JP4857215B2 - 駆動力正逆切替装置 - Google Patents
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Description
(1)制御歯車31の拘束・非拘束によって入力側から出力側へ伝達する駆動力の回転方向を容易に切り替えることができる。
(2)入力側と同一回転数の正回転方向A又は逆回転方向Bの駆動力を択一的に出力側に伝達することができる。
(3)入力歯車14と出力歯車15は、中間傘歯車22の端面又は中間軸13の端面によって案内されるので回転が安定する。
(4)入力歯車14と出力歯車15の対向面に設けられたアンダーカット部18、19に中間傘歯車22の端面又は中間軸13の端面を相対回転可能に摺接させているので、傘歯車機構がカバーされ、粉塵等の侵入、グリースの漏出が防止される。
(5)回転伝達軸12の両端部にスナップフィット片39が形成されたことにより、抜止め用の止め輪を省略でき、部品の減少・組立て作業の簡略化を図ることができる。
(6)ばねクラッチ25は複数のコイルばねにより構成されるため、これらのフックに作用する負荷が分散され、フックの耐久性を向上させることができる。
(7)コイルばねは外径面でロックするため、内径面でロックする場合に比べロック径が大きくとれ、負荷が小さくなり耐久性が向上する。
(8)コイルばねのフックが内向きに形成されているため、そのフックを係合する中間軸の軸径は相対的に小径に形成することができ、その小径部分を通過して入力歯車を組み付けることができる。入力歯車の組み付けに支障を来たすほど軸径が大きい場合は、中間軸を2分して組み合せ軸にする必要があるが、この発明の場合は一体成型の中間軸を使用することができる。
(9)ばねクラッチを構成する複数のコイルばねのうち半数のものを反対巻きとすることにより、各コイルばねに生じるスラスト力が打ち消されるので、装置の円滑な回転を実現することができる。
(10)コイルばねとして不足巻き型のものを用いることにより、フック受けアームをフック相互間の優弧の部分に介在させることができ、当該フック受けアームを円筒形に近い形状に形成することができる。円筒形に近い形状のフック受けアームを回転伝達軸に嵌合させることにより、制御歯車の姿勢を安定させることができる。
11 固定軸
12 回転伝達軸
13 中間軸
14 入力歯車
15 出力歯車
16 入力傘歯車
17 出力傘歯車
18 アンダーカット部
19 アンダーカット部
20 ボス部
21 クラッチ収納部
22 中間傘歯車
23、23’ 球面案内部
24 球面
25 ばねクラッチ
26 係合部
27 溝
28a、28b 不完全巻き部
29、29a、29b コイルばね
31 制御歯車
32、32’ フック
33 嵌合凹部
34 フック受けアーム
34a 遅れ側端部
35 ストッパーアーム
36 凹凸係合面
37 アクチュエータ
38、38’ スリット
39、39’ スナップフィット片
40、40’ 逆止爪
42 入力軸
43 入力部材
44 出力軸
45 出力部材
46 延長部
47 延長部
48 円筒面
Claims (8)
- 入力歯車(14)と出力歯車(15)及びこれらの歯車(14)、(15)の間に介在された切替機構によって、入力歯車(14)に入力された駆動トルクの回転を正回転方向A又は逆回転方向Bに切り替えて前記出力歯車(15)に伝達するようにした駆動力正逆切替装置において、
前記切替機構は、傘歯車機構(10)、ばねクラッチ(25)及び制御歯車(31)により構成され、
前記傘歯車機構(10)は、固定軸(11)等の固定部に支持された回転伝達軸(12)、該回転伝達軸(12)に直交状に設けられた中間軸(13)、該中間軸(13)に嵌合され入力傘歯車(16)と出力傘歯車(17)に噛み合わされた中間傘歯車(22)からなり、前記入力歯車(14)と出力歯車(15)はそれぞれ前記入力傘歯車(16)及び出力傘歯車(17)に一体化され、
前記ばねクラッチ(25)は、前記入力傘歯車(16)と一体に設けられたクラッチ収納部(21)の内径面に拡径方向の弾性をもって装着され、
前記制御歯車(31)は、その内端面にフック受けアーム(34)とストッパーアーム(35)が軸方向に突設され、これらのフック受けアーム(34)とストッパーアーム(35)は前記クラッチ収納部(21)の内径部に挿入され、前記ばねクラッチ(25)の両端部に内向きのフック(32)、(32’)が屈曲形成され、一方のフック(32)は前記回転伝達軸(12)に係合され、他方のフック(32’)は前記フック受けアーム(34)の正回転方向Aに見た場合の遅れ側端部(34a)に対向した位置に介在され、該フック(32’)が前記遅れ側端部(34a)に接触した初期状態において、前記回転伝達軸(12)に設けられた係合部(26)と前記ストッパーアーム(35)との間に所要の制御すき間(b)が存在し、
前記入力歯車(14)と出力歯車(15)の対向面にそれぞれ設けられたアンダーカット部(18)、(19)に前記中間傘歯車(22)の端面又は中間軸(13)の端面を相対回転可能に摺接させたことを特徴とする駆動力正逆切替装置。 - 前記アンダーカット部(18)、(19)と、これに摺接される前記中間傘歯車(22)の端面が球面接触することを特徴とする請求項1に記載の駆動力正逆切替装置。
- 前記アンダーカット部(18)、(19)と、これに摺接される前記中間軸(13)の端面が円筒面接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動力正逆切替装置。
- 前記回転伝達軸(12)の一端部が前記出力歯車(15)を貫通し、他端部が前記制御歯車(31)を貫通してそれぞれ外部に突き出し、その回転伝達軸(12)の両端部においてそれぞれ端部に達する平行2本のスリット(38、38’)によってスナップフィット片(39、39’)が形成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
- 前記ばねクラッチ(25)は、複数コイルばね(29)を複数個軸方向に接近配置して構成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
- 前記コイルばね(29)が偶数個用いられ、かつその半数のものは巻き方向が反対であることを特徴とする請求項5に記載の駆動力正逆切替装置。
- 前記コイルばね(29)は、一方のフック(32)を基準として他方のフック(32’)が整数回の巻きに加えて巻かれた劣弧の不完全巻き部(28a)の端部に形成された過剰巻き型であり、前記劣弧の部分を挟んで周方向に対向した前記フック(32)、(32’)の間に前記フック受けアーム(34)が介在されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
- 前記コイルばね(29)は、一方のフック(32)を基準として他方のフック(32’)が整数回の巻き対して優弧の不完全巻き部(28b)の端部に形成された不足巻き型であり、前記優弧の部分を挟んで周方向に対向した前記フック(32)、(32’)の間に前記フック受けアーム(34)が介在されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
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