JP4754438B2 - 駆動力正逆切替装置 - Google Patents

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この発明は、駆動力正逆切替装置に関し、例えば事務機の給紙部等において用いられる。
事務機の給紙部における紙の搬送方向は通常は一方向であるので、一定方向の回転仕様をもったモータによって駆動部を駆動させるようにしている。しかし、紙の搬送方向を正逆適宜切替えて搬送する進化した給紙部において、従来の一定方向回転仕様のモータで対応する場合は、モータの駆動力の回転方向を正逆に切替える装置を追加する必要があった。
このような場合に通常使用される駆動力正逆切替機構として、図18に示した3個の傘歯車を用いた機構が知られている(非特許文献1)。この機構は、入力軸51の一端に設けた入力傘歯車52の歯面に接近して直交方向に出力軸53が設けられ、その出力軸53にクラッチ54が軸方向にスライド可能にキー止めされる。そのクラッチ54の両側に一対の出力傘歯車部55、55が回転自在に嵌合され、これらの出力傘歯車部55が入力傘歯車52に噛み合わされる。各出力傘歯車部55の対向面に設けたボス部56に前記クラッチ54に係合する歯57が設けられる。前記クラッチ54の中間部に設けられた周溝58に揺動アーム59のピン60が挿入される。揺動アーム59の他端は軸61により固定部に揺動可能に取り付けられる。
揺動アーム59が左右いずれか一方に倒されると、クラッチ54が軸方向にスライドしてその方の出力傘歯車部55の歯57に係合され、入力軸51の回転が出力軸53に伝達される。また、揺動アーム59が逆方向に倒されるとクラッチ54が他方の出力傘歯車部55側に係合され出力軸53が逆転される。
「機械運動機構」株式会社技報堂、昭和32年10月15日出版、81頁
前記の駆動力正逆切替機構は、入力軸51と出力軸53が直交しているため、入力側のモータと出力側の給紙ローラの配置に制限を受け、また入力傘歯車の径が大型化し、さらに揺動アーム59の制御機構が複雑になる等の問題があった。また、クラッチ54の切替え時に歯57の回転位相を同期させ歯の衝突を回避する同期手段が必要となる問題もあった。
そこで、この発明は、入出力軸が平行に配置されるコンパクトな駆動力正逆切替装置を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る駆動力正逆切替装置は、図1に示したように、固定軸1、この固定軸1に直交状態かつ回転自在に嵌合された中間軸2、前記中間軸2に回転自在に嵌合された中間傘歯車5、前記固定軸1に回転自在に嵌合された制御歯車7、該制御歯車7と中間軸2との間の固定軸1に嵌合され、かつ該制御歯車7と中間軸2に一体化された伝達スリーブ24、前記制御歯車7に係脱自在に設けられたアクチュエータ8、前記中間軸2の両側に配置された入力歯車3と出力歯車4、及び一方向クラッチ6とからなる。
前記入力歯車3は前記固定軸1に回転自在に嵌合され、前記中間傘歯車5と噛み合う入力傘歯車14を有している。また、前記出力歯車4は前記中間傘歯車5と噛み合う出力傘歯車部16とその大径端部外径面に回転方向へ所要の遊びすき間xをおいて嵌合された出力平歯車部15とからなる。該出力傘歯車部16は前記伝達スリーブ24に回転自在に嵌合されるとともに軸方向に突き出したロック解除ピン23が設けられる。
前記一方向クラッチ6は前記伝達スリーブ24の外径面と出力平歯車部15の内径面との間に設けられ、前記外径面側又は内径面側のいずれかに一定回転方向に拡大するクサビ角θをもったポケット35と、そのポケット35に収納された転動体31と、その転動体31をクサビ角θの狭小方向に付勢する付勢ばね32とによって構成され、前記ロック解除ピン23が前記ポケット35のクサビ角θの狭小方向の端面と転動体31との間に挿入され、前記ロック解除ピン23と転動体31との周方向の最大間隔yが、前記遊びすき間xより小さく設定される。
上記構成の駆動力正逆切替装置は、アクチュエータ8の作用により制御歯車7がロックされた状態において、入力歯車3に逆回転Bが入力された場合、中間傘歯車5は自転のみ行い出力傘歯車部16を正回転Aさせる。出力傘歯車部16は前記の遊びすき間xの存在により出力平歯車部15に先行して回転し、その回転によってロック解除ピン23が一方向クラッチ6のロックを解除させる。しかる後に出力平歯車部15が出力傘歯車部16と一体となって正回転Aする。
逆に、アクチュエータ8の作用によって制御歯車7のロックが解除された状態で、入力歯車3が前記と同様に逆回転Bされた場合(図5参照)、中間軸2が逆回転Bすると、これに係合された伝達スリーブ24が逆回転Bするため、一方向クラッチ6はロックされる。これにより出力歯車4が逆回転Bされる。
即ち、アクチュエータ8のオン・オフ作用によって、制御歯車7をロックさせるか、又はそのロックを解除してフリーにさせるかの切替えを行うことにより、入力側の回転と同方向の回転を出力側に、又はこれを逆転させて出力側に伝達させることができる。
前記の課題を解決する他の手段として、図7に示したごとき構成をとることができる。この場合の基本的な構成は前記の場合と同様であるので、主として相違点について説明する。
相違点の第一は、前者においては制御歯車7が固定軸1上に設けられているのに対し、後者においては制御歯車7が中間軸2の両端に嵌合固定された点、相違点の第二は、前者においては伝達スリーブ24が制御歯車7と中間軸2との間の固定軸1に嵌合され、その両端部が制御歯車7と中間軸2に一体化されているのに対し、後者においては伝達スリーブ24の一端が中間軸2に一体化されているが、他端は制御歯車7から分離されフリーの状態にある点である。前記以外の構成は同一であり、後者は前者と同様の作用効果がある。
なお、「伝達スリーブ24が中間軸2に一体化されている」というのは一部品化されているのみならず、後述の実施例のように係合突起12と係合凹部26との係合によって回転方向に一体化された構造も含まれる。
また、前記の課題を解決するその他の手段として、図11に示した構成をとることもできる。前記図1に基づいて説明したもの(前者)と、図11に示したもの(後者)の構成は基本的な構成において共通し、以下のような相違があるに留まる。即ち、相違点の第一は、前者においては制御歯車7が固定軸1上に設けられているのに対し、後者においては制御歯車7が中間軸2の両端に嵌合固定された点、相違点の第二は、前者においては一方向クラッチ6が伝達スリーブ24の外径面と出力平歯車部15の内径面との間に設けられるのに対し、後者においては中間軸2の軸受部9において前記出力歯車4側に開放され固定軸1と同芯状態の内部凹所50において前記固定軸1の周りに回転自在に嵌合された内輪28と内部凹所50の内径面に嵌合固定された外輪29を有する点、相違点の第三は、前者においては伝達スリーブ24が制御歯車7と中間軸2との間の固定軸1に嵌合され、かつその両端部が制御歯車7と中間軸2に一体化されているのに対し、後者においては伝達スリーブ24の一端が中間軸2に一体化されているが、他端は出力平歯車部15に一体化されている点である。前記以外の構成は同一であり、後者は前者と同様の作用効果がある。
なお、この場合も「伝達スリーブ24の一端が中間軸2に一体化されているが他端は出力平歯車部15に一体化されている」というときの「一体化」は、結合一体化されて一部品化されている場合と、後述の実施例のように係合突起12と係合凹部26との係合によって回転方向に一体化されたような構造も含まれる。
以上の各発明は、固定軸1上に主要な構成部材、即ち、入出力歯車3、4、中間軸2、伝達スリーブ24、一方向クラッチ6及び中間傘歯車5、5が一体に組み付けられた構成において、同一の特別な技術的特徴を有するものである。
この発明は、以上のようなものであるから、以下の効果を奏することができる。
イ)1本の固定軸1上に各部品が組み付けられるため、その固定軸1を相手装置に固定するだけでこの駆動力正逆切替装置を迅速かつ容易に組み込むことができ、また前記の固定軸1が回転中心となるため部品精度も出し易くなり、回転不良が起こり難い。
ロ)正逆回転の切替えがアクチュエータ8のオン・オフ制御だけで可能となるので、制御が簡単になる。
ハ)前記のアクチュエータ8は、制御歯車7のラジアル方向から作用させることができるので、ソレノイドや電磁クラッチを用いることができ、制御方法も簡単である。
ニ)出力歯車4が、出力傘歯車部16と出力平歯車部15との組合せにより構成され、両者の嵌合部分に回転方向の遊びすき間xを設け、該出力傘歯車部16に一方向クラッチ6のロック解除ピン23を設け、ロック解除ピン23と転動体31との周方向の最大間隔yを、遊びすき間xより小さく設定したことにより、出力傘歯車部16の回転を出力平歯車部15の回転より先行するので、一方向クラッチ6のロックを確実に解除したのち出力傘歯車部16が出力平歯車部15と一体に回転させることができる。
以下、この発明に係る駆動力正逆切替装置の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1から図6に示した実施例1の場合の基本的な構成部材は、固定軸1、中間軸2、入力歯車3、出力歯車4、一対の中間傘歯車5、5、一方向クラッチ6、制御歯車7及びソレノイド、電磁クラッチ等のアクチュエータ8とからなる。
前記の中間軸2は、円筒状の軸受部9と、外径面の対称位置に十字形に設けられた一対の支持軸10、10とからなり、その軸受部9が前記の固定軸1に回転可能に挿通される。固定軸1と支持軸10、10の軸心は直交する。各支持軸10に前記の中間傘歯車5、5が止め輪11、11により抜け止めされて回転自在に嵌合される。前記軸受部9の一端面に一対の係合突起12が設けられる。
前記の入力歯車3は入力平歯車13とその一方の端面に一体に設けられた入力傘歯車14からなり、固定軸1に回転自在に嵌合され、入力傘歯車14を設けた側と反対面において止め輪20により抜け止めされる。入力傘歯車14はその小径側端面が前記中間軸2の軸受部9に突き当てられるとともに、前記の中間傘歯車5、5に噛み合わされる。
前記の出力歯車4は、出力平歯車部15と、これとは別体の出力傘歯車部16との組合せからなる。出力平歯車部15は環状に形成され、その中間軸2側の端面に接し内径面に全周にわたる突条17(図2参照)が形成される。その突条17の中心対称の2箇所に係合凹部18(図3(a)参照)が設けられる。出力傘歯車部16は、その大径端部の外径面の中心対称の2箇所に係合突起19が設けられ、その係合突起19が前記突条17の係合凹部18に嵌合されるとともに、突条17の内径面に大径端部の外径面が嵌合されることにより、出力平歯車部15と出力傘歯車部16が相対回転可能に組み合わされる。前記の係合突起19を係合凹部18に嵌合させた状態で、両者の間に回転方向に遊びすき間x(図3(b)参照)が存在する。また、出力平歯車部15の前記突条17を除いた内径面に軸方向の係合リブ21(図2参照)が形成される。
前記のように組み合わされた出力歯車4の出力傘歯車部16の大径側端面と出力平歯車部15の内径面の間に前記の一方向クラッチ6が組み込まれる。
前記出力傘歯車部16の大径側端面にはその中心孔22の外側において中心対称2箇所に軸方向に突き出したロック解除ピン23が設けられる。出力傘歯車部16はその中心孔22に制御歯車7の伝達スリーブ24が挿通され、小径側端面が中間軸2の軸受部9の他端面に突き当てられるとともに、中間傘歯車5、5に噛み合う。
前記の制御歯車7は、その内端面の中心部に、中心孔25と同径同芯の内径を有する前記の伝達スリーブ24が一体に設けられる。その伝達スリーブ24の先端に一対の係合凹部26が設けられる。制御歯車7の中心孔25及び伝達スリーブ24に前記の固定軸1が挿通され、伝達スリーブ24の係合凹部26が中間軸2の係合突起12に係合され、さらに制御歯車7の外端面に接して止め輪27が嵌合され抜け止めが図られる。伝達スリーブ24の付け根部(制御歯車7に近い部分)に軸方向の係合リブ30(図1及び図4参照)が複数形成される。
伝達スリーブ24は、制御歯車7と中間軸2の軸受部9を直結して、制御歯車7側のトルクを中間軸2に伝達するものであるから、前記の構成に代えて、その一端を中間軸2の軸受部9に固定し、他端を制御歯車7に係合した構成を採ることができる。
前記の一方向クラッチ6は、図4に示したように、前記の伝達スリーブ24の外径面に嵌合される環状の内輪28と、その外径側に嵌合された外輪29、及びこれらの部材28、29間に介在される5個づつ2群の転動体31、及び2個の付勢ばね32とから構成される。内輪28の内径面に軸方向の係合溝33が形成され、また、外輪の外径面も軸方向の係合溝34が形成される。前記の内輪28は、伝達スリーブ24の付け根部分に嵌合され、その外径面に形成された前記の係合リブ30に係合溝33が係合されて内輪28の回り止めが図られる。また、外輪29が出力平歯車部15に嵌合された際に前記係合リブ21に係合溝34が係合されることにより、外輪29の回り止めが図られる。
外輪29の内径面には、中心対称の2箇所にポケット35、35が設けられる。各ポケット35は内径面の半周弱の範囲にわたり設けられ、ポケット35相互間に内輪28に接する柱部36、36が中心対称の位置に形成される。各ポケット35の底面の5箇所にそれぞれ同じ傾斜角をもったカム面37が連続的に形成され、各カム面37とこれに対向した内輪28の外径面との間に前記の5個の転動体31がそれぞれ相互に接触した状態に収納される。
各転動体31がカム面37と内輪28の両方に接した状態におけるその接点において引いた接線とカム面37とがなす角度をクサビ角θと称し、また外輪29が図4の矢印Aの方向に回転する方向を正回転Aと称するとすると、前記クサビ角θは、正回転Aの方向が拡大方向、その反対方向、即ち逆回転方向が狭小方向となるようにカム面37の傾斜方向が定められる。
また、前記ポケット35の一方の端部、即ち、クサビ角θの拡大方向の端部にばね収納部38が形成され、前記の付勢ばね32がここに収納される。また、ポケット35の他方の端部には、前記出力傘歯車部16に設けられたロック解除ピン23が軸方向に挿入される。
図3(c)に示したように、ロック解除ピン23と、そのロック解除ピン23に最も近いロック状態にある転動体31との最大間隔yは、前述の出力傘歯車部16の係合突起19と出力平歯車部15の係合凹部18との間の遊びすき間x(図3(b)参照)より小さく(y<x)設定される。
前述のアクチュエータ8は、装置の固定部39(図1参照)に取付けられ、そのプランジャー40が制御歯車7の歯に対し半径方向に進退できるようになっている。アクチュエータ8がオンになってプランジャー40が進出すると、図1に示したように制御歯車7に係合してロックさせ、アクチュエータ8がオフになり後退すると図5に示したように制御歯車7から外れ、制御歯車7はフリーとなる。
なお、入力軸41の駆動力を前記の入力歯車3に伝達するために、図1に示したように、入力軸歯車42を入力平歯車13に噛み合わせている。また、出力歯車4の駆動力を出力軸43に出力させるために、出力軸歯車44を出力平歯車部15に噛み合わせている。
実施例1の駆動力正逆切替装置は以上のような構成であり、次にその作用について説明する。
いま、図1に示したように、アクチュエータ8がオンとなってプランジャー40が進出し制御歯車7をロックした状態にあると、制御歯車7と一体の伝達スリーブ24と係合された中間軸2がロックされる。この状態において、入力軸歯車42に正回転Aの入力が加えられた場合、入力歯車3は逆回転Bし、中間傘歯車5、5は公転することなく自転のみする。これによって出力傘歯車部16が正回転Aする。出力傘歯車部16に設けられたロック解除ピン23は、出力傘歯車部16の係合突起19が出力平歯車部15の係合凹部18の正回転A方向の内端面に係合するより先にyだけ回転すると、転動体31に当たり、すべての転動体31をクサビ角θの拡大方向に押して一方向クラッチ6のロックを解除させる。
上記のロック解除後において、xだけ進んだ前記の係合突起19が係合凹部18の内端面に係合して出力傘歯車部16と出力平歯車部15が一体化され、正回転Aする。同時に出力軸歯車44が逆回転Bする。即ち、アクチュエータ8がオンになり制御歯車7がロックされた状態においては、入力側に加えた回転と反対回転の出力が得られる。
次に、図5に示したように、アクチュエータ8がオフとなってプランジャー40が後退し制御歯車7がフリーの状態になった場合において、入力軸歯車42に正回転Aの入力が加えられると入力歯車3は逆回転Bし、中間傘歯車5、5は中間軸2の回転に伴い公転する。中間軸2の回転よってこれに係合された伝達スリーブ24と制御歯車7が逆回転Bされる。伝達スリーブ24の逆回転Bにより、これと一体の内輪28が逆回転Bすると、図6に示したように、転動体31がクサビ角θの狭小方向に移動してロック状態となる。このとき、出力傘歯車部16は出力平歯車部15に対して前記の遊びすき間xだけ相対的に回転し、出力平歯車部15と一体となって逆回転Bする。これにより出力軸歯車44は正回転Aする。即ち、アクチュエータ8がオフとなり制御歯車7がフリーとなった状態においては、入力側に加えた回転と同一回転方向の出力が得られる。
なお、一方向クラッチ6がロックされ、出力傘歯車部16が逆回転Bすると、前記の中間傘歯車5には、入力傘歯車14と出力傘歯車部16とからそれぞれ反対方向のトルクが加えられるので、回転(自転)は停止され、中間軸2のみが逆回転Bする。
前記のアクチュエータ8は、ソレノイドによって構成されたものを示したが、電磁クラッチを使用する場合もある。電磁クラッチを使用する場合はその出力歯車が制御歯車7に噛み合わされる。
図7から図10に示した実施例2の駆動力正逆切替装置は、基本的な構成は前記の実施例1の場合と共通するので、以下相違する点を中心に説明する。
相違点の第一は、制御歯車7の構成にある。実施例1の場合は固定軸1上に回転自在に嵌合され、その制御歯車7に伝達スリーブ24が一体に設けられていたが、この実施例2の場合は、制御歯車7から伝達スリーブ24が切り離され、中間軸2の両端間に嵌合固定される。即ち、実施例1の場合は制御歯車7が伝達スリーブ24を介して中間軸2と間接的に結合されているのに対し、実施例2の場合は制御歯車7が中間軸2に直接結合されているという点で相違があるが、制御歯車7と中間軸2が一体化されている点では両者共通しているので、中間軸2に対する制御という点では同様の作用をなす。
なお、制御歯車7は外周面にラチェット45が設けられ(図8参照)、また、内周面の中心対称の2か所に一方に開放された軸受溝46が設けられる。軸受溝46が開放された側の制御歯車7の内周面に蓋嵌合溝47が設けられ、前記軸受溝46に中間軸2を嵌合したのちに抜け止めリング48を嵌合してその抜け出しを防止するようにしている。
相違点の第二は、実施例1の場合は、伝達スリーブ24が制御歯車7と中間軸2との間の固定軸1に嵌合され、その一端が中間軸2の軸受部9に対し係合突起12と係合凹部26との係合により回転方向に係合一体化され、他端が制御歯車7と一部品化されている。これに対し、実施例2の場合は、図7に示したように、伝達スリーブ24の一端部が軸受部9に対し係合突起12と係合凹部26との係合により回転方向に係合一体化されている点では共通するが、他端は蓋部材49に突き当てられている。蓋部材49は、出力平歯車部15の内部に収納された一方向クラッチ6の抜け出しを防ぐ部材である。
上記の伝達スリーブ24は、制御歯車7と結合された中間軸2と一方向クラッチ6の内輪28とを連結する作用をなす点で共通している。上記以外の構造は実施例1の場合と同様である。
実施例2の作用も実施例1の場合と同様に、図7に示したように、アクチュエータ8がオンとなってプランジャー40が進出し制御歯車7をロックした状態にあると、制御歯車7と一体の中間軸2及び伝達スリーブ24がロックされる。この状態において、入力軸歯車42に正回転Aの入力が加えられた場合、入力歯車3は逆回転Bし、中間傘歯車5、5は公転することなく自転のみする。これによって出力傘歯車部16が正回転Aする。出力傘歯車部16に設けられたロック解除ピン23は、出力傘歯車部16の係合突起19が出力平歯車部15の係合凹部18の正回転A方向の内端面に係合するより先にyだけ回転すると(図9(c)参照)、転動体31に当たり、すべての転動体31をクサビ角θの拡大方向に押して一方向クラッチ6のロックを解除させる。
上記のロック解除後において、xだけ進んだ前記の係合突起19(図9(b)参照)が係合凹部18の内端面に係合して出力傘歯車部16と出力平歯車部15が一体化され、正回転Aする。同時に出力軸歯車44が逆回転Bする。即ち、アクチュエータ8がオンになり制御歯車7がロックされた状態においては、入力側に加えた回転と反対回転の出力が得られる。
次に、図10に示したように、アクチュエータ8がオフとなってプランジャー40が後退し制御歯車7がフリーの状態になった場合において、入力軸歯車42に正回転Aの入力が加えられると入力歯車3は逆回転Bし、中間傘歯車5、5は中間軸2の逆回転Bに伴い公転する。中間軸2の回転よってこれに係合された伝達スリーブ24が逆回転Bされる。伝達スリーブ24の逆回転Bにより、これと一体の内輪28が逆回転Bすると、転動体31がクサビ角θの狭小方向に移動してロック状態となる。このとき、出力傘歯車部16は出力平歯車部15に対して前記の遊びすき間xだけ相対的に回転し、出力平歯車部15と一体となって逆回転Bする。これにより出力軸歯車44は正回転Aする。即ち、アクチュエータ8がオフとなり制御歯車7がフリーとなった状態においては、入力側に加えた回転と同一回転方向の出力が得られる。
一方向クラッチ6がロックされ、出力傘歯車部16が逆回転Bすると、前記の中間傘歯車5には、入力傘歯車14と出力傘歯車部16とからそれぞれ反対方向のトルクが加えられるので、回転(自転)は停止され、中間軸2のみが逆回転Bする。
次に、図11から図17に基づいて実施例3について説明する。この場合も、前記の実施例1と基本構造は共通するので、相違する点を中心に説明する。
相違点の第一は、実施例2の場合と同様に、制御歯車7の構成にある。前述のように、実施例1の場合、制御歯車7は固定軸1上に回転自在に嵌合され、その制御歯車7に伝達スリーブ24が一体に設けられていたが、この実施例3の場合は、制御歯車7から伝達スリーブ24が切り離され、中間軸2の両端間に嵌合固定される。即ち、実施例1の場合は制御歯車7が伝達スリーブ24を介して中間軸2と間接的に結合されているのに対し、実施例3の場合は制御歯車7が中間軸2に直接結合されているという点で相違があるが、制御歯車7と中間軸2が一体化されている点では両者共通しているので、中間軸2に対する制御という点では同様の作用をなす。
なお、制御歯車7は外周面にラチェット45が設けられ(図12参照)、また、内周面の中心対称の2か所に一方に開放された軸受溝46が設けられる。軸受溝46が開放された側の制御歯車7の内周面に蓋嵌合溝47が設けられ、前記軸受溝46に中間軸2を嵌合したのちに抜け止めリング48を嵌合してその抜け出しを防止するようにしている。
相違点の第二は、実施例1の場合は一方向クラッチ6が伝達スリーブ24の外径面と出力平歯車部15の内径面との間に設けられるのに対し、実施例3においては、中間軸2の軸受部9において前記出力歯車4側に開放され固定軸1と同芯状態の内部凹所50が設けられ、前記固定軸1の周りに回転自在に嵌合された内輪28(図16参照)と内部凹所50の内径面に嵌合固定された外輪29を有する点である。この場合のポケット35は内輪28側に設けられる。
一方向クラッチ6は、中間軸2から出力平歯車部15の間の駆動力伝達経路の途中に設けられるものである点で両者共通しており、実施例1においてはその一方向クラッチ6が伝達スリーブ24の外径面と出力平歯車部15の内径面との間に設けられているが、実施例3の場合は、中間軸2と伝達スリーブ24の間に設けられている。伝達スリーブ24の設置場所は相違するがその作用は同様である。
相違点の第三は、実施例1においては伝達スリーブ24が制御歯車7と中間軸2との間の固定軸1に嵌合され、かつその両端部が制御歯車7と中間軸2に一体化されているのに対し、実施例3においては伝達スリーブ24の一端が一方向クラッチ6の内輪28と一体化されているが、他端は出力平歯車部15に一体化されている点である。前記以外の構成は同一であり、後者は前者と同様の作用効果がある。
なお、「伝達スリーブ24の一端がクラッチ6の内輪28と一体化されているが他端は出力平歯車部15に一体化されている」という場合の「一体化」は結合一体化されて一部品化されている場合と、係合突起12と係合凹部26との係合によって回転方向に一体化されたような場合を含む。
その他の相違点は、出力平歯車部15と出力傘歯車部16との間の遊びすき間xの構造である(図14参照)。即ち、実施例1の場合は、図3に示したように、出力平歯車部15に設けた係合凹部18に出力傘歯車部16の係合突起19を回転方向に遊びすき間xをもって嵌合した構造であるが、実施例3の場合は、図14に示したように、出力平歯車部15及びこれと一体化された伝達スリーブ24の両者に渡り設けられた係合突起19’を、出力傘歯車部16の端面に設けた係合凹部18’に回転方向の遊びすき間xをおいて嵌合される。上記以外の構造は実施例1の場合と同様である。
実施例3の作用も実施例1の場合と同様に、図11に示したように、アクチュエータ8がオンとなってプランジャー40が進出し制御歯車7をロックした状態にあると、制御歯車7と一体の中間軸2がロックされる。この状態において、入力軸歯車42に正回転Aの入力が加えられた場合、入力歯車3は逆回転Bし、中間傘歯車5、5は公転することなく自転のみする。これによって出力傘歯車部16が正回転Aする。出力傘歯車部16に設けられたロック解除ピン23は、前記の係合突起19’(図14参照)が前記の係合凹部18’の正回転A方向の内端面に係合するより先にyだけ回転すると(図15参照)、転動体31に当たり、すべての転動体31をクサビ角θの拡大方向に押して一方向クラッチ6のロックを解除させる。
上記のロック解除後において、xだけ進んだ前記の係合突起19’(図14参照)が係合凹部18’の内端面に係合して出力傘歯車部16と出力平歯車部15が一体化され正回転Aする。同時に出力軸歯車44が逆回転Bする。即ち、アクチュエータ8がオンになり制御歯車7がロックされた状態においては、入力側に加えた回転と反対回転の出力が得られる。
次に、図17に示したように、アクチュエータ8がオフとなってプランジャー40が後退し制御歯車7がフリーの状態になった場合において、入力軸歯車42に正回転Aの入力が加えられると入力歯車3は逆回転Bし、中間傘歯車5、5は中間軸2の逆回転Bに伴い公転する。中間軸2の逆回転Bによってこれに嵌合固定された外輪29が逆回転Bされる。外輪29が逆回転Bすると、転動体31がクサビ角θの狭小方向に移動してロック状態となり、内輪28が一体に回転する(図16参照)。このとき、内輪28に係合された伝達スリーブ24と出力平歯車部15が一体に逆回転Bする。これにより出力軸歯車44は正回転Aする。即ち、アクチュエータ8がオフとなり制御歯車7がフリーとなった状態においては、入力側に加えた回転と同一回転方向の出力が得られる。
このとき、出力平歯車部15と伝達スリーブ24が一体となって遊びすき間xだけ逆回転Bしたとき、出力傘歯車部16に係合して一体に逆回転Bする。出力傘歯車部16が逆回転Bすると、前記の中間傘歯車5には、入力傘歯車14と出力傘歯車部16とからそれぞれ反対方向のトルクが加えられるので、回転(自転)は停止され、中間軸2のみが逆回転Bする。
実施例1のアクチュエータがオンの状態の断面図 同上の分解斜視図 (a)同上の一部分解斜視図、(b)同上の一部断面図、(c)同上の一部断面図 図1のX−X線の断面図 実施例1のアクチュエータがオフの状態の断面図 図5のY−Y線の断面図 実施例2のアクチュエータがオンの状態の断面図 同上の分解斜視図 (a)同上の一部分解斜視図、(b)同上の一部断面図、(c)同上の一部断面図 実施例2のアクチュエータがオフの状態の断面図 実施例3のアクチュエータがオンの状態の断面図 同上の分解斜視図 同上の一部分解斜視図 同上一部断面図 同上の一部断面図 図11のZ−Z線の断面図 実施例3のアクチュエータがオフの状態の断面図 従来例の正面図
符号の説明
1 固定軸
2 中間軸
3 入力歯車
4 出力歯車
5 中間傘歯車
6 一方向クラッチ
7 制御歯車
8 アクチュエータ
9 軸受部
10 支持軸
11 止め輪
12 係合突起
13 入力平歯車
14 入力傘歯車
15 出力平歯車部
16 出力傘歯車部
17 突条
18 係合凹部
19 係合突起
20 止め輪
21 係合リブ
22 中心孔
23 ロック解除ピン
24 伝達スリーブ
25 中心孔
26 係合凹部
27 止め輪
28 内輪
29 外輪
30 係合リブ
31 転動体
32 付勢ばね
33 係合溝
34 係合溝
35 ポケット
36 柱部
37 カム面
38 ばね収納部
39 固定部
40 プランジャー
41 入力軸
42 入力軸歯車
43 出力軸
44 出力軸歯車
45 ラチェット
46 軸受溝
47 蓋嵌合溝
48 抜け止めリング
49 蓋部材
50 内部凹所

Claims (5)

  1. 固定軸(1)、この固定軸(1)に直交状態かつ回転自在に嵌合された中間軸(2)、前記中間軸(2)に回転自在に嵌合された中間傘歯車(5)、前記固定軸(1)に回転自在に嵌合された制御歯車(7)、該制御歯車(7)と中間軸(2)との間の固定軸(1)に嵌合され、かつ該制御歯車(7)と中間軸(2)に一体化された伝達スリーブ(24)、前記制御歯車(7)に係脱自在に設けられたアクチュエータ(8)、前記中間軸(2)の両側に配置された入力歯車(3)と出力歯車(4)、及び一方向クラッチ(6)とからなり、前記入力歯車(3)は前記固定軸(1)に回転自在に嵌合され、前記中間傘歯車(5)と噛み合う入力傘歯車(14)を有し、前記出力歯車(4)は前記中間傘歯車(5)と噛み合う出力傘歯車部(16)とその大径端部外径面に回転方向へ所要の遊びすき間xをおいて嵌合された出力平歯車部(15)とからなり、該出力傘歯車部(16)は前記伝達スリーブ(24)に回転自在に嵌合されるとともに軸方向に突き出したロック解除ピン(23)が設けられ、前記一方向クラッチ(6)は前記伝達スリーブ(24)の外径面と出力平歯車部(15)の内径面との間に設けられ、その対向面のいずれか一方に一定回転方向に拡大するクサビ角θをもったポケット(35)と、そのポケット(35)に収納された転動体(31)と、その転動体(31)をクサビ角θの狭小方向に付勢する付勢ばね(32)とによって構成され、前記ロック解除ピン(23)が前記ポケット(35)のクサビ角θの狭小方向の端面と転動体(31)との間に挿入され、前記ロック解除ピン(23)と転動体(31)との周方向の最大間隔yが、前記遊びすき間xより小さく設定された駆動力正逆切替装置。
  2. 固定軸(1)、この固定軸(1)に直交状態かつ回転自在に嵌合された中間軸(2)、前記中間軸(2)に回転自在に嵌合された中間傘歯車(5)、前記中間軸(2)の両側に配置された入力歯車(3)と出力歯車(4)、前記中間軸(2)の両端間に嵌合固定された制御歯車(7)、前記制御歯車(7)に係脱自在に設けられたアクチュエータ(8)、前記固定軸(1)に嵌合され、かつ該中間軸(2)に一体化された伝達スリーブ(24)、及び一方向クラッチ(6)とからなり、前記入力歯車(3)は前記固定軸(1)に回転自在に嵌合され、前記中間傘歯車(5)と噛み合う入力傘歯車(14)を有し、前記出力歯車(4)は前記中間傘歯車(5)と噛み合う出力傘歯車部(16)とその大径端部外径面に回転方向へ所要の遊びすき間xをおいて嵌合された出力平歯車部(15)とからなり、該出力傘歯車部(16)は前記伝達スリーブ(24)に回転自在に嵌合されるとともに軸方向に突き出したロック解除ピン(23)が設けられ、前記一方向クラッチ(6)は前記伝達スリーブ(24)の外径面と出力平歯車部(15)の内径面との間に設けられ、その対向面のいずれかに一定回転方向に拡大するクサビ角θをもったポケット(35)と、そのポケット(35)に収納された転動体(31)と、その転動体(31)をクサビ角θの狭小方向に付勢する付勢ばね(32)とによって構成され、前記ロック解除ピン(23)が前記ポケット(35)のクサビ角θの狭小方向の端面と転動体(31)との間に挿入され、前記ロック解除ピン(23)と転動体(31)との周方向の最大間隔yが、前記遊びすき間xより小さく設定された駆動力正逆切替装置。
  3. 前記一方向クラッチ(6)が、内輪(28)と外輪(29)を有し、その内輪(28)が前記伝達スリーブ(24)に、またその外輪(29)が前記出力平歯車部(15)にそれぞれ嵌合固定され、前記ポケット(35)が外輪(29)の内径面又は内輪(28)の外径面に形成された請求項1又は2に記載の駆動力正逆切替装置。
  4. 固定軸(1)、この固定軸(1)に直交状態かつ回転自在に嵌合された中間軸(2)、前記中間軸(2)に回転自在に嵌合された中間傘歯車(5)、前記中間軸(2)の両側に配置された入力歯車(3)と出力歯車(4)、前記中間軸(2)の両端間に嵌合固定された制御歯車(7)、前記制御歯車(7)に係脱自在に設けられたアクチュエータ(8)、前記中間軸(2)のボス部(9)において前記出力歯車(4)側に開放され前記固定軸(1)と同芯状態の内部凹所(50)、前記内部凹所(50)において前記固定軸(1)の周りに回転自在に嵌合された内輪(28)と内部凹所(50)の内径面に嵌合固定された外輪(29)を有する一方向クラッチ(6)、前記出力歯車(4)を構成する出力平歯車部(15)と一体化され、かつ該出力歯車(4)を構成する出力傘歯車部(16)を貫通して前記一方向クラッチ(6)の内輪(28)と一体化された伝達スリーブ(24)とからなり、前記入力歯車(3)は前記固定軸(1)に回転自在に嵌合され、前記中間傘歯車(5)と噛み合う入力傘歯車(14)を有し、前記出力歯車(4)は前記中間傘歯車(5)と噛み合う前記出力傘歯車部(16)の大径端部外径面に回転方向へ所要の遊びすき間xをおいて前記の出力平歯車部(15)が組み合わされ、該出力傘歯車部(16)に軸方向に突き出したロック解除ピン(23)が設けられ、前記一方向クラッチ(6)はその内輪(28)と外輪(29)の対向面のいずれか一方に形成され一定回転方向に拡大するクサビ角θをもったポケット(35)と、そのポケット(35)に収納された転動体(31)と、その転動体(31)をクサビ角θの狭小方向に付勢する付勢ばね(32)とによって構成され、前記ロック解除ピン(23)が前記ポケット(35)のクサビ角θの狭小方向の端面と転動体(31)との間に挿入され、前記ロック解除ピン(23)と転動体(31)との周方向の最大間隔yが、前記遊びすき間xより小さく設定された駆動力正逆切替装置。
  5. 前記一方向クラッチ(6)のポケット(35)が、中心対称位置に2箇所設けられ、各ポケット(35)は前記クサビ角θを形成するためのカム面(37)が複数個所形成され、各カム面(37)ごとに、かつ相互に接触して複数の転動体(31)が収納された請求項1から4のいずれかに記載の駆動力正逆切替装置。
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