JP3142661U - 遠心クラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的低トルクの一方向の駆動力を伝達するために、簡易な構造で低コストの遠心クラッチ装置を提供する。
【解決手段】入力軸1と共に回転する回転盤10に突設した一対の支軸11,11と、それぞれの支軸11,11に揺動自在に支持された一対の遠心ウェイト6,6と、該遠心ウェイト6の揺動端部に形成した噛合爪7と、出力軸2と共に回転し内周面に前記噛合爪7と噛合する複数の噛合凹部21を形成した回転筒体20と、前記遠心ウェイト6に遠心力が作用しないときに一対の遠心ウェイト6,6をクラッチ遮断位置に引き寄せるように配置した弾性駆動手段とから構成してある。
【選択図】図1

Description

本考案は、一方向の駆動力のみを伝達する遠心クラッチ装置に関する。
従来、遠心クラッチ装置としては、入力側回転部材に回転自在に支持された遠心ウェイトと、該遠心ウェイトに応動して出力側回転部材との係合又は解離を行うように入力側回転部材に設けられたクラッチ部材からなり、回転軸線に対して対称に配設された一対のクラッチ機構と、各遠心ウェイトの作動を規制する複数のバネ機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献2には、回転速度がある値に上昇したときに出力側回転部材の噛合部と係合する噛合クラッチが開示されている。
特開昭60−109624号公報 特公昭38−11204号公報
従来の遠心クラッチ装置は、クラッチ機構の係合又は解離を制御する制御機構が複雑なものが多いことから、比較的低トルクの一方向の駆動力を伝達するために、簡易な構造で低コストの遠心クラッチ装置が望まれていた。また、従来の遠心クラッチ装置には、簡易な構造で駆動力を伝達する回転方向を切り替えることができるものは無かった。
本考案は、上記課題を解決するために、入力軸と共に回転する回転盤に突設した一対の支軸と、それぞれの支軸に揺動自在に支持された一対の遠心ウェイトと、該遠心ウェイトの揺動端部に形成した噛合爪と、出力軸と共に回転し内周面に前記噛合爪と噛合する複数の噛合凹部を形成した回転筒体と、前記遠心ウェイトに遠心力が作用しないときに一対の遠心ウェイトをクラッチ遮断位置に引き寄せるように配置した弾性駆動手段とからなる遠心クラッチ装置を提供するものである。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、前記弾性駆動手段が前記回転盤の回転軸と略同軸に配置したトーションバネからなり、該トーションバネの一端を一方の遠心ウェイトに係止し、他端を他方の遠心ウェイトに係止してある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、一方向の回転時にのみ前記噛合爪が前記噛合凹部と噛合するようにしてある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、前記遠心ウェイトを前記支軸に対して正逆いずれの回転方向にも配置可能に形成し、前記遠心ウェイトの配置方向を変えて前記噛合爪が前記噛合凹部と噛合する回転方向を切替可能にしてある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、前記遠心ウェイトを前記回転盤の回転軸周りに円弧状に形成し、該遠心ウェイトの表裏を反転して配置方向を変えるようにしてある。
本考案の遠心クラッチ装置は、入力軸と共に回転する回転盤に突設した一対の支軸と、それぞれの支軸に揺動自在に支持された一対の遠心ウェイトと、該遠心ウェイトの揺動端部に形成した噛合爪と、出力軸と共に回転し内周面に前記噛合爪と噛合する複数の噛合凹部を形成した回転筒体と、前記遠心ウェイトに遠心力が作用しないときに一対の遠心ウェイトをクラッチ遮断位置に引き寄せるように配置した弾性駆動手段とからなる構成を有することにより、所定の遠心力が遠心ウェイトに作用したときに、一対の遠心ウェイトが回転軸から遠ざかる方向に揺動し、遠心ウェイトの揺動端部に形成した噛合爪が噛合凹部と噛合して入力軸に加えた駆動力を出力軸に伝達することができる。一方、遠心ウェイトに遠心力が作用しないときには、弾性駆動手段によって一対の遠心ウェイトをクラッチ遮断位置に引き寄せることができ、簡易な構造でクラッチ機構を作動させることができる効果がある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、前記弾性駆動手段が前記回転盤の回転軸と略同軸に配置したトーションバネからなり、該トーションバネの一端を一方の遠心ウェイトに係止し、他端を他方の遠心ウェイトに係止したことにより、一つのトーションバネで一対の遠心ウェイトの作動を規制することができるから、部品点数を削減してコストを低減することができる効果がある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、一方向の回転時にのみ前記噛合爪が前記噛合凹部と噛合するようにしたことにより、入力軸に加えた一方向の駆動力のみを出力軸に伝達することができる効果がある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、前記遠心ウェイトを前記支軸に対して正逆いずれの回転方向にも配置可能に形成し、前記遠心ウェイトの配置方向を変えて前記噛合爪が前記噛合凹部と噛合する回転方向を切替可能にしたことにより、遠心ウェイトの配置方向を変えるだけで噛合爪が噛合凹部と噛合する回転方向を切り替えることができるから、簡易な構造で駆動力を伝達する回転方向を切り替えることができる効果がある。
また、本考案の遠心クラッチ装置は、前記遠心ウェイトを前記回転盤の回転軸周りに円弧状に形成し、該遠心ウェイトの表裏を反転して配置方向を変えるようにしたことにより、遠心ウェイトの表裏を反転するだけで簡単に遠心ウェイトの配置方向を変えることができる効果がある。
本考案の実施の形態を図示する実施例に基づいて説明する。
本考案に係る遠心クラッチ装置は、入力軸1と共に回転する回転盤10に突設した一対の支軸11,11と、それぞれの支軸11,11に揺動自在に支持された一対の遠心ウェイト6,6と、該遠心ウェイト6の揺動端部に形成した噛合爪7と、出力軸2と共に回転し内周面に前記噛合爪7と噛合する複数の噛合凹部21を形成した回転筒体20と、前記遠心ウェイト6に遠心力が作用しないときに一対の遠心ウェイト6,6をクラッチ遮断位置に引き寄せるように配置した弾性駆動手段とから構成してある。
図1〜図4に示す実施例において、本考案に係る遠心クラッチ装置は、入力軸1が所定の回転速度に達したときにクラッチが噛合って、入力軸1から出力2軸にトルクを伝達する噛合クラッチ機構からなる。
図4に示すように、回転盤10は、入力軸1の周囲に一体に形成して、入力軸1と共に回転するようにしてある。回転盤10は、入力軸1の反対面の中心に回転軸12を突設してあると共に、回転軸12に対して対称に一対の支軸11,11を突設してある。また、回転盤10は、回転軸12の周囲に回転軸12より大径で円柱状のストッパー部13を設けてある。
図1に示すように、遠心ウェイト6は、回転盤10の回転軸周りに、ストッパー部13に沿った円弧状に形成してある。遠心ウェイト6は、一端に軸受孔8を設けてあり、回転盤10の支軸11に揺動自在に支持されている。遠心ウェイト6の揺動端部には、円弧の外側に向かって突出した噛合爪7を形成してある。回転盤10には、それぞれの支軸11に揺動自在に支持された一対の遠心ウェイト6,6を設けてある。
図示の実施例において、弾性駆動手段はトーションバネ3からなり、両端部を軸方向に起こした腕部3a,3bを備えている。腕部3a,3bは、トーションバネ3の中心軸に対して対称な位置に設けてある。トーションバネ3は、一端の腕部3aを一方の遠心ウェイトの係合孔6aに係止し、他端の腕部3bを他方の遠心ウェイトの係合孔6bに係止して、回転盤10の回転軸と略同軸に配置してある。弾性駆動手段は、遠心ウェイト6に遠心力が作用しないときに、一つのトーションバネ3で一対の遠心ウェイト6,6を回転盤10のストッパー部13に当接するクラッチ遮断位置に引き寄せることができるように構成してある。
図3及び図4に示すように、回転筒体20は、円板部22を介して出力軸2の周囲に一体に形成して、出力軸2と共に回転するようにしてある。回転筒体20の内周面には、噛合爪7と噛合する複数の噛合凹部21を形成してある。また、円板部22には、出力軸2の反対面の中心に軸受部23を形成してあり、回転軸12を回転自在に軸支している。
図3及び図4において、4はカバー体であり、回転筒体20の開口部に着脱自在に冠着し、ネジ5で固定してある。
本考案に係る遠心クラッチ装置は、図1に示す停止した状態において、入力軸1が所定の回転速度に達して遠心ウェイト6に所定の遠心力が作用したときに、一対の遠心ウェイト6,6がトーションバネ3のバネ力に抗して回転軸12から遠ざかる方向に揺動する。そして、図2に示すように、一方の噛合爪7又は両方の噛合爪7,7が噛合凹部21と噛合すると、クラッチが噛合って入力軸1から出力軸2にトルクを伝達することができる。
また、遠心クラッチ装置は、入力軸1の回転を停止して、遠心ウェイト6に遠心力が作用しなくなると、トーションバネ3のバネ力によって一対の遠心ウェイト6,6をストッパー部13に引き寄せ、噛合爪7が噛合凹部21と解離してクラッチが遮断される。
また、遠心クラッチ装置は、入力軸1に一方向の駆動力を加えたときにのみ噛合爪7が噛合凹部21と噛合するように構成してある。遠心クラッチ装置は、入力軸1が時計回り(図1及び図2において反時計回り)に回転したときに、噛合爪7が噛合凹部21と噛合するようにしてある。一方、入力軸1が反時計回りに回転したときには、噛合爪7が噛合凹部21と噛合しないから、入力軸1から出力軸2にトルクは伝達されない。
また、遠心クラッチ装置は、遠心ウェイト6を支軸11に対して正逆いずれの回転方向にも配置可能に形成し、遠心ウェイト6の配置方向を変えて噛合爪7が噛合凹部21と噛合する回転方向を切替可能にしてある。図4に示すように、遠心ウェイト6は、表裏を反転して配置方向を容易に変えることができ、遠心クラッチ装置は、入力軸1が反時計回りに回転したときに、噛合爪7が噛合凹部21と噛合するように組み合わせることも可能である。
また、遠心クラッチ装置は、入力軸1又は出力軸2に歯車を設けた構成や、回転筒体20の外周に歯車を形成した構成にすることも可能である。
本考案遠心クラッチ装置の一実施例を示すA−A線断面図。 その一実施例の作動状態を示すA−A線断面図。 本考案遠心クラッチ装置の一実施例を示すB−B線断面図。 本考案遠心クラッチ装置の一実施例を示す分解斜視図。
符号の説明
1 入力軸
2 出力軸
3 トーションバネ
3a,3b 腕部
4 カバー体
5 ネジ
6 遠心ウェイト
6a,6b 係合孔
7 噛合爪
8 軸受孔
10 回転盤
11 支軸
12 回転軸
13 ストッパー部
20 回転筒体
21 噛合凹部
22 円板部
23 軸受部

Claims (5)

  1. 入力軸と共に回転する回転盤に突設した一対の支軸と、それぞれの支軸に揺動自在に支持された一対の遠心ウェイトと、該遠心ウェイトの揺動端部に形成した噛合爪と、出力軸と共に回転し内周面に前記噛合爪と噛合する複数の噛合凹部を形成した回転筒体と、前記遠心ウェイトに遠心力が作用しないときに一対の遠心ウェイトをクラッチ遮断位置に引き寄せるように配置した弾性駆動手段とからなる遠心クラッチ装置。
  2. 前記弾性駆動手段が前記回転盤の回転軸と略同軸に配置したトーションバネからなり、該トーションバネの一端を一方の遠心ウェイトに係止し、他端を他方の遠心ウェイトに係止した請求項1に記載の遠心クラッチ装置。
  3. 一方向の回転時にのみ前記噛合爪が前記噛合凹部と噛合するようにした請求項1又は2に記載の遠心クラッチ装置。
  4. 前記遠心ウェイトを前記支軸に対して正逆いずれの回転方向にも配置可能に形成し、前記遠心ウェイトの配置方向を変えて前記噛合爪が前記噛合凹部と噛合する回転方向を切替可能にした請求項3に記載の遠心クラッチ装置。
  5. 前記遠心ウェイトを前記回転盤の回転軸周りに円弧状に形成し、該遠心ウェイトの表裏を反転して配置方向を変えるようにした請求項4に記載の遠心クラッチ装置。
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