体と、
    前記回転体と係合し前記回転体の正逆回転に連れ回りする従動レバーと、
    前記従動レバーの正逆回転の連れ回りによって、正逆方向に回動してパーキングギアと噛合するロック位置とその噛合が解除されるアンロック位置の2位置にロックポールを案内する位置決め板と、
    前記位置決め板の外周面の両側に形成した第1嵌合部及び第2嵌合部と、
    前記位置決め板の外周面に対して摺接可能に弾圧して前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部に嵌合し前記ロックポールを、前記ロック位置又は前記アンロック位置に保持する嵌合部材と、
    を有したパーキングロック装置であって、
    前記回転体と係合し前記従動レバーを正回転に連れ回りさせるとともに、逆回転する前記回転体と係合し前記従動レバーを前記逆回転に連れ回りさせる係合部材と、
    前記従動レバーによって連れ回りされる前記位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達した時、前記モータの駆動電源を遮断する遮断手段と、
    前記モータの駆動電源が遮断された時、前記嵌合部材を弾圧して前記位置決め板を回動させて、前記嵌合部材を前記位置決め板の前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部に嵌合させる弾性部材と、
    前記モータの駆動電源が遮断された時、前記回転体の回転エネルギーを吸収するための回転エネルギー吸収部材と
    を設けたことを特徴とするパーキングロック装置。
  2. 請求項1に記載のパーキングロック装置において、
    前記回転体は、駆動歯車であって、その側面周方向に長い嵌合口が形成され、その嵌合口に前記従動レバーの係合部材を周方向に移動可能に貫挿させ、その嵌合口の周方向の対峙する両内側面を、第1係合部と第2係合部として前記係合部材と係合させたことを特徴とするパーキングロック装置。
  3. 請求項1又は2に記載のパーキングロック装置において、
    前記弾性部材は、先端部に前記嵌合部材を取着した位置決めスプリングであって、前記嵌合部材を介して前記位置決めスプリングの弾性力によって常に前記位置決め板の外周面を弾圧するとともに、
    前記位置決め板が一方向へ前記第1の位置まで連れ回りされた時、前記弾圧力にて前記位置決め板を一方向に回動させて前記第1嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させ、前記位置決め板が他方向へ前記第2の位置まで連れ回りされた時、前記弾圧力にて前記位置決め板を他方向に回動させて前記第2嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させるようにしたことを特徴とするパーキングロック装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載のパーキングロック装置において、
    前記回転エネルギー吸収部材は、コイルスプリングとストッパ部材とからなり、いずれか一方を前記回転体に設け、他方をハウジングケースに設けるとともに、前記位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達した時、ストッパ部材がコイルスプリングの第1係合端又は第2係合端と近接する位置に位置するように相対配置したことを特徴とするパーキングロック装置。
  5. 請求項4に記載のパーキングロック装置において、
    前記コイルスプリングは前記回転体に設けられ、前記ストッパ部材は、ハウジングケースであって、コイルスプリングの回転軌跡上に配置形成されていることを特徴とするパーキングロック装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1に記載のパーキングロック装置において、
    前記回転エネルギー吸収部材は、前記回転体の外周に設けられた円筒壁の内周面に形成され、前記回転体とともに回転する可動カムと、
    ハウジングケースであって、中心位置から螺旋状に前記円筒壁に向かって湾曲形成された弦巻バネと
    を有し、
    前記位置決め板の外周面の第1の位置又は第2の位置が前記嵌合部材に到達した時、弦巻バネの先端に設けた接触子が前記可動カムの第1傾斜カム面又は第2傾斜カム面に当接位置に回動配置されることを特徴とするパーキングロック装置。
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