JP5974860B2 - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5974860B2
JP5974860B2 JP2012259135A JP2012259135A JP5974860B2 JP 5974860 B2 JP5974860 B2 JP 5974860B2 JP 2012259135 A JP2012259135 A JP 2012259135A JP 2012259135 A JP2012259135 A JP 2012259135A JP 5974860 B2 JP5974860 B2 JP 5974860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
phase
range
rotational
deceleration control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012259135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014107949A (ja
Inventor
鈴木 文規
文規 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012259135A priority Critical patent/JP5974860B2/ja
Publication of JP2014107949A publication Critical patent/JP2014107949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5974860B2 publication Critical patent/JP5974860B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、エンコーダの出力信号のカウント値に基づいてモータの通電相を順次切り換えることでモータを回転駆動するモータ制御装置に関する発明である。
近年、自動車においても、省スペース化、組立性向上、制御性向上等の要求を満たすために、機械的な駆動システムを、モータによって電気的に駆動するシステムに変更する事例が増加する傾向にある。その一例として、車両の自動変速機のレンジ切換機構をモータで駆動するようにしたものがある。このものは、モータの回転に同期して所定角度毎にパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、レンジ切換時には、このエンコーダのパルス信号のカウント値に基づいてモータを目標レンジに相当する目標回転位置(目標カウント値)まで回転させることで、シフトレンジを目標レンジに切り換えるようにしている。
このようなシステムにおいては、例えば、特許文献1(特開2004−129452号公報)に記載されているように、モータの減速制御時に、モータの回転速度に応じてモータの回転位相に対する通電相の位相進み量を補正することで、モータの回転速度に応じた適度な制動力をモータに作用させて、モータを精度良く目標回転位置で停止させるようにしたものがある。
特開2004−129452号公報
ところで、モータで駆動されるレンジ切換機構と機械的に連動するロック機構を備え、このロック機構のロックレバーがパーキングギヤと噛み合うことで自動変速機の出力軸をロック状態に保持するシステムでは、ロック機構がロック方向(噛み合い方向)に駆動されても、ロック機構が通常の噛み合い状態(ロックレバーの凸部がパーキングギヤの凹部に嵌まり込んだ状態:図3参照)とならず、一時的に不完全な噛み合い状態(ロックレバーの凸部がパーキングギヤの凸部に突き当った状態:図4参照)となることがある。
モータの減速制御時に、ロック機構が不完全な噛み合い状態となっている場合には、モータの回転角度が同一でもモータに掛かる負荷が通常時(ロック機構が通常の噛み合い状態のとき)とは異なるため、モータの回転速度に応じた適度な制動力をモータに作用させるのに必要な通電相の位相進み量も異なってくる。
しかし、上記特許文献1の技術では、モータの減速制御時に、モータの負荷状態が全く考慮されておらず、単にモータの回転速度に応じて通電相の位相進み量を補正するだけであるため、例えば、モータの減速制御時に、噛み合い機構が不完全な噛み合い状態でモータに掛かる負荷が通常時と異なる場合に、モータの回転速度に応じた適度な制動力をモータに作用させることができず、モータを精度良く目標回転位置で停止させることができない可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、モータの減速制御時に、モータの負荷状態が通常時と異なる場合でも、モータの回転速度に応じた適度な制動力をモータに作用させることができ、モータを精度良く目標回転位置で停止させることができるモータ制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、制御対象(11)を回転駆動するモータ(12)と、このモータ(12)の回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダ(46)とを備え、エンコーダ(46)の出力信号のカウント値に基づいてモータ(12)の通電相を順次切り換えることでモータ(12)を目標回転位置まで回転駆動すると共に、モータ(12)の減速制御時にモータ(12)の回転速度に応じてモータ(12)の回転位相に対する通電相の位相進み量を補正するモータ制御装置において、モータ(12)の負荷状態を判定する判定手段(41)と、この判定手段(41)で判定したモータ(12)の負荷状態に基づいて減速制御時のモータ(12)の回転速度と通電相の位相進み量との関係を修正する修正手段(41)とを備え、前記判定手段(41)は、前記モータ(12)の負荷状態の情報として、前記モータ(12)と機械的に連動する噛み合い機構(28)が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定し、前記修正手段(41)は、前記噛み合い機構(28)が不完全な噛み合い状態であると判定された場合に、前記減速制御時の前記モータ(12)の回転速度と前記通電相の位相進み量との関係を修正することを特徴とするものである。
この構成では、モータの負荷状態を判定し、そのモータの負荷状態に基づいて減速制御時のモータの回転速度と通電相の位相進み量との関係を修正することができるため、モータの減速制御時に、モータの負荷状態が通常時と異なる場合でも、モータの回転速度に応じた適度な制動力をモータに作用させることができ、モータを精度良く目標回転位置で停止させることができる。
具体的には、モータの負荷状態の情報として、モータと機械的に連動する噛み合い機構が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定し、噛み合い機構が不完全な噛み合い状態であると判定された場合に、減速制御時のモータの回転速度と通電相の位相進み量との関係を修正するようにしたので、モータの減速制御時に、噛み合い機構が不完全な噛み合い状態でモータに掛かる負荷が通常時と異なる場合でも、モータの回転速度に応じた適度な制動力をモータに作用させることができ、モータを精度良く目標回転位置で停止させることができる。
図1は本発明の一実施例におけるレンジ切換装置の斜視図である。 図2はレンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 図3はロック機構の通常の噛み合い状態を示す図である。 図4はロック機構の不完全な噛み合い状態を示す図である。 図5は減速制御時のエンコーダカウント値(モータ回転位置)の挙動を示すタイムチャートである。 図6はモータの回転角度と負荷との関係を示す図である。 図7はF/B制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は通電相設定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図9はMptn%12から通電相への変換テーブルの一例を示す図である。 図10は減速制御時速度位相進み補正量設定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を自動変速機のレンジ切換装置に適用して具体化した一実施例を説明する。
図1に示すように、レンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成されている。このモータ12は、減速機構26(図2参照)が内蔵され、その出力軸12a(図2参照)の回転位置を検出する出力軸センサ10(図2参照)が設けられている。このモータ12の出力軸12aには、マニュアルシャフト13が接続され、このマニュアルシャフト13に、ディテントレバー15が固定されている。
また、ディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定され、このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機27(図2参照)の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をパーキングレンジ(以下「Pレンジ」と表記する)と他のレンジ(以下「NotPレンジ」と表記する)に保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定されると共に、ディテントレバー15には、Pレンジ保持凹部24とNotPレンジ保持凹部25が形成され、ディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15のPレンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15がPレンジの位置に保持され、ディテントバネ23の係合部23aがディテントレバー15のNotPレンジ保持凹部25に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15がNotPレンジの位置に保持されるようになっている。これらディテントレバー15とディテントバネ23等からディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持する(つまりレンジ切換機構11を各レンジの位置に保持する)ためのディテント機構14(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20の凹部20aに嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となり、それによって、自動変速機27の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、NotPレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20の凹部20aから外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機27の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。これらロックレバー21とパーキングギヤ20等からロック機構28(噛み合い機構)が構成されている。
尚、前述した出力軸センサ10は、モータ12の減速機構26の出力軸12aの回転角度に応じた電圧を出力する回転センサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって実際のシフトレンジが、PレンジとNotPレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。また、出力軸センサ10が無い場合においても、後述するエンコーダ46によって実際のシフトレンジが、PレンジとNotPレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
図2に示すように、モータ12には、ロータの回転角(回転位置)を検出するためのエンコーダ46が設けられている。このエンコーダ46は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ12のロータの回転に同期して所定角度毎にA相、B相のパルス信号をレンジ切換制御装置42(モータ制御装置)に出力するように構成されている。レンジ切換制御装置42のマイコン41は、エンコーダ46から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じてモータドライバ37によってモータ12の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ12を回転駆動する。尚、モータ12の3相(U,V,W相)の巻線とモータドライバ37の組み合わせを2系統設けて、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ12を回転駆動できるようにしても良い。
モータ12の回転中は、A相信号とB相信号の発生順序によってモータ12の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→NotPレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(NotPレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ12が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ12の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ12の回転位置を検出して、その回転位置に対応した相の巻線に通電してモータ12を回転駆動できるようになっている。
レンジ切換制御装置42には、Pレンジへの切換操作を行うPレンジスイッチ43と、NotPレンジへの切換操作を行うNotPレンジスイッチ44の操作信号が入力される。レンジ切換制御装置42のマイコン41は、運転者のスイッチ操作等に応じて目標レンジを切り換え、その目標レンジに応じてモータ12を駆動してシフトレンジを切り換え、切り換え後の実際のシフトレンジをインストルメントパネル(図示せず)に設けられたレンジ表示部45に表示する。
レンジ切換制御装置42には、車両に搭載されたバッテリ50(電源)から電源リレー51を介して電源電圧が供給される。電源リレー51のオン/オフは、電源スイッチであるIGスイッチ52(イグニッションスイッチ)のオン/オフを手動操作することで切り換えられる。IGスイッチ52がオンされると、電源リレー51がオンされてレンジ切換制御装置42に電源電圧が供給され、IGスイッチ52がオフされると、電源リレー51がオフされてレンジ切換制御装置42への電源供給が遮断(オフ)される。
ところで、エンコーダカウント値は、マイコン41のRAM(図示せず)に記憶されるため、レンジ切換制御装置42の電源がオフされると、エンコーダカウント値の記憶値が消えてしまう。そのため、レンジ切換制御装置42の電源投入直後のエンコーダカウント値(例えば0)は、実際のモータ12の回転位置(通電相)に対応したものとならない。従って、エンコーダカウント値に応じて通電相を切り換えるためには、電源投入後にエンコーダカウント値と実際のモータ12の回転位置とを対応させて、エンコーダカウント値と通電相とを対応させる必要がある。
そこで、マイコン41は、電源投入後に初期駆動を行ってモータ12の通電相とエンコーダカウント値との対応関係を学習する。この初期駆動では、オープンループ制御でモータ12の通電相の切り換えを所定のタイムスケジュールで一巡させることで、いずれかの通電相でモータ12の回転位置と該通電相とを一致させてモータ12を回転駆動してエンコーダ46のA相信号及びB相信号のエッジをカウントし、初期駆動終了時のエンコーダカウント値とモータ12の回転位置と通電相との対応関係を学習して、エンコーダカウント値に対する通電相位相ずれ補正値(初期位置ずれ学習値)を学習する。
また、マイコン41は、モータ12の起動後のエンコーダカウント値に基づいてモータ12の起動位置からの回転量(回転角)を検出できるだけであるため、電源投入後に何等かの方法で、モータ12の絶対的な回転位置を検出しないと、モータ12を正確に目標回転位置まで回転駆動することができない。
そこで、マイコン41は、初期駆動の終了後に、モータ12をレンジ切換機構11の可動範囲の限界位置に突き当たるまで回転させる突き当て制御を実行して、その限界位置を基準位置として学習し、この基準位置のエンコーダカウント値を基準にしてモータ12の回転量(回転角)を制御する。
この場合、例えば、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁(Pレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実施して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。或は、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のNotPレンジ側の限界位置であるNotPレンジ壁(NotPレンジ保持凹部25の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“NotPレンジ壁突き当て制御”を実施して、NotPレンジ側の限界位置を基準位置として学習するようにしても良い。
基準位置を学習した後、マイコン41は、運転者のスイッチ操作により目標レンジが切り換えられると、それに応じて目標回転位置(目標カウント値)を変更し、エンコーダカウント値に基づいてモータ12の通電相を順次切り換えることでモータ12を目標レンジに相当する目標回転位置(目標カウント値)まで回転駆動するフィードバック制御(以下「F/B制御」と表記する)を実行する。
この際、F/B制御中のモータ12の回転速度を高速化すると、F/B制御終了時にモータ12が慣性により目標回転位置を越えてオーバーシュートしやすくなり、モータ12を正確に目標回転位置で停止させることが難しくなる。
そこで、本実施例では、F/B制御中に、モータ12の回転位置(エンコーダカウント値)と目標回転位置(目標カウント値)との差が所定値以下になった段階で、減速制御に移行し、モータ12の回転速度に応じて該モータ12の回転位相に対する通電相の位相進み量を補正することで、モータ12の回転速度に応じた適度な制動力をモータ12に作用させる。具体的には、減速制御時に、モータ12の回転速度が低下するに従って、モータ12に作用させる制動力を小さくする方向に通電相の位相進み量を補正する。これにより、減速制御時に、モータ12を目標回転位置に向かってスムーズに減速する。
ところで、前述したロック機構28がロック方向(噛み合い方向)に駆動されても、ロック機構28が、通常の噛み合い状態(ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20の凹部20aに嵌まり込んだ状態:図3参照)とならず、一時的に不完全な噛み合い状態(ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20の凸部20bに突き当った状態:図4参照)となることがある。
モータ12の減速制御時に、ロック機構28が不完全な噛み合い状態となっている場合には、モータ12の回転角度が同一でもモータ12に掛かる負荷が通常時(ロック機構28が通常の噛み合い状態のとき)とは異なるため、モータ12の回転速度に応じた適度な制動力をモータ12に作用させるのに必要な通電相の位相進み量も異なってくる。
このため、図5に示すように、モータ12の減速制御時に、単にモータ12の回転速度に応じて通電相の位相進み量を補正するだけでは、ロック機構28が不完全な噛み合い状態でモータ12に掛かる負荷が通常時(ロック機構28が通常の噛み合い状態のとき)と異なる場合に、モータ12の回転速度に応じた適度な制動力をモータ12に作用させることができず、モータ12を精度良く目標回転位置で停止させることができない可能性がある。
この対策として、本実施例では、モータ12の負荷状態の情報として、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定し、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であると判定された場合に、減速制御時のモータ12の回転速度と通電相の位相進み量との関係を修正するようにしている。これにより、モータ12の減速制御時に、ロック機構28が不完全な噛み合い状態でモータ12に掛かる負荷が通常時(ロック機構28が通常の噛み合い状態のとき)と異なる場合でも、モータ12の回転速度に応じた適度な制動力をモータ12に作用させて、モータ12を精度良く目標回転位置で停止させる。
図6に示すように、ロック機構28が不完全な噛み合い状態となっている場合には、モータ12に掛かる負荷が通常時(ロック機構28が通常の噛み合い状態のとき)とは異なるため、減速制御の直前のモータ12の回転挙動も通常時とは異なってくる。このような特性を考慮に入れて、本実施例では、減速制御の直前の所定期間におけるモータ12の回転挙動(例えば回転速度又は回転量)に基づいてロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定するようにしている。ここで、所定期間は、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かの影響がモータ12の負荷に現れ始める回転位置A(図6参照)以降に所定回転角度又は所定時間で設定される。
以下、レンジ切換制御装置42のマイコン41によって実行される各ルーチンの処理内容を説明する。
[F/B制御]
図7に示すF/B制御ルーチンは、レンジ切換制御装置42の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、F/B制御実行条件が成立しているか否かを判定し、F/B制御実行条件が不成立であると判定されれば、ステップ102以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ101で、F/B制御実行条件が成立していると判定された場合には、ステップ102に進み、図8の通電相設定ルーチンを実行する。この通電相設定ルーチンでは、まず、ステップ201で、目標回転位置への回転方向を指示する回転方向指示値Dが正回転(Pレンジ→NotPレンジの回転方向)を意味する「1」であるか否かを判定する。その結果、回転方向指示値D=1(正回転)と判定されれば、ステップ202に進み、モータ12の回転方向が回転方向指示に反して逆転したか否か(エンコーダカウント値Ncntが減少したか否か)を判定し、逆転していなければ、ステップ203に進み、現在のエンコーダカウント値Ncnt、初期位置ずれ学習値Gcnt、正回転方向位相進み量K1、速度位相進み補正量Ksを用いて通電相判定値Mptnを次式により更新する。
Mptn=Ncnt−Gcnt+K1+Ks
ここで、正回転方向位相進み量K1は、モータ12を正回転させるのに必要な通電相の位相進み量(モータ12の現在の回転位相に対する通電相の位相進み量)であり、例えばK1=4に設定されている。
また、速度位相進み補正量Ksは、モータ12の回転速度に応じて設定される位相進み補正量であり、例えば、低速域では、速度位相進み補正量Ksが0に設定され、高速になるに従って、速度位相進み補正量Ksが例えば1又は2に増加される。これにより、モータ12の回転速度に適した通電相となるように通電相判定値Mptnが補正される。
更に、F/B制御中に、モータ12の回転位置(エンコーダカウント値Ncnt)と目標回転位置(目標カウント値Acnt)との差が所定値以下になった段階で減速制御に移行すると、後述する図10の減速制御時速度位相進み補正量設定ルーチンによってモータ12の回転速度に応じて速度位相進み補正量Ksが設定される。
一方、上記ステップ202で、モータ12の回転方向が回転方向指示に反して逆転したと判定された場合は、逆転防止のために通電相判定値Mptnを更新しない。この場合は、逆転直前の通電相(前回の通電相)に通電され、モータ12の逆転を抑制する方向に制動トルクが発生する。
また、上記ステップ201で、回転方向指示値D=−1(逆回転)、つまりNotPレンジ→Pレンジの回転方向と判定された場合は、ステップ204に進み、モータ12の回転方向が回転方向指示に反して逆転したか否か(エンコーダカウント値Ncntが増加したか否か)を判定し、逆転していなければ、ステップ205に進み、現在のエンコーダカウント値Ncnt、初期位置ずれ学習値Gcnt、逆回転方向位相進み量K2、速度位相進み補正量Ksを用いて通電相判定値Mptnを次式により更新する。
Mptn=Ncnt−Gcnt−K2−Ks
ここで、逆回転方向位相進み量K2は、モータ12を逆回転させるのに必要な通電相の位相進み量(モータ12の現在の回転位相に対する通電相の位相進み量)であり、例えばK2=3に設定されている。速度位相進み補正量Ksは正回転の場合と同じように設定される。
一方、上記ステップ204で、モータ12の回転方向が回転方向指示に反して逆転したと判定された場合は、逆転防止のために通電相判定値Mptnを更新しない。この場合は、逆転直前の通電相(前回の通電相)に通電され、モータ12の逆転を抑制する方向に制動トルクが発生する。
以上のようにして、今回の通電相判定値Mptnを決定した後、図7のステップ103に進み、通電処理を実行する。この通電処理では、図9の変換テーブルを検索して、Mptn%12(通電相判定値Mptnを“12”で割り算したときの余り)に対応する通電相を選択し、その通電相の巻線に通電する。ここで、“12”は、通電相を一巡させる間のエンコーダカウント値Ncnt(通電相判定値Mptn)の増減量に相当する。
[減速制御時速度位相進み補正量設定]
図10に示す減速制御時速度位相進み補正量設定ルーチンは、F/B制御の開始後に所定周期で起動され、減速制御時にモータ12の回転速度SPに応じて速度位相進み補正量Ksを次のようにして設定する。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ301で、減速制御の直前の所定期間におけるモータ12の回転挙動(例えば回転速度又は回転量)を算出する。ここで、所定期間は、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かの影響がモータ12の負荷に現れ始める回転位置A(図6参照)以降に所定回転角度又は所定時間で設定される。尚、所定期間におけるモータ12の回転挙動を算出した後、本ルーチンが再び起動されたときには、ステップ301を飛ばしてステップ302に進む。
この後、ステップ302に進み、減速制御の直前の所定期間(所定回転角度又は所定時間で設定された期間)におけるモータ12の回転挙動(例えば回転速度又は回転量)が所定の判定値よりも小さいか否かによって、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定する。これらのステップ301,302の処理が特許請求の範囲でいう判定手段としての役割を果たす。
このステップ302で、ロック機構28が不完全な噛み合い状態ではない(つまりロック機構28が通常の噛み合い状態である)と判定された場合には、ステップ303に進み、目標カウント値Acntとエンコーダカウント値Ncntとの差の絶対値|Acnt−Ncnt|が所定値(例えば100)よりも小さいか否かで、モータ12の回転位置が目標回転位置に近付いたか否か(停止のための減速制御領域に入ったか否か)を判定する。その結果、|Acnt−Ncnt|が所定値以上(つまり減速制御領域ではない)と判定されれば、本ルーチンを終了する。
一方、|Acnt−Ncnt|が所定値よりも小さい場合は、減速制御領域と判断して、ステップ304〜308の処理により、モータ12の回転速度SPに応じて速度位相進み補正量Ksを次のようにして設定する。まず、ステップ304,305で、モータ12の現在の回転速度SPが高速領域(例えば1000rpm以上)、中速領域(例えば1000〜500rpm)、低速領域(例えば500rpm以下)のいずれに該当するか判別し、高速領域(例えば1000rpm以上)であれば、ステップ306に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば−2に設定し、中速領域(例えば1000〜500rpm)であれば、ステップ307に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば−1に設定し、低速領域(例えば500rpm以下)であれば、ステップ308に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば0に設定する。これにより、減速制御時には、モータ12の回転速度SPが高速領域→中速領域→低速領域へと速度低下するに従って、速度位相進み補正量Ksの絶対値が小さくなり、モータ12に作用させる制動力が小さくなる。
これに対して、上記ステップ302で、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であると判定された場合には、モータ12に掛かる負荷が通常時(ロック機構28が通常の噛み合い状態のとき)と異なると判断して、減速制御時のモータ12の回転速度SPと速度位相進み補正量Ksとの関係を次のようにして修正することで、減速制御時のモータ12の回転速度と通電相の位相進み量との関係を修正する。
まず、ステップ309に進み、目標カウント値Acntとエンコーダカウント値Ncntとの差の絶対値|Acnt−Ncnt|が所定値(例えば100)よりも小さいか否かで、モータ12の回転位置が目標回転位置に近付いたか否か(停止のための減速制御領域に入ったか否か)を判定する。その結果、|Acnt−Ncnt|が所定値以上(つまり減速制御領域ではない)と判定されれば、本ルーチンを終了する。
一方、|Acnt−Ncnt|が所定値よりも小さい場合は、減速制御領域と判断して、ステップ310〜314の処理により、モータ12の回転速度SPに応じて速度位相進み補正量Ksを次のようにして設定する。まず、ステップ310,311で、モータ12の現在の回転速度SPが高速領域(例えば800rpm以上)、中速領域(例えば800〜300rpm)、低速領域(例えば300rpm以下)のいずれに該当するか判別し、高速領域(例えば800rpm以上)であれば、ステップ312に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば−2に設定し、中速領域(例えば800〜300rpm)であれば、ステップ313に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば−1に設定し、低速領域(例えば300rpm以下)であれば、ステップ314に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば0に設定する。これにより、減速制御時のモータ12の回転速度と通電相の位相進み量との関係(モータ12の回転速度SPと速度位相進み補正量Ksとの関係)を修正する。減速制御時には、モータ12の回転速度SPが高速領域→中速領域→低速領域へと速度低下するに従って、速度位相進み補正量Ksの絶対値が小さくなり、モータ12に作用させる制動力が小さくなる。これらのステップ310〜314の処理が特許請求の範囲でいう修正手段としての役割を果たす。
以上のようにして速度位相進み補正量Ksを設定した後、ステップ315に進み、モータ12の減速が遅れているか否かを判定する。具体的には、目標カウント値Acntとエンコーダカウント値Ncntとの差の絶対値|Acnt−Ncnt|が例えば50よりも小さくなっている(つまりモータ12の現在の回転位置が目標回転位置にかなり近付いている)にも拘らず、モータ12の回転速度SPが高速領域(例えば1500rpm以上)であれば、モータ12の減速が遅れていると判断して、ステップ316に進み、減速制御時の速度位相進み補正量Ksを例えば−3に設定して、モータ12に作用させる制動力を最大限に増大させて、モータ12の回転速度SPを急速に低下させる。これにより、モータ12が慣性により目標回転位置を越えてオーバーシュートすることを防止する。
尚、PレンジからNotPレンジに切り換える場合には、ステップ301,302の処理を飛ばしてステップ303に進むようにしても良い。
以上説明した本実施例では、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定し、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であると判定された場合に、減速制御時のモータ12の回転速度と通電相の位相進み量との関係(モータ12の回転速度SPと速度位相進み補正量Ksとの関係)を修正するようにしたので、モータ12の減速制御時に、ロック機構28が不完全な噛み合い状態でモータ12に掛かる負荷が通常時(ロック機構28が通常の噛み合い状態のとき)と異なる場合でも、モータ12の回転速度に応じた適度な制動力をモータ12に作用させることができ、モータ12を精度良く目標回転位置で停止させることができる。これにより、ディテントレバー15が壁に突き当たる等の不具合を回避することができる。
また、本実施例では、減速制御の直前の所定期間におけるモータ12の回転挙動(例えば回転速度又は回転量)に基づいてロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定するようにしたので、ロック機構28の状態を検出するセンサ等を設けなくても、減速制御の直前にロック機構28が不完全な噛み合い状態(つまりモータ12に掛かる負荷が通常時と異なる状態)であるか否かを判定することができる。
しかも、本実施例では、所定期間を、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かの影響がモータ12の負荷に現れ始める回転位置A以降に設定するようにしたので、所定期間におけるモータ12の回転挙動に基づいてロック機構28が不完全な噛み合い状態であるか否かを精度良く判定することができる。
尚、上記実施例では、モータ12の減速制御時に、モータ12の回転速度に応じて通電相の位相進み量(速度位相進み補正量Ks)を補正するシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、モータ12の減速制御時に、モータ12の回転速度と、偏差(目標カウント値とエンコーダカウント値との差)とに応じて通電相の位相進み量(速度位相進み補正量Ks)を補正するシステムに本発明を適用しても良く、この場合、ロック機構28が不完全な噛み合い状態であると判定された場合に、モータ12の回転速度と偏差とに応じて通電相の位相進み量(速度位相進み補正量Ks)を設定するマップを変更することで、減速制御時のモータ12の回転速度と通電相の位相進み量(速度位相進み補正量Ks)との関係を修正するようにしても良い。
また、上記実施例では、エンコーダ46として磁気式のエンコーダを用いたが、これに限定されず、エンコーダ46は、例えば、光学式のエンコーダやブラシ式のエンコーダを用いても良い。また、エンコーダ46は、A相信号とB相信号を出力するエンコーダに限定されず、A相、B相信号に加え、補正用(インデックス用)のZ相信号を出力するエンコーダを用いても良い。
また、上記実施例では、モータ12としてスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)を用いたが、エンコーダの出力信号のカウント値に基づいてモータの回転位置を検出してモータの通電相を順次切り換えるブラシレス型の同期モータであれば、SRモータに限定されず、他の種類のブラシレス型の同期モータであっても良い。
また、上記実施例では、シフトレンジをPレンジとNotPレンジの二つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、シフトレンジを三つ以上のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。
また、自動変速機(AT、CVT、DCT等)に限定されず、電気自動車用の減速機のシフトレンジを切り換えるレンジ切換装置にも本発明を適用して実施できる。
その他、本発明は、レンジ切換装置に限定されず、SRモータ等のブラシレス型の同期モータを駆動源とする各種の位置切換装置に適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…レンジ切換機構(制御対象)、12…モータ、20…パーキングギヤ、21…ロックレバー、28…ロック機構(噛み合い機構)、41…マイコン(判定手段,修正手段)、42…レンジ切換制御装置(モータ制御装置)、46…エンコーダ

Claims (4)

  1. 制御対象(11)を回転駆動するモータ(12)と、前記モータ(12)の回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダ(46)とを備え、前記エンコーダ(46)の出力信号のカウント値に基づいて前記モータ(12)の通電相を順次切り換えることで前記モータ(12)を目標回転位置まで回転駆動すると共に、前記モータ(12)の減速制御時に前記モータ(12)の回転速度に応じて前記モータ(12)の回転位相に対する通電相の位相進み量を補正するモータ制御装置において、
    前記モータ(12)の負荷状態を判定する判定手段(41)と、
    前記判定手段(41)で判定した前記モータ(12)の負荷状態に基づいて前記減速制御時の前記モータ(12)の回転速度と前記通電相の位相進み量との関係を修正する修正手段(41)と
    を備え
    前記判定手段(41)は、前記モータ(12)の負荷状態の情報として、前記モータ(12)と機械的に連動する噛み合い機構(28)が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定し、
    前記修正手段(41)は、前記噛み合い機構(28)が不完全な噛み合い状態であると判定された場合に、前記減速制御時の前記モータ(12)の回転速度と前記通電相の位相進み量との関係を修正することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記判定手段(41)は、前記減速制御の直前の所定期間における前記モータ(12)の回転挙動に基づいて前記噛み合い機構(28)が不完全な噛み合い状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  3. 前記所定期間は、前記噛み合い機構(28)が不完全な噛み合い状態であるか否かの影響が前記モータ(12)の負荷に現れ始める回転位置以降に設定されていることを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御対象は、シフトレンジを切り換えるレンジ切換機構(11)であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のモータ制御装置。
JP2012259135A 2012-11-27 2012-11-27 モータ制御装置 Active JP5974860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259135A JP5974860B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259135A JP5974860B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 モータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014107949A JP2014107949A (ja) 2014-06-09
JP5974860B2 true JP5974860B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=51029010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012259135A Active JP5974860B2 (ja) 2012-11-27 2012-11-27 モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5974860B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6658416B2 (ja) 2016-04-15 2020-03-04 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
CN109075728B (zh) * 2016-04-15 2021-12-21 株式会社电装 换挡挡位控制装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5558670B2 (ja) * 2008-02-08 2014-07-23 キヤノン株式会社 モータの駆動制御装置及びその制御方法、撮像装置
JP5789952B2 (ja) * 2010-10-21 2015-10-07 株式会社デンソー モータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014107949A (ja) 2014-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9122252B2 (en) Motor control apparatus
JP6572794B2 (ja) モータ制御装置
JP5817747B2 (ja) レンジ切換装置
JP6097056B2 (ja) モータ制御装置
JP5874979B2 (ja) レンジ切換装置
US20150000449A1 (en) Range switch device
US10844952B2 (en) Shift range control apparatus
JP5682598B2 (ja) レンジ切換装置
JP2009177965A (ja) モータ制御装置
JP6274085B2 (ja) モータ制御装置
JP2013143822A (ja) モータ制御装置
JP2012110083A (ja) モータ制御装置
JP5709064B2 (ja) レンジ切換装置
US20210262566A1 (en) Shift range control device
JP5974860B2 (ja) モータ制御装置
US20140251051A1 (en) Range switching device
JP6044591B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP2013187966A (ja) モータ制御装置
JP6525521B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP2011247391A (ja) レンジ切換制御装置
JP3888278B2 (ja) モータ制御装置
JP3800532B2 (ja) モータ制御装置
JP6350132B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP5907383B2 (ja) モータ制御装置
JP6380246B2 (ja) レンジ切換制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160121

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160307

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160704

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5974860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250