JP2018100769A - 回転伝達機構およびダンパ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
を有し、前記駆動車には、前記従動車を前記第2軸線周りの一方側に回転駆動する複数の駆動歯が周方向に配置された駆動歯形成部と、前記従動車が前記付勢部材による付勢力によって前記第2軸線周りの他方側に回転する際に前記従動車が摺動するカム面形成部と、が周方向で隣り合うように設けられ、前記従動車には、前記駆動車が前記第1軸線周りの一方側に回転した際に前記駆動歯が順に当接する複数の従動歯が一部の角度範囲に配置された従動歯形成部が設けられ、前記複数の駆動歯は各々、前記第1軸線方向の異なる位置に設けられ、前記複数の従動歯は各々、前記第2軸線方向の異なる位置に設けられていることを特徴とする。
の歯面の径方向外側の端部と交差する外周面を備える態様を採用することができる。あるいは、本発明において、前記複数の従動歯は、前記第2軸線周りの他方側の面が歯面となっており、前記従動車は、前記第2軸線周りの最も一方側に位置する第1従動歯の歯面に対して周方向に隣り合う位置に形成された第2凹部を備え、前記第2凹部は、前記第1従動歯の歯面の径方向外側の端部と交差する内周面を備える態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1従動歯の歯面と第2段部の外周面との交点、あるいは、第1従動歯の歯面と第2凹部の内周面との交点を計測できる。従って、従動歯のピッチを正確に計測できる。
い態様を採用することができる。かかる態様によれば、最初のカム面に従動歯が摺動するときの回転速度が速いので、従動車を回転させる際、最初のうちはゆっくりと回転させることができる。
図1は、本発明を適用したダンパ装置1の斜視図である。図2は、図1に示すダンパ装置1からカバーを外した状態の斜視図である。なお、図1には、バッフル4が回転中心軸線L周りの一方側LCWに回転して起立し、開口部20を開放した開姿勢を示してある。
図3は、図1に示すダンパ装置1の駆動部を回転中心軸線L方向の一方側からみた様子を示す説明図である。図2および図3に示すように、バッフル駆動機構5は、モータ50と、モータ50の回転をバッフル4に伝達するための伝達機構55とを有している。伝達機構55は、モータ50の出力軸51に形成されたウォーム52と、ウォーム52と噛み合うウォームホイール56と、ウォームホイール56に形成された歯車(図示せず)と噛み合う大径歯車571を備えた複合歯車57と、複合歯車57の小径歯車(図示せず)を介して、複合歯車57の回転が伝達される回転伝達機構10とを有しており、回転伝達機構10からバッフル4に回転が伝達される。モータ50としては各種モータを用いることができる。本形態においては、モータ50としてDCモータが用いられているため、制御が容易である。モータ50は、モータ軸線周りの一方方向の回転のみを出力する。本形態において、モータ50は、バッフル4を回転中心軸線L周りの一方側LCW(開方向)に回転させる方向のみに回転する。すなわち、モータ50は、後述する駆動車6を第1軸線L1周りの一方側L1CCWに駆動させる回転駆動力のみを出力する。
図4は、図1に示すダンパ装置1に用いた回転伝達機構10等の斜視図である。図4に示すように、回転伝達機構10は、バッフル4の回転中心軸線Lと平行にX方向に延在する第1軸線L1周りの一方側L1CCWに回転する駆動車6と、駆動車6によって第1軸線L1と平行な第2軸線L2周りの一方側L2CWに回転駆動される従動車7と、従動車7を第2軸線L2周りの他方側L2CCWに付勢する付勢部材8とを有している。本形態
において、従動車7は、バッフル4に連結されている。従って、従動車7の回転中心軸線(第2軸線L2)は、バッフル4の回転中心軸線Lと一致している。それ故、回転伝達機構10において、駆動車6が第1軸線L1周りの一方側L1CCWに回転すると、従動車7が第2軸線L2周りの一方側L2CWに回転し、バッフル4が回転中心軸線L周りの一方側LCWに回転するので、バッフル4は開姿勢となる。これに対して、駆動車6が第1軸線L1周りの一方側L1CCWに回転しても、駆動車6による従動車7の回転駆動が停止すると、従動車7は、付勢部材8の付勢力によって第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転する。従って、バッフル4は、回転中心軸線L周りの他方側LCCWに回転し、閉姿勢となり、それ以上の回転中心軸線L周りの他方側LCCWの回転は、フレーム2に設けられたストッパ等によって阻止される。
図5は、図4に示す回転伝達機構10に用いた駆動車6および従動車7を一方側からみた斜視図である。図6は、図5に示す駆動車6および従動車7を他方側からみた斜視図である。図7は、図5に示す駆動車6および従動車7を一方側からみた側面図である。図8は、図5に示す駆動車6および従動車7を他方側からみた側面図である。図9は、図5に示す駆動車6および従動車7の平面的な構成を示す説明図である。
本形態の回転伝達機構10において、駆動車6では、複数の駆動歯66が各々、第1軸線L1方向の異なる位置に配置されており、第1軸線L1方向に沿って多段に形成されている。かかる構成に対応して、複数の従動歯76は各々、第2軸線L2方向の異なる位置に設けられており、第2軸線L2方向に沿って多段に形成されている。
周りの最も一方側L2CWに位置する。それ故、複数の従動歯76では、第2軸線L2方向の一方側L2aに位置する従動歯76が第2軸線L2方向の他方側L2bに位置する従動歯76より第2軸線L2周りの他方側L2CCWに位置する。
駆動車6において、カム面形成部670には、従動車7が付勢部材8による付勢力によって第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転する際に複数の従動歯76が順に摺動する複数のカム面67が第1軸線L1方向の異なる位置に配置されており、複数のカム面67は、第1軸線L1方向に沿って多段に形成されている。
Wに円弧状に延在した円弧面からなり、周方向の一部に従動歯76が摺動する。このため、5つのカム面67はいずれも、周方向で隣り合うカム面同士は、一定の角度範囲で重なっている。本形態において、第1カム面671は、第1駆動歯661の径方向外側の端部から周方向に延在している。また、複数のカム面67はいずれも、第1軸線L1周りの最も一方側L1CCWの端部が第1軸線L1周りの一方側L1CCWで隣り合うカム面67より径方向外側に位置する。
図4に示すように、本形態の回転伝達機構10には、駆動車6または従動車7(バッフル4)の角度位置を監視する位置検出器9が設けられている。本形態において、位置検出器9は、駆動車6の角度位置を監視するように構成されている。
いる区間では、第2アーム部912の第2当接部914がスイッチ92から離間する。従って、スイッチ92のオンオフを監視すれば、駆動車6の角度位置を検出することができ、それ故、従動車7およびバッフル4の角度位置を監視することができる。
図10、図11および図12を参照して、駆動車6の第1軸線L1周りの一方側L1CCWによって、従動車7を第2軸線L2周りの一方側L2CWに回転させた後、従動車7を第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転させる動作を説明する。図10は、図5に示す従動車7を第2軸線L2周り一方側L2CWに回転させる様子を示す説明図である。図11は、図5に示す従動車7を第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転させる様子を示す説明図である。図12は、図5に示す駆動車6の角度位置とバッフル4の開度との関係を示す説明図であり、図12には、バッフル4の開度を実線で示し、位置検出器9のスイッチ92からの出力の変化を一点鎖線で示してある。また、図10および図11において、駆動車6と従動車7との接触部分は、太線や黒丸で示してある。
一方側L2CWに回転し、バッフル4が開姿勢となる。
よって第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転し、バッフル4が回転中心軸線L周りの他方側LCCW(閉方向)に回転する。その際、第4従動歯764が第4カム面674を摺動する。
以上説明したように、本形態の回転伝達機構10およびダンパ装置1では、駆動車6が第1軸線L1周りの一方側L1CCWに回転すると、駆動歯66が従動歯76を介して従動車7を第2軸線L2周りの一方側L2CWに駆動し、その後、駆動歯66と従動歯76との噛み合いが解除されると、従動車7は、付勢部材8の付勢力によって第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転する。その際、従動車7は、駆動車6に設けられたカム面形成部670を摺動する。従って、駆動車6の第1軸線L1周りの一方側L1CCWのみに回転させた場合でも、従動車7を第2軸線L2周りの一方側L2CWに回転駆動することができるとともに、従動車7を第2軸線L2周りの他方側L2CCWに回転させることができる。それ故、モータ50の制御回路等の構成を簡素化することができる。また、モータ50として、一方方向にのみ回転する安価なモータを用いることができる。
とができる。
停止している区間(図12に示す区間a)の途中位置でスイッチ92からの出力が切り換わる。このため、駆動車6と回転レバー91との位置関係が多少ずれても、従動車7が停止している状態をスイッチ92からの出力によって確実に監視することができる。
図13は、第1変形例の駆動車6および従動車7を示す説明図である。上記実施の形態では、図9を参照して説明したように、複数のカム面67はいずれも、第1軸線L1周りの一方側L1CCWの端部が第1軸線L1周りの他方側L1CWで隣り合うカム面67より径方向外側に位置している。但し、図13に示すように、複数のカム面67には、第1軸線L1周りの一方側L1CCWの端部が第1軸線L1周りの他方側L1CWで隣り合うカム面67の外縁と重なったカム面が含まれている態様を採用してもよい。より具体的には、図13に示す駆動車6では、第4カム面674の第1軸線L1周りの一方側L1CCWの端部が第1軸線L1周りの一方側L1CCWで隣り合う第3カム面673の外縁と重なっており、最終のカム面675の第1軸線L1周りの一方側L1CCWの端部が第1軸線L1周りの一方側L1CCWで隣り合う第4カム面674の外縁と重なっている。かかる態様によれば、カム面形成部670の形成が容易であるという利点がある。
図5〜図9に示した形態(以下、上記形態という)においては、駆動車6は、第1軸線L1方向の最も他方側L1bに形成された第4駆動歯664(最終駆動歯)は、第1軸線L1周りの一方側L1CCWを向く歯面が駆動歯形成部660の外周面とR状に繋がっている(図6、図9参照)。このため、複数の駆動歯66のピッチを計測しようとしても、第4駆動歯664の歯先の角度位置を正確に計測することが難しいため、正確なピッチを計測することが難しい。同様に、第1軸線L1方向の最も一方側L1aに形成された第1従動歯761は、第2軸線L2周りの他方側L2CCWを向く歯面が従動歯形成部760の外周面とR状に繋がっている(図5、図9参照)。このため、複数の従動歯76の歯部の形状を計測しようとしても、第1従動歯761の歯先の角度位置を正確に計測することが難しいため、正確な歯部の形状を計測することが難しい。そのため、従動歯76の歯先の正確な位置を計測することが難しく、従動歯76の正確なピッチを計測することが難しい。
図14は、第2変形例の駆動車6および従動車7を一方側からみた斜視図であり、図15は、第2変形例の駆動車6および従動車7を他方側からみた斜視図である。また、図16は、第2変形例の従動車7を従動歯形成部760の側から見た斜視図であり、図17は、第2変形例の駆動車6の平面図である。図15に示すように、第2変形例の駆動車6は、第1胴部62の周方向の一部に駆動歯形成部660が形成されており、駆動歯形成部660には、4つの駆動歯66および駆動歯ピッチ計測用の第1段部68が第1軸線L1方向に沿って多段に形成されている。4つの駆動歯66(第1駆動歯661、第2駆動歯662、第3駆動歯663、第4駆動歯664)および第1段部68は、この順で第1軸線L1周りに配置されている。
りの一方側L1CCWに突出している。4つの駆動歯66の歯面の径方向外側の端部(歯先)から第1軸線L1周りの他方側L1CWは、周方向に連続して延在する円周面669である。この円周面669は、第4駆動歯664の第1軸線L1方向の他方側L1bまで延びており、第1段部68の第1軸線L1周りの一方側L1CCWの面の径方向外側の端部まで連続して延在する。すなわち、第2変形例の駆動車6では、4つの駆動歯66および第1段部68の径方向外側は、第1軸線L1を中心とする連続した円周面669となっている。円周面669は、駆動歯形成部660の外周面であり、4つの駆動歯66の歯面と交差する。
図15、図16に示すように、第2変形例の従動車7には従動歯形成部760が形成されており、従動歯形成部760には、複数の従動歯76および最終従動歯765に加えて、従動歯ピッチ計測用の第2段部78が形成されている。従動歯形成部760には、最終従動歯765、4つの従動歯76、および第2段部78が第2軸線L2方向に沿って多段に形成されている。4つの従動歯76(第1従動歯761、第2従動歯762、第3従動歯763、第4従動歯764)および最終従動歯765と、第2段部78は、この順で第2軸線L2周りに配置されている。従動車7には、従動歯形成部760の径方向外側の部分を第1従動歯761より第2軸線L2方向の一方側に延長した延長部766が形成されている。第2段部78は、延長部766の第2軸線L2周りの他方側L2CCWの端部に設けられている。
の従動歯76、最終従動歯765、および第2段部78の径方向外側は、第2軸線L2を中心とする連続した円周面769となっている。円周面769は、従動歯形成部760の径方向外側の外周面であり、4つの従動歯76および最終従動歯765の歯面と交差する。
図17に示すように、第2変形例の駆動車6は、図5〜図9に示した形態(上記形態)と同様に5つのカム面67を備えている。5つのカム面67のうち、第1カム面671を除く他の4つのカム面(第2カム面672、第3カム面673、第4カム面674、最終のカム面675)は、上記形態の位置よりも第1軸線L1周りの他方側L1CWに位置する。また、第2カム面672は、上記形態よりも径方向内側に縮径した位置に設けられている。
る間の駆動車6の回転角度が上記形態よりも長くなっている。その結果、バッフル4が閉じる際の閉じ始めの区間では、駆動車6の回転角度に対する従動車7の回転角度が小さい。従って、図18に示すように、バッフル4の閉じ始めの区間では駆動車6の角度位置とバッフル4の開度との関係を示すグラフ(実線)の傾きが図12の傾き(破線)よりも緩やかである。すなわち、バッフル4の閉じ始めの区間では、バッフル4の回転速度は上記形態より遅く、バッフル4は上記形態よりゆっくりと閉じ始めるようになっている。
図19は第2変形例の駆動車6および従動車7を備えるバッフル駆動機構5およびカバー3の斜視図である。図14、図15に示すように、駆動車6の第1軸線L1方向の一方側L1aの先端には軸部64が形成され、従動車7の第2軸線L2方向の一方側L2aの先端には軸部74が形成されている。カバー3は、フレーム2の隔壁22とX方向に対向する底部31と、底部31の外周縁から隔壁22の側(X2方向)へ立ち上がる側壁部32を備えており、底部31には、軸部64、74を回転可能に支持する2箇所の回転支持部33、34が形成されている。
、円盤部61の他方側L1bの面の外周部に形成された凹部が第1組立用目印69として用いられている。第1組立用目印69は、周方向の1箇所に形成されている。駆動車6の組立基準位置6Aは、図19に示すように、第1軸線L1に対する第1組立用目印69の位置がZ方向の一方側Z1となる位置である。駆動車6に対してZ方向の一方側Z1には、モータ50が配置されている。すなわち、組立基準位置6Aは、モータ50が位置する側に第1組立用目印69を向けた回転位置である。
以上説明したように、第2変形例の駆動車6および従動車7を備える回転伝達機構10およびダンパ装置1では、最終駆動歯である第4駆動歯664の歯面668と第1段部68の外周面との交点を計測できる。従って、第4駆動歯664の歯部の形状を正確に計測でき、第4駆動歯664の歯先の位置を正確に計測できるため、駆動歯66のピッチを正確に計測できる。また、第1従動歯761の歯面768と第2段部78の外周面との交点を計測できる。従って、第1従動歯761の歯部の形状を正確に計測でき、第1従動歯761の歯先の位置を正確に計測できるため、従動歯76のピッチを正確に計測できる。また、従動歯形成部760を第2軸線L2方向に延長した延長部766を形成することにより、従動歯形成部760に第2段部78を形成可能な高さを確保することができる。
上記実施の形態および変形例は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。例えば、上記実施の形態では、第1軸線L1方向の各位置に駆動歯66が1つずつ設けられ、第2軸線L2方向の各位置に従動歯76が1つずつ設けられていたが、駆動歯66および従動歯76が軸線方向の各位置に複数ずつ設けられている態様を採用してもよい。また、上記実施の形態におけるダンパ装置1は、冷蔵庫用であるが、必ずしも、冷蔵庫に用いられるダンパ装置に限定されるものではない。また、上記実施の形態では、ダンパ装置1の回転伝達機構10に本発明を適用したが、他の装置に用いられる回転伝達機構に本発明を適用してもよい。
Claims (28)
- 第1軸線周りの一方側に回転する駆動車と、
前記駆動車によって前記第1軸線と平行な第2軸線周りの一方側に回転駆動される従動車と、
前記従動車を前記第2軸線周りの他方側に付勢する付勢部材と、
を有し、
前記駆動車には、前記従動車を前記第2軸線周りの一方側に回転駆動する複数の駆動歯が周方向に配置された駆動歯形成部と、前記従動車が前記付勢部材による付勢力によって前記第2軸線周りの他方側に回転する際に前記従動車が摺動するカム面形成部と、が周方向で隣り合うように設けられ、
前記従動車には、前記駆動車が前記第1軸線周りの一方側に回転した際に前記駆動歯が順に当接する複数の従動歯が一部の角度範囲に配置された従動歯形成部が設けられ、
前記複数の駆動歯は各々、前記第1軸線方向の異なる位置に設けられ、前記複数の従動歯は各々、前記第2軸線方向の異なる位置に設けられていることを特徴とする回転伝達機構。 - 前記カム面形成部には、前記従動車が前記付勢部材による付勢力によって前記第2軸線周りの他方側に回転する際に前記複数の従動歯が順に摺動する複数のカム面が前記第1軸線方向の異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転伝達機構。
- 前記複数のカム面は、前記第1軸線周りの一方側から他方側に向かって外径が縮小していることを特徴とする請求項2に記載の回転伝達機構。
- 前記駆動歯形成部では、前記第1軸線方向の各位置に前記駆動歯が1つずつ設けられ、
前記従動歯形成部では、前記第2軸線方向の各位置に前記従動歯が1つずつ設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の回転伝達機構。 - 前記複数の従動歯が前記複数のカム面に対して順に摺動する各区間の間では、現区間の従動歯がカム面に接しているうちに、次区間の従動歯がカム面に接し始めることを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の回転伝達機構。
- 前記複数の駆動歯では、前記第1軸線方向の一方側に位置する駆動歯が前記第1軸線方向の他方側に位置する駆動歯より前記第1軸線周りの他方側に位置し、
前記複数の従動歯では、前記第2軸線方向の一方側に位置する従動歯が前記第2軸線方向の他方側に位置する従動歯より前記第2軸線周りの他方側に位置し、
前記複数のカム面では、前記第1軸線方向の一方側に位置するカム面が前記第1軸線方向の他方側に位置するカム面より前記第1軸線周りの一方側に位置していることを特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の回転伝達機構。 - 前記複数の駆動歯は、前記第1軸線周りの一方側の面が歯面となっており、
前記駆動車は、前記第1軸線周りの最も他方側に位置する最終駆動歯の歯面に対して周方向に隣り合う位置に形成された第1段部を備え、
前記第1段部は、前記最終駆動歯の歯面の径方向外側の端部と交差する外周面を備えることを特徴とする請求項6に記載の回転伝達機構。 - 前記複数の駆動歯は、前記第1軸線周りの一方側の面が歯面となっており、
前記駆動車は、前記第1軸線周りの最も他方側に位置する最終駆動歯の歯面に対して周方向に隣り合う位置に形成された第1凹部を備え、
前記第1凹部は、前記最終駆動歯の歯面の径方向外側の端部と交差する内周面を備える
ことを特徴とする請求項6に記載の回転伝達機構。 - 前記複数の従動歯は、前記第2軸線周りの他方側の面が歯面となっており、
前記従動車は、前記第2軸線周りの最も一方側に位置する第1従動歯の歯面に対して周方向に隣り合う位置に形成された第2段部を備え、
前記第2段部は、前記第1従動歯の歯面の径方向外側の端部と交差する外周面を備えることを特徴とする請求項6から7の何れか一項に記載の回転伝達機構。 - 前記複数の従動歯は、前記第2軸線周りの他方側の面が歯面となっており、
前記従動車は、前記第2軸線周りの最も一方側に位置する第1従動歯の歯面に対して周方向に隣り合う位置に形成された第2凹部を備え、
前記第2凹部は、前記第1従動歯の歯面の径方向外側の端部と交差する内周面を備えることを特徴とする請求項6から7の何れか一項に記載の回転伝達機構。 - 前記従動車は、前記第1従動歯より前記第2軸線方向の一方側に前記従動歯形成部を延長した延長部を備え、
前記第2段部は、前記延長部に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の回転伝達機構。 - 前記従動歯形成部には、前記駆動歯が当接しない最終従動歯が、前記複数の従動歯より前記第2軸線周りの一方側、かつ、前記複数の従動歯よりも前記第2軸線方向の他方側に設けられ、
前記カム面形成部には、前記最終従動歯が当接する最終のカム面が設けられていることを特徴とする請求項2から11の何れか一項に記載の回転伝達機構。 - 前記複数の従動歯の各ピッチが等しく、
前記複数の従動歯のうち、前記第2軸線周りの最も一方側に位置する従動歯と前記最終従動歯とのピッチは、前記複数の従動歯のピッチより広いことを特徴とする請求項12に記載の回転伝達機構。 - 前記カム面および前記最終のカム面は、前記第1軸線周りの一方側から他方側に向かって外径が縮小しており、
前記最終のカム面は、前記第1軸線周りの一方側に位置する部分の外径の周方向での減少率が前記複数のカム面より小さく、かつ、前記第1軸線周りの他方側に位置する部分の外径の周方向での減少率が前記複数のカム面より大きいことを特徴とする請求項13に記載の回転伝達機構。 - 前記複数のカム面はいずれも、前記第1軸線周りの一方側の端部が前記第1軸線周りの一方側で隣り合うカム面より径方向外側に位置することを特徴とする請求項2から14の何れか一項に記載の回転伝達機構。
- 前記複数のカム面には、前記第1軸線周りの一方側の端部が前記第1軸線周りの一方側で隣り合うカム面の外縁と重なったカム面が含まれていることを特徴とする請求項2から14の何れか一項に記載の回転伝達機構。
- 前記複数のカム面のそれぞれは、前記第1軸線周りの他方側で隣り合うカム面と周方向に重なり合わないカム区間を備え、
前記第1軸線周りの最も一方側に位置する第1カム面の前記カム区間は、前記第1軸線周りの最も他方側に位置する最終のカム面を除く他のカム面の前記カム区間より周方向に広いことを特徴とする請求項2から16の何れか一項に記載の回転伝達機構。 - 前記第1カム面に前記複数の従動歯のうちの対応する1つが摺動する間の前記従動車の回転速度は、前記第1カム面および前記最終のカム面とは異なるカム面に前記複数の従動歯のうちの対応する1つが摺動する間の前記従動車の回転速度より小さいことを特徴とする請求項17に記載の回転伝達機構。
- 前記複数のカム面は、前記第1軸線周りの最も一方側から数えて2番目に位置する第2カム面を備え、
前記第2カム面の前記第1軸線周りの一方側の端部は、前記第2カム面より前記第1軸線周りの他方側に位置するカム面の前記第1軸線周りの一方側の端部より径方向内側に位置することを特徴とする請求項17または18に記載の回転伝達機構。 - 前記駆動車または前記従動車の角度位置を監視する位置検出器が設けられていることを特徴とする請求項1から19の何れか一項に記載の回転伝達機構。
- 前記位置検出器は、前記駆動車の角度位置を監視することを特徴とする請求項20に記載の回転伝達機構。
- 前記位置検出器は、前記駆動車に設けられたセンサ用カム面によって変位する回転レバーと、前記回転レバーの変位によってオンオフが行われるスイッチと、を有していることを特徴とする請求項21に記載の回転伝達機構。
- 前記位置検出器は、前記従動車が前記第2軸線周りの最も一方側に回転した後、停止している区間の途中位置で前記スイッチからの出力が切り換わるとともに、前記従動車が前記第2軸線周りの最も他方側に回転した後、停止している区間の途中位置で前記スイッチからの出力が切り換わることを特徴とする請求項22に記載の回転伝達機構。
- 前記駆動車は、前記第1軸線周りの回転位置を組立基準位置に合わせるための第1組立用目印を備えることを特徴とする請求項1から23の何れか一項に記載の回転伝達機構。
- 前記従動車は、前記第2軸線周りの回転位置を組立基準位置に合わせるための第2組立用目印を備えることを特徴とする請求項1から24の何れか一項に記載の回転伝達機構。
- 請求項1から25の何れか一項に記載の前記回転伝達機構を備えたダンパ装置であって、
開口部が形成されたフレームと、
前記駆動車を駆動するモータと、
前記従動車の前記第2軸線周りの回転が伝達されて前記開口部を開閉するバッフルと、
を有することを特徴とするダンパ装置。 - 前記付勢部材は、前記バッフルを前記開口部に対する開方向あるいは閉方向に付勢することにより、前記従動車を前記第2軸線周りの他方側に付勢していることを特徴とする請求項26に記載のダンパ装置。
- 前記モータは、前記駆動車を前記第1軸線周りの一方側に駆動させる回転駆動力のみを出力可能であることを特徴とする請求項26または27に記載のダンパ装置。
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