JP2010048297A - シフト切り換え装置 - Google Patents

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啓之 舘野
Junji Matsushita
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Abstract

【課題】信頼性の向上が図られるシフト切り換え装置、を提供する。
【解決手段】シフト切り換え装置100は、トランスミッションケース36と、マニュアルシャフト21と、ディテントレバー41とを備える。マニュアルシャフト21は、トランスミッションケース36に配置され、アクチュエータ31の駆動により回転する。ディテントレバー41は、マニュアルシャフト21に固定され、マニュアルシャフト21とともに回転することにより変速機のシフト位置を切り換える。マニュアルシャフト21は、マニュアルシャフト21の回転に伴ってその回転方向に変位する溝部23を有する。トランスミッションケース36は、マニュアルシャフト21の回転時に溝部23と当接することにより、回転方向におけるディテントレバー41の両端位置を規制するリブ38を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、一般的には、シフト切り換え装置に関し、より特定的には、シフトバイワイヤ(SBW)方式のシフト切り換え装置に関する。
従来のシフト切り換え装置に関して、たとえば、特開2007−247724号公報には、電源投入直後におけるシフト位置の切り替え完了までのタイムラグの発生や、部品の耐久性の低下を抑制することを目的とした変速機のシフト制御装置が開示されている(特許文献1)。シフト制御装置は、アクチュエータにより駆動されるシャフトと、シャフトの回転に伴って回転するディテントプレートとを備える。アクチュエータには、エンコーダが設けられている。このような構成において、エンコーダは相対位置センサであるため、アクチュエータの絶対位置を把握する必要がある。
これに対して、特許文献1に開示されたシフト制御装置においては、シャフトに、シフト位置がP(パーキング)位置範囲にあるのか、あるいは非P位置範囲にあるのかを検出するディテント位置センサが設けられている。ディテント位置センサから出力されたディテント位置信号に基づき、現在のシフト位置を判定することによって、エンコーダカウンタが補正制御され、アクチュエータの絶対的な位置が把握される。
特開2007−247724号公報
上述の特許文献1に開示されるように、運転者のシフトレバーの操作に伴いシフト位置を電気制御により切り換える、シフトバイワイヤと呼ばれる方式のシフト切り換え装置が知られている。このようなシフト切り換え装置においては、シフト位置を切り換えるためにアクチュエータとしての電動モータを利用するため、電源投入時に電動モータの絶対的位置を把握する必要がある。
電動モータの絶対的位置を把握する方法としては、電源投入時にまず、ディテントレバーに設けられた、電動モータの所定方向の回転を規制する回転規制部位に向けて、電動モータを回転させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、電源投入のたびにディテントレバーや、ディテントレバーをシャフトに対して固定するピンなどに過大な力が作用し、部品の耐久性が十分に確保されないおそれがある。その結果、シフト切り換え装置の信頼性を向上させることが困難となる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、信頼性の向上が図られるシフト切り換え装置を提供することである。
この発明に従ったシフト切り換え装置は、ケース体と、シャフトと、切り換え部材とを備える。シャフトは、ケース体に配置され、アクチュエータの駆動により回転する。切り換え部材は、シャフトに固定され、シャフトとともに回転することにより変速機のシフト位置を切り換える。シャフトは、シャフトの回転に伴ってその回転方向に変位する第1当接部を有する。ケース体は、シャフトの回転時に第1当接部と当接することにより、回転方向における切り換え部材の両端位置を規制する第2当接部を有する。
このように構成されたシフト切り換え装置によれば、アクチュエータの駆動力が入力されるシャフトに第1当接部が設けられ、駆動力の伝達経路とは別に設けられたケース体にその第1当接部と当接する第2当接部が設けられる。このため、第1当接部および第2当接部の当接時に、切り換え部材や、シャフトと切り換え部材との連結位置などに過大な力が作用することを防止できる。これにより、各部品の耐久性を十分に確保して、シフト切り換え装置の信頼性を向上させることができる。
また好ましくは、第1当接部は、シャフトの外周面に形成される溝である。第2当接部は、溝の内側に配置され、回転方向における切り換え部材の両端位置において、溝の側壁に当接するリブ状部材である。このように構成されたシフト切り換え装置によれば、第1当接部および第2当接部の剛性を容易に増大させることができる。
また好ましくは、シフト切り換え装置は、アクチュエータに設けられ、回転方向における切り換え部材の相対的な位置情報を検出する検出部をさらに備える。アクチュエータへの電源投入時、シャフトを一方向に回転させ、第1当接部と第2当接部とを当接させることにより、回転方向における切り換え部材の基準位置が検出される。このように構成されたシフト切り換え装置によれば、切り換え部材の基準位置の検出時に、切り換え部材や、シャフトと切り換え部材との連結位置などに過大な力が作用することを防止できる。
また好ましくは、第1当接部および第2当接部は、互いの当接時に作用する力によって変形しない剛性を有する。このように構成されたシフト切り換え装置によれば、第1当接部および第2当接部の当接により規制された切り換え部材の両端位置にばらつきが生じることを防止できる。
以上説明したように、この発明に従えば、信頼性の向上が図られるシフト切り換え装置を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態におけるシフト切り換え装置を示す斜視図である。図1を参照して、シフト切り換え装置100は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池(バッテリ)から電力供給されるモータとを備えるハイブリッド自動車に搭載されている。
シフト切り換え装置100は、運転者のシフトレバーの操作に伴い、変速機のシフト位置を電気制御により切り換えるシフトバイワイヤ方式の切り換え装置である。シフト切り換え装置100は、変速機のシフト位置をパーキング位置(以下、P位置という)と非パーキング位置(以下、notP位置という)との間で切り換える。
シフト切り換え装置100は、図示しない変速機の出力軸に固定されたパーキングギヤ63と、パーキングギヤ63の回転をロック可能なパーキングロックポール61と、パーキングロックポール61を作動させ、変速機のシフト位置をP位置とnotP位置との間で切り換えるディテントレバー41とを有する。
ディテントレバー41は、ロッド56およびテーパ部材57を介在させてパーキングロックポール61に連結されている。ディテントレバー41は、正方向(矢印101mに示す方向)および逆方向(矢印101nに示す方向)に回転可能なように設けられている。ロッド56は、テーパ部材57とディテントレバー41との間を接続する。ロッド56は、ディテントレバー41の回転運動をテーパ部材57に直線運動として伝達する。テーパ部材57は、テーパ面57aを有する。パーキングロックポール61は、テーパ面57aに接触して設けられている。
図1中には、変速機のシフト位置がnotP位置にある場合が示されている。ディテントレバー41が矢印101mに示す方向に回転すると、ロッド56およびテーパ部材57が矢印102に示す方向に移動し、パーキングロックポール61に対するテーパ面57aの接触位置が変化する。これにより、パーキングロックポール61が矢印103に示す方向に揺動運動し、パーキングロックポール61とパーキングギヤ63とが係合することにより、パーキングギヤ63の回転がロックされる。
変速機のシフト位置がP位置からnotP位置に切り換えられる場合は、ディテントレバー41が矢印101nに示す方向に回転することにより、パーキングロックポール61がパーキングギヤ63との係合位置から退避する。
シフト切り換え装置100は、トランスミッションケース36、マニュアルシャフト21およびアクチュエータ31を有する。
マニュアルシャフト21は、一方向に延伸する形状を有する。マニュアルシャフト21は、トランスミッションケース36に対して回転自在に支持されている。トランスミッションケース36は、変速機の各構成部品を収容するケース体として設けられており、変速機の外殻をなす。マニュアルシャフト21は、トランスミッションケース36に収容されている。マニュアルシャフト21は、その一部がトランスミッションケース36の外側に位置決めされるように設けられてもよい。
図2は、図1中のII−II線上に沿ったシフト切り換え装置の断面図である。図1および図2を参照して、ディテントレバー41は、マニュアルシャフト21に固定されている。ディテントレバー41は、マニュアルシャフト21と一体となって回転する。
その構造について詳細に説明すると、マニュアルシャフト21の外周上には、ディテントレバー41および筒部材27が挿通されている。筒部材27は、ディテントレバー41に対して溶接により固定されている。筒部材27およびマニュアルシャフト21を貫通するようにスロッテッドピン28が設けられている。このような構成により、マニュアルシャフト21に対する筒部材27およびディテントレバー41の回転が、スロッテッドピン28によって規制されている。
シフト切り換え装置100は、アクチュエータ31および検出部としてのロータリエンコーダ32を有する。
アクチュエータ31は、スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)から構成されている。アクチュエータ31は、トランスミッションケース36の外壁に取り付けられている。マニュアルシャフト21の一方端がアクチュエータ31に接続されており、マニュアルシャフト21はアクチュエータ31によって回転駆動される。ロータリエンコーダ32は、アクチュエータ31に設けられ、アクチュエータ31の移動量(回転量)に応じた計数値(エンコーダカウント)を取得するための計数手段として機能する。ロータリエンコーダ32により、マニュアルシャフト21と一体に回転するディテントレバー41の相対的な位置情報が検出される。
図3は、図1中のシフト切り換え装置において、変速機のシフト位置がnotP位置にある状態を示す断面図である。図中には、図1中のIII−III線上に沿った断面が示されている。図4は、図3中のシフト切り換え装置において、変速機のシフト位置がP位置にある状態を示す断面図である。
図1、図3および図4を参照して、ディテントレバー41は、山部42を含んで形成されている。山部42は、マニュアルシャフト21の略半径方向に延出し、ディテントレバー41の回転に伴ってその周方向に変位する。山部42の両側には、谷部46および谷部47が形成されている。谷部46および谷部47は、山部42の反対側において開放された形状を有する。
シフト切り換え装置100は、弾性部材としてのディテントスプリング51を有する。ディテントスプリング51は、板ばねから形成されている。ディテントスプリング51は、位置決め部としてのころ53を有する。図3中に示す変速機のシフト位置がnotP位置にあるとき、ころ53は谷部46に位置決めされ、図4中に示す変速機のシフト位置がP位置にあるとき、ころ53は谷部47に位置決めされる。変速機のシフト位置がP位置およびnotP位置の間を移行するとき、ころ53は、ディテントスプリング51の弾性力に抗しながら山部42を乗り越える。
マニュアルシャフト21には、溝部23が形成されている。溝部23は、マニュアルシャフト21の外周面21aから凹むように形成されている。溝部23は、マニュアルシャフト21の回転に伴ってその回転方向に変位するように形成されている。溝部23は、側壁23pおよび側壁23qを有する。側壁23pと側壁23qとは、マニュアルシャフト21の回転方向において互いに距離を隔てて向い合うように形成されている。
トランスミッションケース36には、リブ38が形成されている。トランスミッションケース36は、その内部でマニュアルシャフト21の端部を支持する壁部37を有する。本実施の形態では、リブ38が、壁部37の壁面37cから突出するように形成されている。
なお、本実施の形態では、リブ38がトランスミッションケース36に一体に形成されているが、このような形態に限られず、たとえばリブ38がトランスミッションケース36とは別体に設けられ、ボルトなどを用いてトランスミッションケース36に締結されてもよい。トランスミッションケース36がアルミニウムから形成されている場合に、リブ38の剛性を確保するため、鉄から形成されたリブ38を用いてもよい。
リブ38は、溝部23に嵌め合わされている。マニュアルシャフト21の回転時、リブ38が側壁23pおよび側壁23qに当接することにより、回転方向におけるディテントレバー41の両端位置が規制される。すなわち、マニュアルシャフト21を図1中の矢印101nに示す方向に回転させ、変速機のシフト位置をP位置からnotP位置に移行する場合、リブ38が側壁23pに当接することによって、マニュアルシャフト21のそれ以上の回転が制限される。マニュアルシャフト21を図1中の矢印101mに示す方向に回転させ、変速機のシフト位置をnotP位置からP位置に移行する場合、リブ38が側壁23qに当接することによって、マニュアルシャフト21のそれ以上の回転が制限される。
リブ38およびマニュアルシャフト21は、リブ38と側壁23pおよび側壁23qとの当接時に作用する力によって変形しない剛性を有する。
図4を参照して、本実施の形態におけるシフト切り換え装置100においては、ロータリエンコーダ32が相対位置センサであるため、ディテントレバー41の基準位置が特定されなければ、ディテントレバー41がP位置およびnotP位置における適正範囲に位置決めされたか否かを判断することができない。このため、車両始動時、アクチュエータ31にまず電源が投入される際、アクチュエータ31の絶対的な位置を把握する必要がある。このような要求に対して、本実施の形態では、車両始動時にアクチュエータ31を駆動させ、リブ38を溝部23の側壁23qに当接させる。これにより、アクチュエータ31の絶対的な位置が、P位置における適正範囲の端部として把握され、回転方向におけるディテントレバー41の基準位置が設定される。
以下、図1中のシフト切り換え装置100によって奏される作用、効果について説明するため、まず、比較のためのシフト切り換え装置の構造と、そのシフト切り換え装置で問題となる点とについて説明する。
図5は、比較のためのシフト切り換え装置を示す断面図である。図5を参照して、比較のためのシフト切り換え装置においては、図4中のディテントレバー41およびマニュアルシャフト21に替えて、ディテントレバー141およびマニュアルシャフト121が設けられている。
マニュアルシャフト121には、図4中の溝部23が形成されておらず、トランスミッションケース36には、溝部23に嵌合するリブ38も設けられていない。ディテントレバー141において、山部42の両側には、谷部46および谷部47を挟んで山部148および山部149が設けられている。マニュアルシャフト121の回転時、ころ53が山部148の側壁148cおよび山部149の側壁149cに当接することにより、回転方向におけるディテントレバー141の両端位置が規制される。
このような構成においては、ディテントレバー141の基準位置を設定するため、車両始動時にアクチュエータ31を駆動させ、ころ53を山部149の側壁149cに当接させる。しかしながら、この場合、ころ53と側壁149cとの当接により、マニュアルシャフト21とディテントレバー41とを結合するスロッテッドピン28や、ディテントレバー41の山部149に過大な力が作用する。また、ころ53と側壁149cとの当接に伴ってディテントスプリング51に撓みが生じる。このため、ディテントスプリング51の撓み量を考慮してディテントレバー141の基準位置を補正制御する必要が生じる。また、この補正制御に要する時間と、ディテントスプリング51の撓み時間とに起因して、車両の始動操作時から車両が走行可能となるまでのレディオン時間が長くなる。
一方、本実施の形態におけるシフト切り換え装置100においては、互いに当接する溝部23およびリブ38が、アクチュエータ31の回転駆動力が入力されるマニュアルシャフト21と、アクチュエータ31の回転駆動力の伝達経路からはずれたトランスミッションケース36にそれぞれ設けられている。このため、アクチュエータ31の回転駆動力を受ける位置までに多くの部品を介さないため、スロッテッドピン28やディテントレバー41に過大な力が作用することを防止できる。これにより、たとえばディテントレバー41を軽量化し、アクチュエータ31の小型化やシフト切り換え装置100の応答性の向上を図ることができる。
また、溝部23およびリブ38の形状や構成は単純なため、比較的容易に十分な剛性を確保することができる。万が一、アクチュエータ31の駆動に異常が生じた場合であっても、溝部23およびリブ38の剛性を確保することにより、スロッテッドピン28やディテントスプリング51の破損を回避することができる。
また、本実施の形態におけるシフト切り換え装置100においては、車両始動時、ディテントレバー41の基準位置を設定するためアクチュエータ31を駆動させる際に、ディテントスプリング51に回転方向の撓みが生じるということがない。このため、ディテントレバー41の基準位置の補正制御が不要となるとともに、車両始動時のレディオン時間を短縮することができる。
この発明の実施の形態におけるシフト切り換え装置100は、ケース体としてのトランスミッションケース36と、シャフトとしてのマニュアルシャフト21と、切り換え部材としてのディテントレバー41とを備える。マニュアルシャフト21は、トランスミッションケース36に配置され、アクチュエータ31の駆動により回転する。ディテントレバー41は、マニュアルシャフト21に固定され、マニュアルシャフト21とともに回転することにより変速機のシフト位置を切り換える。マニュアルシャフト21は、マニュアルシャフト21の回転に伴ってその回転方向に変位する第1当接部としての溝部23を有する。トランスミッションケース36は、マニュアルシャフト21の回転時に溝部23と当接することにより、回転方向におけるディテントレバー41の両端位置を規制する第2当接部としてのリブ38を有する。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるシフト切り換え装置100によれば、部品の耐久性を十分に確保することにより、信頼性の向上を図ることができる。また、車両始動時、ディテントレバー41の基準位置を設定するための制御を簡易化するとともに、レディオン時間を短縮することができる。
続いて、図1中のシフト切り換え装置100の変形例について説明する。図6は、図1中のシフト切り換え装置の変形例を示す断面図である。図中には、図1中においてマニュアルシャフト21が壁部37によって支持される位置に対応する断面が示されている。
図6を参照して、本変形例では、マニュアルシャフト21が、外周面21aから突出する突起部71を有する。突起部71は、マニュアルシャフト21の回転に伴ってその回転方向に変位するように形成されている。トランスミッションケース36には、突起部71が嵌合される溝部72が形成されている。溝部72は、側壁72pおよび側壁72qを有する。側壁72pと側壁72qとは、マニュアルシャフト21の回転方向において互いに距離を隔てて向い合うように形成されている。マニュアルシャフト21の回転時、突起部71が側壁72pおよび側壁72qに当接することにより、回転方向におけるディテントレバー41の両端位置が規制される。本変形例におけるシフト切り換え装置によっても、上述の効果を同様に得ることができる。
なお、本発明における第1および第2の当接部は、マニュアルシャフト21の端部に限られず、壁部37とディテントレバー41との間の区間やディテントレバー41とアクチュエータ31との間の区間など、いずれの位置に設けられてもよい。
また、本実施の形態では、本発明をハイブリッド自動車に適用した場合を説明したが、これに限られず、ハイブリッド自動車以外の自動車でシフトバイワイヤ方式の切り換え装置を備える自動車に本発明を適用してもよい。変速機のnotP位置は、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)の各ポジションを含んでもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態におけるシフト切り換え装置を示す斜視図である。 図1中のII−II線上に沿ったシフト切り換え装置の断面図である。 図1中のシフト切り換え装置において、変速機のシフト位置がnotP位置にある状態を示す断面図である。 図3中のシフト切り換え装置において、変速機のシフト位置がP位置にある状態を示す断面図である。 比較のためのシフト切り換え装置を示す断面図である。 図1中のシフト切り換え装置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
21 マニュアルシャフト、23 溝部、31 アクチュエータ、32 ロータリエンコーダ、36 トランスミッションケース、38 リブ、41 ディテントレバー、100 シフト切り換え装置。

Claims (4)

  1. ケース体と、
    前記ケース体に配置され、アクチュエータの駆動により回転するシャフトと、
    前記シャフトに固定され、前記シャフトとともに回転することにより変速機のシフト位置を切り換える切り換え部材とを備え、
    前記シャフトは、前記シャフトの回転に伴ってその回転方向に変位する第1当接部を有し、
    前記ケース体は、前記シャフトの回転時に前記第1当接部と当接することにより、回転方向における前記切り換え部材の両端位置を規制する第2当接部を有する、シフト切り換え装置。
  2. 前記第1当接部は、前記シャフトの外周面に形成される溝であり、
    前記第2当接部は、前記溝の内側に配置され、回転方向における前記切り換え部材の両端位置において、前記溝の側壁に当接するリブ状部材である、請求項1に記載のシフト切り換え装置。
  3. 前記アクチュエータに設けられ、回転方向における前記切り換え部材の相対的な位置情報を検出する検出部をさらに備え、
    前記アクチュエータへの電源投入時、前記シャフトを一方向に回転させ、前記第1当接部と前記第2当接部とを当接させることにより、回転方向における前記切り換え部材の基準位置が検出される、請求項1または2に記載のシフト切り換え装置。
  4. 前記第1当接部および前記第2当接部は、互いの当接時に作用する力によって変形しない剛性を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のシフト切り換え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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