JP3905326B2 - 自動変速機のシフトレンジ切換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機のシフトレンジをモータ等からなるアクチュエータを介して切り換える自動変速機のシフトレンジ切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、運転者によるシフトレバーの操作に従い自動変速機のシフトレンジを切り換えるシフトレンジ切換装置においては、例えば特開平5−44511号公報に開示されるように、シフトレンジ切換用の動力源として直流モータを備えたものが知られている。
【0003】
この種のシフトレンジ切換装置によれば、自動変速機のシフトレンジを運転者によるシフトレバーの操作力によって直接切り換える一般的な切換装置のように、シフトレバーとシフトレンジ切換機構とを機械的に接続する必要がないことから、これら各部を車両に搭載する際のレイアウト上の制限がなく、設計の自由度を高めることができる。また、車両への組み付け作業を簡単に行うことができるという利点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記シフトレンジ切換装置において、シフトレンジの切り換えに一つの直流モータを使用していると、直流モータが故障したり、その駆動回路に異常が発生したとき、自動変速機のシフトレンジを切り換えることができなくなるという問題があった。
【0005】
そこで、例えば特開平2000−170905号公報に開示されるように、同期モータに2組のモータ巻線および駆動回路を内臓し、切換時に各モータ巻線を同時に通電することにより、一方のモータ巻線の断線または駆動回路の故障等によりモータとしての機能を失ったときでも、他方のモータ巻線に通電することでアクチュエータを駆動し、シフトレンジの切換を継続して実行できるようにしたシフトレンジ切換装置が考えられている。
【0006】
ところが、特開平2000−170905号公報に開示されるシフトレンジ切換装置で用いられる同期モータにおいては、モータの回転角度が判らない状態ではアクチュエータを駆動することができないという問題があり、何らかの方法でモータの回転角度を知る必要があった。
【0007】
一般に、モータの回転角度を知るためには、▲1▼アクチュエータの位置センサにアブソリュート型の位置センサ、またはポテンショメータのように常に絶対位置を検出できるセンサを用いる、▲2▼相対位置を検出できるセンサをアクチュエータに取り付け、常時通電してセンサの出力信号を処理して絶対位置に変換し、アクチュエータの位置を把握するという方法が考えられる。
【0008】
しかしながら、▲1▼常に絶対位置を検出できるセンサを用いる方法では、アブソリュート型のエンコーダは高価であり、またポテンショメータのような接触型のセンサはブラシの磨耗等を考慮する必要があり、耐久信頼性が低いという問題があった。
【0009】
また、▲2▼相対位置を検出できるセンサに常時通電してセンサの出力信号を絶対位置に変換する方法では、バッテリ上がりを招く原因となるためにエンジンを停止している状態ではセンサに通電し続けることができないばかりでなく、バッテリを交換するときには通電を継続することが不可能であり、常に絶対位置を検出することはできないという問題があった。
【0010】
本発明は、このような問題を解決するためなされたものであり、アクチュエータの絶対位置を把握してシフトレンジを切り換える自動変速機のシフトレンジ切換装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、耐久信頼性が高く製造コストを低減する自動変速機のシフトレンジ切換装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1または2記載のシフトレンジ切換装置によると、外部操作によって入力される切換指令に従いアクチュエータを駆動することにより、自動変速機のシフトレンジを切換指令に対応したシフトレンジに制御する。そして、アクチュエータの回転位置および自動変速機のシフトレンジ位置を不揮発性の書換可能な記憶手段に記憶し、電源手段から制御手段に供給される電力が遮断され再度導入されたとき、記憶手段に記憶されたアクチュエータの回転位置および自動変速機のシフトレンジ位置を読み出し初期値として設定する。
【0012】
このため、電源手段から制御手段に電力が再度供給されたとき、上記の初期値を用いて制御を開始することで、アクチュエータの絶対位置を把握することができ、シフトレンジ切換機構を駆動して自動変速機のシフトレンジを切り換え、車両を走行させることが可能となる。なお、電源手段から制御手段への電力の供給が遮断されているとき、自動変速機のシフトレンジはシフトレンジ切換機構により保持されているので、この間、自動変速機のシフトレンジが切り換わることはない。したがって、電源手段から制御手段に電力が再度供給されたとき、記憶手段に記憶されたアクチュエータの回転位置と、実際のアクチュエータの回転位置とがずれることはなく、制御手段はアクチュエータを正常に制御することができる。
【0013】
さらに従来のように、アクチュエータの位置センサにアブソリュート型の位置センサ、またはポテンショメータのように常に絶対位置を検出できるセンサを用いたり、相対位置を検出できるセンサをアクチュエータに取り付け、常時通電してセンサの出力信号を処理して絶対位置に変換し、アクチュエータの位置を把握したりしなくてよいので、耐久信頼性を向上し、製造コストを低減することができる。
【0014】
本発明の請求項1記載の自動変速機のシフトレンジ切換装置によると、電源手段から制御手段への電力の供給を遮断または導入する切換手段が電源手段から制御手段への電力の供給を遮断する前に、アクチュエータの回転位置および自動変速機のシフトレンジ位置を記憶手段に記憶する。このため、運転者がイグニッションスイッチ等を操作してエンジンの運転状態をオフにし電源手段から制御手段への電力の供給を遮断した後、再び運転者がエンジンの運転状態をオンにして電源手段から制御手段に電力が再度供給されたとき、記憶手段に記憶されたアクチュエータの回転位置および自動変速機のシフトレンジ位置を読み出して制御を開始する。したがって、アクチュエータの絶対位置を常に把握することができ、車両を確実に走行させることができる。
【0015】
本発明の請求項2記載の自動変速機のシフトレンジ切換装置によると、電源手段から制御手段への電力の供給を遮断または導入する切換手段が電源手段から制御手段への電力の供給を導入している間、記憶手段に記憶されているアクチュエータの回転位置および自動変速機のシフトレンジ位置を現在位置に書き換える。このとき、電源手段やワイヤハーネス等の電気系統の寿命や故障などのトラブルにより電源手段から制御手段への電力の供給が遮断された場合、使用者は電気系統を点検・修理する。そして、電気系統が正常状態に復帰した後、電源手段から制御手段に電力が再度供給されたとき、記憶手段で書き換えられたアクチュエータの回転位置および自動変速機のシフトレンジ位置を読み出して制御を開始する。したがって、アクチュエータの絶対位置を常に把握することができ、車両を確実に走行させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明が適用された第1実施例による自動変速機のシフトレンジ切換装置のシステム構成を示すブロック図である。
図1に示すように、シフトレンジ切換装置は、アクチュエータ1、アクチュエータ制御回路2、シフトスイッチ3、自動変速機4、バッテリ5、リレー6、イグニッションスイッチ(IG)7およびニュートラルスタートスイッチ(NSW)8から構成される。
【0017】
アクチュエータ1は、モータ101、減速ギヤ102およびインクリメンタル型エンコーダ式位置検出センサ103で構成され、自動変速機4のマニュアルシャフト401と、減速ギア102の出力軸と、NSW8とが一体となって回転するように自動変速機4に組み付けられている。
アクチュエータ制御回路2は、モータ制御部201と、カウンタ202と、モータ制御部201に内蔵された不揮発性の書換可能な半導体記憶装置(メモリ)203と、シフトスイッチ3およびNSW8からの信号、ならびにブレーキ信号や車速信号を受ける信号入力段204とで構成されている。モータ制御部201は制御手段を構成し、メモリ203は記憶手段を構成している。
【0018】
シフトスイッチ3は、アクチュエータ制御回路2の信号入力段204に電気的に接続され、運転者が図示しないシフトレバーを操作することにより、自動変速機4のシフトレンジを選択・指令するためのものである。
自動変速機4は、図2に示すディテント機構40を備えている。シフトレンジ切換機構としてのディテント機構40は、自動変速機4のシフトレンジを、パーキング(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ドライブ(D)、セカンド(2)、ロー(L)の各走行レンジに順に切り換えるためのものである。
【0019】
図2に示すように、ディテント機構40は、自動変速機4内の図示しない摩擦係合装置の係合及び解放を、上記各走行レンジの切換状態に応じて切換制御するためのスプール弁404及びマニュアルバルブ405と、各レンジを保持するためのディテントスプリング403及びディテントプレート402と、シフトレンジがPレンジに切り換えられたとき、自動変速機4の図示しない出力軸に設けられたパークギヤ408にツメ407を嵌合させ、出力軸の回転を停止させるロッド406と、ディテントプレート402が固定されたマニュアルシャフト401とから構成されている。
【0020】
ディテント機構40は、図1に示すアクチュエータ1によりマニュアルシャフト401が回転すると、ディテントプレート402を介してスプール弁404がマニュアルバルブ405の内部で摺動し、油圧回路を切り換えて自動変速機4のシフトレンジを切り換える。
アクチュエータ作動完了後にアクチュエータの通電を停止したときは、ディテントスプリング403とディテントプレート402により切り換えたシフトレンジは保持される。
【0021】
また、Pレンジへの切り替えは、アクチュエータ1によりマニュアルシャフト401を回転させ、ディテントプレート402を介してロッド406が図2に示す矢印A方向に押され、ロッド406の先端に設けられたテーパー部によりツメ407が図2に示す矢印B方向に押し上げられて、自動変速機4の出力軸に固定されたパークギヤ408とツメ407が機械的にロックして車両の駆動軸が機械的に係止されてPレンジに切り換わる。
電源手段としてのバッテリ5は、エンジン駆動時に図示しないオルタネータにより充電されており、アクチュエータ制御回路2に電力を供給している。 切換手段としてのリレー6は、IG7のオン/オフ状態によりバッテリ5からアクチュエータ制御回路2への電力の供給、遮断を切り換えるためのものである。IG7は、運転者の操作により図示しないエンジンの駆動をオンまたはオフに切り換えるためのものである。
【0022】
NSW8は、アクチュエータ制御回路2の信号入力段204に電気的に接続され、自動変速機4のマニュアルシャフト401と一体に回転可能な図示しないブラシを有しており、このブラシによりPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2レンジ、Lレンジの各レンジの接点とコモンとが導通することで自動変速機4のシフトレンジ位置を検出することができる。
【0023】
次に、上記構成のシフトレンジ切換装置の作動について、図1、図3および図4を用いて説明する。
運転者がIG7を操作してエンジンの運転状態をオンにし、IG7のオン状態によりリレー6を通じてバッテリ5からアクチュエータ制御回路2に電力が供給され、シフトスイッチ3からアクチュエータ制御回路2にシフトレンジの切換指令が入力されると、モータ制御部201はモータ101の回転角度を所望のシフトレンジに対応した回転角度に制御する。すると、アクチュエータ1はマニュアルシャフト401を回転させて自動変速機4のシフトレンジ(Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2レンジ、Lレンジ)を切り換える。
【0024】
このとき、自動変速機4のシフトレンジの位置関係は、例えばPレンジを基準と考えるとRレンジはPレンジから約20度の位置、Nレンジは約30度の位置、Dレンジは約40度の位置、2レンジは約50度の位置、Lレンジは約60度の位置にある。アクチュエータ1が減速比1/60の減速ギア102を内蔵しているとすると、モータ101の回転位置に直すと、RレンジはPレンジからモータ101の3回転と120度の位置、Nレンジは5回転の位置、Dレンジは6回転と240度の位置、2レンジは8回転と120度の位置、Lレンジは10回転の位置ということになり、この位置情報はモータ制御部201に内蔵されたマイコンに予め書き込まれている。
【0025】
そして、位置検出センサ103は、モータ101のロータの回転に伴ってパルスを出力し、その出力値をカウンタ202がカウントして、モータ101の回転回数と回転角度位置をモータ制御部201に伝達する。モータ制御部201はカウンタ202から入力したモータ101の回転回数と回転角度位置、つまり自動変速機4のシフトレンジがシフトスイッチ3の指令値と一致しているか判断し、両者を一致させるようにモータ101を駆動してシフトレンジの切換制御を実行する。
【0026】
モータ制御部201は、エンジンの運転状態をIG7のオン/オフ状態により検出し(図3に示すステップS10)、運転者の操作によりIG7がオフの状態なったとき(図3に示すステップS20)、リレー6の通電を保持し(図3に示すステップS30)、カウンタ202から出力されるモータ101の回転回数と回転角度(図3に示すステップS40)をメモリ203に書き込み(図3に示すステップS50)、書き込みが終了したらリレー6を切断してシステムの電源をオフにする(図3に示すステップS60)。
【0027】
運転者がIG7を操作してエンジンの運転状態を再びオンにし、リレー6がオン状態となったときには、メモリ203からモータ101の回転回数と回転角度を読み出し(図4に示すステップS70)、この値を初期値として設定し制御を開始する。
【0028】
なお、アクチュエータ1に通電していない場合、自動変速機4のシフトレンジは、ディテント機構40により保持されているので、IG7のオフ状態において自動変速機4のシフトレンジが切り換わることはない。つまり、IG7のオフ時にモータ101の回転回数と回転角度が変わることはない。従って、バッテリ5からモータ制御部201に電力が再度供給されたとき、メモリ203に記憶されたアクチュエータ1の回転位置と、アクチュエータ1の実際の回転位置とがずれてしまうことはなく、アクチュエータ制御回路2は正常にアクチュエータ1を制御することができる。
【0029】
以上説明したように、本発明の第1実施例による自動変速機のシフトレンジ切換装置においては、外部操作によって入力される切換指令に従いアクチュエータ1を駆動することにより、自動変速機4のシフトレンジを切換指令に対応したシフトレンジに制御する。そして、アクチュエータ1の回転位置および自動変速機4のシフトレンジ位置を不揮発性の書換可能なメモリ203に記憶し、バッテリ5からモータ制御部201に供給される電力が遮断され再度導入されたとき、メモリ203に記憶されたアクチュエータ1の回転位置および自動変速機4のシフトレンジ位置を読み出し初期値として設定する。
【0030】
このため、バッテリ5からモータ制御部201に電力が再度供給されたとき、上記の初期値を用いて制御を開始することで、アクチュエータ1の絶対位置を把握することができ、アクチュエータ1を駆動して自動変速機4のシフトレンジを切り換え、車両を走行させることが可能となる。
【0031】
さらに従来のように、アクチュエータ1の位置検出センサ103にアブソリュート型の位置センサ、またはポテンショメータのように常に絶対位置を検出できるセンサを用いたり、相対位置を検出できるセンサをアクチュエータ1に取り付け、常時通電してセンサの出力信号を処理して絶対位置に変換し、アクチュエータ1の位置を把握したりしなくてよいので、耐久信頼性を向上し、製造コストを低減することができる。
【0032】
また第1実施例においては、バッテリ5からモータ制御部201への電力の供給を遮断または導入するリレー6がバッテリ5からモータ制御部201への電力の供給を遮断する前に、メモリ203にアクチュエータ1の回転位置および自動変速機4のシフトレンジ位置を記憶する。このため、運転者がIG7を操作してエンジンの運転状態をオフにしバッテリ5からモータ制御部201への電力の供給を遮断した後、再び運転者がエンジンの運転状態をオンにしてバッテリ5からモータ制御部201に電力が再度供給されたとき、メモリ203に記憶されたアクチュエータ1の回転位置および自動変速機4のシフトレンジ位置を読み出して制御を開始する。したがって、アクチュエータ1の絶対位置を常に把握することができ、車両を確実に走行させることができる。
【0033】
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図5および図6に示す。第2実施例による自動変速機のシフトレンジ切換装置のシステム構成は、図1に示す第1実施例と同様であるので説明を省略する。
以下、第2実施例による自動変速機のシフトレンジ切換装置の作動について、第1実施例と異なる部分についてのみ、図1、図5および図6を用いて説明する。
【0034】
モータ制御部201は、IG7がオンの状態でリレー6の通電が保持されているとき、カウンタ202から出力されるモータ101の回転回数と回転角度をメモリ203に常に書き込む(図5に示すステップS80)。すなわち、メモリ203に記憶されているアクチュエータ1の回転位置および自動変速機4のシフトレンジ位置を現在位置に書き換える。
【0035】
ここで、バッテリ5やワイヤハーネス等の電気系統の寿命や故障などのトラブルにより、バッテリ5からモータ制御部201への電力の供給が遮断された場合、使用者は電気系統を点検・修理する。そして、電気系統が正常状態に復帰した後、運転者がIG7を操作してエンジンの運転状態を再びオンにし、リレー6がオン状態となったときには、メモリ203からモータ101の回転回数と回転角度を読み出し(図6に示すステップS00)、この値を初期値として設定し制御を開始する。
【0036】
第2実施例においては、バッテリ5からモータ制御部201への電力の供給を遮断または導入するリレー6がバッテリ5からモータ制御部201への電力の供給を導入している間、メモリ203に記憶されているアクチュエータ1の回転位置および自動変速機4のシフトレンジ位置を現在位置に書き換えることにより、アクチュエータ1の絶対位置を常に把握することができ、車両を確実に走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による自動変速機のシフトレンジ切換装置を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の第1実施例によるシフトレンジ切換装置のディテント機構の概略構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施例によるシフトレンジ切換装置の作動を説明するためのフロー図である。
【図4】本発明の第1実施例によるシフトレンジ切換装置の作動を説明するためのフロー図である。
【図5】本発明の第2実施例によるシフトレンジ切換装置の作動を説明するためのフロー図である。
【図6】本発明の第2実施例によるシフトレンジ切換装置の作動を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ
101 モータ
102 減速ギア
103 位置検出センサ
2 アクチュエータ制御回路
201 モータ制御部(制御手段)
202 カウンタ
203 メモリ(記憶手段)
204 信号入力段
3 シフトスイッチ
4 自動変速機
5 バッテリ(電源手段)
6 リレー(切換手段)
7 IG
8 NSW
40 ディテント機構(シフトレンジ切換機構)
Claims (2)
- 自動変速機のシフトレンジを、パーキングを含む各種走行レンジに切り換えるためのシフトレンジ切換機構と、
前記シフトレンジ切換機構の動力源となるアクチュエータと、
外部操作によって入力される切換指令に従い前記アクチュエータを駆動することにより、前記自動変速機のシフトレンジを前記切換指令に対応したシフトレンジに制御する制御手段と、
前記制御手段に電力を供給する電源手段と、
前記アクチュエータの回転位置および前記自動変速機のシフトレンジ位置を記憶する不揮発性の書換可能な記憶手段と、
前記電源手段から前記制御手段への電力の供給を遮断または導入する切換手段と、
を備え、
前記記憶手段は、前記切換手段が前記電源手段から前記制御手段への電力の供給を遮断する前に、前記アクチュエータの回転位置および前記自動変速機のシフトレンジ位置を記憶し、
前記制御手段は、前記電源手段から供給される電力が遮断され再度導入されたとき、前記記憶手段に記憶された前記アクチュエータの回転位置および前記自動変速機のシフトレンジ位置を読み出し初期値として設定することを特徴とする自動変速機のシフトレンジ切換装置。 - 自動変速機のシフトレンジを、パーキングを含む各種走行レンジに切り換えるためのシフトレンジ切換機構と、
前記シフトレンジ切換機構の動力源となるアクチュエータと、
外部操作によって入力される切換指令に従い前記アクチュエータを駆動することにより、前記自動変速機のシフトレンジを前記切換指令に対応したシフトレンジに制御する制御手段と、
前記制御手段に電力を供給する電源手段と、
前記アクチュエータの回転位置および前記自動変速機のシフトレンジ位置を記憶する不揮発性の書換可能な記憶手段と、
前記電源手段から前記制御手段への電力の供給を遮断または導入する切換手段と、
を備え、
前記記憶手段は、前記切換手段が前記電源手段から前記制御手段への電力の供給を導入している間、前記記憶手段に記憶されている前記アクチュエータの回転位置および前記自動変速機のシフトレンジ位置を現在位置に書き換えて記憶し、
前記制御手段は、前記電源手段から供給される電力が遮断され再度導入されたとき、前記記憶手段に記憶された前記アクチュエータの回転位置および前記自動変速機のシフトレンジ位置を読み出し初期値として設定することを特徴とする自動変速機のシフトレンジ切換装置。
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