JP4403804B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの駆動力により制御対象の操作位置を目標位置に切り換えるモータ制御装置に関する発明である。
近年、自動車においても、省スペース化、組立性向上、制御性向上等の要求を満たすために、機械的な駆動システムを、モータによって電気的に駆動するシステムに変更する事例が増加する傾向にある。その一例として、特許文献1(特開2002−323127号公報)に示すように、車両の自動変速機のレンジ切換機構をモータで駆動するようにしたものがある。このものは、モータの回転軸に減速機構を介して出力軸を連結し、この出力軸によってレンジ切換機構を駆動して自動変速機のレンジを切り換えるようにしている。この場合、モータには、回転角を検出するエンコーダを搭載し、レンジ切換時には、このエンコーダの出力パルスのカウント値に基づいてモータを目標のレンジに相当する目標回転角(目標カウント値)まで回転させることで、レンジ切換機構を目標のレンジに切り換えるようにしている。
特開2002−323127号公報(第3頁〜第4頁等)
ところで、レンジ切換速度を高速化するために、モータの回転速度を高速化すると、駆動終了時にロータが慣性により目標回転角を越えてオーバーシュートしやすくなり、ロータを正確に目標回転角で停止させることが難しくなる。
そこで、本発明者は、モータの高速化と停止性能とを両立させるために、特願20002−177738号の明細書において、モータの駆動開始からモータの検出回転角(エンコーダの出力パルスのカウント値)と目標回転角(目標カウント値)との偏差が所定値に達するまでの領域を加速領域とすると共に、当該偏差が所定値以下の領域を減速領域とし、加速領域では、モータの目標回転速度を高く設定してモータを高速化し、減速領域では、モータの目標回転速度を低下させてロータを正確に目標回転角で停止させることことを提案している。
しかし、モータ駆動中に負荷が変動するようなシステムでは、負荷変動に耐え得るようにモータの目標回転速度を低めに設定する必要があり、その分、モータの高速化が犠牲になるという欠点がある。
例えば、モータ駆動式のレンジ切換機構において、Pレンジ(パーキングレンジ)からDレンジ(ドライブレンジ)に切り換える場合は、モータでレンジ切換機構をPレンジ→Rレンジ(リバースレンジ)→Nレンジ(ニュートラルレンジ)→Dレンジの順に切り換える必要がある。この場合、レンジ切換機構は、各レンジを弾性係合力で保持するディテント機構(節度機構)を有するため、PレンジからDレンジに切り換える際に、ディテント機構の係合部材が各レンジのディテントの山を乗り越える前後で、モータの負荷が大きく変動する。つまり、各レンジのディテントの山を乗り越えるまではモータの負荷が大きくなるが、それを乗り越えた途端に、モータの負荷が小さくなる(負荷の作用方向が反対になる)。このため、モータの負荷を考慮せずに、モータの検出回転角と目標回転角との偏差によってモータの目標回転速度を設定すると、モータの負荷が大きい領域で駆動トルクが不足する懸念があるため、モータの目標回転速度を低めに設定して駆動トルクを確保せざるを得ず、その分、モータの高速化が犠牲になる。しかも、モータの負荷が小さい領域では、駆動トルクが過大となり、安定したモータ制御を行うことができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、モータ駆動中に負荷が変動する場合でも、モータ制御の安定性と高速化とを両立させることができるモータ制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、モータの駆動力により車両の自動変速機のレンジを切り換えるレンジ切換機構の操作位置を目標位置に切り換えるモータ制御装置において、前記モータの負荷を負荷推定手段により推定すると共に、前記負荷推定手段で推定した負荷が大きい場合に比べ、推定した負荷が小さい場合には、前記モータの目標回転速度を目標回転速度可変手段により大きく設定するものであり、レンジ切換機構は、レンジ切換機構の各レンジを弾性係合力で保持するディテント機構の係合部材が各レンジのディテントの山を乗り越える前後でモータの負荷が変動するように構成され、前記負荷推定手段により、前記ディテント機構の係合部材が各レンジのディテントの山を乗り越える前後で変動するモータの負荷を推定するようにしたものである。このようにすれば、モータ駆動中に負荷が変動する場合でも、その負荷変動に応じてモータの目標回転速度を適正な速度に設定することができ、モータ制御の安定性と高速化とを両立させることができる。
この場合、モータの負荷は、負荷センサで検出しても良いが、この種のモータ制御装置は、レンジ切換機構の操作位置及び/又はモータの回転角を検出する検出手段を備えていることに着目し、請求項2のように、上記検出手段の検出信号に基づいて負荷の状態を推定するようにすると良い。一般に、レンジ切換機構の操作位置(又はモータの回転角)と負荷の状態との関係は決まっているため、レンジ切換機構の操作位置(又はモータの回転角)が判明すれば、負荷の状態も判明する。従って、レンジ切換機構の操作位置(又はモータの回転角)を検出する検出手段の検出信号に基づいて負荷の状態を推定することが可能となる。この場合、負荷センサ等の新たなセンサを設ける必要がないため、低コスト化の要求も満たすことができる。
また、請求項3のように、前記検出手段の検出信号の変化速度に基づいて負荷の状態を推定するようにしても良い。一般に、前記検出手段の検出信号の変化速度によって検出されるレンジ切換機構の操作速度(モータの回転速度)は、負荷によって変動するため、前記検出手段の検出信号の変化速度に基づいて負荷の状態を推定することができる。この場合、レンジ切換機構の操作位置(又はモータの回転角)と負荷の状態との関係が一義的に決まっていないシステムでも、前記検出手段の検出信号の変化速度に基づいて負荷の状態を推定することができる利点がある。
また、レンジ切換機構のように、モータの駆動力により操作位置が目標位置に切り換えられる過程で、モータに対する負荷の作用方向が反転するように構成されている場合は、負荷の作用方向が反転する位置でレンジ切換機構の操作速度(モータの回転速度)が急変することに着目して、請求項4のように、前記検出手段の検出信号の変化速度が急変する位置を負荷の作用方向が反転する位置(負荷反転位置)として検出して該負荷の状態を推定するようにしても良い。このようにすれば、回転伝達系の部品の組立誤差や経年変化等によって負荷反転位置がずれても、その負荷反転位置をモータ駆動中に検出できて、負荷の状態を精度良く推定することができる。
この場合、請求項5のように、前記検出手段の検出信号の変化速度が急変する位置を負荷の作用方向が反転する位置(負荷反転位置)として学習するようにしても良い。このようにすれば、回転伝達系の部品の組立誤差や経年変化等によって負荷反転位置がずれても、それに応じて負荷反転位置のデータを学習補正することができて、組立誤差や経年変化等に左右されない安定した負荷の推定が可能になる。
また、請求項6のように、前記検出手段の検出値とその目標値との偏差が所定値以下となる領域をモータを停止させるための減速領域と判断してモータの目標回転速度を低下させるようにすると良い。これにより、モータの停止位置精度も向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明をレンジ切換機構のモータ駆動システムに適用した実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。レンジ切換機構11は、自動変速機12のレンジを、パーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュートラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)に切り換えるためのものである。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ13は、例えばスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)等の同期モータにより構成され、減速機構14(図2参照)を内蔵し、この減速機構14の回転軸に嵌合連結された出力軸15の回転角(操作対象の操作位置)を検出する出力軸センサ16(検出手段)が設けられている。
この出力軸15には、自動変速機12の油圧回路のマニュアルバルブ17を切り換えるためのディテントレバー18が固定されている。このディテントレバー18にはL字形のパーキングロッド19が固定され、このパーキングロッド19の先端部に設けられた円錐体20がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体20の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ23をロック/ロック解除するようになっている。このパーキングギヤ23は、自動変速機12の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ23がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
また、ディテントレバー18には、マニュアルバルブ17のスプール弁24が連結され、モータ13によって出力軸15と一体にディテントレバー18を回動させることで、マニュアルバルブ17の操作量(スプール弁24の位置)を切り換えて、自動変速機12のレンジを、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれかに切り換える。図3に示すように、ディテントレバー18には、スプール弁24を上記各レンジに対応する位置に保持するための4個の凹部25が形成されている。
一方、ディテントレバー18を各レンジに対応する位置に保持するためのディテントバネ26がマニュアルバルブ17に固定され、このディテントバネ26の先端に設けられた係合部27がディテントレバー18の目標レンジの凹部25に嵌まり込むことで、ディテントレバー18が目標レンジの回転角で保持されて、マニュアルバルブ17のスプール弁24の位置が目標レンジの位置で保持されるようになっている。これらディテントレバー18とディテントバネ26とからマニュアルバルブ17の操作位置(スプール弁24の位置)を各レンジの位置に係合保持するためのディテント機構28(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ23に嵌まり込んでパーキングギヤ23をロックした状態となり、それによって、自動変速機12の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機12の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
出力軸センサ16は、モータ13の減速機構14の出力軸15の回転角に応じて出力電圧がリニアに変化する回転角センサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって現在の出力軸15の回転角(ディテントレバー18の回転角)、ひいてはマニュアルバルブ17の操作位置(スプール弁24の位置)を検出することができ、それによって、現在のレンジがPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
モータ13には、ロータの回転角を検出するためのエンコーダ31(検出手段)が設けられている。このエンコーダ31は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ13のロータの回転に同期してA相、B相、Z相のパルス信号をレンジ切換制御装置32に出力するように構成されている。レンジ切換制御装置32のECU33は、エンコーダ31から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのエンコーダカウント値に応じてモータドライバ34,35によってモータ13の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ13を回転駆動する。
この際、A相信号とB相信号の発生順序によってロータの回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ13が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ13の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ13の回転角を検出して、その回転角に対応した相の巻線に通電してモータ13を回転駆動する。尚、エンコーダ31のZ相信号は、ロータの基準回転角を検出するのに用いられる。
運転者が自動変速機12のシフトレバーを操作すると、ECU33は、シフトレバーの操作で選択されたレンジに対応する目標回転角(エンコーダカウント値の目標値)を設定して、モータ13への通電を開始し、モータ13の検出回転角(エンコーダカウント値)が目標回転角と一致する位置で停止するようにモータ13をフィードバック制御する。この際、ECU33は、後述する方法でモータ13の負荷を推定して、推定した負荷に応じてモータ13の目標回転速度を設定すると共に、モータ13の検出回転角と目標回転角との偏差が所定値以下となる領域をモータ13を停止させるための減速領域と判断して、この減速領域ではモータ13の目標回転速度を低下させる。更に、ECU33は、出力軸センサ16の出力電圧を読み込んで、その出力電圧に基づいて現在の出力軸15の回転角(マニュアルバルブ17の操作量)、ひいては現在のレンジがPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを判定して、レンジの切り換えが正常に行われたか否かを確認する。或は、出力軸センサ16の出力電圧に基づいてモータ13のレンジ切換時の目標回転角を補正することで、モータ13と出力軸16との間の回転伝達系の遊び(ガタ)分の誤差を補正するようにしても良い。
次に、モータ13の負荷の推定方法を説明する。レンジ切換機構11は、各レンジを弾性係合力で保持するディテント機構28を有するため、PレンジからDレンジに切り換える際に、ディテント機構28のディテントバネ26の係合部27がディテントレバー18の各レンジのディテント山29を乗り越える前後で、モータ13の負荷が大きく変動する。つまり、ディテントバネ26の係合部27がディテントレバー18の凹部25の最低部からディテント山29の頂部を乗り越えるまでは、ディテントバネ26の弾性力がモータ13の回転を妨げる方向に作用するため、モータ13の負荷が大きくなるが、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29の頂部を乗り越えた途端に、ディテントバネ26の弾性力により係合部27がディテント山29の斜面を滑り落ちるようになるため、モータ13の負荷の作用方向が反対になる。
これにより、図4に示すように、PレンジからDレンジに切り換える過程で、ディテントバネ26の係合部27がディテントレバー18の凹部25の最低部からディテント山29の斜面を乗り上げてその頂部に至る領域では、モータ13の負荷がプラス値となるが、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29の頂部からその斜面を滑り落ちて凹部25の最低部に至る領域では、モータ13の負荷がマイナス値となる。尚、図4の簡易負荷特性において、●印は各レンジの安定停止点(凹部25の最低部の位置)を表し、▲印は、ディテント山29の頂部の位置を表している。
この場合、ディテント山29の頂部と凹部25の最低部の位置(回転角)は、予めディテントレバー18の設計データ等によって判明しているため、本実施例1では、出力軸センサ16によって検出したディテントレバー18の回転角Θ(出力軸16の回転角)によってディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を乗り上げる領域であるか滑り落ちる領域であるかを判定することで、モータ13の負荷がプラス値であるかマイナス値であるかを判定する。
尚、図4は、PレンジからDレンジの方向(モータ13の正回転方向)に切り換える場合の負荷特性を表しているが、これとは反対に、DレンジからPレンジの方向(モータ13の逆回転方向)に切り換える場合は、負荷特性の±が図4の負荷特性と全く逆になる。
ECU33は、図5の負荷推定ルーチンによって上記方法でモータ13の負荷がプラス値であるかマイナス値であるかを判定し、図6の目標モータ回転速度設定ルーチンによって負荷に応じて目標モータ回転速度Vtgを設定すると共に、モータ13の検出回転角θと目標回転角θtgとの偏差|θtg−θ|が所定の減速領域判定閾値K以下となる領域をモータ13を停止させるための減速領域と判断し、この減速領域では目標モータ回転速度Vtgを低下させる。以下、これら各ルーチンの処理内容を説明する。
[負荷推定ルーチン]
図5の負荷推定ルーチンは、モータ13の駆動中に例えばエンコーダ31のA相信号とB相信号に同期して起動され、特許請求の範囲でいう負荷推定手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、出力軸センサ16によって検出したディテントレバー18の回転角Θ(出力軸16の回転角)を読み込む。この後、ステップ102に進み、モータ13の回転方向が正回転方向(PレンジからDレンジの方向)であるか否かを判定し、正回転方向であれば、ステップ103に進み、現在のディテントレバー18の回転角Θが、モータ13の正回転時にディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を乗り上げる領域(負荷がプラス値となる領域)であるか否か、すなわち、Θp <Θ<Θpr、又はΘr <Θ<Θrn、又はΘn <Θ<Θndであるか否かを判定する。
ここで、Θp 、Θpr、Θr 、Θrn、Θn 、Θndの位置(回転角)は図3に示されており、Θp はPレンジの凹部25の最低部の位置、ΘprはPレンジとRレンジとの間のディテント山29の頂部の位置、Θr はRレンジの凹部25の最低部の位置、ΘrnはRレンジとNレンジとの間のディテント山29の頂部の位置、Θn はNレンジの凹部25の最低部の位置、ΘndはNレンジとDレンジとの間のディテント山29の頂部の位置、Θd はDレンジの凹部25の最低部の位置である。本実施例1では、Θp 、Θpr、Θr 、Θrn、Θn 、Θnd、Θd のデータは、予め設計データ等により設定されている。
このステップ103の判定結果が「Yes」の場合は、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を乗り上げる領域であるため、ステップ104に進み、プラス負荷と判定する。
これに対して、ステップ103の判定結果が「No」の場合は、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を滑り落ちる領域であるため、ステップ105に進み、マイナス負荷と判定する。
また、前記ステップ102で、モータ13の回転方向が逆回転方向(DレンジからPレンジの方向)であると判定されれば、ステップ106に進み、現在のディテントレバー18の回転角Θが、モータ13の逆回転時にディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を乗り上げる領域(負荷がプラス値となる領域)であるか否か、すなわち、Θpr<Θ<Θr 、又はΘrn<Θ<Θn 、又はΘnd<Θ<Θd であるか否かを判定する。
このステップ106の判定結果が「Yes」の場合は、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を乗り上げる領域であるため、ステップ107に進み、プラス負荷と判定する。
これに対して、ステップ106の判定結果が「No」の場合は、ディテントレバー18の回転角Θが、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を滑り落ちる領域であるため、ステップ105に進み、マイナス負荷と判定する。
[目標モータ回転速度設定ルーチン]
図6の目標モータ回転速度設定ルーチンは、モータ13の駆動中に例えばエンコーダ31のA相信号とB相信号に同期して起動され、特許請求の範囲でいう目標回転速度可変手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ201で、図5の負荷推定ルーチンの処理結果に基づいて現在のモータ13の負荷がプラス負荷であるか否かを判定し、プラス負荷であれば、ステップ202に進み、目標モータ回転速度Vtgを、駆動トルクを大きくできる中速域の回転速度(例えば1200rpm)に設定して、ディテントバネ26の係合部27がディテント山29を乗り越えるのに十分な駆動トルクを発生させる。
これに対して、ステップ201で、マイナス負荷と判定されれば、ステップ203に進み、目標モータ回転速度Vtgを高速域の回転速度(例えば2000rpm)に設定して、モータ13を高速回転させる。
この後、ステップ204に進み、モータ13の検出回転角θ(エンコーダカウント値)と目標回転角θtg(エンコーダカウント値の目標値)との偏差|θtg−θ|が所定の減速領域判定閾値K未満であるか否かで、モータ13を停止させるための減速領域であるか否かを判定する。その結果、|θtg−θ|≧Kと判定されれば、そのまま本ルーチンを終了するが、|θtg−θ|<Kと判定されれば、モータ13を停止させるための減速領域であると判断して、ステップ205に進み、目標モータ回転速度Vtgを低速域の回転速度(例えば500rpm)に設定して、モータ13を正確に目標回転角θtgで停止させることができるようにする。
尚、モータ13を停止させるための減速領域の判定は、出力軸センサ16によって検出したディテントレバー18の回転角Θ(出力軸16の回転角)と目標レンジの回転角Θtgとの偏差|Θtg−Θ|が所定の減速領域判定閾値未満であるか否かで判定するようにしても良い。
以上説明した本実施例1では、モータ13の駆動中にモータ13の負荷を推定して、推定した負荷に応じて目標モータ回転速度Vtgを設定するようにしたので、モータ13の駆動中に負荷が変動しても、その負荷変動に応じて目標モータ回転速度Vtgを適正な速度に設定することができ、モータ制御の安定性と高速化とを両立させることができる。
しかも、本実施例1では、出力軸センサ16の検出信号に基づいて負荷の状態を推定するようにしたので、負荷センサ等の新たなセンサを追加することなく、負荷の状態を推定することができ、低コスト化の要求も満たすことができる。
ところで、モータ13の回転角は、減速機構14等の回転伝達系を介して出力軸15の回転角(ディテントレバー18の回転角)に変換されるが、回転伝達系を構成する部品間には、遊び(ガタ)が存在する。例えば、減速機構14の歯車間に遊び(バックラッシ)があり、また、減速機構14の回転軸の先端部に形成した断面非円形(角形、Dカット形状等)の連結部を出力軸15の嵌合穴に嵌め込んで連結する構成では、両者の嵌め込み作業を容易にするためのクリアランスが必要となる。このように、モータ13の回転角をディテントレバー18の回転角に変換する回転伝達系には、遊び(ガタ)が存在するため、モータ13に対する負荷の作用方向が反転するときに、モータ13の回転角と出力軸15の回転角(ディテントレバー18の回転角)との関係が回転伝達系の遊び(ガタ)分だけずれる。従って、モータ13の回転角(エンコーダ31のカウント値)に基づいて負荷の状態を推定すると、回転伝達系の遊び(ガタ)分に相当する誤差が生じる。
その点、本実施例1では、出力軸センサ16の検出信号に基づいて負荷の状態を推定するようにしているので、モータ13に対する負荷の作用方向が反転するときに、モータ13の回転角と出力軸15の回転角(ディテントレバー18の回転角)との関係が回転伝達系の遊び(ガタ)分だけずれても、その影響を受けずに、実際のディテントレバー18の回転角に基づいて負荷の状態を推定することができる。
しかし、回転伝達系の遊び(ガタ)が小さいシステムに本発明を適用する場合は、モータ13の回転軸と出力軸15(ディテントレバー18)とがほぼ一体に回転するものとみなして、モータ回転角検出手段(エンコーダ31)の検出信号に基づいて負荷の状態を推定するようにしても良い。
上記実施例1では、モータ13に作用する負荷が反転する位置、すなわちディテントバネ26の係合部27がディテント山29の斜面を乗り上げる領域と滑り落ちる領域とを区画する位置(Θp 、Θpr、Θr 、Θrn、Θn 、Θnd、Θd )のデータを、予め設計データ等により設定するようにしたが、図7及び図8に示す本発明の実施例2では、これらの負荷反転位置を学習するようにしている。
以下、この負荷反転位置学習方法を説明する。モータ13の停止中は、ディテントバネ26の係合部27がいずれかのレンジの凹部25の最低部(安定停止点)に嵌まり込んで停止した状態になっているため、モータ13の停止中に、各レンジの安定停止点を学習することができる。例えば、Pレンジで停止しているときには、出力軸センサ16によって検出したディテントレバー18の回転角ΘをPレンジの安定停止点Θp として学習する。R、N、Dの各レンジの安定停止点Θr 、Θn 、Θd についても同様の方法で学習する。
一方、モータ13の駆動中は、回転伝達系の遊び(ガタ)を利用して、各レンジ間のディテント山29の頂部の位置Θpr、Θrn、Θndを次のようにして学習する。各レンジ間のディテント山29の頂部の位置Θpr、Θrn、Θndを乗り越えるときに、負荷の作用方向が反転するため、その負荷反転によって回転伝達系の遊び(ガタ)分だけディテントレバー18(出力軸16)が瞬間的に空転し、この空転により、出力軸センサ16の出力電圧が回転伝達系の遊び(ガタ)分だけ瞬間的に変化する。
従って、図8に示すように、例えばPレンジからDレンジに切り換える場合は、各レンジ間のディテント山29の頂部Θpr、Θrn、Θndを乗り越える毎に、その都度、出力軸センサ16の出力電圧が回転伝達系の遊び(ガタ)分だけ瞬間的に変化する。本実施例2では、この出力軸センサ16の出力電圧が瞬間的に変化する位置を該出力電圧の変化速度(ディテントレバー18の回転速度)によって検出して各レンジ間のディテント山29の頂部の位置Θpr、Θrn、Θndを学習するようにしている。
以上説明した負荷反転位置の学習処理は、図7の負荷反転位置学習ルーチンによって実行される。本ルーチンは、ECU33の電源オン中に所定周期で実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ301で、モータ13の駆動中であるか否かを判定し、モータ13の駆動中でない場合(モータ13の停止中である場合)には、ステップ309〜312で、現在のレンジがPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを判定する。その結果、現在のレンジがPレンジであると判定されれば、ステップ313に進み、出力軸センサ16によって検出した現在のディテントレバー18の回転角ΘをPレンジの安定停止点Θp として学習する。R、N、Dの各レンジの安定停止点Θr 、Θn 、Θd についても同様の方法で学習する(ステップ314〜316)。
これに対して、上記ステップ301で、モータ13の駆動中であると判定されれば、ステップ302に進み、ディテントレバー18の回転速度(出力軸センサ16の出力電圧の変化速度)が所定の判定値Ks よりも大きいか否かで、ディテントレバー18が回転伝達系の遊び分だけ空転して出力軸センサ16の出力電圧が瞬間的に変化したか否かを判定する。このステップ302で、「No」と判定されれば、まだ、ディテント山29の頂部を乗り越えていないと判断して、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
その後、ステップ302で、ディテントレバー18の回転速度(出力軸センサ16の出力電圧の変化速度)が所定の判定値Ks よりも大きいと判定されれば、いずれかのディテント山29の頂部を乗り越えたと判断し、次のステップ303〜305で、いずれのレンジ間のディテント山29を乗り越えたのかを判定する。例えば、出力軸センサ16によって検出した現在のディテントレバー18の回転角ΘがPレンジとRレンジの間(Θp ≦Θ<Θr )であれば、ステップ306に進み、出力軸センサ16によって検出した現在のディテントレバー18の回転角ΘをPレンジとRレンジの間のディテント山29の頂部の位置Θprとして学習する。
また、現在のディテントレバー18の回転角ΘがRレンジとNレンジの間(Θr ≦Θ<Θn )であれば、ステップ307に進み、現在のディテントレバー18の回転角ΘをRレンジとNレンジの間のディテント山29の頂部の位置Θrnとして学習する。また、現在のディテントレバー18の回転角ΘがNレンジとDレンジの間(Θn ≦Θ<Θd )であれば、ステップ308に進み、現在のディテントレバー18の回転角ΘをNレンジとDレンジの間のディテント山29の頂部の位置Θndとして学習する。
以上のようにして学習した負荷反転位置(Θp 、Θpr、Θr 、Θrn、Θn 、Θnd、Θd )の学習値は、ECU33の書き換え可能な不揮発性メモリに記憶される。本実施例2においても、図5の負荷推定ルーチンを実行して負荷の状態を推定すると共に、図6の目標モータ回転速度設定ルーチンを実行して、負荷に応じた目標モータ回転速度を設定するが、図5の負荷推定ルーチンのステップ103、106で使用する負荷反転位置(Θp 、Θpr、Θr 、Θrn、Θn 、Θnd、Θd )のデータは、不揮発性メモリから読み込んだ負荷反転位置の学習値を使用する。
以上説明した本実施例2によれば、負荷反転位置(Θp 、Θpr、Θr 、Θrn、Θn 、Θnd、Θd )を学習するようにしたので、回転伝達系の部品の組立誤差や経年変化等によって負荷反転位置がずれても、それに応じて負荷反転位置のデータを学習補正することができて、組立誤差や経年変化等に左右されない安定した負荷の推定が可能になる。
尚、本実施例2では、ディテントレバー18の回転速度(出力軸センサ16の出力電圧の変化速度)によって各レンジ間のディテント山29の頂部の位置Θpr、Θrn、Θndを検出して学習するようにしたが、モータ13の回転速度(エンコーダ31の出力パルスの周波数)によって各レンジ間のディテント山29の頂部の位置Θpr、Θrn、Θndを検出して学習するようにしても良い。
また、上記実施例1,2では、出力軸センサ16で出力軸15の回転角(ディテントレバー18の回転角)を検出するようにしたが、例えば、マニュアルバルブ17のスプール弁24の操作量を検出するようにしても良く、要は、出力軸15の回転角又は制御対象のうちの出力軸15と一体的に駆動される部品の操作量(回転角、移動量等)を検出するようにすれば良い。
また、上記実施例1,2のレンジ切換装置は、P,R,N,Dの各レンジに切り換えるようにしたが、これに加えて、セカンドレンジ(2)やローレンジ(L)を追加しても良く、或は、PレンジとNotPレンジの2つのレンジのみを切り換えるレンジ切換装置にも本発明を適用して実施できる。
実施例1のレンジ切換装置を示す斜視図である。 レンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 ディテントレバーの各レンジの凹部(ディテント山)とディテントバネの係合部との位置関係を説明する図である。 PレンジからDレンジに切り換える場合の負荷特性と目標モータ回転速度との関係を説明する図である。 実施例1の負荷推定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の目標モータ回転速度設定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の負荷反転位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 PレンジからDレンジに切り換える場合の出力軸センサの出力電圧の変化特性図である。
符号の説明
11…レンジ切換機構(制御対象)、12…自動変速機、13…モータ、14…減速機構、15…出力軸、16…出力軸センサ(検出手段)、17…マニュアルバルブ、18…ディテントレバー、19…パーキングロッド、21…ロックレバー、23…パーキングギヤ、25…凹部、26…ディテントバネ、27…係合部、28…ディテント機構、29…ディテント山、31…エンコーダ(検出手段)、33…ECU(負荷推定手段、目標回転速度可変手段)

Claims (6)

  1. モータの駆動力により車両の自動変速機のレンジを切り換えるレンジ切換機構の操作位置を目標位置に切り換えるモータ制御装置において、
    前記モータの負荷を推定する負荷推定手段と、
    前記負荷推定手段で推定した負荷が大きい場合に比べ、推定した負荷が小さい場合には、前記モータの目標回転速度を大きく設定する目標回転速度可変手段とを備え
    前記レンジ切換機構は、各レンジを弾性係合力で保持するディテント機構の係合部材が各レンジのディテントの山を乗り越える前後で前記モータの負荷が変動するように構成され、
    前記負荷推定手段は、前記ディテント機構の係合部材が各レンジのディテントの山を乗り越える前後で変動する前記モータの負荷を推定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記レンジ切換機構の操作位置及び/又は前記モータの回転角を検出する検出手段を備え、
    前記負荷推定手段は、前記検出手段の検出信号に基づいて前記負荷の状態を推定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記レンジ切換機構の操作位置及び/又は前記モータの回転角を検出する検出手段を備え、
    前記負荷推定手段は、前記検出手段の検出信号の変化速度に基づいて前記負荷の状態を推定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御対象は、前記モータの駆動力により前記レンジ切換機構の操作位置が目標位置に切り換えられる過程で、前記モータに対する負荷の作用方向が反転するように構成され、
    前記負荷推定手段は、前記検出手段の検出信号の変化速度が急変する位置を前記負荷の作用方向が反転する位置として検出して該負荷の状態を推定することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記負荷推定手段は、前記検出手段の検出信号の変化速度が急変する位置を前記負荷の作用方向が反転する位置として学習する手段を有することを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記目標回転速度可変手段は、前記検出手段の検出値とその目標値との偏差が所定値以下となる領域を前記モータを停止させるための減速領域と判断して前記モータの目標回転速度を低下させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のモータ制御装置。
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